JP6378377B2 - 滑り止めチェーン用の張力付与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋を有するハウジングと、滑り止めチェーンの引張ロープを張るための機構とを備える、滑り止めチェーン用の張力付与装置に関する。
現在の滑り止めチェーンにおいて、装着状態で、当該滑り止めチェーンの引張ロープを張ることができ、その後、引張方向に逆らう逆戻りを回避するような張力付与装置が、多数知られている。
特許文献1は、内部で滑り止めチェーンの引張索を巻取りドラムに巻き付けることが可能なハウジングを備える、滑り止めチェーン用の張力付与装置を記載している。ここでは、巻取りドラムは、ラッチ歯車に回転不能に結合されており、このラッチ歯車には、駆動機構を介して動作させることのできるばね付勢された歯止めが割り当てられている。また、巻取りドラムは、引張索を巻付け方向に巻き付けるようにばねによって付勢されている。引張索の巻付けは、ハウジングの外側からアクセス可能な駆動機構によって解除することができる。駆動機構は、巻取りロールの軸に対して平行な軸を中心に回転可能に支持されている駆動部品を備える。しかしながら、この既知の張力付与装置は、駆動部品の取扱いの点で実用的でない。駆動部品は、着泥又は着氷の場合でも容易に動かなくなる可能性がある。
特許文献2は、ハウジングを備える、滑り止めチェーン用の張力付与装置を記載している。ここでは、ハウジング内に引き込むことのできる滑り止めチェーンの引張索が、ハウジング内で軸を中心に回転可能に支持された、巻付け方向に付勢されている巻取りロールに連結されている。巻取りロールは、スプロケットに回転不能に結合されており、歯止めがそのスプロケットに噛み合う。スプロケットの動きは、歯止めの位置に応じて、巻付け方向又はその反対方向のいずれかにおいて制止することができる。ここではしかし、そのような張力付与機構を備える滑り止めチェーンは、車輪にきつく装着されている場合、例えば車輪の周囲の滑り止めチェーンが動くと、車両の車輪に損傷をもたらすおそれがあることが示されている。これは、特に速度が大きい場合に起こり得る。しっかりと密着するチェーンのそのような動きは、タイヤの摩滅及び損傷をもたらし得る。これは、より大きい寸法及びより大きい重量及び強力な負荷に起因して、特にトラックのタイヤの場合に当てはまる。
ハウジング及び弾性復元要素を備えるスノーチェーン用の張力付与装置は、特許文献3にも記載されている。ここでは、弾性復元要素が、ハウジング内に形成されているチャネル内に収納される。この弾性要素には、スノーチェーンの貫通部分と噛み合うことができるドーム状本体が設けられている。この既知の係止装置は、比較的大きい空間要件を必要とし、また、付勢の際の力の割合及びスノーチェーンの使用中の張りが常に十分というわけではない。
特許文献4の張力付与装置は、2つの引張索と協働する。ここでは、歯車の外面に、制止具とそれに対称的な制動具とが作用し、これにより、歯車の回転は、一方向又はもう一方向において阻害されるが、引き込み速さの効果的な減少は生じない。
特許文献5には、ハウジング内で滑り止めチェーンの引張索を巻取りロールに巻き付けることが可能である、スノーチェーン用の張力付与装置が記載されている。駆動機構によって、引張索を引張方向に逆らって制止することができる。巻取りロールは巻付け方向に付勢されている。さらに、係止方向が逆方向であり、それぞれにばね付勢された歯止めが割り当てられる2つのラッチ歯車が設けられ、これらのラッチ歯車は互いに回転不能に結合されている。歯止めは駆動部品によって、付随するラッチ歯車に交互に噛み合うことができる。この既知の張力付与装置の組立ては、その全体構成が複雑であるため、より労力を要し、それにより製造費も増す。
また、巻付け方向に付勢された巻取りロールを備える全ての既知の張力付与機構に当てはまるように、特に、索をより長く引き込む際に引き込み経路の端部において、張力付与装置のハウジング内への引張索のかなり大きい引き込み速さがもたらされる危険がある。これにより、索の端部によって使用者を傷付ける危険につながるおそれがある。
独国実用新案第29703911号 欧州特許出願公開第1935674号 欧州特許出願公開第1174292号 独国特許第102004037332号 欧州特許第1301361号
したがって、本発明の根底にある課題は、滑り止めチェーン用の張力付与装置であって、簡単な構造を有し、コスト効果的に製造することができ、製造時に非常に迅速に装着されるとともに、実際の使用時に特に素早い張力付与を可能にする、張力付与装置を提案することである。
本発明によれば、上記課題は、蓋を有するハウジングと、滑り止めチェーンの引張ロープを張るための機構とを備える、滑り止めチェーン用の張力付与装置によって達成される。この機構は、手動で操作することのできるダイヤルとして形成されており、このダイヤルは、蓋の中央開口を通って蓋を貫通して突出している。張力付与装置は、軸方向中央突出部を有する第1のラッチ歯車と、第1のラッチ歯車の軸方向に並んで配置されている第2のラッチ歯車とを更に備える。第2のラッチ歯車は中央開口を有し、この中央開口を通して、第1のラッチ歯車の軸方向中央突出部が挿通されている。第2のラッチ歯車は、引張ロープを巻き付けるための周囲溝を有する、周りを囲むスプロケットの軸方向後方にある環状領域を有し、この環状領域は、径方向内側除去部を有する。この除去部に、第1のラッチ歯車の中央突出部が突出し、中央突出部と除去部の内周面との間の径方向領域に渦巻ばねが位置している。渦巻ばねの径方向内側端部は第1のラッチ歯車の中央突出部に連結され、渦巻ばねの径方向外側端部は第2のラッチ歯車の内側除去部の内周面に連結されている。ダイヤルは、圧縮ばねを介してハウジング蓋の方向に軸方向に付勢されており、この付勢に逆らって、軸方向に所与の距離だけハウジングにダイヤルを押し込むことができる。蓋と第2のラッチ歯車との間には円形の中間プレートが更に介在している。この中間プレート上には圧縮ばねが支持され、中間プレートは、下面においてその中央に軸方向に突出する形状部を有し、この形状部は、第1のラッチ歯車の軸方向中央突出部と回転不能に噛み合う。張力付与装置は、2つの枢動可能な歯止めを更に備える。この歯止めは、ラッチ歯車のスプロケットにそれぞれ割り当てられ、ラッチ歯車との噛合い方向にばね付勢されている。噛合い状態において、それぞれのラッチ歯車は、渦巻ばねの引張方向に逆らって制止されるが、その反対方向には解放される。張力付与装置は駆動機構を備え、それにより、双方の歯止めは、第1の位置において双方のラッチ歯車と噛み合うことが可能であり、第2の位置において双方のラッチ歯車との噛合いから外すことが可能である。
本発明に係る張力付与装置は、ハウジング内に巻付け方向に付勢された引張ロープ用の巻取りロールが設けられている全ての既知の張力付与装置とは対照的なはたらきを有し、引き込まれる引張ロープにおいて最大張力を及ぼすのではなく、引張ロープ用の巻取り要素が、全く付勢されない引張ロープの解放状態にある構成を有する。本発明に係る張力付与構成においてハウジング内に設けられている双方のラッチ歯車は、軸方向に並んではいるが、互いに接触はせずに固定されている。張力は、まず、装着の際に、タイヤの走行面に滑り止めチェーンを被せた後、次いで、張力付与装置のハウジングの蓋から突出しているダイヤルを使用者が手動で対応して回転させることによってもたらされる。また、ダイヤルは、ダイヤルに対して蓋に密着している場合にもたらされる回転阻止を相殺するために、また、ダイヤルとその後方にある第2のラッチ歯車との間に設けられる中間プレートの形状係合による回転連動を達成するために、ハウジングに小さい距離だけ押し込まなければならない。それにより、ダイヤルの回転の際に中間プレートも同様に回転し、下面において中央に設けられた軸方向突出形状部が、第1のラッチ歯車の軸方向中央突出部と形状係合及び回転係合によって噛み合う。したがって、ダイヤルが押し込まれ、ダイヤルによって中間プレートと、中間プレートを越えて第1のラッチ歯車の軸方向中央突出部とが、ダイヤルとともに回転する場合には、軸方向中央突出部の回転によって渦巻ばねは等距離に広げられる。また、渦巻ばねの径方向外側端部に連結されている第2のラッチ歯車は、使用者がダイヤルを回転させる際に、渦巻ばねによって、第1のラッチ歯車の軸方向中央突出部と第2のラッチ歯車の内側除去部の内周面との間にそのような付勢が生成されるまで、初めは静止状態にあり、次いで、第2のラッチ歯車を動かすために、渦巻ばねを引張方向に導く。第2のラッチ歯車は、スプロケットの軸方向後方にある環状領域に、引張ロープを巻き付けるための受け溝が設けられており、引張方向における第2のラッチ歯車の回転の際に、増大する付勢力が引張ロープに生成される。その後、この付勢力は、引張ロープを引き締めるように、チェーンの装着の際に張力の結果として発生し得る引張動作をもたらすように、(静止している)タイヤに伝わる。ダイヤルを(例えば最大張力に達するまで)更に回転させると、これは過剰な張力として渦巻ばねに蓄積される。このことは、タイヤを動かす場合に引張ロープが更に張られることにつながり、それにより、チェーンが十分しっかりとタイヤに装着される。
駆動機構は、双方の歯止めが双方のラッチ歯車と噛合い状態に維持される第1の位置にあり、それにより、渦巻ばねの引張方向に向かっては制止されるにもかかわらず、反対方向には解放されている。それにより、ダイヤルによって手動で駆動される第1のラッチ歯車と、その後方にある第2のラッチ歯車とが渦巻ばねの引張方向に逆らって制止されることが保証され、渦巻ばねの張力の生成の際に双方のラッチ歯車の望ましくない逆戻りを阻止するようになっている。
その後の使用の後にタイヤに取り付けられた滑り止めチェーンを再び取り外す場合、駆動機構を第2の切替え位置に動かし、双方のラッチ歯車の歯止めをラッチ歯車との噛合いから外し、それにより、ラッチ歯車を双方の回転方向に解放するだけでよい。この解放により、その後、渦巻ばねを緩めることができるようになる。同時に、引張ロープが緩められ、また、予め動かされていた引張経路分、ハウジングから再び繰り出すことができる。
この静止状態において、渦巻ばねが緩められているために引張ロープには付勢がもたらされなくなるので、引張方向に付勢された巻取りロールにおいて知られている、引張ロープが高速でハウジング内に巻き戻るという事象が起こる可能性がない。
本発明に係る張力付与装置は、まず、非常に簡単かつ装着に適した構造を有し、この構造では、駆動機構の押し制御部と双方の歯止めとを除いて、他の全ての要素は同心に重なり合って配置され、或る方向すなわち上方に、或る構造において配置の転換なしに組立て可能である。さらに、この構造は比較的僅かな部材しか備えず、それらの略全てが射出成形部材として実現可能であり、そのため、製造に非常に好都合である。本発明に係る張力付与装置の組立ては、たった2分〜3分の装着時間で達成することができることが示されている。
本発明に係る張力付与装置は、実際の使用において、特に、タイヤの外側から見て中央に、タイヤの中心に配置されるように、例えば3対のブリッジ保持具のみを介してチェーンの外側留め具に固定されるように滑り止めチェーンに固定されている場合、非常に素早く張力付与することが可能である。
使用者がタイヤ保護チェーンを張ることは、同様に非常に迅速に行うことができる。実験によれば、ここでは使用者が約15秒でチェーンを張ることが可能であることが示されている。
渦巻ばねを有効に広げることができるダイヤルの回転方向は、構造的に予め設定することができる。しかし、ダイヤルの回転方向に関して時計回りに渦巻ばねを張るように構成されていることが特に望ましい。
本発明の好ましい態様では、ダイヤルの上面には、周りを囲む辺縁領域において、上方を向いたラッチが設けられている。上記辺縁領域の下方は蓋の中央開口の対応する辺縁領域に密着する。ラッチは、ダイヤルの押し込まれていない状態では、中央開口周囲に設けられたラッチ歯の周りの辺縁領域におけるハウジング蓋の下面と、圧縮ばねの付勢下で噛合い状態になり、ダイヤルは双方の回転方向に制止される。ここでは、装着の際、個々の構造要素を積み重ねることで個々の部材の装着が十分に可能となる、簡単に製造可能な構造に関する。
本発明の別の好ましい形態は、中間プレートの上面に中央リング部が設けられ、中央リング部は、蓋に対してダイヤルが押し込む圧縮ばねの軸方向端部分を受けることである。
本発明の更なる好ましい形態では、中間プレートの上面は、円形状に周りを囲んで設けられており、軸方向に高く突出した形状突出部が設けられ、下面に配置された軸方向形状突出部を有する蓋を押し込む際、回転不能にさせる形状噛合いをもたらすことが可能であり、それにより、ダイヤルと中間プレートとの間の必要とされる回転不能な結合が達成される。
本発明において使用可能な駆動機構は、様々な方法で達成することができる。特に好ましいのは、ハウジングに支持される駆動部品の形態で構成されることである。駆動部品は、円形断面形状に延在する移動経路に沿って、ハウジングにおいてラッチ歯車の中心軸を中心に可動に導かれ、また、ハウジングから突出している突起を有し、この突起によって2つの調整位置間で変位可能である。この形態は、非常に僅かな空間要件を有し、駆動機構の効果的な調整が可能である。
また、駆動部品は、2つのストリップ状のクランプを備える押し要素として構成され、外方に突出した突起の両側において、駆動部品の円形の移動経路の方向に延びる。駆動部品の突起に対向する側に、その場所に突出している制御本体が設けられており、これにより、2つの係止レバーが、駆動機構の1つの切替え位置において、双方のラッチ歯車のスプロケットとの噛合い状態になり、一方、駆動機構の別の切替え位置において、双方のラッチレバーは、ラッチ歯車との噛合いから外れた状態に維持されている。これにより、使用者にとって簡単に操作可能であり、双方の切替え位置間で迅速に切替え可能な構成がもたらされる。
本発明に係る張力付与装置の更なる有利な態様は、駆動機構が、双方の切替え位置間に中間切換え位置を更に有するように構成されることにより達成される。このとき、第1のラッチ歯車の係止レバーのみが噛合いから外れるが、それと同時に、別の係止レバーは第2のラッチ歯車との噛合い状態にある。この形態では、チェーンの取外しの前に、双方のラッチ歯車を同時に解放するのではなく、まず第1のラッチ歯車のみを解放し、第1のラッチ歯車に支持されている渦巻ばねの全体張力の一部が解放され、その後初めて、駆動機構の第2の端位置に再び切り替えられ、第2のラッチ歯車に作用する残りの張力が解放される。それにより、段階的に、引張ロープの全体張力のより好都合な解放を行うことができる。
同心構成の結果、本発明に係る張力付与装置の略全ての構造上の個々の要素は、ごく僅かな空間要件のみを有し、同様に略全ての構造上の個々の要素を射出成形部材として形成することが可能であるため、非常に小さい総重量ももたらされる。同時に、使用者による操作が非常に簡単であり、当該滑り止めチェーンの装着又は取外しは、必要となる張力付与又は張力解除も含めて、特に迅速に可能になる。
以下、本発明を、図面に基づいて原則的に例として、より詳細に説明する。
本発明に係る張力付与機構の分解斜視図である。 駆動機構の第1の切替え位置において示される、蓋が取り外され、部分的に切り欠かれた状態の本発明に係る張力付与機構の斜視図である。 駆動機構の第2の位置にある、図2の図解である。 本発明に係る張力付与装置が設けられている滑り止めチェーンを取り付けたタイヤの斜視図である。 駆動機構が第1の切替え位置にある、蓋、ダイヤル及び中間プレートを除いた、本発明に係る張力付与機構の第2の実施形態の上面図である。 駆動機構が中間切替え位置にある、蓋、ダイヤル及び中間プレートを除いた、本発明に係る張力付与機構の第2の実施形態の上面図である。 駆動機構が第2の切替え位置にある、蓋、ダイヤル及び中間プレートを除いた、本発明に係る張力付与機構の第2の実施形態の上面図である。 蓋の下面から切り取られた、下面に位置合わせされた中間プレートの拡大された詳細斜視図である。
添付の図面は、本発明に係る張力付与装置の2つの実施形態を示している。図1〜図3は、第1の実施形態を描写し、図5〜図7は、第1の実施形態とはいくらか異なる第2の実施形態を描写している。また、全ての図において、同じ部材には同じ参照符号が付されている。
まず、タイヤ22に装着されている滑り止めチェーン21を斜視図において示す図4の図解に関して述べる。
タイヤ22の正面には、その中央に、引張索23を張るための張力付与装置1が配されている。また、張力付与装置1は、張力付与装置1の周囲に均等に配されているとともに実質的に張力付与装置1の径方向に広がっている3対の保持用要素24を介して、滑り止めチェーン21の周りを囲む外側留め具25に固定されている。そのため、張力付与装置1は常に、装着された滑り止めチェーン21の中央に保持される。
次に、張力付与装置1は、図1では分解斜視図で描写されている。
張力付与装置1は、蓋3及び底部材6から構成されるハウジング2を備え、蓋3には中央円形開口20が形成されていることが、図1から明らかである。
さらに、手動で操作可能なダイヤル4が設けられており、ダイヤル4は、完全な装着状態において開口20を下から上に貫通して突出する。
ダイヤル4の基部には、狭く径方向外方に張り出した、周りを囲むラッチ輪26が設けられており、ラッチ輪26のラッチ27は上方に突出している。
この周りを囲むラッチ輪26は、蓋3の上側開口20よりもいくらか大きい直径を有し、それにより、組立て状態において、ラッチ輪26のラッチ27が、蓋3の上側開口20の周りを囲む辺縁領域の周囲に対応して配置される下向きのラッチ28に対して、回転不能にさせる形状係合状態になり、ダイヤル4が双方の回転方向において蓋3に対して回転し得るのを阻止する。
ダイヤル4の下側には、円形中間プレート5が設けられている。円形中間プレート5は、その上面において、円筒状に上方に突出した中央リング部30を保持し、組立状態では、圧縮ばね31の軸方向端部分を受ける。このようにして、圧縮ばね31は、中間プレート5において軸方向に支持することができ、一方、軸方向に対向する端部において蓋3の下面に密着する。この相互の割当ては、図8の詳細図から特によく見て取ることができる。ここでは、一方では圧縮ばね31と、他方ではダイヤル4及び中間プレート5の下面との相対的な配置が拡大された縮尺で示されている。
ハウジング2の底部材6には、射出成形部材として底部材6と一体的に形成された状態で、円形に周りを囲む軸方向に上方を向いた周壁7が形成されている。周壁7は、第1のラッチ歯車8を嵌め込むことができる収容空間を径方向に囲む。第1のラッチ歯車8は、下面の周囲にスプロケット11が設けられている。スプロケット11には、枢動可能な歯止め14が割り当てられ、歯止め14は、回転を阻止するスプロケット11の歯との形状噛合い状態で枢動することができる。この位置は、図1の分解図において示されている。
第1のラッチ歯車8には、円筒状に周りを囲むジャケット面を有する、中央に軸方向上方に突出する中央突出部9が設けられている。
軸方向のすぐ後方において、第1のラッチ歯車8には第2のラッチ歯車10が割り当てられ、第2のラッチ歯車10には、同様に下面において径方向に周りを囲むスプロケット12が設けられている。スプロケット12は、ここでも枢動可能な歯止め15が割り当てられ、スプロケット12の歯との噛合い位置で枢動可能である。これは、図1の分解図において示されている。ここでは、第2のラッチ歯車10は、反時計回りの回転方向において制止されるが、反対方向では自由に回転することができる。
歯止め14及び15は、組付け状態において、スプロケット11及び12との噛合い位置に向かう方向に好適な方法でばね付勢されている。双方の歯止め14、15の噛合い状態において、それぞれのラッチ歯車8又は10は反時計回りに制止されるが、時計回りには自由に回転可能である。
底部材6の環状の周壁7には、好適な位置に除去部32が設けられており、除去部32によって、装着状態において、双方の歯止め14及び15が径方向に、双方のラッチ歯車8及び10のスプロケット11及び12との噛合い状態で、外側から枢動することができる。この状態は図2に示されている。この図では、よりよく示すために、ダイヤル4はおおよそ半分に切り欠かれ、この下にある中間プレート5も部分的に切り欠かれて示されている。また、図2及び図3の図解において、それぞれ蓋3は省略されている。
第2のラッチ歯車10は、下方で周りを囲むスプロケット12の軸方向上方に環状領域33が設けられており、その径方向外側に周囲溝34が形成されている。周囲溝34は、引張ロープ(図1には示されていない)を巻き付けるのに使用される。さらに、環状領域33は、内側除去部35及び第2のスプロケット12の軸方向下側の端部に、径方向に閉鎖された底プレート36を備え、底プレート36は、中央に貫通開口37が設けられている。
組立て状態では、第1のラッチ歯車8が、環状の周壁7に囲まれた底プレート36の受け部内に位置するとともに、第2のラッチ歯車10が第1のラッチ歯車8の軸方向上方に配置されている場合、第1のラッチ歯車8の軸方向中央突出部9は、底プレート36の開口37を軸方向上方に貫通して突出する。この部材の寸法決めは、重なり合うラッチ歯車8及び10において、第2のラッチ歯車10の環状領域33の径方向内側除去部35内に第1のラッチ歯車8の軸方向中央突出部9が、その上端部が第2のラッチ歯車10の軸方向上端部に達するまで又は略達するまで軸方向に突出するように実施されている。
張力付与装置1は、渦巻ばねの形態の引張ばね40を更に備える。引張ばね40は、径方向内側にある端部18及び径方向外側にある端部19を有する。
組付け状態では、第2のラッチ歯車10の径方向除去部35内に引張ばね40が配置され、引張ばね40は、第2のラッチ歯車10の底プレート36上にある。また、径方向外側端部19は、好適な方法で除去部35の内周に結合され、径方向内側端部18は、軸方向中央突出部9の外周面において第1のラッチ歯車8に固定されている。
組立て状態では、ラッチ歯車8及び10並びにラッチ歯車10に配置された引張ばね40の構造上に円形の中間プレート5が位置する。中間プレート5は、下面において中央に下向きに突出する中央形状部38を有する。
この形状部38は、中央において、第1のラッチ歯車8の軸方向中央突出部9の上面から内部空間に入り込み、それにより、中間プレート5と第1のラッチ歯車8との間に回転不能な結合がもたらされる。中間プレート5の下面における中央形状部38の構造は、図8の詳細図からよく見て取ることができる。
中間プレート5は、上面において、その場所にある中央リング部30の他に、周囲に配置された軸方向上方に突出する形状突出部17も更に設けられている。形状突出部17は、ダイヤル4が軸方向にいくらか蓋3に押し込まれている場合、ダイヤル4の下面に対応して配される軸方向形状突出部13と形状係合効果のある噛合い状態で形状係合されて噛み合う。ダイヤル4が常に使用者によっていくらか押し込まれる状態に維持されなければならないこの状態では、ダイヤル4の回転は、中間プレート5及び第1のラッチ歯車8の適切な回転をもたらす。また、全体構造は、第1のラッチ歯車8の軸方向の中央突出部9の、ひいては第1のラッチ歯車8に固定された引張ばね40の径方向内側端部18を介して同時にはたらく、ダイヤル4の回転に際して、引張ばね40が張力を生成するように意図されていることが特に望ましい。また、ラッチ歯車8及び10には、スプロケット11及び12と、対応する歯止め14及び15とが設けられ、ダイヤルを回転させる際に引張ばね40の張力が時計回りに生じるようになっている。双方のラッチ歯車8及び10の望ましくない逆戻りは、この方向において制止を行う歯止め14及び15とスプロケット11及び12との歯の噛合いによって阻止される。
使用者がダイヤル4を離すとすぐに、ダイヤル4は、圧縮ばね31によって上方に蓋3に対して再び押され、それにより、ダイヤル4のラッチ26とラッチ28とが、蓋3の開口20の周りに再び回転不能な噛合いをもたらす。
最後に、張力付与装置1はまた、可動な駆動機構を更に備え、これにより、双方の歯止め14、15は、駆動機構の第1の位置においてラッチ歯車8及び10と噛み合い、それを維持することができ(これは図2に示されている)、一方、駆動機構の第2の位置において、双方のラッチ歯車との噛合いから外れ、それを維持することができる(図3を参照)。
駆動機構は、底部材6又はハウジング2から外方に突出する突起39を更に備え、円形断面形状に曲げられた2つの側方ウイング41及び42を(突起の両側のそれぞれの後ろに)備え、これにより、底プレート6又はハウジング2において好適な方法で変位するように支持される。これは、例えば、図2及び図3の図解から明らかであり、これに関してはこれらの図が参照される。
駆動機構の突起39に対向する側には、径方向内方に突出する制御本体43が形成されている。制御本体43は、駆動機構(図2)の第1の位置において双方の歯止め14、15と相互作用せず、歯止め14、15は、双方のラッチ歯車8及び10のそれぞれのスプロケット11及び12との噛合い位置においてばね付勢されて噛み合う。
突起39が変位方向の別の端部に動く場合、図3に示されているように、制御本体43によって双方の制御ラッチ14、15が、ラッチ歯車8及び10のスプロケット11及び12との噛合い位置の形状係合から外れて自由になり、それにより、ばね40が完全に緩み、したがって引張ロープも緩められる。
図1から更に見て取れるように、(図1には示されていない)引張ロープは、第2のラッチ歯車10の環状領域33における周囲溝34の環状周壁7にある引張ロープ入口44において、張力付与機構1のハウジングに引き込まれる。
ここで、図5〜図7において、上面図における部分的に切断された図解(原則にすぎず、ほとんどの機能要素の図が省かれている)において、駆動機構が2つではなく3つの調整位置をとることができる張力付与機構1の更なる実施形態が示されている。
図5は第1の調整位置を示している。この位置では、突起39の代わりに設けられた駆動機構の駆動要素45がその端位置(図5における右端)にある。この図は、この端位置において双方の歯止め14及び15が、図2による調整位置と同様、概してそれぞれ割り当てられたラッチ歯車8及び10(又はスプロケット11及び12)との噛合い状態にある。この位置では、張力付与装置1が動作し、いくらか押し込まれたダイヤル4の回転により、引張ばね40の張力が生じ得る。
次に、図7は、調整経路の別の端部における駆動機構の位置を示している。この切替え位置は、図3に示されている第2の切替え位置に相当する。この位置では、駆動機構によって双方の歯止め14、15が双方のラッチ歯車8及び10との噛合いから外れ、それが維持される。それにより、ここでは引張ばね40及び引張ロープ23が完全に緩められる。
図1〜図3に示されている実施形態とは異なり、図5〜図7に示されている張力付与装置1の実施形態では、図6に示されている中間調整位置が駆動機構において更に設けられている。ここでは、駆動機構の双方の移動方向の端における双方の端位置の間の中間位置において、第1のラッチ歯車8の歯止め14のみが噛合い位置から回転して外れ、一方、第2の歯止め15は、割り当てられた第2のラッチ歯車10と引き続き噛合い状態にある。この中間位置では、まず引張ばね40の張力の大部分を解放することができ、その後、別の歯止め15が第2のラッチ歯車10を解放する図7による端位置に駆動機構を更に動かす際、引張ばね40及び引張索23における残りの張力が更に解放される。
この形態の利点は、図5〜図7に示されているように、取外しの前に、システム内にある全付勢を突然解放するのではなく、2段階の段階を踏み、それにより、張力の解放の際に張力付与機構1の個々の要素にかかる負荷を、より少ないものとすることができることにある。
突起39又は駆動要素45は、それぞれその両側に、移動経路の方向に延在するウイング41、42を備える。ウイング41、42は、伸張長さにわたって同じ幅にストリップ状に形成されていることが好ましい。突起39又は駆動要素45は、それぞれ円形断面形状に方向付けられた円形経路に沿って、互いに軸上で位置合わせされた双方のラッチ歯車8及び10の中心軸の周りを動く。
また、図1の図解から明らかなように、駆動機構及び双方の歯止め14、15を除いて、この装置の他の全ての構造要素は互いに中心軸に沿って配置されるとともに位置合わせされ、そのため、装着の際に、これらの部材を中央の中心軸に沿って互いに押し付けることが行われ得ることに留意されたい。このような構成は、製造の際に、たった2分〜3分で装着可能であることが示されている。
実際の使用において、そのような張力付与装置1が設けられた滑り止めチェーン21は、第2の位置に調整された張力付与装置1の駆動機構(歯止め14及び15はラッチ歯車8及び10との噛合いから外れている)によって、直立したタイヤ22を想定する場合、タイヤ22の走行面を介して背面に導かれる。次いで、張力付与装置1において、駆動機構が第1の位置に調整され、この位置において、双方の歯止め14及び15がラッチ歯車8及び10と噛合い状態になる。その後、使用者がダイヤル4を手動でいくらか(例えば3mm〜4mm)張力付与装置のハウジングに押し込むと、それにより、中間プレート5との回転不能な噛合いが達成される。押し込まれた状態では、その後、ダイヤル4が時計回りに回転し、それにより、中間プレート5及び中間プレート5と中央突出部9を介して回転不能に結合される第1のラッチ歯車8が同じ回転方向に駆動される。中央突出部9は、反対方向には、歯止め14によって完全に制止される。回転する中央突出部9によって、内側端部18に結合された引張ばね40が徐々に張られる。或る特定の張力が達成されると、第2のラッチ歯車10も引張ばね40を介して同じ回転方向に同様に始動され、ここでも反対方向の動きは歯止め15によって阻止される。第2のラッチ歯車10の回転は、第2のラッチ歯車10に連結された引張ロープに伝えられ、引張ロープを張る。過剰な付勢力は引張ばね40に蓄積され、タイヤ22がいくらか動かされると解放される。それにより、概して滑り止めチェーン21を車輪22にしっかりと良好に取り付けることが確実になる。第2のラッチ歯車10が引張方向に逆らって第2の歯止め15によって回転阻止されるため、滑り止めチェーン21の引張ロープの望ましくない緩みは起き得ない。
滑り止めチェーン21の取外しのためには、張力付与装置1の駆動機構が別の(第2の)調整位置にされ、それにより、双方の歯止め14、15がラッチ歯車8及び9との噛合いから外される。それにより、この構造を自由に緩めることができる。
3つの調整位置を有する駆動機構が張力付与装置に使用される場合、取外しのためには、まず、駆動機構が中間位置にされ、張力の一部が解放される。これが実行されると、第2の調整位置に調整することにより、残りの張力を更に解放することができる。

Claims (7)

  1. 滑り止めチェーン用の張力付与装置(1)であって、
    該張力付与装置(1)は、
    蓋(3)を有するハウジング(2)と、
    滑り止めチェーン(1)の引張ロープ(23)を張るための機構と
    を備え、
    該機構は、手動で操作可能なダイヤル(4)として構成されており、
    該ダイヤル(4)は、前記蓋(3)の中央開口を貫通して突出し、
    該張力付与装置(1)は、
    周りを囲むスプロケット(11)を備え、軸方向中央突出部(9)を有する第1のラッチ歯車(8)と、
    該第1のラッチ歯車(8)の軸方向に並んで配置される、中央開口(37)を有する第2のラッチ歯車(10)と
    を更に備え、
    前記中央開口(37)を通して、前記第1のラッチ歯車(8)の前記軸方向中央突出部(9)が挿通され、
    前記第2のラッチ歯車(10)は、環状領域(33)を有し、
    前記環状領域(33)は、周りを囲むスプロケット(12)の軸方向に、前記ダイヤル(4)に向かって延び、かつ前記引張ロープ(23)を巻き付けるための周囲溝(34)を有し、
    前記環状領域(33)は、径方向内側除去部(35)を有し、前記径方向内側除去部(35)内に、前記第1のラッチ歯車(8)の前記軸方向中央突出部(9)が突出し、前記径方向内側除去部(35)内で、前記軸方向中央突出部(9)と前記径方向内側除去部(35)の内周面との間の径方向領域に渦巻ばね(40)が位置し、
    該渦巻ばね(40)の径方向内側端部(18)は、前記第1のラッチ歯車(8)の前記軸方向中央突出部(9)に連結され、
    前記渦巻ばね(40)の径方向外側端部(19)は、前記第2のラッチ歯車(10)の前記径方向内側除去部(35)の前記内周面に連結されており、
    前記ダイヤル(4)は、圧縮ばね(31)によって軸方向に前記蓋(3)の方向に付勢されるとともに該蓋(3)に対して回転不能に制止され、前記付勢に逆らって回転阻止から解放されると、前記ハウジング(2)内に所与の長さだけ軸方向に押し込むことが可能であり、
    円形中間プレート(5)が蓋(3)と第2のラッチ歯車(10)との間に更に介在し、前記円形中間プレート(5)上に前記圧縮ばね(31)が支持され、
    前記円形中間プレート(5)は、前記第1のラッチ歯車(8)に面する、前記円形中間プレート(5)の面において、その中央に軸方向に突出する形状部(38)を有し、
    該形状部(38)は、前記第1のラッチ歯車(8)の前記軸方向中央突出部(9)と回転不能に噛み合い、
    該張力付与装置(1)は、枢動可能な2つの歯止め(14、15)を更に備え、
    該歯止め(14、15)は、ラッチ歯車(8、10)の前記スプロケット(11、12)にそれぞれ割り当てられ、前記スプロケット(11、12)との噛合いのためにばね付勢されており、
    噛合い状態において、前記それぞれのラッチ歯車(8、10)は、前記渦巻ばね(40)の引張方向に逆らって制止されるが、その反対方向には解放され、
    該張力付与装置(1)は駆動機構を備え、それにより、双方の歯止め(14、15)は、第1の位置において双方のラッチ歯車(8、10)と噛み合うことが可能であり、第2の位置において双方のラッチ歯車(8、10)との噛合いから外すことが可能である、
    張力付与装置。
  2. 前記ダイヤル(4)には、前記蓋(3)に面する、周りを囲む辺縁領域の面に、ラッチ(27)が設けられており、
    該ラッチ(27)は、前記ダイヤル(4)の押し込まれていない状態では、前記ダイヤル(4)に面し、前記蓋(3)の中央開口(20)の周囲に配されているラッチ歯(28)と、前記圧縮ばね(31)の付勢下で、噛合い、前記ダイヤル(4)が双方の回転方向において制止されることを特徴とする、請求項1に記載の張力付与装置。
  3. 前記円形中間プレート(5)の、前記蓋(3)の方向の面には、中央リング部(30)が設けられており、該中央リング部(30)は、前記圧縮ばね(31)の軸方向端部分を受ける、
    請求項1又は2に記載の張力付与装置。
  4. 前記円形中間プレート(5)の、前記蓋(3)の方向の面には、環状に周りを囲む軸方向に突出する形状突出部(17)が設けられており、該形状突出部(17)は、前記ダイヤル(4)を押し込む際、前記ダイヤル(4)の前記円形中間プレート(5)に面する面に配された軸方向形状突出部(13)によって、回転不能にさせる形状噛合いをもたらすことができる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の張力付与装置。
  5. 前記駆動機構は、前記ハウジング(2)に支持される、円形断面形状で延在する移動経路に沿って可動な駆動部品(39)の形態で構成されており、該駆動部品(39)は、前記ハウジング(2)から突出する突起(39)を有し、該突起(39)によって、2つの調整位置間で変位させることが可能である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の張力付与装置。
  6. 前記駆動部品は、外方に突出する前記突起(39)の両側に、円形の移動経路の方向に延在するストリップ状のウイング(41、42)を備える押し要素として構成され、
    該押し要素は、前記突起(39)に対向する側に、その場所に突出している制御本体(43)が設けられており、
    該制御本体(43)によって、前記2つの歯止め(14、15)は、前記駆動機構の1つの切替え位置において、双方のラッチ歯車(8、10)の前記スプロケット(11、12)との噛合い状態にあり、一方、前記駆動機構の別の切替え位置では、双方の歯止め(14、15)が、前記ラッチ歯車(8、10)との噛合いから外れた状態に維持されている、
    請求項5に記載の張力付与装置。
  7. 前記駆動機構は、その双方の切替え位置の間に中間切替え位置を更に有し、該中間切替え位置では、前記第1のラッチ歯車(8)の前記歯止め(14)のみが前記第1のラッチ歯車(8)との噛合いから外れ、一方、別の前記歯止め(15)はまだ前記第2のラッチ歯車(10)との噛合い状態にあるように構成されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の張力付与装置。
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