JP6376659B2 - 液圧発生装置 - Google Patents
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Description
この特許文献1,2に記載の技術において、電動モータの回転駆動力は、駆動側プーリと、従動側プーリと、これらに架け渡されたベルトとによって伝達される。
このため、液圧発生装置において、無端状の伝達部材であるベルトの幅方向の占有領域が大きくなってしまい、レイアウト性があまり良くないという課題がある。
したがって、無端状の伝達部材の係合幅を適切に確保しつつ、出力部材の中心軸方向における液圧発生装置の寸法の増大を抑制することができる。
なお、以下に示す図面において、同一の部材または相当する部材には同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
車両用ブレーキシステム100は、エンジン(内燃機関)のみを動力源とする自動車のほか、エンジンと走行用電動モータとを併用するハイブリッド自動車や、走行用電動モータのみを動力源とする電気自動車・燃料電池自動車等にも搭載することができる。
基体10には、マスタシリンダ20と、スレーブシリンダ30と、第一切替弁15a及び第二切替弁15b(以下、「切替弁15a,15b」ともいう)と、ストロークシミュレータ40と、が設けられている。
ストロークセンサ19、電磁弁13,15a,15b,15c及び圧力センサ18a,18bは、本体部10aの右側面に開口している複数の取付穴10m,10n,10qに装着されている。
また、突出部10iの周壁部の上端部には、凸条10jが形成されている。凸条10jは突出部10iの軸方向(左右方向)に延在している。
第二シリンダ穴31の底面31aは突出部10i内に配置されている。すなわち、第二シリンダ穴31の底部は、突出部10i内に配置されており、制御装置50のハウジング51内に収容されている。
二つのリザーバユニオンポート17,17の底面には、第一シリンダ穴21の内周面に通じている連通穴17a,17aが開口している。一方の連通穴17aには、第二シリンダ穴31の内周面に通じている給液路17bが連結されている。
また、リザーバ26の給液管26bにはメインリザーバ(図示せず)から延ばされたホース26cが連結されている。
第二シリンダ穴31の底面31aと第二ピストン32との間には圧力室31cが形成されている。圧力室31cにはコイルばねからなる弾性部材33が収容されている。
第二シリンダ穴31の内周面には、リザーバユニオンポート17(図1参照)に通じる給液路17bが開口しており、給液路17bから第二ピストン32の周壁部に形成された給液ポート32aを通じて、圧力室31cにブレーキ液を供給することができる。
また、第三ピストン42の周壁部には、複数の給液ポート42aが形成されている。そして、分岐液圧路12から各給液ポート42aを通じて、第三ピストン42内にブレーキ液が流入するとともに、第三ピストン42内から各給液ポート42aを通じて、分岐液圧路12にブレーキ液が流出するように構成されている。
また、第三シリンダ穴41の内周面に設けられたシール部材45と、各給液ポート42aとの距離Laは、蓋部材43と第三ピストン42との距離Lbよりも大きく設定されている。これにより、第三ピストン42が最も蓋部材43側に移動した場合でも、各給液ポート42aはシール部材45よりも底面41a側に位置している。
図1に示すように、二つのメイン液圧路11a,11bは、マスタシリンダ20の第一シリンダ穴21を起点とする液圧路である。
第一メイン液圧路11aは、マスタシリンダ20の底面側圧力室21cに通じている。また、第二メイン液圧路11bは、マスタシリンダ20の開口側圧力室21dに通じている。両メイン液圧路11a,11bの終点である二つの出力ポート16,16には、液圧制御装置2に至る配管Ha,Hbが連結されている。
また、分岐液圧路12には常閉型電磁弁13が設けられている。常閉型電磁弁13は、第一シリンダ穴21と第三シリンダ穴41との連通状態を遮断可能な電磁弁である。
第一切替弁15aは、電磁弁であり、非通電時の第一ポジション(初期状態)においては、第一メイン液圧路11aの上流側(マスタシリンダ20側)と下流側(出力ポート16側)とを連通しつつ、第一連絡液圧路14aと第一メイン液圧路11aとを遮断する。
また、第一切替弁15aは、通電時の第二ポジションにおいては、第一メイン液圧路11aの上流側と下流側とを遮断しつつ、第一連絡液圧路14aと第一メイン液圧路11aの下流側とを連通する。
第二切替弁15bは、電磁弁であり、非通電時の第一ポジション(初期状態)においては、第二メイン液圧路11bの上流側(マスタシリンダ20側)と下流側(出力ポート16側)とを連通しつつ、第二連絡液圧路14bと第二メイン液圧路11bとを遮断する。
また、第二切替弁15bは、通電時の第二ポジションにおいては、第二メイン液圧路11bの上流側と下流側とを遮断しつつ、第二連絡液圧路14bと第二メイン液圧路11bの下流側とを連通する。
第二圧力センサ18bは、第二切替弁15bよりも下流側に配置されており、第二連絡液圧路14bと第二メイン液圧路11bの下流側とが連通しているときには、スレーブシリンダ30で発生したブレーキ液圧を検知する。
図2に示すように、ストロークセンサ19は、基体10の本体部10aの右側面10hに形成されたストロークセンサ用の取付穴10mに取り付けられている。
なお、ロッドP1には磁石(図示せず)が取り付けられている。ストロークセンサ19は、ロッドP1の移動による磁界の変動を検出することで、ロッドP1の位置を検出する。さらに、ストロークセンサ19は、ロッドP1の位置を示す検出信号を制御装置50に出力する。制御装置50では、ストロークセンサ19からの情報に基づいて、ブレーキペダルPの踏み込み量を検出する。
なお、図示は省略するが、液圧制御装置2は、電磁弁やポンプ等が設けられた液圧ユニット、ポンプを駆動するためのモータ、電磁弁やモータ等を制御するための制御装置等を備えている。
図1に示すように、車両用ブレーキシステム100では、車両のイグニッションスイッチがONになったり、ブレーキペダルPが僅かに操作されたことをストロークセンサ19が検出したりすると、第一切替弁15aは、第一メイン液圧路11aの上流側と下流側とを遮断しつつ、第一連絡液圧路14aと第一メイン液圧路11aの下流側とを連通する。また、第二切替弁15bは、第二メイン液圧路11bの上流側と下流側とを遮断しつつ、第二連絡液圧路14bと第二メイン液圧路11bの下流側とを連通する。また、常閉型電磁弁13は開弁する。
したがって、ベルト64の駆動側プーリ62及び従動側プーリ65との係合幅を適切に確保しつつ、出力部材63の中心軸L2方向における液圧発生装置1の寸法の増大を抑制することができる。
2 液圧制御装置
10 基体
10a 本体部
10b カバー
15a 第一切替弁(切替弁)
15b 第二切替弁(切替弁)
20 マスタシリンダ
30 スレーブシリンダ
31 第二シリンダ穴
32 第二ピストン(ピストン)
50 制御装置
61 電動モータ
61b 回転軸
62 駆動側プーリ(入力部材)
63 出力部材
64 ベルト(無端状の伝達部材)
65a 係合部
65b 固定部
65 従動側プーリ(回転輪)
66 変換機構
67 ナット部材(回転部材)
69 ねじ軸(直動部材)
71a,71b 軸受部材
100 車両用ブレーキシステム
L2 出力部材の中心軸
L4 駆動側プーリ(入力部材)の中心軸
P ブレーキペダル
W ホイールシリンダ
Claims (5)
- 電動モータの駆動によってピストンを移動させてブレーキ液圧を発生可能な液圧発生装置であって、
前記電動モータが固定される基体と、
前記電動モータの回転軸に接続する入力部材と、
前記入力部材の中心軸に平行な中心軸を有するとともに前記入力部材に連動して前記ピストンを駆動させる出力部材と、
前記入力部材と前記出力部材とに架け渡される無端状の伝達部材と、
前記出力部材を前記基体に対して回転可能に支持する軸受部材と、を備え、
前記伝達部材は、前記軸受部材の少なくとも一部と、前記出力部材の中心軸に垂直な方向から見て重ねて配置されており、
前記出力部材は、前記入力部材から前記伝達部材を介して回転駆動力が伝達される回転輪を備え、
前記回転輪は、前記伝達部材と係合する係合部と、該係合部に連設され、前記回転輪の回転駆動力を受けることにより回転する回転部材に固定される固定部と、を有し、
前記固定部は、前記係合部よりも前記出力部材の中心軸方向の寸法が小さく形成されていることを特徴とする液圧発生装置。 - 前記出力部材は、前記回転輪の回転駆動力を前記ピストンの軸方向における直線方向駆動力に変換する変換機構を備え、
前記変換機構は、前記回転部材と係合して軸方向に移動可能に設けられる直動部材を備え、
前記固定部は、前記変換機構の前記回転部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載の液圧発生装置。 - 前記軸受部材は、前記固定部の軸方向両側に少なくとも一つずつ配置され、
前記伝達部材は、少なくとも一つの前記軸受部材における少なくとも一部と、前記出力部材の中心軸に垂直な方向から見て重ねて配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液圧発生装置。 - 前記基体は、前記入力部材、前記出力部材及び前記伝達部材を覆うカバーを備え、
前記カバーは、前記軸受部材を内部に配置しつつ支持していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液圧発生装置。 - 前記基体には、
運転者のブレーキ操作によってブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダと、
前記電動モータの駆動によってブレーキ液圧を発生させるスレーブシリンダと、
前記マスタシリンダがホイールシリンダに連通する状態と前記マスタシリンダが前記ホイールシリンダから遮断される状態とを切り替える切替弁と、が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液圧発生装置。
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