JP6376646B2 - 電磁弁及び車両用ブレーキ液圧制御システム - Google Patents
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Description
また、本発明は、貫通孔を有するバルブボディと、前記貫通孔内を摺動すると共に、弁座に着座する弁体と、前記バルブボディの軸方向と交差する方向に形成されて前記バルブボディ内の前記貫通孔と前記バルブボディ外の通路とを連通させる第1連通孔と、前記第1連通孔から前記貫通孔側に異物が進入することを防止する内フィルタ部材と、を備え、前記内フィルタ部材は、前記第1連通孔に臨む位置で前記貫通孔の内面と前記弁体の外周面との間に配置され、前記弁体は、前記貫通孔の孔壁に摺接する摺動部と、前記内フィルタ部材を貫通する貫通部とを有し、前記貫通部は、前記摺動部と比較して縮径されており、前記貫通部と前記内フィルタ部材との間には、クリアランスが設けられることを特徴とする。
さらに、本発明は、貫通孔を有するバルブボディと、前記貫通孔内を摺動すると共に、弁座に着座する弁体と、前記バルブボディの軸方向と交差する方向に形成されて前記バルブボディ内の前記貫通孔と前記バルブボディ外の通路とを連通させる第1連通孔と、前記第1連通孔から前記貫通孔側に異物が進入することを防止する内フィルタ部材と、固定コアと、前記固定コアに対して移動可能な可動コアと、を備える電磁弁であって、前記内フィルタ部材は、前記第1連通孔に臨む位置で前記貫通孔の内面と前記弁体の外周面との間に配置され、前記弁座は、間隔をあけて対向する第1弁座及び第2弁座を有し、前記弁体は、前記可動コアによって前記固定コアの軸方向に沿って摺動する弁ロッドと、前記第1弁座と前記第2弁座との間に配置され、前記弁ロッドの変位に応じて前記第1弁座又は前記第2弁座に着座可能に設けられるボール弁とを有することを特徴とする。
図1に示す車両用ブレーキ液圧制御システム10は、電気信号を伝達してブレーキを作動させるバイ・ワイヤ(By Wire)式のブレーキシステムと、電源OFF及びフェイルセイフ時用として、油圧を伝達してブレーキを作動させる旧来の油圧式のブレーキシステムの双方を備えて構成される。
コイルユニット110が通電されていないソレノイドオフ状態では、図3(a)に示されるように、第1ばね部材138のばね力によってボール弁104aが第1弁座部材102aの第1着座面128に着座し、段付き孔部126が閉塞した状態にある。この状態では、第2ポート114bと第3ポート114cとが遮断された状態となる一方、第2弁座部材102bの段付き孔部130がボール弁104aによって閉塞されておらず開口しているため、第1ポート114aと第2ポート114bとが連通した状態となる。
ボール弁104aが第1着座面128に着座したソレノイドオフ状態(図3(a)、図4(a)参照)において、例えば、モータシリンダ装置16の第1液圧室98a、98bのブレーキ液圧が高圧となったときには、この高圧のブレーキ液圧が第3ポート114cを介して二位置三方向弁60a、60b内に流入してボール弁104aを下方に向かって押圧する。このボール弁104aを押圧する押圧力が、第1ばね部材138のばね力に打ち勝つことにより、ボール弁104aが弁ロッド134及び第1着座面128から離間する。
14a 基体
14b 挿入孔
16 モータシリンダ装置(スレーブシリンダ)
34 マスタシリンダ
60a、60b 二位置三方向弁(電磁弁)
100 バルブボディ
102a 第1弁座部材(シート部材)
104 弁体
112 貫通孔
113a 段部
115 第1連通孔
116 内フィルタ(内フィルタ部材)
117 第2連通孔
119a 圧入部
119b 環状フランジ部(フランジ部)
120 外フィルタ(外フィルタ部材)
128、132 弁座
135 クリアランス
140b 貫通部
142 摺動部
W ホイールシリンダ(車輪ブレーキ)
Claims (9)
- 貫通孔を有するバルブボディと、
前記貫通孔内を摺動すると共に、弁座に着座する弁体と、
前記バルブボディの軸方向と交差する方向に形成されて前記バルブボディ内の前記貫通孔と前記バルブボディ外の通路とを連通させる第1連通孔と、
前記第1連通孔から前記貫通孔側に異物が進入することを防止する内フィルタ部材と、
を備え、
前記内フィルタ部材は、前記第1連通孔に臨む位置で前記貫通孔の内面と前記弁体の外周面との間に配置され、
前記貫通孔には、段部が形成され、
前記内フィルタ部材は、前記段部よりも奥の前記貫通孔に圧入される圧入部と、前記段部に当接して軸方向の位置決めを行うフランジ部とを有することを特徴とする電磁弁。 - 請求項1記載の電磁弁において、
前記弁体は、前記貫通孔の孔壁に摺接する摺動部と、前記内フィルタ部材を貫通する貫通部とを有し、
前記貫通部は、前記摺動部と比較して縮径されており、
前記貫通部と前記内フィルタ部材との間には、クリアランスが設けられることを特徴とする電磁弁。 - 貫通孔を有するバルブボディと、
前記貫通孔内を摺動すると共に、弁座に着座する弁体と、
前記バルブボディの軸方向と交差する方向に形成されて前記バルブボディ内の前記貫通孔と前記バルブボディ外の通路とを連通させる第1連通孔と、
前記第1連通孔から前記貫通孔側に異物が進入することを防止する内フィルタ部材と、
を備え、
前記内フィルタ部材は、前記第1連通孔に臨む位置で前記貫通孔の内面と前記弁体の外周面との間に配置され、
前記弁体は、前記貫通孔の孔壁に摺接する摺動部と、前記内フィルタ部材を貫通する貫通部とを有し、
前記貫通部は、前記摺動部と比較して縮径されており、
前記貫通部と前記内フィルタ部材との間には、クリアランスが設けられることを特徴とする電磁弁。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電磁弁において、
前記電磁弁は、固定コアと、前記固定コアに対して移動可能な可動コアとを備え、
前記弁座は、間隔をあけて対向する第1弁座及び第2弁座を有し、
前記弁体は、前記可動コアによって前記固定コアの軸方向に沿って摺動する弁ロッドと、前記第1弁座と前記第2弁座との間に配置され、前記弁ロッドの変位に応じて前記第1弁座又は前記第2弁座に着座可能に設けられるボール弁とを有することを特徴とする電磁弁。 - 貫通孔を有するバルブボディと、
前記貫通孔内を摺動すると共に、弁座に着座する弁体と、
前記バルブボディの軸方向と交差する方向に形成されて前記バルブボディ内の前記貫通孔と前記バルブボディ外の通路とを連通させる第1連通孔と、
前記第1連通孔から前記貫通孔側に異物が進入することを防止する内フィルタ部材と、
固定コアと、前記固定コアに対して移動可能な可動コアと、
を備える電磁弁であって、
前記内フィルタ部材は、前記第1連通孔に臨む位置で前記貫通孔の内面と前記弁体の外周面との間に配置され、
前記弁座は、間隔をあけて対向する第1弁座及び第2弁座を有し、
前記弁体は、前記可動コアによって前記固定コアの軸方向に沿って摺動する弁ロッドと、前記第1弁座と前記第2弁座との間に配置され、前記弁ロッドの変位に応じて前記第1弁座又は前記第2弁座に着座可能に設けられるボール弁とを有することを特徴とする電磁弁。 - 請求項4又は請求項5記載の電磁弁において、
前記第1連通孔に対して、前記バルブボディの軸方向にずれた位置に形成される第2連通孔と、
前記内フィルタ部材とは別部品の外フィルタ部材と、
を有し、
前記外フィルタ部材は、前記第2連通孔に臨む位置で前記バルブボディの外周面側に配置されることを特徴とする電磁弁。 - 請求項6記載の電磁弁において、
前記バルブボディは、流体の流路を有する基体に設けた有底の挿入孔に挿入されており、
前記第1連通孔は、前記挿入孔の開口側に配置され、
前記第2連通孔は、前記挿入孔の底面側に配置されることを特徴とする電磁弁。 - 請求項6又は請求項7記載の電磁弁において、
前記第1連通孔と前記第2連通孔との間の前記貫通孔内には、前記第1弁座又は前記第2弁座を有するシート部材が配設されており、
前記内フィルタ部材は、前記シート部材によって前記バルブボディの軸方向への抜け止めがなされていることを特徴とする電磁弁。 - 運転者からの入力によって液圧を発生させるマスタシリンダと、
電動アクチュエータを駆動させて液圧を発生させるスレーブシリンダと、
車輪を制動する車輪ブレーキと、
請求項4乃至請求項8のいずれか1項記載の電磁弁と、
を備える車両用ブレーキ液圧制御システムにおいて、
前記電磁弁は、二位置三方向弁であり、
前記二位置三方向弁は、
前記マスタシリンダと前記車輪ブレーキとを連通させつつ、前記スレーブシリンダと前記車輪ブレーキとを遮断する第一状態と、
前記スレーブシリンダと前記車輪ブレーキとを連通させつつ、前記マスタシリンダと前記車輪ブレーキとを遮断する第二状態と、
を切り換えることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御システム。
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