JP6375208B2 - 竿掛け装置および竿掛け方法 - Google Patents

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本発明は、ループコンベアで搬送される連鎖ソーセージを長尺の竿に掛換えて、ループコンベアの循環軌跡の外へ取出す竿掛け装置および竿掛け方法に関する。
この種の竿掛け装置は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、フック群に吊掛けられたひと繋がりの連鎖ソーセージを一方向へ搬送するループコンベアと、連鎖ソーセージの搬送先において竿を保持する竿支持手段と、連鎖ソーセージが掛換えられた竿をループコンベアの循環軌跡の外へ取出し、さらに新規な竿を竿支持手段に供給する竿移送手段と、ループコンベアの循環軌跡の外へ取出された竿を受取る竿受取手段と、竿移送手段に新規な竿を供給する竿供給手段などで竿掛け装置を構成している。
竿支持手段は、個々のフックの下部に設けた竿支持レバーと、コンベアフレームに設けられて竿支持レバーを待機姿勢から竿支持姿勢に揺動操作するカムブロックなどで構成してある。竿移送手段は、コンベアフレームの下方に配置してあり、竿をフックへ向かって移動操作する移送アームと、同アームを往復操作するロッドレスシリンダーなどで構成してある。移送アームはループコンベアの搬送方向と直交し、かつループコンベアに対して上り傾斜する状態で配置してあり、その上端にソーセージループに挿通した竿を捕捉する上側凹部を有し、その中途部に新規な竿を支持する下側凹部が設けてある。
フック群に吊掛けたソーセージループの竿への吊換えは、次のようにして行う。まず、移送アームを斜め上向きに進出移動させて、下側凹部で支持した新規な竿の両端寄りを竿支持レバーに渡したのち待機位置へ戻す。竿支持レバーで支持された竿は、連鎖ソーセージの搬送先において、竿端部がソーセージループで囲まれた空間と正対する状態に保持されている。この状態で、フック群に吊掛けられたひと繋がりの連鎖ソーセージをループコンベアで搬送し、フックに吊掛けられたソーセージループに竿を相対的に通す。このとき、一単位のソーセージループが竿端を通過するごとに、フックの下部に設けた竿支持レバーがカムブロックで竿支持姿勢に切換えられて竿の両端寄りを支持する。それまで竿を支持していた竿支持レバーは、カムブロックの設置位置を通過するので待機姿勢に戻る。
所定数のソーセージループに竿が相対的に挿通されたら、移送アームを進出移動させて、その上端に設けた上側凹部で竿を捕捉し、それまでフックに吊掛けられていた連鎖ソーセージを、竿と共にフックの循環軌跡の外へ取出して竿受取手段に渡す。このとき、新規な竿を保持した下側凹部は竿支持レバーより上方に位置しており、移送アームの全体が待機位置へ戻る間に、竿支持姿勢に切換えられた竿支持レバーに新規な竿を渡す。以後上記を繰り返し行って、フック群に吊掛けられた連鎖ソーセージを竿に吊換える。
同様の竿掛け装置は、特許文献2にも開示されている。そこでは、連鎖ソーセージを支持する一群のフックユニットをループ状のガイドレールで移行案内し、第1〜第3の移送手段でフックユニットを搬送している。連鎖ソーセージが吊掛けられたフックユニットは、次々に搬送されてきたフックユニットに押されて直線搬送部において連なった状態となる。直線搬送部において、ソーセージループが吊掛けられたフックユニットが整列した状態で、ひと竿分のフックユニットを吊換え位置へ搬送し、それまで吊換え位置で停止していたひと竿分のフックユニットも同時に回収搬送部へと搬送する。
上記のフックユニットの搬送に先行して、吊換え位置で停止していたひと竿分のフックユニットの竿受部に新規な竿が供給される。この状態の竿の端部は、ストッパーで搬送不能に受止められている。従って、ソーセージループが吊掛けられたひと竿分のフックユニットが吊換え位置へ搬送される過程で、新規な竿は吊換え位置へ向かって搬送されてくるフックユニットの竿受部へ相対的に乗り移り、ソーセージループは竿の周囲を通り抜けて行く。次に、フック部を反転させてソーセージループをフック部から竿へ移す。さらに、吊換えが終了した竿を竿排出手段でフックユニットの搬送軌跡の外へ取出す。
特許第3892295号公報(段落番号0018、図3) 特開2014−39537号公報(段落番号0036、図10)
特許文献1の竿掛け装置においては、個々のフックがカムブロックの設置位置を通過するごとに、竿支持レバーの姿勢をカムブロックで竿支持姿勢に切換えて、新規な竿の両端寄りを支持し、フックに吊掛けられたソーセージループを竿に通す。つまり、所定位置に支持された竿の両端を、次々に通過する竿支持レバーで持ち換えながら、竿に向かって搬送されるソーセージループを竿に通している。そのため、ひと竿分のソーセージループに竿を相対的に挿通するのに多くの時間が掛かり、竿挿通作業に時間を要する問題があった。ループコンベアの搬送速度を速くすると、竿挿通作業の時間を短縮できるが、竿取出し作業時に、ループコンベアを停止する必要があるので、左程の時間短縮効果は得られない。
竿取出し作業時には、ループコンベアを一旦停止した状態で、移送アームをフックに向かって進出移動させて竿を捕捉し、それまでフックに吊掛けられていた連鎖ソーセージを、竿と共にフックの循環軌跡の外へ取出す。そのため、ソーセージループを竿と共に取出したのち、ループコンベアを再起動して、再びひと竿分のソーセージループを竿に向かって搬送する必要があり、一連の竿掛け作業の作業時間を短縮するのに限界があった。特許文献2の竿掛け装置においても、連鎖ソーセージが吊掛けられたひと竿分のフックユニットを間欠的に搬送し、その間に竿をソーセージループに相対的に挿通し、吊換えが終了した竿を竿排出手段でフックユニットの搬送軌跡の外へ取出すなど、一連の作業を間欠的に行うので時間を要していた。
さらに、特許文献1の竿掛け装置においては、竿が真っ直ぐである場合には、ソーセージループを竿に確実に通すことができるが、竿の一部あるいは全体が変形している場合に、竿掛けに失敗することがある。詳しくは、竿は竿支持レバーで支持されているものの、自重で竿支持レバーの上に載っているに過ぎない。そのため、搬送移動中の連鎖ソーセージが揺れ動いて竿の湾曲部に接触した場合に、竿の載置姿勢が変わって竿端がソーセージループの外へ突出し竿掛け不良を生じることがある。特許文献2の竿掛け装置においても、竿をフック部に単に載置しているだけであるので、竿の状態によっては、同様の竿掛け不良を生じるおそれがあった。
本発明の目的は、ひと竿分のソーセージループに竿を迅速に挿通して、竿挿通作業を短時間で終了でき、その分だけソーセージ等の生産性を向上できる竿掛け装置および竿掛け方法を提供することにある。
本発明の目的は、ループコンベアを連続して循環させながら、一連の竿掛け作業を連続して行うことができ、従来装置に比べて、ソーセージ等の生産性を大幅に向上できる竿掛け装置および竿掛け方法を提供することにある。
本発明に係る竿掛け装置は、図1に示すように、連鎖ソーセージを多数個のフック11に吊掛けた状態で一方向へ搬送するループコンベア1と、ひと竿分のソーセージループ5のループ内部に竿Rを通す竿挿通装置2と、ソーセージループ5に挿通された竿Rの両端を捕捉して、竿Rおよびソーセージループ5をループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出して次段装置へ渡す取出し装置3と、竿挿通装置2に新規な竿を供給する竿供給装置4を備えている。竿挿通装置2は、竿Rの両端を支持する竿支持構造15と、竿支持構造15を少なくとも待機位置とループ挿通位置の間で左右方向へ往復駆動する竿駆動構造16を備えている。ループコンベア1は、循環駆動されるコンベア本体10と、コンベア本体10に固定した一群のフック11を備えている。一群のフック11はひと竿分のソーセージループ5を支持するフックグループ11Gごとに分けられて、隣接するフックグループ11Gの間に取出し装置用の動作空間Sが設けられている。竿Rが装填された竿支持構造15を、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって竿駆動構造16で進入移動させて、竿Rをソーセージループ5の内部に挿通し、動作空間S内で作動する取出し装置3で竿Rの両端を捕捉して、竿Rおよびソーセージループ5をループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出すことを特徴とする。
図3に示すように、竿支持構造15は、竿置き台17と、竿置き台17に固定した横長の竿支持アーム18と、竿支持アーム18の両端上面に固定した一対の竿受け体19を備えている。一対の竿受け体19の対向する上隅部分に、竿Rの両端を支持する竿装填溝21を形成する(図5および図6参照)。
竿支持構造15の挿通始端側の竿受け体19に先導ピース20を設ける(図5および図6参照)。竿支持構造15を竿駆動構造16でループ挿通位置へ向かって進入移動する際に、先導ピース20でソーセージループ5を押し分けながら、竿支持構造15および竿Rをソーセージループ5の内部に挿通する。
取出し装置3は竿Rの両端を捕捉する捕捉構造51を備えている(図9参照)。捕捉構造51は、ベース枠55と、ベース枠55で支持した左右一対の支持枠56と、支持枠56の下部に設けた左右一対の捕捉爪57と、ベース枠55に設けられて、いずれか一方の捕捉爪57を昇降操作する昇降体61を備えている。図20(b)に示すように、左右一対の捕捉爪57で竿Rの両端を捕捉し、片方の捕捉爪57を昇降体61で上昇操作して竿Rを傾斜させた状態で、捕捉構造51を斜めに移動させて、ひと竿分のソーセージループ5をフック11から分離しながら竿Rに吊換える。
竿供給装置4は、竿ホッパー42と、竿ホッパー42の竿支持構造15側のホッパー壁の上部に設けたシュート43と、竿ホッパー42内の竿Rをシュート43へ向かって1本ずつ供給する竿上げ体45・46を備えている(図4参照)。竿支持構造15を竿駆動構造16で竿受け位置へ移動操作した状態において、1本の竿Rを竿上げ体45・46でシュート43へ送給して、竿Rを竿支持構造15に供給する。
次段装置は、取出し装置3からひと竿分のソーセージループ5と竿Rを受取って一時的に支持する中継構造91と、中継構造91で支持した竿Rの両端を挟持固定して取出し台6へ向かって搬送する終段搬送装置92を備えている(図1参照)。図13に示すように、終段搬送装置92は、竿Rの両端を挟持固定するピンチ構造101と、ピンチ構造101を左右、上下に往復駆動する第6、第7の駆動構造102・103を備えている。捕捉構造51の第3駆動構造52と、ピンチ構造101の第6駆動構造102は、フレーム64およびガイドレール65を共有している(図14参照)。取出し装置3および終段搬送装置92の中継構造91に対する接近動作および離反動作を同方向へ向かって同期的に行う。
本発明に係る竿掛け方法は、ループコンベア1に設けた多数個のフック11に連鎖ソーセージを吊掛けて、ソーセージループ5を形成しながら一方向へ搬送するループ形成工程と、竿Rの両端を竿挿通装置2の竿支持構造15で支持し、竿支持構造15および竿Rをひと竿分のソーセージループ5のループ内部に通す竿挿通工程と、ソーセージループ5に挿通された竿Rの両端を取出し装置3の捕捉構造51で捕捉し、捕捉した竿Rを引上げ操作することにより、ひと竿分のソーセージループ5をフック11から分離してループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出し、次段装置へ渡す取出し工程を備えている。ループコンベア1は、循環駆動されるコンベア本体10と、コンベア本体10に固定した一群のフック11を備えており、一群のフック11がひと竿分のソーセージループ5を支持するフックグループ11Gごとに分けられて、隣接するフックグループ11Gの間に取出し装置用の動作空間Sが設けられている。竿挿通工程において、竿支持構造15および竿Rを、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動させて、竿Rをソーセージループ5の内部に挿通し、取出し工程において、動作空間S内で作動する取出し装置3で竿Rの両端を捕捉して、竿Rおよびソーセージループ5をループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出すことを特徴とする。
竿挿通工程において、竿支持構造15を挿通位置へ向かって進入操作する際に、竿支持構造15の挿通始端に設けた先導ピース20でソーセージループ5を押し分けながら、竿支持構造15および竿Rをソーセージループ5の内部に挿通する。
取出し工程において、捕捉構造51に設けた左右一対の捕捉爪57で竿Rの両端を捕捉し、片方の捕捉爪57を昇降体61で上昇操作して竿Rを傾斜させた状態で、捕捉構造51をフック11の谷部からフック端へ向かって斜めに移動させる。これにより、ひと竿分のソーセージループ5をフックグループ11Gの一端から他端へ向かって竿Rで順に支持して、ソーセージループ5をフック11から竿Rへ吊換える。
取出し工程において取出し装置3の捕捉構造51から次段装置へ渡された竿Rを、次段装置で取出し台6へ搬送する終段搬送工程を備えている。終段搬送工程においては、捕捉構造51から渡された竿Rの両端を、次段装置の中継構造91の竿受け腕95で支持する。さらに、竿受け腕95で支持された竿Rの両端を次段装置の終段搬送装置92のピンチ構造101で捕捉して取出し台6へ搬送する。取出し装置3および終段搬送装置92の中継構造91に対する接近動作と離反動作を同方向へ向かって同期的に行う。
本発明に係る竿掛け装置は、ループコンベア1と、竿挿通装置2と、取出し装置3と、竿供給装置4を備えている。また、竿挿通装置2は、竿Rの両端を支持する竿支持構造15と、竿支持構造15を少なくとも待機位置とループ挿通位置の間で往復駆動する竿駆動構造16を備えている。竿挿通時には、竿Rが装填された竿支持構造15を、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動させて、竿Rをソーセージループ5の内部に挿通するようにした。このように、竿Rおよび竿支持構造15を、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動させると、竿Rをひと竿分のソーセージループ5に向かって一気に挿通することができる。従って、静止している竿に向かってひと竿分のソーセージループを搬送して、竿をソーセージループに相対的に挿通していた従来装置に比べて、竿挿通作業を短時間で迅速に行って、その分だけソーセージ等の生産性を向上できる。
取出し装置3は、ソーセージループ5に挿通された竿Rの両端を捕捉して取出すが、このとき、竿Rの捕捉構造部分がフック11の搬送軌跡と交差するのを避けられず、両者が接触ないし衝突するおそれがある。しかし、ループコンベア1に設けた一群のフック11をフックグループ11Gに分け、隣接するフックグループ11Gの間に取出し装置3用の動作空間Sを設けると、動作空間S内で作動する取出し装置3で竿Rの両端を捕捉して、竿Rおよびソーセージループ5をループコンベア1の搬送軌跡の外へ素早く取出すことができる。また、竿Rおよびソーセージループ5を取出し装置3でループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出す際に、ループコンベア1を停止させる必要はなく、連続して循環駆動することができる。これは、先の動作空間Sが、取出し装置3とフック11の接触や衝突を避けるバッファ空間として機能するからであり、フック11と取出し装置3が干渉し合う前に取出し作業を行うことができるからである。このように、フックグループ11Gの間に取出し装置3用の動作空間Sを設けた竿掛け装置によれば、ループコンベア1を連続して循環させながら、ひと竿分のソーセージループ5に竿Rを挿通し、さらに、竿Rおよびソーセージループ5を取出し装置3で取出すことができるので、従来装置に比べて一連の竿掛け作業を能率よく行って、ソーセージ等の生産性を大幅に向上できる。
竿置き台17と、竿支持アーム18と、一対の竿受け体19などで竿支持構造15を構成し、竿受け体19に形成した竿装填溝21で竿Rの両端を支持すると、竿Rに外力が作用する場合でも、竿Rの姿勢や位置が変わるのを確実に防止できる。また、竿Rが曲がっていたとしても、その両端の位置を竿装填溝21で一定にして、竿端がソーセージループ5の外へ突出するのを防止できる。従って、揺れ動くソーセージループ5が竿Rに衝突することがあっても、竿Rの両端を竿装填溝21で確りと保持できるので、竿Rが竿装填溝21から抜け出ることはなく、竿掛け不良が生じるのを確実に防止できる。
竿支持構造15の挿通始端側の竿受け体19に先導ピース20を設けると、竿挿通時に先導ピース20でソーセージループ5を押し分けながら、竿支持構造15および竿Rをソーセージループ5の内部に円滑かつ確実に挿通できる。また、ソーセージループ5を先導ピース20で押し分けながら竿Rを挿通するので、竿挿通時に竿Rがソーセージループ5の外へ突き出たり、ソーセージループ5の充填部分が破れてソーセージ塊がケーシングからはみ出るなどの作業不良を解消して生産性を向上できる。
ベース枠55と、左右一対の支持枠56と、支持枠56の下部に設けた捕捉爪57と、いずれか一方の捕捉爪57を昇降操作する昇降体61を備えた捕捉構造51によれば、一対の捕捉爪57で竿Rの両端を捕捉したのち、片方の捕捉爪57を昇降体61で上昇操作して竿Rを傾斜させることができる。このように、竿Rを傾斜させ、さらに、捕捉構造51を斜めに移動させて取出しを行うと、ひとつのフック11に吊掛けられた単位ループを、フックグループ11Gの一端から他端へ向かって、ひとつずつ順に竿Rに吊換えることができる。さらに、捕捉構造51をフック11に沿って斜めに移動させるので、フック11に吊掛けられた結節部を確実に抜出すことができる。従って、竿Rに作用する吊換え衝撃を小さくして、ソーセージループ5の吊換えを迅速かつ円滑に行える。
竿ホッパー42と、シュート43と、竿上げ体45・46を備えている竿供給装置4においては、竿支持構造15を竿受け位置へ移動操作した状態において、竿上げ体45・46を作動させることにより、竿ホッパー42内の竿Rをシュート43へ向かって1本ずつ供給できる。また、シュート43に供給された竿Rは、自重で落下して竿支持構造15に装填される。こうした竿掛け装置によれば、一連の竿掛け作業を完全に自動化して省力化を実現できる。
次段装置が中継構造91と終段搬送装置92を備えている竿掛け装置によれば、取出し装置3で取出したソーセージループ5と竿Rを中継構造91で一時的に支持させて、取出し装置3を待機および竿搬送位置へと戻すことができる。また、中継構造91に支持されたソーセージループ5と竿Rは、終段搬送装置92で取出し台6まで搬送される。ピンチ構造101と、同構造101を往復駆動する第6、第7の駆動構造102・103で終段搬送装置92を構成し、捕捉構造51の第3駆動構造52と、第6駆動構造102が、フレーム64およびガイドレール65を共有する竿掛け装置によれば、第3駆動構造52および第6駆動構造102を簡素化して、竿掛け装置の製造に要するコストを削減できる。さらに、中継構造91で竿Rおよびソーセージループ5を中継する搬送形態を採ることにより、取出し装置3と終段搬送装置92を同じ方向へ同期的に移動させて、取出し装置3のサイクルタイムを大幅に短縮できる。従って、竿Rおよびソーセージループ5を取出し装置3のみで取出し台6まで搬送する場合に避けられない、無駄な待ち時間が生じるのを解消できるうえ、取出し装置3のサイクルタイムに応じてループコンベア1の搬送速度を向上できる。従って、一連の竿掛け作業をさらに能率よく行って、ソーセージ等の生産性を大幅に向上できる。
本発明に係る竿掛け方法では、ループコンベア1にソーセージループ5を形成するループ形成工程と、ひと竿分のソーセージループ5に竿Rを挿通する竿挿通工程と、竿Rおよびソーセージループ5をフック11から分離し、ループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出して次段装置へ渡す取出し工程を経るようにした。また、竿挿通工程においては、竿支持構造15および竿Rを、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動させて、竿Rをソーセージループ5の内部に挿通するようにした。
上記のように、竿Rおよび竿支持構造15を、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動させると、竿Rをひと竿分のソーセージループ5に向かって一気に挿通することができる。従って、静止している竿に向かってひと竿分のソーセージループを搬送して、竿をソーセージループに相対的に挿通していた従来装置に比べて、ひと竿分のソーセージループ5に竿Rを迅速に挿通して、竿挿通作業を短時間で迅速に行って、その分だけソーセージ等の生産性を向上できる。また、竿Rの両端を竿挿通装置2の竿支持構造15で支持して、竿Rおよび竿支持構造15をソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動させるので、揺れ動くソーセージループ5が竿Rに衝突するような場合であっても、竿Rの姿勢や位置が変わるのを確実に防止でき、従って竿挿通作業を常に的確に行って、竿掛け不良が生じるのを確実に防止できる。
竿挿通工程において、竿支持構造15の挿通始端に設けた先導ピース20でソーセージループ5を押し分けながら、竿支持構造15および竿Rをソーセージループ5の内部に挿通すると、竿Rがソーセージループ5の外へ突き出たり、ソーセージループ5の充填部分が破れてソーセージ塊がケーシングからはみ出るなどの作業不良を解消して生産性をさらに向上できる。
取出し工程において、竿Rを傾斜させ、さらに、捕捉構造51をフック端へ向かって斜めに移動させて取出しを行うと、ひとつのフック11に吊掛けられた単位ループを、フックグループ11Gの一端から他端へ向かって、ひとつずつ順に竿Rに吊換えることができる。さらに、捕捉構造51をフック11に沿って斜めに移動させるので、フック11に吊掛けられた結節部を確実に抜出すことができる。従って、竿Rに作用する吊換え衝撃を小さくして、ソーセージループ5の吊換えを迅速かつ円滑に行える。
終段搬送工程において、捕捉構造51から中継構造91に竿Rを渡し、さらに中継構造91で支持した竿Rを、終段搬送装置92のピンチ構造101で捕捉して取出し台6へ搬送すると、取出し装置3のサイクルタイムを大幅に短縮できる。また、取出し装置3と終段搬送装置92を同じ方向へ同期的に移動させることにより、竿Rおよびソーセージループ5を取出し装置3のみで取出し台6まで搬送する場合に避けられない、無駄な待ち時間が生じるのを解消できる。従って、取出し装置3のサイクルタイムに応じてループコンベア1の搬送速度を向上し、一連の竿掛け作業をさらに能率よく行ってソーセージ等の生産性を大幅に向上できる。
本発明に係る竿掛け装置の概略構造を示す正面図である。 本発明に係る竿掛け装置の概略構造を示す側面図である。 竿挿通装置を示す縦断正面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 竿と先導ピースの関係構造を示す縦断正面図である。 竿と先導ピースの関係構造を示す平面図である。 竿供給装置の動作説明図である。 取出し装置の正面図である。 取出し装置の駆動構造を示す側面図である。 取出し装置の駆動構造を示す平面図である。 捕捉構造と中継構造とピンチ構造の位置関係を示す側面図である。 終段搬送装置の正面図である。 終段搬送装置の駆動構造を示す側面図である。 終段搬送装置の駆動構造を示す縦断正面図である。 ループコンベアの概略平面図である。 竿支持構造の側面図である。 竿掛け装置の動作を示す説明図である。 図17の動作に連続する竿掛け装置の動作を示す説明図である。 竿をソーセージループに挿通し終わる直前の状態を示す正面図である。 竿およびソーセージループの取出し手順を示す説明図である。
(実施例) 図1ないし図20は、本発明に係る竿掛け装置および竿掛け方法の実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図1および図2に示す交差矢印と、矢印の近傍に表記した前後・左右・上下の表示に従う。竿掛け装置は、ループコンベア1と、竿挿通装置2と、取出し装置3と、竿挿通装置2に新規な竿Rを供給する竿供給装置4と、ループコンベア1から取出したソーセージループ5および竿Rを取出し台6へ向かって搬送する次段装置などで構成する。竿掛け装置を構成する各装置2〜4および次段装置は、図1および図2に示す竿掛けブース8内に配置してあり、ループコンベア1の搬送下手側の一部が竿掛けブース8内に位置させてある。取出し台6は立方体状の枠体からなり、図1に示すように、その左右側枠の上端に竿Rの両端を載置することができる。
ループコンベア1は、水平面内で循環駆動されるコンベア本体10と、コンベア本体10の外周面に固定した一群のフック11を備えている。コンベア本体10は、タイミングプーリーを伝動要素とする巻掛け伝動機構と、巻掛け伝動機構を回転駆動するモーターなどで構成してある。図15に示すように、一群のフック11は、ひと竿分のソーセージループ5を支持するフックグループ11Gごとに分けられて、隣接するフックグループ11Gの間に取出し装置3用の動作空間Sが設けてある。図15において、符号7は充填装置のノズルである。フック11の下部はV字状に形成してあり、図16に示すように、その谷部に連鎖ソーセージの結節部を吊掛けることにより、隣接するフック11の間に、例えば6個の充填部からなるソーセージループ5を支持している。コンベア本体10を図1の矢印P方向へ循環駆動することにより、各フックグループ11Gのフック11に吊掛けられたソーセージループ5を、竿挿通装置2へ向かって搬送することができる。取出し装置3の動作タイミングを決定するために、ソーセージループ5の搬送軌跡の前方に光センサー50が配置してある。
竿挿通装置2は、竿Rの両端を支持する竿支持構造15と、竿支持構造15を左右方向へ往復駆動し、かつ、竿支持構造15を前後方向へ往復駆動する竿駆動構造16を備えている。図3において竿支持構造15は、竿置き台17と、竿置き台17の右側端に固定した横長の竿支持アーム18と、竿支持アーム18の両端上面に固定した一対の竿受け体19と、挿通始端側の竿受け体19の側に設けた先導ピース20などで構成する。一対の竿受け体19の対向する上隅部分には、竿Rの両端を支持する竿装填溝21が凹み形成してある。竿装填溝21の溝深さは竿Rの直径より僅かに小さく設定してあるが、同じであってもよい。
上記のように、竿Rの両端を竿装填溝21で支持すると、竿Rに外力が作用する場合でも、竿Rの姿勢や位置が変わるのを確実に防止でき、さらに、竿Rが曲がっていたとしても、その両端の位置を竿装填溝21で一定にできる。従って、揺れ動くソーセージループ5が竿Rに衝突することがあっても、竿Rが竿装填溝21から抜け出ることはなく、竿端がソーセージループ5の外へ突出し、竿掛け不良が生じるのを確実に防止できる。図6に示すように、挿通始端側の竿受け体19の側端には、先導ピース20と協同してソーセージループ5を押分ける舳部22が形成され、その上部に先導ピース20を固定するための締結座23が段落ち状に形成してある。
先導ピース20は、先端が丸められた涙滴形の板体からなり、先端に設けた押退け部24が舳部22より外側方へ突出する状態で、締結座23にボルト25で固定してある。先導ピース20は、ほとんどの場合実線で示す位置に固定しておくが、例えばソーセージの外観形状が湾曲するような場合には、先導ピース20を想像線で示す前傾斜位置や後傾斜位置に固定して、竿支持構造15のソーセージループ5に対する挿通動作を円滑化してもよい。竿支持構造15がソーセージループ5のループ内部に進入する状態では、先導ピース20がソーセージループ5を押分け、さらに舳部22がソーセージループ5を押分けて竿Rの前後面へと移動案内する。
竿駆動構造16は、竿支持構造15を図3に実線で示す待機位置と、想像線で示すループ挿通位置の間で左右方向へ往復駆動する第1駆動構造28と、竿支持構造15を図4に実線で示す竿受け位置と、想像線で示す竿挿通位置の間で前後方向へ往復駆動する第2駆動構造29で構成する。第1駆動構造28は左右に長い中空のフレーム30の上壁内面に固定した左右に長いガイドレール31と、同レール31で左右スライド自在に案内支持した横スライド台32と、横スライド台32を往復駆動する巻掛け伝動機構33および、巻掛け伝動機構33を回転駆動するギヤードモーター34などで構成する。横スライド台32と巻掛け伝動機構33のタイミングベルトは、同ベルトの前側の直線移行部分に固定した連結体35で連結されているので、ギヤードモーター34を正転駆動し、あるいは逆転駆動することにより、横スライド台32を往復駆動して、待機位置とループ挿通位置に移動操作でき、このときの往復ストロークを図3に符号Lで示している。
図4において、第2駆動構造29は、横スライド台32の上面に固定した前後に長いガイドレール36と、同レール36で前後スライド自在に案内支持した前後スライド台37と、前後スライド台37を往復駆動する操作シリンダー38などで構成してある。先の竿置き台17は、前後スライド台37の上面に固定してあり、竿置き台17に固定した操作腕39を操作シリンダー38で前後操作することにより、前後スライド台37を往復駆動できる。
竿供給装置4は、竿受け位置に位置する竿支持構造15の前方に配置した竿ホッパー42と、竿ホッパー42の竿支持構造15側のホッパー壁の上部に設けたシュート43と、竿ホッパー42内の竿Rをシュート43へ向かって1本ずつ供給する竿供給機構などで構成する(図4参照)。竿供給機構は、後傾する竿受枠44と、竿受枠44の前後面に配置した第1竿上げ体45および第2竿上げ体46と、両竿上げ体45・46を昇降操作する操作シリンダー47・48などで構成する。
第1竿上げ体45が待機位置にあるとき、第1竿上げ体45の上端は竿ホッパー42の底壁と面一になっており、この状態から図7に示すように第1竿上げ体45を操作シリンダー47で上昇操作することにより、1本の竿Rを竿受枠44の上端面に供給することができる。また、第2竿上げ体46が待機位置にあるとき、第2竿上げ体46の上端面は竿受枠44の上端面と面一になっていて、両端面は後下がり傾斜している。この状態から図7に示すように第2竿上げ体46を操作シリンダー48で上昇操作することにより、1本の竿Rをシュート43へ供給することができる。シュート43の底壁は、竿支持構造15へ向かって下り傾斜しているので、シュート43に供給された竿Rは転がりながらシュート出口から落下して、竿装填溝21内に装填される。竿Rが装填された竿支持構造15は、竿受け位置から竿挿通位置へと移動操作されて待機している。
取出し装置3を図8ないし図10に示している。取出し装置3は、竿支持構造15で支持した竿Rの両端を捕捉する捕捉構造51と、捕捉構造51を左右、前後、上下に往復駆動する第3、第4、第5の駆動構造52・53・54を備えている。捕捉構造51は、左右に長いベース枠55と、ベース枠55で支持した左右一対のT字状の支持枠56と、支持枠56の下部に設けた左右一対の捕捉爪57と、捕捉爪57を開閉操作する操作シリンダー58などで構成する。捕捉爪57は、支持枠56に固定した固定爪59と、支持枠56で揺動可能に支持した可動爪60を備えており、可動爪60を操作シリンダー58で開閉操作して竿Rを挟持する。図8に向かって左側の支持枠56はベース枠55に固定してあるが、図8に向かって右側の支持枠56はベース枠55に設けた操作シリンダー(昇降体)61で上下操作可能に支持してある。その意味は後述する。
図9において、捕捉構造51を左右に往復駆動する第3駆動構造52は、左右に長い中空のフレーム64の上壁内面に固定した左右に長いガイドレール65と、同レール65で左右スライド自在に案内支持した横スライド台66と、横スライド台66を往復駆動する巻掛け伝動機構67および、巻掛け伝動機構67を回転駆動するギヤードモーター68などで構成する。横スライド台66と巻掛け伝動機構67のタイミングベルトは、同ベルトの後側の直線移行部分に固定した連結体69で連結されているので、ギヤードモーター68を正転駆動し、あるいは逆転駆動することにより、横スライド台66を往復駆動して、捕捉構造51が横スライド台32のループ挿通位置の上方に位置する待機および竿搬送位置(図17(a)に示す位置)と、捕捉構造51が後述する中継構造91と正対する搬送中継位置(図17(b)に示す位置)に移動操作できる。
捕捉構造51を前後に往復駆動する第4駆動構造53は、横スライド台66の上面に固定したスライドベース72と、同ベース72の上面に固定した前後に長いガイドレール73と、同レール73で前後スライド自在に案内支持したスライダー74と、スライダー74の上面に固定した水平の前後スライド台75と、前後スライド台75の下面に固定した
雌ねじ体76を前後にスライド操作するボールねじ軸77、およびギヤードモーター78などで構成してある。ギヤードモーター78を正転駆動し、あるいは逆転駆動することにより、前後スライド台75を往復駆動して、捕捉構造51を図9に実線で示す前位置と、想像線で示す後位置に移動操作できる。
捕捉構造51を上下に往復駆動する第5駆動構造54は、前後スライド台75の前端に固定した垂直の縦フレーム81と、縦フレーム81の前面に固定した上下に長いガイドレール82と、同レール82でスライド自在に案内支持したスライダー83と、スライダー83の前面に固定した垂直の上下スライド台84と、上下スライド台84の後面に固定した雌ねじ体85を上下に移動操作するボールねじ軸86、およびギヤードモーター87などで構成してある。ギヤードモーター87を正転駆動し、あるいは逆転駆動することにより、上下スライド台84を往復駆動して、捕捉構造51を上方の待機および竿搬送位置と、竿搬送位置から下降して、ソーセージループ5に挿通された竿Rを取出す竿取出し位置に移動操作できる。先に説明した捕捉構造51のベース枠55は、上下スライド台84の前面に固定したL字状のブラケット88の下面に固定してある。
次段装置は、取出し装置3からひと竿分のソーセージループ5と竿Rを受取って一時的に支持する中継構造91と、中継構造91で支持されている竿Rの両端を挟持固定して取出し台6へ向かって搬送する終段搬送装置92を備えている。図1および図11において、中継構造91は、両端が軸ブラケット93で回動自在に支持された左右に長い中継軸94と、中継軸94の左右に固定した一対の竿受け腕95と、中継軸94の側端に固定した操作レバー96と、同レバー96を揺動操作する操作シリンダー97で構成する。竿受け腕95の先端にはV字状の竿受溝98が凹み形成してある。中継構造91は、操作シリンダー97を伸縮操作することにより、操作レバー96および中継軸94を揺動させて、竿受け腕95が垂直下方を向く待機位置(図11に実線で示す状態)と、竿受け腕95が待機位置から反時計回転方向へ揺動して水平になる竿支持位置(図11に想像線で示す状態)とに変位操作できる。なお、一対の竿受け腕95の左右方向の対向間隔は、捕捉爪57の左右方向の対向間隔より小さく設定してあって、捕捉爪57の捕捉位置より内側の竿部分を竿受溝98で支持する。
終段搬送装置92は、中継構造91で支持されている竿Rの両端を挟持固定するピンチ構造101と、ピンチ構造101を左右、および上下に往復駆動する第6、第7の駆動構造102・103を備えている。図12においてピンチ構造101は、左右に長いベース枠105と、ベース枠105でブラケットを介して支持した左右一対の操作シリンダー106と、操作シリンダー106の下面に固定した左右一対のピンチ側枠107と、ピンチ側枠107に設けた支軸108(図13参照)で前後揺動可能に支持した前後一対のピンチ腕109と、操作シリンダー106のピストンロッドの突端に設けられて一対のピンチ腕109を開閉操作する操作ピン110などで構成する。ピンチ腕109の下部の対向面には、V字状の挟持溝111が形成してある。ピンチ構造101は、操作シリンダー97を伸縮操作することにより、前後一対のピンチ腕109を開閉させて竿Rを挟持し、あるいは竿Rの挟持を解放できる。
ピンチ構造101を左右に往復駆動する第6駆動構造102は、捕捉構造51を左右に往復駆動する第3駆動構造52と、フレーム64およびガイドレール65を共用しており、両者の構造に基本的な違いはない。具体的には図13に示すように、第6駆動構造102は、左右に長い中空のフレーム64の上壁内面に固定した左右に長いガイドレール65と、同レール65で左右スライド自在に案内支持した横スライド台114と、横スライド台114を往復駆動する巻掛け伝動機構115および、巻掛け伝動機構115を回転駆動するギヤードモーター116などで構成する。ピンチ構造101は、中継構造91と正対する受取り位置を含む主にガイドレール65の左半側を往復スライドし、捕捉構造51は、中継構造91と正対する搬送中継位置を含む、主にガイドレール65の右半側を往復スライドする。
横スライド台114と巻掛け伝動機構115のタイミングベルトは、同ベルトの前側の直線移行部分に固定した連結体117で連結されているので、ギヤードモーター116を正転駆動し、あるいは逆転駆動することにより、横スライド台114を往復駆動してピンチ構造101が先の受取り位置と、図1に示す取出し台6の上方の放出待機位置に移動操作できる。なお、第6駆動構造102の巻掛け伝動機構115がフレーム64の内部上方に配置してあるのに対して、第3駆動構造52の巻掛け伝動機構67はフレーム64の内部下方に配置してある(図14参照)。
ピンチ構造101を上下に往復駆動する第7駆動構造103と、捕捉構造51を上下に往復駆動する第5駆動構造54は同じ構造であり、両者の構造に違いはない。具体的には図13に示すように、第7駆動構造103は、横スライド台114の上面に設けたL字状のブラケット120に固定した垂直の縦フレーム121と、縦フレーム121の前面に固定した上下に長いガイドレール122と、同レール122でスライド自在に案内支持したスライダー123と、スライダー123の前面に固定した垂直の上下スライド台124と、上下スライド台124の後面に固定した雌ねじ体125を上下に移動操作するボールねじ軸126、およびギヤードモーター127などで構成してある。ギヤードモーター127を正転駆動し、あるいは逆転駆動することにより、上下スライド台124を往復駆動して、ピンチ構造101を上方の放出待機位置と、同位置から下降して竿Rを取出し台6に載置する載置位置に移動操作できる。先に説明したピンチ構造101のベース枠105は、上下スライド台124の前面に固定したL字状のブラケット128の下面に固定してある。
以上のように構成した竿掛け装置を使用する竿掛け方法においては、以下の各工程を経てフック11に吊掛けられたソーセージループ5を竿Rに吊換えながらループコンベア1から取出し、中継構造91を経由して取出し台6へ搬送する。竿掛け方法は、ループ形成工程と、竿挿通工程と、取出し工程と、終段搬送工程からなり、以下に各工程の詳細を工程ごとに説明する。なお、図17および図18において、実線の矢印は各装置がこれから動く動作を示し、破線の矢印は各装置が動いてきた動作を示している。
(ループ形成工程) この工程においては、連鎖ソーセージを多数個のフック11に吊掛けてソーセージループ5を形成しながら、ソーセージループ5をループコンベア1で竿支持構造15へ向かって搬送する。ノズル7から排出された連鎖ソーセージは、ループコンベア1の前側に位置している作業者によってひと竿分のソーセージループ5ごとに切断されて、切断端の封止処理が行われる。このとき、ソーセージループ5は、フックグループ11Gを構成する全てのフック11に吊り掛けられるわけではなく、作業者が切断端の封止処理を連鎖ソーセージのどの位置で行ったかによって、フック11に吊り掛けられるソーセージループ5の数が異なる。従って、ひと竿分のソーセージループ5の数は必ずしも一定ではなく、フックグループ11Gの端部寄りに位置するフック11には、ひとつ置きあるいはふたつ置きにソーセージループ5が吊掛けられることが多い。
(竿挿通工程) この工程においては、竿Rの両端を竿挿通装置2の竿支持構造15で支持し、竿支持構造15および竿Rをひと竿分のソーセージループ5のループ内部に通す。竿Rは、竿支持構造15が図4に示す竿受け位置に位置している状態で、シュート43から落下供給されて竿装填溝21に装填される。竿Rを受け取った竿支持構造15は、第2駆動構造29で竿挿通位置へ向かって後向きに移動操作される。このときの竿支持構造15および竿Rは、図16に示すように竿Rがソーセージループ5の上下中央より上寄りの位置と正対している。
竿支持構造15および竿Rは、竿支持構造15が竿挿通位置へ移動し終わるのと同時に第1駆動構造28で進出操作され、図17(b)に示すように、搬送移動しているソーセージループ5のループ内部へ向かって進入移動する。つまり、竿支持構造15は、竿Rをループ挿通位置まで一気に挿通する。従って、静止している竿に向かってソーセージループを搬送するだけの従来装置に比べて、竿Rのソーセージループ5に対する挿通作業を短い時間で迅速に行える。竿支持構造15および竿Rがループ挿通位置まで移動した後に、図17(b)に示すように、取出し装置3の捕捉構造51が下降操作されて、その捕捉爪57が竿支持構造15および竿Rの前方で待機する。また、同図に示すように、終段搬送装置92が放出待機位置から受取り位置へと移動して、竿受け腕95で支持された竿Rの両端をピンチ構造101で捕捉する。
竿支持構造15に装填した竿Rが、ソーセージループ5に挿通される過程では、先導ピース20がソーセージループ5を押分け、さらに舳部22がソーセージループ5を押分けて竿Rの前後面へと移動案内するので、竿Rをソーセージループ5に対して的確に通すことができる。また、曲がった竿Rが竿支持構造15に装填されていて、搬送に伴って揺れ動いたソーセージループ5が竿Rに接触したとしても、竿Rの両端は竿装填溝21で確りと保持されているので、竿Rが竿受け体19から脱落することはなく、従って、竿端がソーセージループ5の外へ突出し竿掛け不良を生じるのを確実に防止できる。ループ挿通位置まで達した竿支持構造15および竿Rは、図17(c)に示すように、全てのソーセージループ5が竿Rと交差するまで待つ。その間にピンチ構造101が放出待機位置へ搬送される。
(取出し工程) この工程における捕捉構造51の捕捉爪57は、図19に想像線で示すように、竿Rの両端の前方に下降し可動爪60を開いた状態で待っている。そして、図20(a)および(b)に示すように、ソーセージループ5の搬送方向前端の充填部が光センサー50の検知光路に達すると、捕捉構造51が第4駆動構造53で後向きに移動操作されて、捕捉爪57を竿Rと交差させたのち、操作シリンダー58を作動させて竿Rの両端寄りを捕捉爪57で挟持する。さらに、図20(c)に示すように、捕捉構造51を引上げ操作して、ひと竿分のソーセージループ5を竿Rに吊換えながらフック11から分離してループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出す。このとき、捕捉構造51の支持枠56は操作空間Sと正対しているので、支持枠56がフック11の搬送移動を妨げることはない。
捕捉構造51による竿Rの引上げは、以下のようにして行う。まず左右一対の捕捉爪57で竿Rを挟持した段階で、図20(b)に示すように、搬送方向上手側の捕捉爪57を操作シリンダー61で上昇操作して、竿Rを傾斜させる。この状態で、捕捉構造51の全体をフック11の谷部からフック端へ向かって斜めに移動させて、ソーセージループ5をフックグループ11Gの搬送方向上手側から下手側へ向かって竿Rで順に支持して、ソーセージループ5をフック11から竿Rへ吊換えながらフック11から分離する。このとき、第3駆動構造52と第4駆動構造53と第5駆動構造54を同時に作動させて、捕捉構造51を図20(c)に白抜き矢印で示すように斜めに移動させる。なお、竿Rの両端寄りを捕捉爪57で挟持してから、ソーセージループ5をフック11から竿Rへ吊換えながらフック11から分離するまでの動作は連続動作になっており、ごく短い時間でソーセージループ5の取出しを行うことができる。
ソーセージループ5がフック11から分離した時点で、竿支持構造15は竿挿通位置へ戻され、さらに竿受け位置へ戻されて新規な竿Rの供給を受ける。また、図20(c)に示すように、同時点で搬送方向上手側の捕捉爪57を操作シリンダー61で下降操作して、竿Rを水平姿勢に戻してソーセージループ5を支持する。この状態のソーセージループ5は、図18(a)に示すようにループコンベア1の前側上方に位置している。従って、捕捉構造51を第3駆動構造52で搬送することにより、図18(b)に示すように、ひと竿分のソーセージループ5を次段装置の中継構造91と前後に正対する搬送中継位置へ移動することができる。
(終段搬送工程) ひと竿分のソーセージループ5と竿Rが、搬送中継位置まで搬送された状態で、図11に示すように、操作シリンダー97を作動させて竿受け腕95を反時計回転方向へ回動させることにより、竿受け腕95の竿受溝98で竿Rの両端を支持できる。こののち、操作シリンダー58を作動させて捕捉爪57を開放姿勢に戻し、さらに第4駆動構造53で捕捉構造51を前進させることにより、竿Rを竿受け腕95で支持できる。竿Rを中継構造91に渡した取出し装置3は、図17(a)に示すように待機および竿搬送位置へ戻される。この戻し動作に追随して、次段装置の終段搬送装置92が、図17(b)に示すように放出待機位置から中継構造91と正対する受取り位置へと戻される。
終段搬送工程の後段においては、竿受け腕95で支持された竿Rの両端をピンチ構造101で捕捉して取出し台6へ搬送する。詳しくは、図13に想像線で示すように、操作シリンダー106を作動させて一対のピンチ腕109で竿Rの両端を挟持し、ピンチ構造101でソーセージループ5と竿Rを支持する。竿Rの両端をピンチ腕109で挟持したのち、竿受け腕95は待機位置へ戻される。この状態で、ピンチ構造101を第6駆動構造で搬送することにより、ピンチ構造101を受取り位置から、図17(c)および図18(a)に示すように、放出待機位置へと移動することができる。さらに、ピンチ構造101を第7駆動構造103で下降操作し、さらにピンチ腕109による竿Rの挟持を解放することにより、図18(b)に示すように、竿Rの両端を取出し台6の左右側枠の上端に載置できる。こののちピンチ構造101は図17(a)に示すように、第7駆動構造103で上昇操作されて放出待機位置へ戻され、さらに受取り位置へと搬送される。このピンチ構造101の受取り位置への移動動作に先行して、捕捉構造51が搬送中継位置から待機および竿搬送位置へ戻される。取出し台6に載置された竿Rおよびソーセージループ5は、作業者によって台車に移し換えられ、台車ごと薫製室へ搬送される。
上記のように、捕捉構造51とピンチ構造101は、例えば図18(a)に示すように、捕捉構造51が中継構造91へ向かって移動するとき、ピンチ構造101は中継構造91から離れる向きに移動する。また、図17(a)に示すように、ピンチ構造101が中継構造91へ向かって移動するとき、捕捉構造51は中継構造91から離れる向きへ移動する。つまり、取出し装置3と終段搬送装置92は、中継構造91に対する接近動作と離反動作を同じ方向へ同期的に行うようにしている。
取出し装置3と終段搬送装置92を同じ方向へ同期的に移動させて、中継構造91で竿Rおよびソーセージループ5を中継する搬送形態によれば、竿Rおよびソーセージループ5を取出し装置3のみで取出し台6まで搬送する場合に比べて、取出し装置3のサイクルタイムを大幅に短縮できる。従って、ループコンベア1を停止する必要もなく、ソーセージループ5の竿Rへの吊換えと取出しを能率よく行って、ソーセージの生産性を向上できる。なお、取出し装置3と終段搬送装置92の接近動作と離反動作を同期的に行うとは、両装置3・92の左右移動動作、および動作時間が完全に同期しているという意味ではない。例えば、取出し装置3が中継構造91へ向かって左移動するとき、取出し装置3の左移動に先行して終段搬送装置92が中継構造91から左移動し、終段搬送装置92の左移動に伴って取出し装置3が左移動する程度の同期関係にあることを意味している。
取出し工程においては、竿Rを傾斜させ、さらに、捕捉構造51の全体をフック11の谷部からフック端へ向かって斜めに移動させて、ソーセージループ5をフックグループ11Gの搬送方向上手側から下手側へ向かって竿Rに順に吊換えるようにした。こうした取出し形態によれば、ひとつのフック11に吊掛けられた単位ループをひとつずつ順に竿Rに吊換えることができるので、竿Rに作用する吊換え衝撃を小さくして、ソーセージループ5の吊換えを迅速かつ円滑に行える。また、ひと竿分のソーセージループ5をフック11から竿Rへ吊換える際に、ループコンベア1を停止させる必要がないので、ループ形成工程から終段搬送工程に至る一連の作業を効率よく行って、ソーセージの生産性を向上できる。
上記の実施例では、取出し装置3で取出したソーセージループ5および竿Rを、次段装置で最終的に取出し台6に搬送するようにしたがその必要はない。例えば、ループコンベア1の搬送軌跡の外へ取出した竿Rおよびソーセージループ5を、中継構造91と終段搬送装置92で、搬送コンベアに移換えて燻製室へ自動的に搬送することができる。また、中継構造91に渡された竿Rおよびソーセージループ5を、作業者が取出して台車に移し換えるようにしてもよい。このように、次段装置は、製造現場における人員配置の違いや、ループコンベア1から取出した竿Rおよびソーセージループ5を、次工程でどのように処理するかによって、種々に変更することが予想されるので、実施例で説明した構造には限定しない。
取出し装置3では捕捉構造51および竿Rを傾斜させるが、竿Rの傾斜方向はフック11の構造と密接に関連しているので、フック11の構造によっては、実施例で説明した方向とは逆向きであってもよい。第1〜第7駆動構造28・29・52・53・54・102・103は、実施例で説明した構造である必要はなく、例えばロッドレスシリンダーを駆動源にして構成してあってもよく、要は、各駆動構造が実施例で説明した駆動動作と同等の動作を発揮できる構造であれば足りる。同様に昇降体61は、操作シリンダーである必要はない。
1 ループコンベア
2 竿挿通装置
3 取出し装置
4 竿供給装置
5 ソーセージループ
6 取出し台
10 コンベア本体
11 フック
11G フックグループ
15 竿支持構造
16 竿駆動構造
28 第1駆動構造
29 第2駆動構造
51 捕捉構造
52 第3駆動構造
53 第4駆動構造
54 第5駆動構造
91 中継構造
92 終段搬送装置
101 ピンチ構造
102 第6駆動構造
103 第7駆動構造

Claims (10)

  1. 連鎖ソーセージを多数個のフック(11)に吊掛けた状態で一方向へ搬送するループコンベア(1)と、ひと竿分のソーセージループ(5)のループ内部に竿(R)を通す竿挿通装置(2)と、ソーセージループ(5)に挿通された竿(R)の両端を捕捉して、竿(R)およびソーセージループ(5)をループコンベア(1)の搬送軌跡の外へ取出して次段装置へ渡す取出し装置(3)と、竿挿通装置(2)に新規な竿を供給する竿供給装置(4)を備えており、
    竿挿通装置(2)は、竿(R)の両端を支持する竿支持構造(15)と、竿支持構造(15)を少なくとも待機位置とループ挿通位置の間で左右方向へ往復駆動する竿駆動構造(16)を備えており、
    ループコンベア(1)は、循環駆動されるコンベア本体(10)と、コンベア本体(10)に固定した一群のフック(11)を備えており、
    一群のフック(11)がひと竿分のソーセージループ(5)を支持するフックグループ(11G)ごとに分けられて、隣接するフックグループ(11G)の間に取出し装置用の動作空間(S)が設けられており、
    竿(R)が装填された竿支持構造(15)を、搬送移動しているソーセージループ(5)のループ内部へ向かって竿駆動構造(16)で進入移動させて、竿(R)をソーセージループ(5)の内部に挿通し、前記動作空間(S)内で作動する取出し装置(3)で竿(R)の両端を捕捉して、竿(R)およびソーセージループ(5)をループコンベア(1)の搬送軌跡の外へ取出すことを特徴とする竿掛け装置。
  2. 竿支持構造(15)が、竿置き台(17)と、竿置き台(17)に固定した横長の竿支持アーム(18)と、竿支持アーム(18)の両端上面に固定した一対の竿受け体(19)を備えており、
    一対の竿受け体(19)の対向する上隅部分に、竿(R)の両端を支持する竿装填溝(21)が形成してある請求項1に記載の竿掛け装置。
  3. 竿支持構造(15)の挿通始端側の竿受け体(19)に先導ピース(20)が設けられており、
    竿支持構造(15)を竿駆動構造(16)でループ挿通位置へ向かって進入移動する際に、先導ピース(20)でソーセージループ(5)を押し分けながら、竿支持構造(15)および竿(R)をソーセージループ(5)の内部に挿通する請求項2に記載の竿掛け装置。
  4. 取出し装置(3)が竿(R)の両端を捕捉する捕捉構造(51)を備えており、
    捕捉構造(51)は、ベース枠(55)と、ベース枠(55)で支持した左右一対の支持枠(56)と、支持枠(56)の下部に設けた左右一対の捕捉爪(57)と、ベース枠(55)に設けられて、いずれか一方の捕捉爪(57)を昇降操作する昇降体(61)を備えており、
    左右一対の捕捉爪(57)で竿(R)の両端を捕捉し、片方の捕捉爪(57)を昇降体(61)で上昇操作して竿(R)を傾斜させた状態で、捕捉構造(51)を斜めに移動させて、ひと竿分のソーセージループ(5)をフック(11)から分離しながら竿(R)に吊換える請求項1からのいずれかひとつに記載の竿掛け装置。
  5. 竿供給装置(4)が、竿ホッパー(42)と、竿ホッパー(42)の竿支持構造(15)側のホッパー壁の上部に設けたシュート(43)と、竿ホッパー(42)内の竿(R)をシュート(43)へ向かって1本ずつ供給する竿上げ体(45・46)を備えており、
    竿支持構造(15)を竿駆動構造(16)で竿受け位置へ移動操作した状態において、1本の竿(R)を竿上げ体(45・46)でシュート(43)へ送給して、竿(R)を竿支持構造(15)に供給する請求項1から4のいずれかひとつに記載の竿掛け装置。
  6. 次段装置が、取出し装置(3)からひと竿分のソーセージループ(5)と竿(R)を受取って一時的に支持する中継構造(91)と、中継構造(91)で支持した竿(R)の両端を挟持固定して取出し台(6)へ向かって搬送する終段搬送装置(92)を備えており、
    取出し装置(3)で取出したソーセージループ(5)と竿(R)を中継構造(91)に渡し、終段搬送装置(92)は、竿(R)の両端を挟持固定するピンチ構造(101)と、ピンチ構造(101)を左右、上下に往復駆動する第6、第7の駆動構造(102・103)を備えており、
    捕捉構造(51)の第3駆動構造(52)と、ピンチ構造(101)の第6駆動構造(102)が、フレーム(64)およびガイドレール(65)を共有しており、
    取出し装置(3)および終段搬送装置(92)の、中継構造(91)に対する接近動作と離反動作を同方向へ向かって同期的に行う請求項1から5のいずれかひとつに記載の竿掛け装置。
  7. ループコンベア(1)に設けた多数個のフック(11)に連鎖ソーセージを吊掛けて、ソーセージループ(5)を形成しながら一方向へ搬送するループ形成工程と、
    竿(R)の両端を竿挿通装置(2)の竿支持構造(15)で支持し、竿支持構造(15)および竿(R)をひと竿分のソーセージループ(5)のループ内部に通す竿挿通工程と、
    ソーセージループ(5)に挿通された竿(R)の両端を取出し装置(3)の捕捉構造(51)で捕捉し、捕捉した竿(R)を引上げ操作することにより、ひと竿分のソーセージループ(5)をフック(11)から分離してループコンベア(1)の搬送軌跡の外へ取出し、次段装置へ渡す取出し工程を備えており、
    ループコンベア(1)は、循環駆動されるコンベア本体(10)と、コンベア本体(10)に固定した一群のフック(11)を備えており、
    一群のフック(11)がひと竿分のソーセージループ(5)を支持するフックグループ(11G)ごとに分けられて、隣接するフックグループ(11G)の間に取出し装置用の動作空間(S)が設けられており、
    竿挿通工程において、竿支持構造(15)および竿(R)を、搬送移動しているソーセージループ(5)のループ内部へ向かって進入移動させて、竿(R)をソーセージループ(5)の内部に挿通し、
    取出し工程において、前記動作空間(S)内で作動する取出し装置(3)で竿(R)の両端を捕捉して、竿(R)およびソーセージループ(5)をループコンベア(1)の搬送軌跡の外へ取出すことを特徴とする竿掛け方法。
  8. 竿挿通工程において、竿支持構造(15)を挿通位置へ向かって進入操作する際に、竿支持構造(15)の挿通始端に設けた先導ピース(20)でソーセージループ(5)を押し分けながら、竿支持構造(15)および竿(R)をソーセージループ(5)の内部に挿通する請求項7に記載の竿掛け方法。
  9. 取出し工程において、捕捉構造(51)に設けた左右一対の捕捉爪(57)で竿(R)の両端を捕捉し、片方の捕捉爪(57)を昇降体(61)で上昇操作して竿(R)を傾斜させた状態で、捕捉構造(51)をフック(11)の谷部からフック端へ向かって斜めに移動させて、ひと竿分のソーセージループ(5)をフックグループ(11G)の一端から他端へ向かって竿(R)で順に支持して、ソーセージループ(5)をフック(11)から竿(R)へ吊換える請求項7または8に記載の竿掛け方法。
  10. 取出し工程において、取出し装置(3)の捕捉構造(51)から次段装置へ渡された竿(R)を、次段装置で取出し台(6)へ搬送する終段搬送工程を備えており、
    終段搬送工程においては、捕捉構造(51)から渡された竿(R)の両端を、次段装置の中継構造(91)の竿受け腕(95)で支持し、竿受け腕(95)で支持された竿(R)の両端を次段装置の終段搬送装置(92)のピンチ構造(101)で捕捉して取出し台(6)へ搬送しており、
    取出し装置(3)および終段搬送装置(92)の中継構造(91)に対する接近動作と離反動作を同方向へ向かって同期的に行う請求項7から9のいずれかひとつに記載の竿掛け方法
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