JP6373105B2 - トンネルセントルの目地材構造 - Google Patents

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Description

本発明は覆工コンクリートの目地を形成するための目地材の構造改良に関する。
トンネルの覆工コンクリートはセントルを逐次移動させて、掘削されたトンネル内周とセントル外周との間にコンクリートを注入し養生することを繰り返して形成される。この際、隣接するコンクリートの継ぎ目には角部分の欠損防止等のために目地を形成している。その一例を図11に示す。
図11において、トンネル長手方向(図の左右方向)へセントルの型枠9が位置している。型枠9の、坑口側に位置する一端部91は、養生を終えて型枠9が移動した後の覆工コンクリートCの内空間へ進入しており、当該一端部91の外周には台形断面を成す目地材10が設けられている。目地材10は例えば合成ゴム製で、内部に通孔101が形成され、当該通孔101内に固定用のワイヤ102が挿通されている。このワイヤ102を締めることにより、型枠9の一端部91外周に目地材10が巻回固定される。
目地材10は上面(外周面)10aと一方の傾斜側面10bが既設コンクリートCの端部内周に形成された切欠きCcの内周面に接して位置し、他方の傾斜側面10cが型枠9と図略のトンネル内周との間に形成されたコンクリート注入空間Scに露出している。型枠9の、切羽側に位置する他端部92外周には、コンクリート注入空間Sc内に注入される覆工コンクリートに上記切欠きCcと同形の切欠きを形成するための鋼板製の目地材片93が設けられている。なお、コンクリート注入空間Scは型枠9の他端面94に沿って配設された妻板95によって閉鎖されている。このような目地材構造は特許文献1に示されている。また、特許文献2には、切羽側へ型枠を順次繰り出して覆工コンクリートの打設を行うテレスコピック型トンネルセントルの一例が示されている。
特開2003−278496 特開2008−308855
ところで、テレスコピック型トンネルセントルでは、型枠がトンネル長手方向で複数に分割されており、分割された各型枠が覆工コンクリートの養生を終え次第、切羽側へ繰り出されて、繰り出された新たな型枠の外周に覆工コンクリートが注入される。したがって、新たに繰り出されて覆工コンクリートが注入される型枠に対して、未だ養生中の覆工コンクリートを保持するための既設の型枠が隣接することになるため、従来のように(図11参照)型枠9の一端部91を覆工コンクリートCの内空間へ進入させることができず、このためテレスコピック型トンネルセントルに上記従来の目地材構造を使用することは困難であった。特にトンネルの湾曲部においては、繰り出された新たな型枠と既設の型枠との間に比較的大きな隙間が生じるため、従来の目地材構造では目地材10の固定が不可能になるという問題があった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、テレスコピック型トンネルセントルのトンネル湾曲部等において使用して特に効果が大きいトンネルセントルの目地材構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、トンネルセントルにおける覆工コンクリート養生中の第1型枠(1A)に対してトンネル長手方向へ第2型枠(1B)を位置させ、前記第2型枠(1B)の端部(14)に対向する前記第1型枠(1A)の端部(15)の外周に第1目地材片(3)を設けるとともに、前記第2型枠(1B)の端部(14)側には当該端部(14)側に基端(21)が固定され先端(2b)が前記第1型枠(1A)の端部(15)に向けて延びかつ先端(2b)が当該端部(15)に当接した際にその少なくとも一部が前記第1型枠(1A)と第2型枠(1B)の対向方向で弾性的に屈曲変形可能な板材よりなる受け部材(2)を設けて、当該受け部材(2)の外周端面(2a)に第2目地材片(4)の内周面を支持させた状態で当該第2目地材片(4)を前記第1目地材片(3)に当接させて、覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った突出部を形成する。
本第1発明において、第2目地材片の内周面が受け部材の外周端面に載ってこれに支持されるから、第2目地材片は第1型枠と第2型枠の間の隙間内に落ち込むことはなく、第2目地材片が第1目地材片に適正に当接させられて、覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った突出部が形成される。
第1型枠と第2型枠の対向間隔が狭まって間隙が小さくなると、受け部材の先端が第1型枠に当接し、当接時の荷重に応じて受け部材は少なくともその一部が弾性的に屈曲変形する。そしてこの場合も受け部材の外周端面の高さは変化しない。これにより、第1型枠と第2型枠の対向間隔が変化しても、受け部材の外周端面によって第2目地材片の内周面は確実に支持され、第2目地材片が第1目地材片に適正に当接させられる。
本第2発明では、前記第2型枠(1B)の端部たる端板(14)に前記第1型枠(1A)に向けてスペーサ部材(6)を突設し、その先端に前記受け部材(2)の基端(21)を固定する。
本第2発明においては、第1型枠と第2型枠の間の間隙が大きくなっても、スペーサ部材の先端に設けた受け部材によって第2目地材片は確実に支持されて、第1目地材片に適正に当接させられる。
本発明の適用範囲はテレスコピック型トンネルセントルに限られない。そこで、本第3発明では、既設の覆工コンクリート(C)の端部に対しトンネル長手方向でトンネルセントルの型枠(1)の端部を接近させ、前記覆工コンクリート(C)の端部内周面と前記型枠(1)の外周面を略同一面上に位置させて、前記型枠(1)の端部側に、当該端部側に基端が固定され先端(2b)が前記覆工コンクリート(1)の端部内周に形成された切欠き(Cc)の内側位置に向けて延びかつ先端(2b)が前記覆工コンクリート(1)の切欠き(Cc)に当接した際にその少なくとも一部が前記トンネル長手方向で弾性的に屈曲変形可能な板材よりなる受け部材(2)を設けて、当該受け部材(2)の外周端面(2a)に目地材(8)の内周面(8d)を支持させた状態で当該目地材(8)の一部を前記切欠き(Cc)内に挿入して覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った突出部(P)を形成する。
本第3発明において、型枠を既設の覆工コンクリートと長手方向で干渉しない位置に置いて、受け部材のみを上記覆工コンクリートの切欠き空間に臨ませる。これにより、型枠が拡径させられる際に型枠や受け部材が覆工コンクリートと干渉することが避けられる。したがって、既設の覆工コンクリートの内周面が過度に押し上げられて当該コンクリート内にクラックが生じることが防止される。枠体の外周に沿って切欠き内へ押し込まれた目地材は受け部材によって良好に支持されて、目地の凹断面形状に倣った突出部が形成される。そして、受け部材がトンネル長手方向で切欠き面に当接しても、当接時の荷重に応じて受け部材は少なくともその一部が弾性的に屈曲変形するから、切欠き面に損傷を与えることは無い。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明のトンネルセントルの目地材構造によれば、テレスコピック型トンネルセントルにおいて、トンネルの湾曲部等においても良好に使用することができる。
本発明の第1実施形態における、テレスコピック型トンネルセントルの型枠端部の半部正面図である。 受け部材の正面図である。 受け部材の側面図である。 受け部材を設けた型枠の坑口側端板の断面図である。 目地材構造を設けた型枠外周部の断面図である。 型枠間の隙間が小さくなった時の目地材構造を設けた型枠外周部の断面図である。 型枠間の隙間が大きい時の他の目地材構造を設けた型枠外周部の断面図である。 本発明の第2実施形態における、目地材構造を設けた型枠外周部の断面図である。 他の例における受け部材を設けた型枠の坑口側端板の断面図である。 さらに他の例における受け部材を設けた型枠の坑口側端板の断面図である。 従来の目地材構造を設けた型枠外周部の断面図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
(第1実施形態)
図1にはテレスコピック型トンネルセントルの型枠1の端部の半部正面図を示す。型枠1は図略の門型ガントリーに支持されてトンネル長手方向(紙面垂直方向)へ移動可能である。型枠1は実際には中央線に対して左右対称形のトンネル形状となっており、頂部に位置する天端フォーム11、天端フォーム11の端部に回動可能に連結された側フォーム12、および側フォーム12の下端に回動可能に連結された下端フォーム13より構成されている。
テレスコピック型トンネルセントルでは、既述のように、型枠1がトンネル長手方向で複数に分割されており、分割された各型枠1が覆工コンクリートの養生を終え次第、切羽側へ繰り出されて、繰り出された新たな型枠の外周に覆工コンクリートが注入される。したがって、新たに繰り出されて覆工コンクリートが注入される型枠(第2型枠)に対して、未だ養生中の覆工コンクリートを保持するための既設の型枠(第1型枠)が隣接することになる。
本実施形態では、分割された各型枠1の一方の端面(坑口側端面)を構成する天端フォーム11、側フォーム12、および下端フォーム13の、周面の複数個所に受け部材2が設けられている。受け部材2の詳細を以下に説明する。受け部材2は本実施形態ではバネ板で構成されており、その正面図を図2に、側面図を図3に示す。図2、図3より明らかなように、受け部材2は略長方形のバネ板の四隅を適宜面取りしたもので、基端たる一端部21を所定幅Dで残して、板面を横断する直線lを境に一定角度θで屈曲傾斜させてある。この場合の受け部材2の傾斜部22の長さLや屈曲角度θは後述するように、対向する他の型枠の端面との間に形成される間隙の大きさを考慮して適当に決定される。なお、上記一端部21の中央には取付穴23が設けられている。バネ板は変形した後の原形復帰力が十分ある点で好ましいが、受け部材2は必ずしもバネ板で構成する必要は無く、通常の金属板で良いし、樹脂板等を使用しても良い。
図4には上記受け部材2を設けたテレスコピック型トンネルセントルの型枠1B(第2型枠)の、坑口側端板14の拡大断面図を示す。坑口側端板14には既設の型枠1A(第1型枠)の端部(切羽側端部)15が対向しており、これら坑口側端板14と切羽側端部15との間の間隙Gに、坑口側端板14から延びる受け部材2が位置している。受け部材2を設置した部分の詳細断面を図5に示す。
図5において、既設の型枠1Aの外周と図略のトンネル内周との間には、養生中の覆工コンクリートCが保持されている。公知の構造で型枠1A内を経て切羽側(図1の右方)へ繰り出された新たな型枠1Bは、その坑口側端板14が型枠1Aの切羽側端部たる端板15に対向して位置させられている。
型枠1Aの端板15には目地材片(第1目地材片)3を構成する支持板31がボルト311で結合されており、当該支持板31は端板15の外周縁に沿って一定幅で周方向へ延びるとともに、支持板31の外方端は端板15の外周を超えて外方へ延びている。そして、下縁が型枠1Aの外周面に接している傾斜板32の上端部が、支持板31の上端に接して傾斜姿勢に保持されており、このような支持板31と傾斜板32とで目地材片3の三角断面空間が形成されている。
上記受け部材2はその取付穴23(図2)内にボルト24を挿通して、型枠1Bの坑口側端板14に結合固定されている。受け部材2はその外周端面2aが型枠1Bの外周面と略同一高さとなっており、この状態で型枠1Aの端板15に向けて延びてその先端2bが端板15に接近している。型枠1Bの外周には目地材片(第2目地材片)4が配設されている。目地材片4は本実施形態ではゴム製で、目地材片3に臨む前面4aが垂直面となり、平行な上面と下面を有し、後面が型枠外周面へ向けて傾斜した台形断面をなしている。台形断面の中心部には引締め用のワイヤを通す通孔41が形成されている。
このような目地材構造において、型枠1Bの外周に目地材片4を配設し、目地材片4を枠体1Bの外周に沿って枠体1Aの方向へ押しやると、目地材片4の内周面(図5の下面)が受け部材2の外周端面2aに載ってこれに支持される。したがって、目地材片4が端板14と端板15の間の隙間G内に落ち込むことはなく、目地材片4の前面4aが目地材片3の支持板31前面に適正に当接させられる(図5)。この状態で目地材片4の通孔41内にワイヤを通してこれを引き締めることにより、目地材片4が型枠1Bの外周と受け部材2の外周端面2aに圧接させられて位置決めされる。
そして、互いに当接させられた目地材片3,4によって、覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った、両側面が内周方向へ開いた台形断面の突出部が形成される。そして、型枠1Bの外方に形成されているコンクリート注入空間Scに新たな覆工コンクリートを注入すると、養生中のコンクリートCと新たに注入されたコンクリートの継ぎ目に上記突出部によって台形断面の目地が形成される。
型枠1A,1Bの対向間隔が狭まり、これらの間に形成される間隙Gが小さくなると、受け部材2の先端2bが図6に示すように型枠1Aの端板15(支持板31)に当接する。受け部材2はバネ板によって構成されているから、当接時に受ける荷重に応じて受け部材2は屈曲角度θが小さくなるように弾性変形する(図4の鎖線)。この際にも、受け部材2の外周端面2aは型枠1Bの外周面と略同一高さを維持している。これにより、型枠1A,1Bの対向間隔が変化しても、受け部材2の外周端面2aによって目地材片4の内周面は確実に支持されるから、目地材片4が隙間G内に落ち込むことはなく、目地材片3,4同士が適正に当接させられる。
テレスコピック型トンネルセントルでトンネル湾曲部の外側では型枠1A,1B間の間隙Gがかなり大きくなることがある。この場合は、例えば図7に示すような構造とする。すなわち、図7において、型枠1Bの端板14にL字断面形状のステー5をボルト固定して、型枠1A方向へ延びるその一辺51の外周面を型枠1Bの外周面に一致させる。また、型枠1Bの端板14に、一定長さの筒状スペーサ6を型枠1Aに向けて立設してその先端に上記受け部材2をボルト24で固定する。そして受け部材2の外周端面2aをステー5の一辺51の外周面と略同一高さにする。このような構造によって、型枠1A,1B間の間隙Gが大きい場合にも、ステー5と受け部材2とで目地材片4を確実に支持して、目地材片3に適正に当接させることができる。なお、ステー5は必ずしも設ける必要は無い。また、スペーサ部材としては必ずしも筒状のものである必要は無く、型枠1Aの方向へ一定量突出してその先端に上記受け部材2を固定支持できるものであれば良い。
(第2実施形態)
図8において、養生を終えた既設の覆工コンクリートCに対して、公知の構造で縮径させられて既設コンクリートCの内周面から離脱させられた型枠1は、セントルの移動によって既設コンクリートCよりも切羽側の前方(図8の右方)へ移動させられて、型枠1の坑口側端部が既設コンクリートCの切羽側端部に接近している。ここで、既設コンクリートCの端部内周にはトンネル軸方向(図1の左右方向)へ傾斜する切欠きCcが形成されている。この切欠きCcは、型枠1の切羽側端部(図示略)の外周に設けた目地材片によって既設コンクリートCの打設時に形成されたものである。
型枠1の端部には坑口側端板14に第1実施形態で説明したのと同一構造の受け部材2が設けられている。すなわち、受け部材2はボルト24によって型枠1の坑口側端板14に結合固定されており、受け部材2はその外周端面2aが型枠1の外周面と略同一高さとなっている。そして、この状態で受け部材2の先端は覆工コンクリートの切り欠きの内側位置へ延びている。
既設コンクリートCの内周面から離脱させるために一旦縮径された型枠1は、既設コンクリートCから切羽側前方への移動後に再び拡径させられて、型枠1の外周面が既設コンクリートCの内周面と略同一になるようにされる。ここにおいて本実施形態では、型枠1は既設コンクリートCと長手方向で干渉する位置に無く、また受け部材2は既設コンクリートCの切欠きCcに臨んでいる。したがって、型枠1を拡径した際に、型枠1や受け部材2がある程度外方(図8の上方)へ移動しても既設コンクリートCと干渉することは無い。これにより、既設コンクリートCの内周面が過度に押し上げられて当該コンクリートC内にクラックが生じるという問題は回避される。なお、譬え受け部材2がトンネル長手方向で切欠きCcの内周面に当接しても、当接時の荷重に応じて受け部材2は屈曲角度が小さくなるように変形するから、切欠きCcに損傷を与えることは無い。
この状態で型枠1の外周に目地材8を配設する。目地材8は全体がゴム製で、平行な上面(外周面)8aと下面8d(内周面)を有し、既設コンクリートCの切欠きCcに臨む前面8bおよび後面8cがそれぞれ内周側へ開くように傾斜した台形断面をなしている。そして、台形断面の中心部には引締め用のワイヤ82を通す通孔81が形成されている。なお、目地材8の断面形状は台形に限られず、例えば三角断面等であっても良い。
このような目地材8を枠体1の外周に沿って切欠きCc内へ押し込むと、目地材8の内周面8dが受け部材1の外周端面2aに載ってこれに支持される。この状態で目地材8の通孔81内にワイヤ82を通してこれを引き締めることにより、目地材8は型枠1の外周と受け部材2の外周端面2aに圧接させられて位置決めされる。そして、目地材8によって、切欠きCcがその一部を構成する、覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った、両側面が内周方向へ開いた台形断面の突出部Pが形成される。
上記各実施形態では受け部材2を基端から一定角度で屈曲傾斜する形状とし、当接時に受ける荷重に応じて屈曲角度が小さくなるように変形するものとしたが、受け部材の形状はこのようなものに限られない。例えば、図9に示すように、受け部材2´を蛇腹折り形状に成形して、型枠1A,1B間の間隙Gが小さくなった場合には(図9の鎖線)当接する型枠1Aから受ける荷重の増大に応じてその屈曲度が大きくなるように変形するものとしても良い。なお、全体を蛇腹折り形状とする必要は無く、一部のみ蛇腹折り形状とすることができる。あるいは図10に示すように、受け部材2´´全体を弧状に湾曲した形状として、型枠1A,1B間の間隙Gが小さくなった場合には(図10の鎖線)当接する型枠1Aから受ける荷重の増大に応じてその湾曲度が大きくなるように変形するものとしても良い。
1A…第1型枠、1B…第2型枠、14…端板(端部)、15…端板(端部)、2…受け部材、2a…外周端面、2b…先端、21…一端部(基端)、2´…受け部材、2´´…受け部材、3…第1目地材片、4…第2目地材片、6…筒状スペーサ(スペーサ部材)、8…目地材、C…覆工コンクリート、Cc…切欠き。

Claims (3)

  1. トンネルセントルにおける覆工コンクリート養生中の第1型枠に対してトンネル長手方向へ第2型枠を位置させ、前記第2型枠の端部に対向する前記第1型枠の端部の外周に第1目地材片を設けるとともに、前記第2型枠の端部側には当該端部側に基端が固定され先端が前記第1型枠の端部に向けて延びかつ先端が当該端部に当接した際にその少なくとも一部が前記第1型枠と第2型枠の対向方向で弾性的に屈曲変形可能な板材よりなる受け部材を設けて、当該受け部材の外周端面に第2目地材片の内周面を支持させた状態で当該第2目地材片を前記第1目地材片に当接させて、覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った突出部を形成したことを特徴とするトンネルセントルの目地材構造。
  2. 前記第2型枠の端部を構成する端板に前記第1型枠に向けてスペーサ部材を突設し、その先端に前記受け部材の基端を固定した請求項1に記載のトンネルセントルの目地材構造。
  3. 既設の覆工コンクリートの端部に対しトンネル長手方向でトンネルセントルの型枠の端部を接近させ、前記覆工コンクリートの端部内周面と前記型枠の外周面を略同一面上に位置させて、前記型枠の端部側に、当該端部側に基端が固定され先端が前記覆工コンクリートの端部内周に形成された切欠きの内側位置に向けて延びかつ先端が前記覆工コンクリートの切欠きに当接した際にその少なくとも一部が前記トンネル長手方向で弾性的に屈曲変形可能な板材よりなる受け部材を設けて、当該受け部材の外周端面に目地材の内周面を支持させた状態で当該目地材の一部を前記切欠き内に挿入して覆工コンクリートの目地の凹断面形状に倣った突出部を形成したことを特徴とするトンネルセントルの目地材構造。
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