JP2015175102A - 軒樋継手、及び軒樋継手と軒樋の接続構造 - Google Patents

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晋太郎 大橋
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Abstract

【課題】軒樋に容易に且つ見栄えよく取付けることができ、水漏れ等の不具合が生じ難い軒樋継手、及び軒樋継手と軒樋の接続構造を提供する。【解決手段】後板10は、軒樋3の後壁30の外面に沿って配置される。底板11は、軒樋3の底部31の外面に沿って配置される。前板12は、軒樋3の前壁32の外面に沿って配置される。前耳固定部14は、前板12の上端部に設けられ、前壁32の上端部に設けられた前耳部34に固定可能である。前耳固定部14が、折曲げ代131と補強片141を備える。折曲げ代131が、前板12の上端部から延び出た板状で、前耳部34の上面に沿うように後側に向かって折曲げ可能である。補強片141が、折曲げ代131から突出して、折曲げ代131の前板12側から前板12と反対側に向かって延びる。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に軒樋継手、及び軒樋継手と軒樋の接続構造、より詳細には軒樋同士を接続するための軒樋継手、及び軒樋継手と軒樋の接続構造に関する。
特許文献1には軒樋継手が開示されている。この軒樋継手は、軒樋の外面に沿って設けられる外継手を備えている。外継手は、後板の前側に突出した上縁部が軒樋の後耳部に固定され、前板の後側に突出した上縁部が軒樋の前耳部に固定される。
特開平11−159080号公報
特許文献1に開示された外継手を軒樋に装着するには、例えば後板の前側に突出した上縁部を軒樋の後耳部に引っ掛け、この後、前板の後側に突出した上縁部を軒樋の前耳部に引っ掛ければよい。しかし、このように外継手を軒樋に装着するには、前板の後側に突出した上縁部が軒樋の前面に接触して、軒樋の前面を傷付ける可能性があり、これを避けるために作業がしづらくなる可能性がある。
この点を改善するには、例えば前板の上縁部を折曲げ可能な折曲げ代とし、前板を軒樋の前面に沿って配置した後に、折曲げ代を後側(建物側)に折り曲げて軒樋の前耳部に引っ掛けることが考えられる。
しかし、このように折曲げ代を後側に折曲げるときには、折曲げ代にかかった力によって軒樋の前面に沿う前板が前側に膨らむように撓み、軒樋継手の外観が損なわれる可能性がある。また、前板の後面と軒樋の前面との間から水漏れが生じる恐れもある。
本発明は、軒樋に取付けるときに軒樋の前耳部に引っ掛けられる部分が軒樋の前面に接触し難く、軒樋に見栄えよく取付けることができ、水漏れ等の不具合が生じ難い軒樋継手、及び軒樋継手と軒樋の接続構造を提供することを目的とする。
本発明の軒樋継手は、以下の特徴を有する。軒樋継手は、後板、底板、前板、後耳固定部、及び前耳固定部を備える。後板は、軒樋の後壁の外面に沿って配置される。底板は、軒樋の底部の外面に沿って配置される。前板は、軒樋の前壁の外面に沿って配置される。後耳固定部は、後板の上端部に設けられ、後壁の上端部に設けられた後耳部に固定可能である。前耳固定部は、前板の上端部に設けられ、前壁の上端部に設けられた前耳部に固定可能である。前耳固定部が、折曲げ代と補強片を備える。折曲げ代が、前板の上端部から延び出た板状で、前耳部の上面に沿うように後側に向かって折曲げ可能である。補強片が、折曲げ代から突出して、折曲げ代の前板側から前板と反対側に向かって延びる。
また、金属製の軒樋継手であって、補強片が、折曲げ代の軒樋長手方向の端部を折曲げた片であることが好ましい。
また、軒樋継手は、本実施形態のように以下の特徴を有することが好ましい。折曲げ代において補強片が形成された部分が前耳部の上面に沿って配置される。折曲げ代が、補強片よりも前板から離れる方向に突出して、前耳部の後面に沿って曲げ変形可能な曲げ部を備える。
また、補強片が折曲げ代の折曲方向に向かって突出することが好ましい。
また、本発明の軒樋継手と軒樋の接続構造は、以下の特徴を有する。軒樋継手の後板、底板、及び前板が、軒樋の後壁、底部、及び前壁の夫々の外面に沿って配置される。後耳固定部が後耳部に固定される。折曲げ代が前耳部の上面に沿って折曲げられる。
本発明の軒樋継手、及び軒樋継手と軒樋の接続構造では、軒樋継手の折曲げ代を前耳部の上面に沿うように後側に向かって折曲げて前耳部に固定することができる。このため、軒樋継手を軒樋の外面に沿って配置するときに前耳部に引っ掛けられる部分が軒樋の前面に接触し難くなる。また、前耳固定部の折曲げ代は、折曲げ代から突出した補強片により補強されるため、折曲げ代の厚み方向に撓み難い。このため、作業者によって折曲げ代が前耳部に沿って折曲げられるときに、前板の上端部に対して後側に力がかかり難くなって前板は前側に撓み難くなる。従って、軒樋の前板が撓んで軒樋継手の外観が損なわれることを防止できる。また、前板を軒樋の前壁の外面に沿って密着状態で配置することができ、前板と軒樋の前壁の外面との間から水漏れが生じ難くなる。
本発明の実施形態の軒樋継手を軒樋に接続した状態を示した側断面図である。 前記軒樋継手の側断面図である。 図1のA部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に本実施形態の軒樋継手を軒樋に接続した状態を示し、図2に本実施形態の軒樋を示す。
軒樋継手1は、両側の軒樋3に外側から嵌め付けられて、両軒樋3同士を接続する外継手である。以下では、両軒樋3及び軒樋継手1について、両軒樋3を軒樋継手1で接続した施工状態における方向を基準にして記述する。すなわち、図1において矢印D1で示した屋外側方向を前方、矢印D2で示した建物側方向を後方、矢印D3で示した方向を上方、矢印D4で示した方向を下方として記述する。
本実施形態の軒樋継手1によって接続される両軒樋3は、平面視で一直線状に並べて配置される。両軒樋3は、互いの長さ方向の端面が対向するように配置される。そして、このように配置された両軒樋3の長さ方向の端部同士が、軒樋継手1によって接続される。なお、軒樋継手1は、平面視で交差する方向に延びる軒樋3同士を接続する曲がり継手であっても構わない。
各軒樋3は金属製であり、例えば鋼板から形成される。なお、軒樋3は、合成樹脂や、合成樹脂に金属板をインサート成形した軒樋3であってもよい。
各軒樋3は同一の断面形状を有している。各軒樋3は、図1に示すように、後壁30、底部31、前壁32、後耳部33、及び前耳部34を備えている。これら後壁30、底部31、前壁32、後耳部33、及び前耳部34は、一体に形成されている。
軒樋3の後壁30は、底部31の後端から立ち上がっている。後壁30の外面は、軒樋3の後面である。後壁30は底部31から垂直に突出し、略鉛直になるよう配置される。軒樋3の底部31は平板状であり、略水平になるよう配置される。底部31の下面は、軒樋3の下面である。前壁32は、底部31の前端から立ち上がっている。前壁32の外面は、軒樋3の前面である。前壁32は上方に行く程前方(建物側)に位置するように傾斜した平板状である。
後耳部33は、後壁30の上端部に設けられている。後耳部33は、後壁30の上端から前側に向かって突出している。後耳部33は、例えば後壁30の上端部を曲げて形成される。
後耳部33は、上側片部330、前側片部331、及び折返し部332を備えている。上側片部330は、後壁30の上端から前側に向かって突出している。前側片部331は、上側片部330の前端から下側に向かって突出している。折返し部332は、前側片部331の下端部を前側片部331の後面側に折返した部分である。
前耳部34は、前壁32の上端部に設けられている。前耳部34は、前壁32の上端部から延び出て、後側(建物側)に向かって突出している。前耳部34は、例えば前壁32の上端部を曲げて形成される。
前耳部34は、図3に示すように、上片部340、後片部341、下片部342、及び折返し片部343を備えている。上片部340は、前壁32の上端から後側に向かって突出している。上片部340の上面は、前耳部34の上面である。上片部340の前端部344よりも後方の部分である主部345は、後方に行く程下方に位置するように傾斜している。上片部340の前端部344は、軒樋3長手方向(左右方向)と直交する断面において、外面側に突となる円弧状に形成されている。上片部340の前端部344は、前壁32の上端と主部345を連続するように繋いでいる。
後片部341は、上片部340の主部345の後端から下側に向かって突出している。後片部341は、軒樋3長手方向と直交する断面において後側に突となる円弧状に形成されている。後片部341の後面は、前耳部34の後面である。
下片部342は、後片部341の上片部340と反対側の端(下端)から前側に向かって突出している。下片部342は、後片部341によって主部345と連続するように繋がれている。下片部342の下面は、前耳部34の下面である。
折返し片部343は、下片部342の前端部を下片部342の上面側に折返した部分である。
軒樋継手1は、金属製であって、例えば鋼板から形成される。本実施形態の軒樋継手1は、図2に示すように、後板10、底板11、前板12、後耳固定部13、及び前耳固定部14を備えている。なお、図2では、軒樋継手1を軒樋3に取付けるにあたって軒樋継手1の内側に嵌め込まれた軒樋3が二点鎖線で図示されている。
軒樋継手1の後板10は、底板11の後端から立ち上がっている。後板10は、底板11から垂直に突出した平板状である。後板10は、軒樋3の後壁30の外面に沿って配置される。底板11は平板状であって、軒樋3の底部31の外面に沿って配置される。前板12は、底板11の前端から立ち上がっている。前板12の外面は、軒樋継手1の前面である。前板12は上方に行く程前方に位置するように傾斜した平板状である。前板12は、軒樋3の前壁32の外面に沿って配置される。
後耳固定部13及び前耳固定部14は、軒樋継手1の軒樋3長手方向における全長に亘って形成されている。なお、後耳固定部13及び前耳固定部14は、軒樋継手1の軒樋3長手方向における中間部には形成されなくてもよい。すなわち、後耳固定部13及び前耳固定部14は、軒樋3長手方向において少なくとも両側に形成されればよい。
後耳固定部13は、後板10の上端部を折曲げて形成される。本実施形態の後耳固定部13は、突出片130と、折曲げ代131を備えている。本実施形態の後耳固定部13は、突出片130と折曲げ代131だけで構成されている。
突出片130は、後板10の上端から前側に向かって突出している。突出片130は、例えば後板10の上端部を折曲げることで形成される。突出片130は、軒樋3の後耳部33の上側片部330に沿って配置される。
折曲げ代131は、突出片130の前端から上側に向かって突出している。折曲げ代131は、例えば突出片130の前端部を上側に曲げることで形成される。折曲げ代131は、図1に示すように軒樋3の後耳部33の前側片部331に沿うように下側に向かって折曲げ可能である。
前耳固定部14は、図2に示すように、前板12の上端部を折曲げて形成される。前耳固定部14は、図1に示すように軒樋3の前耳部34に沿って折曲げ可能である。
図2に示すように、前耳固定部14は、第2折曲げ代140と複数の補強片141を備えている。本実施形態の前耳固定部14は、第2折曲げ代140と複数の補強片141だけで構成されている。以下、後耳固定部13の折曲げ代131を第2折曲げ代140と区別するため、第1折曲げ代131と記載する。
第2折曲げ代140は、前板12の上端部から上側に延び出た平板状である。第2折曲げ代140は、前板12の上端部を軒樋継手1の内側となる後側に向けて僅かに折曲げることで形成されている。
第2折曲げ代140と前板12の境界には、軒樋3長手方向に延びる折り目15がある。第2折曲げ代140は、前板12の上端部に対して折り目15を境にして後側に折り曲げられている。第2折曲げ代140は、上方に行く程後側に位置するように傾斜している。なお、第2折曲げ代140は鉛直であってもよいし、上方に行く程前側に位置するように傾斜してもよい。第2折曲げ代140は、図1に示すように、折り目15を境に前板12に対して折り曲げることで、各軒樋3の前耳部34の上面、後面、及び下面に沿わせることができる。
前記複数の補強片141は、図2に示すように、第2折曲げ代140から突出している。補強片141は、第2折曲げ代140の軒樋3長手方向の両端部に夫々設けられている。なお、前耳固定部14が軒樋継手1の軒樋3長手方向における両側に個別に形成される場合、補強片141は前耳固定部14毎に設けられる。
各補強片141は、第2折曲げ代140の軒樋3長手方向における外側の端から突出している。各補強片141は、第2折曲げ代140の折曲方向に向かって突出している。すなわち、各補強片141は、図1に示すように第2折曲げ代140を前耳部34に沿って折り曲げたとき、第2折曲げ代140から下側に向かって突出する。なお、各補強片141は、第2折曲げ代140の折曲方向と反対側に突出してもよい。
各補強片141は、例えば第2折曲げ代140の軒樋3長手方向における外側端部を折曲げることで形成される。各補強片141は、第2折曲げ代140の前板12側(基端側)の端部から、第2折曲げ代140の前板12と反対側(先端側)に向かって延びている。各補強片141は、平板状の第2折曲げ代140に対して垂直である。各補強片141は、軒樋3長手方向から見て、第2折曲げ代140の基先方向に長い長形である。詳しくは、各補強片141は、軒樋3長手方向から見て台形状に形成されており、前板12側の端面及び前板12と反対側の端面との間隔が第2折曲げ代140に近づく程大きくなっている。
各補強片141は、第2折曲げ代140の前板12側の端部(基端部)と前板12と反対側の端部(先端部)の間である中間部142に設けられている。各補強片141は、第2折曲げ代140の中間部142にのみ設けられており、第2折曲げ代140の前板12側の端部(基端部)、及び第2折曲げ代140の前板12と反対側の端部(先端部)には、設けられていない。
第2折曲げ代140の前板12側の端部は、図1に示すように、軒樋3の上片部340の前端部344に沿って折曲げ可能な第1曲げ部143である。図2に示すように、第2折曲げ代140の前板12と反対側の端部は、各補強片141よりも前板12と反対側に向かって突出している。第2折曲げ代140の前板12と反対側の端部は、図3に示すように、軒樋3の前耳部34の後片部341及び下片部342に沿って折曲げ可能な第2曲げ部144である。
軒樋継手1は、例えば以下のようにして両側の軒樋3に接続される。まず、作業者は、図2に示すように、軒樋継手1を軒樋3の外側に被せて、軒樋継手1の後板10、底板11、及び前板12を、各軒樋3の後壁30、底部31、及び前壁32の夫々の外面に沿って配置する。また、このとき、作業者は、後耳固定部13の突出片130を、各軒樋3の後耳部33の上側片部330の上面に沿って配置する。これにより、突出片130が各軒樋3の上側片部330に引っ掛けられて、後耳固定部13は各軒樋3の後耳部33に仮固定される。なお、軒樋継手1の内面は、各軒樋3の外面に対して接着剤やシール材を介して接着してもよいし、直接接触するようにしてもよい。
次に作業者は、図1に示すように、第1折曲げ代131を折曲げて、後耳固定部13を後耳部33に固定する。また、作業者は、図1に示すように、第2折曲げ代140を折曲げて、前耳固定部14を前耳部34に固定する。なお、前耳固定部14を各軒樋3の前耳部34に固定する作業は、後耳固定部13が後耳部33に固定された後に行われてもよいし、後耳固定部13が後耳部33に固定される前に行われてもよい。
後耳固定部13を各軒樋3の後耳部33に固定するには、作業者は、後耳固定部13の第1折曲げ代131を図2の矢印A1に示す方向に折曲げて、図1に示すように第1折曲げ代131を各軒樋3の前側片部331の前面に沿わせる。これにより、第1折曲げ代131は各軒樋3の前側片部331に引っ掛けられて、後耳固定部13は各軒樋3の後耳部33に固定(本固定)される。
軒樋継手1の前耳固定部14を各軒樋3の前耳部34に固定するには、作業者は、前耳固定部14の第2折曲げ代140を図2の矢印A2に示す方向に折曲げて、図3に示すように第2折曲げ代140を各軒樋3の前耳部34に沿わせる。この第2折曲げ代140の折曲げは、例えば作業者が第2折曲げ代140における第1曲げ部143や中間部142を押圧することで行われる。このとき、第2折曲げ代140は、第2折曲げ代140の内側に各軒樋3の前耳部34が巻き込まれるように折曲げられる。
このように第2折曲げ代140が折曲げられることで、第1曲げ部143は折り目15を境にしてより後側に傾斜した状態にされて、各軒樋3の上片部340の前端部344の外面に沿って配置される。また、第2折曲げ代140の補強片141が設けられた中間部142は、各軒樋3の上片部340の主部345に沿って配置され、各補強片141の下側の端面の全部が、各軒樋3の主部345の外面に沿って接する。さらに、第2折曲げ代140の第2曲げ部144は、各軒樋3の主部345に対して下側に折り曲げられて、前耳部34の後片部341の外面及び下片部342の外面に沿って配置される。これにより、前耳固定部14は前耳部34に引っ掛けられて前耳部34に対して固定される。
ここで、前耳固定部14の第2折曲げ代140は、第2折曲げ代140から突出した複数の補強片141を設けたこと(リブ効果)により補強されている。このため、第2折曲げ代140、特に補強片141が設けられた中間部142は、第2折曲げ代140の厚み方向に撓み難い。このため、前記のように作業者によって第2折曲げ代140が前耳部34に沿って折曲げられるときに、前板12の上端部に対して後側に力がかかり難くなって前板12は撓み難くなる。また、第2折曲げ代140の中間部142は第1曲げ部143に対してしっかりと曲げられ、且つ第2曲げ部144は中間部142に対してしっかりと曲げられる。
以上説明した本実施形態の軒樋継手1は以下の特徴を有する。軒樋継手1は、後板10、底板11、前板12、後耳固定部13、及び前耳固定部14を備える。後板10は、軒樋3の後壁30の外面に沿って配置される。底板11は、軒樋3の底部31の外面に沿って配置される。前板12は、軒樋3の前壁32の外面に沿って配置される。後耳固定部13は、後板10の上端部に設けられ、後壁30の上端部に設けられた後耳部33に固定可能である。前耳固定部14は、前板12の上端部に設けられ、前壁32の上端部に設けられた前耳部34に固定可能である。前耳固定部14が、第2折曲げ代140と補強片141を備える。第2折曲げ代140が、前板12の上端部から延び出た板状で、前耳部34の上面に沿うように後側に向かって折曲げ可能である。補強片141が、第2折曲げ代140から突出して、第2折曲げ代140の前板12側から前板12と反対側に向かって延びる。
この特徴を有する軒樋継手1は、後耳固定部13が軒樋3の後耳部33に固定され、前耳固定部14が軒樋3の前耳部34に固定されて、軒樋3に取り付けられる。前耳固定部14にあっては、第2折曲げ代140が前耳部34の上面に沿うように後側に向かって折曲げられて前耳部34に固定される。このため、軒樋継手1を軒樋3の外面に沿って配置するときに前耳部34に引っ掛けられる部分(第2折曲げ代140)が軒樋3の前面に接触し難くして、軒樋継手1を軒樋3に接続する作業を容易にできる。また、前耳固定部14の第2折曲げ代140は、第2折曲げ代140から突出した補強片141により補強されるため、第2折曲げ代140の厚み方向に撓み難い。このため、作業者が第2折曲げ代140を前耳部34に沿って折曲げるときに、前板12の上端部に対して後側に力がかかり難くなって前板12が撓み難くなる。従って、軒樋3の前板12が前側に膨らんで軒樋継手1の外観が損なわれることを防止できる。また、前板12を軒樋3の前壁32の外面に密着状態で配置でき、前板12の後面と軒樋3の前壁32の外面との間から水漏れが生じ難くなる。
また、軒樋継手1は、本実施形態のように金属製であって、補強片141が、第2折曲げ代140の軒樋3長手方向の端部を折曲げた片であることが好ましい。この場合、補強片141を簡単に形成できる。
また、軒樋継手1は、本実施形態のように以下の特徴を有することが好ましい。第2折曲げ代140において補強片141が形成された部分が前耳部34の上面に沿って配置される。第2折曲げ代140が、補強片141よりも前板12から離れる方向に突出して、前耳部34の後面に沿って曲げ変形可能な第2曲げ部144を備える。この特徴を有する軒樋継手1は、第2曲げ部144を前耳部34の後面に沿って曲げて引っ掛けることができるため、前耳固定部14を前耳部34にしっかりと固定できる。
また、本実施形態のように、補強片141が第2折曲げ代140の折曲方向に突出することが好ましい。この場合、第2折曲げ代140から突出した撓み難い補強片141を前耳部34に引っ掛けて固定でき、前板12を一層撓み難くできる。
また、本実施形態の軒樋継手1と軒樋3の接続構造は、以下の特徴を有する。軒樋継手1の後板10、底板11、及び前板12が、軒樋3の後壁30、底部31、及び前壁32の夫々の外面に沿って配置される。後耳固定部13が後耳部33に固定される。第2折曲げ代140が前耳部34の上面に沿って折曲げられる。
この特徴を有する軒樋継手1と軒樋3の接続構造にあっては、第2折曲げ代140を前耳部34の上面に沿うように後側に向かって折曲げて前耳部34に固定できる。このため、軒樋継手1を軒樋3の外面に沿って配置するときに第2折曲げ代140が軒樋3の前面に接触し難くなり、軒樋継手1を軒樋3に接続する作業が容易になる。また、前耳固定部14の第2折曲げ代140は、第2折曲げ代140から突出した補強片141により補強されるため、第2折曲げ代140の厚み方向に撓み難い。このため、作業者によって第2折曲げ代140が前耳部34に沿って折曲げられるときに、前板12の上端部に対して後側に力がかかり難くなって前板12は撓み難くなる。従って、軒樋3の前板12が前側に膨らんで軒樋継手1の外観が損なわれることを防止できる。また、前板12を軒樋3の前壁32の外面に密着状態で配置することができ、前板12と軒樋3の前壁32の外面との間から水漏れが生じ難くなる。
以上、本発明の好ましい実施形態について記載したが、本実施形態の軒樋継手1、及び軒樋継手1と軒樋3の接続構造は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能である。
1 軒樋継手
10 後板
11 底板
12 前板
13 後耳固定部
14 前耳固定部
140 第2折曲げ代(折曲げ代)
141 補強片
144 第2曲げ部(曲げ部)
3 軒樋
30 後壁
31 底部
32 前壁
33 後耳部
34 前耳部

Claims (5)

  1. 軒樋の後壁の外面に沿って配置される後板と、
    前記軒樋の底部の外面に沿って配置される底板と、
    前記軒樋の前壁の外面に沿って配置される前板と、
    前記後板の上端部に設けられ、前記後壁の上端部に設けられた後耳部に固定可能な後耳固定部と、
    前記前板の上端部に設けられ、前記前壁の上端部に設けられた前耳部に固定可能な前耳固定部とを備え、
    前記前耳固定部が折曲げ代と補強片とを備え、
    前記折曲げ代が前記前板の上端部から延び出た板状で、前記前耳部の上面に沿うように後側に向かって折曲げ可能であり、前記補強片が、前記折曲げ代から突出して、前記折曲げ代の前記前板側から前記前板と反対側に向かって延びることを特徴とする軒樋継手。
  2. 金属製の軒樋継手であって、前記補強片が、前記折曲げ代の前記軒樋長手方向の端部を折曲げた片であることを特徴とする請求項1に記載の軒樋継手。
  3. 前記折曲げ代において前記補強片が形成された部分が前記前耳部の上面に沿って配置され、
    前記折曲げ代が、前記補強片よりも前記前板から離れる方向に突出して、前記前耳部の後面に沿って曲げ変形可能な曲げ部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の軒樋継手。
  4. 前記補強片が前記折曲げ代の折曲方向に向かって突出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の軒樋継手。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の軒樋継手と軒樋の接続構造であって、前記軒樋継手の後板、底板、及び前板が、前記軒樋の後壁、底部、及び前壁の夫々の外面に沿って配置され、前記後耳固定部が前記後耳部に固定され、前記折曲げ代が前記前耳部の上面に沿って折曲げられたことを特徴とする軒樋継手と軒樋の接続構造。
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