JP6373087B2 - 情報処理装置と、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置と、その制御方法及びプログラムに関するものである。
近年、情報処理装置にローカル接続されたデバイスを、ネットワーク経由で他の情報処理装置から制御する技術が普及している。この技術の一例として、USB Over Network(以下、USBNW)が挙げられる。このUSBNW技術は、情報処理装置に接続されたUSBデバイスを、その情報処理装置とは異なる他の情報処理装置からネットワーク経由で制御可能とするものである。ここで、この他の情報処理装置は、そのUSBデバイスを、その情報処理装置に仮想的に接続(以下、仮想接続)されているUSBデバイスとして制御することが可能である。
また、情報処理装置にローカル接続されたデバイスを、ネットワーク経由で他の情報処理装置から制御する技術として、デバイスサーバシステムが挙げられる。このデバイスサーバシステムは、デバイスサーバに接続されたUSBデバイスを、そのデバイスサーバにネットワークを介して接続されたPCから制御するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−76437号公報
上述の先行技術では、USBデバイスの主たる制御元はPCであるため、PCがスリープ状態になり、PCからUSBデバイスが制御できなくなっても何ら問題はない。しかしUSBデバイスの種類やUSBデバイスが接続される情報処理装置の種類によっては、常にUSBデバイスが稼働していることが必要とされる場合もある。例えばプリンタとUSBデバイスであるカードリーダとがローカルで接続され、そのカードリーダを、そのプリンタとネットワークを介して接続されたPCから制御するシステムが挙げられる。そのシステムにおいて、プリンタを利用するユーザをカードリーダを使用して認証する機能(以下、カード認証)を実現する場合、USBデバイスであるカードリーダの制御はプリンタではなくPCによって行われる。具体的にはPCにカード認証用のアプリケーションプログラムが実装され、PCは、そのアプリケーションプログラムを実行することにより、プリンタに接続されたカードリーダを、ネットワーク経由で制御してカード認証機能を実現する。
この場合、ユーザがプリンタを利用するためにはカード認証が必要となるため、常にカードリーダが稼働していることが必要とされる。しかし前述の例では、カードリーダはPC及びPC上のアプリケーションプログラムによって制御されるため、カード認証するには常にPCが稼働していることが必要とされる。しかしながら、PCがスリープ状態に移行したり、PCの電源がオフされる等の事態が発生するとPCによるカードリーダの制御ができなくなり、ユーザがプリンタを使用したいと思ってもユーザの認証ができなくなる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の目的は、情報処理装置に接続されたUSBデバイスをネットワーク経由で制御する外部装置の電源をオンさせることにより、外部装置によるデバイスの制御を再開させる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
情報処理装置であって、
前記情報処理装置に接続されたUSBデバイスが、ネットワーク上の外部装置によって前記情報処理装置を介して制される対象である場合に、当該USBデバイスをネットワーク経由で特定の外部装置から制御可能にする仮想接続が確立された後、当該USBデバイスを制御する前記特定の外部装置が電源オフ状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記特定の外部装置が電源オフ状態であると前記判定手段によって判定された場合に、前記特定の外部装置の電源をオンにするようにユーザに促す通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置に接続されたUSBデバイスをネットワーク経由で制御する外部装置の電源をオンさせることができるため、外部装置の電源がオフになることによりUSBデバイスが使用できなくるのを防止できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る情報処理システムの構成を示す図。 実施形態1に係るプリンタとPCのソフトウェアの構成を説明するブロック図。 実施形態1に係るプリンタが有するUSBNW制御対象デバイスの登録情報の一例を示す図。 実施形態1に係るプリンタの動作を説明するフローチャート。 実施形態1において、図4のS405を実行した後のUSBNW制御対象デバイスの登録情報の一例を示す図。 実施形態1に係る情報処理システムにおける仮想接続動作を説明するシーケンス図。 実施形態1に係るUSBNWデータの一例を示す図。 本発明の実施形態2に係るプリンタの動作を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理システムの構成を示す図である。この情報処理システムは、情報処理装置(ここではプリンタ101)にローカル接続されたデバイス(カードリーダ102)を、ネットワークを介して他の情報処理装置(PC103)から制御するものである。
プリンタ101は、ネットワーク104を介してPC103と接続されており、またUSBインターフェース105を介して、USBデバイスであるカードリーダ102とローカルで接続されている。
実施形態1では、USBデバイスであるカードリーダ102がローカル接続される情報処理装置がプリンタ101である場合について説明するが、この報処理装置は、例えばPCやサーバなどの他の情報処理装置であってもよい。同様に情報処理装置にローカル接続されるUSBデバイスはカードリーダ102に限定されるものではない。更にPC103もPCに限定されるものではなく、例えばサーバなどの他の情報処理装置であってもよい。またこの情報処理システムでは、プリンタ101,PC103以外の他の情報処理装置もネットワーク上に存在する。しかし説明の簡便化のため、図1では、これら他の情報処理装置を省略して示している。
実施形態1に係る情報処理システムでは、USBNW技術を用いて、プリンタ101に接続されたカードリーダ102を、PC103がネットワーク104を介して制御する。PC103は、カードリーダ102を、PC103に仮想接続されているUSBデバイスとして制御する。
次にプリンタ101の構成を説明する。
CPU111は、フラッシュメモリ112に格納された各種制御プログラムをRAM113に展開して、そのプログラムを実行することにより、プリンタ101の各部を制御する。フラッシュメモリ112は、前述の各種制御プログラムやフォントデータなどを格納している。更にフラッシュメモリ112は、プリンタ101の各種設定情報やユーザデータ等の保存に用いられる。RAM113は、CPU111のプログラム展開領域や、ワークメモリ領域や、印刷する画像データを展開する領域などを提供している。操作部114は、例えば表示部、LED、スイッチ等を有し、プリンタ101に対するユーザの操作入力及びユーザに対する情報の表示出力を行う。画像処理部115は、プリンタ101が受信した印刷ジョブを解析して印刷用の画像データを生成する。ビデオ制御部116は、印刷用の画像データをプリンタエンジン(不図示)に出力する。ネットワーク通信制御部(以下、NW通信制御部)117は、プリンタ101とネットワーク104を介して接続される他の情報処理装置(ここではPC103)とのデータ送受信を制御する。USBデバイス制御部118は、USBバス105を介して接続されるUSBデバイス(ここではカードリーダ102)との間のデータの送受信を制御する。尚、プリンタ101は、図1に示す部位以外の他の部位を備えているが、ここでは説明の簡便化のため、他の部位の図示を省略する。
図2は、実施形態1に係るプリンタ101とPC103のソフトウェアの構成を説明するブロック図である。
プリンタ101は、汎用USBバスドライバ201、ローカルUSBデバイスドライバ202、NW通信制御ドライバ203、及び仮想接続制御ドライバ204を有する。これらの詳細は詳しく後述する。ローカルUSBデバイスドライバ202は、プリンタ101単体で制御可能なUSBデバイス用のドライバである。NW通信制御ドライバ203は、NW通信制御部117によるデータ通信を制御する。仮想接続制御ドライバ204は、PC103とプリンタ101に接続されたUSBデバイスの仮想接続を制御する。これらソフトウエアは、フラッシュメモリ112或いはRAM113に格納されている。CPU111は、フラッシュメモリ112、RAM113に格納されているこれらソフトウエアプログラムに基づき、プリンタ101の各部の制御を行う。
次にPC103のソフトウェア構成を説明する。
アプリケーション211は、PC103にインストールされているアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)で、PC103は、このアプリケーション211を実行して所定の機能を実現する。実施形態1では、このアプリケーション211によって実現される機能が、プリンタ101を利用するユーザのカードリーダ102を使用したユーザ認証の場合について説明する。USBデバイスドライバ212は、PC103が制御可能な各種USBデバイス用のドライバである。各種USBデバイスの中には、カードリーダ102も含まれる。換言するとUSBデバイスドライバ212は、カードリーダ102用のドライバを含んでいる。NW通信制御ドライバ213は、PC103とネットワーク104を介して接続されている他の情報処理装置とのデータ通信を制御する。仮想接続制御ドライバ214は、PC103と、プリンタ101に接続されたUSBデバイス(カードリーダ102)との仮想接続を制御するものであり、その詳細については後述する。PC103ではプリンタ101と同様に、PC103が備えるCPU(不図示)がメモリ(不図示)に格納されているこれらのソフトウエアプログラムを実行することにより、PC103全体の動作を制御している。尚、プリンタ101とPC103はともに、図2に示すソフトウエア以外の他のソフトウエアも備えているが、説明の簡便化のため、それら他のソフトウエアの図示及び説明を省略している。
図3は、実施形態1に係るプリンタ101が有するUSBNW制御対象デバイスの登録情報の一例を示す図である。本実施形態では、プリンタ101に接続されたUSBデバイスを、PC103がネットワークを介して制御することを「USBNW制御」という表現で表す。この登録情報は、プリンタ101が備えるフラッシュメモリ112に格納されている。
この登録情報は、USBNW制御の対象となるUSBデバイス識別情報302と、そのデバイスをネットワークを介して制御する装置のMACアドレス303とを関連付けて登録している。図3では、USBNW制御対象デバイスとして2つのデバイスが登録されている。具体的には、それぞれ「X」、「Y」のUSBデバイス識別情報302を有する2つのUSBデバイスが登録されている。またUSBデバイス識別情報302の「X」、「Y」の各々に対応するUSBNW制御元MACアドレス303として「A」、「B」が登録されている。このUSBNW制御元MACアドレス303は、USBデバイス識別情報302に対応するUSBデバイスをネットワークを介して制御する情報処理装置のMACアドレスを示す。プリンタ101のCPU111は、フラッシュメモリ112のデータを書き換えることにより、USBNW制御対象デバイスの登録情報を更新することができる。
図4は、実施形態1に係るプリンタ101の動作を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはフラッシュメモリ112に記憶されており、実行時はRAM113に展開されてCPU111の制御の下に実行されることにより、このフローチャートで示す処理が達成される。ここでは図4を参照して、プリンタ101がUSBデバイスを検知した場合の動作を説明する。
まずカードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録されていない、即ちカードリーダ102のUSBデバイス識別情報が、図3に示したUSBNW制御対象デバイスの登録情報に登録されていない場合について説明する。
図4に示す処理は、プリンタ101のUSBデバイス制御部118にUSBデバイスが接続されたことをCPU111が検知することにより開始される。まずS401でCPU111は、接続されたUSBデバイスの識別情報を取得する。このUSBデバイスの識別情報は、プリンタ101に接続されたUSBデバイスを識別可能な情報で、このUSBデバイス識別情報は、プリンタ101が備える汎用USBバスドライバ201がUSBデバイス制御部118を制御することによって取得される。このとき汎用USBバスドライバ201は、USBデバイスの検知処理を実行し、USBデバイスからデバイスディスクリプタを取得し、そこのデバイスディスクリプタから、USBデバイス識別情報を得る。尚、この汎用USBバスドライバ201は、USBデバイスクラスを問わない汎用ドライバである。従って汎用USBバスドライバ201は、USBデバイスを限定することなく、デバイスディスクリプタを取得することができる。
いまプリンタ101にカードリーダ102が接続されている場合、CPU111はカードリーダ102のUSBデバイス識別情報を取得することができる。実施形態に係るカードリーダ102のUSBデバイス識別情報を「Z」として、以下の説明を行う。続いてS402に進みCPU111は、S401で検知したUSBデバイスが、ローカル制御対象のUSBデバイスであるか否かを判定する。具体的には、取得したUSBデバイス識別情報「Z」を有するUSBデバイス用のドライバが、ローカルUSBデバイスドライバ202にあるか否かを判定する。S402で、検知したUSBデバイスがローカル制御対象でない場合について説明する。
この場合はS403に進みCPU111は、PC103からUSBデバイス情報要求を受信したか否かを判定する。ここでPC103からUSBデバイス情報要求を受信していないと判定すると、PC103からのUSBデバイス情報要求の受信待ちとなってS403に進む。S403でCPU111は、PC103からのUSBデバイス情報要求を受信したと判定するとS404に進み、CPU111は、S401で検知したUSBデバイスが、USBNW制御対象デバイスとして登録済であるか否かを判定する。ここでCPU111は、フラッシュメモリ112に格納されているUSBNW制御対象デバイスの登録情報(図3)のUSBデバイス識別情報302を参照し、S401で取得したUSBデバイス識別情報と一致するものがあるか否かを判定する。
前述したように、ここではカードリーダ102のUSBデバイス識別情報が、USBNW制御対象デバイスの登録情報に登録されていないとする。即ち、USBNW制御対象デバイスの登録情報のUSBデバイス識別情報302の中に、カードリーダ102のUSBデバイス識別情報「Z」と一致するものはないとする。この場合、CPU111は、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録されていないと判定してS405に進む。S405でCPU111は、USBNW制御対象デバイスの登録を行う。具体的には、CPU111は、S401で取得したカードリーダ102のUSBデバイス識別情報「Z」を、USBNW制御対象デバイスの登録情報のUSBデバイス識別情報302に追加して登録する。更に前述したUSBデバイス情報要求の送信元であるPC103のMACアドレスを、USBNW制御元MACアドレス303に追加して登録する。
本実施形態においてPC103のMACアドレスを「C」とした場合、S405を実行した後のUSBNW制御対象デバイスの登録情報は、図5に示すものとなる。
図5は、実施形態1において、図4のS405を実行した後のUSBNW制御対象デバイスの登録情報の一例を示す図である。
図5から明らかなように、カードリーダ102のUSBデバイス識別情報「Z」に対応して、PC103のMACアドレス「C」がUSBNW制御元MACアドレス303として登録されている。
こうしてS405を実行するとS406に進み、CPU111は、PC103に対してUSBデバイス情報を送信して応答する。このPC103に対するUSBデバイス情報の応答は、前述したPC103のUSBデバイス情報要求に応答するものである。次にS407に進みCPU111は、PC103に対してWake On LANパケット(以下、WOLパケット(復帰要求))を送信する。具体的には、CPU111は、USBNW制御対象デバイスの登録情報を参照し、カードリーダ102のUSBNW制御元であるPC103のMACアドレス「C」を得る。そしてCPU111は、PC103のMACアドレス「C」宛のWOLパケットを生成してNW通信制御ドライバ203に渡す。これによりNW通信制御ドライバ203は、NW通信制御部117を介して、そのWOLパケットをPC103に送信する。このWOLパケットは、スリープ状態にある情報処理装置(PC103)をスリープ状態から復帰させるパケットである。これによりスリープ状態にある情報処理装置(PC103)は、自装置MACアドレス宛のWOLパケットを受信すると、スリープ状態から復帰する。実施形態1に係るPC103も同様に、スリープ状態のときにPC103のMACアドレス「C」宛のWOLパケットを検知するとスリープ状態から復帰する。S407でCPU111は、WOLパケットをPC103に送信する。そしてS408で所定時間が経過するとS407に進み、再び、WOLパケットをPC103に送信する。こうして、PC103へのWOLパケットの送信を、所定時間間隔で繰り返し行う。この所定時間間隔は、既定の間隔、或いはユーザが変更可能な時間間隔のどちらであってもよい。
尚、図4では、S407,S408で繰り返しWOLパケットを送信するようにしているが、例えばPC103がスリープ状態でないと判別できたときはWOLパケットの送信を停止するようにしても良い。
以上、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとしてプリンタ101に登録されていない場合のプリンタ101の動作を説明した。
次に、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとしてプリンタ101に登録されている場合のプリンタ101の動作を説明する。
この場合は、CPU111は、前述したS401〜S403と同様の動作を行う。そしてS404のUSBNW制御対象デバイスとして登録済か否かの判定において、CPU111は、カードリーダ102をUSBNW制御対象デバイスとして登録済であると判定してS406に進む。これ以降のCPU111の制御は、前述したS406〜S407の説明と同様であるため、その説明を省略する。
次に、接続されたUSBデバイスがUSBNW制御対象ではない、即ちプリンタ101単体で制御可能なUSBデバイスであるときのプリンタ101の動作を説明する。
ここでは、USBデバイスとしてUSBメモリ(不図示)を検知した場合の動作について説明する。本実施形態1に係るプリンタ101は、プリンタ101に接続されたUSBメモリに記憶された文書データを印刷するUSBダイレクト印刷機能を有するものとする。
図4の処理は、プリンタ101にUSBメモリが接続されたことをCPU111が検知することにより開始され、先ずS401でCPU111は、USBメモリのUSBデバイス識別情報を取得する。次にS402に進みCPU111は、S401で検知したUSBメモリがローカル制御対象のUSBデバイスであるか否かを判定する。具体的には、S401で取得したUSBデバイス識別情報を有するUSBメモリ用のドライバがローカルUSBデバイスドライバ202にあるか否かを判定する。本実施形態1では、USBメモリはプリンタ101単体で制御可能なUSBデバイスであるため、プリンタ101はUSBメモリ用のドライバ(不図示)をローカルUSBデバイスドライバ202に備えている。従ってS402の判定でCPU111は、そのUSBメモリがローカル制御対象であると判定してS409に処理を進める。ローカルUSBデバイスドライバ202に備えるデバイスドライバは、USBメモリ用のドライバに限定されるものではなく、プリンタ101単体で制御可能なUSBデバイス用のドライバであれば、その種類、数は問わない。
S409でCPU111は、ローカルUSBデバイスドライバ202を呼び出す。具体的には、ローカルUSBデバイスドライバ202に備えるUSBメモリ用のドライバ(不図示)を呼び出す。次にS410に進みCPU111は、USBデバイス制御部118を制御し、ローカルUSBデバイスの制御処理を行う。ここでは、USBデバイスドライバ202が備えるUSBメモリ用のデバイスドライバがUSBデバイス制御部118を制御し、USBメモリの制御処理を行う。このUSBメモリの制御により、接続されたUSBメモリに記憶された文書データを読み出して印刷するUSBダイレクト印刷が可能となる。
以上説明したように実施形態1に係るプリンタ101は、USBNW制御対象デバイスの登録情報によって、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録済か否かを判定する。そしてカードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録済でない場合、プリンタ101はUSBNW制御対象デバイスの登録情報にカードリーダ102を登録する。こうしてカードリーダ102をUSBNW制御対象のデバイスとして登録した後、WOLパケットを、所定時間間隔で繰り返しPC103に対して送信する。同様に、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録済の場合もWOLパケットを所定時間間隔で繰り返しPC103に送信する。
一方、USBNW制御対象デバイスではないUSBメモリ(不図示)を検知した場合は、プリンタ101自身が備えるUSBメモリ用のデバイスドライバ(不図示)によってUSBメモリを制御する。
次に実施形態1に係る情報処理システムの動作について説明する。
図6は、実施形態1に係る情報処理システムにおける仮想接続動作を説明するシーケンス図で、実施形態1に係るプリンタ101及びPC103によるカードリーダ102の仮想接続動作シーケンスを示している。前述したように、PC103は、プリンタ101に接続されたカードリーダ102を、PC103に仮想接続されたUSBデバイスとして制御する。
実施形態1に係るPC103は、起動時(或いはスリープ状態からの復帰時)に、S601で、アプリケーション211を起動する。PC103の稼働中は常にアプリケーション211が実行される。前述したように、アプリケーション211は、プリンタ101を利用するユーザをカードリーダ102を用いて認証する機能を実現する。ここでカードリーダ102のUSBデバイス識別情報「Z」は、予めPC103に設定されているものとし、アプリケーション211は、この設定に基づいて以降の動作を行う。同様にプリンタ101のIPアドレスも予めPC103に設定されているものとし、アプリケーション211は、このプリンタ101のIPアドレスに基づき以降の動作を行うものとする。
S601でアプリケーション211を起動した後、S602でPC103は、プリンタ101に対してUSBデバイス情報を要求する。このUSBデバイス情報の要求は、PC103のアプリケーション211によって行われ、アプリケーション211は、この要求を仮想接続制御ドライバ214に渡すと、仮想接続制御ドライバ214は、この要求をNW通信制御ドライバ213に渡す。NW通信制御ドライバ213は、この要求を行うUSBNWデータをプリンタ101に送信する。
図7は、実施形態1に係るUSBNWデータの一例を示す図である。
このUSBNWデータは、実施形態1に係るシステムによるUSBNW制御において、PC103とプリンタ101との間で送受信されるデータである。
このUSBNWデータは、USBNW識別情報701、データサイズ702、データ種別情報703、USBデバイス識別情報704、USB転送データ705を含んでいる。USBNW識別情報701は、以降に続くデータがUSBNW制御用のデータであることを示すヘッダ情報である。データサイズ702は、このUSBNWデータの総データサイズを示す。データ種別情報703は、USBNWデータの種別を示す識別情報であり、その詳細は後述する。USBデバイス識別情報704は、USBNW制御対象のUSBデバイスを指定或いは認識するための情報である。実施形態1では、USBNW制御対象のUSBデバイスはカードリーダ102であるので、USBデバイス識別情報704はカードリーダ102が有するUSBデバイス識別情報と一致する。USB転送データ705は、PC103がカードリーダ102を制御するためのデータである。尚、USBデバイス情報の要求を行うUSBNWデータの場合、USBデバイス識別情報704、USB転送データ705は不要となる。
プリンタ101はS602でPC103からUSBデバイス情報の要求を受けると、S603でPC103に対してUSBデバイス情報を応答する。具体的には、PC103から送信されたデータを、プリンタ101のNW通信制御ドライバ203が、NW通信制御部117を介して受信する。NW通信制御ドライバ203は、その受信したデータがUSBNWデータか否かをUSBNW識別情報701に基づいて判定する。そしてプリンタ101が受信したデータがUSBNWデータであると判定すると、その受信したUSBNWデータを仮想接続制御ドライバ204に渡す。これにより仮想接続制御ドライバ204は、そのUSBNWデータのデータ種別情報703に基づいて、そのUSBNWデータの種別を識別する。この場合のデータ種別情報703は、このUSBNWデータがUSBデバイス情報要求であることを示す情報である。従って仮想接続制御ドライバ204は、このUSBNWデータがPC103からのUSBデバイス情報要求であると識別できる。このUSBデバイス情報要求の識別が、前述した図4のS403に示したPC103からのUSBデバイス情報要求を受信したかどうかの判定処理に相当する。
こうしてPC103から、USBデバイス情報要求を受信したと判定すると、仮想接続制御ドライバ204は、その要求に応答するUSBNWデータを生成する。この場合のUSBNWデータは、図7に示すUSBNW識別情報701、データサイズ702、データ種別情報703、USBデバイス識別情報704から構成される。このときデータ種別情報703は、このUSBNWデータがUSBデバイス情報の応答であることを示す情報となる。またUSBデバイス識別情報704は、カードリーダ102のUSBデバイス識別情報「Z」となる。USBデバイス情報の応答を行うUSBNWデータの場合、USB転送データ705は不要となる。こうして仮想接続制御ドライバ204は、その生成したUSBNWデータをNW通信制御ドライバ203に渡すと、NW通信制御ドライバ203はNW通信制御部117を介してUSBNWデータをPC103に送信する。以上説明したUSBデバイス情報応答(S603)が、前述した図4のS406に示したPC103へのUSBデバイス情報の応答に該当する。
こうしてPC103は、プリンタ101から送信されたUSBNWデータをNW通信制御ドライバ213によって受信する。NW通信制御ドライバ213は、受信したUSBNWデータのUSBNW識別情報701により、その受信したデータがUSBNWデータであることを識別する。そしてNW通信制御ドライバ213は、そのUSBNWデータを仮想接続制御ドライバ214に渡す。これにより仮想接続制御ドライバ214は、USBNWデータのデータ種別情報703によって、このUSBNWデータがUSBデバイス情報応答であることを識別する。更に仮想接続制御ドライバ214は、USBNWデータのUSBデバイス識別情報704に基づいて、プリンタ101に接続されているUSBデバイスがカードリーダ102であることを認識する。こうしてS604で、アプリケーション211はカードリーダ102の仮想接続制御が可能な状態であると判定し、PC103によるカードリーダ102の仮想接続が確立される。
こうして仮想接続を確立した後、S605とS606で、PC103はカードリーダ102との間でデータの送受信を行う。具体的には、S605でPC103とプリンタ101との間でUSBNWデータの送受信が行われ、S606で、プリンタ101とカードリーダ102との間でUSB転送データの送受信が行われる。
ここで、S605のUSBNWデータの送受信、及びS606でのUSB転送データの送受信について説明する。
まずUSBNWデータの送受信(S605)及びUSB転送データの送受信(S606)において、アプリケーション211の要求によって、PC103からデータを送信する場合について説明する。
この場合、アプリケーション211からの要求を受けたUSBデバイスドライバ212は、カードリーダ102に送信するデータ(USB転送データ705)を仮想接続制御ドライバ214に渡す。仮想接続制御ドライバ214は、そのUSB転送データ705に、USBNW識別情報701、データサイズ702、データ種別情報703、USBデバイス識別情報704を付加したUSBNWデータを生成する。このときデータ種別情報703は、カードリーダ102に対するUSB転送データ種別を識別する情報となる。このUSB転送データ種別としては、Control転送、Interrupt転送、Isochronous転送、Bulk転送などが挙げられる。USBデバイス識別情報704は、カードリーダ102のUSBデバイス識別情報「Z」である。そして仮想接続制御ドライバ214は、こうして生成されたUSBNWデータをNW通信制御ドライバ213に渡すと、NW通信制御ドライバ213はプリンタ101に送信する。プリンタ101は、前述したUSBデバイス情報要求の受信動作と同様に、PC103から送信されたデータを、NW通信制御ドライバ203によって受信し、その受信したデータがUSBNWデータであることをUSBNW識別情報701に基づいて認識する。続いてNW通信制御ドライバ203は、そのUSBNWデータを仮想接続制御ドライバ204に渡す。仮想接続制御ドライバ204は、そのUSBNWデータのデータ種別情報703によって、このUSBNWデータがUSB転送データであることを認識する。そして仮想接続制御ドライバ204は、USBデバイス識別情報704によって、USB転送データ705がカードリーダ102宛のものであることを識別する。更に仮想接続制御ドライバ204は、そのUSBNWデータからUSB転送データ705を抽出し、USBデバイス制御部118を介してUSB転送データ705をカードリーダ102に送信する。
一方、プリンタ101が受信したデータがUSBNWデータでない場合、即ち受信したデータにUSBNW識別情報701が存在しない場合は、前述した仮想接続制御ドライバ204によるカードリーダ102へのデータ送信は行わない。NW通信制御ドライバ203によって受信したデータを、受信したデータの内容に応じてプリンタ101の内部で処理する。
次にUSBNWデータ送受信(S605)及びUSB転送データの送受信(S606)において、アプリケーション211の制御により、カードリーダ102からデータを受信する場合の動作を説明する。この場合の動作も、基本的に前述したPC103からデータを送信する動作と同様である。カードリーダ102が送信するUSB転送データ705は、プリンタ101のUSBデバイス制御部118を介して仮想接続制御ドライバ204に渡される。仮想接続制御ドライバ204は、USB転送データ705にUSBNW識別情報701、データサイズ702、データ種別情報703、USBデバイス識別情報704を付加してUSBNWデータを生成する。続いて仮想接続制御ドライバ204は、その生成したUSBNWデータをNW通信制御ドライバ203に渡すと、NW通信制御ドライバ203は、NW通信制御部117を介してUSBNWデータをPC103に送信する。
以上がUSBNWデータ送受信(S605)及びUSB転送データの送受信(S605)動作である。
図4を参照して説明したように、実施形態1に係るプリンタ101は、PC103に対してUSBデバイス情報を応答した(S603)後、WOLパケットを所定時間間隔で繰り返しPC103に対して送信する(S607)。プリンタ101は、所定時間間隔で繰り返しWOLパケットをPC103に送信するが、PC103はアプリケーション211実行中も含む稼働状態では、このWOLパケットに反応することはなく無視する。
次にPC103に対するユーザの誤操作などにより、PC103がスリープ状態に移行(S608)した場合について説明する。
PC103がスリープ状態に移行すると、アプリケーション211は実行されなくなる。従ってPC103によるカードリーダ102の仮想接続制御もできなくなり、プリンタ101を利用したいユーザのカード認証もできなくなる。しかしプリンタ101は、所定時間間隔で繰り返しWOLパケットをPC103に送信しているため、PC103はスリープ状態に移行した後、S609で、プリンタ101から送信されたWOLパケットを検知することになる。これによりS610で、PC103はスリープ状態から復帰し、S611でアプリケーション211を起動する。その後、前述したS602〜S604と同様の動作を行い、PC103によるカードリーダ102の仮想接続制御動作を再開することができる。
以上説明したように実施形態1によれば、プリンタ101は、USBNW制御対象デバイスの登録情報によって、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録済か否かを判定する。そしてカードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録されていない場合、プリンタ101はUSBNW制御対象デバイスの登録情報にカードリーダ102を登録する。そしてUSBNW制御対象デバイスとして登録した後、WOLパケットを所定時間間隔で繰り返しPC103に対して送信する。同様に、カードリーダ102がUSBNW制御対象デバイスとして登録済の場合も、WOLパケットを所定時間間隔で繰り返しPC103に対して送信する。
これにより、PC103によるカードリーダ102の仮想接続中にPC103がスリープ状態へ移行した場合でも、PC103をスリープ状態から復帰させ、PC103によるカードリーダ102の仮想接続制御を再開させることができる。そしてユーザが、プリンタ101を利用するときのカードリーダによるユーザの認証機能を実行させることができる。
[実施形態2]
前述の実施形態1では、PC103に対してプリンタ101がWOLパケットを所定時間間隔で繰り返し送信するものであった。それに対し本発明の実施形態2は、PC103からネットワークへの応答の有無をプリンタ101が検知した場合に、PC103に対してWOLパケットを送信するものである。以下実施形態2を説明する。尚、実施形態2に係る情報処理システムの構成及びプリンタ101のハードウェア構成は、前述の実施形態1と同等であるため、その説明を省略する。
図8は、本発明の実施形態2に係るプリンタ101の動作を説明するフローチャートである。ここでも実施形態1と同様に、このフローチャートで示す処理は、フラッシュメモリ112或いはRAM113に格納されたプログラムをCPU111が実行することにより達成される。
図8に示すフローチャートも、プリンタ101がカードリーダ102を検知することにより開始され、S801でCPU111は、前述の実施形態1の図4のS401〜S405,S409〜S410と同様の動作を行う。ここでは説明を簡便化するため、S401〜S405,S409〜S410の動作を「STEP801」で表現する。
S801を実行するとS406に進み、CPU111は、実施形態1と同様にPC103に対してUSBデバイス情報を応答する。
S406でUSBデバイス情報を応答した後S802に進み、CPU111はPING要求パケット(確認コマンド)をPC103に送信する。具体的には、プリンタ101の仮想接続制御ドライバ204がPING要求パケットを生成してNW通信制御ドライバ203に渡す。これによりNW通信制御ドライバ203は、そのPING要求パケットをNW通信制御部117を介してPC103に送信する。
続いてS803に進みCPU111は、そのPING要求に対して、PC103からPING応答があるか否かを判定する。ここで、PING要求に対してPC103から返送されるPING応答パケットを、NW通信制御ドライバ203が、NW通信制御部117を介して検知する。そしてNW通信制御ドライバ203は、そのPING応答パケット検知を仮想接続制御ドライバ204に渡す。PING応答パケットを受けると、仮想接続制御ドライバ204は、PC103からのPING応答があると判定する。PING応答パケットが検知されない場合、PC103のPING応答がないと判定する。PC103が稼働状態の場合、PC103はPING応答パケットをプリンタ101に返送する。PC103がスリープ状態或いは電源オフ状態の場合は、PING応答パケットをプリンタ101に対して返送することはできない。
S803でCPU111が、PING応答があると判定するとS807に進み、CPU111は、所定時間が経過するのを待ってS802に進む。こうしてPING応答があると、所定時間間隔で前述したPING要求パケットをPC103に送信して、S803のPING応答があるか否かの判定の動作を繰り返す。尚、この所定時間間隔は、既定間隔であっても、ユーザが変更可能な時間間隔であってもよい。
S803でCPU111が、PC103からのPING応答がないと判定するとS804に進みCPU111は、所定時間が経過した否か、換言するとタイムアウトしたか否かを判定する。具体的にはプリンタ101が備えるタイマ(不図示)の値が所定値に達したか否かを判定する。この所定値は既定値、ユーザが変更可能な値のどちらであってもよい。このタイマの初期値はゼロであり、S803においてPC103のPING応答がない場合に計時を行う。S803でPC103からのPING応答があったと判定するとタイマの値はゼロにクリアされ、計時を終了する。
S804でタイムアウトしていないと判定するとS805に進みCPU111は、PC103のMACアドレス宛のWOLパケットを送信する。その後、CPU111は、前述したPING要求パケット送信(S802)動作に戻り、前述してきた一連の動作を、タイムアウトするまで繰り返す。こうしてタイムアウトが発生するまでの間に、PC103からのPING応答がない場合、プリンタ101は繰り返しWOLパケットを送信することになる。
ここでもしPC103がスリープ状態であれば、タイムアウトまでの間に、PC103はWOLパケットを検知してスリープ状態から復帰する。こうしてPC103がスリープ状態から復帰すると、PC103はPING応答パケットをプリンタ101に返送することが可能となる。これによりCPU111は、PC103からのPING応答を検知し、PC103が稼働している間は、前述したPING要求パケット送信(S802)、PING応答があるか否かの判定(S803)の動作を繰り返す。
ここで、もしPC103が電源オフの状態であれば、プリンタ101がWOLパケットを繰り返し送信したとしても、PC103は電源オフ状態のままである。従って、PC103が電源オフ状態の場合は、CPU111は、PC103のPING応答を受信することはなく、前述したタイマによる計時を継続し、所定時間が経過するとタイムアウトすることになる。換言すれば、タイマがタイムアウトした場合は、PC103は電源オフの状態にあると言える。
よって、タイマがタイムアウトした場合はS806に進みCPU111は、PC103の電源をオンするようにユーザに対して通知する。この通知は、ユーザに対し、PC103の電源オンを促すものであればよい。例えばプリンタ101が、プリンタ101の管理者宛にPC103の電源オンを促す内容のメールを送信するようにしてもよい。或いは、プリンタ101が備える操作部114の表示部(不図示)に、ユーザにPC103の電源オンを促す画面を表示するようにしてもよい。更に或いはプリンタ101とネットワーク104を介して接続された他のPC(不図示)のプリンタ用のリモートUI画面にPC103の電源オンを促す画面を表示するようにしてもよい。
S806でCPU111は、PC103の電源をオンするようにユーザに対して通知した後、CPU111は、前述したPING要求パケットの送信(S802)動作に戻り、前述してきた一連の動作を繰り返す。
次に、ユーザの誤操作などにより、PC103がスリープ状態にある場合の実施形態2に係る情報処理システムの動作について説明する。実施形態1において説明したように、PC103がスリープ状態にある場合、PC103によるカードリーダ102の仮想接続制御ができないため、カードリーダ102を使用した、プリンタ101を利用するユーザの認証もできない。スリープ状態にあるPC103は、S805の動作においてプリンタ101から送信されたWOLパケットを検知すると、スリープ状態から復帰してアプリケーション211を起動する。その後、実施形態1のS602〜S604と同様の動作を行い、PC103によるカードリーダ102の仮想接続制御動作を再開することが可能となる。そしてプリンタ101を利用したいユーザのカード認証機能を再開させることが可能となる。
ユーザの誤操作などにより、PC103が電源オフの状態にある場合の動作について説明する。
PC103が電源オフ状態にある場合、PC103によるカードリーダ102の仮想接続制御ができないことは言うまでもない。PC103が電源オフの状態にある場合、前述したようにプリンタ101は、S803においてPC103からPING応答を得ることはなく、所定時間経過後、プリンタ101が備えるタイマがタイムアウトする。これによりCPU111はS806に進み、PC103の電源をオンするようにユーザに対して通知する。この通知を受けたユーザがPC103の電源をオンにすると、PC103は稼働状態となり、アプリケーション211が起動される。その後、実施形態1の図6におけるS602〜S604と同様の動作を行い、PC103によるカードリーダ102の仮想接続動作を再開することが可能となる。
以上説明したように実施形態2によれば、PC103が電源オフ状態にある場合、プリンタ101は、プリンタ101の管理者に対し、PC103が電源オフの状態であることを通知できる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…プリンタ、102…カードリーダ、103…PC,111…CPU、113…RAM、114…操作部、202…ローカルUSBデバイスドライバ、203,213…NW通信制御ドライバ、204,214…仮想接続制御ドライバ。

Claims (8)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に接続されたUSBデバイスが、ネットワーク上の外部装置によって前記情報処理装置を介して制される対象である場合に、当該USBデバイスをネットワーク経由で特定の外部装置から制御可能にする仮想接続が確立された後、当該USBデバイスを制御する前記特定の外部装置が電源オフ状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記特定の外部装置が電源オフ状態であると前記判定手段によって判定された場合に、前記特定の外部装置の電源をオンにするようにユーザに促す通知手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定の外部装置に所定のコマンドを送信する送信手段を更に備え、
    前記所定のコマンドに対する前記特定の外部装置からの応答がなかった場合に、前記判定手段は、前記特定の外部装置が電源オフ状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定のコマンドに対する前記特定の外部装置からの応答がなかった場合に、前記特定の外部装置に所定のパケットを送信した後、前記送信手段により前記特定の外部装置に対して前記所定のコマンドを再送させ、再送した前記所定のコマンドに対する前記特定の外部装置からの応答がなかった場合、前記通知手段を起動する制御手段を、更に有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定のコマンドは、PINGコマンドであり、前記所定のパケットは、Wake On LANパケットであることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知手段は、前記特定の外部装置の電源をオンにするようにユーザに促す画面を表示することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置を制御する制御方法であって、
    前記情報処理装置の判定手段が、前記情報処理装置に接続されたUSBデバイスが、ネットワーク上の外部装置によって前記情報処理装置を介して制される対象である場合に、当該USBデバイスをネットワーク経由で特定の外部装置から制御可能にする仮想接続が確立された後、当該USBデバイスを制御する前記特定の外部装置が電源オフ状態であるか否かを判定する判定工程と、
    前記情報処理装置の通知手段が、前記特定の外部装置が電源オフ状態であると前記判定工程で判定された場合に、前記特定の外部装置の電源をオンにするようにユーザに促す通知工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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