JP6371751B2 - ワッシャ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ワッシャ取付構造に関する。
特許文献1では、オイルポンプのシャフト上に配置された動力伝達機構の両側にワッシャをそれぞれ配置し、動力伝達機構とオイルポンプの筐体や他の部材とが直に接して磨耗するのを防止している。これらのワッシャには、筐体の取付面に形成された複数の凹部に挿入される複数の凸部がそれぞれ形成されている。
特開2013−104458号公報
ところで、特許文献1に開示されたオイルポンプの筐体の取付面には、2枚のワッシャに形成される凸部に対応した数の凹部を形成する必要があるため、筐体の設計自由度が低くなっている。
このため、筐体に取り付けられる一方のワッシャに突部を設け、他方のワッシャに突部が挿入可能な孔部を形成し、突部に孔部を挿入することで、他方のワッシャを一方のワッシャを介して筐体に取り付ける技術が検討されている。
しかし、一方のワッシャの突部を他方のワッシャの孔部に挿入させる際に、他方のワッシャの取り付ける向きを間違うと、動力伝達機構と他方のワッシャとの間の摩擦力が大きくなる可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、一方のワッシャに対する他方のワッシャの取り付け向きの誤りを防止できるワッシャ取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載のワッシャ取付構造は、筐体に設けられた取付面を貫通する駆動軸上に配置され、前記駆動軸と一体回転する回転部材と、前記取付面と前記回転部材との間に配置され、前記取付面に取り付けられて前記駆動軸との一体回転が阻止される第1環状部と、前記第1環状部から前記取付面側と反対側に突出する突部とを備える第1ワッシャと、前記回転部材を挟んで前記第1環状部と反対側に配置される第2環状部と、前記第2環状部に設けられ、前記突部を一方向から挿入可能でかつ反対方向から挿入不可能な形状とされた孔部と、を備える第2ワッシャと、を有している。
請求項1に記載のワッシャ取付構造では、筐体の取付面に取り付けられた第1ワッシャに対して回転部材を挟んで反対側に第2ワッシャを配置し、この第2ワッシャの孔部に第1ワッシャの突部を挿入することで、第1ワッシャの突部と第2ワッシャの孔部とが引っ掛かるようになるため、駆動軸に対して第1ワッシャ及び第2ワッシャの一体回転が阻止される。すなわち、第2ワッシャの孔部に第1ワッシャの突部を挿入することで、第2ワッシャは、第1ワッシャを介して筐体の取付面に取り付けられる。
また、上記ワッシャ取付構造では、孔部の形状を、突部を一方向から挿入可能でかつ反対方向から挿入不可能な形状にしていることから、筐体の取付面に取り付けられた第1ワッシャに対する第2ワッシャの取り付け向きの誤りを防止することができる。
請求項2に記載のワッシャ取付構造は、請求項1に記載のワッシャ取付構造において、前記第1環状部の軸方向から見て、前記突部の形状は、前記第1環状部の中心と前記突部の前記第1環状部の周方向の中央位置とを通る直線に対して左右非対称形状とされている。
請求項2に記載のワッシャ取付構造では、第1環状部の軸方向から見て、突部の形状を、第1環状部の中心と該突部の第1環状部の周方向の中央位置とを通る直線に対して左右非対称形状としている。このため、孔部の形状を突部に対応した形状とすることで、第1ワッシャに対する第2ワッシャの取り付け向きの誤りを確実に防止することができる。
請求項3に記載のワッシャ取付構造は、請求項2に記載のワッシャ取付構造において、前記突部は、前記第1環状部の軸方向から見て、前記第1環状部の周方向に沿って延びる周壁部と、前記周壁部から前記第1環状部の周方向と交差する方向に延びる側壁部と、を備えている。
請求項3に記載のワッシャ取付構造では、第1環状部の周方向に沿って延びる周壁部によって突部の上記周方向(周壁部の延在方向)の剛性が向上し、第1環状部の周方向と交差する方向に延びる側壁部によって上記交差する方向(側壁部の延在方向)の剛性が向上する。これにより突部の耐久性が向上する。
請求項4に記載のワッシャ取付構造は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワッシャ取付構造において、前記第1環状部には、該第1環状部の径方向外側に張り出して前記突部が設けられる第1張出部が形成され、前記第2環状部には、該第2環状部の径方向外側に張り出して前記孔部が設けられる第2張出部が形成されている。
請求項4に記載のワッシャ取付構造では、第1環状部に形成された第1張出部に突部を設けていることから、例えば、第1環状部全体を回転部材よりも大径として外周縁部に突部を設けるものと比べて、第1環状部を形成するための樹脂量を低減することができる。同様に、第2環状部に形成された第2張出部に孔部を設けていることから、例えば、第2環状部全体を回転部材よりも大径として外周縁部に孔部を設けるものと比べて、第2環状部を形成するための樹脂量を低減することができる。
請求項5に記載のワッシャ取付構造は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワッシャ取付構造において、前記駆動軸は、車両に設けられるエンジンからの動力によって回転するメインシャフトであり、前記筐体は、トランスミッションケースであり、前記回転部材は、前記トランスミッションケース内に設けられたオイルポンプに前記メインシャフトの回転力を伝達させるためのスプロケットである。
請求項5に記載のワッシャ取付構造では、トランスミッションケースの取付面に取り付けられた第1ワッシャに対する第2ワッシャの取り付け向きの誤りを防止することができるため、スプロケットと第2ワッシャとの間で摩擦力が大きくなるのを抑制することができる。これにより、エンジンのエネルギーロスを低減して、車両の燃費を改善することができる。
本発明によれば、筐体に取り付けられた一方のワッシャに対する他方のワッシャの取り付け向きの誤りを防止できるワッシャ取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るワッシャ取付構造の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るワッシャ取付構造の側断面図である。 図1のワッシャ取付構造を構成する第1ワッシャ及び第2ワッシャの斜視図である。 (A)図1の第1ワッシャを筐体側から見た平面図である。(B)図1の第1ワッシャを回転部材側から見た平面図である。(C)図4(B)の4C−4C線断面図である。 (A)図1の第2ワッシャを他の部材側から見た平面図である。(B)図1の第2ワッシャを回転部材側から見た平面図である。(C)図5(B)の5C−5C線断面図である。 本発明のその他の実施形態に係るワッシャ取付構造の第1ワッシャの突部を示す平面図である。 本発明のその他の実施形態に係るワッシャ取付構造の第2ワッシャの孔部を示す平面図である。 本発明のその他の実施形態に係るワッシャ取付構造の第1ワッシャの突部を示す平面図である。 本発明のその他の実施形態に係るワッシャ取付構造の第2ワッシャの孔部を示す平面図である。
次に、本発明の一実施形態に係るワッシャ取付構造20を図1〜図5を用いて説明する。
図1に示されるように、本実施形態のワッシャ取付構造20は、車両に搭載される図示しないオートマチックトランスミッション内に設けられるオイルポンプ50へ、図示しないエンジンからの動力によって回転するメインシャフト22の回転力を伝達するためのスプロケット26に用いられるワッシャに適用されている。
本実施形態のワッシャ取付構造20は、オートマチックトランスミッションのトランスミッションケース24に設けられた取付面24Aを貫通するメインシャフト22上に配置され、メインシャフト22と一体回転するスプロケット26と、取付面24Aとスプロケット26との間に配置された第1ワッシャ30と、スプロケット26を挟んで第1ワッシャ30と反対側に配置された第2ワッシャ40と、を有している。
なお、本実施形態のトランスミッションケース24は、本発明における筐体の一例であり、本実施形態のメインシャフト22は、本発明における駆動軸の一例であり、本実施形態のスプロケット26は、本発明における回転部材の一例である。
スプロケット26は、車両に設けられるエンジンからの動力で回転するメインシャフト22と一体回転するようになっており、スプロケット26に巻き掛けられたチェーン56を介してメインシャフト22の回転力をトランスミッションケース24内に設けられたオイルポンプ50へ伝達させて、オイルポンプ50を作動させる。具体的には、オイルポンプ50の作動軸52上に取り付けられたスプロケット26に巻き掛けられたチェーン56から、メインシャフト22の回転力を受けてオイルポンプ50が作動するようになっている。
図1及び図2に示されるように、第1ワッシャ30は、樹脂材料(例えば、ナイロン)によって形成されたスラストワッシャである。この第1ワッシャ30は、円環板状の第1環状部32と、第1環状部32の一方の板面32A(図1及び図2では、取付面24A側の板面)から突出する複数の凸部34と、他方の板面32Bから突出する一つの突部36(図1及び図2では、スプロケット26側の板面)とを有している。
図1〜図3及び図4(C)に示されるように、凸部34は、略円柱状とされ、トランスミッションケース24の取付面24Aに向かって突出して、取付面24Aに形成された凹部25に挿入されている。このように、第1ワッシャ30の凸部34を取付面24Aの凹部25に挿入することで、第1ワッシャ30が取付面24Aに取り付けられており、第1ワッシャ30のメインシャフト22との一体回転が阻止されている。また、本実施形態では、凸部34を第1環状部32の周方向(図4(A)及び図4(B)では矢印C1で示す方向)に間隔をあけて複数(本実施形態では、2つ)設けているため、第1ワッシャ30のメインシャフト22との一体回転が効果的に阻止されている。なお、取付面24Aには、第1ワッシャ30の凸部34の数に対応した数の凹部25が形成されている。
また、図4(A)及び図4(B)に示されるように、第1環状部32には、第1環状部32の径方向(図4(A)及び図4(B)では矢印R1で示す方向)外側に張り出す第1張出部38が形成されている。具体的には、図2に示されるように、第1張出部38は、スプロケット26の外周よりも径方向外側へ張り出しており、突部36が設けられている。
図2に示されるように、突部36は、第1張出部38に対応する他方の板面32Bから取付面24A側と反対側に突出している。具体的には、突部36は、メインシャフト22の軸線方向に沿って突出している。
図4(B)に示されるように第1環状部32の軸方向から他方の板面32Bを見て、突部36の形状は、第1環状部32の中心Pと突部36の第1環状部32の周方向の中央位置Qとを通る直線Lに対して左右非対称形状とされている。具体的には、突部36は、第1環状部32の軸方向から他方の板面32Bを見て、第1環状部32の周方向に沿って延びる周壁部36Aと、周壁部36Aの一端部(図4(B)では左側の端部)から第1環状部32の周方向と交差する方向に延びる周壁部36Aと、周壁部36Aの他端部(図4(B)では右側の端部)から離間した位置から第1環状部32の周方向と交差する方向に延びる側壁部36Bと、周壁部36Aの側壁部36Bと側壁部36Cとの間から第1環状部32の周方向と交差する方向に延びる側壁部36Dと、を備えている。
また、図2、図4(B)及び図4(C)に示されるように、第1環状部32の他方の板面32Bには、内周縁部に沿って連続するリブ39が形成されており、このリブ39の頂面がスプロケット26の一方の側面26Aと接する。
図1及び図2に示されるように、第2ワッシャ40は、樹脂材料(例えば、ナイロン)によって形成されたスラストワッシャである。この第2ワッシャ40は、円環板状の第2環状部42と、第2環状部42に設けられ、第1ワッシャ30の突部36を一方向から挿入可能でかつ反対方向から挿入不可能な形状とされた孔部44と、を有している。
図5(A)及び図5(B)に示されるように、第2環状部42には、第2環状部42の径方向(図5(A)及び図5(B)では矢印R2で示す方向)外側に張り出す第2張出部46が形成されている。具体的には、図2に示されるように、第2張出部46は、スプロケット26の外周よりも径方向外側へ張り出しており、孔部44が設けられている。
図5(A)及び図5(B)に示されるように第2環状部42の軸方向から第2環状部42の一方の板面42A(図1及び図2では、他の部材28側の板面)を見て、孔部44の形状は、第1環状部32の他方の板面32Bを見たときの突部36の形状に対応した形状とされている。なお、図5(A)及び図5(B)では第2環状部42の周方向を矢印C2で示している。
また、図2、図5(B)及び図5(C)に示されるように、第2環状部42の他方の板面42B(図1及び図2では、スプロケット26側の板面)には、内周縁部に沿って連続するリブ47が形成されており、このリブ47の頂面がスプロケット26の他方の側面26Bと接する。
図1及び図2に示されるように、第2ワッシャ40を挟んで取付面24Aの反対側には、他の部材28が配置されている。この他の部材28は、トランスミッションケース24に取り付けられており、メインシャフト22と一体回転しない構成とされている。また、他の部材28の側面28Aに第2ワッシャ40の一方の板面42Aが接する。
次に、本実施形態のワッシャ取付構造20の作用並びに効果について説明する。
本実施形態のワッシャ取付構造20では、トランスミッションケース24の取付面24Aに取り付けられた第1ワッシャ30に対してスプロケット26を挟んで反対側に第2ワッシャ40を配置し、この第2ワッシャ40の孔部44に第1ワッシャ30の突部36を挿入することで、第1ワッシャ30の突部36と第2ワッシャ40の孔部44とが引っ掛かるようになるため、メインシャフト22に対して第1ワッシャ30及び第2ワッシャ40の一体回転が阻止される。すなわち、第2ワッシャ40の孔部44に第1ワッシャ30の突部36を挿入することで、第2ワッシャ40は、第1ワッシャ30を介してトランスミッションケース24の取付面24Aに取り付けられる。
また、ワッシャ取付構造20では、孔部44の形状を、突部36を一方向から挿入可能でかつ反対方向から挿入不可能な形状(具体的には、反対方向から挿入すると突部36の一部が孔部44の縁部と当接して挿入できない形状)にしていることから、トランスミッションケース24の取付面24Aに取り付けられた第1ワッシャ30に対する第2ワッシャ40の取り付け向きの誤りを防止することができる。
ここで、本実施形態のワッシャ取付構造20では、第1環状部32の軸方向から見て、突部36の形状を直線Lに対して左右非対称形状としている。このため、孔部44の形状を突部36に対応した形状とすることで、第1ワッシャ30に対する第2ワッシャ40の取り付け向きの誤りを確実に防止することができる。
ワッシャ取付構造20では、第1環状部32の周方向に沿って延びる周壁部36Aによって突部36の上記周方向(周壁部36Aの延在方向)の剛性が向上し、第1環状部32の周方向と交差する方向に延びる側壁部36B,36C,36Dによって上記交差する方向(側壁部36B,36C,36Dの各延在方向)の剛性が向上する。これにより突部36の耐久性が向上する。
また、ワッシャ取付構造20では、第1環状部32に形成された第1張出部38に突部36を設けていることから、例えば、第1環状部32全体をスプロケット26よりも大径として外周縁部に突部36を設けるものと比べて、第1環状部32を形成するための樹脂量を低減することができる。
同様に、第2環状部42に形成された第2張出部46に孔部44を設けていることから、例えば、第2環状部42全体をスプロケット26よりも大径として外周縁部に孔部44を設けるものと比べて、第2環状部42を形成するための樹脂量を低減することができる。
また、ワッシャ取付構造20では、トランスミッションケース24の取付面24Aに取り付けられた第1ワッシャ30に対する第2ワッシャ40の取り付け向きの誤りを防止することができるため、スプロケット26と第2ワッシャ40との間で摩擦力が大きくなるのを抑制することができる。すなわち、スプロケット26の他方の側面26Bと第2ワッシャ40の一方の板面42Aとが接することでスプロケット26と第2ワッシャ40との間で摩擦力が大きくなるのを抑制することができる。これにより、エンジンのエネルギーロスを低減して、車両の燃費を改善することができる。
(その他の実施形態)
前述の実施形態では、第1ワッシャ30の突部36を周壁部36A及び側壁部36B,36C,36Dで構成することで、突部36の形状を図4(B)に示されるように、直線Lに対して左右非対称形状としたが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、突部の形状を図6に示されるような形状や、図8に示される形状としてもよい。
図6に示される第1ワッシャ60の突部64の形状は、第1環状部62を他方の板面62Bから見て略L字状とされている。具体的には、突部64は、第1環状部62の径方向に対して直交する方向に沿って直線状に延びる直壁部64Aと、直壁部64Aの一端部から直壁部64Aの延在方向と直交する方向(交差する方向でもよい)に延びる側壁部64Bとを備えている。また、第2ワッシャ66の第2環状部68には、突部64に対応する形状(図7では、略L字状)の孔部70が形成されている。上記第1ワッシャ60及び第2ワッシャ66をワッシャ取付構造20に用いても前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、前述の実施形態と比べて、突部64及び孔部70の形状を簡単にできるため、成形用金型のコストを削減できる。
図8に示される第1ワッシャ80の突部84の形状は、第1環状部82を他方の板面82Bから見て略直角三角形状とされている。また、第2ワッシャ86の第2環状部88には、突部84に対応する形状(図9では、略直角三角形状)の孔部90が形成されている。上記第1ワッシャ80及び第2ワッシャ86をワッシャ取付構造20に用いても前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、前述の実施形態と比べて、突部84及び孔部90の形状を簡単にしつつ、突部84の剛性をさらに高めることができる。
前述の実施形態では、本発明における回転部材をオイルポンプ50に動力を伝達するためのスプロケット54としたが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、本発明における回転部材をプーリーとし、このプーリーに巻き掛けたベルトを介してオイルポンプ50に動力を伝達する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、エンジンからの動力で回転するメインシャフト22上にスプロケット54を配置する構成としたが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、モーターからの動力で回転するシャフト上にスプロケット54を配する構成としてもよい。
さらに、前述の実施形態では、メインシャフト22上に配置されるスプロケット26の一方側に第1ワッシャ30を、他方側に第2ワッシャ40をそれぞれ配置する構成としているが本発明はこの構成に限定されない。例えば、オイルポンプ50の作動軸52上に配置されるスプロケット54の一方側に第1ワッシャ30を、他方側に第2ワッシャ40をそれぞれ配置する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、オートマチックトランスミッション内に配置されるスプロケット26の一方側に第1ワッシャ30を、他方側に第2ワッシャ40をそれぞれ配置する構成としているが本発明はこの構成に限定されず、オートマチックトランスミッション以外の装置の回転部材の一方側に第1ワッシャ30を、他方側に第2ワッシャ40をそれぞれ配置する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、第1ワッシャ30及び第2ワッシャ40をそれぞれ樹脂材料で形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、金属材料で形成された第1ワッシャ30及び第2ワッシャ40に低摩擦の表面処理を施して用いてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
20 ワッシャ取付構造
22 メインシャフト(駆動軸)
24 トランスミッションケース(筐体)
24A 取付面
26 スプロケット(回転部材)
30 第1ワッシャ
32 第1環状部
36 突部
36A 周壁部
36B,36C,36D 側壁部
38 第1張出部
40 第2ワッシャ
42 第2環状部
44 孔部
46 第2張出部
60 第1ワッシャ
62 第1環状部
64 突部
66 第2ワッシャ
68 第2環状部
70 孔部
80 第1ワッシャ
82 第1環状部
84 突部
86 第2ワッシャ
88 第2環状部
90 孔部
L 直線
P 中心
Q 中央位置

Claims (5)

  1. 筐体に設けられた取付面を貫通する駆動軸上に配置され、前記駆動軸と一体回転する回転部材と、
    前記取付面と前記回転部材との間に配置され、前記取付面に取り付けられて前記駆動軸との一体回転が阻止される第1環状部と、前記第1環状部から前記取付面側と反対側に突出する突部とを備える第1ワッシャと、
    前記回転部材を挟んで前記第1環状部と反対側に配置される第2環状部と、前記第2環状部に設けられ、前記突部を一方向から挿入可能でかつ反対方向から挿入不可能な形状とされた孔部と、を備える第2ワッシャと、
    を有するワッシャ取付構造。
  2. 前記第1環状部の軸方向から見て、前記突部の形状は、前記第1環状部の中心と前記突部の前記第1環状部の周方向の中央位置とを通る直線に対して左右非対称形状とされている、請求項1に記載のワッシャ取付構造。
  3. 前記突部は、前記第1環状部の軸方向から見て、前記第1環状部の周方向に沿って延びる周壁部と、前記周壁部から前記第1環状部の周方向と交差する方向に延びる側壁部と、を備えている、請求項2に記載のワッシャ取付構造。
  4. 前記第1環状部には、該第1環状部の径方向外側に張り出して前記突部が設けられる第1張出部が形成され、
    前記第2環状部には、該第2環状部の径方向外側に張り出して前記孔部が設けられる第2張出部が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワッシャ取付構造。
  5. 前記駆動軸は、車両に設けられるエンジンからの動力によって回転するメインシャフトであり、
    前記筐体は、トランスミッションケースであり、
    前記回転部材は、前記トランスミッションケース内に設けられたオイルポンプに前記メインシャフトの回転力を伝達させるためのスプロケットである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワッシャ取付構造。
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