JP6371647B2 - ポンプ装置 - Google Patents
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Description
向側で径方向内側に突出する第1凸部と、第2吐出管が連通する第2開口部の第1回転方向とは逆の第2回転方向側で径方向内側に突出する第2凸部とが設けられている。このため、インペラを第1回転方向に回転させて第1吐出管から流体を吐出する際、第2吐出管から流体が漏れにくく、インペラを第2回転方向に回転させて第2吐出管から流体を吐出する際、第1吐出管から流体が漏れにくい。また、第1吐出管の軸線方向からみたとき、第1凸部の第2回転方向側の端部の少なくとも一部が第1吐出管の内周面の最も第1回転方向側に位置する部分より第2回転方向側に位置するため、周壁において、第1凸部に起因する段部と第1開口部とに挟まれた領域が狭いか、あるいはかかる領域が存在しない。このため、インペラが第1回転方向に回転した際、第1凸部に起因する段部によって流体が滞留するという事態が発生しにくい。
面の前記第2回転方向側に位置する部分より前記第1回転方向側の位置にあり、前記第1吐出管内および前記第2吐出管内はいずれも、断面円形であり、前記第1吐出管の軸線方向からみたとき、前記第1凸部の前記第2回転方向側の端部は、直線状に延在し、前記第2吐出管の軸線方向からみたとき、前記第2凸部の前記第1回転方向側の端部は、直線状に延在している。かかる構成によれば、周壁には、第1凸部に起因する段部と第1開口部とに挟まれた領域が存在せず、第2凸部に起因する段部と第2開口部とに挟まれた領域が存在しない。このため、第1凸部に起因する段部や第2凸部に起因する段部によって流体が滞留するという事態が発生しにくい。
ことができる。
(ポンプ装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置1の外観を示す説明図であり、図1(a)、(b)は、吸込み口40が設けられている側からポンプ装置1をみたときの斜視図、および吸込み口40が設けられている側とは反対側からポンプ装置1をみたときの斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置1の分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置1の断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置1のポンプ部100における第2ケース4とインペラ60との位置関係を示す説明図である。
し、ボルト(図示せず)などで回り止めされる。このほか、第1ケース3、第2ケース4および隔壁部材10を複数のボルトとナット等で同時に結合してもよい。
る。
図5は、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置1に用いた第2ケース4の説明図であり、図5(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、第2ケース4を吸込み口40とは反対側からみた背面図、第2ケース4を第1吐出管8の延在方向からみた平面図、第2ケース4を第1吐出管8側に傾けてみた斜視図、図5(b)のA1−A1′線で第2ケース4を切断したときの断面図、および図5(a)のB1−B1′線で第2ケース4を切断したときの断面図である。
に位置する部分より第1回転方向cw側に位置している。
Lb < Lc/3 < La
を満たすように設定されている。
以上説明したように、本形態のポンプ装置1においては、ポンプケース2の第2ケース4の周壁44には、第1吐出管8が連通する第1開口部48と第2吐出管9が連通する第2開口部49との間には凸部45(第1凸部46および第2凸部47)が設けられている。このため、インペラ60を第1回転方向cwに回転させて第1吐出管8から流体を吐出する際、第2吐出管9から流体が漏れにくく、インペラ60を第2回転方向ccwに回転させて第2吐出管9から流体を吐出する際、第1吐出管8から流体が漏れにくい。
がスムーズに第1吐出管8の方に流れるので、第1凸部46に起因する段部に異物が溜まることを抑制することができる。また、第1凸部46に起因する段部に溜まった異物によってインペラ60の回転が阻害されるという事態も発生しにくい。
上記実施の形態1では、第1吐出管8の軸線L1方向からみたとき、第1凸部46の端部461は、第1吐出管8の内周面80と重なっていたが、第1凸部46の端部461が第1吐出管8の内周面80より第2回転方向ccw側に位置している構成であってもよい。同様に、第2凸部47の端部471が第2吐出管9の内周面90より第1回転方向cw側に位置している構成であってもよい。
図6は、本発明の実施の形態2に係るポンプ装置1に用いた第2ケース4の説明図であり、図6(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、第2ケース4を吸込み口40とは反対側からみた背面図、第2ケース4を第1吐出管8の延在方向からみた平面図、第2ケース4を第1吐出管8側に傾けてみた斜視図、図6(b)のA2−A2′線で第2ケース4を切断したときの断面図、および図6(a)のB2−B2′線で第2ケース4を切断し
たときの断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
に位置する部分は、第2吐出管9の軸線L2およびモータ軸線L0に直交する方向の直径部分の第2回転方向ccw側の部分901である。
Lb < Lc/3 < La
を満たすように設定されている。
上記実施の形態では、第1凸部46および第2凸部47で基本的な構成が同一であったが、一方側の凸部のみにおいて、凸部の端部が吐出管の内周面より張り出している構成であってもよい。
2 ポンプケース
3 第1ケース
4 第2ケース
8 第1吐出管
9 第2吐出管
10 隔壁部材
31 ステータ
32 回転軸
33 ロータ
40 吸込み口
44 周壁
48 第1開口部
49 第2開口部
45 凸部
46 第1凸部
47 第2凸部
60 インペラ
80 第1吐出管の内周面
90 第2吐出管の内周面
100 ポンプ部
200 モータ部
461、462 第1凸部の端部
471、472 第2凸部の端部
801 第1吐出管の内周面の最も第1回転方向側に位置する部分
901 第2吐出管の内周面の最も第2回転方向側に位置する部分
Claims (4)
- インペラと、
該インペラを径方向外側で囲む周壁、前記インペラに対して回転中心軸線方向で対向する吸込み口、前記周壁の第1開口部に連通する第1吐出管、および前記周壁において前記第1開口部から前記インペラの第1回転方向で離間する位置で開口する第2開口部に連通する第2吐出管を備えたポンプケースと、
を有し、
前記周壁には、前記第1開口部の前記第1回転方向側で径方向内側に突出する第1凸部と、前記第2開口部の前記第1回転方向とは逆の第2回転方向側で径方向内側に突出する第2凸部と、が設けられ、
前記第1吐出管の軸線方向からみたとき、前記第1凸部の前記第2回転方向側の端部の少なくとも一部が前記第1吐出管の内周面の最も前記第1回転方向側に位置する部分より前記第2回転方向側に位置しており、
前記第2吐出管の軸線方向からみたとき、前記第2凸部の前記第1回転方向側の端部の少なくとも一部が前記第2吐出管の内周面の最も前記第2回転方向側に位置する部分より前記第1回転方向側に位置しており、
前記第1吐出管内および前記第2吐出管内はいずれも、断面円形であり、
前記第1吐出管の軸線方向からみたとき、前記第1凸部の前記第2回転方向側の端部は、前記第1吐出管の内周面と重なる円弧形状を有し、
前記第2吐出管の軸線方向からみたとき、前記第2凸部の前記第1回転方向側の端部は、前記第2吐出管の内周面と重なる円弧形状を有していることを特徴とするポンプ装置。 - インペラと、
該インペラを径方向外側で囲む周壁、前記インペラに対して回転中心軸線方向で対向する吸込み口、前記周壁の第1開口部に連通する第1吐出管、および前記周壁において前記第1開口部から前記インペラの第1回転方向で離間する位置で開口する第2開口部に連通する第2吐出管を備えたポンプケースと、
を有し、
前記周壁には、前記第1開口部の前記第1回転方向側で径方向内側に突出する第1凸部と、前記第2開口部の前記第1回転方向とは逆の第2回転方向側で径方向内側に突出する第2凸部と、が設けられ、
前記第1吐出管の軸線方向からみたとき、前記第1凸部の前記第2回転方向側の端部の少なくとも一部が前記第1吐出管の内周面の最も前記第1回転方向側に位置する部分より前記第2回転方向側に位置しており、且つ、前記第1凸部の前記第2回転方向側の端部の全体が、前記第1吐出管の内周面の前記第1回転方向側に位置する部分と重なる位置、または前記第1吐出管の内周面の前記第1回転方向側に位置する部分より前記第2回転方向側の位置にあり、
前記第2吐出管の軸線方向からみたとき、前記第2凸部の前記第1回転方向側の端部の少なくとも一部が前記第2吐出管の内周面の最も前記第2回転方向側に位置する部分より前記第1回転方向側に位置しており、且つ、前記第2凸部の前記第1回転方向側の端部の全体が、前記第2吐出管の内周面の前記第2回転方向側に位置する部分と重なる位置、または前記第2吐出管の内周面の前記第2回転方向側に位置する部分より前記第1回転方向側の位置にあり、
前記第1吐出管内および前記第2吐出管内はいずれも、断面円形であり、
前記第1吐出管の軸線方向からみたとき、前記第1凸部の前記第2回転方向側の端部は、直線状に延在し、
前記第2吐出管の軸線方向からみたとき、前記第2凸部の前記第1回転方向側の端部は、直線状に延在していることを特徴とするポンプ装置。 - 前記第1吐出管および前記第2吐出管は、平行に並列しており、
前記第1凸部と前記第2凸部とは周方向で連続した凸部を構成していることを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ装置。 - 前記ポンプケースは、前記第1吐出管および前記第2吐出管が上向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のポンプ装置。
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