JP2003194441A - 自動製氷装置及び自動製氷装置を備えた冷凍冷蔵庫 - Google Patents

自動製氷装置及び自動製氷装置を備えた冷凍冷蔵庫

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JP2003194441A
JP2003194441A JP2001400159A JP2001400159A JP2003194441A JP 2003194441 A JP2003194441 A JP 2003194441A JP 2001400159 A JP2001400159 A JP 2001400159A JP 2001400159 A JP2001400159 A JP 2001400159A JP 2003194441 A JP2003194441 A JP 2003194441A
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ice making
water
ice
impeller
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JP2001400159A
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Hiroshi Tatsui
洋 龍井
Tadashi Adachi
正 足立
Ichiro Onishi
一郎 大西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の製氷容器を備えた自動製氷装置におい
て、各製氷容器ごとに水を供給する手段を備えた自動製
氷装置および自動製氷装置を備えた冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 給水ポンプ19は、給水タンク16から
製氷容器11,12へ水を供給するための独立したぞれ
ぞれの第1給水パイプ18a,第2給水パイプ18bに
接続された第1吐出管20aと第2吐出管20bとを備
え、製氷容器11,12の製氷が完了すると製氷容器1
1,12を回動させて捻ることにより離氷させた後、再
び製氷容器11,12を水平位置に復帰させから、給水
ポンプ19を駆動して、それぞれの給水パイプ18a,
18bから水を製氷容器11,12に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の製氷容器を
有する自動製氷装置とその自動製氷装置を搭載した冷凍
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍冷蔵庫に搭載される従来のこの種の
自動製氷装置としては、2つの製氷容器に給水して製氷
し、製氷後それぞれの製氷容器を回動させて脱氷させる
構成のものが、特開平6−241627号公報に開示さ
れている。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の自動
製氷装置について説明する。
【0004】図11は従来の自動製氷装置を示す斜視図
である。図12は同従来の自動製氷装置の駆動部を示す
正面図である。図13は同従来の自動製氷装置の給水手
段の概略説明図である。
【0005】図11、図12、図13において、100
は駆動部で、101,102は注水された水を製氷する
製氷容器であり、それぞれ一端を駆動部100の駆動軸
103,104に連結されている。105,106は駆
動軸103,104へ回転力を伝達するゼネバ歯車であ
り、107はゼネバ歯車105,106を駆動するピン
108を有する駆動歯車である。駆動歯車107は減速
歯車列(図示せず)に連繋され、減速歯車列はモータ
(図示せず)の回転を減速伝達する。
【0006】109は給水タンクであり、給水ポンプ1
10は一方を給水タンク109に、他方を給水経路11
1に接続されている。給水経路111は途中に設けられ
た分岐弁112により、それぞれの製氷容器101,1
02の上方に吐出口を配置した分岐後給水経路111
a,111bとに分岐されている。
【0007】以上のように構成された冷蔵庫について、
その動作を説明する。
【0008】給水タンク109中の水(図示せず)を給
水ポンプ110により給水経路111に水を供給する。
【0009】このとき、分岐前の給水経路111に供給
された水は分岐弁112によりそれぞれの製氷容器10
1,102の上方に吐出口が設けられた分岐後の給水経
路111a,111bからそれぞれの製氷容器101,
102に注水される。
【0010】その後、製氷容器101,102に注水さ
れた水が凍結し製氷が完了すると、モータが始動しその
回転を減速歯車列が駆動歯車107へ伝達する。
【0011】駆動歯車107が回転すると、ピン108
がゼネバ歯車105、又は106と連結されて回転が伝
達され駆動軸103、又は104が回動し、製氷容器1
01、又は102を回動させて脱氷することとなる。
【0012】なお、ゼネバ歯車105と駆動軸103と
の間にはモータの回転方向に関係無く駆動軸103を一
定方向に回転させる機構が設置されており、駆動軸10
3は製氷容器101を一方向にしか回転させない。
【0013】同様に、ゼネバ歯車106と駆動軸104
との間にはモータの回転方向に関係無く駆動軸103を
一定方向に回転させる機構が設置されており、駆動軸1
04は製氷容器102を一方向にしか回転させない。
【0014】上記の構成によれば、同形状の製氷容器を
複数設置することにより氷の量を増やすことが可能とな
り、また、複数の製氷容器の形状をそれぞれ別の形状に
することにより、形状の異なった氷を同時に造ることが
可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動製氷装置では、2つの製氷容器で造られた氷を
脱氷させるだけであり、脱氷されたそれぞれの製氷容器
に如何に水を供給させるかが不明確であるため、複数の
製氷容器を用いた自動製氷装置の実現が望まれている。
【0016】また、上記従来の構成では、それぞれの製
氷容器に給水する為に給水経路の途中に分岐弁を配置す
る必要があり、給水経路の構成が複雑となり給水経路の
設置スペースが大きくなることは避けられない。
【0017】また、近年自動製氷装置の給水経路に対す
る清潔性に対する要望が非常に高まっているが、上記従
来の構成では、分岐弁内や給水経路内に水が残り、水垢
の発生要因となりうるうえ、給水経路の清掃性も比較的
悪いものとなる。
【0018】本発明は、上記課題を解決するもので、複
数の製氷容器に所定量の水を注水する為の給水経路を簡
素な構成により実現し、給水経路の設置スペースが大き
くなるのを極力抑えた自動製氷装置及びこの自動製氷装
置を備えた冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、一つの給水タンクから複数の製氷容器へ水を
供給する自動製氷装置において、一つの吸い込み口と前
記複数の製氷容器のそれぞれに対応した複数の吐出管を
備えた給水ポンプと、前記給水ポンプの吸い込み口を介
して、前記吐出管のそれぞれに対応した前記複数の製氷
容器の所定の位置に水を導く複数の給水経路とを用いて
給水するものであり、製氷容器に一つの給水ポンプを用
いてそれぞれ独立した給水経路から給水タンクの水が供
給されるため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構
を設ける必要がなく、簡素な構造で複数の製氷容器に水
を供給することができ、また、それぞれの給水経路途中
にに接合部による段差などが設けられるのを極力少なく
することができるため、給水経路の途中に水残りが発生
しにくく、よって水垢等の発生を抑制でき、また、給水
経路の清掃性も維持できる、という作用を有する。
【0020】さらに、複数の製氷容器に一つの給水ポン
プにより給水タンクの水を供給できるために、複数の給
水ポンプを使うのに比べて、給水ポンプの設置スペース
が大きくなるのを抑制することもできるという作用を有
する。
【0021】さらに、給水ポンプにより水を分岐させる
ために、給水経路途中で分岐させるよりも各製氷容器へ
の給水量のバラツキが生じるのを抑えることができる、
という作用を有する。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動製氷装置の発明において、一端を給水タンク内に
挿入し、他端を給水ポンプの吸い込み口に連結する吸出
管を備えたものであり、給水ポンプを給水タンクの外部
の任意の場所に設置しても、吸出管を通じて複数の給水
経路より複数の製氷容器に給水することができる、とい
う作用を有する。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の自動製氷装置の発明において、複数の
製氷容器と複数の給水経路は、それぞれ二つの製氷容器
と二つの給水経路からなり、給水ポンプが一方に回転し
た時は二つの給水経路のうちの一方の給水経路から対応
する製氷容器に給水が行われ、前記給水ポンプが他方に
回転した時は二つの給水経路のうちの他方の給水経路か
ら対応する製氷容器に給水が行われるように構成されて
いるものであり、給水ポンプを一方に回転させると一方
の給水経路から対応する一方の所定の製氷容器に給水タ
ンクの水が供給され、他方に回転させると他方の給水経
路から対応する他方の製氷容器に給水タンクの水が供給
される。
【0024】これにより、それぞれの製氷容器に給水ポ
ンプの水を供給するための給水経路はぞれぞれ独立した
給水経路であるため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑
な機構を設ける必要がなく、簡素な構造で複数の製氷容
器に水を供給することができ、また、それぞれの給水経
路途中に接合部による段差などが設けられるのを極力少
なくすることができるため、給水経路の途中に水残りが
発生しにくく、よって水垢等の発生を抑制でき、また、
給水経路の清掃性も維持できる、という作用を有する。
【0025】さらに、給水ポンプの回転方向により所定
の一方の製氷容器に給水タンクの水を供給するため、一
つの給水ポンプによりどちらか一方の製氷容器を選択し
て給水でき、給水経路途中で水を分岐して給水するより
も各製氷容器への給水量のバラツキが生じるのを抑える
ことができ、また、給水ポンプが一つであるため、複数
の給水ポンプを使うよりも、給水ポンプの設置スペース
が大きくなるのを抑制することができる、という作用を
有する。
【0026】さらに、給水ポンプをどちらか一方のみに
回転させることにより、その回転方向に対応した一方の
製氷容器にのみ給水することが可能なので、製氷容器に
給水するそれぞれの製氷容器に適時個別に給水を行うこ
とができる、という作用を有する。
【0027】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の自動製氷装置の発明において、給水ポンプは、両方向
に回転駆動される羽根車と、前記羽根車を両方向回転可
能に収納し前記羽根車の回転軸方向に吸い込み口と前記
羽根車の遠心方向に第1吐出口と前記第1吐出管から前
記羽根車の回転方向に離れて前記羽根車の遠心方向に第
2吐出口と一端が前記第1吐出口に連通し前記羽根車の
遠心方向かつ前記羽根車の一方の回転方向に延びる第1
吐出管と一端が前記第2吐出口に連通し前記羽根車の遠
心方向かつ前記羽根車の他方の回転方向に延びる第2吐
出管とを有するケーシングとから構成され、前記第1吐
出口における前記羽根車の一方の回転方向側の縁に前記
羽根車の他方の回転方向かつ前記羽根車の中心方向に突
出する第1舌部、前記第2吐出口における前記羽根車の
他方の回転方向側の縁に前記羽根車の一方の回転方向か
つ前記羽根車の中心方向に突出する第2舌部をそれぞれ
有する遠心ポンプとしたものである。
【0028】この構成において、給水ポンプの羽根車を
どちらか一方に回転させると、羽根車の回転により給水
タンク内の水がケーシングの吸い込み口から羽根車内に
吸い込まれ、羽根車の前記回転方向に流れの向きを変え
てケーシング内に吐出され、羽根車の回転方向に対抗す
る一方の吐出管の舌部によって再び流れの向きを前記一
方の吐出管から吐き出される方向に変え、前記一方の吐
出管から対応する一方の製氷容器に供給され、他方の吐
出管には羽根車と前記他方の吐出管の舌部の隙間が狭
く、更に前記他方の吐出管の前記舌部が同吐出管を塞ぐ
ように延び出ているため、同吐出管からの水の供給は行
われず、羽根車を他方に回転させると他方の吐出管から
のみ、給水タンクの水が対応する他方の製氷容器に供給
される。
【0029】このため、羽根車の回転方向により一方の
吐出管からのみ水が出てくるため、製氷容器から氷を離
脱させた後、空となった一方の製氷容器を選択して、給
水ポンプを所定のどちらか一方の回転方向に回転させる
ことにより独立した所定の一方の給水経路から水を供給
することが可能である、という作用を有する。
【0030】さらに、給水経路はそれぞれ独立している
ため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構を設ける
必要がなく、簡素な構造で二つの製氷容器に水を供給す
ることができ、また、それぞれの給水経路途中にに接合
部による段差などが設けられるのを極力少なくすること
ができるため、給水経路の途中に水残りが発生しにく
く、よって水垢等の発生を抑制でき、また、給水経路の
清掃性も維持できる、という作用を有する。
【0031】さらに、給水ポンプの回転方向により給水
する製氷容器を選択することができるために、給水経路
途中に分岐を設けるよりも給水の精度を向上させること
ができる、という作用を有する。
【0032】さらに、一つの給水ポンプの羽根車の回転
方向により一方の製氷容器を選択して給水できるため、
給水ポンプの数が少ない分、二つの給水ポンプを使うよ
りも、給水ポンプの設置スペースが大きくなるのを抑制
することができ、さらに、それぞれの製氷容器に適時個
別に給水を行うことができる、という作用を有する。
【0033】請求項5に記載の発明は、一つの給水タン
クから複数の製氷容器へ水を供給する自動製氷装置にお
いて、前記給水タンクから前記複数の製氷容器のそれぞ
れの所定位置に水を注ぐ独立した給水経路を備えたもの
であり、製氷容器に独立したそれぞれの給水経路を通っ
て給水タンクの水が供給されるため、給水経路の途中に
分岐弁等の複雑な機構を設ける必要がなく構造を簡素化
でき、また、それぞれの給水経路途中に接合部による段
差などが設けられるのを極力少なくすることができるた
め、給水経路の途中に水残りが発生しにくく、よって水
垢等の発生を抑制でき、また、給水経路の清掃性も維持
できる、という作用を有する。
【0034】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の自動製氷装置の発明において、それぞれの給水経路に
給水ポンプを備えたものであり、いずれかの給水ポンプ
を駆動させると、給水ポンプに対応した製氷容器に独立
した給水経路から給水タンクの水が給水されるもので、
給水を行う製氷容器に対応した給水ポンプを駆動させる
ことにより、所定の製氷容器に対応した給水経路の給水
タンク側の先端に接続された給水ポンプが給水タンクの
水を吸い出し、所定の製氷容器に給水タンクから水が供
給できるため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構
を設ける必要がなく、簡素な構造で複数の製氷容器に水
を供給することができ、また、それぞれの給水経路途中
に接合部による段差などが設けられるのを極力少なくす
ることができるため、給水経路の途中に水残りが発生し
にくく、よって水垢等の発生を抑制でき、また、給水経
路の清掃性も維持できるという作用を有する。
【0035】さらに、給水する製氷容器に対応した給水
ポンプを駆動することにより給水タンクの水を供給する
ことができるため、それぞれの製氷容器に適時給水する
ことができ、また、給水の精度を高めることもできる、
という作用を有する。
【0036】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の自動製氷装置の発明において、複数の製氷容器に同時
に給水する給水ポンプの制御手段を備えたものであり、
制御手段により複数の給水ポンプは同時に駆動されて、
給水ポンプに対応するそれぞれの製氷容器に対応した独
立した給水経路から給水ポンプの水が供給できるため、
給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構を設ける必要が
なく、簡素な構造で複数の製氷容器に給水タンクの水を
供給することができ、また、それぞれの給水経路途中に
接合部による段差などが設けられるのを極力少なくする
ことができるため、給水経路の途中に水残りが発生しに
くく、よって水垢等の発生を抑制でき、また、給水経路
の清掃性も維持できる、という作用を有する。
【0037】さらに、複数の給水ポンプが同時に駆動し
て、それぞれ個別給水ポンプによってそれぞれの給水ポ
ンプに対応する複数の製氷容器に同時に給水タンクの水
が供給できるために、給水量の精度を向上させることが
でき、また、それぞれの製氷容器で同時に冷却が始まる
ので、製氷時間にバラツキが生じるのを抑えることがで
きる、という作用を有する。
【0038】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の自動製氷装置の発明において、複数の給水ポ
ンプを駆動する駆動源が一つであるものであり、駆動源
により給水ポンプを駆動させると複数の給水ポンプが同
時に駆動して、それぞれの給水ポンプに対応した製氷容
器に独立したそれぞれの給水経路を通って給水タンクの
水が供給されるため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑
な機構を設ける必要がなく、簡素な構造で複数の製氷容
器に給水タンクの水を供給することができ、また、それ
ぞれの給水経路途中に接合部による段差などが設けられ
るのを極力少なくすることができるため、給水経路の途
中に水残りが発生しにくく、よって水垢等の発生を抑制
でき、また、給水経路の清掃性も維持できる、という作
用を有する。
【0039】さらに、複数の製氷容器のそれぞれに対応
した個別の給水ポンプによって同時に給水できるため
に、給水量の精度を向上させることができ、また、それ
ぞれの製氷容器で同時に冷却が始まるので、製氷時間に
バラツキが生じるのを抑えることができる、という作用
を有する。
【0040】さらに、一つの駆動源により複数の給水ポ
ンプを駆動できるため、駆動源が少ない分、給水ポンプ
ごとに駆動源をもつ給水ポンプよりも給水ポンプが小さ
くなり、給水ポンプの設置スペースが大きくなるのを抑
えることができる、という作用を有する。
【0041】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の自動製氷装置の発明において、給水ポンプは、一方向
に回転駆動される羽根車と、前記羽根車を回転可能に収
納し前記羽根車の回転軸方向に吸い込み口と前記羽根車
の外周側に前記羽根車の遠心方向かつ前記羽根車の回転
方向に延びる吐出管とを有するケーシングとから構成さ
れた遠心ポンプであり、前記給水ポンプを駆動する駆動
源の回転軸に、複数の前記羽根車が軸方向に同一回転軸
上でつながっているものであり、駆動源により回転軸を
駆動させると、回転軸につながっている複数の給水ポン
プの羽根車が同時に回転するので、給水タンク内の水は
それぞれのケーシングの吸い込み口からそれぞれの羽根
車内に吸い込まれ、ケーシング内で流れの向きを羽根車
の円周方向に変えながら吐き出され、吐出管で吐出管か
らケーシング外に出て行く方向に再び流れの向きを変え
て独立した給水経路からそれぞれに対応した製氷容器に
供給されるため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機
構を設ける必要がなく、簡素な構造で複数の製氷容器に
水を供給することができ、また、それぞれの給水経路途
中に接合部による段差などが設けられるのを極力少なく
することができるため、給水経路の途中に水残りが発生
しにくく、よって水垢等の発生を抑制でき、また、給水
経路の清掃性も維持できる、という作用を有する。
【0042】さらに、駆動源により回転軸を駆動させる
と複数の給水ポンプが同時に駆動し、複数の製氷容器に
それぞれに対応した給水ポンプによって給水タンクの水
が同時に供給されるために、給水量の精度を向上させる
ことができ、また、それぞれの製氷容器で同時に冷却が
始まるので、製氷時間にバラツキが生じるのを抑えるこ
とができる、という作用を有する。
【0043】さらに、一つの駆動源により複数の給水ポ
ンプを駆動するため、複数の給水ポンプをそれぞれに対
応した駆動源で駆動させるよりも、給水ポンプの設置ス
ペースが大きくなるのを抑えることができる、という作
用を有する。
【0044】請求項10に記載の発明は、請求項1また
は請求項3または請求項4または請求項6から請求項8
のいずれか一項に記載の自動製氷装置の発明において、
給水タンク内に給水ポンプを備えたものであり、給水タ
ンク内の給水ポンプが駆動することにより、給水タンク
内の水を複数の製氷容器にそれぞれに対応した独立した
給水経路から供給するために、給水経路の途中に分岐弁
等の複雑な機構を設ける必要がなく、簡素な構造で複数
の製氷容器に水を供給することができ、また、それぞれ
の給水経路途中に接合部による段差などが設けられるの
を極力少なくすることができるため、給水経路の途中に
水残りが発生しにくく、よって水垢等の発生を抑制で
き、また、給水経路の清掃性も維持できる、という作用
を有する。
【0045】さらに、給水ポンプが給水タンク内に設置
されているため、給水装置の設置スペースが大きくなる
のを抑制することができる。
【0046】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の自動製氷装置の発明において、複数の製氷容器と
複数の給水経路はそれぞれ二つの製氷容器と二つの独立
した給水経路からなり、前記給水経路の給水ポンプ側の
先端に、給水経路の他の部分の断面積よりも開口面積が
大きくなった水受け口が形成されており、前記水受け口
が給水ポンプの吐出管出口の下方に配置されているもの
であり、給水タンク内の給水ポンプを駆動することによ
り給水タンク内の水は給水ポンプから給水ポンプの吐出
管に対応した給水経路の水受け口に注がれ、給水経路を
通ってそれそれの独立した給水経路に対応した製氷容器
に供給されるため、給水ポンプと給水タンクを一体とし
て設置することができ、また、給水装置の設置スペース
が大きくなるのを抑制するこたができる、という作用を
有する。
【0047】さらに、独立した給水経路からそれぞれの
給水経路に対応した製氷容器に給水タンクの水が供給さ
れるため、給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構を設
ける必要がなく、簡素な構造で複数の製氷容器に水を供
給することができるため、給水経路の途中に分岐弁等の
複雑な機構を設ける必要がなく、簡素な構造で複数の製
氷容器に水を供給することができ、また、それぞれの給
水経路途中に接合部による段差などが設けられるのを極
力少なくすることができるため、給水経路の途中に水残
りが発生しにくく、よって水垢等の発生を抑制でき、ま
た、給水経路の清掃性も維持できる、という作用を有す
る。
【0048】さらに、給水経路の水受け口は給水パイプ
の吐出管の下方に配置され、給水タンク内の給水ポンプ
と給水経路が直接つながっていないために、給水タンク
の取り付け、取り外しが容易に行うことができる、とい
う作用を有する。
【0049】請求項12に記載の発明は、請求項1から
請求項4または請求項6から請求項11のいずれか一項
に記載の自動製氷装置の発明において、複数の給水経路
から同量の水を供給する給水ポンプの制御手段を備える
ものであり、給水ポンプの駆動時間を制御手段により調
整して、複数の製氷容器にそれぞれに対応する独立した
給水経路から同量の水を給水する事ができるものであ
る。
【0050】これにより、製氷容器に給水ポンプを用い
て独立した給水経路から給水タンクの水を供給するた
め、給水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構を設ける必
要がなく、簡素な構造で複数の製氷容器に水を供給する
ことができ、また、それぞれの給水経路途中に接合部に
よる段差などが設けられるのを極力少なくすることがで
きるため、給水経路の途中に水残りが発生しにくく、よ
って水垢等の発生を抑制でき、また、給水経路の清掃性
も維持できる、という作用を有する。
【0051】さらに、それぞれの製氷容器に供給される
水の量が精度よく同じであるために、製氷時間にバラツ
キが生じるのを抑えることができる、という作用を有す
る。
【0052】請求項13に記載の発明は、請求項1から
請求項4または請求項6から請求項11のいずれか一項
に記載の自動製氷装置の発明において、給水ポンプを用
いて複数の給水経路から異なった量の水を供給する給水
ポンプの制御手段を備えたものであり、給水ポンプの駆
動時間を制御手段により調整して、複数の製氷容器にそ
れぞれに対応する独立した給水経路から異なった量の水
を給水する事ができるものである。
【0053】これにより、それぞれの製氷容器に給水ポ
ンプを用いてそれぞれの製氷容器に対応した独立した給
水経路から水を供給されるため、給水経路の途中に分岐
弁等の複雑な機構を設ける必要がなく、簡素な構造で複
数の製氷容器に水を供給することができ、また、それぞ
れの給水経路途中に接合部による段差などが設けられる
のを極力少なくすることができるため、給水経路の途中
に水残りが発生しにくく、よって水垢等の発生を抑制で
き、また、給水経路の清掃性も維持できる、という作用
を有する。
【0054】さらに、給水ポンプの駆動時間を変更する
ことにより、給水される水の量を精度よく変更すること
ができるため、製氷容器の許容する範囲内で氷の大きさ
を変えることができる、という作用を有する。
【0055】請求項14に記載の発明は、請求項1から
請求項11のいずれか一項に記載の自動製氷装置の発明
において、複数の給水経路は、給水経路の内径が異なる
ものであり、製氷容器に給水ポンプを用いて独立した給
水経路から水を供給するため、給水経路の途中に分岐弁
等の複雑な機構を設ける必要がなく、簡素な構造で複数
の製氷容器に水を供給することができ、また、それぞれ
の給水経路途中に接合部による段差などが設けられるの
を極力少なくすることができるため、給水経路の途中に
水残りが発生しにくく、よって水垢等の発生を抑制で
き、また、給水経路の清掃性も維持できる、という作用
を有する。
【0056】さらに、給水経路の内径が細い場合、給水
経路の内径が太いものに比べて、同じ給水ポンプの駆動
時間でも水の流れる抵抗が大きくなるために、給水量が
少なくなり、複数の製氷容器に対して給水量を変更して
給水するできる、という作用を有する。
【0057】請求項15に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、給水ポンプの複数の羽根車は、単位
回転当りの水の吐出量が異なるものであり、同じ給水ポ
ンプの駆動時間でも水の吐出量が異なるために、複数の
製氷容器に対して給水量を変えて給水することができ
る、という作用を有する。
【0058】請求項16に記載の発明は、請求項13か
ら請求項15のいずれか一項に記載の発明において、複
数の製氷容器の氷室の大きさが異なるものであり、給水
量の多い給水経路を経て大きい氷室に給水し、給水量の
少ない給水経路を経て小さい氷室に給水することによっ
て、大きさの異なる氷を効率よく製氷できる、という作
用を有する。
【0059】請求項17に記載の発明は、請求項12か
ら請求項15のいずれか一項に記載の発明において、複
数の製氷容器の氷室の形状が異なるものであり、給水量
が同量であっても、異なる量であっても給水量に見合っ
た形状の異なる氷を効率よく製氷できる、という作用を
有する。
【0060】請求項18に記載の発明は、請求項1から
請求項17のいずれか一項に記載された自動製氷装置を
備えた冷凍冷蔵庫であり、製氷容器にそれぞれの独立し
た給水経路から製氷容器に水を供給することにより、給
水経路の途中に分岐弁等の複雑な機構を設ける必要がな
く、簡素な構造で複数の製氷容器に水を供給することが
でき、また、それぞれの給水経路途中に接合部による段
差などが設けられるのを極力少なくすることができるた
め、給水経路の途中に水残りが発生しにくく、よって水
垢等の発生を抑制でき、また、給水経路の清掃性も維持
できる、という作用を有する。
【0061】さらに、自動製氷装置の大きさを小さく抑
えることができるため、冷蔵庫庫内スペースが減少する
のを抑制することができる、という作用を有する。
【0062】さらに、複数の製氷容器に給水することが
可能であるため、複数の製氷容器での製氷を実現でき、
一度にできる氷の量を製氷容器が一つである自動製氷装
置を搭載した冷凍冷蔵庫よりも多くすることができるた
め、一般的に氷の使用量が多い夏場でも、氷の量が足り
なくなることを少なくできる、という作用を有する。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷蔵庫の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、
同一構成の部分については重複を避けるため同一符号を
つけて説明を省略する。
【0064】(実施の形態1)図1は本発明による実施
の形態1の自動製氷装置を備えた冷蔵庫の要部断面図で
ある。図2は同実施の形態の冷蔵庫の自動製氷装置の正
面概略図である。
【0065】図1において、1は複数の貯蔵室を有する
冷蔵庫本体であり、2は冷蔵庫本体1の上部に形成され
た冷蔵室で、扉3と断熱壁4によって囲まれ、外気と断
熱されている。
【0066】5は冷蔵室2の下方に形成された冷凍室5
(以下、製氷室5という)であり、断熱壁4と扉6によ
って囲まれ、外気と断熱されている。7は製氷室5の扉
6に固定された可動レールで、可動レール7は製氷室5
の側壁に固定された固定レール8に係合されており、扉
6を引き出した際に固定レール8に沿って移動する。な
お、可動レール7と固定レール8の間には滑車9が配置
されており、移動を滑らかにしている。
【0067】10は自動製氷装置であり、その構成を以
下に説明する。
【0068】11は可塑性樹脂のポリプロピレンで成形
された第1製氷容器であり、氷形状や氷の大きさを決定
する複数の氷室11aと、氷室11aを一括固定する氷
室枠11bと、氷室枠11bの長手方向中心軸の端部に
形成された回転軸11cが設けられている。11dは第
1製氷容器11の外底面に取り付けられ水温を間接検知
するための第1温度検知手段(以下、第1温度センサー
11dという)である。
【0069】12は第1製氷容器11と同様にポリプロ
ピレンで成形された第2製氷容器であり、氷室12a、
氷室枠12b、回転軸12cが第1製氷容器11と同様
に設けられている。12dは第1製氷容器12の外底面
に取り付けられ水温を間接検知するための第2温度検知
手段(以下、第2温度センサー12dという)である。
【0070】13は第1製氷容器11、第2製氷容器1
2の各々の回転軸11c、回転軸12cを保持し必要に
応じて第1製氷容器11、第2製氷容器12を反転させ
て脱氷させる駆動装置であり、駆動装置13の内部には
駆動源たるモータ、モータの回転を減速伝達する減速歯
車等が配置されている。
【0071】14は第1製氷容器11、第2製氷容器1
2の下方に配置され、第1製氷容器11と第2製氷容器
12から脱氷された氷を貯える貯氷容器である。
【0072】15は貯氷容器内の氷の量を検知するため
の検氷手段(以下、検氷レバー15という)であり、1
5aは主に第1製氷容器11から脱氷されて貯えられた
氷の量を検知する第1検氷手段(以下、第1検氷レバー
15aという)、15bは主に第2製氷容器12から脱
氷された氷の量を検知する第2検氷手段(以下、第2検
氷レバー15bという)である。
【0073】16は第1製氷容器11、第2製氷容器1
2へ供給する水を貯えておくための給水タンクで、17
は給水タンク16内の水を第1製氷容器11、第2製氷
容器12へ供給するための給水装置であり、第1製氷容
器11へ水を導く第1給水パイプ18a、第2製氷容器
2へ水を導く第2給水パイプ18bからなる給水経路1
8、給水タンク16から水を取り出し第1給水パイプ1
8aに水を供給する第1吐出管20aと第2給水パイプ
18bに水を供給する第2吐出管20bとを備えた給水
ポンプ19で構成されている。21は駆動装置13,給
水ポンプ19を制御する制御部である。
【0074】そして、自動製氷装置10は、第1製氷容
器11、第2製氷容器12、駆動装置13、貯氷容器1
4、検氷レバー15、給水タンク16、給水装置17、
制御部21とによって構成されている。
【0075】第1製氷容器11と第2製氷容器12はと
もに駆動装置13に連結されており、駆動装置13内に
内蔵されたモータと減速歯車によってそれぞれ個別に反
転動作をし、各製氷容器下方の貯氷容器14へ脱氷す
る。駆動装置13内には各製氷容器11,12の位置検
知を行うスイッチが内蔵されおり、各製氷容器11,1
2の水平位置、脱氷位置は制御部21へのスイッチ信号
入力によって判断される。
【0076】また、第1検氷レバー15aと第2検氷レ
バー15bも駆動装置13の側面に連結されており、駆
動装置13に内蔵された減速歯車に連係して動作する。
【0077】通常、第1検氷レバー15a、第2検氷レ
バー15bは貯氷容器14の上方に待機しており、第1
検氷レバー15aは第1製氷容器11の脱氷動作と同時
に貯氷容器14内に対し進入と退出を行い、貯氷容器1
4内へ所定位置を越えて進入したときは駆動装置13内
で第1検氷レバー15aに対応したスイッチが作動し、
制御部21へのスイッチ信号入力によって貯氷容器14
内の氷量が不足していることを検知する。
【0078】第2検氷レバー15bは第2製氷容器12
の脱氷動作と同時に貯氷容器14内に対し進入と退出を
行い、貯氷容器14内へ所定位置を越えて進入したとき
は駆動装置13内で第2検氷レバー15bに対応したス
イッチが作動し、制御部21へのスイッチ信号入力によ
って貯氷容器14内の氷量が不足していることを検知す
る。
【0079】各製氷容器11,12の脱氷動作は、対応
する各検氷レバー15a,15bの方向に向かって反転
し、各氷室11a,12aの開口部が貯氷容器14の方
向に向いたところで、各製氷容器11,12を支持する
枠体(図示せず)に形成された突起と当って捻られて氷
を押し出すことで達成される。
【0080】以上のように構成された冷蔵庫について、
次にその動作を説明する。
【0081】第1製氷容器11,第2製氷容器12に給
水された水が各氷室11a,12a内で凍結し氷の生成
が完了すると、各製氷容器11,12の外底面に設置さ
れた各温度センサー11d,12dの抵抗値が上昇し製
氷が完了したことを制御部21が認識する。
【0082】第1製氷容器11で氷が生成されると第1
製氷容器11は駆動装置13によって第1検氷レバー1
5aの方向へ反転し捻られて、貯氷容器14へ脱氷す
る。
【0083】貯氷容器14内の氷量は第1製氷容器11
の脱氷動作と同時に行うが、貯氷容器14内の第1製氷
容器11の下に氷が十分あるときは、第1検氷レバー1
5aが貯氷容器14に進入しても氷に進行を阻止され所
定の高さより深く進入できず、駆動装置13内のスイッ
チが作動しないので制御部21は氷が十分であると認識
して、脱氷動作の途中で第1製氷容器11を停止し、今
度は水平位置へ復帰させる。
【0084】逆に、貯氷容器14内の第1製氷容器11
の下の氷が不足しているときは、第1検氷レバー15a
が貯氷容器14に進入しても氷に進行を阻止されること
がなく所定の高さより深く進入でき、駆動装置内のスイ
ッチが動作し制御部21は貯氷容器14内の氷が不足し
ていると認識して第1製氷容器11の脱氷動作を継続し
て脱氷を完了させる。
【0085】脱氷の完了は第1製氷容器11が脱氷位置
に到達した時点で駆動装置13内のスイッチが作動する
ので制御部21は脱氷が完了したと認識する。
【0086】脱氷が完了すると駆動装置13は第1製氷
容器11を水平位置へ復帰させる。第1製氷容器11が
水平位置へ復帰すると駆動装置13内のスイッチが作動
するので制御部21は第1製氷容器11が水平位置へ復
帰したことを認識する。
【0087】第2製氷容器12で氷が生成されると第2
製氷容器12は駆動装置13によって第2検氷レバー1
5bの方向へ反転し捻られて、貯氷容器14へ脱氷す
る。
【0088】貯氷容器14内の氷量は第2製氷容器12
の脱氷動作と同時に行うが、貯氷容器14の第2製氷容
器12の下に氷が十分あるときは、第2検氷レバー15
bが貯氷容器14に進入しても氷に進行を阻止され所定
の高さより深く進入できず、駆動装置13内のスイッチ
が作動しないので制御部21は氷が十分であると認識し
て、脱氷動作の途中で第2製氷容器12を停止し、今度
は水平位置へ復帰させる。
【0089】逆に、貯氷容器14内の氷が不足している
ときは、第2検氷レバー15bが貯氷容器14に進入し
ても氷に進行を阻止されることがなく所定の高さより深
く進入でき、駆動装置内のスイッチが動作し制御部21
は貯氷容器14内の氷が不足していると認識して第2製
氷容器12の脱氷動作を継続して脱氷を完了させる。
【0090】脱氷の完了は第2製氷容器12が脱氷位置
に到達した時点で駆動装置13内のスイッチが作動する
ので制御部21は脱氷が完了したと認識する。
【0091】脱氷が完了すると駆動装置13は第2製氷
容器12を水平位置へ復帰させる。第2製氷容器12が
水平位置へ復帰すると駆動装置13内のスイッチが作動
するので制御部21は第2製氷容器12が水平位置へ復
帰したことを認識する。
【0092】第1製氷容器11と第2製氷容器12が共
に脱氷して水平位置へ復帰した後、空となった第1製氷
容器11と第2製氷容器12へは、給水装置17の給水
ポンプ19を駆動させることにより、給水ポンプ19の
第1吐出管20aと第2吐出管20bから第1給水パイ
プ18aと第2給水パイプ18bを経由して水が供給さ
れ、再び製氷を開始する。
【0093】以上のように、本実施の形態の冷蔵庫は、
第1製氷容器11,第2製氷容器12へのそれぞれの給
水経路18を独立した第1給水パイプ18a,第2給水
パイプ18bとして構成し、給水ポンプ19によって第
1製氷容器11,第2製氷容器12へ同時に給水するの
で、コンパクトな構成でそれぞれに給水を行うことがで
きる。
【0094】また、給水ポンプ19内で水を分岐させる
ので、給水経路途中で分岐させるよりも水量のバラツキ
を抑制する事ができる。
【0095】また、給水経路18はそれぞれが独立した
第1給水パイプ18aと第2給水パイプ18bで構成さ
れ、経路途中に分岐等の複雑な構造が無いため、水残り
が生じにくく、更には清掃が容易であり、清潔性が確保
できる。
【0096】なお、本実施の形態1に示すように、第1
製氷容器11,第2製氷容器12の底面にそれぞれ第1
温度センサー11d,第2温度センサー12dを設ける
ことによって、それぞれの製氷容器内の水温を適切に検
知することができ、製氷終了の検知が過不足なく合理的
な形で確実に行われ、信頼性の高い製氷機能を得ること
ができるが、複数の製氷容器の製氷時間がほぼ同じとな
るような製氷時間制御手段を設ければ、複数の製氷容器
のうち一つに温度センサーを設け水温を検知して製氷終
了の検知を行っても本発明の効果を妨げることはない。
【0097】また、本実施の形態では、主に第1製氷容
器11から脱離した貯氷容器14の第1製氷容器11の
下の氷の量を検知する第1検氷レバー15aと、主に第
2製氷容器12から脱離した第2製氷容器12の下の氷
の量を検知する第2検氷レバー15bを設けたことによ
り、貯氷容器14のそれぞれの製氷容器11,12の下
に氷が偏って積み上げられても、それぞれの検氷レバー
15a,15bが氷の量を検知するために、氷が所定の
量以上積み上げられて引き出しを開けるのを妨げること
を防ぐことができるが、氷の形状や貯氷容器14の形
状、貯氷容器14に氷が落ちる位置を工夫し、氷が貯氷
容器14内でほぼ均一に広がって貯えられるようにすれ
ば、検氷レバー15は一つでもよく、本発明の効果を妨
げることはない。
【0098】なお、図示はしないがそれぞれの給水パイ
プ18a,18bの内径を変えることにより、それぞれ
の製氷容器11,12に給水される水量を変化させるこ
とができ、氷室11a,11bの大きさ,形状の異なる
複数の製氷容器11,12を用いることにより、大きさ
や形状の異なる氷を一つの自動製氷装置で同時に提供す
ることが可能である。
【0099】たとえば、二つの製氷容器11,12のう
ち一方を他方よりも小さな氷室から成る製氷容器とした
場合、小さな氷室からなる製氷容器の給水量は普通もう
一方の製氷容器の給水量より少なくなるため、給水パイ
プ18aまたは18bの内径を小さくすることにより、
水の流れる際の抵抗を大きくして給水量を少なくするこ
とができる。
【0100】(実施の形態2)図3は本発明による実施
の形態2の自動製氷装置の正面概略図である。
【0101】自動製氷装置31は、第1製氷容器11、
第2製氷容器12、第1製氷容器11,第2製氷容器1
2を反転させて脱氷させる駆動装置13、貯氷容器1
4、検氷レバー15、給水タンク32、給水装置33、
制御部34とによって構成されている。
【0102】給水装置33は給水タンク32に貯えられ
た水を第1製氷容器11と第2製氷容器12に供給する
ためのものであり、第1製氷容器11へ水を供給する第
1給水パイプ35aと第2製氷容器12へ水を供給する
第2給水パイプ35bとから成る給水経路35と、第1
給水パイプ35aに水を供給する第1給水ポンプ36a
と、第2給水パイプ35bに水を給水する第2給水ポン
プ36bとにより構成されている。
【0103】以上のような構成の自動製氷装置31の動
作を以下に説明する。
【0104】第1製氷容器11で氷が生成されると第1
製氷容器11は駆動装置13によって回動し氷の量を検
知した後、氷の量が所定の量よりも少ない場合は回動を
続けて捻られて、貯氷容器14へ脱氷する。脱氷が完了
すると第1製氷容器11は水平位置へ復帰する。
【0105】脱氷して水平位置へ復帰した第1製氷容器
11へは給水装置33の第1給水ポンプ36aによって
第1給水パイプ35aを経由して再び給水タンク32か
ら給水され、製氷を開始する。
【0106】第2製氷容器12で氷が生成されると第2
製氷容器12は駆動装置13によって回動して氷の量を
検知した後、氷の量が所定の量よりも少ない場合は回動
を続けて捻られて、貯氷容器14へ脱氷する。脱氷が完
了すると第2製氷容器12は水平位置へ復帰する。
【0107】脱氷して水平位置へ復帰した第2製氷容器
12へは給水装置33の第2給水ポンプ36bによって
第2給水パイプ35bを経由して再び給水タンク32か
ら給水され、製氷を開始する。
【0108】以上のような構成において、給水タンク3
2から第1製氷容器11と第2製氷容器12へ水を供給
する給水装置33が独立した二つの給水パイプ35a,
35bからなる給水経路35と二つの給水ポンプ36
a,36bで構成されているために、給水パイプを途中
で分岐する必要が無く、また給水経路の途中に分岐弁等
の複雑な機構を設ける必要が無く、構造の簡素化が可能
であるとともに、給水パイプの清掃性も向上する。
【0109】また、一つの製氷容器に対して一つの給水
ポンプを用いて水を供給するので、給水量の精度を高め
る事ができる。
【0110】なお、同じ形状の第1製氷容器11と第2
製氷容器12を用いた場合、単位時間当たりにできる氷
の量をふやすことができ、氷を比較的多く使う夏場でも
氷が不足することを減らすことができ、さらに給水パイ
プと給水ポンプが同じものを利用することができるた
め、コスト的にメリットも期待できる。
【0111】また、同形状の製氷容器を用いる場合、図
示はしないが給水装置の設置スペースの問題などから、
同じポンプを二つ設置することが難しいときは、二つの
異なる給水ポンプから同量の水を給水する給水ポンプの
制御手段を設けることにより、給水ポンプをそれぞれ異
なったものとすることも可能である。
【0112】たとえば、一方の給水ポンプが他方の給水
ポンプよりも単位時間当たりに供給できる水量が少ない
場合、ポンプの運転時間を長くしてやることで、同量の
水を供給することができる。
【0113】また、図示はしないが二つの製氷容器に同
時に水を供給する給水ポンプの制御手段を設けることに
より、給水されてから製氷を開始するまでの時間差が生
じるのを抑えることができ、製氷時間に差が生じるのを
抑えることができる。
【0114】なお、第1製氷容器11と第2製氷容器1
2の氷室11a,12aを互いに異なる形状および大き
さとすれば、製氷される氷の使われる場面や用途および
冷却する対象に応じて使い分けができ、使い勝手や利便
性を高めて食生活などの生活シーンを豊かに演出するこ
とができる。
【0115】たとえば、一般的な用途にはキューブ状の
大きめの氷、ウイスキーなどにはロック状の大きめの
氷、料理の飾り付けには半球状の大きめの氷、飲料やサ
ラダの急速冷却にはフレーク状またはクラッシュ状の小
さめの氷、水筒などには形状は問わず注水口から入る程
度の少し小さめの氷などである。
【0116】異なる大きさの氷を得るためには、第1給
水ポンプ36aと第2給水ポンプ36bの駆動時間をそ
れぞれ選択して給水量を調節する給水ポンプの制御手段
を付加すれば、それぞれの製氷容量の範囲内で用途や好
みに応じて氷の大きさを変えることができ、上述の種々
の氷のバリエーションを広げることができる。
【0117】また、それぞれの製氷容器に給水するため
の給水パイプの内径を変更することによっても給水量を
調節する給水ポンプの制御手段を付加したのと同様の効
果を得ることが可能である。
【0118】(実施の形態3)図4は本発明による実施
の形態3の自動製氷装置の正面概略図であり、図5およ
び図6は給水ポンプの要部断面図である。
【0119】自動製氷装置41は、第1製氷容器11、
第2製氷容器12、第1製氷容器11,第2製氷容器1
2を反転させて脱氷させる駆動装置13、貯氷容器1
4、検氷レバー15、給水タンク42、給水装置43、
制御部44とによって構成されている。
【0120】給水装置43は給水タンク42に貯えられ
た水を第1製氷容器11と第2製氷容器12に供給する
ためのものであり、第1製氷容器11へ水を供給する第
1給水パイプ45aと第2製氷容器12へ水を供給する
第2給水パイプ45bとから成る給水経路45と、第1
給水パイプ45aと、第2給水パイプ45bに水を給水
する給水ポンプ46とにより構成されている。
【0121】給水ポンプ46は羽根車47と、羽根車4
7を収納するケーシング48と、羽根車を回転させるた
めの駆動源49から構成されている。
【0122】ケーシング48は、羽根車47の回転軸方
向に水を吸い込むために開放された吸い込み口48aと
羽根車の遠心方向に第1吐出管48bと第2吐出管48
cとの二つの吐出管を備え、羽根車47の回転方向の一
方(47a)に対向するケーシング48の第1吐出管4
8bの第1舌部50aが、羽根車47に向かって回転方
向の他方(47b)に徐々に延び出ており、羽根車47
の回転方向の他方(47b)に対向するケーシング48
の第2吐出管48cの第2舌部50bが、羽根車47に
向かって一方の回転方向(47a)に徐々に延び出てい
る。48dは給水タンク42内に一端を開放し他端を給
水ポンプの吸い込み口48aに接続した吸出管である。
【0123】以上のような構成の自動製氷装置41の動
作を以下に説明する。
【0124】第1製氷容器11で製氷が完了すると、駆
動装置13により第1製氷容器11を回動させて貯氷容
器14に氷の量が所定量より少ないことを検知した場合
は、引き続き回動させて製氷容器11を捻って氷を貯氷
容器14に脱離させ、第1製氷容器11を水平位置に復
帰させる。
【0125】第1製氷容器11が水平位置に復帰した
ら、給水ポンプ46の羽根車47を駆動源49により一
方(47a)に回転させる。羽根車47の回転により給
水タンク42内の水が吸出管48dを介してケーシング
48の吸い込み口48aから羽根車47内に吸い込ま
れ、遠心方向に流れの向きを変えてケーシング48内に
吐出される。
【0126】ケーシング48内に吐出された水は第1吐
出管48bの第1舌部50aによって再び流れの向きを
変え第1吐出管48bより第1給水パイプ45aを通っ
て第1製氷容器11に供給される。その際、羽根車47
と第1舌部50aの隙間が狭く、更に第2吐出管48c
の第2舌部50bが第2吐出管48cを塞ぐように延び
出ているため、第2吐出管48cへの水の供給は行われ
ない。
【0127】第2製氷容器12で製氷が完了すると、駆
動装置13により第2製氷容器12を回動させて貯氷容
器14に氷の量が所定量より少ないことを検知した場合
は、引き続き回動させて製氷容器12を捻って氷を貯氷
容器14に脱離させ、第2製氷容器12を水平位置に復
帰させる。
【0128】第2製氷容器12が水平位置に復帰した
ら、給水ポンプ46の羽根車47を駆動源49により他
方(47b)に回転させる。羽根車47の回転により給
水タンク42内の水がケーシング48の吸い込み口48
aから羽根車47内に吸い込まれ、遠心方向に流れの向
きを変えてケーシング48内に吐出される。
【0129】ケーシング48内に吐出された水は第2吐
出管48cの第2舌部50bによって再び流れの向きを
変え第2吐出管48cより第2給水パイプ45bを通っ
て第2製氷容器12に供給される。その際、羽根車47
と第2舌部50bの隙間が狭く、第1吐出管48bの第
1舌部50aが第1吐出管48bを塞ぐように延び出て
いるため、第1吐出管48bへの水の供給は行われな
い。
【0130】第1製氷容器11と第2製氷容器12で同
時に製氷が完了された場合は、制御部44により第1製
氷容器11の離氷、給水を優先させる。
【0131】以上の構成において、給水ポンプ46の羽
根車47の回転方向を変えることにより、一つの給水ポ
ンプで二つの製氷容器11,12を選択して給水するこ
とができ、給水装置の構造を簡素化することができる。
【0132】さらに、給水経路を構成する二本の給水パ
イプはそれぞれ独立しているために、途中に分岐等の複
雑な形状が無く、水残り等が発生しにくく清掃性も良
い。
【0133】さらに、給水ポンプの駆動時間を回転方向
によって変更することにより、二つの製氷容器に対して
給水量を変えることも可能である。
【0134】なお、図示はしないが給水パイプの内径が
それそれ異なるものを用いても、給水量を変更すること
が可能である。
【0135】また、吸出管48dを給水ポンプの吸い込
み口48aに接続したため、給水ポンプ46自体は給水
タンク42の外部の任意の場所に設置でき、設計上の自
由度が高まる。給水ポンプ46自体を給水ポンプ42内
に浸漬させる必要がないので、給水タンク内のスペース
や容量を侵害しない。
【0136】(実施の形態4)図7は本発明による実施
の形態4の自動製氷装置の正面概略図であり、図8は給
水ポンプの要部断面図である。
【0137】自動製氷装置51は、第1製氷容器11、
第2製氷容器12、第1製氷容器11,第2製氷容器1
2を反転させて脱氷させる駆動装置13、貯氷容器1
4、検氷レバー15、給水タンク52、給水装置53、
制御部54とによって構成されている。
【0138】給水装置53は給水タンク52に貯えられ
た水を第1製氷容器11と第2製氷容器12に供給する
ためのものであり、第1製氷容器11へ水を供給する第
1給水パイプ57aと第2製氷容器12へ水を供給する
第2給水パイプ57bとから成る給水経路57と、第1
給水パイプ57aと、第2給水パイプ57bに水を給水
する第1給水ポンプ55,第2給水ポンプ56で構成さ
れている。
【0139】第1給水ポンプ55は、羽根車55aと羽
根車55aを格納するケーシング55bから構成されて
おり、ケーシング55bは羽根車55aの回転軸方向に
水を吸い込むために開放された吸い込み口55cと羽根
車55aの遠心方向に吐出管55dを備えている。
【0140】第2給水ポンプ56は、羽根車56aと羽
根車56aを格納するケーシング56bから構成されて
おり、ケーシング56bは羽根車56aの回転軸方向に
水を吸い込むために開放された吸い込み口56cと羽根
車56aの遠心方向に吐出管56dを備えている。
【0141】第1給水ポンプ55の羽根車55aと第2
給水ポンプ56の羽根車56aとは一つの駆動源58の
回転軸58aに同軸上で固定されている。
【0142】以上のような構成において、第1製氷容器
11と第2製氷容器12で製氷が完了すると製氷容器を
回動して貯氷容器14内の氷が所定の量よりも少ないこ
とを検知すると、そのまま回動を続けて製氷容器11,
12を捻ることにより氷を貯氷容器14に氷を脱離さ
せ、再び水平位置に復帰する。
【0143】製氷容器11,12が水平位置に復帰する
と、給水ポンプ55,56の駆動源57により回転軸5
7a回転駆動させることにより、第1給水ポンプ55の
羽根車55aと第2給水ポンプ56の羽根車56aが回
転し、それぞれのケーシング55b,56bの吸い込み
口55c,56cから給水タンク52内の水が給水ポン
プ55,56の羽根車55a,56a内に吸い込まれ、
羽根車55a,56aの遠心方向に流れの向きを変えて
ケーシング55b,56b内に供給され、再び流れの向
きを吐出管55d,56dからそれぞれの吐出管55
d,56dに接続された給水パイプ57a,57bに水
が吐き出される。給水パイプ57a,57bに吐き出さ
れた水はそれぞれの給水パイプの下に配置された製氷容
器11,12に供給され、製氷,離氷,給水を繰り返
す。
【0144】以上の構成において、二つの給水ポンプを
駆動する駆動源は一つであるため、設置スペースが大き
くなるのを抑制する事ができ、二つの製氷容器に独立し
た給水経路から水を供給することが可能である。
【0145】また、給水性能が異なる二つの給水ポンプ
55,56、たとえば羽根車55a,56aの径や厚
さ、ひねり角度などを変えて水の吐出量に差を設けた二
つの給水ポンプ55,56を用いることにより、同じ駆
動時間でも異なる水量を供給することが可能であり、形
状や大きさの異なる氷を提供することができる。さらに
一つの製氷容器に対して一つの給水ポンプを用いて給水
する為に、給水量の精度を高めることができる。
【0146】なお、図示はしないが給水パイプの内径が
それそれ異なるものを用いても、給水量を製氷容器に合
わせて変更することが可能である。
【0147】(実施の形態5)図9は本発明による実施
の形態5の自動製氷装置を搭載した冷蔵庫の要部断面図
であり、図10は図9の給水タンク部近傍の正面断面図
である。
【0148】自動製氷装置61は、第1製氷容器11、
第2製氷容器12、第1製氷容器11,第2製氷容器1
2を反転させて脱氷させる駆動装置13、貯氷容器1
4、検氷レバー15、給水タンク62、給水装置63、
制御部64とによって構成されている。
【0149】給水装置63は、給水タンク62内に設置
された第1給水ポンプ65と第2給水ポンプ66と、そ
れぞれ独立した第1給水パイプ67と第2給水パイプ6
8とで構成される給水経路69により構成されている。
【0150】第1給水パイプ67は、第1給水ポンプ6
5側の先端が第1給水パイプ67の他の部分よりも大き
く開口している水受け口67aを備えており、水受け口
は67cは第1給水ポンプ65の吐出管65aの下方に
設置されている。
【0151】第2給水パイプ68は、第2給水ポンプ6
6側の先端は第2給水パイプ68のほかの部分よりも大
きく開口している水受け口68aを備えており、水受け
口は68aは第2給水ポンプ66の吐出管66aの直下
に設置されている。
【0152】以上の構成により、給水タンクと給水ポン
プが一体で設置されるために、設置スペースをコンパク
トにすることができる。
【0153】更に、給水経路が独立しているために、途
中に分岐などの複雑な機構を設ける必要も無く、給水経
路の途中に水残りが発生することも無く、清掃性も良
い。
【0154】なお、本実施の形態では二つの給水ポンプ
を給水タンクの中に配置した自動製氷装置について説明
したが、一つの給水ポンプで二つの給水経路に水を供給
することができる給水ポンプを用いても、同様の効果を
得ることができる。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、複数の製氷容器のそれぞれに対応する独立した
給水経路につながる複数の吐出管を持つ給水ポンプを備
えたので、それぞれの製氷容器には独立したそれぞれの
給水経路から水が供給されるので、給水経路途中に分岐
弁等の複雑な機構を備える必要がなく、構造を簡素化で
き、給水経路に水残りが発生するのを抑制し、給水経路
の清掃性も向上する。
【0156】さらに、給水ポンプ内で水を分岐させる為
に、給水経路途中で分岐させるよりも水量のバラツキを
抑制する事ができる。
【0157】さらに、複数の製氷容器に同時に給水する
ことができるために、給水されてから製氷が開始される
までの時間差を抑えることができる。
【0158】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、一端を給水タンク内に挿入し、
他端を給水ポンプの吸い込み口に連結する吸出管を備え
たので、給水ポンプを給水タンクの外部の任意の場所に
設置することができ、配置設計の自由度が高まり、また
給水タンク内の給水ポンプを浸漬しないのでタンク内の
スペースを侵害しない。
【0159】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明において、複数の製氷容器
と複数の給水経路は、それぞれ二つの製氷容器と二つの
給水経路からなり、給水ポンプが一方に回転した時は二
つの給水経路のうちの一方の給水経路から対応する製氷
容器に給水が行われ、前記給水ポンプが他方に回転した
時は二つの給水経路のうちの他方の給水経路から対応す
る製氷容器に給水が行われるように構成されているもの
であり、それぞれの製氷容器には独立したそれぞれの給
水経路から水が供給されるので、給水経路途中に分岐弁
等の複雑な機構を備える必要がなく、構造を簡素化で
き、給水経路に水残りが発生するのを抑制し、給水経路
の清掃性も向上する。
【0160】さらに、一つの給水ポンプの回転方向を選
択することにより一方の製氷容器を選択して給水する事
ができるために、給水ポンプの設置スペースをコンパク
トにする事が可能である。
【0161】さらに、製氷容器ごとに給水のタイミング
を変えることができるため、製氷が完了した製氷容器に
対して適時給水を行うことができる。
【0162】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、給水ポンプは、両方向に回転駆
動される羽根車と、前記羽根車を両方向回転可能に収納
し前記羽根車の回転軸方向に吸い込み口と前記羽根車の
遠心方向に第1吐出口と前記第1吐出管から前記羽根車
の回転方向に離れて前記羽根車の遠心方向に第2吐出口
と一端が前記第1吐出口に連通し前記羽根車の遠心方向
かつ前記羽根車の一方の回転方向に延びる第1吐出管と
一端が前記第2吐出口に連通し前記羽根車の遠心方向か
つ前記羽根車の他方の回転方向に延びる第2吐出管とを
有するケーシングとから構成され、前記第1吐出口にお
ける前記羽根車の一方の回転方向側の縁に前記羽根車の
他方の回転方向かつ前記羽根車の中心方向に突出する第
1舌部、前記第2吐出口における前記羽根車の他方の回
転方向側の縁に前記羽根車の一方の回転方向かつ前記羽
根車の中心方向に突出する第2舌部をそれぞれ有する遠
心ポンプとしたものであり、給水ポンプの羽根車の回転
方向によってそれぞれ独立した二つの給水経路の一方を
選択して給水できるので、給水経路途中に分岐弁等の複
雑な機構を備える必要がなく、構造を簡素化でき、給水
経路の清掃性も向上する。
【0163】さらに、給水ポンプの回転方向により一方
の製氷容器を選択して給水する事ができるために、給水
ポンプの設置スペースをコンパクトにする事が可能であ
る。
【0164】さらに、製氷容器ごとに給水のタイミング
を変えることができるため、製氷が完了した製氷容器に
対して適時給水を行うことができる。
【0165】さらに、複数の製氷容器に同時に給水する
ことができるために、給水されてから製氷が開始される
までの時間差を抑えることができる。
【0166】また、請求項5に記載の発明は、複数の製
氷容器に水を供給する独立した複数の給水経路を備えた
ので、それぞれの製氷容器には独立したそれぞれの給水
経路から水が供給されるので、給水経路途中に分岐弁等
の複雑な機構を備える必要がなく、構造を簡素化でき、
給水経路に水残りが発生するのを抑制し、給水経路の清
掃性も向上する。
【0167】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、独立したそれぞれの給水経路に
給水ポンプを備えたので、複数の製氷容器にはそれそれ
の給水ポンプからそれぞれの給水経路を通って水が供給
されるため、給水経路途中に分岐弁等の複雑な機構を備
える必要がなく、構造を簡素化でき、給水経路の清掃性
も向上する。
【0168】さらに、一つの製氷容器に対して一つの給
水ポンプを用いて給水するため、それぞれの製氷容器に
適時給水することができ、さらに、給水量の精度を高め
る事ができる。
【0169】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、複数の給水ポンプを同時に駆動
させる給水ポンプの制御手段を備えたので、複数の製氷
容器が同形状などで給水が同じ場合に複数の製氷容器に
同時にそれぞれ独立した給水経路から給水する事がで
き、給水経路途中に分岐弁等の複雑な機構を備える必要
がなく、構造を簡素化でき、給水経路の清掃性も向上す
る。
【0170】さらに、給水量の精度を向上させることが
でき、複数の製氷容器に同時に給水することができるた
めに、給水されてから製氷が開始されるまでの時間差を
抑えることができる。
【0171】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、複数の給水ポンプを駆動する駆
動源が一つであるもので、給水経路途中に分岐弁等の複
雑な機構を備える必要がなく、構造を簡素化でき、給水
経路の清掃性も向上する。
【0172】さらに、複数の給水ポンプを使用するため
に、給水経路途中で分岐させるよりも水量のバラツキを
抑制する事ができる。
【0173】さらに、複数の給水ポンプを駆動する駆動
源が一つであるために、給水ポンプの設置スペースが大
きくなることを抑えることができる。
【0174】さらに、複数の製氷容器に同時に給水する
ことができるために、給水されてから製氷が開始される
までの時間差を抑えることができる。
【0175】さらに、給水ポンプの給水性能が異なるも
のを用いることにより、それぞれの製氷容器の形状を変
えて異なる大きさや形状の氷を一つの自動製氷装置で同
時に提供することが可能である。
【0176】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の発明において、給水ポンプが羽根車と羽根車を
収納する羽根車の回転軸方向に吸い込み口と羽根車の遠
心方向に吐出管を備えたケーシングから構成された遠心
ポンプであり、給水ポンプを駆動する駆動源の回転軸
に、羽根車が軸方向に同一回転軸上でつながっているも
のであり、給水ポンプの駆動源が一つですむために、給
水ポンプの設置スペースを小さくすることができる。
【0177】さらに、給水経路がそれぞれ独立している
ために、給水経路途中に分岐弁等の複雑な機構を備える
必要がなく、構造を簡素化でき、給水経路の清掃性も向
上する。
【0178】さらに、複数の給水ポンプを用いるため
に、給水量のバラツキを抑制する事ができる。
【0179】さらに、複数の製氷容器に同時に給水する
ことができるために、給水されてから製氷が開始される
までの時間差を抑えることができる。
【0180】さらに、給水ポンプの給水性能が異なるも
のを用いることにより、それぞれの製氷容器の形状を変
えて異なる大きさや形状の氷を一つの自動製氷装置で同
時に提供することが可能である。
【0181】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1または請求項3または請求項4または請求項6から請
求項8のいずれか一項に記載の発明において、給水ポン
プを給水タンク内に備えたので、給水経路の途中に分岐
等の複雑な機構が必要ないため、構造を簡素化でき、給
水経路の清掃性も向上する。
【0182】さらに、給水タンクと給水ポンプが一体構
造であるために、給水装置の設置スペースを小さくする
ことができる。
【0183】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の発明において、給水経路の給水ポンプ側の
先端が、給水経路のほかの部分よりも開口面積が大きく
なる水受け口を備え、水受け口が給水ポンプの吐出管出
口の下方に配置されているので、構造を簡素化でき、給
水経路の清掃性も向上する。
【0184】さらに、給水タンクと給水ポンプが一体構
造であるために、給水装置の設置スペースを小さくする
ことができる。
【0185】さらに、給水ポンプと給水経路が直接つな
がっていないため、給水ポンプと給水経路との取り付
け,取り外しが容易である。
【0186】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1から請求項4または請求項6から請求項11のいずれ
か一項に記載の発明において、複数の製氷容器に同量の
水を供給するための給水ポンプの制御手段を備えたの
で、複数の製氷容器が同形状であるように同じ給水量が
必要な場合に、給水量がばらつき製氷時間がずれること
を抑制することができる。
【0187】さらに、給水経路がそれぞれ独立した簡素
な構成であるため、給水経路の清掃性も向上する。
【0188】また、請求項13に記載の発明は、請求項
1から請求項4または請求項6から請求項11のいずれ
か一項に記載の発明において、異なった量の水を供給す
る給水ポンプの制御手段を持つもので、複数の製氷容器
の形状を変化させることにより、異なった形状や大きさ
の氷を一つの自動製氷装置で同時に提供できる。
【0189】さらに、給水経路がそれぞれ独立した簡素
な構成であるため、給水経路の清掃性も向上する。
【0190】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1から請求項11のいずれか一項に記載の発明におい
て、複数の給水経路の内径が異なるもので、給水経路の
内径を細くすることにより給水量を少なくし、太くする
ことにより給水量を多くすることが可能であり、異なっ
た形状や大きさの氷を一つの自動製氷装置で同時に提供
できる。
【0191】さらに、給水経路がそれぞれ独立した簡素
な構成であるため、給水経路の清掃性も向上する。
【0192】また、請求項15に記載の発明は、請求項
9に記載の発明において、給水ポンプの複数の羽根車
は、単位回転当りの水の吐出量が異なるので、複数の製
氷容器に対して給水量を変えて給水することができ、異
なった形状や大きさの氷を一つの自動製氷装置で同時に
提供できる。
【0193】また、請求項16に記載の発明は、請求項
13から請求項15のいずれか一項に記載の発明におい
て、複数の製氷容器の氷室の大きさが異なるので、給水
経路の給水量の差によって大きさの異なる氷を効率よく
製氷でき、用途に合わせた氷を提供できて食生活の利便
性が高まる。
【0194】また、請求項17に記載の発明は、請求項
12から請求項15のいずれか一項に記載の発明におい
て、複数の製氷容器の氷室の形状が異なるので、給水量
の異動に関わらず給水量に見合った形状の異なる氷を効
率よく製氷でき、用途に合わせた氷を提供できて食生活
の利便性が高まる。
【0195】また、請求項18に記載の発明は、請求項
1から請求項17のいずれか一項に記載の自動製氷装置
を備えた冷蔵庫で、給水装置を簡素に構成することがで
きるために、自動製氷装置の大きさを小さく抑えること
ができ、冷蔵庫の庫内スペースが減少するのを抑制し、
さらに、生活シーンに適合した氷を提供することができ
る。
【0196】たとえば、複数の製氷容器を同じ物とする
ことにより、同形状の氷を通常の冷蔵庫よりも多く提供
することができ、複数の製氷容器でできる氷の形状を大
きな氷と小さな氷の二種類にすることのより、使い勝手
に合わせた二種類の氷を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による自動製氷装置を備
えた冷蔵庫の要部断面図
【図2】同実施の形態の自動製氷装置の正面概略図
【図3】本発明の実施の形態2による自動製氷装置の正
面概略図
【図4】本発明の実施の形態3による自動製氷装置の正
面概略図
【図5】同実施の形態の自動製氷装置の給水ポンプ要部
断面図
【図6】同実施の形態の自動製氷装置の給水ポンプ要部
断面図
【図7】本発明の実施の形態4による自動製氷装置の正
面概略図
【図8】同実施の形態の自動製氷装置の給水ポンプの要
部断面図
【図9】本発明の実施の形態5による自動製氷装置を備
えた冷蔵庫の要部断面図
【図10】同実施の形態の自動製氷装置の正面概略図
【図11】従来の自動製氷装置の要部斜視図
【図12】従来の自動製氷装置の駆動部の要部正面図
【図13】従来の自動製氷装置の給水手段の概略図
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 10,31,41,51,61 自動製氷装置 11 第1製氷容器(製氷容器) 12 第2製氷容器(製氷容器) 11a,11b 氷室 16,32,42,52,62 給水タンク 18a,35a,45a,57a,67 第1給水パイ
プ 18b,35b,45b,57b,68 第2給水パイ
プ 19,46 給水ポンプ 20a,48b 第1吐出管 20b,48c 第2吐出管 21,34,44,54,64 制御部 36a,55,65 第1給水ポンプ 36b,56,66 第2給水ポンプ 47,55a,56a 羽根車 48,55b,56b ケーシング 48a,55c,56c 吸い込み口 48d 吸出管 49,58 駆動源 50a 第1舌部 50b 第2舌部 55d,56d,65a,66a 吐出管 58a 回転軸 67a,68a 水受け口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 一郎 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの給水タンクから複数の製氷容器へ
    水を供給する自動製氷装置において、一つの吸い込み口
    と前記複数の製氷容器のそれぞれに対応した複数の吐出
    管を備えた給水ポンプと、前記給水ポンプの吸い込み口
    を介して、前記吐出管のそれぞれに対応した前記複数の
    製氷容器の所定の位置に水を導く複数の給水経路とを用
    いて給水することを特徴とする自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 一端を給水タンク内に挿入し、他端を給
    水ポンプの吸い込み口に連結する吸出管を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の自動製氷装置。
  3. 【請求項3】 複数の製氷容器と複数の給水経路は、そ
    れぞれ二つの製氷容器と二つの給水経路からなり、給水
    ポンプが一方に回転した時は二つの給水経路のうちの一
    方の給水経路から対応する製氷容器に給水が行われ、前
    記給水ポンプが他方に回転した時は二つの給水経路のう
    ちの他方の給水経路から対応する製氷容器に給水が行わ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の自動製氷装置。
  4. 【請求項4】 給水ポンプは、両方向に回転駆動される
    羽根車と、前記羽根車を両方向回転可能に収納し前記羽
    根車の回転軸方向に吸い込み口と前記羽根車の遠心方向
    に第1吐出口と前記第1吐出管から前記羽根車の回転方
    向に離れて前記羽根車の遠心方向に第2吐出口と一端が
    前記第2吐出口に連通し前記羽根車の遠心方向かつ前記
    羽根車の一方の回転方向に延びる第1吐出管と一端が前
    記第2吐出口に連通し前記羽根車の遠心方向かつ前記羽
    根車の他方の回転方向に延びる第2吐出管とを有するケ
    ーシングとから構成され、前記第1吐出口における前記
    羽根車の一方の回転方向側の縁に前記羽根車の他方の回
    転方向かつ前記羽根車の中心方向に突出する第1舌部、
    前記第2吐出口における前記羽根車の他方の回転方向側
    の縁に前記羽根車の一方の回転方向かつ前記羽根車の中
    心方向に突出する第2舌部をそれぞれ有する遠心ポンプ
    であることを特徴とする請求項3に記載の自動製氷装
    置。
  5. 【請求項5】 一つの給水タンクから複数の製氷容器へ
    水を供給する自動製氷装置において、前記給水タンクか
    ら前記複数の製氷容器の所定位置に水を注ぐそれぞれ独
    立した給水経路を備えたことを特徴とする自動製氷装
    置。
  6. 【請求項6】 それぞれの給水経路に給水ポンプを備え
    たことを特徴とする請求項5に記載の自動製氷装置。
  7. 【請求項7】 複数の製氷容器に同時に給水する給水ポ
    ンプの制御手段を備えたことを特徴とする請求項6に記
    載の自動製氷装置。
  8. 【請求項8】 複数の給水ポンプを駆動する駆動源が一
    つであることを特徴とする請求項6または7に記載の自
    動製氷装置。
  9. 【請求項9】 給水ポンプは、一方向に回転駆動される
    羽根車と、前記羽根車を回転可能に収納し前記羽根車の
    回転軸方向に吸い込み口と前記羽根車の外周側に前記羽
    根車の遠心方向かつ前記羽根車の回転方向に延びる吐出
    管とを有するケーシングとから構成された遠心ポンプで
    あり、前記給水ポンプを駆動する駆動源の回転軸に、複
    数の前記羽根車が軸方向に同一回転軸上でつながってい
    ることを特徴とする請求項8に記載の自動製氷装置。
  10. 【請求項10】 給水タンク内に給水ポンプを備えたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項3または請求項4
    または請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の自
    動製氷装置。
  11. 【請求項11】 複数の製氷容器と複数の給水経路はそ
    れぞれ二つの製氷容器と二つの独立した給水経路からな
    り、前記給水経路の給水ポンプ側の先端に、給水経路の
    他の部分の断面積よりも開口面積が大きくなった水受け
    口が形成され、前記水受け口が給水ポンプの吐出管出口
    の下方に配置されていることを特徴とする請求項10に
    記載の自動製氷装置。
  12. 【請求項12】 複数の給水経路から同量の水を供給す
    る給水ポンプの制御手段を備えることを特徴とする請求
    項1から請求項4または請求項6から請求項11のいず
    れか一項に記載の自動製氷装置。
  13. 【請求項13】 複数の給水経路から異なった量の水を
    供給する給水ポンプの制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1から請求項4または請求項6から請求項11
    のいずれか一項に記載の自動製氷装置。
  14. 【請求項14】 複数の給水経路は、給水経路の内径が
    異なることを特徴とする請求項1から請求項11のいず
    れか一項に記載の自動製氷装置。
  15. 【請求項15】 給水ポンプの複数の羽根車は、単位回
    転当りの水の吐出量が異なることを特徴とする請求項9
    に記載の自動製氷装置。
  16. 【請求項16】 複数の製氷容器の氷室の大きさが異な
    ることを特徴とする請求項13から請求項15のいずれ
    か一項に記載の自動製氷装置。
  17. 【請求項17】 複数の製氷容器の氷室の形状が異なる
    ことを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか
    一項に記載の自動製氷装置。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項17のいずれか一
    項に記載の自動製氷装置を備えた冷凍冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032368A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2012180954A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 自動製氷機
JP2016056761A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 日本電産サンキョー株式会社 ポンプ装置

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