JP6371131B2 - 基礎の人通口補強構造 - Google Patents
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Description
その耐震補強フレームは、布状基礎の切り欠き部として形成された方形状の開口部、具体的には、換気口や人通口に取り付けられるもので、その開口部の内側に取り付けられ四隅が剛接合である方形枠部材を備える。そして、方形枠部材が開口部を囲む4面に対してそれぞれ当接する取付面を有している。また、開口部を囲む4面のうち、左右面及び下面が布状基礎により形成される面である。また、上面が天端に載置される連続的な土台により又は布状基礎により形成される面である。また、方形枠部材における開口部の上面に位置する部分が、土台又は布状基礎の一部をその両側面から挟み込むことが可能な断面形状を備える。
また、耐震補強フレームの上面は、天端に載置される連続的な土台により形成される構造か、布状基礎により形成される構造のいずれかに制限されていた。
また、既存の基礎の人通口は、耐力上、不連続の状態であった。すなわち、既存の基礎の人通口には、上端筋が無く、せん断力を伝える役割が無かった。
基礎1に形成される人通口用の切り欠き部の両側に各々取り付けられる一対の側枠部材3と、
前記一対の側枠部材3の上部間に配置される上枠部材4と、
前記一対の側枠部材3の下部間に配置される下枠部材5と、
前記一対の側枠部材3に対し前記上枠部材4及び下枠部材5を各々位置調整可能にそれぞれ連結する連結部材と、を備える、基礎の人通口補強構造であって、
前記連結部材は、
前記側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5に少なくとも長孔4a・5aを介して各々位置調整可能に重ねられる連結プレート7と、
前記側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5を前記長孔4a・5aに各々通してそれぞれ固定するボルト8及びナット9とからなることを特徴とする。
従って、基礎1に形成される人通口用の切り欠き部の大きさの変化に対応することができて、基礎1の上に載る構造物に影響されない人通口補強構造を提供することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5に少なくとも長孔4a・5aを介して連結プレート7を各々位置調整しながら重ね、その長孔4a・5aにボルト8を各々通してナット9で側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5をそれぞれ固定することができる。
請求項1に記載の基礎の人通口補強構造において、
前記連結プレート7は、
前記側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5の前記長孔4a・5aを設けていない枠部材3に対し丸孔3a・7aに通したボルト8にナット9を締め付けて固定されて、
前記側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5の前記長孔4a・5aを設けた枠部材4・5に対し前記長孔4a・5aに通したボルト8にナット9を締め付けて固定されることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の基礎の人通口補強構造において、
前記側枠部材3は、前記基礎1の主筋1aを避けた位置に埋設固定したアンカーボルト11にナット12を締め付けて固定されることを特徴とする。
請求項1から3のいずれか一項に記載の基礎の人通口補強構造において、
前記側枠部材3、上枠部材4及び下枠部材5は鉄板で形成されることを特徴とする。
また、一対の側枠部材、上枠部材、下枠部材及び連結部材により、切り欠き部で離間する基礎のせん断力を基礎全体に伝えることができる。
(実施形態)
図1は本発明に係る基礎の人通口補強構造を示すもので、1は布基礎、2は人通口形成枠である。
人通口形成枠2は、鉄板(鋼板)製で、左右一対の側枠部材3と、上下で対をなす上枠部材4及び下枠部材5から構成されて、これら一対の側枠部材3とその間の上枠部材4及び下枠部材5とで囲まれた人通口6が形成される。この人通口6は、例えば縦300mm×横(最小)550mm程度の大きさである。
なお、連結部材は、側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5に少なくとも長孔を介して各々位置調整可能に重ねられる連結プレート7と、側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5を長孔に各々通してそれぞれ固定するボルト8及びナット9からなる。
以上の連結プレート7は、四組のボルト8及びナット9で側枠部材3と上枠部材4または下枠部材5に結合される。
なお、アンカーボルト11とは、いわゆる後施工アンカーを指しており、種々のものを採用できる。
これにより、左右の側枠部材3と、その間の上枠部材4及び下枠部材5で囲まれた人通口6を形成することができる。
また、長孔4a・5aへのボルト箇所は、実施形態のように二つだと回転しないので、せん断力が有効に伝わるものとなっている。
図6(a)及び(b)は変形例の側枠部材3と上枠部材4との関係を示すもので、図示
のように、側枠部材3は、側面板の中央に縦面板を有する横断面T字状で、上枠部材4は、上面板の中央に縦面板を有する縦断面T字状となっている。
そして、横断面T字状の側枠部材3中央の縦面板の上下に左右一対の丸孔3aが形成されて、縦断面T字状の上枠部材4中央の縦面板の左右に横方向に長い一対の長孔4aが形成されている。
また、上枠部材4中央の縦面板の長孔4aの前後にも連結プレート7を各々添わせて、その丸孔7a及び長孔4aにボルト8をそれぞれ通しておく。
そして、ボルト8にナット9をそれぞれ締め付ける。
以上の実施形態においては、上枠部材及び下枠部材に長孔を各々形成して連結プレートとボルトナット結合する構造としたが、逆に、側枠部材に長孔を形成して連結プレートとボルトナット結合する構造としたり、連結プレートに長孔を形成して上枠部材及び下枠部材または/及び側枠部材にボルトナット結合する構造としてもよい。
また、側枠部材、上枠部材、下枠部材、及び連結プレートの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1a 主筋
2 人通口形成枠
3 側枠部材
3a 丸孔
3b 丸孔
4 上枠部材
4a 長孔
5 下枠部材
5a 長孔
6 人通口
7 連結プレート
7a 丸孔
8 ボルト
9 ナット
11 アンカーボルト
12 ナット
Claims (4)
- 基礎に形成される人通口用の切り欠き部の両側に各々取り付けられる一対の側枠部材と、
前記一対の側枠部材の上部間に配置される上枠部材と、
前記一対の側枠部材の下部間に配置される下枠部材と、
前記一対の側枠部材に対し前記上枠部材及び下枠部材を各々位置調整可能にそれぞれ連結する連結部材と、を備える基礎の人通口補強構造であって、
前記連結部材は、
前記側枠部材と上枠部材または下枠部材に少なくとも長孔を介して各々位置調整可能に重ねられる連結プレートと、
前記側枠部材と上枠部材または下枠部材を前記長孔に各々通してそれぞれ固定するボルト及びナットとからなることを特徴とする基礎の人通口補強構造。 - 請求項1に記載の基礎の人通口補強構造において、
前記連結プレートは、
前記側枠部材と上枠部材または下枠部材の前記長孔を設けていない枠部材に対し丸孔に通したボルトにナットを締め付けて固定されて、
前記側枠部材と上枠部材または下枠部材の前記長孔を設けた枠部材に対し前記長孔に通したボルトにナットを締め付けて固定されることを特徴とする基礎の人通口補強構造。 - 請求項1又は2に記載の基礎の人通口補強構造において、
前記側枠部材は、前記基礎の主筋を避けた位置に埋設固定したアンカーボルトにナットを締め付けて固定されることを特徴とする基礎の人通口補強構造。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の基礎の人通口補強構造において、
前記側枠部材、上枠部材及び下枠部材は鉄板で形成されることを特徴とする基礎の人通口補強構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014127933A JP6371131B2 (ja) | 2014-06-23 | 2014-06-23 | 基礎の人通口補強構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014127933A JP6371131B2 (ja) | 2014-06-23 | 2014-06-23 | 基礎の人通口補強構造 |
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Family Applications (1)
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JP2014127933A Active JP6371131B2 (ja) | 2014-06-23 | 2014-06-23 | 基礎の人通口補強構造 |
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2014
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