JP6371103B2 - 接点接続構造 - Google Patents

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Description

この発明は、第1端子と第2端子との間の電気的接続を行う接点接続構造に関するものである。
図5および図6には、従来の接点接続構造を適用したメス端子51とオス端子61とが示されている(類似技術として特許文献1参照)。
図5および図6に示すように、メス端子51は、四角形状の箱部52と、箱部52に一体に設けられ、箱部52内に配置された弾性撓み部53とを有している。
弾性撓み部53には、箱部52の底面部52a側に向かって突出するインデント部54が設けられている。
インデント部54は、外周面がほぼ球面形状で、中心の頂点が最下方に位置している。
なお、図5および図6では、図示が省略されているが、メス端子51の外面の全域には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点からメッキ(例えば、錫メッキ)が施され、メッキ層が設けられている。
図5および図6に示すように、オス端子61は、平板状のタブ部62を有している。
なお、図5および図6では、図示が省略されているが、オス端子61の外面の全域には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点からメッキ(例えば、錫メッキ)が施され、メッキ層が設けられている。
上記のようにメッキ(錫メッキ)し、その後にリフロー処理を行うと、次のような構造となる。
銅合金材の母材の外面側にメッキ層(銅/錫合金層、錫メッキ層)が形成されるとともに、メッキ層の外面に酸化膜が形成される。
上記した構成において、図5の位置に位置するオス端子61のタブ部62をメス端子51の箱部52内へ挿入すると、タブ部62に押されることによって弾性撓み部53が撓み、変形することにより、タブ部62の挿入が許容される。
タブ部62の挿入過程では、弾性撓み部53のインデント部54がタブ部62の接触面62a上を摺動し、端子挿入完了位置では、図6に示すように、弾性撓み部53のインデント部54と、タブ部62の接触面62aとが接触する。
上記のように、インデント部54がタブ部62の接触面62a上を摺動すると、弾性撓み部53の撓み復帰力が接触荷重として作用することにより、図7(a),(b)(インデント部54に形成されたメッキ層、酸化膜の図示は省略されている。)に示すように、インデント部54に形成された酸化膜が破壊するとともに、タブ部62に形成されたメッキ層63が押し込まれることによって酸化膜64が破壊する。
このように、各酸化膜64が破壊すると、各酸化膜64の割れ目からメッキの金属(例えば、錫)が吹き出すことにより、メス端子51のインデント部54と、オス端子61のタブ部62の接触面62aとが電気的に接触する。
そして、インデント部54とタブ部62との間を電流が流れることによってメス端子51とオス端子61との間が導通する。
なお、酸化膜64は、錫や銅に較べて電気抵抗が非常に高い。
したがって、接触抵抗の低減を図るためには、酸化膜64を破壊してメッキ同士の接触面(オーミック点)を多く作る必要がある。
特開2007−280825号公報
上記した従来の構造では、図7(b)に示すように、端子挿入完了位置における端子51,61同士の接触時にメッキ層63の押し込み量を増やし、酸化膜64の破壊を促進するためには、接触部間の接触圧を大きくすることが考えられるが、メッキ層63が薄く、メッキ層63の押し込み量が少ないので、各端子51,61が大型化したり、複雑化するという問題がある。
この発明は、上記した問題を解決すべくなされたものであり、端子を大型化させたり、極力複雑化させたりすることなく、接触抵抗を低減させることのできる接点接続構造を提供するものである。
この発明の接点接続構造は、インデント部が突設された第1接点部と、第2接点部とを有し、前記インデント部が前記第2接点部の接触面上を摺動し、端子挿入完了位置では、前記インデント部が前記第2接点部に接触する接点接続構造であって、前記第2接点部の接触面側で、端子挿入完了位置の前記インデント部に対応する位置に凹部が設けられ、前記凹部を埋めるように錫メッキ層が形成され、前記第2接点部の接触面側で、かつ、端子挿入完了位置の前記インデント部に対応する位置の前記錫メッキ層が、他の位置の錫メッキ層より厚く形成されていること特徴とする。
この発明の接点接続構造によれば、端子挿入完了位置における第2接点部のインデント部に対応する位置のメッキ層の厚さを厚くすることによって端子挿入完了位置における第2接点部の接触面の硬さを下げることにより、端子挿入完了位置におけるメッキ層の押し込み量が増加し、酸化膜の破壊が起こり易くなる。
このように、酸化膜の破壊が起こり易くなることにより、メッキ同士の接触部を多く確保することができる。
したがって、端子を大型化させたり、極力複雑化させたりすることなく、接触抵抗を低減させることができる。
この発明の一実施例を示し、接続前のメス端子とオス端子の断面図である。 この発明の一実施例を示し、接続後のメス端子とオス端子の断面図である。 この発明の一実施例を示し、要部(接点部)を示す断面図に相当する説明図である。 この発明の一実施例を示し、メッキ層の変化を示す説明図である。 従来例を示し、接続前のメス端子とオス端子の断面図である。 従来例を示し、接続後のメス端子とオス端子の断面図である。 従来例を示し、メッキ層の変化を示す説明図である。
以下、この発明の一実施例を、図1〜図4を参照して説明する。
図1および図2に示すメス端子1は、メス側コネクタハウジング(図示省略)内の端子収容室に配置(収容)されている。
メス端子1は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば、銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。
メス端子1は、図1および図2に示すように、第1接点部である箱部2を有している。
箱部2は、前方(図1の左側)が開口した方形状である。
箱部2内には、箱部2の上面部より折り曲げられた弾性撓み部3が配置されている。
弾性撓み部3には、箱部2の底面部2a側に向かって突出するインデント部4が設けられている。
インデント部4は、外周面(箱部2の底面部2aと対向する面)がほぼ球面形状で、中心の頂点が最下方に位置し、弾性撓み部3の弾性変形によって上方に変移する。
弾性撓み部3と、固定面部である箱部2の底面部2aとは、間隔を置いて配置されている。
弾性撓み部3と、箱部2の底面部2aとの間に、オス端子11が挿入される。
メス端子1の外面には、後述する、導電性金属のメッキ層が形成されている。
オス端子11は、オス側コネクタハウジング(図示せず)内の端子収容室に配置(収容)されている。
オス端子11は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば、銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。
オス端子11は、第2接点部であるタブ部12を有している。
タブ部12は、フラットな板形状である。
オス端子11の外面には、後述する、導電性金属のメッキ層13A,13Bが形成されている。
次に、メス端子1と、オス端子11のメッキ層について説明する。
メス端子1のメッキ層は、銅合金材の母材の上に形成されている。
オス端子11は、図3に示すように、タブ部12の接触面12a側で、かつ、端子挿入完了位置のインデント部4に対応する位置に、凹部12bを設けた銅合金材の母材の上にメッキ層が形成されている。
なお、メッキ(錫メッキ)し、その後にリフロー処理を行うと、銅合金材の母材の外面側にメッキ層(銅/錫合金層、錫メッキ層)が形成されるとともに、メッキ層の外面に酸化膜が形成される。
このリフロー処理により、オス端子11に形成された凹部12bの回りのメッキ層13Aが凹部12bを埋めように移動するため、凹部12bの回りに形成されるメッキ層13Aよりも、凹部12bに形成されるメッキ層13Bの方が厚くなる。
メッキ層13Bが厚くなることにより、酸化膜14の押し込みストロークを確保することができるので、酸化膜14が破壊され易くなるとともに、端子1,11同士の導通をとり易くなる。
次に、メス端子1とオス端子11との接続について説明する。
図1の位置に位置するオス端子11のタブ部12をメス端子1の箱部2内へ挿入すると、タブ部12に押されることによって弾性撓み部3が撓み、変形することにより、タブ部12の挿入が許容される。
タブ部12の挿入過程では、弾性撓み部3のインデント部4がタブ部12の接触面12a上を摺動し、端子挿入完了位置では、図4に示すように、弾性撓み部3のインデント部4と、タブ部12の接触面12aとが接触する。
上記のように、インデント部4がタブ部12の接触面12a上を摺動すると、弾性撓み部3の撓み復帰力が接触荷重として作用することにより、図4(インデント部4に形成されたメッキ層、酸化膜の図示は省略されている。)に示すように、インデント部4に形成された酸化膜が破壊するとともに、タブ部12に形成された厚いメッキ層13Bが深く(大きく)押し込まれることによって酸化膜14が破壊する。
このように、各酸化膜14が破壊すると、各酸化膜14の割れ目からメッキの金属(例えば、錫)が吹き出すことにより、メス端子1のインデント部4と、オス端子11のタブ部12の接触面12aとが電気的に接触する。
そして、インデント部4とタブ部12との間を電流が流れることによってメス端子1とオス端子11との間が導通する。
この発明の一実施例によれば、端子挿入完了位置におけるタブ部12のインデント部4に対応する位置のメッキ層13Bの厚さを厚くすることによって端子挿入完了位置におけるタブ部12の接触面12aの硬さを下げることにより、端子挿入完了位置におけるメッキ層13Bの押し込み量が増加し、酸化膜14の破壊が起こり易くなる。
このように、酸化膜14の破壊が起こり易くなることにより、メッキ同士の接触部を多く確保することができる。
したがって、端子1,11を大型化させたり、極力複雑化させたりすることなく、接触抵抗を低減させることができる。
上記した実施例では、タブ部12に凹部12bを設ける例で説明したが、凹部12bに代えて貫通孔であっても、同様な効果を得ることができる。
上述した接点接続構造は、第2接点部の接触面側で、かつ、第2接点部の端子挿入完了位置のインデント部に対応する位置のメッキ層が、他の位置のメッキ層よりも厚く形成されている接点接続構造の例でもある。
1 メス端子(第1端子)
2 箱部(第1接点部)
2a 底面部(固定面部)
3 弾性撓み部
4 インデント部
11 オス端子(第2端子)
12 タブ部(第2接点部)
12a 接触面
12b 凹部
13A メッキ層
13B メッキ層
14 酸化膜

Claims (1)

  1. インデント部が突設された第1接点部と、第2接点部とを有し、前記インデント部が前記第2接点部の接触面上を摺動し、端子挿入完了位置では、前記インデント部が前記第2接点部に接触する接点接続構造であって、
    前記第2接点部の接触面側で、端子挿入完了位置の前記インデント部に対応する位置に凹部が設けられ、前記凹部を埋めるように錫メッキ層が形成され、
    前記第2接点部の接触面側で、かつ、端子挿入完了位置の前記インデント部に対応する位置の前記錫メッキ層が、他の位置の錫メッキ層より厚く形成されていること特徴とする接点接続構造。
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