JP6370633B2 - 光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法及び装置 - Google Patents

光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法及び装置 Download PDF

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本発明は、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法及び装置に係り、特に、従来よりも安価な装置構成で、簡単に光周波数コムによるレーザの絶対周波数の測定精度を評価することが可能な、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法及び装置に関する。
近年、レーザ周波数を測定するために、光周波数コム装置を利用する方法が提案されており、例えば特許文献1に記載されたような光周波数コム装置を用いることで、レーザの発振周波数を高精度に測定することができる。この光周波数コム装置は、繰り返し周波数(縦モードの間隔)がfrepで櫛状のスペクトルのレーザを出力する装置であり、frepがどの波長帯においても正確に等しいという性質を持っている(例えば、非特許文献1参照)。
図1に、光周波数コムと測定対象物となるレーザの周波数スペクトルを示す。
光周波数コムにおけるn番目のコムモードの発振周波数νは、以下の式(1)により表わすことができる。
ν=n・frep+fCEO …(1)
CEOは端数のキャリアエンベロップオフセット周波数(以下、CEO周波数と称する)、nはモード次数であり、最初のモードをゼロ番目としたとき、何番目のモードかを示す。
ここで、測定対象のレーザ(周波数νlaser)と光周波数コムとを干渉させると、以下の式(2)に示すように、その差の周波数fがビート信号として観察される。
=νlaser−ν …(2)
従って、式(1)と式(2)から、周波数νlaserは、以下の式(3)のように求めることができる。
νlaser=n・frep+fCEO+f …(3)
このため、光周波数コムの繰り返し周波数frep及びCEO周波数fCEOを、基準周波数(例えば、協定世界時に同期した周波数)に同期させ、ビート周波数fを測定すれば、適当な整数nを決定することで、測定対象のレーザの正確な絶対周波数νlaserを測定(算出)することができる。
光周波数コムを用いたレーザの周波数測定は、基準周波数を測定の基準として極めて精度の高い測定ができる。一方で、光周波数コムよりも精度が高くて比較評価できる装置が存在しないため、光周波数コムそのものの精度を評価することが大きな課題となる。
光周波数コムの精度を評価する方法として、2台の光周波数コムを使って、1台のレーザを同時に測定する方法がある。2台の光周波数コムによる相対安定度は、各々の光周波数コムで同時に測定することによって得られた、ビート周波数の差を計算することで評価することが出来る。
これに対して、絶対周波数を測定する精度を確認するためには、各々の光周波数コムのモード次数を決定しなければならないため、そのための付加的な装置かあるいはモード次数を判別するための手間を要する。ここで、従来の二通りの方法について説明し、問題点を指摘する。
一つ目は、周波数が既知の分子吸収線に安定化したレーザを使用する方法である。この場合、レーザの絶対周波数の不確かさは、光周波数コムの周波数間隔に比べて小さいために、2台の光周波数コムのそれぞれのモード次数を特定することが出来る。得られたモード次数をビート周波数の測定値とfrepとfCEOの設定値を用いることで、2台の光周波数コム各々でレーザの絶対周波数測定結果を得ることが出来るため、それらを比較することで、精度を評価することが出来る。
二つ目は、分子吸収線に安定化されていないレーザを使用する方法で、たとえば非特許文献1に示されている方法である。この方法では、分子吸収線に安定化したレーザに比べると安価で、レーザ出力も比較的高いため、2台の光周波数コムで良好なS/Nの干渉ビート信号を得易いという長所がある。
特開2007−256365号公報
H.Inaba,Y.Nakajima,F.L.Hong,K.Minoshima,J.Ishikawa,A.Onae,H.Matsumoto,M.Wouters,B.Warrington,and N.Brown,"Frequency Mesurement Capability of a Fiber-Based Frequency Comb at 633nm,"IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement,vol.58,pp.1234-1240,April 2009.
一つ目の方法の場合、レーザが非常に高価であることや、レーザの出力は一般に小さいために、レーザを分岐して2台の光周波数コムそれぞれで十分なS/Nの干渉ビート信号得るのは難しい、という問題がある。
二つ目の方法の場合、絶対周波数があいまいであるので光周波数コムのモード次数を決定するために次に説明するような測定操作が必要である、という問題がある。
具体的には、まず、光周波数コム1で測定した結果のモード次数を特定して、レーザの絶対周波数を算出する。そのために、光周波数コム1と2でビート周波数を同時に測定しながら、光周波数コム1の周波数間隔frepを変える。そして、frepを変化させた量に対してビート周波数が変化した量を測定する。そしてfrepに対するビート周波数の変化の割合を算出して、光周波数コム1のモード次数nを算出する。そして、前出の式(3)に光周波数コム1の周波数間隔frep1とCEO周波数fCEO1と測定したビート周波数fB1とモード次数nを代入して、光周波数コム1で測定したレーザの絶対周波数νlaser1を算出する。次に、νlaser1と光周波数コム2の周波数間隔frep2とCEO周波数fCEO2と光周波数コム2によって得られたビート周波数fB2を、式(3)に代入して、その計算結果の整数値としてモード次数nを算出する。そして、nを使いfrep2とfCEO2とfB2を式(3)に代入して再計算を行って、光周波数コム2によるレーザ周波数の測定結果νlaser2を得る。そして、νlaser1とνlaser2の差から絶対周波数の測定精度を評価することが出来る。
この方法によれば、まず、1台の光周波数コムのfrepを変化させビート周波数を測定して、モード次数を決定する必要がある。その際、モード次数を確実に同定するためには、frepを大きく変化させてビート周波数を大きく変化させなければならない。光周波数コムとレーザとのビート周波数は、干渉させる何れかの周波数を一方向に変化させると、0Hzからfrep(Hz)の間で変化し、その動作が繰り返される。そうすると、ビート周波数が0Hzを何回も横切るため、その回数を正確に読み取ったうえで、ビート周波数がどれだけ変化したかを把握しなければならない。つまり、frepの可変量に対して、ビート周波数の変化する割合を確実に把握するためには、高い技量を要する。
以上説明したように、従来の光周波数コムの評価では、非常に高価なレーザを使用しなければならないか、あるいは、モード次数を特定するために煩雑な作業で適切に判断するために高い判断技量を必要とするという問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解決すべくなされたもので、より簡単かつ、確実にレーザ周波数の測定精度を評価できるようにすることを特徴とする。
本発明は、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する方法であって、周波数可変で、かつ、当該周波数に応じて発振モードが変化するモード移行周波数を有する周波数可変レーザ装置の発振周波数を変化させた際の発振モードの観測結果に基づいて、第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置からの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価することにより、前記課題を解決したものである。
ここで、前記周波数可変レーザ装置は、周波数を変化させた際に、前記発振モードが2モードあるいはそれ以上のマルチモードからシングルモードに変化、または、シングルモードから2モードあるいはそれ以上のマルチモードに変化するモード移行周波数を有するレーザを出力することができる。
本発明は、又、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する方法であって、周波数可変で、かつ、周波数に応じて強度が変化する周波数可変レーザ装置の周波数を変化させた際の出力光の強度の観測結果に基づいて、第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置とからの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価することにより、前記課題を解決したものである。
ここで、前記出力光の強度が最大値、最小値、極大値、及び極小値のいずれかとなる発振周波数を用いて、前記第一及び第二のモード次数 、n を特定することができる。
又、前記第一ビート周波数と前記第二ビート周波数を検知又は測定して、前記光周波数コムと測定対象の光周波数コムの相対安定度の測定及び絶対周波数の比較を行うことができる。
又、前記周波数可変レーザ装置は、前記第一ビート周波数が一定になるように周波数安定化することができる。
又、前記第一ビート周波数は測定せずに、安定化の指令値を用いることができる。
又、前記周波数可変レーザ装置として、He−Neレーザを用いることができる。
本発明は、又、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する装置であって、周波数可変で、かつ、当該周波数に応じて発振モードが変化するモード移行周波数を有する周波数可変レーザ装置と、前記発振モードを観測する手段と、第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置からの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する手段と、第二光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置からの出力光を干渉させた際に得られる第二ビート周波数を検知する手段と、前記周波数可変レーザ装置の発振周波数を変化させた際の前記発振モードの観測結果に基づいて、前記第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価する手段と、を備えたことを特徴とする、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置を提供するものである。
本発明は、又、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する装置であって、周波数可変で、かつ、周波数に応じて強度が変化する周波数可変レーザ装置と、前記周波数可変レーザ装置からの出力光の強度を観察する強度観測手段と、第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置とからの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する手段と、第二光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置とからの出力光を干渉させた際に得られる第二ビート周波数を検知する手段と、前記周波数可変レーザ装置の周波数を変化させた際の前記出力光の強度の観測結果に基づいて、前記第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価する手段と、を備えたことを特徴とする、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置を提供するものである。
光周波数コムの性能評価に関して、2台の光周波数コムでレーザの絶対周波数の測定精度を評価する際、従来は絶対値が既知で出力の高い非常に高価なレーザを必要とするか、あるいは、高い技量の測定操作が必要であったが、本発明により、周波数可変レーザの発振モードや強度が発振周波数に応じて変化する性質を利用して、各々の光周波数コムのモード次数を特定して絶対周波数を算出し、比較評価するようにしたので、光周波数コムの評価を、より簡単な装置でかつより簡単な手法で実施することができる。
光周波数コムとレーザの周波数スペクトル例を示す図 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図 第1実施形態で用いられている光周波数コムの構成例を示すブロック図 第1実施形態における光周波数コムと周波数可変レーザのスペクトルの例を示す図 同じく干渉ビート信号の周波数スペクトルを示す図 同じく処理手順を示す流れ図 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図 同じく原理を示す図 同じく処理手順を示す流れ図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態及び実施例に記載した内容により限定されるものではない。又、以下に記載した実施形態及び実施例における構成要件には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。更に、以下に記載した実施形態及び実施例で開示した構成要素は適宜組み合わせてもよいし、適宜選択して用いてもよい。
図2に、本発明にかかる第1実施形態の構成を示す。本実施形態は、第一の光周波数コム(光コム1とも称する)110と、発振周波数可変のオフセットロックレーザ(以下、周波数可変レーザ又は単にレーザとも称する)120と、第一の光周波数コム110と周波数可変レーザ120とを干渉させてビート信号(第一のビート信号と称する)を発生させる光コム1とレーザのビート測定光学系(第一のビート測定光学系と称する)130と、第二の光周波数コム(光コム2とも称する)140と周波数可変レーザ120とのビート信号(第二のビート信号と称する)を発生させる、光コム2とレーザのビート測定光学系(第二のビート測定光学系と称する)150と、上記二つのビート信号の周波数(それぞれ第一、第二のビート周波数と称する)を測定するビート周波数測定部160と、第一のビート測定光学系130で検出される第一のビート信号の周波数スペクトルを観察する発振モード観察部170と、ビート周波数測定部160で測定される第一と第二のビート信号の周波数値から第一の光周波数コム110及び第二の光周波数コム140の絶対周波数を算出し、第一の光周波数コム110に対する差を算出する演算部180からなる。
図2において、132、134、154はハーフミラー、152はミラー、136、156は光検出器、162、164は周波数カウンタ、182はパソコン(PC)、190はコントローラである。
前記第一及び第二の光周波数コム110、140は、例えば特許文献1の図1に対応する図3に示すような構成を有する。図において、2はレーザ光源、10は光周波数コム発振器、11は光ファイバ、12は半導体レーザ(LD)、13はPZT、14、15、16は偏光素子、17、18は光アイソレータ、21A、21Bはλ/4板、22A、22Bはλ/2板、30A、30Bは光ファイバ増幅器、31A、31Bは増幅用光ファイバ、32A、32Bは励起光源、40A、40Bは高非線形性光ファイバ、41A、41Bはシングルモード光ファイバ、51A、51B、51Cはレンズ、52Aは非線形光学媒体、53Bはミラー、54A、54Bはハーフミラー、55Aはバンドパスフィルタ、56AはCEO周波数検出部、56Bはヘテロダイン検出部、56Cは繰り返し周波数検出部、60はCEO周波数(fCEO)安定化部、70は繰り返し周波数(frep)安定化部である。
前記周波数可変レーザ120には、共振器長が約150mmのHe−Neレーザで、マスターレーザに対して所定の周波数でオフセットして、発振周波数をロックすることが出来るレーザ(オフセットロックレーザと称する)を使用する。この種のレーザには、図4に示すように、特定の周波数νmarkで発振モードがL1、L2の2モード即ちマルチモードから、L1のみのシングルモードに再現性良く変化する性質があり、その性質を利用する。
前記発振モード観察部170は、周波数可変レーザ120の発振モードを観察する。図4(A)は、周波数可変レーザ120がマルチモード(図は2モード)で発振している際の、光周波数コムと周波数可変レーザ120のスペクトルの例を示している。また、図4(B)は、周波数可変レーザ120がシングルモードで発振している場合の、光周波数コムと周波数可変レーザ120のスペクトルの例を示している。
また、図5(A)は、図4(A)のようなスペクトルに対して検出される干渉ビート信号の周波数スペクトルを示す図である。図5(B)は、図4(B)のようなスペクトルに対して検出される干渉ビート信号の周波数スペクトルを示す図である。
図4及び図5に示すように、周波数可変レーザ120が、マルチモードからシングルモードに移行すると、0から繰り返し周波数frepまでの間で観測されるビート周波数のスペクトルの数が4つから2つに減少し、シングルモードからマルチモードに移行すると2つから4つに増加する。
従って、発振モード観察部170により、このようなビート周波数の数を観測することで、周波数可変レーザ120がマルチモードで発振している状態か、シングルモードで発振している状態かを、容易に判定することが可能となる。
以下、図6を参照して第1実施形態の処理手順を説明する。
周波数可変レーザ120を第一の光周波数コム110と干渉させて、第一のビート周波数fB1が所定の値で一定になるようにコントローラ190でフィードバックして安定化する(ステップS1)。そして、周波数可変レーザ120の発振モードが変化するまで、第一の光周波数コム110のfrepを変化させる(ステップS2〜S3)。そして、発振モードが変わったら、その絶対周波数νmarkをもとに、次式(4)を用いて第一の光周波数コム110のモード次数(第一のモード次数と称する)nを算出する(ステップS4)。
=(νmark−fB1−fCEO1)/frep1 …(4)
を算出したら、その時の周波数間隔frep1とCEO周波数fCEO1の設定値および、周波数可変レーザ120と第一の光周波数コム110の第一のビート周波数fB1を使って、次式(5)により、その時の周波数可変レーザ120の絶対周波数νlaser1を算出する(ステップS5)。
νlaser1=n・frep+fCEO+fB1 …(5)
次に、周波数可変レーザ120と第二の光周波数コム140の第二のビート周波数fB2と、第一の光周波数コム110によって得られる絶対周波数νlaser1の値と周波数間隔frep2とCEO周波数fCEO2の設定値を使って、第二の光周波数コム140のモード次数(第二のモード次数と称する)nを算出する(ステップS6)。第二のモード次数nは、これらの値を式(3)に代入して計算した結果の整数部分の値となる。
が得られたら、frep2及びfCEO2および第二のビート周波数fB2を式(3)に再度代入して、第二の光周波数コム140による周波数可変レーザ120の絶対周波数測定結果νlaser2を得る(ステップS7)。そして、νlaser2とνlaser1の差を算出して、第一の光周波数コム110に対する第二の光周波数コム140の差として、第二の光周波数コム140の性能を評価することが出来る(ステップS8)。
なお、第一の光周波数コム110の第一のモード次数nを決定した後、ビート周波数を測定する際には、frep1の設定値を変えて周波数可変レーザ120の絶対周波数を適当な値にしてもよい。
又、第一のビート周波数fB1は測定せずに、代わりに、コントローラ190から出力される、フィードバック制御用の安定化の指令値を用いても良い。
従来法では、frepの設定値を変えた際に発生する、ビート周波数のわずかな変化量を読み取り次数を決定するという、作業熟練者でないと実施することが困難な難しい判断を要していたが、本実施形態では、モードの変化という見た目で明らかな判断指標でもって得られた測定結果をもとに第一の光周波数コム110と第二の光周波数コム140を比較するため、誰にでも簡単に実施できる。
第1実施形態では、発振モード観察部170で観測されるレーザのモード変化を手掛かりに、第一の光周波数コム110と第二の光周波数コム140とで周波数可変レーザ120の絶対周波数を測定し、両測定結果の差を比較していたが、周波数可変レーザ120のモード変化を手掛かりとする代わりに、図7に示す第2実施形態のように光強度を観察する手段(ここではパワーメータ200)で観察される強度変化を手掛かりに、レーザ120の絶対周波数を測定し比較評価しても良い。
前記パワーメータ200は、周波数可変レーザ120からのレーザ光を受光し、受光強度に応じた光量検出信号をPC182に出力する。
図において、202はハーフミラーである。
たとえば、He−Neレーザのようなガスレーザの場合、利得分布は図8に例示するようなガウス分布になり、スペクトルが利得分布の中心にある場合には、出力強度が大きくなる傾向にある。
そこで、図9に処理手順を示すように、出力光の強度が最大となる周波数を特定の周波数νmarkとして利用して(ステップS13)、光周波数コム110と140のモード次数nとnを決めて、それぞれから得られたレーザの絶対周波数νlaser1とνlaser2を比較評価しても良い。図9の他のステップは、図6に示した第1実施形態の処理手順と同じであるので、説明は省略する。
この場合、光強度の観察という簡単でより定量的な判断をもとにして、光周波数コムのモード次数が特定できるために、より簡単で確実に光周波数コムによる絶対周波数の測定精度を比較評価することが出来る。
なお、指標とする光強度は最大値に限定されず、最小値や、極大値、極小値であっても良い。
周波数可変レーザも、He−Neのオフセットロックレーザに限定されない。
110、140…光周波数コム
120…周波数可変レーザ
130、150…ビート測定光学系
160…ビート周波数測定部
162、164…周波数カウンタ
170…発振モード観察部
180…演算部
182…パソコン(PC)
190…コントローラ
200…パワーメータ
、n…モード次数

Claims (16)

  1. 光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する方法であって、
    周波数可変で、かつ、当該周波数に応じて発振モードが変化するモード移行周波数を有する周波数可変レーザ装置の発振周波数を変化させた際の発振モードの観測結果に基づいて、第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置からの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、
    その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、
    次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、
    第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、
    そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価することを特徴とする、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  2. 前記周波数可変レーザ装置は、周波数を変化させた際に、前記発振モードが2モードあるいはそれ以上のマルチモードからシングルモードに変化、または、シングルモードから2モードあるいはそれ以上のマルチモードに変化するモード移行周波数を有するレーザを出力することを特徴とする、請求項1に記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  3. 光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する方法であって、
    周波数可変で、かつ、周波数に応じて強度が変化する周波数可変レーザ装置の周波数を変化させた際の出力光の強度の観測結果に基づいて、第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置とからの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、
    その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、
    次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、
    第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、
    そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価することを特徴とする、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  4. 前記出力光の強度が最大値、最小値、極大値、及び極小値のいずれかとなる発振周波数を用いて、前記第一及び第二のモード次数 、n を特定することを特徴とする、請求項3に記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  5. 前記第一ビート周波数と前記第二ビート周波数を検知又は測定して、前記光周波数コムと測定対象の光周波数コムの相対安定度の測定及び絶対周波数の比較を行うことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  6. 前記周波数可変レーザ装置は、前記第一ビート周波数が一定になるように周波数安定化することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  7. 前記第一ビート周波数は測定せずに、安定化の指令値を用いることを特徴とする、請求項6に記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  8. 前記周波数可変レーザ装置として、He−Neレーザを用いることを特徴とする、請求
    項1乃至7のいずれかに記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価方法。
  9. 光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する装置であって、
    周波数可変で、かつ、当該周波数に応じて発振モードが変化するモード移行周波数を有する周波数可変レーザ装置と、
    前記発振モードを観測する手段と、
    第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置からの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する手段と、
    第二光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置からの出力光を干渉させた際に得られる第二ビート周波数を検知する手段と、
    前記周波数可変レーザ装置の発振周波数を変化させた際の前記発振モードの観測結果に基づいて、前記第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価する手段と、
    を備えたことを特徴とする、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
  10. 前記周波数可変レーザ装置は、周波数を変化させた際に、前記発振モードが2モードあるいはそれ以上のマルチモードからシングルモードに変化、または、シングルモードから2モードあるいはそれ以上のマルチモードに変化するモード移行周波数を有するレーザを出力することを特徴とする、請求項9に記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
  11. 光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度を評価する装置であって、
    周波数可変で、かつ、周波数に応じて強度が変化する周波数可変レーザ装置と、
    前記周波数可変レーザ装置からの出力光の強度を観察する強度観測手段と、
    第一光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置とからの出力光を干渉させた際に得られる第一ビート周波数を検知する手段と、
    第二光周波数コムと前記周波数可変レーザ装置とからの出力光を干渉させた際に得られる第二ビート周波数を検知する手段と、
    前記周波数可変レーザ装置の周波数を変化させた際の前記出力光の強度の観測結果に基づいて、前記第一ビート周波数を検知する際の前記第一光周波数コムからの出力光の第一のモード次数 算出し、その時の周波数間隔f rep1 とCEO周波数f CEO1 の設定値及び、周波数可変レーザと第一光周波数コムの第一ビート周波数f B1 を使って、その時の周波数可変レーザの絶対周波数ν laser1 を算出し、次に、周波数可変レーザと第二光周波数コムの第二ビート周波数f B2 と、第一光周波数コムによって得られる絶対周波数ν laser1 の値と周波数間隔f rep2 とCEO周波数f CEO2 の設定値を使って、第二光周波数コムの第二のモード次数n を算出し、第二のモード次数n が得られたら、周波数間隔f rep2 及びCEO周波数f CEO2 及び第二ビート周波数f B2 を再度用いて、第二光周波数コムによる周波数可変レーザの絶対周波数測定結果ν laser2 を得、そして、絶対周波数ν laser2 とν laser1 の差を算出して、第一光周波数コムに対する第二光周波数コムの差として、第二光周波数コムの性能を評価する手段と、
    を備えたことを特徴とする、光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
  12. 前記出力光の強度が最大値、最小値、極大値、及び極小値のいずれかとなる発振周波数を用いて、前記第一及び第二のモード次数 、n を特定することを特徴とする、請求項11に記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
  13. 前記第一ビート周波数と前記第二ビート周波数を検知又は測定して、前記光周波数コムと測定対象の光周波数コムの相対安定度の測定及び絶対周波数の比較を行うことを特徴とする、請求項9乃至12のいずれかに記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
  14. 前記周波数可変レーザ装置は、前記第一ビート周波数が一定になるように周波数安定化することを特徴とする、請求項9乃至13のいずれかに記載の光周波数コムによるレーザ
    周波数測定の精度評価装置。
  15. 前記第一ビート周波数は測定せずに、安定化の指令値を用いることを特徴とする、請求項14に記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
  16. 前記周波数可変レーザ装置として、He−Neレーザを用いることを特徴とする、請求項9乃至15のいずれかに記載の光周波数コムによるレーザ周波数測定の精度評価装置。
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