JP6370600B2 - 動物用脚部サポーター装具 - Google Patents

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本発明は、犬や猫などの四足歩行の動物を対象とした、動物の患足の膝関節や足根関節の動きを拘束したり制限したりするために装着される動物用脚部サポーター装具に関する。
人間の医療行為としては、脚部サポーター装具を用いて人間の下腿部などの脚部の動きを拘束したり制限したりすることは一般的に行われているが、獣医学的な見地から動物の脚部の動きを拘束したり制限したりするために、動物に脚部サポーター装具を着用させるということは考えられてはいない。
人間用の脚部サポーター装具の例としては、膝部等を覆うように形成された筒状の保持部材を備えたもの(特許文献1)や、円筒状に編成した素材を用いその円周方向及び長手方向に伸縮可能にしたもの(特許文献2)がある。
実公平04−002654号 特開平08−170204号
しかしながら、上述の人間用の脚部サポーター装具を動物に転用して装着しようとしても、人間の場合と異なり、動物が嫌がって自ら取り外してしまうことが予想される。動物が嫌がらなくても、下腿部や大腿部などの脚部に装着した場合、動物の脚部の形状が人間とは異なっていることから装着した後に短時間で緩んで保持・支持機能を果たし得なくなり、最悪の場合には外れてしまうことが多かった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、動物への装着が容易で、動物の体型の違いなどにも容易に適合させ、効果的に脚部における膝関節や足根関節の動きを拘束したり制限したりすることができる動物用脚部サポーター装具を提供することにある。
本発明の第2の目的は、動物が嫌がって外してしまおうとしても、容易に外すことができないように動物の脚部にしっかりと保持させることができる動物用脚部サポーター装具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、以下のような手段を採用した。
(1)請求項1記載の動物用脚部サポーター装具は、動物の脚部に装着されて脚部内の骨格や筋肉を保持・支持する動物用脚部サポーター装具であって、前記脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に配置される脚部装着部材と、当該脚部装着部材の隣接する端部を着脱自在に連結する連結部材とを備え、前記脚部装着部材のうち前記足根部直上付近に対応する部分には、前記脚部の足根部直上の周りに密着状態で巻き付けられて当該足根部直上付近に圧縮力を付加して前記脚部装着部材の保持の確保を図る帯状部分が設けられていることを特徴とする。
(2)請求項2記載の動物用脚部サポーター装具は、前記脚部装着部材が、はさみ等の手工具により切断できる柔軟な材料から形成され、当該脚部装着部材を動物の脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に配置した際に脚部の外形形状に沿うように立体裁断された複数の装着部材部品を縫製して形成され、前記大腿部側に位置する縁部を前記手工具により切断した際に縫製した部分の縫い目にほつれが生じない方法で縫製されていることを特徴とする。
(3)請求項3記載の動物用脚用サポーター装具は、前記縫製方法が一カ所の縫製部分に少なくとも一往復の縫い目が形成されるように縫製を行っていることを特徴とする。
(4)請求項4記載の動物用脚部サポーター装具は、前記脚部装着部材が両面の起毛された材料から形成され、一つの脚部装着部材を右側又は左側の脚部に装着する際に、当該脚部装着部材の表裏を裏返した後筒状に巻き付けて配置し、前記起毛部に係合する多数の鉤部を有する面テープを備えた連結部材により脚部装着部材の端部連結することを特徴とする。
(5)請求項5記載の動物用脚部サポーター装具は、前記脚部装着部材に、動物の脚部に装着した際に膝部の裏側に位置する部分に当該膝部の裏側を挟んで大腿部から下腿部に至る部分に高剛性材料からなる膝部屈曲抵抗部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
(6)請求項6記載の動物用脚部サポーター装具は、前記脚部装着部材に、動物の脚部に装着した際に脚部の前面側に位置する部分に高剛性材料からなる中足部揺動抵抗部材が着脱自在に装着され、当該中足部揺動抵抗部材は、脚部の前面側であって少なくとも下腿部から中足部に至る部分に配置される高剛性の材料からなる抵抗体と、当該抵抗体の中足部側に設けられ抵抗体を中足部に保持させる保持部材とを備えたことを特徴とする。
(1)動物の脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に脚部装着部材を配置して連結部材により連結することにより、脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の拘束や保持ができ、患足の膝関節の動きを制限したり拘束したりすることができる。しかも、脚部装着部材に設けた帯状部分が足根部直上の周りにしっかりと密着状態で圧縮力を付加するように、いわば緊密状態で巻き付けられるので、脚部装着部材が当該部分で動物の脚部にしっかりと装着させられ、動物が嫌がって外そうとしても容易に外すことができないとともに、装着後に緩んで支持・保持機能が低下したり外れたりすることがない。
(2)脚部装着部材は立体裁断された装着部材部品から立体成型されているので、脚部サポーター装具はおおむね適切に動物の脚部に装着することができる。さらに、脚部装着部材をはさみなどの簡易な手工具で切断すれば、動物の大きさや処置や治療の便宜上などの都合に合わせて脚部装着部材の寸法形状を小さくすることができる。これにより、少ない種類の脚部サポーター装具で多種類の大きさを持つ動物に対応させることができ、同一種類の動物の個体差への対応や、異なる種類の動物(例えば、大型犬と中型犬)への対応を共通の脚部装着部材で行うことができるとともに、処置や治療に最も適切な寸法や大きさにした脚部サポーター装具を用いることにより最良の処置・治療効果を得ることができる。しかも、縫製方法が切断しても縫い目にほつれが生じない方法により縫製してあるので、手工具により切断してもほつれが生じなく、非常に好適である。
(3)縫製方法が一か所の縫製部分に少なくも一往復の縫い目を形成させるといった簡単な縫製方法を行うだけで、当該部分を切断しても縫い目にほつれが生じないといった確実なほつれ防止機能を持たせることができる。
(4)右脚に装着するのに好適な形状に設定した脚部装着部材を、そのまま左脚に装着しようとすると、巻き付けた際の形状が異なっているので、適切に装着ができず、しかも、連結部材の配置する部分が本来の右脚に装着した場合に外側に位置するものではその逆の内側に位置することになってしまい、連結部材が右脚の内側部分と干渉するなどの不都合が生ずる。
これに対して、本発明の脚部装着部材では、脚部装着部材が両面起毛された材料から形成され、一つの脚部装着部材を右側又は左側の脚部に装着する際に、当該脚部装着部材の表裏を裏返した後筒状に巻き付けて配置し、前記連結部材により連結するようにしているので、脚部装着部材が左右対称となった形状となり、連結部材も所望の位置に配置されることになり、左右の脚用サポーター装具を一つのもので共用することができ、部品の製造コストや在庫を半減させることができる。
(5)脚部装着部材には、動物の脚部に装着した際に膝部の裏側に位置する部分に当該膝部の裏側を挟んで大腿部から下腿部に至る部分に高剛性材料からなる膝部屈曲抵抗部材が着脱自在に取り付けられているので、膝関節における動きをしっかりと制限又は拘束することができる。しかも、着脱自在であるので、必要に応じて装着するか選択したり、装着位置の微調整を行ったりすることができる。着脱自在であるので、上述のように脚部装着部材を裏返して左右の脚部に使用する場合には必要不可欠な機能となる。
(6)脚部装着部材には、動物の脚部に装着した際に脚部の前面側に位置する部分に、脚部の前面側であって少なくとも下腿部から中足部に至る部分に配置される高剛性の材料からなる抵抗体と当該対抗体を中足部に保持させる保持部材とを備えた中足部揺動抵抗部材が着脱自在に装着されるので、足根関節の周りに中足部が揺動することを効果的に制限したり又は拘束することができる。しかも、着脱自在であるので、必要に応じて装着するかどうかの選択や、装着位置の微調整が行える。着脱自在であるので、上述のように脚部装着部材を裏返して左右の脚部に使用する場合には必要不可欠な機能となる。
本発明の実施の一形態に係る動物用脚部サポーター装具の構成部品である脚部装着部材を示す図であり、(a)はその表面(外面)から見た平面図であり、(b)はその側面図である。 図1に示す脚部装着部材に連結部材と膝部屈曲抵抗部材とを装着した状態を示す。 図2に示す動物用脚部サポーター装具を動物(犬)の左脚に装着した状態を示す図であり、(a)はその側面図であり、(b)はその背面図である。 図1に示す脚部装着部材を裏返して裏面(内面)から見た状態を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 図4に示す脚部装着部材に連結部材と膝部屈曲抵抗部材とを装着した状態を示す。 図5に示す動物用脚部サポーター装具を動物(犬)の右脚に装着した状態を示す図であり、(a)はその側面図であり、(b)はその背面図である。 本発明の実施の他の形態に係る動物用脚部サポーター装具を動物(犬)の左脚に装着した状態を示す図である。 中足部揺動抵抗部材を示す図であり、(a)はその全体を示す図であり、(b)は連結部材を係合して付加した状態を示す図である。
以下に、本発明の実施の一形態に係る動物用脚部サポーター装具(以下、特別の場合を除き、脚部サポーター装具と記載する。)について説明する。本脚部サポーター装具は、動物(主として犬)の脚部に装着されて脚部内の骨格や筋肉を保持・支持するものである。脚部サポーター装具の使用例としては、例えば下退部又は大腿部や膝部又は足根部に障害を発症したり当該部分の手術を行った犬に使用する場合が考えられる。さらに、下腿部又は大腿部や膝部又は足根部に障害が発生しそうな犬に予防的に使用する場合や、膝部又は足根部、大腿骨や下腿骨などの骨折の手術後に骨が安定するまでの間に使用する場合が考えられる。
図1に、本脚部サポーター装具1の構成部品である脚部装着部材2を示す。図1に示す状態は脚部装着部材2の表面(外面)が前面から見える状態で表示されている。
脚部装着部材2は、はさみなどの手工具で切断することができるような柔軟性を有する材料で、かつ、両面が起毛されて多数の鉤部を有する面テープを着脱自在に係合させることのできる材料(例えば、ネオプレーン(登録商標))から形成される。図示はしないが、脚部装着部材2は動物の脚部の周りに筒状に配置した際に脚部の外形形状に沿うように立体裁断された複数の装着部材部品を互いに縫製して一体にして形成してある。
当該装着部材部品の相互の縫製方法は、脚部装着部材2を手工具により切断した際に縫製した部分の縫い目にほつれが生じない方法で縫製されている。具体的には、一カ所の縫製部分に少なくとも一往復の縫い目が形成されるように縫製を行っているが、ほつれが生じないような縫製方法としては他の方法をも採用することができる。
このように、前記脚部装着部材2は立体裁断された装着部材部品から立体成型されているので、脚部サポーター装具1はおおむね適切に動物の脚部に装着することができ、脚部装着部材2をはさみなどの簡易な手工具で切断すれば、脚部装着部材の寸法形状を小さくすることができる。手工具により切断してもほつれが生じなく、非常に好適である。
脚部装着部材2の図中下縁部には、内部にクッション体が充填され表面が起毛された帯状部分3が縫製により連結・固定されている。この帯状部分3は脚部の所望の位置(足根部直上付近に対応する部分)に配置されるもので、脚部の足根部直上の周りに密着状態で巻き付けて当該足根部直上付近に圧縮力を付加することを意図したものであり、この密着・圧縮状態により該当部分を締め上げて脚部装着部材2がしっかりと保持される。
図2は、筒状に配置される脚部装着部材2の端部を接続するための連結部材4と、膝部の屈曲の抵抗となる膝部屈曲抵抗部材5とを、脚部装着部材2の表面(外面)に配置して係合させて取り付けた状態を示す。
前記連結部材4は、先端部4aと基端部4bとを縫製により相互に連結して一体化したものである。先端部4aの片面には、脚部装着部材2の起毛面に着脱自在に係合する多数の鉤部を有する面テープが形成されている。また、基端部4bは二股形状を呈しており、二股の内股部分には、脚部装着部材2の起毛面又は帯状部分3の表面の起毛部に着脱自在に係合する多数の鉤部を有する面テープが形成され、この二股部の内股部分で脚部装着部材2の起毛面又は帯状部分3の外面起毛面を挟んで係合させることによって連結部材4が固定される。
前記膝部屈曲抵抗部材5は、高剛性の材料の片面に脚部装着部材2の起毛面に着脱自在に係合する多数の鉤部を有する面テープが固定された抵抗体5aと、その長さ方向に沿って脚部装着部材2の起毛面に着脱自在に係合する多数の鉤部を有する面テープが片面に形成された複数(図中では4対)の保持部5bとを一体に形成したものである。抵抗体5aと保持部5bの面テープとを脚部装着部材2の起毛面の所望位置(膝部の裏側に対応する位置)に係合させて固定する。
なお、前記抵抗体5aの面テープ部が形成された面とは反対側の面は起毛された材料から形成されている。これは、膝部屈曲抵抗部材5は左右の脚部で同一形状であって反対側の脚に取り付ける際に裏返す必要が無いからである。起毛された材料から形成されているので、後述する実施の他の形態の脚部サポーター装具6において中足部揺動抵抗部材7を装着する場合に面テープとの係合が可能であり装着に支障が生ずることがない。
前記脚部装着部材2には高剛性材料からなる膝部屈曲抵抗部材が着脱自在に取り付けられているので、膝関節における動きをしっかりと制限又は拘束することができ、着脱自在であるので必要に応じて装着するかどうかの選択を行ったり、装着位置の微調整を行ったりすることができる。
図3に、本脚部サポーター装具1を犬の左脚に装着した状態を示す。図中(a)は側面から見た図、(b)は後方から見た図である。
脚部装着部材2を脚部の足根部Sの直上の下腿部Kから膝部Hを通って大腿部Dに至る部分の周りに筒状に配置して、脚部装着部材2の隣接する各端部を連結部材4の先端部4aの多数の鉤部を有する面テープを脚部装着部材2の起毛面に着脱自在に係合させて装着する。この際、脚部装着部材2に形成された帯状部分3を足根部直上の周りに密着状態で巻き付け、かつ、足根部直上付近に圧縮力が付加されるように配置する。これにより、脚部装着部材2がしっかりと脚部に装着される。
このように足根部Sの直上の下腿部Kから膝部Hを通って大腿部Dに至る部分の周りに筒状に脚部装着部材2を配置して連結部材4により連結することにより、当該部分の拘束や保持ができ、患足の膝関節の動きを制限したり拘束したりすることができる。しかも、脚部装着部材に設けた帯状部分が足根部直上の周りにしっかりと密着状態で圧縮力が付加された状態で動物の脚部にしっかりと装着させられ、動物が嫌がって外そうとしても容易に外すことができず、装着後に緩んで支持・保持機能が低下したり外れたりすることがない。
図6(a)及び(b)に示すように、犬の右脚に脚部サポーター装具1を装着する場合には、以下のような手順を踏む。
図4(a)に示すように、図2の状態から連結部材4の基端部4b及び膝部屈曲抵抗部材5の多数の鉤部を有する面テープの係合を解除してこれらを脚部装着部材2から取り外すとともに、脚部装着部材2を裏返しにする。次に、図5に示すように、連結部材4も同様に裏返しにして基端部4bの多数の鉤部を有する面テープ部で脚部装着部材2に挟んで係合させて配置するとともに、膝部屈曲抵抗部材5の多数の鉤部を有する面テープ部を脚部装着部材2に係合させて配置する。この状態にした脚部サポーター装具1を、前述した左脚の場合と同様な手順より、図6(a)及び(b)に示すように犬の右脚に装着する。
このように脚部装着部材2などを裏返しにして装着するのは、以下の理由からである。右脚に装着するのに好適な形状に設定した脚部装着部材2を、そのまま左脚に装着しようとすると、巻き付けた際の形状が左右で異なっているので、適切に装着ができず、しかも、連結部材4の配置する部分が本来の右脚に装着した場合に外側に位置するものではその逆の内側に位置することになってしまい、連結部材4が右脚の内側部分と干渉するなどの不都合が生ずるが、脚部装着部材2の表裏を裏返した後に筒状に巻き付けて配置し、連結部材4により連結すれば、脚部装着部材2が左右対称となった形状となり、連結部材4も所望の位置に配置されることになり、左右の脚用サポーター装具1を一つのもので共用することができる。これにより、部品の製造コストや在庫を半減させることができる。
図7に、本発明の他の実施の形態に係る脚部サポーター装具6を動物の左脚に装着した状態を示す。
この脚部サポーター装具6は、中足部Tが足根部S(足根関節)で揺動することを抑制する中足部揺動抵抗部材7を上述の脚部装着部材2に装着したものである。
中足部揺動抵抗部材7は、図8(a)に示すように、高剛性の材料の片面に脚部装着部材2の起毛面に着脱自在に係合する多数の鉤部を有する面テープが固定された抵抗体7aと、その長さ方向に沿って脚部装着部材2の起毛面に着脱自在に係合する多数の鉤部を有する面テープが片面に形成された複数(図では2本)の保持部7bとが一体に形成され、抵抗体7aの一端に内部にクッション体が充填され表面が起毛された帯状部分7cが連結固定されている。図8(b)に示すように、帯状部分7cには、前述の実施の形態と同様な形状の連結部材4がその二股の基端部4bで挟んで係合させて固定される。なお、帯状部材7cと連結部材4とは、本発明の保持部材を構成する。
抵抗体7aと保持部7bの面テープ部が形成された面と反対側の面は起毛された材料から形成されている。これは、中足部揺動抵抗部材7は左右対称となっていて反対側の脚部で同一形状であってもよいので、裏返す必要が無いからである。外面が起毛されたソフトな状態としていて装着後にとって好適である。
図7に示すように、本実施の形態の脚部サポーター装具6を装着するには、前述の実施の形態の脚部サポーター装具1と同様に、脚部装着部材2を巻き付けて連結部材4により脚部に装着した後に、
抵抗体7aの多数の鉤部を有する面テープ部及び保持部7bの多数の鉤部を有する面テープ部を脚部装着部材2及び連結部材4上に係合させて装着する。次に、帯状部分7cを所望の位置(中足部)に密着状態でかつ圧縮力が作用するように巻き付けて連結部材4を装着してしっかりと固定する。
このように、脚部装着部材2には、中足部揺動抵抗部材7が着脱自在に装着されるので、足根関節の周りに中足部が揺動することを効果的に制限・拘束することができ、着脱自在であるので、必要に応じて装着するか否かの選択や、装着位置の微調整を行うことができる。
1 動物用脚部サポーター装具
2 脚部装着部材
3 帯状部分
4 連結部材
5 膝部屈曲抵抗部材
5a 抵抗体
5b 保持部
6 動物用脚部サポーター装具
7 中足部揺動抵抗部材
7a 抵抗体
7b 保持部
7c 帯状部分
D 大腿部
K 下腿部
T 中足部
H 膝部(膝関節部)
S 足根部(足根関節部)

Claims (4)

  1. 動物の脚部に装着されて脚部内の骨格や筋肉を保持・支持する動物用脚部サポーター装具であって、
    前記脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に配置される脚部装着部材と、
    前記脚部装着部材の隣接する端部を着脱自在に連結する連結部材とを備え、
    前記脚部装着部材のうち前記足根部直上付近に対応する部分には、前記脚部の足根部直上の周りに密着状態で巻き付けられて前記足根部直上付近に圧縮力を付加して前記脚部装着部材の保持の確保を図る帯状部分が設けられており、
    前記脚部装着部材が両面の起毛された材料から形成され、一つの前記脚部装着部材を右側又は左側の脚部に装着する際に、前記脚部装着部材の表裏を裏返した後筒状に巻き付けて配置し、前記起毛部に係合する多数の鉤部を有する面テープを備える前記連結部材により前記脚部装着部材の端部を連結する
    ことを特徴とす動物用脚部サポーター装具。
  2. 動物の脚部に装着されて脚部内の骨格や筋肉を保持・支持する動物用脚部サポーター装具であって、
    前記脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に配置される脚部装着部材と、
    前記脚部装着部材の隣接する端部を着脱自在に連結する連結部材とを備え、
    前記脚部装着部材のうち前記足根部直上付近に対応する部分には、前記脚部の足根部直上の周りに密着状態で巻き付けられて前記足根部直上付近に圧縮力を付加して前記脚部装着部材の保持の確保を図る帯状部分が設けられており、
    前記脚部装着部材には、動物の脚部に装着した際に膝部の裏側に位置する部分に前記膝部の裏側を挟んで大腿部から下腿部に至る部分に高剛性材料からなる膝部屈曲抵抗部材が着脱自在に取り付けられている
    ことを特徴とす動物用脚部サポーター装具。
  3. 動物の脚部に装着されて脚部内の骨格や筋肉を保持・支持する動物用脚部サポーター装具であって、
    前記脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に配置される脚部装着部材と、
    前記脚部装着部材の隣接する端部を着脱自在に連結する連結部材とを備え、
    前記脚部装着部材のうち前記足根部直上付近に対応する部分には、前記脚部の足根部直上の周りに密着状態で巻き付けられて前記足根部直上付近に圧縮力を付加して前記脚部装着部材の保持の確保を図る帯状部分が設けられており、
    前記脚部装着部材に、動物の脚部に装着した際に前記脚部の前面側に位置する部分に高剛性材料からなる中足部揺動抵抗部材が着脱自在に装着され、
    前記中足部揺動抵抗部材は、前記脚部の前面側であって少なくとも下腿部から中足部に至る部分に配置される高剛性の材料からなる抵抗体と、前記抵抗体の中足部側に設けられ前記抵抗体を前記中足部に保持させる保持部材とを備え
    ことを特徴とす動物用脚部サポーター装具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の動物用脚部サポーター装具であって、
    前記脚部装着部材が、はさみ等の手工具により切断できる柔軟な材料から形成され、当該脚部装着部材を前記動物の脚部の足根部直上の下腿部から膝部を通って大腿部に至る部分の周りに筒状に配置した際に前記脚部の外形形状に沿うように立体裁断された複数の装着部材部品を縫製して形成さている
    ことを特徴とす動物用脚部サポーター装具。
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