JP2011161065A - 動物用装具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装着が容易で体型などにも適合も容易で膝関節の動きの固定や制限ができ、動物が容易に外すことができないように保持させることができる。
【解決手段】膝部の屈伸を禁止又は制限する膝装具部20を胴体装着部30に連係して保持し、胴体装着部30が、頭部付け根付近から臀部に向けて背中側に配置される背部装着部31と、背部装着部を前足に近接する胴体に装着する背部装着部の連係部32と、 膝装具部20が、大腿部の周りに筒状に配置される大腿部装着21と、下腿部の周りに筒状に配置される下腿部装着部22と、大腿部装着部21と下腿部装着部22とを架橋して連結する連結部23a,23b、膝関節に対応する位置に形成されたヒンジ部23cを備えた連結部材23とを備え、大腿部装着部21を背部装着部31の後端に着脱自在に係合して連係させる大腿部装着部の連係部24を設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、犬や猫などの四足歩行の動物を対象とした、患足の膝関節の動きを固定したり所望の可動範囲に制限したりするために使用される動物用装具に関する。
人間の医療行為としては、人間の膝関節の動きを固定したり制限したりすることは一般的に行われているが、獣医学的な見地から動物の膝関節の動きを固定したり制限したりするために、動物に膝装具部を着用させるということは考えられてはいない。
人間用のコルセットの例としては、膝部分を覆うように形成された筒状の保持部材を備えたものがある(特許文献1参照)。
実公平04−002654号
しかしながら、動物の場合は、人間の場合と異なり、膝装具部を装着しても動物が嫌がって自ら取り外してしまうことが予想される。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、動物への装着が容易で、動物の体型の違いなどにも容易に適合させ、効果的に膝関節の動きを固定したり制限したりすることができる動物用装具を提供することにある
本発明の第2の目的は、動物が嫌がって外してしまおうとしても、容易に外すことができないように動物の胴体などにしっかりと保持させることができる動物用装具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、以下のような手段を採用した。
(1)動物の患足の膝部にその屈伸を禁止又は制限する膝装具部を胴体に装着された胴体装着部に連係して保持する動物用装具であって、前記胴体装着部が、動物の頭部の付け根付近から臀部に向けて背中側に配置される背部装着部と、当該背部装着部を少なくとも前足に近接する胴体又は前足又は首部の少なくとも1つに連係させる背部装着部の連係部とを備え、前記膝装具部が、その端部で着脱自在に係合されて大腿部の周りに筒状に配置される大腿部装着部と、その端部で着脱自在に係合されて下腿部の周りに筒状に配置される下腿部装着部と、前記大腿部装着部と前記下腿部装着部とを架橋して連結する連結部及び膝関節に対応する位置に形成されたヒンジ部を備えた連結部材とを備え、前記膝装着具部の大腿部装着部を前記胴体装着部の背部装着部の後端に着脱自在に係合して連係させる大腿部装着部の連係部を設けた。
(2)前記大腿部装着部又は前記下腿部装着部の少なくとも一つが、周方向に複数個に分割されて形成され、隣接する各端部が着脱自在に係合させられ筒状に形成されて前記大腿部又は下腿部の少なくとも一つの周りに配置される。
(3)前記連結部材の連結部がその長さ寸法が調整可能な構造となっている。
(4)患足に隣接する健足に装着される健足装着部と、当該健足装着部を前記背部装着部の後端に連係する健足装着部の連係部とを備えた。
(5)前記大腿部装着部の連係部とは別の部材からなり、健足側の胴体側面に位置する前記背部装着部の連係部から胴体に対して斜めに交差し腹部を経由して前記大腿部装着部に至り連係させられる交差部と、当該交差部の中間部から前記背部装着部に至り連係させられる吊り部とを備える大腿部装着部の保持部を付設した。
(6)前記ヒンジ部が、前記各連結部を揺動自在に連係する軸支部と、各連結部の揺動を禁止する場合に使用する揺動禁止設定部と各連結部の所望の揺動を許容する場合に使用する揺動規制設定部とを備えた。
(7)前記胴体装着部が、前記背部装着部が、健足側の胴体の面から臀部に向けて動物の胴体に対して斜めに交差するように配置される背部装着部と、当該背部装着部を少なくとも前足に近接する胴体又は前足又は首部の少なくとも1つに連係させる背部装着部の連係部とを備えた。
(1)動物の患足膝部に膝装着具部を取り付けて膝部の屈伸を禁止又は制限することができ、動物の胴体に胴体装着部を装着し胴体装着部に膝装具部を係合して保持することができる。しっかりと動物の胴体に胴体装着部を装着でき、膝装着具部をしっかりと動物の膝部に装着することができる。膝装具部は、大腿部装着部及び下腿部装着部の周りに筒状に配置されるので、大腿部及び下腿部にしっかりとフィットさせられ、連結部材により膝部の屈伸を禁止又は制限することができる。膝装着具部の大腿部装着部は大腿部装着部の連係部を介して胴体装着部の背部装着部の後端に着脱自在に係合させられ、しっかりと膝装着具部を胴体装着部に取り付けることができ、装着位置を動物に体型などに応じて適宜調整することができる。
(2)大腿部装着部又は下腿部装着部の少なくとも一つは、周方向に複数個に分割されて形成され、隣接する各端部が着脱自在に係合させ筒状に形成して前記大腿部又は下腿部の少なくとも一つの周りに配置されるようにしたものでは、複数箇所で係合させることができ、装着の容易性を高めることでき、微妙な寸法調整や位置調整を行うことができる。
(3)連結部材の連結部がその長さ寸法が調整自在となっているものでは、一つの連結部材により寸法の調整を行うことができ、同一種類の動物の個体差への対応や、異なる種類の動物(例えば、大型犬と中型犬)への対応を共通の部品で行うことができる。
(4)患足に隣接する健足に健足装着部を配置し、当該健足装着部を健足装着部の連係部により背部装着部の後端に連係したものでは、胴部装着部の背部装着部が患足側に引っ張られた場合でも、健足装着部と健足装着部の連係部とにより患足側に引っ張られることに対する抵抗力を発揮させることができ、背部装着部の移動や膝装着具部の緩みやずり落ちなどを防止することができる。
(5)交差部を健足側の胴体側面の位置する背部装着部の連係部から胴体に対して斜めに交差し腹部を経由して大腿部装着部に至らせ、更に、吊り部を交差部の中間部から背部装着部に至らせ、それぞれ係合させたものでは、膝装着具部がずり落ちて胴部装着部の背部装着部が患足側に引っ張られた場合でも、交差部及び吊り部により患足側に引っ張られることに対する抵抗力を発揮させることができ、背部装着部の移動や膝装着具部の緩みやずり落ちなどを防止することができる。
(6)ヒンジ部の軸支部により各連結部は揺動自在に連係させられ、ヒンジ部の揺動禁止設定部により各連結部の揺動を禁止することができ、ヒンジ部の揺動規制設定部により所望の揺動範囲に許容することができる。
(7)背部装着部が健足側の胴体の側面から臀部に向けて動物の胴体に対して斜めに交差するように配置されているものでは、背部装着部を動物の胴体に対して斜めに配置して大腿部装着部を斜めに引っ張り上げるように保持することができ、膝装着具部の緩みやずり落ちなどを有効に防止することができる。
本発明の実施の一形態に係る動物用装具の全体を示す図である。 図1の動物用装具に使用される部品を表面(外面)から見た状態を示す図である。 図2に示す部品を裏面(内面)から見た状態を示す図である。 図1の動物用装具に使用される部品を示す図である。 図1の動物用装具に使用される部品を示す図である。 図4及び図5に示した部品を組み合わせて使用可能な状態とした状態を示す図である。 図1に示した動物用装具の使用状態を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る動物用装具に使用される部品の他の例を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る動物用装具に使用される部品の他の例を示す図である。 図8及び図9に示した部品を組み合わせて使用可能な状態とした状態を示す図である。 本発明の実施の他の形態に係る動物用装具に使用される部品を表面(外面)から見た状態を示す図である。 図11に示す部品を裏面(内面)から見た状態を示す図である。 図11に示した部品を使用した動物用装具の使用状態を示す図である。 本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具に使用される部品を表面(外面)から見た状態を示す図である。 図14に示した部品を使用した動物用装具の使用状態を示す図である。 本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具の全体を示す図である。 図16に示した動物用装具の使用状態を示す図である。 本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具の全体を示す図である。 図18に示した動物用装具に使用される部品を表面(外面)から見た状態を示す図である。 図18に示した動物用装具の使用状態を示す図である。 本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具の全体を示す図である。 図21に示した動物用装具の使用状態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る動物用装具について説明する。本動物用装具は主として犬に装着して使用されるものであり、使用例としては、例えば膝蓋部に障害を発症した犬に使用する場合が考えられ、更に膝関節に障害が発生しそうな犬に予防的に使用したり、膝蓋部、大腿骨や脛骨の骨折の手術後に骨が安定するまでの間に使用したりする場合が考えられる。
図1は、本発明の実施の一形態に係る動物用装具10を示すものである。
本動物用装具10は、動物の患足の膝部に取り付けて膝部の屈伸を禁止又は制限する膝装具部20と、動物の胴体に装着され前記膝装具部10を動物の胴体に保持する胴体装着部30とを備えて概略構成される。膝装着具部20や胴体装着部30は、おおよその部分は、メッシュ素材を縁取り縫い加工をした材料が用いられ、部分的に表面が起毛されたシート状材料や金属材料やプラスチック材料などが使用されている。
前記胴体装着部30は、動物の頭部の付け根付近から臀部に向けて背中側に配置される背部装着部31と、当該背部装着部31を少なくとも前足に近接する胴体又は前足又は首部の少なくとも1つに連係させて動物の胴体に装着する背部装着部の連係部32とを備えている。
背部装着部の連係部32は、動物の胴体の周りに沿って巻かれて配置される胴回し部32aと、この胴回し部32aに着脱自在に取り付けられ動物の前足の付け根付近に沿って巻かれる前足回し部32bとを備えている。
胴回し部32aには、表面に面ファスナーが形成された係合部32f、表面に面ファスナーが形成された係合部32g、この係合部32gが着脱自在に係合する面ファスナーが形成された係合部32hが形成されている。
前足回し部32bは、略Y字状をしており、その基端部には、裏面に面ファスナーが形成された係合部32cが取り付けられ、係合部32cが表裏面に面ファスナーが形成された取付部材32eの表面に係合しており、当該係合部材32eは前記胴回し部32aに着脱自在に係合させられる。前足回し部32bの二股に分岐した先端部には裏面に面ファスナーが形成された係合部32dが取り付けられている。
前記背部装着部の連係部32の胴回し部32aには背部配置部基端部材31aが一体に形成されて略T字状となっており、背部配置部基端部材31aの先端部には、背部配置部先端部材31bが面ファスナーによる取付部を介して着脱自在に取り付けられている。
前記膝装具部20は、その端部で着脱自在に係合されて大腿部の周りに筒状に配置される大腿部装着部21と、その端部で着脱自在に係合されて下腿部の周りに筒状に配置される下腿部装着部22と、前記大腿部装着部21と前記下腿部装着部22とを架橋する連結部23a及び膝関節に対応する位置に形成されたヒンジ部23bを備えた連結部材23とを備えている。前記大腿部装着部21は、大腿部装着部の連係部24を介して前記背部装着部31の背部配置部先端部材31bの先端部に着脱自在に係合して連係させられている。
図2及び図3に示すように、膝装着具部20の大腿部装着部21はシート状材料から形成されており、動物の後ろ足の内股形状に対応して湾曲させられた内股対応部21aと、内股よりも外側の外股に対応した形状の外股対応部21bとが形成されている。大腿部装着部21の端部には裏面に面ファスナーが形成された係合部21cが形成され、この係合部21cは反対側の端部に着脱自在に係合させられる。大腿部装着部21には大腿部装着部21を背部装着部31に連係させる連係部24がその端部に形成された係合部24bにより係合させられており、他端の係合部24aで背部装着部31に係合させられる。
同様に、下腿部装着部22もシート状材料から形成されており、動物の後ろ足の下腿部に対応した形状を呈している。その端部には裏面に面ファスナーが形成された係合部22aが形成され、この係合部22aは反対側の端部に着脱自在に係合させられる。
前記連結部材23の連結部23aがビス23dにより固定され、連結部23bがビス23eにより固定され、連結部23a,23bの端部は重合されてヒンジ部23cが形成されている。
図4〜図6に基づいて連結部材23について詳しく説明する。図4に示すように、大腿部装着部21に固定される連結部23aは板状形状をしており、大腿部装着部21に取り付けられるステー部分23fの端部に円板部23gが一体に連設されており、円板部23gの中央部に軸支部となる貫通孔23iが形成され、かつ、周方向に沿って複数個のねじ穴23hが形成されている。同様に、図5に示すように、下腿部装着部22に固定される連結部23bは板状形状をしており、下腿部装着部22に取り付けられるステー部23jの端部に円板部23kが一体に連設されており、円板部23kの中央部軸支部となる貫通孔23mが形成され、かつ、周方向に揺動規制設定部となる貫通した長穴23nが形成され、かつ、揺動禁止設定部となる貫通孔23pが形成されている。
図6に示すように、円板部23gの貫通孔23iと円板部23kの貫通孔23mとを連通するように、円板部23gと円板部23kとを重ね合わせ、貫通孔23iと貫通孔23mにボルト23qを挿入して締め付けてボルト23qを中心として揺動可能な状態とする。揺動を禁止する場合には、図示するように、貫通孔23p内に止めネジ23rを挿入して円板部23gに形成されたねじ穴23hにねじ込む。揺動を所望の範囲で許容する場合には、図示しないが、止めネジ23rは貫通孔23p内には挿入しないで、円板部23kの長穴23n内に挿入し円板部23gのねじ穴23hのいずれかに止めネジ23rをねじ込む。
図7に基づいて、本動物用装具10を使用する方法について説明する。
先ず、胴体装着部30を動物の胴体に装着する。すなわち、背部装着部31の背部配置部基端部材31aを動物の背部に配置し、背部配置部基端部材31aに連設された胴回し部32aを動物の胴体に回して連係部32gを取付部32eに係合させて胴回し部32aを胴体にフィットさせて装着する。次に前足回し部32をその先端に形成された係合部32dを胴回し部32aに形成された係合部32fに係合させて前足回し部32を配置する。さらに、背部配置部基端部材31aの先端に背部配置部先端部材31bを係合させて接続し、背部配置部先端部材31bの先端部が臀部後方に位置するように係合位置を調整する。
大腿部装着部21及び下腿部装着部22に取り付けられている連結部23a,23bの先端の円板部23g,23kで接合してボルト23qにより連結し、揺動を禁止するか、揺動を制限するかに応じて止めネジ23rを貫通孔23p又は長穴23n内に挿入してセットする。
次いで、大腿部装着部21をその係合部21cを端部に係合させて筒状にして係合位置を調整して大腿部にフィットさせる。同様に、下腿部装着部22をその係合部22cを端部に係合させて筒状にして係合位置を調整して下腿部にフィットさせる。
大腿部装着部の連係部24を、その取付部24b大腿部装着部21に着脱自在に係合させ、さらに、係合部24aを背部装着部31の背部配置部先端部材31bの先端部に着脱自在に係合させる。この際、膝装着具部20にずれ落ちが生じないように、係合部24aの係合位置を調整して、大腿部装着部21及び下腿部装着部22に適度に引張力が作用した状態とする。
図8〜図10に、連結部材23の代わりに使用することができる連結部材について説明する。図8に示すように、大腿部装着部21に固定される連結部33aを示す。連結部33aは板状形状をしており、大腿部装着部21に取り付けられるステー部分33fを備え、ステー部33fの先端中央部に貫通孔33iが形成されている。同様に、図9に示すように、下腿部装着部22に固定される連結部33bは板状形状をしており、下腿部装着部22に取り付けられるステー部33jに半円板33kを連設し、半円板部33kの中心に貫通孔33mが形成され、周方向に揺動規制設定部及び揺動禁止設定部となる貫通した長穴33nが形成されている。
図10に示すように、ステー部33fの先端に形成された貫通孔33iと半円板部33kに形成された貫通孔33mとが連通するように、ステー部33fと半円板部33kとを重ね合わせ、貫通孔33iと貫通孔33mにボルト33qを挿入して締め付けてボルト33qで揺動可能とする。揺動を禁止する場合には、図示するように、長穴33n内に止めボルト33rを挿入して、ステー部33fの側面に当接する状態として、ボルト33rの一端にナットをねじ込んでボルト33rを半円板部33kに固定する。揺動を所望の範囲で許容する場合には、図示しないが、長穴33n内に止めボルト33rを挿入して、ステー部33fの側面に所望の隙間をあけた状態として、ボルト33rの一端にナットをねじ込んでボルト33rを半円板部33kに固定する。
図11及び図12に、本発明の実施の他の形態に係る膝装着具部40を示す。前記膝装着具部20と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
本膝装着具部40は、前記膝装着具部20と同様に、大腿部装着部41と下腿部装着部42とからなっている。大腿部装着部41は周方向に2個に分割されたシート状部材41d,41eからなり、各端部に形成された係合部41cを隣接する端部に着脱自在に係合して筒状に形成するものである。同様に、下腿部装着部42は周方向に2個に分割されたシート状部材42d,42eからなり、各端部に形成された係合部42aを隣接する端部に着脱自在に係合して筒状に形成するものである。
図13に示すように、背部装着部31や胴回し部32aなどを動物に装着した後、大腿部装着部41のシート部材41d,41eをそれぞれに形成された係合部41cをそれぞれの端部に係合させて筒状にし、その係合位置を調整して大腿部にフィットさせる。同様に、下腿部装着部42のシート部材42d,42eをそれぞれに形成された係合部22cをそれぞれの端部に係合させて筒状にし、その係合位置を調整して下腿部にフィットさせる。大腿部装着部の連係部24を大腿部装着部41に係合させ、係合部24aを背部配置部先端部材31bの先端部に係合させる。この際、膝装着具部40のずれ落ちが生じないように、連係部24の係合位置を調整して、大腿部装着部41及び下腿部装着部42に適度に引張力が作用した状態とする。
図14及び図15に、本発明の実施の更に他の形態に係る膝装着具部50を示す。前記膝装着具部20と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
本膝装着具部50は、前記膝装着具部20と同様に、大腿部装着部21と下腿部装着部22と、大腿部装着部21と下腿部装着部22とを連結する連結部材43とを備えている。
ここで、連結部材43は、大腿部装着部21に取り付けられた取付ベース部43cと、貫通する長穴43dが形成され取付ベース部43c上に載置される連結部43aと、連結部43aに連設された円板部とを備え、下腿部装着部22に取り付けられた取付ベース部43gと、貫通する長穴43fが形成され取付ベース部43g上に載置される連結部43bと、連結部43bに連設された円板部とを備えている。連結部43aは長穴43d内に挿入された止めネジ43eにより取付ベース部43cにスライド自在に取り付けられ、連結部43bは長穴43f内に挿入された止めネジ43hにより取付ベース部43gにスライド自在に取り付けられている。
止めネジ43e,43hを緩めて取付ベース部43c,43g上で連結部43a,43bをスライドさせて再固定して、連結部43a,43bの長さを調整することができ、同種の動物の個体差や異種の動物の体型に応じて連結部材43を調整して使用することができる。
図15に示すように、背部装着部31などを動物に装着した後、大腿部装着部21及び下腿部装着部22を係合位置を調整して大腿部及び下腿部にフィットさせ、大腿部装着部の連係部24を大腿部装着部21に係合させた後に背部配置部先端部材31bに着脱自在に装着する。
図16に基づいて、本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具60について説明する。図1に示す実施の形態に係る動物用装具10の変形例であり、動物用装具10と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
本動物用装具60は、動物用装具10に、患足に隣接する健足の周りに配置される健足装着部61を付設したものである。健足装着部61はシート状部材からなり端部に形成された係合部61aを端部に着脱自在に係合させて健足の大腿部に沿わせて筒状にされるものである。健足装着部61の上端部には、健足装着部61を背部装着部31の後端部に着脱自在に連係する健足装着部の連係部61bが一体に形成され、その先端には裏面に面ファスナーが形成された係合部61cが形成されている。
図17に示すように、動物用装具10と同様に、動物に胴体装着部30を装着し、患足に膝装着具部20を装着する。この後、健足に健足装着部61を巻き付けて係合部61aを端部に着脱自在に係合させて健足装着部61を大腿部に装着する。次に、健足装着部の連係部61bを、係合部61cを背部装着部31の背部配置部先端部材31bに着脱自在に係合させて取り付ける。この際、膝装着具部20がずり落ちないように、背部装着部31及び膝装着具部20に若干の引張力が作用するように健足装着部の連係部61bの係合位置を調整する。
図18及び図19に基づいて、本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具70について説明する。本実施の形態の動物用装具70では、大腿部装着部の連係部24とは別の部材からなる大腿部装着部の保持部71を付設したものである。図1に示す実施の形態と同様の要素には同一符号を付して説明を省略する。
大腿部装着部の保持部71は、健足側の胴体側面側に位置する背部装着部の連係部32から胴体に対して斜めに交差し腹部を経由して大腿部装着部21に至り係合部71fで着脱自在に連係させられる交差部71aと、交差部71aの中間部71eから背部装着部31の背部配置部先端部材31bに向けて配置させられ係合部71dにより着脱自在に連係される吊り部71bとを備える。
図20に示すように、胴体装着部30及び膝装着具部20を装着した後に、大腿部装着部の保持部71を交差部71aの先端部に形成された連係部71cを背部装着部の連係部32の胴回し部32aに着脱自在に係合するとともに、他端に形成された連係部71fを大腿部装着部21に係合させて取り付け、吊り部71bをその先端に形成された係合部71dを背部装着部31の背部配置部先端部材31bに着脱自在に係合させて取り付ける。この大腿部装着部の保持部71を取り付ける際には、係合部71c,71d,71fの係合位置を調整することにより、大腿部装着部の保持部71に適度の引張力を作用させて、大腿部装着部21を引っ張り上げるようにして、膝装着具部20がずり落ちてしまうことを抑制する。
図21に、本発明の実施の更に他の形態に係る動物用装具を示す。胴体装着部30の代わりに、胴体装着部80を設けたものである。図1などに示す動物用装具と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
本胴体装着部80は背部装着部81と背部装着部の連係部82とを備えている。背部装着部81は、背部配置部基端部材81aと背部配置部先端部材81bとからなり、背部配置部基端部材81aは先端に形成された係合部81cで前記背部装着部の連係部82の胴回し部82aに着脱自在に係合させられ、背部配置部基端部材81aは背部配置部基端部材81aの先端に着脱自在に係合させられる。
図22に示すように、先ず胴回し部82aを胴回りに巻き付けて装着し、前足回し82bを前足に装着する。背部配置部基端部材81aを健足側の胴回し部82aの側面に係止部81cを介して着脱自在に係止する。さらに、背部配置部先端部材81bの先端が臀部後部に対応する位置に配置されるように、背部装着部81を胴体に斜めに交差するように配置する。この後、患足の大腿部に取り付けられている大腿部装着部21に連係されている大腿部装着部の連係部24を背部配置部先端部材81bに着脱自在に係合させる。この際、大腿部装着部21に引張力が付与されるように係合位置を調整して、膝装着具部20がずれ落ちることを抑制する。
10 動物用装具
20 膝装着具部
21 大腿部装着部
22 下腿部装着部
23 連結部材
23a,23b 連結部
23c ヒンジ部
23h ねじ穴
23i,23m 貫通孔
23n 長穴
23p 貫通孔
23q ボルト
23r 止めネジ
24 大腿部装着部の連係部
30 胴体装着部
31 背部装着部
32 背部装着部の連係部
32a 胴回し部
32b 前足回し部
41 大腿部装着部
41d,41e シート部材
42 下腿部装着部
42d,42e シート部材
43 連結部材
43a,43b 連結部
43c,43g 取付ベース部
43d,43f 長穴
43e,43h 止めネジ
61 健足装着部
61b 健足装着部の連係部
71 大腿部装着部の保持部
71a 交差部
71b 吊り部
80 胴部装着部
81 背部装着部
82 背部装着部の連係部
82a 胴回し部

Claims (7)

  1. 動物の患足の膝部にその屈伸を禁止又は制限する膝装具部を胴体に装着された胴体装着部に連係して保持する動物用装具であって、
    前記胴体装着部が、動物の頭部の付け根付近から臀部に向けて背中側に配置される背部装着部と、当該背部装着部を少なくとも前足に近接する胴体又は前足又は首部の少なくとも1つに連係させる背部装着部の連係部とを備え、
    前記膝装具部が、その端部で着脱自在に係合されて大腿部の周りに筒状に配置される大腿部装着部と、その端部で着脱自在に係合されて下腿部の周りに筒状に配置される下腿部装着部と、前記大腿部装着部と前記下腿部装着部とを架橋して連結する連結部及び膝関節に対応する位置に形成されたヒンジ部を備えた連結部材とを備え、
    前記膝装着具部の大腿部装着部を前記胴体装着部の背部装着部の後端に着脱自在に係合して連係させる大腿部装着部の連係部を設けたことを特徴とする動物用装具。
  2. 前記大腿部装着部又は前記下腿部装着部の少なくとも一つが、周方向に複数個に分割されて形成され、隣接する各端部が着脱自在に係合させられ筒状に形成されて前記大腿部又は下腿部の少なくとも一つの周りに配置されることを特徴とする請求項1記載の動物用装具。
  3. 前記連結部材の連結部がその長さ寸法が調整可能な構造となっていることを特徴とする請求項1記載の動物用装具。
  4. 患足に隣接する健足に装着される健足装着部と、当該健足装着部を前記背部装着部の後端に連係する健足装着部の連係部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の動物用装具。
  5. 前記大腿部装着部の連係部とは別の部材からなり、健足側の胴体側面に位置する前記背部装着部の連係部から胴体に対して斜めに交差し腹部を経由して前記大腿部装着部に至り連係させられる交差部と、当該交差部の中間部から前記背部装着部に至り連係させられる吊り部とを備える大腿部装着部の保持部を付設したことを特徴とする請求項1記載の動物用装具。
  6. 前記ヒンジ部が、前記各連結部を揺動自在に連係する軸支部と、各連結部の揺動を禁止する場合に使用する揺動禁止設定部と各連結部の所望の揺動を許容する場合に使用する揺動規制設定部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の動物用装具。
  7. 動物の患足の膝部にその屈伸を禁止又は制限する膝装具部を胴体に装着された胴体装着部に連係して保持する動物用装具であって、
    前記胴体装着部が、前記背部装着部が、健足側の胴体の面から臀部に向けて動物の胴体に対して斜めに交差するように配置される背部装着部と、当該背部装着部を少なくとも前足に近接する胴体又は前足又は首部の少なくとも1つに連係させる背部装着部の連係部とを備え、
    前記膝装具部が、その端部で着脱自在に係合されて大腿部の周りに筒状に配置される大腿部装着部と、その端部で着脱自在に係合されて下腿部の周りに筒状に配置される下腿部装着部と、前記大腿部装着部と前記下腿部装着部とを架橋して連結する連結部及び膝関節に対応する位置に形成されたヒンジ部を備えた連結部材とを備え、
    前記膝装着具部の大腿部装着部を前記胴体装着部の背部装着部の後端に着脱自在に係合して連係させる大腿部装着部の連係部を設けたことを特徴とする動物用装具。
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