JP2009189248A - 犬の四肢カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】寝たきりに近い状態の要介護の犬あるいは要治療の犬の肢や腹部の摩耗傷を防止するとともに、泥濘等で跳ねた泥が犬の体に付着することを防止し、犬が動きにフィットして犬の四肢が剥き出しになることがない犬の四肢部のカバーや腹部のカバーを提供する。
【解決手段】背部側を迂回して前肢全体を覆う一対の前肢部カバー同士を連結する前肢カバー連結帯と、背部側を迂回して後肢全体を覆う一対の後肢部カバー同士を連結する前肢カバー連結帯と、該前肢部カバーおよび該後肢部カバーの付け根部側に架け渡される腹部カバーと、からなり、前肢カバー連結帯および後肢カバー連結帯の中心部同士を係着可能とし、前肢カバー連結帯および後肢カバー連結帯のそれぞれには長さ調整用の係着具が介挿される構成とした。
【選択図】図1

Description

本願発明は、要介護の犬および要治療の犬の肢や腹部の摩耗傷を防止し、泥濘等で跳ねた泥が犬の体に付着することを防止する等、多目的に使用可能な犬用の着衣に関する。
犬の長寿命化を背景に、介護を必要とし、あるいは治療を必要とする犬が増えていて、寝たきりとなる犬や寝たきりに近い状態となる犬も少なくない。そして、犬が寝たきりとなったり、寝たきりに近い状態となったりすると、人と同じように犬の体が床と接する部位には、いわゆる床擦れと称される摩耗傷ができ、犬を苦しめることになる。
また、寝たきりに近い状態となっている犬であっても、適度の運動である散歩は必要であるが、散歩中に泥濘等で跳ねた泥が犬の肢や腹部に付着すると摩耗傷をより悪化させることにもなりかねず、厳に泥等の付着を防止する必要がある。
犬用の着衣に関する発明として、例えば、特開2000−245283公報に記載の「犬の衣服」や特開2006−115731公報に記載の「動物用衣服」がある。
特開2000−245283公報に記載の「動物用衣服」は、「愛玩用犬猫の運動歩行にともなう肩と腰の動きになじんで下腹部に衣服を密接させるとともに、四肢の歩行に支障を与えないようにしようとする」ことを課題としていて、この課題を解決するために、「犬の首元から下腹部を覆う広さの前みごろに、首まわりの曲面に合わせて弧状縁とした前縁と、腰から下腹部にかけての胴まわりに合わせて弧状縁とした後縁とを設け、前みごろの両側縁と上記前後縁との近接部をそれぞれ舌状の肩吊り部と腰吊り部とし、肩吊り部と腰吊り部の先端部をそれぞれ犬の背中にて重合度自在に接離自在とし、前みごろに犬の四肢を挿入する前後足部を連通して設け、前後足部の下端部に引き締め帯を設けて成っている」構成としている。
また、特開2006−115731公報に記載の「動物用衣服」は、「犬等の四足動物に対して容易に装着でき、生地の選択範囲も拡大できる衣服を提供する」ことを課題としていて、この課題を解決するために、「犬の前側を覆う前半部と、犬の後脚が通される一対の脚通し部を有し犬の後側を覆う後半部とを備える衣服において、前半部には、犬の背を覆う後身頃部と、後身頃部から前方に帯状に延びるように設けられた一対の前身頃部とを設ける。前身頃部を犬の肩から前脚の付け根の内側に向って巻き付け、さらには犬の胸で前身頃部を交差させつつそれらの先端部を後身頃部まで延ばし、それらの先端部を犬に対して紐等の固定手段で固定する」構成としている。
特開2000−245283公報 特開2006−115731公報
しかしながら、特開2000−245283公報に開示の「動物用衣服」は、「着用は両足部に犬の前後左右の足をそれぞれ入れ、肩吊り部と腰吊り部をそれぞれ犬の背中の上で接着片相互の重合度を選択して引き揚げ固定する」(同公報の段落〔0009〕の記載)こととしているので、犬が動きまわる場合等には、腰吊り部が犬の体から外れてしまうおそれがあるとともに、「両足部ともに犬の脚の動きを自由にするように円筒状で、足首に当る下端部に引き締め用帯を設けている」(同公報の段落〔0007〕の記載)ので、犬が動きまわる場合等には、円筒状の両足部が上方にめくり上がって犬の四肢が剥き出しになるおそれがある。
また、特開2006−115731公報に開示の「動物用衣服」は、「衣服の後半部の脚通し部のみを後脚に通し、前半部に関しては後身頃部を背に当て、前身頃部を肩から前脚の付け根の内側に向って巻き付けて前身頃部を胸上で互いに交差させ、それらの前身頃部の先端部を前脚の後方から外側に引き出して固定するようにした」(同公報の段落〔0011〕の記載)ので、前肢の裏側や腹部が衣服に覆われていない状態となり、介護を必要とするような犬の床擦れを防ぐことができず、また、散歩中に泥が犬の肢や腹部に付着するおそれがある。
そこで、本願発明は、寝たきりに近い状態の要介護の犬あるいは要治療の犬の肢や腹部の摩耗傷を防止するとともに、泥濘等で跳ねた泥が犬の体に付着することを防止し、犬の動きに確実にフィットして犬の四肢が剥き出しになることがない犬の四肢部のカバーや腹部のカバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1に係る犬の四肢カバーは、爪先から付け根までの前肢全体を覆う一対の前肢部カバーと、爪先から付け根までの後肢全体を覆う一対の後肢部カバーと、背部側を迂回して一対の該前肢部カバー同士を連結する帯状の前肢カバー連結帯と、背部側を迂回して一対の該後肢部カバー同士を連結する帯状の後肢カバー連結帯と、からなり、該前肢カバー連結帯と該後肢カバー連結帯とは相互に該背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴としている。
また、本願請求項2に係る犬の四肢カバーは、請求項1に記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯の中心部には雌雄一対からなる第1の係着具が固着され、該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯の中心部から左右に所定の距離を隔てたそれぞれの位置には少なくとも一対の雌雄一対からなる第2の係着具が固着され、該前肢カバー連結帯に固着された第2の係着具同士および/または該後肢カバー連結帯に固着された第2の係着具同士を相互に係着させるとともに、該第1の係着具を相互に係着させることにより該前肢カバー連結帯と該後肢カバー連結帯とは該背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴としている。
なお、前肢カバー連結帯および/または後肢カバー連結帯の左右とは、それぞれの両端部に一対の前肢部カバーおよび/または一対の後肢部カバーが固着されたときの前肢部カバーおよび/または一対の後肢部カバーの方向をいう。また、雌雄一対からなる係着具としては、たとえば、スナップ、ホック、ボタンとボタンホール、面ファスナー等がある。そして、第2の係着具については、一対の係着具のみではなく、複数対の係着具を固着しても良い。
そして、本願請求項3に係る犬の四肢カバーは、請求項1に記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯の中心部には雌雄一対からなる第1の係着具が固着され、該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯にはリング状の長さ調整リングが介挿され、該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯に該長さ調整リングが介挿されたまま該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯の中心部が牽引されて該第1の係着具を相互に係着させることにより該前肢カバー連結帯と該後肢カバー連結帯とは該背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴としている。
なお、リング状には、矩形状、円形状、楕円形状および長円形状等がある。
さらに、本願請求項4に係る犬の四肢カバーは、請求項1に記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯とは帯状の背部連結帯を介して相互に前記背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴としている。
また、本願請求項5に係る犬の四肢カバーは、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の犬の四肢カバーであって、少なくとも前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯は長さ方向に対する伸縮性に富んだ伸縮材で構成されている、ことを特徴としている。
なお、前肢カバー連結帯および後肢カバー連結帯の長さ方向とは、それぞれの両端部に一対の前肢部カバーおよび一対の後肢部カバーが固着されたときの一対の前肢部カバーおよび一対の後肢部カバーの方向をいう。
そして、本願請求項6に係る犬の四肢カバーは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバーの付け根部側には雌雄一対からなる第3の係着具の一方の係着具が固着され、腹部をカバーする略矩形の腹部カバーの四隅に該第3の係着具の他方の係着具が固着され、該一方の係着具に該他方の係着具が相互に係着されて該腹部カバーが該前肢部カバーおよび該後肢部カバーに着脱自在に固着される、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項7に係る犬の四肢カバーは、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバー、あるいは前記前肢部カバー、前記後肢部カバーおよび前記腹部カバーは木綿製である、ことを特徴としている。
また、本願請求項8に係る犬の四肢カバーは、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバー、あるいは前記前肢部カバー、前記後肢部カバーおよび前記腹部カバーは弾力のある布製である、ことを特徴としている。なお、弾力のある布には、たとえば、スポンジ状の布や厚手のジャージ等が好ましい。
そして、本願請求項9に係る犬の四肢カバーは、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の犬の四肢カバーであって、前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバー、あるいは前記前肢部カバー、前記後肢部カバーおよび前記腹部カバーの布は撥水性を有する布または撥水処理されている布で構成されている、ことを特徴としている。
なお、撥水性を有する布には、素材自体に撥水性を有する布や撥水加工を施した布があり、撥水処理されている布には、撥水剤でコーティングした布がある。
本願発明は、上記構成により以下の効果を奏する。
(1)本願発明は、前肢全体を覆う一対の前肢部カバーと、後肢全体を覆う一対の後肢部カバーと、一対の前肢部カバー同士を連結する前肢カバー連結帯と、一対の後肢部カバー同士を連結する後肢カバー連結帯と、から構成されていて、その構成要素は極めて簡単である。このため、極めて安価にかつ容易に生産することができる。
また、前肢カバー連結帯で連結された一対の前肢部カバーと、後肢カバー連結帯で連結された一対の後肢部カバーとは別体になるように構成されているので、犬に対する本願発明の着脱はきわめて容易にできるとともに、犬に着せた場合には、前肢カバー連結帯と後肢カバー連結帯とは相互に背部側で着脱可能に連結されるため、犬が動きまわった場合であっても、後肢カバー連結帯で連結された一対の後肢部カバーが犬の体から外れてしまうことがない。
さらに、四肢全体を覆う一対の前肢部カバーおよび一対の後肢部カバーは背部から吊り下げられた状態となるため、前肢部カバーおよび後肢部カバーがずり上がったりずり落ちたりすることがない。
(2)請求項2に係る発明では、前肢カバー連結帯に固着された第2の係着具同士および/または後肢カバー連結帯に固着された第2の係着具同士を係着し、その後、前肢カバー連結帯および後肢カバー連結帯の中心部に固着された第1の係着具同士を係着することにより犬に着装させることができる。このため、第2の係着具を外せば、前肢カバー連結帯および/または後肢カバー連結帯の長さが長くなって、前肢部カバーおよび/または後肢部カバーの犬の四肢への着脱が極めて容易になる。また、前肢カバー連結帯と後肢カバー連結帯とを着脱可能に連結する部材を前肢カバー連結帯および/または後肢カバー連結帯が兼ねるため、構成部材数が極めて少なくなる。
また、雌雄一対からなる第2の係着具を複数対とした場合には、前肢カバー連結帯や後肢カバー連結帯の長さ調整が可能になるため、大型犬や小型犬等、犬の大小にかかわらず同一の四肢カバーを使用することができる。
なお、上記の効果は、請求項3に係る発明でも同様である。
(3)前肢カバー連結帯、後肢カバー連結帯および背部連結帯の内、少なくとも前肢カバー連結帯および後肢カバー連結帯等を伸縮材で構成した場合には、その犬の大きさに関係なく、確実に前肢部カバーおよび後肢部カバーを犬の四肢にフィットさせることができる。また、前述したように、前肢カバー連結帯で連結された一対の前肢部カバーと、後肢カバー連結帯で連結された一対の後肢部カバーとは別体になるように構成されているので、それぞれ単独で使用することができるばかりでなく、これらの連結帯を伸縮材で構成した場合に、たとえば、片方の前肢にのみ使用するときには、前肢カバー連結帯で連結された一対の前肢部カバーの内該当する一方の前肢部カバーに前肢を挿入し、前肢カバー連結帯を引張ながら犬の体に巻回して、他方の前肢部カバーを巻回した前肢カバー連結帯に挟み込むようにして使用することができる。
(4)犬には皮膚病や怪我したときの傷口の患部を舐める習性があり、そこに塗った薬も舐めてしまうため、四肢全体を覆う前肢部カバーや後肢部カバー、および腹部を覆う腹部カバーにより、治療の補助として役立てることができる。ことに前肢部カバー、後肢部カバーおよび/または腹部カバーを木綿製とすることにより、患部を清潔に保つことができる。
(5)また、四肢全体を覆う前肢部カバーや後肢部カバー、および腹部を覆う腹部カバーを弾力のある布製とすることにより、床擦れの予防や床擦れの悪化を防止する介護の補助着とすることができる。
(6)さらに、前肢部カバー、後肢部カバーおよび腹部カバーを、撥水性を有する布または撥水処理されている布で構成することにより、泥濘等で跳ねた泥が犬の体に付着することを防止することができるばかりでなく、跳ねた泥が前肢部カバー、後肢部カバーおよび腹部カバーに付着しても、揉んだり擦ったりすることにより、容易に泥や埃を落とすことができる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態に係る実施例について、図1ないし図3に基づいて説明する。なお、図1は、実施例に係る犬の四肢カバーの使用状態を示す側面図であり、図2は、実施例に係る犬の四肢カバーの構成各部展開図であり、図3は、実施例に係る犬の四肢カバーの内前肢部カバーおよび後肢部カバーの組み立て説明図である。また、以下の説明で、「上」、「下」、「左」、「右」、「表面」、「裏面」とは、図2あるいは図3における各方向をいうこととする。
図1ないし図3において、符号1は実施例に係る犬の四肢カバー、符号10は前肢部カバー、符号11は前肢部カバー本体、符号13は前肢部カバー爪先部、符号20は前肢部カバー連結帯、符号21は第1の係着具、符号30は後肢部カバー、符号31は後肢部カバー本体、符号33は後肢部カバー爪先部、符号40は後肢部カバー連結帯、符号41は第2の係着具、符号50は腹部カバー、符号51は第3の係着具、である。
また、符号イ、ロ、ハ、ニは各布片の縫着部分を示すとともに、縫着箇所については点線で示している。
犬の四肢カバー1は、前肢部カバー10、一対の前肢部カバー10、10を連結する前肢部カバー連結帯20、後肢部カバー30、一対の後肢部カバー30、30を連結する後肢部カバー連結帯40、および一対の前肢部カバー10、10と一対の後肢部カバー30、30に架け渡される腹部カバー50から構成されている。
前肢部カバー10は、下方の直径がやや小さくなった円錐台状を呈する中空の前肢部カバー本体11と、前肢部カバー本体11の下端に縫着される袋状の前肢部カバー爪先部13から構成されている。
前肢部カバー本体11は台形状の布片の左辺と右辺(符号イの部分)を縫い合わせて形成され、前肢部カバー爪先部13は下部が矩形で上部が略二等辺三角形の略五角形の布片の左辺と右辺(符号ロの部分)を縫い合わせ、さらに下辺を折畳んで符号ハの部分を縫い合わせた後、裏返すことにより形成される。そして、前肢部カバー本体11の下縁部分と前肢部カバー爪先部13の上縁部分(符号ニの部分)を相互に縫い合わせて前肢部カバー10が形成される。
前肢部カバー連結帯20はネット状に編込まれた左右に長い長方形の伸縮材を素材としていて、長方形の伸縮材の中央部分を二つ折りにして、その中心部の裏面に雌雄一対からなる第1の係着具21の一方を固着し、第1の係着具21を固着した位置から左右に所定の距離を隔てたそれぞれの裏面には雌雄一対からなる第2の係着具41がそれぞれ固着されている。なお、実施例においては、第1の係着具21および第2の係着具41はともにホックを使用していて、第1の係着具21の一方は雄型ホックである。また、実施例では第2の係着具41の一方と他方をそれぞれ1個ずつ固着しているが、これを複数個ずつ固着しても良い。
そして、前肢部カバー連結帯20の両端部のそれぞれには、前肢部カバー10を犬に着装したときに外側に位置する前肢部カバー本体11の上縁部が固着されている。
後肢部カバー30は、前肢部カバー10と同様の構成であり、前記の前肢部カバー10の説明において、前肢部カバー本体11を後肢部カバー本体31と読み替え、前肢部カバー爪先部13を後肢部カバー爪先部33と読み替えることにより、後肢部カバー30に対する説明となる。また、後肢部カバー連結帯40についても前肢部カバー連結帯20と同様の構成であるが、後肢部カバー連結帯40では、中央部分を二つ折りにした長方形の伸縮材の中心部の表面には雌雄一対からなる第1の係着具21の他方を固着することになる。そして、実施例においては、第1の係着具21の他方は雌型ホックである。
腹部カバー50は、略矩形の布片で構成されていて、その上辺は直線状を呈しているが、下辺部分、すなわち、犬の性器に当たる部分は略半円形に切り欠きされている。そして、腹部カバー50の四隅のそれぞれには第3の係着具51の一方が固着され、前肢部カバー10および後肢部カバー30のそれぞれの上縁部、すなわち前肢部カバー10および後肢部カバー30の付け根に当たる部分には第3の係着具51の他方が固着されていて、第3の係着具51の一方と他方が相互に係着されて、腹部カバー50が前肢部カバー10および後肢部カバー30に着脱自在に固着される。
実施例においては、第3の係着具51は面ファスナーを使用していて、第3の係着具51の一方は雄型面ファスナーであり、第3の係着具51の他方は雌型面ファスナーである。すなわち、前肢部カバー10および後肢部カバー30の付け根に当たる部分の第3の係着具51を雌型面ファスナーとすることにより、犬の毛が第3の係着具51に絡みつくことがない。
ここで、犬の四肢カバー1の使用方法およびその効果について説明する。
犬の四肢カバー1を犬に着装する1つの手順例は、以下のとおりである。
(1)一体となった一対の前肢部カバー10、10と前肢部カバー連結帯20を犬の背部から回し、前肢部カバー10、10のそれぞれに犬の前肢を挿入する。
(2)第2の係着具41を係着させる。これにより、一対の前肢部カバー10は犬の前肢に確りと着装させることができる。
(3)一体となった一対の後肢部カバー30、30と後肢部カバー連結帯40に対して、上記(1)および(2)と同様の手順で、後肢部カバー30、30を犬の後肢に着装する。
(4)第2の係着具41を係着させることにより、犬の背部から突出する前肢部カバー連結帯20および後肢部カバー連結帯40の中央部分を相互に重ね合わせて第1の係着具21同士を係着させる。
(5)腹部カバー50の四隅のそれぞれの第3の係着具51の一方と、前肢部カバー10および後肢部カバー30のそれぞれの上縁部の第3の係着具51の他方を相互に係着させる。これにより、腹部カバー50は犬の腹部を覆うことができる。
以上の手順により、犬の四肢カバー1を犬に着装することができるが、上記手順を逆に行うことにより、犬の四肢カバー1を犬から脱がせることができる。
このように、犬の四肢カバー1は犬の四肢全体および腹部を覆うことができるので、たとえば、前肢部カバー10、後肢部カバー30および腹部カバー50を洗濯の行き届いた清潔な木綿製とすることにより、四肢や腹部の傷口を清潔に保つことができ、弾力のある布製とすることにより、床擦れの予防や床擦れの悪化を防止することができ、撥水性を有する布とすることにより、泥濘等で跳ねた泥が犬の体に付着することを防止することができる。
なお、実施例では、前肢カバー連結帯20および後肢カバー連結帯40に第2の係着具41を固着することとしているが、第2の係着具41に代えて、前肢カバー連結帯20および後肢カバー連結帯40にリング状の長さ調整リングを介挿しても良く、この場合に、長さ調整リングを二分割するように長さ調整リングの中心軸に沿って棒状の部材を架け渡し、二分割された部分に前肢カバー連結帯20や後肢カバー連結帯40を縫うようにして挿入する。
また、前肢カバー連結帯20および後肢カバー連結帯40とは別体の背部連結帯により、前肢カバー連結帯20および後肢カバー連結帯40を着脱可能に連結するようにしても良い。
図1は、実施例に係る犬の四肢カバーの使用状態を示す側面図である。 図2は、実施例に係る犬の四肢カバーの構成各部展開図である。 図3は、実施例に係る犬の四肢カバーの内前肢部カバーおよび後肢部カバーの組み立て説明図である。
符号の説明
1 実施例に係る犬の四肢カバー
10 前肢部カバー
20 前肢部カバー連結帯
21 第1の係着具
30 後肢部カバー
40 後肢部カバー連結帯
41 第2の係着具
50 腹部カバー
51 第3の係着具

Claims (9)

  1. 爪先から付け根までの前肢全体を覆う一対の前肢部カバーと、
    爪先から付け根までの後肢全体を覆う一対の後肢部カバーと、
    背部側を迂回して一対の該前肢部カバー同士を連結する帯状の前肢カバー連結帯と、
    背部側を迂回して一対の該後肢部カバー同士を連結する帯状の後肢カバー連結帯と、からなり、
    該前肢カバー連結帯と該後肢カバー連結帯とは相互に該背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴とする犬の四肢カバー。
  2. 前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯の中心部には雌雄一対からなる第1の係着具が固着され、
    該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯の中心部から左右に所定の距離を隔てたそれぞれの位置には少なくとも一対の雌雄一対からなる第2の係着具が固着され、
    該前肢カバー連結帯に固着された第2の係着具同士および/または該後肢カバー連結帯に固着された第2の係着具同士を相互に係着させるとともに、該第1の係着具を相互に係着させることにより該前肢カバー連結帯と該後肢カバー連結帯とは該背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴とする請求項1に記載の犬の四肢カバー。
  3. 前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯の中心部には雌雄一対からなる第1の係着具が固着され、
    該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯にはリング状の長さ調整リングが介挿され、
    該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯に該長さ調整リングが介挿されたまま該前肢カバー連結帯および/または該後肢カバー連結帯の中心部が牽引されて該第1の係着具を相互に係着させることにより該前肢カバー連結帯と該後肢カバー連結帯とは該背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴とする請求項1に記載の犬の四肢カバー。
  4. 前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯とは帯状の背部連結帯を介して相互に前記背部側で着脱可能に連結される、ことを特徴とする請求項1に記載の犬の四肢カバー。
  5. 少なくとも前記前肢カバー連結帯および前記後肢カバー連結帯は長さ方向に対する伸縮性に富んだ伸縮材で構成されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の犬の四肢カバー。
  6. 前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバーの付け根部側には雌雄一対からなる第3の係着具の一方の係着具が固着され、
    腹部をカバーする略矩形の腹部カバーの四隅に該第3の係着具の他方の係着具が固着され、
    該一方の係着具に該他方の係着具が相互に係着されて該腹部カバーが該前肢部カバーおよび該後肢部カバーに着脱自在に固着される、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の犬の四肢カバー。
  7. 前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバー、あるいは前記前肢部カバー、前記後肢部カバーおよび前記腹部カバーは木綿製である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の犬の四肢カバー。
  8. 前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバー、あるいは前記前肢部カバー、前記後肢部カバーおよび前記腹部カバーは弾力のある布製である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の犬の四肢カバー。
  9. 前記前肢部カバーおよび前記後肢部カバー、あるいは前記前肢部カバー、前記後肢部カバーおよび前記腹部カバーの布は撥水性を有する布または撥水処理されている布で構成されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の犬の四肢カバー。
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