JP6370590B2 - 油中水乳化組成物 - Google Patents
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好ましくは、前記油相全量に占める極性油の割合が、25質量%以上である。
また、好ましくは、乳化組成物中における極性油の含有質量が、非極性油の含有質量の0.7倍以上である。
乳化組成物の油相の主成分を極性油とすることにより、油中水乳化組成物の黄変を抑制することができる。
当該構成とすることにより、油中水乳化組成物の黄変を効果的に抑制することができる。
このようなIOB値の極性油を用いることにより、油中水乳化組成物の黄変を一層効果的に抑制することができる。
前記油相成分の主成分として極性油を使用する際に、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを用いることにより、安定な乳化状態を得ることができる。その結果、油中水乳化組成物の黄変を抑制しながら、安定な乳化状態を維持することができる。
前記油相成分の主成分として極性油を使用する際に、有機変性粘土鉱物を用いることにより、安定な乳化状態を得ることができる。その結果、油中水乳化組成物の黄変を抑制しながら、安定な乳化状態を維持することができる。
ポリグリセリンの脂肪酸エステルと有機変性粘土鉱物を組み合わせて用いることにより、一層安定な乳化状態を得ることができる。また、その際に、両者の質量比を上記範囲とすることにより、より一層安定な乳化状態とすることができる。その結果、油中水乳化組成物の黄変を抑制しながら、より安定な乳化状態を維持することができる。
このような形態とすることにより、油中水乳化組成物の黄変を一層効果的に抑制することが可能となる。
4−アルキルレゾルシノールに加え、アスコルビン酸若しくはその誘導体、トラネキサム酸若しくはその誘導体、及びアルブチン若しくはその誘導体から選ばれる化合物を含む油中水乳化組成物は、経時的な黄変の問題が大きい。そのため、本発明は、このような形態において特に有用である。
また、本発明の4−アルキルレゾルシノールを含む油中水乳化組成物の製造方法によれば、黄変が抑制された油中水乳化組成物を簡便に製造することができる。
また、本発明の4−アルキルレゾルシノールを含む油中水乳化組成物の黄変を抑制する方法によれば、4−アルキルレゾルシノールを含む油中水乳化組成物の黄変を有効に抑制することができる。
本発明の油中水乳化組成物は、4−アルキルレゾルシノールを含み、その油相は極性油を主成分とする。
以下、本発明の油中水乳化組成物に含まれる各成分について説明する。
本発明の油中水乳化組成物は4−アルキルレゾルシノールを含む。
4−アルキルレゾルシノールにおけるアルキル基は、直鎖であっても、分岐構造を有していても、環状構造を有していても良く、その好ましい炭素鎖の長さは、2〜20であり、さらに好ましくは3〜18であり、より好ましくは3〜6である。具体的には、プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、アミル基、イソアミル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、1−メチルプロピル基、1−メチルブチル基、1−エチルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、1−イソプロピル−2−メチルプロピル基、1,3−ジメチルブチル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル基、1−ブチルペンチル基、1−イソブチル−3−メチルブチル基、或いはイソステアリル基が好ましく例示できる。4−アルキルレゾルシノールは、レゾルシンと上記アルキル基に対応するカルボン酸を塩化亜鉛の存在下縮合し、亜鉛アマルガム/塩酸で還元する方法や、レゾルシンと上記アルキル基に対応するアルコールを200〜400℃の高温下で縮合させる方法等の公知の方法により製造できる(例えば、Lille. J. Bitter, LA. Peiner. V, Tr. Nauch−Iasled. Inst. slantsev (1969), No.18, 127、特開2006−124358号公報、特開2006−124357号公報)。4−アルキルレゾルシノールとして好ましいものは、4−n−ブチルレゾルシノールである。又、本発明において、4−アルキルレゾルシノールは、塩であっても良い。塩としては、特段の限定無く使用できる。例えば、皮膚外用剤に好ましく用いられる塩として、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。本発明の油中水乳化組成物は、4−アルキルレゾルシノールの一種を単独で含有するものであってもよいし、二種以上を組み合わせて含有するものであってもよい。本発明の油中水乳化組成物における4−アルキルレゾルシノールの含有量は、組成物の用途により適宜設定することができるが、好ましくは総量で0.01〜1質量%である。
本発明の油中水乳化組成物の油相は、極性油を主成分として含む。
極性油の含有量は、好ましくは油相の25質量%以上、より好ましくは40質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上、さらに好ましくは60質量%以上である。
油相に占める極性油の割合を大きくするほど、油中水乳化組成物の黄変を抑制する効果が増大する。本明細書において、「黄変を抑制する」とは、着色までの期間を延長すること、着色の度合いを低減すること、又はその両者を含む。
このようなIOB値の範囲の極性油を用いることにより、油中水乳化組成物の黄変を抑制する効果をより顕著に得ることができる。
極性油としては、具体的には、ツバキ油(IOB=0.16)、トウモロコシ油(IOB=0.16)、ミンク油(IOB=0.16)、オリーブ油(IOB=0.16)、アボカド油(IOB=0.17)、サザンカ油(IOB=0.16)、ヒマシ油(IOB=0.43)、ホホバ油(IOB=0.07)、ヒマワリ油(IOB=0.16)、ナタネ油(IOB=0.16)、ゴマ油(IOB=0.16)、大豆油(IOB=0.16)等の植物油;2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.13)、ミリスチン酸イソプロピル(IOB=0.18)、オクタン酸セチル(IOB=0.13)、パルミチン酸オクチル(IOB=0.13)、ステアリン酸イソセチル(IOB=0.09)、イソステアリン酸イソプロピル(IOB=0.15)、イソパルミチン酸オクチル(IOB=0.13)、セバシン酸イソプロピル(IOB=0.4)等のモノエステル油;セバシン酸ジエチル(IOB=0.43)、セバシン酸ジイソプロピル(IOB=0.4)、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル(IOB=0.24)、フタル酸ジイソプロピル(IOB=0.52)等のジエステル油;トリ2−エチルへキサン酸グリセリル(IOB=0.35)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン(IOB=0.33)等のトリエステル油;メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(IOB=0.28)等の紫外線吸収剤を好ましく例示することができる。
本発明の油中水乳化組成物における極性油の含有量は、好ましくは総量で5〜30質量%、より好ましくは、10〜20質量%である。また、4−アルキルレゾルシノールと極性油の質量比は、好ましくは1:16〜1:100、さらに好ましくは1:30〜1:70である。
また、本発明の油中水乳化組成物においては、前記4−アルキルレゾルシノールは、極性油に溶解されていることが好ましい。
本発明の好ましい形態では、油中水乳化組成物は、界面活性剤を含む。これにより、安定した乳化状態を得ることができる。
界面活性剤としては、好ましくは非イオン性界面活性剤を好ましく用いる。
非イオン性界面活性剤としては、特にポリグリセリンの脂肪酸エステルが好ましく用いられる。上記極性油を使用するにあたり、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを用いることにより、安定な乳化状態とすることができる。
ポリグリセリンの脂肪酸エステルにおけるポリグリセリンの重合度は、好ましくは2〜10、さらに好ましくは2〜8、特に好ましくは4〜6である。また、ポリグリセリンの脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数は、好ましくは12〜22、さらに好ましくは14〜20、特に好ましくは16〜18である。
具体的には、トリオレイン酸ポリグリセリル−5、ポリリシノイン酸ポリグリセリル−5、ラウリン酸ポリグリセリル−2等を好ましく用いることができる。
ソルビタン脂肪酸エステル系の界面活性剤としては、HLB値が1〜9のものが好ましく例示できる。
ショ糖脂肪酸エステル系の界面活性剤としては、構成する脂肪酸残基の長鎖のものとしては、炭素数が12〜22のものが良く、炭素鎖は飽和であっても不飽和であっても、又直鎖であっても分岐していてもかまわない。
本発明の油中水乳化組成物における界面活性剤の含有量は、好ましくは総量で0.5〜10質量%、より好ましくは、2〜6質量%である。また、前記極性油と界面活性剤の質量比は、好ましくは1:0.01〜1:2、より好ましくは1:0.05〜1:1、さらに好ましくは1:0.1〜1:0.5である。
また、本発明の油中水乳化組成物におけるポリグリセリンの脂肪酸エステルの含有量は、好ましくは総量で1〜7質量%、より好ましくは、3〜5質量%である。また、前記極性油とポリグリセリンの脂肪酸エステルの質量比は、好ましくは1:0.03〜1:1.4、さらに好ましくは1:0.15〜1:0.5である。
本発明の好ましい形態では、油中水乳化組成物は、有機変性粘土鉱物を含む。これにより、安定した乳化状態を得ることができる。
本発明における有機変性粘土鉱物を構成する粘土鉱物は、化粧料などの皮膚外用剤に用いられるものであれば特に制限なく用いることができる。例えば、スメクタイト系のヘクトライト;ベントナイトやモンモリロナイト;カオリナイト;イライト;マリーン粘土鉱物(海泥);デザートローズ粘土鉱物;パスカライトなどが好ましく挙げられる。
本発明における有機変性粘土鉱物を構成する粘土鉱物としては市販のものを使用しても良い。市販の粘土鉱物としては、「ベンゲルFW」(ベントナイト 株式会社ホージュン製)、「ラポナイトXLG」、「ラポナイトXLS」(合成ヘクトライト ROCKWOOD社製)等が例示できる。
粘土鉱物を変性させる4級アミノ基を有する化合物としては、特に限定されるわけではないが、クオタニウムと称される化合物が例示される。クオタニウムとは、低分子の置換第4級アンモニウム塩であって、国際基準化粧品原材料(INCI)に登録された化粧料原料が好ましい。さらに、粘土鉱物を変性させる4級アミノ基を有する化合物は、クオタニウム化合物のなかでも、従来の皮膚外用剤に含有されるクオタニウム化合物であることが好ましい。従来の皮膚外用剤で使用されているクオタニウム化合物としては、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド等が好ましく例示される。
本発明の油中水乳化組成物に含有される4級アミノ基を有する化合物で変性された粘土鉱物の製造方法の一例を以下に説明する。
未変性の粘土鉱物を分散媒に分散させる。該分散剤は水系の溶媒であることが好ましく、水であってもよい。分散未有機変性粘土鉱物を含む分散液に、さらに4級アミノ基を有する化合物を加え、よく撹拌する。4級アミノ基を有する化合物は、水に溶解されて加えられてもよい。加えられる4級アミノ基を有する化合物の量は、分散未有機変性粘土鉱物の量に対して0.1〜20質量%であることが好ましく、0.5〜15質量%であることがより好ましい。この様な構成を取ることにより、乳化系において、好ましい使用感を呈するためである。撹拌後、分散質を濾取し、脱水、乾固することにより本発明における有機変性粘土鉱物を得ることができる。あるいは、分散質を濾取することなく、減圧濃縮することにより分散剤を除去して乾固させることにより、本発明における有機変性粘土鉱物を得ることもできる。得られた有機変性粘土鉱物は、好ましくは所望のサイズ(粒径が1〜1000μmであることが好ましい)に粉砕され、本発明の皮膚外用剤に含有される。
本発明における有機変性粘土鉱物は、前述したように調製して使用されることもできるが、市販されているものを使用することもできる。市販されている有機変性粘土鉱物としては、例えば、「ベントン38V」(ジメチルジステアリルアンモニウム変性ヘクトライト エレメンティス社製)等が挙げられる。
本発明の油中水乳化組成物における有機変性粘土鉱物の含有量は、好ましくは総量で0.1〜8質量%、より好ましくは、0.5〜5質量%、さらに好ましくは1〜3質量%である。
本発明においては、上述した界面活性剤と有機変性粘土鉱物を組み合わせて用いることが、良好な乳化状態を得る観点から好ましい。この場合、前記界面活性剤と有機変性粘土鉱物の質量比は、好ましくは1:0.01〜1:8、さらに好ましくは1:0.06〜1:2.5である。
また、中でも前記有機変性粘土鉱物とポリグリセリンの脂肪酸エステルを組み合わせて用いることが好ましく、この場合、有機変性粘土鉱物とポリグリセリンの脂肪酸エステルの質量比は、好ましくは1:0.13〜1:70、さらに好ましくは1:0.6〜1:10である。
本発明の油中水乳化組成物は、アスコルビン酸若しくはその誘導体、トラネキサム酸若しくはその誘導体、及びアルブチン若しくはその誘導体から選ばれる化合物を含むことができる。4−アルキルレゾルシノールに加え、アスコルビン酸若しくはその誘導体、トラネキサム酸若しくはその誘導体、及びアルブチン若しくはその誘導体から選ばれる化合物を含む油中水乳化組成物は、経時的な黄変が著しい。特に、4−アルキルレゾルシノールと、アスコルビン酸若しくはその誘導体、トラネキサム酸若しくはその誘導体、及びアルブチン若しくはその誘導体とを含む油中水乳化組成物は、経時的な黄変が著しい。そのため、本発明は、このような形態とした場合に有用である。
特に好ましいアスコルビン酸の誘導体の塩を例示すると、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム、アスコルビン酸−2−グルコシドナトリウムなどが挙げられる。
本発明の油中水乳化組成物は、アスコルビン酸若しくはその誘導体の一種を単独で含有するものであってもよいし、二種以上を組み合わせて含有するものであってもよい。本発明の油中水乳化組成物におけるアスコルビン酸若しくはその誘導体の含有量は、組成物の用途により適宜設定することができるが、好ましくは総量で0.1〜5質量%である。
本発明の油中水乳化組成物は、トラネキサム酸若しくはその誘導体の一種を単独で含有するものであってもよいし、二種以上を組み合わせて含有するものであってもよい。本発明の油中水乳化組成物におけるトラネキサム酸若しくはその誘導体の含有量は、組成物の用途により適宜設定することができるが、好ましくは総量で0.1〜5質量%である。
本発明の油中水乳化組成物は、アルブチン若しくはその誘導体の一種を単独で含有するものであってもよいし、二種以上を組み合わせて含有するものであってもよい。本発明の油中水乳化組成物におけるアルブチン若しくはその誘導体の含有量は、組成物の用途により適宜設定することができるが、好ましくは総量で0.1〜5質量%である。
上述した4−アルキルレゾルシノール、アスコルビン酸若しくはその誘導体、トラネキサム酸若しくはその誘導体、アルブチン若しくはその誘導体は、いずれも美白剤の有効成分として有用である。従って、本発明の油中水乳化組成物は、美白用の皮膚外用剤とすることができる。
本発明は、4−アルキルレゾルシノールを極性油に溶解し油相を調製し、得られた油相を水相と混合し乳化することを特徴とする、油中水乳化組成物の製造方法にも関する。
表1に記載の処方にしたがってA及びCの中間溶液を作製した。
ここで、実施例1〜7の中間溶液A(油相)の調製にあたっては、まず、4−n−ブチルレゾルシノールを極性油(フタル酸ジイソプロピル、エチルヘキサン酸セチル、トリエチルヘキサノイン、セバシン酸イソプロピル、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル)に十分溶解させ、その後、他の成分と混合することで調製した。
上記製造例で作製した実施例1〜7及び比較例1の油中水乳化組成物を一定期間静置した際の黄変の程度を測定した。
黄変の程度の測定は、製造した油中水乳化組成物を60℃で2週間静置した際の色差ΔE*abを測定することによって評価した。色差ΔE*abの測定は、上記条件での静置前後の油中水乳化組成物をコニカミノルタ色彩色差計CR400で測定することによって行った。
それぞれの油中水乳化組成物の色差の測定結果を表2に示す。
この結果より本発明の油中水乳化組成物は黄変抑制効果に優れることがわかった。
この結果よりIOB値が0.1〜0.4に含まれる極性油を使用して作製した油中水乳化組成物は、より黄変抑制効果に優れることがわかった。
この結果より組成物中の極性油の割合が多いほど、油中水乳化組成物の黄変抑制効果は大きくなることがわかった。
次に上記製造例で作製した実施例1〜7及び比較例1の油中水乳化組成物の安定性を評価した。
安定性の評価は、チューブ中で40℃の条件下で1及び3ヶ月静置した際の油中水乳化組成物の状態を以下の基準にしたがって三段階で評価することで行った。
○:水相と油相の分離が観察されない。
△:チューブ先端に透明液が観察される。
×:水相と油相の分離が観察される。
結果を表3に示す。
この結果より、界面活性剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを含む場合に、油中水乳化組成物の安定性が向上し、保存時の品質安定性が向上することがわかった。
この結果より、有機変性粘土鉱物を含むことで、油中水乳化組成物の安定性が向上し、保存時の品質安定性が向上することがわかった。
Claims (11)
- 4−アルキルレゾルシノールを含む油中水乳化組成物であって、
該乳化組成物の油相は極性油を含み、
油相全量に占める極性油の割合が60質量%以上であり、
前記極性油のIOB値が0.1〜0.4であることを特徴とする、油中水乳化組成物。 - 極性油が、モノエステル油、ジエステル油、トリエステル油から選ばれる1又は2以上の極性油であることを特徴とする、請求項1に記載の油中水乳化組成物。
- 極性油が、2−エチルヘキサン酸セチル、セバシン酸イソプロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルから選ばれる1又は2以上の極性油であることを特徴とする、請求項2に記載の油中水乳化組成物。
- さらにポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む、請求項1〜3の何れかに記載の油中水乳化組成物。
- さらに有機変性粘土鉱物を含む、請求項1〜4の何れかに記載の油中水乳化組成物。
- 有機変性粘土鉱物とポリグリセリンの脂肪酸エステルの含有質量比が1:0.6〜1:10である、請求項5に記載の油中水乳化組成物。
- 4−アルキルレゾルシノールを油相に含む、請求項1〜6の何れかに記載の油中水乳化組成物。
- さらに、アスコルビン酸若しくはその誘導体、トラネキサム酸若しくはその誘導体、及びアルブチン若しくはその誘導体から選ばれる化合物を含む、請求項1〜7の何れかに記載の油中水乳化組成物。
- 皮膚外用剤である、請求項1〜8の何れかに記載の油中水乳化組成物。
- 4−アルキルレゾルシノールを極性油に溶解し油相を調製し、得られた油相を水相と混合し乳化することを特徴とする、油中水乳化組成物の製造方法であって、
油相全量に占める極性油の割合が60質量%以上であり、
前記極性油のIOB値が0.1〜0.4であることを特徴とする、油中水乳化組成物の製造方法。 - 4−アルキルレゾルシノールを含む油中水乳化組成物の黄変を抑制する方法であって、該乳化組成物の油相として、極性油を用い、
油相全量に占める極性油の割合が60質量%以上であり、
前記極性油のIOB値が0.1〜0.4であることを特徴とする、方法。
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