JP6370514B2 - 車輪支持装置および車両 - Google Patents

車輪支持装置および車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6370514B2
JP6370514B2 JP2018507866A JP2018507866A JP6370514B2 JP 6370514 B2 JP6370514 B2 JP 6370514B2 JP 2018507866 A JP2018507866 A JP 2018507866A JP 2018507866 A JP2018507866 A JP 2018507866A JP 6370514 B2 JP6370514 B2 JP 6370514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
link
wheel
support frame
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2018507866A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017168546A1 (ja
Inventor
迪矩 橋本
迪矩 橋本
英男 寺澤
英男 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017168546A1 publication Critical patent/JPWO2017168546A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6370514B2 publication Critical patent/JP6370514B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F3/00Types of bogies
    • B61F3/16Types of bogies with a separate axle for each wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F5/00Constructional details of bogies; Connections between bogies and vehicle underframes; Arrangements or devices for adjusting or allowing self-adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves
    • B61F5/02Arrangements permitting limited transverse relative movements between vehicle underframe or bolster and bogie; Connections between underframes and bogies
    • B61F5/04Bolster supports or mountings
    • B61F5/06Bolster supports or mountings incorporating metal springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F5/00Constructional details of bogies; Connections between bogies and vehicle underframes; Arrangements or devices for adjusting or allowing self-adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves
    • B61F5/38Arrangements or devices for adjusting or allowing self- adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves, e.g. sliding axles, swinging axles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F5/00Constructional details of bogies; Connections between bogies and vehicle underframes; Arrangements or devices for adjusting or allowing self-adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves
    • B61F5/50Other details
    • B61F5/52Bogie frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

この発明は、鉄道車両に用いられる車輪を支持する装置およびその車輪支持装置を備える車両に関する。
多くの鉄道車両においては、それぞれの車軸の両側に2本のレールの軌間に応じた間隔をあけて車輪が嵌合された車輪付き車軸2本を、車両の進行方向の前後に配置して台車枠で支持された台車が構成される。この台車には車輪が4個取り付けられている。この車輪付き車軸2本を備えた台車を前後に2台配置し、その上に跨るように車体が載せられて鉄道車両が構成されている。この場合の車輪支持は、車軸への嵌合によって行なわれる。
近年、低床式の軽量車両が都市内交通として使用され、車体床面の低床化のために、左右の車輪が取り付けられた車軸を用いずに、左右の車輪を独立に支持する方式が採用されている。この方式においては、左右の車輪が接続されていないため、左右独立に回転するように構成されている。車輪の駆動は左右別々のモータによって行なわれ、左右の車輪は独立に制御される。
従来の独立車輪動力台車は、台車枠の右側および左側には個別・独立して回転する車輪が配置されている。左右の車輪は、台車枠の左側および右側に備えたモータにより個別に駆動される。車輪が回転駆動することにより、レール上を走行することができる。
例えば特許文献1の独立車輪駆動コンポーネントでは、車輪は個別に回転できるようになっている。モータの回転力は、遊星減速機にて減速され伝達部材を介して、車輪に伝達される。車輪には複数の貫入孔が形成されており、伝達部材のピン部材が貫入孔に貫入しており、貫入孔とピン部材との間に、リング状の防振部材が介在されている。モータからの回転力は、防振部材を圧縮して車輪に確実に伝達される。一方、車輪に発生した半径方向の振動は、防振部材により低減される。
特開2000−309268号公報
特許文献1の独立車輪動力台車の車輪支持は、台車枠から車体の幅方向外側に突出した軸により支持される構成となっており、台車の4個の車輪は一体型の台車枠で支持されている。そのために台車全体の質量が大きく、車両のバネ下質量の軽減が困難であるとともに、左右車輪間の車体床面の低床化にも限界があるという問題点があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、バネ下質量を軽減し、車輪間の車体床面を低くすることを目的とする。
この発明に係る車輪支持装置は、平行に敷設された2本のレールからなる軌道の上を走行する車両の車輪支持装置である。車輪支持装置は、第1の支持枠、第2の支持枠、第1から第4のL型リンクおよび第1から第4の支持リンクを備える。
第1の支持枠は、第1の車輪を一方のレール上に転動可能に支持し、縣架装置を介して車両の車体を支持する。第2の支持枠は、車両の進行方向に直交する左右方向に第1の車輪に対向する第2の車輪を他方のレール上に転動可能に支持し、第1の支持枠から分離して配置され、縣架装置を介して車体を支持する。
第1から第4のL型リンクは、中央の曲がり部が車体に回動可能に支持され、上部の一端で第1から第4の支持リンクと回動可能に結合される。
第1のL型リンクと第3のL型リンクの下側の端部は、第1の支持枠の下部に回動可能に支持され、第2のL型リンクと第4のL型リンクの下側の端部は、第2の支持枠の下部に回動可能に支持される。
第1の支持リンクと第3の支持リンクは、一端が第1のL型リンクと第3のL型リンクの上部の一端に回動可能に結合され、他端は第2の支持枠の上部に回動可能に支持される。第2の支持リンクと第4の支持リンクは、一端が第2のL型リンクと第4のL型リンクの上部の一端に回動可能に結合され、他端は第1の支持枠の上部に回動可能に支持される
この発明の車輪支持装置は、支持枠を各種リンクにより車体から直接支持することで、質量の大きい台車枠を無くすことにより、バネ下質量を軽減することができるという効果がある。また、リンク支持部は車体に接続されているため、車体下部とリンクとの相対的移動を許容するための隙間を狭く設定して、車体床面をさらに低床化できるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る車輪支持装置の全体構成を車体前方から見た図である。 実施の形態1に係る車輪支持装置を上側から見た図である。 実施の形態1に係る車輪支持装置を車両側面から見た図である。 回動可能に結合された支点の構造を示す図である。 実施の形態1に係る車輪支持装置の車輪支持構造を示す断面図である。 実施の形態1に係る車輪支持装置の支持枠を車輪側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る車輪支持装置の支持枠を駆動モータ側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る車輪支持装置のリンク機構を示す模式図である。 実施の形態1に係るリンク機構における各リンクの長さおよびL型リンクの曲がり角度の定義を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車輪支持装置のリンク結合部を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る車輪支持装置のリンク結合部を示す図である。 この発明の実施の形態に係る車輪支持装置を採用した車両の側面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図中、同一または相当する部分には同一の符号を付ける。なお、図の煩雑を避けて理解を容易にするために、ボルト、ナットおよびボルトを通す穴などを図から省略している場合がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車輪支持装置の全体構成を車体前方から見た図である。図2は、実施の形態1に係る車輪支持装置を上側から見た図である。図3は、実施の形態1に係る車輪支持装置を車両側面から見た図である。図2および図3では、レールと車両80の車体1が省略されている。
この発明の実施の形態1に係る車輪支持装置70は、平行に敷設された2本のレールからなる軌道の上を走行する車両に用いられる。ここでは、軌道に関して以下のように定義する。2本のレールの上面に接する平面を軌道面という。軌道面に直交する方向を上下方向という。軌道の上を走行する車両の進行方向に平行な方向を前後方向という。軌道面に平行で、車両の進行方向に直交する方向を左右方向という。
実施の形態1に係る車輪支持装置70は、左右方向に対向する第1の車輪である車輪5aおよび第2の車輪である車輪5bをそれぞれレール上に転動可能に支持し、懸架装置8を介して車両80の車体1を支持する第1の支持枠である支持枠4aおよび第2の支持枠である支持枠4bを備える。支持枠4a、4bはそれぞれ1つの車輪5a、5bを支持し、左右の支持枠4a、4bは互いに分離している。2つの支持枠4a、4bの、車体1と支持枠間の車両横方向の変位に関しては、L字形状のリンクと直線形状のリンクとの組合せを4セット用いて支持する。車輪支持装置70は、車体1と支持枠4a、4b間の車両前後方向の力を、4本の牽引リンクを用いて伝達する。
支持枠4a、4bにはそれぞれ、遊星歯車装置2と駆動モータ3が車輪5a、5bと同軸で固定されている。駆動モータ3の回転軸は、遊星歯車装置2の入力軸に結合され、遊星歯車装置2の出力軸は、車輪5a、5bに結合されている。車輪5a、5bは、駆動モータ3の駆動力で回転駆動される。
支持枠4a、4bはそれぞれ、車輪5a、5bより2本のレールの外側に配置され、車輪5a、5bをレール上に転動可能に支持している。L型リンク6a、6b、6c、6dはそれぞれ、中央の曲がり部で前後方向の軸の周りに回動可能に車体のL型リンク支持部1a、1b、1c、1dに支持される。図1では、L型リンク支持部1a、1b、1c、1dが省略されている。L型リンク6a、6b、6c、6dの下側の先端は車輪5a、5bの中心軸より下側で支持枠4a、4bに回動可能に結合され、上部先端は支持リンク7a、7b、7c、7dの一端と回動可能に結合される。支持リンク7a、7b、7c、7dの他端は、車輪5a、5bの中心軸より上側で支持枠4a、4bに回動可能に結合されている。さらに、支持枠4a、4bには、それぞれ上部牽引リンク9a、9bと下部牽引リンク10a、10bが回動可能に結合され、車輪支持装置70が構成されている。以下、車輪支持装置70の支持枠4a、4bを支持する構造を詳細に説明する。
第1のL型リンクであるL型リンク6aは、車輪5aの中心軸より下側でかつ車輪5aの中心軸より前後方向の前側で、支持枠4aに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、2本のレールの中心線より車輪5b側において車輪5bの中心軸より下側でかつ前側で、車体1のL型リンク支持部1aに前後方向の軸の周りに回動可能に支持される。第2のL型リンクであるL型リンク6bは、車輪5bの中心軸より下側でかつ車輪5bの中心軸より前側で、支持枠4bに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、2本のレールの中心線より車輪5a側において車輪5aの中心軸より下側でかつ前側で、車体1のL型リンク支持部1bに前後方向の軸の周りに回動可能に支持される。第3のL型リンクであるL型リンク6cは、車輪5aの中心軸より下側でかつ車輪5aの中心軸より前後方向の後ろ側で、支持枠4aに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、2本のレールの中心線より車輪5b側において車輪5bの中心軸より下側でかつ後ろ側で、車体1のL型リンク支持部1cに前後方向の軸の周りに回動可能に支持される。第4のL型リンクであるL型リンク6dは、車輪5bの中心軸より下側でかつ車輪5bの中心軸より後ろ側で、支持枠4bに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、2本のレールの中心線より車輪5a側において車輪5aの中心軸より下側でかつ後ろ側で、車体1のL型リンク支持部1dに前後方向の軸の周りに回動可能に支持される。
第1の支持リンクである支持リンク7aは、車輪5bの中心軸より上側でかつ車輪5bの中心軸より前側で、支持枠4bに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、支持枠4bより車輪5a側に延びている。第2の支持リンクである支持リンク7bは、車輪5aの中心軸より上側でかつ車輪5aの中心軸より前側で、支持枠4aに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、支持枠4aより車輪5b側に延びている。第3の支持リンクである支持リンク7cは、車輪5bの中心軸より上側でかつ車輪5bの中心軸より後ろ側で、支持枠4bに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、支持枠4bより車輪5a側に延びている。第4の支持リンクである支持リンク7dは、車輪5aの中心軸より上側でかつ車輪5aの中心軸より後ろ側で、支持枠4aに前後方向の軸の周りに回動可能に結合され、支持枠4aより車輪5b側に延びている。
第1の下部牽引リンクである下部牽引リンク10aは、車輪5aの中心軸より下側で、支持枠4aに左右方向の軸の周りに回動可能に結合され、前後方向に延在して、車体1に左右方向の軸の周りに回動可能に支持される。第2の下部牽引リンクである下部牽引リンク10bは、車輪5bの中心軸より下側で、支持枠4bに左右方向の軸の周りに回動可能に結合され、前後方向に延在して、車体1に左右方向の軸の周りに回動可能に支持される。第1の上部牽引リンクである上部牽引リンク9aは、車輪5aの中心軸より上側で、支持枠4aに左右方向の軸の周りに回動可能に結合され、前後方向に延在して、車体1に左右方向の軸の周りに回動可能に支持される。第2の上部牽引リンクである上部牽引リンク9bは、車輪5bの中心軸より上側で、支持枠4bに左右方向の軸の周りに回動可能に結合され、前後方向に延在して、車体1に左右方向の軸の周りに回動可能に支持される。下部牽引リンク10a、10bおよび上部牽引リンク9a、9bが支持される、車体1の部分は図示されていない。
L型リンク6aは、車輪5bの中心軸より上側でかつ車輪5bの中心軸より前側で、支持リンク7aに前後方向の軸の周りに回動可能に結合される。L型リンク6bは、車輪5aの中心軸より上側でかつ車輪5aの中心軸より前側で、支持リンク7bに前後方向の軸の周りに回動可能に結合される。L型リンク6cは、車輪5bの中心軸より上側でかつ車輪5bの中心軸より後ろ側で、支持リンク7cに前後方向の軸の周りに回動可能に結合される。L型リンク6dは、車輪5aの中心軸より上側でかつ車輪5aの中心軸より後ろ側で、支持リンク7dに前後方向の軸の周りに回動可能に結合される。
実施の形態1では、L型リンク6aとL型リンク6cは、相同であって、一方は車輪5a、5bの前側に配置され、他方は後ろ側に配置される。L型リンク6bとL型リンク6dは相同であって、一方は車輪5a、5bの前側に配置され、他方は後ろ側に配置される。実施の形態1ではさらに、L型リンク6a、6b、6c、6dは、相同である。
図4は、回動可能に結合された支点の構造を示す図である。回動可能に結合される支点は、一般的には、図4に示すように、支点部を形成する一方のリンク36の先端の筒状部材38に円柱状のピン39を挿入し、他方のリンク37でピン39を支持し、スペーサ40で軸方向位置を維持した上で、グリース等の潤滑剤を用いて筒状部材38がピン39を中心に回転できるピン接合で構成される。
図5は、実施の形態1に係る車輪支持装置の車輪支持構造を示す断面図である。車輪支持装置70の支持枠4aと支持枠4bとが対称なので、以下では、一方の支持枠4aについて説明し、他方の支持枠4bについては、符号を括弧にいれて示す。図5は、支持枠4a(4b)が車輪5a(5b)を回転可能に支持する構造を示す。支持枠4a(4b)には、固定リング14の大径側が固定リング取付ボルト16により締結固定されている。固定リング14の小径側には軸受内筒12が内筒取付ボルト15により締結固定されている。軸受内筒12の半径方向外周には軸受13が嵌合されている。軸受13の半径方向外周には軸受外筒11が嵌合され、軸受外筒11は軸受内筒12の周りに回転することが可能である。車輪5a(5b)は軸受外筒11の半径方向外周に回り止め嵌合されている。軸受内筒12、軸受13、軸受外筒11および車輪5a(5b)は、それぞれ互いに同軸に嵌合されており、車輪5a(5b)は、支持枠4a(4b)に対して回転可能に支持されている。
図6は、実施の形態1に係る車輪支持装置の支持枠を車輪側から見た斜視図である。図7は、実施の形態1に係る車輪支持装置の支持枠を駆動モータ側から見た斜視図である。支持枠4a(4b)は、遊星歯車装置2と駆動モータ3を固定支持するための支持枠主板17と、その両側に直角に固定される支持枠側板18を一体形状で有し、H型形状に構成される。支持枠主板17の中央部には、固定リング14の位置決めができる嵌合穴22が形成されている。図5に示される固定リング14は、嵌合穴22に嵌合されて、例えば複数の固定リング取付ボルト16で支持枠4a(4b)に固定される。
図6に示される支持枠上部支持部21には、支持リンク7b(7a)および支持リンク7d(7c)が回動可能に結合される。支持枠下部支持部28には、L型リンク6a(6b)および6c(6d)が回動可能に結合される。
支持枠4a(4b)には、走行中に車輪5a(5b)から軸方向に横荷重が作用するため、支持枠4a(4b)の車輪5a(5b)側には補強板19および20が固定されており、駆動モータ3側には補強板26、27が固定されている。支持枠4a(4b)には、懸架装置8が取り付けられる取付台24が駆動モータ3側に固定されている。車体1は、取付台24に取り付けられる懸架装置8を介して支持される。懸架装置8は、例えば、空気ばねから構成される。空気ばねの支持枠4a(4b)への取付固定は、例えば、取付台24に設けられたボルト用穴に取付ボルトを通して下側からねじ止めされる。懸架装置8としては、空気ばねの他に、例えば、重ね板ばね、または、コイルばねと減衰装置の組合せなどを用いることができる。
支持枠4a(4b)と車体1との車両前後方向の動きについては、左右の支持枠4a(4b)にはそれぞれ上部牽引リンク9a(9b)と下部牽引リンク10a(10b)が取り付けられる。2箇所の上部牽引リンク支持部29のいずれかに、上部牽引リンク9a(9b)の一端が左右方向の軸の周りに回動可能に結合される。上部牽引リンク9a(9b)の他端は、車体1に左右方向の軸の周りに回動可能に結合される。図7に示される2箇所の下部牽引リンク支持部30のいずれかに、下部牽引リンク10a(10b)の一端が、左右方向の軸の周りに回動可能に結合される。下部牽引リンク10a、10bの他端は、車体1に左右方向の軸の周りに回動可能に結合される。これにより、車輪5a(5b)で発生する牽引力を車体1に伝達することが可能となり、さらにブレーキ時にはブレーキ力を車体1側に伝達することが可能となる。
図2および図3に示すように、実施の形態1では、上部牽引リンク9a、9bと下部牽引リンク10a、10bは、支持枠4a、4bへの結合軸から同一方向に延びて車体1に回動可能に結合されている。上部牽引リンク9a、9bと下部牽引リンク10a、10bを、支持枠4a、4bから互いに逆向きに延ばして、車体1に結合することも可能である。図6および図7に示すように、支持枠4a(4b)の上部牽引リンク支持部29と下部牽引リンク支持部30はそれぞれ2箇所ずつ設けられており、車体1に結合させる牽引リンクの向きを変える場合には、牽引リンク支持部位置を変更することにより容易に構成を変更することができる。
次に、支持枠4a、4bを車体1側から支持する構成について説明する。図8は、実施の形態1に係る車輪支持装置のリンク機構を示す模式図である。図8は、図1の支持枠4a、4b、L型リンク6a、6b、および、支持リンク7a、7bの関係を模式的に示す。前後方向に直交する面内の動きに関しては、L型リンク6a、6bおよび支持リンク7a、7bの挙動と、L型リンク6c、6dおよび支持リンク7c、7dの挙動とは同じである。
左右の支持枠4a、4bの間には、L型リンク6a、6bが配置され、中央曲がり部は車体1から前後方向の軸の周りに回動可能に支持されるL型リンク支持軸31a、31bを構成している。L型リンク支持軸31a、31bから左右方向に伸びたリンク先端は、支持枠下部支持部28と前後方向の軸の周りに回動可能に結合される支持枠下部結合軸32a、32bを構成する。L型リンク6a、6bのL型リンク支持軸31a、31bから上方に伸びた先端は、支持リンク7a、7bの一端と前後方向の軸の周りに回動可能に結合されてリンク結合軸33a、33bが構成される。支持リンク7a、7bの他端には支持枠上部支持部21と前後方向の軸の周りに回動可能に結合される支持枠上部結合軸34a、34bが構成される。L型リンク6aと支持リンク7a、およびL型リンク6bと支持リンク7bは、それぞれリンク結合軸33a、33bで前後方向の軸の周りに回動可能に結合される。これらのリンク2セットを、図2に示すように支持枠4a、4bの前後に配置し、リンク4セットにより左右の支持枠4a、4bを車体横方向に支持している。
車両が軌道を走行すると、車体1は、力行と制動の前後方向の動きだけでなく、前後方向に直交する面内の力が作用し、車輪5a、5bに対して前後方向に直交する面内で変位する。車体1の上下動は、車体1からみると左右の車輪5a、5bが同じ方向に同時に上下する動きである。たとえば、車体1が下向きに移動する場合には、左右の車輪5a、5bは車体1に対して同時に上向きに移動するとみることができる。この場合、左側の支持枠4aに回動可能に結合されたL型リンク6aの下部先端の支持枠下部結合軸32aは、L型リンク6aの中央曲がり部のL型リンク支持軸31aを中心に円弧状に上向きに移動する。右側の支持枠4bに回動可能に結合されたL型リンク6bの下部先端の支持枠下部結合軸32bも、L型リンク6bの中央曲がり部のL型リンク支持軸31bを中心に、L型リンク6aの支持枠下部結合軸32aと同様に円弧状に上向きに移動する。
L型リンク6aの他端であるリンク結合軸33aは、支持枠下部結合軸32aの動きに応じてL型リンク支持軸31aを中心に円弧状に支持枠4b側に移動する。L型リンク6bの他端であるリンク結合軸33bは、支持枠下部結合軸32bの動きに応じてL型リンク支持軸31bを中心に円弧状に支持枠4a側に移動する。車輪5a、5bの上下動はL型リンク6a、6bの、支持枠下部結合軸32a、32bからL型リンク支持軸31a、31bまでの長さに比べると小さいので、車輪5a、5bの上下動による、支持枠下部結合軸32a、32bの左右方向の移動量は極めて小さい値となる。
車輪5a、5bが車体1に対し上方に変位すると、L型リンク6a、6bのリンク結合軸33a、33bは、前述のようにそれぞれ外側に移動する。支持枠4a、4bの支持枠上部結合軸34a、34bは、水平から角度を持った支持リンク7a、7bによりリンク結合軸33a、33bを支持しているため、リンク結合軸33a、33bがそれぞれ外側に移動する動きと、支持枠下部結合軸32a、32bが上向きに移動する動きが同時に発生すると、支持枠4a、4bの支持枠上部結合軸34a、34bの左右方向の動きは小さな値となる。その結果、支持枠4a、4bの傾きは、ほぼ変化無く維持することができる。左右の車輪5a、5bは同時に上向きに移動するため、軌道面も、車輪5a、5bの中心軸に平行な状態を維持したまま平行に移動しており、車輪5a、5bは回転面が軌道面に対してほぼ直角を維持した状態で上下に移動する。
車体1がローリングの動きをする場合、車体1から見ると、左右の車輪5a、5bの上下の動きが異なる。たとえば、車体1が車輪5bを中心に車輪5a側に傾く場合、車体1を基準に考えると、右側の車輪5bは上下動が無く、車体1に対して左側の車輪5aのみが上方に移動するとみることができる。この場合、右側の支持枠4b下部の支持枠下部結合軸32bは動きが無く、L型リンク6bの他端であるリンク結合軸33bも動きは無い。
左側の支持枠4aは上方に移動し、支持枠下部結合軸32aはL型リンク6aのL型リンク支持軸31aを中心に円弧状に上方に移動し、他端であるリンク結合軸33aは右方向に移動する。支持枠下部結合軸32aの上下の移動量はL型リンク6aの支持枠下部結合軸32aからL型リンク支持軸31aまでの長さに比べると極めて小さく、円弧状に移動しても支持枠下部結合軸32aの横方向移動量は小さい。左側の支持枠4aでは、支持枠下部結合軸32aはほぼ上向きに移動するが、支持枠上部結合軸34aは、角度を持った支持リンク7bにより、移動しないリンク結合軸33bを中心に回転移動し、上向きの移動と右側への移動が発生し、支持枠4aは右側に傾く動きとなる。
一方、右側の支持枠4bは、下部の支持枠下部結合軸32bの移動は無いが、L型リンク6aのリンク結合軸33aが右方向に移動するので、支持枠4bの支持枠上部結合軸34bは支持リンク7aを介して右側に移動する。その結果、支持枠4bも右側に傾く。車体1からみて、右側の車輪5bの上下の移動が無いが、左側の車輪5aが上方に移動しており、軌道面が水平状態から右側に傾いた状態になっており、左側の支持枠4aも右側の支持枠4bも右側に傾く動きをすることから、この場合においても、左右の車輪5a、5bは、回転面が軌道面に対してほぼ直角に維持される。
車体1の上下やローリングの種々の動きは、前述した左右車輪5a、5bの同時の上下動と、片側車輪5aまたは5bのみの上下動の合成で表すことができる。前述のとおり、左右車輪5a、5bの同時の上下動と、片側車輪5aまたは5bのみの上下動では、いずれも左右の車輪5a、5bはともに、回転面が軌道面に対してほぼ直角を維持できるから、それらを合成した動きにおいても、左右の車輪5a、5bはともに、回転面が軌道面に対してほぼ直角に維持される。
前述のように、実施の形態1の車輪支持装置70によれば、車体1がどのような動きをしても、左右の車輪5a、5bがともに軌道面に対してほぼ直角を維持できる効果がある。ただし、L型リンク支持軸31aとL型リンク支持軸31bとの距離、L型リンク支持軸31a、31bから支持枠下部結合軸32a、32bまでの長さ、L型リンク支持軸31a、31bからリンク結合軸33a、33bまでの長さ、リンク結合軸33a、33bから支持枠上部結合軸34a、34bまでの長さ、および、支持枠下部結合軸32a、32bから支持枠上部結合軸34a、34bまでの長さの設定によって、車輪5a、5bの軌道面に対する角度の変化と、車輪間の幅の変化の度合いが変わる。図9は、実施の形態1に係るリンク機構における各リンクの長さおよびL型リンクの曲がり角度の定義を示す図である。
L型リンク支持軸31aとL型リンク支持軸31bとの距離をL1、L型リンク6aのL型リンク支持軸31aから支持枠下部結合軸32aまでの長さをL2、L型リンク6aのL型リンク支持軸31aからリンク結合軸33aまでの長さをL3、支持リンク7aのリンク結合軸33aから支持枠上部結合軸34aまでの長さをL4、支持枠4aの支持枠下部結合軸32aから支持枠上部結合軸34aまでの長さをL5とし、L型リンク6aの支持枠下部結合軸32aからL型リンク6aのL型リンク支持軸31aまでの最短線分とL型リンク6aのL型リンク支持軸31aからL型リンク6aのリンク結合軸33aまでの最短線分とのなす角度をφとする。L型リンク6b、6c、6dおよび支持リンク7b、7c、7dの支点間の長さと角度は、L型リンク6aおよび支持リンク7aの支点間の長さと角度に等しいから、同じL1〜L5およびφで規定できる。
車輪支持装置70が備えられる対象の車両が走行する軌道の軌間に対して、L型リンク支持軸31aとL型リンク支持軸31bとの距離L1を設定した場合に、L2、L3、L4、L5およびφの組合せについて、左右の車輪5a、5bが同一方向および逆方向に上下動をするときの車輪間距離である車輪5aと車輪5bの距離の変化、ならびに、車輪5aおよび車輪5bの軌道面に対する角度の変化を数値計算することができる。L2〜L5およびφの可能な範囲とそれらの関係の拘束条件の下で、L2〜L5およびφを変化させて、それぞれの組合せについて、車輪5a、5bの上下動に対する車輪間距離の変化と車輪の軌道面に対する角度の変化を計算し、車輪間距離と車輪の軌道面に対する角度の変化が最小であるL2〜L5およびφの組合せを求める。設定したL1と、車輪5a、5bの上下動に対する車輪間距離の変化と車輪5a、5bの軌道面に対する角度の変化が最小のL2〜L5およびφを実現する、支持枠4a、4b、L型リンク6a、6b、6c、6dおよび支持リンク7a、7b、7c、7dを形成して、車輪支持装置70を構成することができる。
なお、L型リンク6a、6bのL型リンク支持軸31a、31bは、車体1から支持されるため、車体1との上下方向の相対的移動は無い。L型リンク6a、6bのL型リンク支持軸31a、31bから支持枠下部結合軸32a、32bまでのリンク形状の設定の仕方によっては、左右の車輪5a、5b間の車体低床部において、軌道面から車体最下部までの最小限の必要高さと、L型リンク6a,6bのL型リンク支持軸31a、31bの構成に必要な高さと、車体低床部の床部厚さの総和が軌道面から車体床面までの高さとなる。実施の形態1の車輪支持装置70では、従来構成のような、左右の車輪5a、5bを支持する台車枠と車体との上下方向の相対的移動を許容するスペースを確保する必要がなく、車体床面の軌道面からの高さを従来以上に低く設定することが可能となる。
以上述べたように、この実施の形態1の車輪支持装置70では、車輪5a、5bを回転可能に支持する支持枠4a、4bを車輪5a、5bの外側にそれぞれ配置し、L型リンク6a、6b、6c、6dを、中央の曲がり部で回動可能に車体1から支持し、下側の支持枠下部結合軸32a、32bで支持枠4a、4bに回動可能に結合し、リンク結合軸33a、33bで支持リンク7a、7b、7c、7dの一端と回動可能に結合する。そして、支持リンク7a、7b、7c、7dの他端を支持枠4a、4bの支持枠上部結合軸34a、34bで回動可能に結合し、さらに、支持枠4a、4bに、それぞれ上部牽引リンク9a、9bと下部牽引リンク10a、10bを回動可能に結合して、車両80に用いる車輪支持装置70が構成される。L型リンク6a、6bのL型リンク支持軸31aと31bとの間の距離の設定に応じて各支点間の長さを設定することにより、車体1の上下動に対して左右の車輪5a、5b間の距離の変化や車輪5a、5bの軌道面に対する角度の変化を極めて小さくすることができる。一般の鉄道車両に使用される、車輪を車軸に嵌合した一体型輪軸と同様な状態を維持した上で、ばね下質量の低減および車輪間の車体床面の軌道面への接近を図ることができる。
実施の形態1の車輪支持装置70は、L型リンク6aとL型リンク6c、L型リンク6bとL型リンク6d、支持リンク7aと支持リンク7c、および、支持リンク7bと支持リンク7dは、図1では重なっている。すなわち、L型リンク6aの支持枠4aへの結合軸とL型リンク6cの支持枠4aへの結合軸、L型リンク6bの支持枠4bへの結合軸とL型リンク6dの支持枠4bへの結合軸、L型リンク6aのL型リンク支持部1aへの支持軸とL型リンク6cのL型リンク支持部1cへの支持軸、L型リンク6bのL型リンク支持部1bへの支持軸とL型リンク6dのL型リンク支持部1dへの支持軸、L型リンク6aの支持リンク7aへの結合軸とL型リンク6cの支持リンク7cへの結合軸、L型リンク6bの支持リンク7bへの結合軸とL型リンク6dの支持リンク7dへの結合軸、支持リンク7aの支持枠4bへの結合軸と支持リンク7cの支持枠4bへの結合軸、および、支持リンク7bの支持枠4aへの結合軸と支持リンク7dの支持枠4aへの結合軸、をそれぞれ前後方向に直交する平面に前後方向に投影した位置は、車輪5aおよび車輪5bが水平な軌道面上に静止した状態でそれぞれ一致する。
また、L型リンク6aとL型リンク6b、L型リンク6cとL型リンク6d、支持リンク7aと支持リンク7b、および、支持リンク7cと支持リンク7dは、図1では左右対称に配置されている。すなわち、L型リンク6aの支持枠4aへの結合軸とL型リンク6bの支持枠4bへの結合軸、L型リンク6aのL型リンク支持部1aへの支持軸とL型リンク6bのL型リンク支持部1bへの支持軸、L型リンク6aの支持リンク7aへの結合軸とL型リンク6bの支持リンク7bへの結合軸、および、支持リンク7aの支持枠4bへの結合軸と支持リンク7bの支持枠4aへの結合軸、をそれぞれ前後方向に直交する平面に前後方向に投影した位置は、車輪5aおよび車輪5bが水平な軌道面上に静止した状態で、2本のレールの中心線を通り軌道面に直交する平面に関して対称である。
実施の形態1の車輪支持装置70では、図1および図2に示されるように、L型リンク6a、6b、6c、6d、および支持リンク7a、7b、7c、7dから構成される構造は、車輪5a、5bが水平な軌道面に静止した状態で、車輪5aと車輪5bの間の中央点を通り軌道面に直交する軸の周りに回転対称である。図2に示されるように、支持リンク7a、7b、7c、7dの配置は、2本のレールの中心線を通り軌道面に直交する平面に関して対称である。また、支持枠4aの支持枠下部結合軸32aと支持枠4bの支持枠下部結合軸32bは、2本のレールの中心線を通り軌道面に直交する平面に関して対称である。
L型リンク6cとL型リンク6dの前後方向の位置を入れ替えて、L型リンク6a、6b、6c、6d、および支持リンク7a、7b、7c、7dから構成される構造を、車輪5a、5bが水平な軌道面に静止した状態で、車輪5aおよび車輪5bの中心軸を通りかつ前後方向に直交する平面に関して対称に配置してもよい。
実施の形態1では、図2および図3に示されるように、上部牽引リンク9a、9bおよび下部牽引リンク10a、10bは、車輪支持装置70から前後方向の同じ側で車体1に回動可能に結合される。上部牽引リンク9a、9bを、車輪支持装置70から前後方向の一方の側で車体1に回動可能に結合し、下部牽引リンク10a、10bを、車輪支持装置70から前後方向の他方の側で車体1に回動可能に結合してもよい。
実施の形態1では、図2に示されるように、支持枠4a、4b、上部牽引リンク9a、9b、下部牽引リンク10a、10bから構成される構造は、2本のレールの中心線を通り軌道面に直交する平面に関して対称である。また、図3に示されるように、上部牽引リンク9a、9bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの長さと、下部牽引リンク10a、10bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの長さは、同じである。上部牽引リンク9a、9bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの長さと、下部牽引リンク10a、10bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの長さを、異なる大きさにしてもよい。
また、図3に示されるように、上部牽引リンク9a、9bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの最短線分と、下部牽引リンク10a、10bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの最短線分は、互いに平行である。上部牽引リンク9a、9bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの最短線分と、下部牽引リンク10a、10bの支持枠4a、4bへの結合軸から車体1への支持軸までの最短線分が、それらの延長上で交わるか、または互いにねじれの位置であるように構成してもよい。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2に係る車輪支持装置のリンク結合部を示す図である。実施の形態2に係る車輪支持装置70では、回動可能に結合された各支点において、単純なピン接合の代わりに、ゴムブッシュ等の弾性部材を用いる接合を採用する。その他は、実施の形態1に係る車輪支持装置70の構成と同じである。
図10に示すように、一方のリンク51の先端に形成された孔にゴムブッシュ53を嵌合し、ゴムブッシュ53を貫通するゴムブッシュ軸54を他方のリンク52で支持することにより、結合部が構成される。リンク51およびリンク52は、L型リンク6a、6b、6c、6dおよび支持リンク7a、7b、7c、7dをそれぞれ代表して表したものである。図10では2本のリンク51、52間の結合部の構成として説明したが、片側がリンク51で他方が支持枠4a、4bの支持枠下部結合軸32a、32bおよび支持枠上部結合軸34a、34bの場合においても同様の構成とすることが可能である。
図10の支持部では、ゴムブッシュ53のゴムが弾性変形することにより、一方のリンク51と他方のリンク52とが相対的に回動することが可能である。また、一方のリンク51と他方のリンク52は、軸周りの回動の動き以外に、相対的に傾く動きも発生する可能性があり、ゴムブッシュ53を使用することで、弾性部材の弾性変形によりゴムブッシュ軸54と一方のリンク51の先端部の軸線の傾きを許容することができるという効果がある。さらに弾性部材は衝撃を緩和する効果を持つため、軌道面から車体1側に伝達される衝撃力を緩和できるという効果も期待できる。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3に係る車輪支持装置のリンク結合部を示す図である。実施の形態3に係る車輪支持装置70では、回動可能に結合された各支点において、単純なピン接合の代わりに、軸受とゴムブッシュ等弾性部材を組み合わせた接合を採用する。その他は、実施の形態1に係る車輪支持装置70の構成と同じである。
図11に示すように、一方のリンク51の先端に形成された孔にゴムブッシュ53を嵌合し、ゴムブッシュ53を貫通するゴムブッシュ軸54の両側に軸受62を嵌合し、他方のリンク61の先端で軸受62を支持することにより、結合部が構成される。リンク51およびリンク61は、L型リンク6a、6b、6c、6dおよび支持リンク7a、7b、7c、7dをそれぞれ代表する。なお、図11では2本のリンク51、61間の結合部の構成として説明したが、片側がリンク51で他方が支持枠4a、4bの支持枠下部結合軸32a、32bおよび支持枠上部結合軸34a、34bの場合においても同様の構成とすることが可能である。
この実施の形態3では、リンク51とリンク61の間の回転については軸受62が許容し、リンク51とリンク61の結合軸線の相対的な傾きと、軌道面から車体1側への衝撃力の緩和については、ゴムブッシュ53が許容する。結合部の回動の角度が比較的大きい場合にも、軸受62により無理なく回動することができ、さらに回動する際の反発力や支点部の摩擦抵抗を排除することができるという効果も期待できる。
図12は、この発明の実施の形態に係る車輪支持装置を採用した車両の側面図である。図12に示す車両80は、図3に示す車輪支持装置70を車両の前後2箇所に備える。図12では、2つの車輪支持装置70の上部牽引リンク9a、9bと下部牽引リンク10a、10bが向き合って配置されているが、2つの車輪支持装置70は前後のどちらを向いていてもよい。図12では、図3の車輪支持装置70が示されているが、車輪支持装置70は、図3の構成に限らず、実施の形態1で説明したいずれの構成の車輪支持装置70を用いてもよい。さらに、実施の形態2または実施の形態3の車輪支持装置70を用いてもよい。また、車両の前後で異なる構成の車輪支持装置70を備えてもよい。
以上詳細に説明したように、上記各実施の形態に係る車輪支持装置70によれば、車輪5a、5bをレール上に転動可能に支持する支持枠4a、4bを、L型リンク6a、6b、6c、6dおよび支持リンク7a、7b、7c、7dを用いて、左右の車輪5a、5b間の距離の変化と車輪5a、5bの軌道面との角度の変化を極めて小さくできるように支持する。その結果、一般的に使用される一体型輪軸と同様な状態を維持しながら、ばね下質量の低減および車輪間の車体床面の軌道面への接近を図ることができる。
なお、支持枠4a、4bは、H型形状のみには限られない。例えば、L型リンクの車体側支持点間距離に応じて、L型リンク、支持リンクおよび支持枠の結合軸間の長さの設定によっては、U字型形状であってもよい。あるいはさらに、L型リンクの各支点間距離は前述のように設定するが、リンクの形状に関しては、L型に限られず、逆T型等の形状であってもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、低床車両の独立車輪を支持する構造として採用するのに好適である。
1 車体、1a、1b、1c、1d L型リンク支持部、2 遊星歯車装置、3 駆動モータ、4a、4b 支持枠、5a、5b 車輪、6a、6b、6c、6d L型リンク、7a、7b、7c、7d 支持リンク、8 懸架装置、9a、9b 上部牽引リンク、10a、10b 下部牽引リンク、11 軸受外筒、12 軸受内筒、13 軸受、14 固定リング、15 内筒取付ボルト、16 固定リング取付ボルト、17 支持枠主板、18 支持枠側板、19 補強板、20 補強板、21 支持枠上部支持部、22 嵌合穴、24 取付台、26 補強板、27 補強板、28 支持枠下部支持部、29 上部牽引リンク支持部、30 下部牽引リンク支持部、31a、31b L型リンク支持軸、32a、32b 支持枠下部結合軸、33a、33b リンク結合軸、34a、34b 支持枠上部結合軸、36 リンク、37 リンク、38 筒状部材、39 ピン、40 スペーサ、51 リンク、52 リンク、53 ゴムブッシュ、54 ゴムブッシュ軸、61 リンク、62 軸受、70 車輪支持装置、80 車両。

Claims (23)

  1. 平行に敷設された2本のレールからなる軌道の上を走行する車両の車輪支持装置であって、
    第1の車輪を一方のレール上に転動可能に支持し、縣架装置を介して前記車両の車体を支持する第1の支持枠と、
    前記車両の進行方向に直交する左右方向に前記第1の車輪に対向する第2の車輪を他方のレール上に転動可能に支持し、縣架装置を介して前記車体を支持する第2の支持枠と、
    中央の曲がり部を前記車体に回動可能に支持される第1から第4のL型リンクと、前記第1から第4のL型リンクの上部の一端と回動可能に結合される第1から第4の支持リンクと、
    を備え、
    前記第1のL型リンクおよび前記第3のL型リンクは、前記第2のL型リンクおよび前記第4のL型リンクと、前記左右方向に対称に配置され、
    前記第1のL型リンクと前記第3のL型リンクは、前記第1の支持枠下部に回動可能に支持され、上部の一端に結合された前記第1の支持リンクと前記第3の支持リンクの他端は前記第2の支持枠の上部に回動可能に支持され、
    前記第2のL型リンクと前記第4のL型リンクは、前記第2の支持枠下部に回動可能に支持され、上部の一端に結合された前記第2の支持リンクと前記第4の支持リンクの他端は前記第1の支持枠の上部に回動可能に支持される、
    車輪支持装置。
  2. 前記第1から第4のL型リンク、および前記第1から第4の支持リンクにより、前記第1の支持枠と前記第2の支持枠を支持し、前記第1の車輪と前記第2の車輪との前記左右方向の車輪間の距離、および前記第1の車輪と前記第2の車輪の前記2本のレールの上面に接する軌道面に対する角度は、前記車体の上下方向の動き、および前記左右方向に傾く動きに対して維持できる程度に構成される請求項1に記載の車輪支持装置。
  3. 前記第1のL型リンク、前記第2のL型リンク、前記第1の支持リンク、および前記第2の支持リンクは、前記第1の車輪および前記第2の車輪の中心軸より、前記車両の進行方向に平行する前後方向の前側に配置され、前記第3のL型リンク、前記第4のL型リンク、前記第3の支持リンク、および前記第4の支持リンクは、前記第1の車輪および前記第2の車輪の中心軸より、前記前後方向の後ろ側に配置される、
    請求項1または2に記載の車輪支持装置。
  4. 前記第1のL型リンクおよび前記第3のL型リンクは、前記第1の車輪の中心軸より下側で前記第1の支持枠に回動可能に支持され、前記第2のL型リンクと前記第4のL型リンクは、前記第2の車輪の中心軸より下側で前記第2の支持枠に回動可能に支持され、
    前記第1の支持リンクおよび前記第3の支持リンクは、一端が前記第1のL型リンクおよび前記第3のL型リンクの上部端部に回動可能に結合され、他端が前記第2の車輪の中心軸より上側で前記第2の支持枠に回動可能に支持され、前記第2の支持リンクおよび前記第4の支持リンクは、一端が前記第2のL型リンクおよび前記第4のL型リンクの上部端部に回動可能に結合され、他端が前記第1の車輪の中心軸より上側で前記第1の支持枠に回動可能に支持される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  5. 前記第1のL型リンクの前記第1の支持枠への結合軸と前記第3のL型リンクの前記第1の支持枠への結合軸、前記第2のL型リンクの前記第2の支持枠への結合軸と前記第4のL型リンクの前記第2の支持枠への結合軸、前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸と前記第3のL型リンクの前記車体への支持軸、前記第2のL型リンクの前記車体への支持軸と前記第4のL型リンクの前記車体への支持軸、前記第1のL型リンクの前記第1の支持リンクへの結合軸と前記第3のL型リンクの前記第3の支持リンクへの結合軸、前記第2のL型リンクの前記第2の支持リンクへの結合軸と前記第4のL型リンクの前記第4の支持リンクへの結合軸、前記第1の支持リンクの前記第2の支持枠への結合軸と前記第3の支持リンクの前記第2の支持枠への結合軸、および、前記第2の支持リンクの前記第1の支持枠への結合軸と前記第4の支持リンクの前記第1の支持枠への結合軸、をそれぞれ前記車両の進行方向に平行する前後方向に直交する平面に前記前後方向に投影した位置は、前記第1の車輪および前記第2の車輪が水平な軌道面上に静止した状態でそれぞれ一致する、請求項1から4のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  6. 前記第1のL型リンクの前記第1の支持枠への結合軸と前記第2のL型リンクの前記第2の支持枠への結合軸、前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸と前記第2のL型リンクの前記車体への支持軸、前記第1のL型リンクの前記第1の支持リンクへの結合軸と前記第2のL型リンクの前記第2の支持リンクへの結合軸、および、前記第1の支持リンクの前記第2の支持枠への結合軸と前記第2の支持リンクの前記第1の支持枠への結合軸、をそれぞれ前記車両の進行方向に平行する前後方向に直交する平面に前記前後方向に投影した位置は、前記第1の車輪および前記第2の車輪が水平な軌道面上に静止した状態で、前記2本のレールの中心線を通り前記軌道面に直交する平面に関して対称である、請求項1から5のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  7. 前記軌道の軌間が与えられた条件で、前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸と前記第2のL型リンクの前記車体への支持軸との距離を設定し、
    前記第1のL型リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸までの長さ、前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸から前記第1のL型リンクの前記第1の支持リンクへの結合軸までの長さ、前記第1のL型リンクの前記第1の支持リンクへの結合軸から前記第1の支持リンクの前記第2の支持枠への結合軸までの長さ、前記第1のL型リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記第2の支持リンクの前記第1の支持枠への結合軸までの長さ、および、前記第1のL型リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸までの最短線分と前記第1のL型リンクの前記車体への支持軸から前記第1のL型リンクの前記第1の支持リンクへの結合軸までの最短線分とのなす角度は、
    前記第1の車輪および前記第2の車輪と前記車体との相対変位に対して、前記第1の車輪と前記第2の車輪との距離の変化、ならびに、前記第1の車輪および前記第2の車輪の前記軌道面に対する角度の変化、が最小な組合せである、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  8. 前記第1の支持枠および前記第2の支持枠はそれぞれ、
    軸受と、
    前記軸受の内周側に嵌合され前記第1の支持枠および前記第2の支持枠のそれぞれに固定される軸受内筒と、
    前記軸受の外周に嵌合され、前記第1の車輪および前記第2の車輪のそれぞれが嵌合される出力軸外筒と、
    を備える請求項1から7のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  9. 前記第1から第4のL型リンク、ならびに、前記第1から第4の支持リンクから構成される構造は、前記第1の車輪および前記第2の車輪が水平な軌道面上に静止した状態で、前記第1と第2の車輪の間の中央点を通りかつ前記軌道面に直交する軸の周りに回転対称である、請求項1から8のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  10. 前記第1から第4のL型リンク、ならびに、前記第1から第4の支持リンクから構成される構造は、前記第1の車輪および前記第2の車輪が水平な軌道面上に静止した状態で、前記第1と第2の車輪の中心軸を通りかつ前記車両の進行方向に平行する前後方向に直交する平面に関して対称である、請求項1から8のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  11. 前記第1の支持枠に回動可能に結合され、前記車両の進行方向に平行する前後方向に延在して、前記車体に回動可能に支持される第1の下部牽引リンク、および第1の上部牽引リンクと、
    前記第2の支持枠に回動可能に結合され、前記前後方向に延在して、前記車体に回動可能に支持される第2の下部牽引リンク、および第2の上部牽引リンクと、
    を備える請求項1から10のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  12. 前記第1の下部牽引リンクは、前記第1の車輪の中心軸より下側で、前記第1の支持枠に回動可能に結合され、
    前記第2の下部牽引リンクは、前記第2の車輪の中心軸より下側で、前記第2の支持枠に回動可能に結合され、
    前記第1の上部牽引リンクは、前記第1の車輪の中心軸より上側で、前記第1の支持枠に回動可能に結合され、
    前記第2の上部牽引リンクは、前記第2の車輪の中心軸より上側で、前記第2の支持枠に回動可能に結合される、
    請求項11に記載の車輪支持装置。
  13. 前記第1の上部牽引リンク、前記第2の上部牽引リンク、前記第1の下部牽引リンクおよび前記第2の下部牽引リンクはそれぞれ、前記車輪支持装置から前記前後方向の同じ側で前記車体に回動可能に支持される、請求項11または12に記載の車輪支持装置。
  14. 前記第1の上部牽引リンクおよび前記第2の上部牽引リンクはそれぞれ、前記車輪支持装置から前記前後方向の一方の側で前記車体に回動可能に支持され、
    前記第1の下部牽引リンクおよび前記第2の下部牽引リンクはそれぞれ、前記車輪支持装置から前記前後方向の他方の側で前記車体に回動可能に支持される、
    請求項11または12に記載の車輪支持装置。
  15. 前記第1の上部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さ、前記第2の上部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さ、前記第1の下部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さ、および、前記第2の下部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さは、同一である、請求項11から14のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  16. 前記第1の上部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さと、前記第1の下部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さとは、相異なり、
    前記第2の上部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さと、前記第2の下部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの長さとは、相異なる、
    請求項11から14のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  17. 前記第1の上部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの最短線分と、前記第1の下部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの最短線分は、互いに平行であり、
    前記第2の上部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの最短線分と、前記第2の下部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への支持軸までの最短線分は、互いに平行である、
    請求項11から16のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  18. 前記第1の上部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への結合軸までの最短線分と、前記第1の下部牽引リンクの前記第1の支持枠への結合軸から前記車体への結合軸までの最短線分は、それらの延長上で交わるかまたは互いにねじれの位置であり、
    前記第2の上部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への結合軸までの最短線分と、前記第2の下部牽引リンクの前記第2の支持枠への結合軸から前記車体への結合軸までの最短線分は、それらの延長上で交わるかまたは互いにねじれの位置である、
    請求項11から16のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  19. 前記第1から第4のL型リンクと前記第1および第2の支持枠との結合、前記第1から第4のL型リンクと前記第1から第4の支持リンクとの結合、前記第1から第4の支持リンクと前記第1および第2の支持枠との結合は、回動可能なピン接合である請求項1から18のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  20. 前記第1から第4のL型リンクと前記第1および第2の支持枠との結合、前記第1から第4のL型リンクと前記第1から第4の支持リンクとの結合、前記第1から第4の支持リンクと前記第1および第2の支持枠との結合は、弾性部材を介した接合である、請求項1から18のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  21. 前記第1から第4のL型リンクと前記第1および第2の支持枠との結合、前記第1から第4のL型リンクと前記第1から第4の支持リンクとの結合、前記第1から第4の支持リンクと前記第1および第2の支持枠との結合は、軸受および弾性部材を介した接合である、請求項1から18のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
  22. 平行に敷設された2本のレールからなる軌道の上を走行する車両であって、
    請求項1から21のいずれか1項に記載の車輪支持装置と、
    前記車輪支持装置で前記レールの上をそれぞれ転動可能に支持される第1の車輪および第2の車輪と、
    を備える車両。
  23. 前記車輪支持装置、前記第1の車輪および前記第2の車輪を、車体の進行方向の前後2箇所に備える、請求項22に記載の車両。
JP2018507866A 2016-03-29 2016-03-29 車輪支持装置および車両 Expired - Fee Related JP6370514B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/060048 WO2017168546A1 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 車輪支持装置および車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017168546A1 JPWO2017168546A1 (ja) 2018-06-28
JP6370514B2 true JP6370514B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=59963708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018507866A Expired - Fee Related JP6370514B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 車輪支持装置および車両

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10870439B2 (ja)
JP (1) JP6370514B2 (ja)
DE (1) DE112016006676B4 (ja)
WO (1) WO2017168546A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2832657T3 (es) * 2016-07-19 2021-06-10 Medela Holding Ag Conjunto de rueda para un vehículo guiado sobre una vía férrea

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2477517A (en) 1945-02-10 1949-07-26 James L Haynes Railroad freight car truck
US3570408A (en) * 1968-10-30 1971-03-16 Gen Steel Ind Inc Bolsterless truck having pivotally connected side frame
BE757037A (fr) * 1969-10-06 1971-03-16 Gen Steel Ind Inc Bogie-moteur.
US3774550A (en) 1971-11-26 1973-11-27 Gen Steel Ind Inc Fluid railway vehicle suspensions
US3817188A (en) * 1972-09-12 1974-06-18 Gen Steel Ind Inc Railway trucks with pivotally connected side frames
ES2160099T3 (es) * 1992-10-21 2001-11-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd Metodo para cambiar el ancho de via de un vehiculo ferroviario, vehiculo ferroviario con ancho de via variable, e instalacion fija correspondiente.
JP2000309268A (ja) 1999-04-26 2000-11-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 鉄道車両用の独立車輪駆動コンポーネント
JP5010630B2 (ja) 2009-02-20 2012-08-29 三菱重工業株式会社 低床式車両
JP5502683B2 (ja) * 2010-09-29 2014-05-28 近畿車輌株式会社 鉄道車両の低床用台車
JP6203012B2 (ja) 2013-11-20 2017-09-27 三菱電機株式会社 系統連系インバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190084592A1 (en) 2019-03-21
DE112016006676B4 (de) 2022-03-03
US10870439B2 (en) 2020-12-22
WO2017168546A1 (ja) 2017-10-05
DE112016006676T5 (de) 2018-12-13
JPWO2017168546A1 (ja) 2018-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4994461B2 (ja) てこの作用を利用した鉄道車両用アクティブ操舵ボギー
JP4979374B2 (ja) 低床式鉄道車両用台車
JP6034254B2 (ja) 鉄道車両用台車
WO2014136449A1 (ja) 平行カルダン駆動方式の操舵台車
WO2008059604A1 (fr) Structure de bogie de véhicule de type sur rail
JP6023519B2 (ja) 鉄道車両用の駆動台車
TW201628900A (zh) 鐵道車輛用台車
CN111348068A (zh) 轮对、转向架及轨道车辆
CN108099537B (zh) 扭力梁减震底盘
JP6370514B2 (ja) 車輪支持装置および車両
JP6004996B2 (ja) 鉄道車両用台車
RU2294297C1 (ru) Ходовая часть рельсового транспортного средства
JP2014144710A (ja) 軌道式車両
JP4885703B2 (ja) 軌陸走行システム
JP2013183530A (ja) 鉄道車両のパンタグラフ支持装置
JP3529741B2 (ja) 鉄道車両用台車の駆動装置
CN214985620U (zh) 一种带减震功能的无人扫地车前轮转向机构及无人扫地车
JP6624293B2 (ja) 鉄道車両用台車、及びその台車を備えた鉄道車両
JP4850586B2 (ja) スラスト軸受構造体及び台車
JP2019206274A (ja) 車両のドディオン式懸架装置
WO2013130599A1 (en) Railway truck having equalizer-linked frame
JPH10203362A (ja) 線路走行搬送システムのための2軸走行装置
JP5869403B2 (ja) 鉄道車両用台車及びその製造方法
JP7298978B2 (ja) 台車および車両
JP2017024536A (ja) 鉄道車両用台車

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180328

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180328

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6370514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees