JP6369755B2 - 真空冷却装置 - Google Patents
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(a)前記熱交換器へ冷水を供給して、前記熱交換器内の滞留水を前記冷水タンクへ供給することなく排水路へ排水してから、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始して前記第二冷却工程へ移行する。
(b)前記熱交換器へ冷水を供給して、前記熱交換器内の滞留水を排水路へ排水することなく前記冷水タンクへ供給して、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始して前記第二冷却工程へ移行する。
(a)前記常温水給水弁を閉じる一方、前記冷水給水弁および前記排水弁を開けて、前記熱交換器に通水して前記熱交換器を通過後の水を排水し、設定時間経過後、前記排水弁を閉じる一方、前記冷水戻し弁を開けて前記第二冷却工程へ移行する。
(b)前記排水弁を閉じたまま、前記常温水給水弁を閉じる一方、前記冷水給水弁および前記冷水戻し弁を開けて前記第二冷却工程へ移行する。
図1は、本発明の一実施例の真空冷却装置1を示す概略図であり、一部を断面にして示している。
本実施例の真空冷却装置1は、準備工程、第一冷却工程、第二冷却工程、第三冷却工程および真空解除工程を順に含んで実行する。以下、図2に基づき、各工程について順に説明する。
準備工程では、冷水タンク7内の貯留水を、チラー6との間で循環させて設定温度(たとえば10℃)まで冷却を図る(S1)。具体的には、三方弁30により上流側冷水給水路20aと戻し路21とを連通させた状態で、チラー6および循環ポンプ19を作動させる。これにより、冷水タンク7内の貯留水は、チラー給水路18を介してチラー6へ送られて冷却され、上流側冷水給水路20aおよび戻し路21を介して冷水タンク7へ戻される。以後、チラー6および循環ポンプ19は、基本的には作動を継続する。また、冷水タンク7内の貯留水をチラー6に循環させての冷却は、第一冷却工程の終了まで継続され、冷水タンク7内の貯留水は設定温度に維持される。
第一冷却工程では、真空解除弁17を閉じると共に、熱交換器10への通水を停止した状態で、真空ポンプ12への封水として常温水を供給しつつ、真空ポンプ12により処理槽3内を減圧する(S2)。具体的には、真空解除弁17を閉じて、処理槽3内を密閉する。また、冷水戻し弁31および排水弁33を閉じることで、熱交換器10への通水を不能とする。そして、常温水給水弁28および封水給水弁26を開いて、真空ポンプ12への封水として常温水を供給しつつ、真空ポンプ12を作動させて処理槽3内を減圧する。
第二冷却工程では、熱交換器10への通水および真空ポンプ12への封水を、常温水から冷水に切り替えて、処理槽3内をさらに冷却する(S6)。第一冷却工程において、凝縮水温度センサ38の検出温度が通水開始温度を超えることなく、第二冷却工程へ移行する場合、第二冷却工程において熱交換器10への通水が開始される。いずれにしても、熱交換器10を通過後の水は、後述する例外(第一冷却工程から第二冷却工程への移行時における所定の場合)を除き、冷水タンク7へ戻される。
第三冷却工程では、蒸気エゼクタ9も作動させて、処理槽3内をさらに減圧する(S8)。具体的には、給蒸弁14を開いて、蒸気エゼクタ9を作動させる。これにより、処理槽3内をさらに減圧することが可能となる。
真空解除工程では、復圧手段5を用いて、処理槽3内を大気圧まで復圧する(S11)。具体的には、真空解除弁17を開いて、処理槽3内を大気圧まで復圧する。この際、真空解除弁17の開度を調整することで、処理槽3内を徐々に復圧することができる。このようにして、処理槽3内を大気圧まで復圧した後、処理槽3の扉を開けて、処理槽3から冷却後の食材2を取り出すことができる。
・水道料金(水道単価):500円/m3
・電気料金(電気単価):15円/kWh
・熱交換器10および配管内の保有水量(封水給水路25との分岐部よりも下流の熱交給水路24、熱交換器10内における冷却水路、冷水戻し弁31よりも上流の熱交排水路22、および排水弁33よりも上流の排水路32の保有水量):30L
・給水温度(給水温度センサ40の検出温度):25℃
・冷水温度(熱交換器10や真空ポンプ12への冷水温度(前記設定温度)):10℃
・チラー冷却能力:56kW(25HP、外気温35℃、50Hzにて)
・チラー消費電力:20.1kW(25HP、外気温35℃、50Hzにて)
<水道代について>
30Lを捨てると共に冷水タンク7へ30Lを補給するので、次のとおりである。
水道代=補給水量×10−3×水道単価=30×10−3×500=15円
<電気代について>
30Lの補給水(水温25℃)を10℃まで冷却する必要があるので、次のとおりである。なお、1kWh=860kcalである。
冷却熱量=補給水量×冷却温度差=30×(25−10)=450kcal
チラーでの消費電力=冷却熱量×(1/860)×(チラー消費電力/チラー冷却能力)=450×(1/860)×(20.1/56)=0.188kWh
電気代=チラーでの消費電力×電気単価=0.188×15=2.8円
<トータルコスト>
トータルコスト=水道代+電気代=15+2.8=17.8円
<水道代について>
変動なし(0円)
<電気代について>
熱交換器10内の滞留水は最大50℃(通水開始温度)であり、これを10℃まで冷却する必要があるので、次のとおりである。
冷却熱量=保有水量×冷却温度差=30×(50−10)=1200kcal
チラーでの消費電力=冷却熱量×(1/860)×(チラー消費電力/チラー冷却能力)=1200×(1/860)×(20.1/56)=0.5kWh
電気代=チラーでの消費電力×電気単価=0.5×15=7.5円
<トータルコスト>
トータルコスト=水道代+電気代=0+7.5=7.5円
(a)熱交換器10内の滞留水を冷水タンク7へ供給することなく排水路32へ排水してから、熱交換器10と冷水タンク7との間での冷水の循環を開始する。
(b)熱交換器10内の滞留水を排水路32へ排水することなく冷水タンク7へ供給して、熱交換器10と冷水タンク7との間での冷水の循環を開始する。
2 食材
3 処理槽
4 減圧手段
5 復圧手段
6 チラー
7 冷水タンク
8 排気路
9 蒸気エゼクタ
10 熱交換器
12 真空ポンプ
19 循環ポンプ
20 冷水給水路
21 戻し路
22 熱交排水路
23 常温水給水路
24 熱交給水路
25 封水給水路
26 封水給水弁
27 共通管路
28 常温水給水弁
30 三方弁(冷水給水弁)
31 冷水戻し弁
32 排水路
33 排水弁
36 圧力センサ
37 品温センサ
38 凝縮水温度センサ
Claims (4)
- 食材が収容される処理槽と、
この処理槽内の気体を外部へ吸引排出して、前記処理槽内を減圧する減圧手段と、
減圧された前記処理槽内へ外気を導入して、前記処理槽内を復圧する復圧手段と、
貯留水をチラーにより冷却可能な冷水タンクと、
前記各手段を制御して前記処理槽内の食材を真空冷却する制御手段とを備え、
前記減圧手段として、前記処理槽内からの排気路に、蒸気凝縮用熱交換器と水封式真空ポンプとを順に備え、
前記熱交換器への通水として、常温水と冷水とを切替可能とされ、
前記真空ポンプを用いて前記処理槽内を減圧中、前記熱交換器への通水停止状態から冷水を用いて通水を開始する際、前記熱交換器内の滞留水を前記冷水タンクへ供給することなく排水路へ排水してから、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始するか、前記熱交換器内の滞留水を排水路へ排水することなく前記冷水タンクへ供給して、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始するかを切替可能とされた
ことを特徴とする真空冷却装置。 - 前記排気路には、前記熱交換器の出口側に凝縮水温度センサが設けられる一方、前記処理槽には、食材の温度を検出する品温センサが設けられ、
前記制御手段は、前記熱交換器への通水を停止した状態で、前記真空ポンプへの封水として常温水を供給しつつ、前記真空ポンプにより前記処理槽内を減圧し、この減圧中、前記凝縮水温度センサの検出温度が通水開始温度を超えると、常温水を用いて前記熱交換器への通水を開始し、前記熱交換器を通過後の水を排水する第一冷却工程と、
前記品温センサの検出温度がチラー切替温度以下になると開始され、前記熱交換器への通水および前記真空ポンプへの封水を、前記冷水タンクからの冷水に切り替えて、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間で冷水を循環させつつ前記真空ポンプにより前記処理槽内を減圧する第二冷却工程とを順次に実行し、
前記第一冷却工程において、前記凝縮水温度センサの検出温度が通水開始温度を超えることなく、前記第二冷却工程へ移行する場合、下記(a)と(b)とを切替可能とされた
ことを特徴とする請求項1に記載の真空冷却装置。
(a)前記熱交換器へ冷水を供給して、前記熱交換器内の滞留水を前記冷水タンクへ供給することなく排水路へ排水してから、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始して前記第二冷却工程へ移行する。
(b)前記熱交換器へ冷水を供給して、前記熱交換器内の滞留水を排水路へ排水することなく前記冷水タンクへ供給して、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始して前記第二冷却工程へ移行する。 - 常温水給水弁を介した常温水給水路と、冷水給水弁を介した冷水給水路とが、合流後、前記熱交換器への熱交給水路と、前記真空ポンプへの封水給水路とに分岐され、
前記封水給水路に封水給水弁が設けられ、前記熱交換器から前記冷水タンクへの熱交排水路に冷水戻し弁が設けられ、この冷水戻し弁より上流側の前記熱交排水路から分岐する排水路に排水弁が設けられ、
前記第一冷却工程では、前記冷水給水弁、前記冷水戻し弁および前記排水弁を閉じる一方、前記常温水給水弁および前記封水給水弁を開けた状態で、前記真空ポンプを作動させて前記処理槽内を減圧し、この減圧中、前記凝縮水温度センサの検出温度が通水開始温度を超えると、前記排水弁を開けて前記熱交換器に通水し、
前記第二冷却工程では、前記常温水給水弁および前記排水弁を閉じる一方、前記冷水給水弁および前記冷水戻し弁を開けて、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間で冷水を循環させつつ前記真空ポンプにより前記処理槽内を減圧し、
前記第一冷却工程において、前記凝縮水温度センサの検出温度が通水開始温度を超えることなく、前記第二冷却工程へ移行する場合、下記(a)と(b)とを切替可能とされた
ことを特徴とする請求項2に記載の真空冷却装置。
(a)前記常温水給水弁を閉じる一方、前記冷水給水弁および前記排水弁を開けて、前記熱交換器に通水して前記熱交換器を通過後の水を排水し、設定時間経過後、前記排水弁を閉じる一方、前記冷水戻し弁を開けて前記第二冷却工程へ移行する。
(b)前記排水弁を閉じたまま、前記常温水給水弁を閉じる一方、前記冷水給水弁および前記冷水戻し弁を開けて前記第二冷却工程へ移行する。 - 少なくとも水道料金と電気料金の各単価を入力可能な設定器をさらに備え、
前記第一冷却工程において、前記凝縮水温度センサの検出温度が通水開始温度を超えることなく、前記第二冷却工程へ移行する場合、前記熱交換器内の滞留水を排水路へ排水してから、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始するか、前記熱交換器内の滞留水を排水路へ排水することなく、前記熱交換器と前記冷水タンクとの間での冷水の循環を開始するかの内、いずれで運転するのが安価であるかを、前記制御手段は、前記設定器により設定された情報に基づき判定して、安価な運転内容で運転する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の真空冷却装置。
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