JP6369508B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6369508B2
JP6369508B2 JP2016130710A JP2016130710A JP6369508B2 JP 6369508 B2 JP6369508 B2 JP 6369508B2 JP 2016130710 A JP2016130710 A JP 2016130710A JP 2016130710 A JP2016130710 A JP 2016130710A JP 6369508 B2 JP6369508 B2 JP 6369508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
air
partition member
air conditioner
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016130710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017138086A (ja
Inventor
林太郎 多田
林太郎 多田
大塚 晃正
晃正 大塚
典子 宮下
典子 宮下
暢仁 富山
暢仁 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Publication of JP2017138086A publication Critical patent/JP2017138086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6369508B2 publication Critical patent/JP6369508B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えばファンが配置されたファン室を備えた空気調和機に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、プラグファンが配置されたファン室を備えた空気調和機がある。
特開2012−156188号公報
従来の空気調和機において、ファン室内は、乱流域であって、圧力損失が大きく、ファンの能力が低下する問題がある。
そこで、この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ファン室の圧力損失によってファンの能力が低下するのを防止できる空気調和機を提供することを目的とする。
従来、空気調和機のファン室と室内を接続する接続配管内に、スプリッタ構造を有したサイレンサを配置することにより消音効果が得られることが知られている。空気調和機と室内を接続する接続配管内は、空気調和機から室内に向かう方向に空気が流れていることから、層流域となっている。このように、空気調和機のファン室の外部において、スプリッタ構造を有したサイレンサを層流域に配置した場合、消音効果が得られるが、圧力損失が非常に大きくなる問題があった。本発明者は、空気調和機のファン室内の圧力損失を低減させる方法の検討を重ねた結果、ファン室内の乱流域にスプリッタ構造を配置した場合(ファンから空気流出口に向かう通路を複数の通路に仕切った場合)、整流効果が得られ、圧力損失が低下することを見出した。
第1の発明に係る空気調和機は、空気流入口と空気流出口とが設けられたケーシングを備え、 前記ケーシング内は、前記空気流入口が形成された流入側空間と、前記空気流出口が形成され、ファンが配置されたファン室と、前記流入側空間と前記ファン室との間に配置され、熱交換器が配置された熱交換室とに仕切られており、前記ファン室には、前記ファンから前記空気流出口に向かう通路を複数の通路に仕切る仕切り部材が配置され、前記ファンは、その径方向外側に向かって風を吹き出すプラグファンであって、前記仕切り部材が、前記ファン室内において、前記ファンから前記空気流出口に向かう通路を、前記ファンの吸い込み面に平行に並んで配置された複数の通路に仕切り、前記ファン室において、前記ファンを水平方向に偏心させて配置し、前記複数の通路の幅は、水平方向について、前記ファンの偏心方向側から偏心方向反対側に近づくにつれて広くなることを特徴とする。
この空気調和機では、ファンから空気流出口に向かう通路を複数の通路に仕切る仕切り部材がファン室に配置されていることから、ファンから吹き出された空気が複数の通路のそれぞれに分岐し空気流出口に流れる。したがって、ファンから吹き出された空気流が整流されることから、ファン室内での圧力損失が低減する。よって、ファン室での圧力損失が大きいことによりファンの能力が低下するのを防止できる。
この空気調和機では、ファン室内の等風速線は概ねファンの吸込み面に対し垂直であり、吸い込み面に平行に仕切り部材を並べて配置することにより、ファンから側方に吹き出された空気が仕切り部材によって整流されることから、仕切り部材での整流効果が大きい。
この空気調和機では、ファンの側方の空間が大きいことから、仕切り部材の面積を大きくでき、より大きい整流効果が得られる。
この空気調和機では、複数の通路をファンから空気流出口に向かって流れる風量が均等化され、ファン室内での圧力損失を低減できる。
第2の発明に係る空気調和機は、第1の発明において、前記仕切り部材が、消音材で形成されることを特徴とする。
この空気調和機では、ファン室に配置された仕切り部材が消音材で形成されていることから、ファンから吹き出された空気が空気流出口に流れるときの音を低減できる。
第3の発明に係る空気調和機は、第1または第2の発明において、前記空気流出口が前記ファン室の上面に形成され、前記仕切り部材が、前記ファンの上方に配置されたことを特徴とする。
この空気調和機では、ファンと空気流出口と間の距離が長いことから仕切り部材での整流効果が大きい。
第4の発明に係る空気調和機は、第1−第3の発明のいずれかにおいて、前記空気流出口が前記ファン室の上面に形成され、前記仕切り部材が、前記ファンの側方に配置されたことを特徴とする。
この空気調和機では、空気を側方に吹き出すファンが使用された場合、ファンから側方に吹き出された空気が仕切り部材によって整流されることから、仕切り部材での整流効果が大きい。
第1の発明では、ファンから空気流出口に向かう通路を複数の通路に仕切る仕切り部材がファン室に配置されていることから、ファンから吹き出された空気が複数の通路のそれぞれに分岐し空気流出口に流れる。したがって、ファンから吹き出された空気流が整流されることから、ファン室内での圧力損失が低減する。よって、ファン室での圧力損失が大きいことによりファンの能力が低下するのを防止できる。
第1の発明では、ファン室内の等風速線は概ねファンの吸込み面に対し垂直であり、吸い込み面に平行に仕切り部材を並べて配置することにより、ファンから側方に吹き出された空気が仕切り部材によって整流されることから、仕切り部材での整流効果が大きい。
第1の発明では、ファンの側方の空間が大きいことから、仕切り部材の面積を大きくでき、より大きい整流効果が得られる。
第1の発明では、複数の通路をファンから空気流出口に向かって流れる風量が均等化され、ファン室内での圧力損失を低減できる。
第2の発明では、ファン室に配置された仕切り部材が消音材で形成されていることから、ファンから吹き出された空気が空気流出口に流れるときの音を低減できる。
第3の発明では、ファンと空気流出口と間の距離が長いことから仕切り部材での整流効果が大きい。
第4の発明では、空気を側方に吹き出すファンが使用された場合、ファンから側方に吹き出された空気が仕切り部材によって整流されることから、仕切り部材での整流効果が大きい
本発明の第1実施形態に係る空気調和機を正面から見た斜視図。 図1の空気調和機を正面から見た内部構造を示す斜視図。 図1の空気調和機を背面から見た内部構造を示す斜視図。 図1の空気調和機の仕切り部材の斜視図、平面図、断面図。 図1の空気調和機のファン室の内部構造の斜視図、側面図。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機の仕切り部材の斜視図、平面図、断面図。 図6の空気調和機のファン室の内部構造の斜視図、側面図。 本発明の第3実施形態に係る空気調和機の仕切り部材の斜視図、平面図、断面図。 本発明の第4実施形態に係る空気調和機の仕切り部材の斜視図、平面図、断面図。 本発明の第5実施形態に係る空気調和機の仕切り部材の斜視図、平面図、断面図。 本発明の第6実施形態に係る空気調和機の仕切り部材の斜視図、平面図、断面図。 図11の空気調和機のファン室の内部構造の斜視図、側面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
(第1実施形態)
本実施形態の空気調和機1は、図1に示すように、流入口20および還気口21からケーシング2内に空気を取り込み、温度調整された空気を流出口22から室内に供給する。空気調和機1は、図2および図3に示すように、ケーシング2と、ケーシング2の内部に設けられた、エアフィルタ3と、冷水コイル4と、温水コイル5と、加湿器6と、送風ファン7とを備えた所謂エアハンドリングユニットを構成している。
ケーシング2は、箱状に組み立てられた複数の外壁パネル30〜35を有している。本実施形態では、前面(図1の手前側の鉛直面)が、前面パネル30によって構成され、背面(図1の背面側の鉛直面)が背面パネル31によって構成されている。本実施形態では、前面パネル30には、上下方向に延びる前面開口41と、前面開口41を開閉可能に構成された前面扉42とが設けられている。
また、左側面(図1の左側の鉛直面)が左面パネル32によって構成され、右側面(図1の右側の鉛直面)が右面パネル33によって構成されている。上面が上面パネル34によって構成され、下面が土台35によって構成されている。
上面パネル34には、空気の流入口(空気流入口)20と還気口21(空気流入口)と流出口(空気流出口)22とが形成されている。流入口20は右面パネル33側に設けられ、図示しない室外に連通するダクトが接続されている。還気口21は流入口20に隣接して設けられ、図示しない室内に連通するダクトが接続されている。
左面パネル32側には、流出口22が形成され、図示しない室内に連通するダクトが接続されている。これにより、外気がダクト及び流入口20を介し、室内の空気がダクト及び還気口21を介してケーシング2の内部に流入し、温度や湿度が調節された後、流出口22及びダクトを介して室内に供給される。
図2および図3に示すように、ケーシング2の内部には、流入口20側の右面パネル33から流出口22側の左面パネル32に向かって、エアフィルタ3、冷水コイル4、温水コイル5、加湿器6及び送風ファン7が順に設置されている。
エアフィルタ3と冷水コイル4との間には、第1仕切板16が設けられている。加湿器6と送風ファン7との間には、第2仕切板17が設けられている。各仕切板16,17によって、ケーシング2の内部空間は、右面パネル33から左面パネル32に向かって順に、流入側空間S1、熱交換室S2及びファン室S3に区画される。即ち、熱交換室S2には、熱交換器である冷水コイル4及び温水コイル5が設けられ、ファン室S3には送風ファン7および仕切り部材60が設けられている。
第1仕切板16には、図示を省略するが空気の流通口が形成され、この流通口をエアフィルタ3と冷水コイル4とによって挟み込んでいる。このような構成により、流入口20と還気口21とから流入側空間S1に流入した空気がエアフィルタ3を通過後に、第1仕切板16の流通口を通って冷水コイル4に流入することとなる。
エアフィルタ3は、プレフィルタとメインフィルタとを有し、空気中の塵埃を二段階に除去して空気を浄化する。
冷水コイル4及び温水コイル5は、それぞれ水冷式の熱交換器によって構成されている。そして、冷水コイル4には機外の熱源機から冷水が供給され、この冷水によって空気が冷却される。一方、温水コイル5には機外の熱源機から温水が供給され、この温水によって空気が加熱される。このようにして、エアフィルタ3を通過した空気は、冷水コイル4を流れる冷水又は温水コイル5を流れる温水によって温度が調節され、加湿器6において湿度が調節(加湿)される。
第2仕切板17は、概ね鉛直に土台35から上面パネル34にまで延びた板状部材である。第2仕切板17のうち、送風ファン7に対応する位置(即ち下部の右側)には、熱交換室S2の空気がファン室S3へと通過する空気通過口17aが形成されている(図3参照)。この空気通過口17aは、ネット状のファンガード17bで覆われている。
送風ファン7は、図2に示すように、空気通過口17aと対向した吸い込み面を有し、ファン室S3における下部の右側に設けられている。したがって、送風ファンは、ファン室において、水平方向に偏心させて配置される。送風ファン7は、例えば径方向外側に向かって風を吹き出すプラグファンであって、その回転軸は、流入側空間S1、熱交換室S2及びファン室S3の並び方向と平行に(ファン7の吸い込み面に垂直に)配置される。したがって、送風ファン7は、熱交換室S2からの空気を空気通過口17aを介して取り込み上方へと吹き出す。即ち、送風ファン7は、流入口20と還気口21とから流出口22への空気の流れを形成する。送風ファン7は、架台12に固定されており、架台12は、積層ゴムやスプリング等の振動を吸収する振動吸収機構14を介して土台35に固定されている。
仕切り部材60は、ファン室S3内において、ファン7の上方および側方に配置される。したがって、ファン室S3において、ファン7から流出口22に向かう通路が、送風ファン7の吸い込み面に垂直に(ファン7の回転軸に沿って)配置された複数の通路に仕切られる。
以下、本実施形態の仕切り部材の構成を図4及び図5に基づいて説明する。
仕切り部材60は、図4及び図5に示すように、ファン室S3内において、左面パネル32と平行に配置された5枚の板部61を有している。5枚の板部61は、それぞれ、略同一の厚さであって、左面パネル32と平行に等間隔に配置される。5枚の板部61は、ファン7の上方に配置された上方部分61aと、ファン7の側方に配置された側方部分61bとを有している。
5枚の板部61は、上方部分61aの一端部は板部62により接続され、上方部分61aおよび側方部分61bの他端部は板部63により接続されている。5枚の板部61の内側に配置された3枚の板部61の上方部分61aの下端部は、その先端に近づくにつれて厚さが薄くなっている。したがって、ファン7から径方向外側に向かって吹き出された空気が、板部61の上方部分61aの下端部において分岐しやすい。本実施形態では、仕切り部材60の5枚の板部61、板部62、板部63は、それぞれ、シンセファイバやガラスウール等の消音材で形成される。
空気調和機1では、ファン室S3内に仕切り部材60が配置されることにより、ファン室S3内において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた4つの通路に仕切られる。また、本実施形態では、仕切り部材60が、ファン室S3の内部空間の上端隅部および下端隅部の近くに配置されていることから、ファン7から流出口22に向かう空気が、ファン室S3の内部空間の隅部において渦を発生するのが抑制され、流出口22に向かう空気の流れが阻害されるのを防止できる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機1には以下の特徴がある。
本実施形態の空気調和機1では、ファン7から空気流出口22に向かう通路を複数の通路に仕切る仕切り部材60がファン室S3に配置されていることから、ファン7から吹き出された空気が複数の通路のそれぞれに分岐し空気流出口22に流れる。したがって、ファン7から吹き出された空気流が整流されることから、ファン室S3内での圧力損失が低減する。よって、ファン室S3での圧力損失が大きいことによりファン7の能力が低下するのを防止できる。
本実施形態の空気調和機1では、ファン室S3に配置された仕切り部材60が消音材で形成されていることから、ファン7から吹き出された空気が空気流出口22に流れるときの音を低減できる。
本実施形態の空気調和機1では、流出口22がファン室S3の上面に形成され、板部61の上方部分61aが、ファン7の上方に配置されることにより、ファン7と流出口22と間の距離が長いことから仕切り部材60での整流効果が大きい。
本実施形態の空気調和機1では、流出口22がファン室S3の上面に形成され、板部61の側方部分61bが、ファン7の側方に配置されることにより、空気を側方に吹き出すファン7から側方に吹き出された空気が仕切り部材60によって整流されることから、仕切り部材60での整流効果が大きい。
本実施形態の空気調和機1では、ファン室S3において、ファン7を水平方向に偏心させて配置したことにより、ファン7の側方の空間が大きいことから、板部61の側方部分61bの面積を大きくでき、より大きい整流効果が得られる。
(第2実施形態)
第2実施形態の空気調和機について、図6及び図7に基づいて説明する。第2実施形態の空気調和機が、第1実施形態の空気調和機と異なる点は、仕切り部材の構成である。その他の構成は、第1実施形態の空気調和機と略同一であって、その詳細説明は省略する。
第1実施形態では、ファン室S3内において、仕切り部材60がファン7の上方及び側方に配置されたのに対し、第2実施形態では、図6及び図7に示すように、ファン室S3内において、仕切り部材160が、ファン7の上方に配置され、ファン7の側方に配置されない。仕切り部材160は、5枚の板部161を有し、左面パネル32と平行に等間隔に配置される。この場合、ファン室S3のファン7の上方の空間において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた4つの通路に仕切られる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機では、第1実施形態の空気調和機1と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態の空気調和機について、図8に基づいて説明する。第3実施形態の空気調和機が、第1実施形態の空気調和機と異なる点は、仕切り部材の構成である。その他の構成は、第1実施形態の空気調和機と略同一であって、その詳細説明は省略する。
第1実施形態では、ファン室S3内において、仕切り部材60がファン7の上方及び側方に配置され、ファン室S3のファン7の上方の空間において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた4つの通路に仕切られたのに対し、第3実施形態では、図8に示すように、ファン室S3内において、仕切り部材260が、ファン7の上方に配置され、ファン7の側方に配置されない。仕切り部材260は、5枚の板部261を有し、左面パネル32と垂直に等間隔に配置される。この場合、ファン室S3のファン7の上方の空間において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と垂直に延びた4つの通路に仕切られる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機では、第1実施形態の空気調和機1と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態の空気調和機について、図9に基づいて説明する。第3実施形態の空気調和機が、第1実施形態の空気調和機と異なる点は、仕切り部材の構成である。その他の構成は、第1実施形態の空気調和機と略同一であって、その詳細説明は省略する。
第1実施形態では、ファン室S3内において、仕切り部材60がファン7の上方及び側方に配置されたのに対し、第4実施形態では、図9に示すように、ファン室S3内において、仕切り部材360が、ファン7の上方に配置され、ファン7の側方に配置されない。仕切り部材360は、4枚の板部361を有し、左面パネル32と平行に等間隔に配置される。仕切り部材360では、4枚の板部361の内側に配置された2枚の板部の厚さが、外側に配置された2枚の板部の厚さより厚い。この場合、ファン室S3のファン7の上方の空間において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた3つの通路に仕切られる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機では、第1実施形態の空気調和機1と同様の効果が得られる。
(第5実施形態)
第5実施形態の空気調和機について、図10に基づいて説明する。第5実施形態の空気調和機が、第1実施形態の空気調和機と異なる点は、仕切り部材の構成である。その他の構成は、第1実施形態の空気調和機と略同一であって、その詳細説明は省略する。
第1実施形態では、ファン室S3内において、仕切り部材60がファン7の上方及び側方に配置され、ファン室S3のファン7の上方の空間において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた4つの通路に仕切られたのに対し、第5実施形態では、図10に示すように、ファン室S3内において、仕切り部材460が、ファン7の上方に配置され、ファン7の側方に配置されない。仕切り部材460は、4枚の板部461を有し、左面パネル32と垂直に等間隔に配置される。仕切り部材460では、4枚の板部461の内側に配置された2枚の板部の厚さが、外側に配置された2枚の板部の厚さより厚い。この場合、ファン室S3のファン7の上方の空間において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と垂直に延びた3つの通路に仕切られる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機では、第1実施形態の空気調和機1と同様の効果が得られる。
第6実施形態の空気調和機について、図11及び図12に基づいて説明する。第6実施形態の空気調和機が、第1実施形態の空気調和機と異なる点は、仕切り部材の構成である。その他の構成は、第1実施形態の空気調和機と略同一であって、その詳細説明は省略する。
仕切り部材560は、図11及び図12に示すように、ファン室S3内において、左面パネル32(ファン7の吸い込み面)と垂直に配置された5枚の板部561を有している。5枚の板部561は、略同一の厚さであって、互いに平行に配置される。5枚の板部561は、その一端部は板部62により接続され、その他端部は板部63により接続されている。5枚の板部561の上下方向長さは、板部63(左面パネル32)に近づくにつれて長くなるように、板部561の下端は傾斜している。
このように、仕切り部材560には、板部63(左面パネル32)に垂直に配置された4つの通路564a、564b、564c、564dが形成される。4つの通路において、最も正面側の通路564aの幅(水平方向に沿った幅)が最も狭いと共に、背面側に近づくにつれて、通路564b、564c、564dの幅が広くなる。
5枚の板部561の下端部は、その先端に近づくにつれて厚さが薄くなり、その背面側(ファン7の偏心方向反対)の端部が最も下方に配置される。したがって、ファン7から吹き出された空気が、板部561の下端に対し、下方から上方に向かって流れた場合に、板部561の下端部において分岐しやすい。本実施形態では、仕切り部材560の5枚の板部561、板部62、板部63は、それぞれ、シンセファイバやガラスウール等の消音材で形成される。
本実施形態の空気調和機では、ファン室S3内に仕切り部材560が配置されることにより、図12(b)に示すように、ファン室S3内において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32に垂直であり、且つ、ファン7の吸い込み平面に垂直に(ファン7の回転軸に沿って)配置された6つの通路564a、564b、564c、564d、565a、565bに仕切られる。6つの通路は、仕切り部材560の内部に形成された4つの通路564a、564b、564c、564dと、仕切り部材560より正面側に形成された1つの通路565aと、仕切り部材560より背面側に形成された1つの通路565bとを含んでいる。6つの通路の幅(水平方向に沿った幅)は、正面側(ファン7の偏心方向側)に配置された通路565aが最も狭いと共に、背面側(ファン7の偏心方向反対側)に近づくにつれて、通路の幅がしだいに広くなる。
本実施形態では、ファン室内の6つの通路の幅が、ファン7の偏心方向反対側に近づくにつれて広く構成されることにより、ファン7の背面側において最も風量が大きい部分の通路565b、564dの幅が広くなっている。したがって、ファン室S3内において、ファン7から流出口22に向かう通路での圧力損失が均等化され、ファン室全体として圧力損失を低減できる。また、仕切り部材560が、ファン室S3の内部空間の上端隅部の近くに配置されていることから、ファン7から流出口22に向かう空気が、ファン室S3の内部空間の隅部において渦を発生するのが抑制され、流出口22に向かう空気の流れが阻害されるのを防止できる。
[本実施形態の空気調和機の特徴]
本実施形態の空気調和機では、第1実施形態の空気調和機1と同様の効果が得られる。
本実施形態の空気調和機では、ファン室内の等風速線は概ねファンの吸込み面に対し垂直であり、吸い込み面に平行に仕切り部材を並べて配置することにより、ファンから側方に吹き出された空気が仕切り部材によって整流されることから、仕切り部材での整流効果が大きい。
本実施形態の空気調和機では、複数の通路の幅が、水平方向について、ファン7の偏心方向側から偏心方向反対側に近づくにつれて広く構成され、複数の通路をファンから空気流出口に向かって流れる風量が均等化され、ファン室内での圧力損失を低減できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の第1−第6実施形態では、仕切り部材60の板部が消音材で形成された場合を説明したが、消音材で形成されない板部で構成されてよい。仕切り部材が消音材で形成される場合、その消音材の材質は変更してよい。
上述の第1実施形態では、ファン室S3内においてファン7の上方及び側方に仕切り部材60が配置され、上述の第2−第6実施形態では、ファン室S3内においてファン7の上方に仕切り部材60が配置された場合を説明したが、ファン室S3内においてファン7の側方に仕切り部材が配置され、ファン7の上方に仕切り部材が配置されなくてよい。この場合、ファン室S3のファン7の側方において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた複数の通路、または、左面パネル32と垂直に伸びた複数の通路に仕切られてよい。
上述の第1−第6実施形態では、ファン室S3において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた複数の通路、または、左面パネル32と垂直に延びた複数の通路に仕切られた場合を説明したが、ファン室S3において、ファン7から流出口22に向かう通路が、左面パネル32と平行に延びた複数の通路、または、左面パネル32と垂直に延びた複数の通路に限らず、複数の通路に仕切られた場合に本発明の効果が得られる。本発明において、仕切り部材で仕切られた複数の通路の数、幅、長さ等は変更してよい。
上述の第1−第6実施形態では、流出口22がファン室S3の上面に形成された場合を説明したが、流出口22は、ファン室S3の側面等に形成されてよい。
上述の第1−第6実施形態では、ファン室S3において、ファン7を水平方向に偏心させて配置した場合を説明したが、ファン室S3において、ファン7を水平方向の中央に配置したものであってよい。
上述の第1−第6実施形態では、仕切り部材の板部の下端部が先端に近づくにつれて厚さが薄くなる場合を説明したが、仕切り部材の板部の下端部の厚さが他の部分の厚さと同一であってよい。
1 空気調和機
2 ケーシング
4 冷水コイル(熱交換器)
5 温水コイル(熱交換器)
7 送風ファン
20 流入口(空気流入口)
21 還気口(空気流入口)
22 流出口(空気流出口)
60、160,260、360、460、560 仕切り部材
S1 流入側空間
S2 熱交換室
S3 ファン室

Claims (4)

  1. 空気流入口と空気流出口とが設けられたケーシングを備え、
    前記ケーシング内は、
    前記空気流入口が形成された流入側空間と、
    前記空気流出口が形成され、ファンが配置されたファン室と、
    前記流入側空間と前記ファン室との間に配置され、熱交換器が配置された熱交換室とに仕切られており、
    前記ファン室には、前記ファンから前記空気流出口に向かう通路を複数の通路に仕切る仕切り部材が配置され
    前記ファンは、その径方向外側に向かって風を吹き出すプラグファンであって、
    前記仕切り部材が、前記ファン室内において、前記ファンから前記空気流出口に向かう通路を、前記ファンの吸い込み面に平行に並んで配置された複数の通路に仕切り、
    前記ファン室において、前記ファンを水平方向に偏心させて配置し、
    前記複数の通路の幅は、水平方向について、前記ファンの偏心方向側から偏心方向反対側に近づくにつれて広くなることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記仕切り部材が、消音材で形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空気流出口が前記ファン室の上面に形成され、
    前記仕切り部材が、前記ファンの上方に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記空気流出口が前記ファン室の上面に形成され、
    前記仕切り部材が、前記ファンの側方に配置されたことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の空気調和機。
JP2016130710A 2016-01-29 2016-06-30 空気調和機 Active JP6369508B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016015747 2016-01-29
JP2016015747 2016-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017138086A JP2017138086A (ja) 2017-08-10
JP6369508B2 true JP6369508B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=59565760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016130710A Active JP6369508B2 (ja) 2016-01-29 2016-06-30 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6369508B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5115707U (ja) * 1974-07-23 1976-02-04
JPS53109349U (ja) * 1977-02-08 1978-09-01
JPH0213863Y2 (ja) * 1986-09-30 1990-04-17
JPH0612442Y2 (ja) * 1988-10-19 1994-03-30 株式会社クボタ 空気調和機
JPH1019292A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Shinko Kogyo Co Ltd 床置き形ファンコイルユニット
JP4968941B2 (ja) * 2007-12-27 2012-07-04 新晃工業株式会社 空気調和機のプラグファン室における風量調整装置。
JP5531825B2 (ja) * 2010-06-30 2014-06-25 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
US9305539B2 (en) * 2013-04-04 2016-04-05 Trane International Inc. Acoustic dispersing airflow passage

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017138086A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6022003B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP6167780B2 (ja) ファンユニット及び空気調和機
JP6304441B1 (ja) クロスフロー型の送風機及びそれを備えた空気調和装置の室内ユニット
JP5267690B2 (ja) 室内機
WO2014006650A1 (ja) 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機
JP2014016084A (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP6561497B2 (ja) 空気調和機
JP5837235B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP6508465B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP6369508B2 (ja) 空気調和機
JP3199864U (ja) エアコン室外機
CN101086382A (zh) 空气调节系统的风道
JP2015124985A (ja) 空調室内機
JP6233120B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP5521648B2 (ja) 消音ボックス付送風機
JP6379788B2 (ja) クロスフローファンおよびそれを備えた空気調和機
KR102203437B1 (ko) 공기조화기의 실내기
JP5531825B2 (ja) 空気調和装置
JP5932966B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP5885626B2 (ja) 空気調和装置の室外ユニット及びそれを備えた空気調和装置
JP7025682B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP2013122335A (ja) 空気調和装置
JP2011085341A (ja) 空気調和機
WO2021000502A1 (zh) 空气调节装置
JP2014129939A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180625

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6369508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151