JP6368872B1 - 眼鏡の個別データ測定 - Google Patents

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Abstract

本発明は、測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定する装置(10)と方法に関し、前記眼鏡は左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有する。本発明によれば、装置(10)は試験構造(25)を表示するためのディスプレイ(24)を含む。装置(10)は、眼鏡(14)の左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)を通過する画像形成ビーム経路で試験構造(25)を捕捉するための画像捕捉手段(26)を含む。装置(10)は、コンピュータユニット(82)を含み、これは左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分の屈折力分布を、画像捕捉手段(26)によって捕捉された試験構造(25)の画像と、画像捕捉手段(26)関するディスプレイ(24)の既知の空間位置から判断するコンピュータプログラムを有する。眼鏡(14)は、眼鏡(14)の個別データを測定するために測定位置に配置される。その後、本発明によれば、試験構造(25)が提供される。その後、試験構造(25)の画像が、測定位置に配置された眼鏡(14)の左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を通過する画像形成ビーム経路によって捕捉される。その後、左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)の屈折力分布が、試験構造(25)の座標と、捕捉された試験構造(25)の画像から判断される。

Description

本発明は、測定位置に配置された眼鏡の個別データを測定するための装置に関し、前記眼鏡は左側及び/又は右側眼鏡レンズを有する。さらに、本発明は、測定位置に配置された眼鏡の個別データを測定する方法に関する。
冒頭に記した種類の装置と方法は、米国特許出願公開第2007/0121100 A1号明細書から知られている。そこには、眼鏡測定のための測定装置が記載されており、これは第一の測定ステーションを持ち、その中に照明手段と、眼鏡レンズ上の永久マークを捕捉する役割を果たすカメラを備える第一の画像捕捉手段と、がある。この測定装置は、第一の測定ステーションから離して配置された別の測定ステーションの中に、眼鏡レンズの屈折力を測定する役割を果たすカメラを備える別の画像捕捉手段を有する。この測定装置では、測定対象の眼鏡を測定ステーション間の受容メカニズムによって参照の通りの方法で移動させなければならない。独国特許第1 238 690 B1号明細書には、眼鏡フレーム内に保持される眼鏡レンズの頂点屈折力を測定するための眼鏡マウントを備えるレンズメータが記載されている。
国際公開第2005/121740 A1号パンフレットは、光を透過させるか、光を反射する光学素子をチェックするための装置を開示しており、これは照明装置を有し、カメラを有する。この装置において、試験対象の光学素子は照明装置とカメラとの間に配置される。その後、照明装置を利用して、位相シフトを加えた複数のパターンが提供される。続いて、個々の画像が位相シフトパターンから計算され、光学素子の光学データが前記個々の画像から導き出される。
米国特許第5,307,141号明細書には、眼鏡の中の眼鏡レンズの屈折力分布を判断する装置が記載されている。しかしながら、この場合、眼鏡レンズの、体固有の局所座標系を画定する永久マークは捕捉されない。
国際公開第95/22748 A1号パンフレット及び欧州特許第1 679 499 A号明細書は、眼鏡レンズの屈折力分布を判断する装置を開示しており、眼鏡レンズは眼鏡フレームのない状態で測定される。
独国特許第697 26 506 T2号明細書には、眼鏡内の眼鏡レンズの屈折力分布を判断するシステムが明示されており、前記システムは、フレームの形状を判断するための第一の測定ステーションを有し、第一の測定ステーションとは別に配置され、眼鏡内に受けられる前の眼鏡レンズの光学特性を判断する役割を果たす別の測定ステーションを含む。
眼鏡装用者がピントの合った視野を得やすくするために、眼鏡レンズは眼鏡フレーム内で眼鏡装用者の眼に関して正しく位置決めされ、整列されなければならない。基本的に、正しい整列と位置決めは、すべての眼鏡レンズで必要とされる。眼鏡レンズの正しい整列と位置決めは、個人に合わせられた光学的眼鏡レンズの設計及び/又は累進レンズの場合に特に重要である。累進レンズにより、眼鏡装用者は視線方向を変えるだけで様々な使用状況、例えば異なる距離でピントの合った視野を得ることができ、そのために、この過程で眼の調節機能がそれほど完全に働かなくてもよい。個々のレンズ及び/又は累進レンズは1つ又は複数の基準点、例えば遠用部基準点と近用部基準点を有し、その幾何学配置は、使用の状況に応じて、眼鏡装用者の眼の瞳孔の位置に適合されなければならない。
専門用語では、累進レンズの近用部基準点と遠用部基準点はまた、近用部製作点及び遠用部製作点とも呼ばれる。これらの点の定義は、EN ISO 13666:1998標準5.13項及び5.14項に定められており、その全体を本明細書と共に参照し、その内容を本願に援用する。
累進レンズの視野が理想的であることは、眼鏡フレーム内に保持される累進レンズが眼鏡装用者の眼の正面で、遠用部基準点の幾何学配置と近用部基準点の幾何学配置が眼鏡装用者の、遠くを見ているときと近くを見ているときの視線方向と一致するように位置決めされているとの仮定を示す。したがって、DIN EN ISO 8980−2:2004標準第7章の仕様により、累進眼鏡用のレンズには、少なくとも2つのマークが永久的に設けられていなければならない。上述の標準によれば、これらの少なくとも2つのマークは、累進眼鏡用レンズ上に、34mmの間隔を開けて存在しなければならず、フィッティングポイント又はプリズム測定基準点を通る垂直面に関して対称に配置されなければならない。これら2つのマークは、その眼鏡レンズに関する体固有の局所座標系を画定する。これらのマークは、眼鏡レンズ内にレンズの水平ラインと、基準点、例えば遠用部及び近用部基準点、すなわちEN ISO 13 666:1998標準の5.24項において定義されるいわゆるフィッティングポイント又はEN ISO 13 666:1998標準14.2.12項において定義されているプリズム測定基準点の両方を再構築するために使用できる。
EN ISO 13 666:1998標準によれば、フィッティングポイントは眼鏡レンズ又は眼鏡レンズセミフィニッシュト製品の前面上の点であり、これは、製造者の仕様により、眼の正面に眼鏡レンズを位置決めするための基準点としての役割を果たすべきである。
眼鏡技師がある眼鏡装用者のために、前記眼鏡装用者について判断された屈折異常のために眼鏡レンズ生産者から入手するアンカット眼鏡レンズの場合、上記のマークのあるこれらの点の幾何学配置は黙示的に指定される。すなわち、眼鏡技師は、遠用部及び近用部基準点、すなわちフィッティングポイントと、プリズム測定基準点を、上述のマークに基づいて、又は眼鏡レンズ上に印刷され、マークに対応する数字に基づいて確立することができる。EN ISO 13 666:1998標準によれば、プリズム測定基準点は累進眼鏡用レンズ又は累進眼鏡用レンズセミフィニッシュト製品の前面上に製造者が指定する点であり、そこで完成したレンズのプリズム効果を決定しなければならない。
これによって、眼鏡技師はより安易にアンカット眼鏡レンズを研磨の前に正しく整列させ、その後、眼鏡装用者に最適な視野が提供されるように正しい位置で眼鏡フレーム内に挿入できる。
本発明では、眼鏡の個別データとは、特に眼鏡のいわゆる眼鏡装用者別フィッティングデータ、すなわち、眼鏡の眼鏡レンズの屈折力、眼鏡の眼鏡レンズの屈折力分布、眼鏡の眼鏡レンズの、眼鏡に、したがって間接的にこれらの眼鏡をかける眼鏡装用者にも当てはめられる座標系における近用部基準点の位置及び遠用部基準点の位置の集合からのデータを意味すると理解する。本発明では、眼鏡の個別データはまた、DIN EN ISO 8980−2:2004標準による累進眼鏡用レンズ上の少なくとも2つのマークの、その累進レンズが配置されている眼鏡に当てはめられる座標系における幾何学配置も意味すると理解する。
本発明の目的は、眼鏡レンズがその中に保持されている眼鏡の個別データをチェックしやすくすることである。
この目的は、請求項1または3または13の特徴を有する装置及び請求項11または12または14の特徴を有する方法によって達成される。本発明の有利な実施形態は従属項に記載されている。
本発明による、測定位置に配置された眼鏡であって、左側及び/又は右側眼鏡レンズを有する眼鏡の個別データを測定するための装置は、試験構造を表示するためのディスプレイを含む。装置は、眼鏡の左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズを通る画像形成ビーム経路で試験構造を捕捉するための画像捕捉手段を有する。さらに、装置内にコンピュータユニットがある。コンピュータユニットはコンピュータプログラムを含み、これは、左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの少なくとも1部分に関する屈折力分布を、画像捕捉手段により捕捉された試験構造の画像と、画像捕捉手段に関するディスプレイの既知の空間幾何学配置と、好ましくは、画像捕捉手段に関する眼鏡の既知の空間幾何学配置から判断する。
本発明による眼鏡の個別データを測定する装置は好ましくは、マウントを含み、これは測定位置に配置された、そこに載せられた眼鏡に関して、画像捕捉手段に関する眼鏡の既知の空間幾何学配置を画定する。このマウントは、眼鏡を測定位置に配置するための装置の受容部の中に形成されてもよい。その代わりに、又はそれに加えて、本発明による眼鏡の個別データを測定するための装置は、測定位置に配置された眼鏡の、画像捕捉手段に関する空間幾何学配置を判断するための手段を有していてもよい。例えば、この手段はホルダ、例えば眼鏡の少なくとも1つの弦とすることができ、これは眼鏡を本発明による装置の中の所定の空間幾何学配置に固定する。
測定位置に配置された眼鏡の個別データを測定するための本発明による方法では、試験構造が提供されるようになされ、その後、試験構造は、測定位置に配置された眼鏡の左側及び/又は右側眼鏡レンズを通過する画像形成ビーム経路によって画像化される。
その後、左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの屈折力分布が、試験構造の座標及び捕捉された試験構造の画像から、ならびに、好ましくは試験構造に関する左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの位置から、例えばコンピュータプログラムによる画像評価を用いて判断される。
試験構造は好ましくは2次元である。だが、本発明による方法の試験構造は3次元であってもよい。留意すべき点として、3次元の試験構造、例えば空間範囲を持つ物体の形態の試験構造又はガラスキューブ内に保持された異なる平面内に配置された複数の部分的構造の形態の試験構造により、本発明の範囲内で、測定の設定における眼鏡レンズの位置、曲率半径の比、眼鏡の個別データを測定するための装置の測定位置に配置された眼鏡における眼鏡レンズの屈折率又はその厚さを、異なる距離からの光線を計算することによって推測する選択肢が提供される。
ここで、特に、本発明の概念は、コンピュータプログラムが眼鏡の座標系に対応する座標系における屈折力分布を確認するというものである。ここで、眼鏡の座標系とは、眼鏡に関して固定された座標系を意味すると理解する。その代わりに、又はそれに加えて、コンピュータユニットのコンピュータプログラムが、左側及び/又は右側眼鏡レンズの座標系に対応する座標系における屈折力分布を判断することも可能である。
装置はまた、測定位置に配置された眼鏡の眼鏡フレームの1部分を捕捉するための画像捕捉手段としても設計でき、前記部分は眼鏡の座標系を画定する。
特に、本発明の概念は、画像捕捉手段が試験構造を、左側眼鏡レンズと共役の像面及び/又は右側眼鏡レンズと共役の像面で捕捉するというものである。
画像捕捉手段は好ましくは、少なくとも1つのカメラ、特に好ましくは少なくとも2つのカメラ及び、非常に特に好ましくは少なくとも3つのカメラを含む。
画像捕捉手段はまた、第一の像面を持つ第一のカメラと、第二の像面を持つ第二のカメラと、を有していてもよく、測定位置に配置された眼鏡の左側眼鏡レンズは第一の像面内で結像可能であり、及び/又は測定位置に配置された眼鏡の右側眼鏡レンズは第二の像面内に結像可能である。
本発明による装置において、第一のカメラが、測定位置に配置された、左側眼鏡レンズを備える眼鏡の左側眼鏡レンズを通過する光軸を持つカメラ光学ユニットを有し、第二のカメラが、測定位置に配置された、右側眼鏡レンズを備える眼鏡の右側眼鏡レンズを通過する光軸を持つカメラ光学ユニットを有し、第一のカメラのカメラ光学ユニットの光軸が第二のカメラのカメラ光学ユニットの光軸に平行であるようになすことができる。
留意すべき点として、眼鏡の個別データを測定するための装置における、異なる光軸を待つ2つ、3つ、さらにはそれ以上のカメラで眼鏡の部分を捕捉しやすくする画像捕捉手段により、それを用いて確認される眼鏡の個別データの精度を高めることが可能となる。
ここで、第一のカメラが、測定位置に配置された、左側眼鏡レンズを備える眼鏡の左側眼鏡レンズを通過する光軸を持つカメラ光学ユニットを有し、第二のカメラが、測定位置に配置された、右側眼鏡レンズを備える眼鏡の右側眼鏡レンズを通過する光軸を持つカメラ光学ユニットを有し、第一のカメラのカメラ光学ユニットの光軸が第二のカメラのカメラ光学ユニットの光軸とのステレオ角度αを含むようになすこともできる。
本発明による装置において、さらに、画像捕捉手段の第一のカメラが、測定位置に配置された眼鏡の左側眼鏡レンズを通過する光軸を持つカメラ光学ユニットを有し、画像捕捉手段の第三のカメラが、測定位置に配置された眼鏡の右側眼鏡レンズを通過する光軸を持つカメラ光学ユニットを有し、第一のカメラのカメラ光学ユニットの光軸が第三のカメラのカメラ光学ユニットの光軸とのステレオ角α’を含み、第二のカメラは、カメラ光学ユニットの光軸を持ち、それぞれカメラ光学ユニットの光軸とのステレオ角度βを含むようになすことができる。
装置はまた、第一のカメラのカメラ光学ユニットの光軸に沿って、測定位置に配置された、左側眼鏡レンズを備える眼鏡の左側眼鏡レンズを通過し、第二のカメラのカメラ光学ユニットの光軸に沿って、測定位置に配置された、右側眼鏡レンズを備える眼鏡の右側眼鏡レンズを通過する照明ビーム経路で照明光を提供するための照明装置も有していてもよい。
また、本発明の概念は、画像捕捉手段が像面を持つカメラを有し、測定位置に配置された眼鏡の左側眼鏡レンズは像面内で結像可能であり、及び/又は測定位置に配置された眼鏡の右側眼鏡レンズは像面内に結像可能である、というものである。ここで、特に、本発明の概念は、カメラ光学ユニットの光軸に沿って、測定位置に配置された眼鏡へと向けられる照明ビーム経路で照明光を提供するための照明手段を提供する、というものである。
ここで、装置が調節可能な反射板を含んでいれば有利であり、これは、第一の設定では、測定位置に配置された眼鏡の左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズを通過した照明光を少なくとも部分的に左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズを通るように反射させ、第一の設定とは異なる第二の設定では、ディスプレイ上に表示される試験構造を画像捕捉手段で捕捉するための画像形成ビーム経路を露出させる。例えば、この反射板は回転可能なディスク上に配置することができ、これは好ましくはモータにより駆動され、光を透過させる少なくとも1つのセクタを持つ。
本発明はまた、前述のような装置によって、レンズの入った眼鏡の個別データをチェックするためのシステムにも及ぶ。このようなシステムは、前述の装置を含む。個別データをチェックするために、眼鏡の個別データはシステム内で測定され、この測定データが対応するデータのねらい値と比較される。
さらに、本発明はまた、コンピュータプログラム製品にも及び、これは、試験構造を提供し、及び/又は試験構造の画像を、測定位置に配置された眼鏡の左側及び/又は右側眼鏡レンズを通過する画像形成ビーム経路で捕捉し、及び/又は眼鏡の左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの屈折力分布をコンピュータユニットにより判断するためのコンピュータプログラムを有する。
本発明によれば、個別データをチェックするためのシステムにおいて、眼鏡の右側及び/又は左側眼鏡レンズのUV吸収挙動を確認するための手段を提供するようになすことができる。本発明の範囲内で、このようなシステムにおいて、眼鏡装用者の眼鏡に関して固定された座標系における状況に応じた瞳孔の幾何学位置に関するデータ、例えばカメラにより捕捉されたデータを、上述の装置において確認された個別データ、特に眼鏡装用者別データに関係付けることにより、左側及び/又は右側眼鏡レンズが眼鏡内に正しく挿入されたか否か、及びその中に正しく据えられていたか否かについて表明することができる。その代わりに、又はそれに加えて、そのようなシステムにおいて、レンズ設計の所期のデータを眼鏡の左側及び/又は右側眼鏡レンズについて確認された屈折力分布と比較することにより、チェックされた眼鏡が正しい眼鏡レンズを含んでいるか否かを表明できるようにすることもできる。
本発明の1つの実施形態において、測定位置に配置された眼鏡であって、左側及び/又は右側眼鏡レンズを有する眼鏡の個別データを測定する装置は、少なくとも、
a)好ましくは静止している試験構造を表示するためのディスプレイと、
b)任意選択により、UV光を生成するための照明手段と、
c)任意選択により、可視光、好ましくは照明光を透過させる少なくとも1つの領域と、光、好ましくは照明光を反射する少なくとも1つの領域を含む反射板と、
d)任意選択により、照明光を生成するための照明手段と、
e)少なくとも1つのカメラ、好ましくは少なくとも2つのカメラを含む、好ましくは静止している試験構造を捕捉するための画像捕捉手段と、
f)左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの少なくとも1部分の少なくとも屈折力分布を、画像捕捉手段により捕捉された好ましくは静止している試験構造の画像と、画像捕捉手段に関するディスプレイの既知の空間幾何学配置と、また、任意選択により、画像捕捉手段に関する眼鏡の既知の空間幾何学配置から判断するコンピュータプログラムを有するコンピュータユニットと、
を含む。
本発明の好ましい実施形態において、測定位置に配置された眼鏡であって、左側及び/又は右側眼鏡レンズを有する眼鏡の個別データを測定するための装置は、少なくとも、
a)好ましくは静止している、好ましくは2次元の試験構造を表示するためのディスプレイと、
b)任意選択により、光、好ましくは可視光、特に好ましくは照明光を透過させる、及び透過させない領域を含む反射板であって、好ましくはディスプレイと測定対象の眼鏡との間に配置され、好ましくは回転可能である反射板と、
c)任意選択により、照明光を生成するための照明手段と、
d)好ましくは静止している、好ましくは二次元の試験構造を捕捉するための画像捕捉手段であって、少なくとも2つのカメラを含む画像捕捉手段と、
e)左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの少なくとも1部分の少なくとも屈折力分布及び、任意選択により、左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの永久マークの空間幾何学配置を、画像捕捉手段により捕捉された、好ましくは静止している試験構造の画像と、画像捕捉手段に関するディスプレイの既知の空間幾何学配置から判断するコンピュータプログラムを有するコンピュータユニットと、
を含む。
本発明の別の実施形態において、測定位置に配置された眼鏡であって、左側及び/又は右側眼鏡レンズを有する眼鏡の個別データを測定するための装置は、少なくとも、
a)好ましくは静止している、好ましくは2次元の試験構造を表示するためのディスプレイと、
b)眼鏡のための少なくとも1つのマウント及び/又は右側眼鏡レンズのための少なくとも1つのマウント及び/又は左側眼鏡レンズのための少なくとも1つのマウントであって、好ましくは眼鏡用レストの上に配置されたマウントと、
c)好ましくは静止している、好ましくは2次元の試験構造を捕捉するための、少なくとも1つのカメラ、好ましくは少なくとも2つのカメラを含む画像捕捉手段と、
d)左側眼鏡レンズ及び/又は右側眼鏡レンズの少なくとも1部分の少なくとも屈折力分布を、画像捕捉手段により捕捉された好ましくは静止している、好ましくは2次元の試験構造の画像と、画像捕捉手段に関するディスプレイの既知の空間幾何学配置と、また、任意選択により画像捕捉手段に関する眼鏡の既知の空間幾何学配置から判断するコンピュータプログラムを有するコンピュータユニットと、
を含む。
以下に、図面に概略的に描かれている本発明の有利な例示的実施形態を説明する。
第一のカメラと第二のカメラを有する画像捕捉手段により眼鏡の個別データを測定するための第一の装置を示す。 図1の装置の部分図を断面で示す。 局所座標系を画定するマークを有する累進眼鏡の眼鏡レンズを示す。 観察者の瞳孔の幾何学配置を判断するための測定用レッグを有する眼鏡を示す。 眼鏡の個別データを測定するための装置における反射ディスクのある実施形態を示す。 眼鏡の個別データを測定するための装置における反射ディスクの代替的実施形態を示す。 眼鏡の個別データを測定するための装置における反射ディスクの代替的実施形態を示す。 眼鏡の個別データを測定するための第二の装置を示す。 1つのカメラだけを含む画像捕捉手段により眼鏡の個別データを測定するための第三の装置を示す。 第一のカメラ、第二のカメラ、及び第三のカメラを有する画像捕捉手段により眼鏡の個別データを測定するための第四の装置を示す。 測定対象の眼鏡の、第一のカメラ、第二のカメラ、及び第三のカメラの画像フィールドを示す。 図9の装置の部分図を断面で示す。 本発明による装置による眼鏡の個別データの測定に関するフローチャートを示す。
図1に示される装置10は、眼鏡14の個別データを測定する役割を果たす。装置10は、測定対象の眼鏡14を眼鏡14のためのマウント15の上の測定位置に配置するための受容部12を有し、前記眼鏡は左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を有する。眼鏡14のためのマウント15は、左側眼鏡レンズ16のためのマウント20と右側眼鏡レンズ18のためのマウント22を有する。測定位置において、左側眼鏡レンズ16はマウント20に載せられ、右側眼鏡レンズ18はマウント22に載せられる。受容部12の中に配置された眼鏡14の測定位置は、マウント15によって個別に画定される。
留意すべき点として、装置10の改変型実施形態の場合、マウント15が1つ又は複数のマウントを有し、受容部12内に配置された眼鏡14が、フレームもしくはフレーム部分又は眼鏡レンズのエッジと、左側眼鏡レンズ16又は右側眼鏡レンズ18においてそれらの上に載るようになすこともできる。
同じく留意すべき点として、装置10の別の改変型実施形態において、マウント15は、縁なしメガネが、眼鏡14の少なくとも1つの眼鏡レンズの眼鏡レンズのエッジにおいてその上に載るようになすこともできる。
装置10には、2次元の試験構造25を表示するための2次元ディスプレイ24がある。装置10は画像捕捉手段26を含む。画像捕捉手段26は、第一のカメラ28と第二のカメラ30を有する。第一のカメラ28と第二のカメラ30は各々、カメラ光学ユニット32、34を有し、これらはそれぞれ、像面36、38の中に、第一及び第二のカメラ28、30内のイメージセンサ40、42により試験構造25を捕捉するように設計され、これはディスプレイ24によって表示される。ここで、第一のカメラ28のカメラ光学ユニット32の光軸44は、装置10の受容部内の測定位置に配置された眼鏡14の左側眼鏡レンズ16を通過する。したがって、第二のカメラ30のカメラ光学ユニット34の光軸46は、装置10の受容部内の測定位置に配置された眼鏡14の右側眼鏡レンズ18を通過する。
留意すべき点として、装置10の改変型実施形態においては、マウント15について、眼鏡14がそのフレームにおいてその上に載るか、又は装置10で測定される眼鏡14がカメラ28、30に面する側でその上に載るようになすこともできる。
装置10において、第一のカメラ28と第二のカメラ30の光軸は相互に平行である。装置10における左側眼鏡レンズ16のためのマウント20と右側眼鏡レンズ18のためのマウント22は、それぞれ眼鏡レンズ16と眼鏡レンズ18を通過する基準面50、52に、又はその付近に位置付けられ、前記基準面は、それぞれ第一及び第二のカメラ28、30の像面36、38とほぼ共役である。すなわち、カメラ28の像面36は、カメラ光学ユニット32によって基準面50にピントの合った状態で結像され、カメラ30の像面38は、カメラ光学ユニット34によって基準面52にピントの合った状態で結像される。
マウント20及びマウント22は、装置10の中で、原則として永久的刻印により実施されるDIN EN ISO 8980−2:2004標準によるマークが、それぞれ眼鏡14の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18の上の共役面50及び52内に、又はこれらの平面の付近にあるように配置される。
ここで、装置10の第一のカメラ28及び第二のカメラ30のカメラ光学ユニット32、34の被写界深度は、この場合、それで表示されるパターンが依然として第一のカメラ28と第二のカメラ30の像面36、38内で分解されるように、ディスプレイ24の幾何学配置と合致される。すなわち、第一のカメラ28と第二のカメラ30の像面36、38の中で、ディスプレイ24上に表示されるパターンによって生じる明るさの分布は、数学的に可逆的な方法で、ディスプレイ24上に表示されるパターンの明るさの分布に一意的に変換できる。
留意すべき点として、ディスプレイ24上に表示されるパターンは、例えば、点パターンであってもよく、第一のカメラ28と第二のカメラ30はそれぞれ、パターンの点の中心を判断しやすくする。同じく留意すべき点として、基本的に、ディスプレイ24には点パターンの代わりに線パターンも表示でき、すると、装置10の中に配置された眼鏡14の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18の屈折力は任意選択により、好ましくはデフレクトメトリによる評価法を用いて、前記線パターンに基づいて絶対的にのみならず位相シフトさせても判断できる。
それゆえ、カメラ28、30のイメージセンサ40、42により、装置10の画像捕捉手段26は、第一に、眼鏡14の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を記録し、第二に、左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を通って案内される画像形成ビーム経路で、ディスプレイ24上に表示された試験構造25の画像を捕捉するように設計される。
このために、カメラ光学ユニット32、34は、装置10の中で、受容部12内のマウント20、22の上に載る眼鏡レンズ16、18上にピントが合わされる。しかしながら、その過程で、カメラ光学ユニット32、34により、眼鏡レンズ16、18を通過する画像形成ビーム経路でイメージセンサ40、42の像面36、38の中で試験構造25が確実にピントの合った状態で捕捉されるような被写界深度が確保される。
装置10は、照明ビーム経路56、58を有する照明光を提供するための照明手段54を含み、これらの経路は、それぞれ第一のカメラ28のカメラ光学ユニット32と第二のカメラ30のカメラ光学ユニット34の光軸44、46に沿って、測定対象の眼鏡14の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を通過する。このために、照明手段54は、照明光を生成するための光源57、59を有する。それは、第一のカメラ28のカメラ光学ユニット32と測定位置に配置された眼鏡14の左側眼鏡レンズとの間に配置された第一のビームスプリッタ60と、第二のカメラ30のカメラ光学ユニット34と測定位置に配置された眼鏡14の右側眼鏡レンズ18との間に配置された第二のビームスプリッタ62と、を有する。
装置10において、2次元ディスプレイ24と受容部12との間に、そこに配置された眼鏡14を測定するための調節可能反射板76として機能する、回転可能に取り付けられた反射ディスクがある。反射ディスクは、照明手段54の照明光を、それぞれ左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を通って画像捕捉手段26の中の第一のカメラ28と第二のカメラ30へと戻るように反射させるセクタ77を有する。これに対して、反射ディスクのセクタ79は照明手段54からの光を透過させる。反射ディスクは、モータ式ドライブ78によって回転軸80の周囲で移動させることができる。
装置10はさらに、UV光を生成するための光源83を備える別の照明手段81を有する。照明手段81は、装置10の受容部12内の測定位置に配置された眼鏡14の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を通過するビーム経路でUV光を提供するように設計される。照明手段81は、カメラ28、30のイメージセンサ40、42により、装置10の受容部12に配置された眼鏡の眼鏡レンズ16、18のUV吸収挙動を測定する役割を果たす。
ディスプレイ24及び画像捕捉手段26と、照明手段54、別の照明手段81、及び装置10における反射ディスクの移動もまた制御するために、装置10はコンピュータユニット82を有する。コンピュータユニット82はコンピュータプログラムを含み、これは、装置10に関して固定された座標系84において、左側眼鏡レンズ16の少なくとも1部分についての、及び右側眼鏡レンズ18の少なくとも1部分についての、眼鏡14の座標系85を基準とした屈折力分布を、画像捕捉手段26によって捕捉された眼鏡14及び試験構造25の画像と、ディスプレイ24と画像捕捉手段26の相対位置と、画像捕捉手段26と左側眼鏡レンズ16のためのマウント20の相対位置と、画像捕捉手段26と右側眼鏡レンズ18のためのマウント22の相対位置から判断する。
図2は、図1の線II−IIに沿った断面略図の形態での装置10の部分図であり、コンピュータユニット82のコンピュータプログラムが装置10の中で左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18についての屈折力分布をどのように判断するかを説明する役割を果たす。
コンピュータユニット82の中のコンピュータプログラムは、試験構造25の局所歪みを、図1の装置10の受容部12に眼鏡が配置されていないときとそこに眼鏡14が配置されたときにカメラ28により捕捉された画像の差分画像から計算するアルゴリズムを含む。次に、試験構造25の画像を形成する光線の偏向角度が計算された歪みから判断される。その後、コンピュータプログラムは、ディスプレイ24に表示された試験構造25の個々の点Pgridから眼鏡レンズ16、18を通ってカメラ28又は30に到達する光線ray_rの局所偏向角度αを、カメラ28の像面36における、ディスプレイ24に表示された試験構造25の画像87の歪みと、眼鏡レンズ16のカメラ28に関する、及びディスプレイ24に関連する既知の相対位置から確認する。ここで、基準面50、52はそれぞれ、仮想屈折面として使用される。コンピュータユニット82の中のコンピュータプログラムはしたがって、カメラ30の像面38における、ディスプレイ24に表示された試験構造25の画像の歪みを評価する。それゆえ、このデフレクトメトリを用いた評価法は、ディスプレイ24上に表示された各点Pgridのx,y,zの空間座標が既知であるという事実を利用している。
コンピュータプログラムは、カメラ28、30の像面36、38における各点Pcamの重心を計算する。その後、コンピュータプログラムは、ベクトルray_inの形態でこれらの点Pcamから重心光線を確認する。コンピュータプログラムは、重心光線ray_inをディスプレイ24の平面と交差させる。このようにして、コンピュータプログラムは、ディスプレイ24の平面内の試験構造25の複数の仮想観察点Pvirtualを計算する。
ディスプレイ24上に表示された点Pgridの、それに対応する仮想観察点PvirtualからのずれΔ=Pgrid−Pvirtualは、眼鏡レンズ16又は18の屈折力に起因する点Pgridのシフトを説明している。
眼鏡レンズ16又は眼鏡レンズ18の屈折力を判断するために、コンピュータプログラムは、ディスプレイ24から発せられた光線が対応する眼鏡レンズ16、18を通過する位置Ptest objectを、装置10の中の、ディスプレイ24とそれぞれカメラ28及び30の像面36、38に関するマウント20、22の既知の相対位置から確認する。その後、コンピュータユニット82の中で、コンピュータプログラムにより、装置10内に配置された眼鏡14の眼鏡レンズ16、18を通る光線に関する局所光線偏向がそれぞれ、3つの点Ptest object、Pvirtual、及びPgridから判断される。その結果から、コンピュータプログラムは次に、眼鏡レンズ16又は眼鏡レンズ18により生じるこれらの光線の局所ビーム偏向に対応する屈折力分布を確認する。
それゆえ、装置10において、左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18の屈折力分布は、試験構造25と試験構造25の捕捉された画像の座標から、及び試験構造25又は試験構造25の画像に関する左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18の位置から判断される。
ここで、コンピュータプログラムは好ましくは、測定対象の眼鏡14の眼鏡レンズ16、18のパラメータも考慮し、前記パラメータは、眼鏡レンズ16、18に固有のものであり、例えば、そのエッジパラメータ、半径の比、中心の厚さ、エッジの厚さ、又はその他の半径勾配である。このようなパラメータはまた、既知の直径を有する眼鏡の中心及びエッジの厚さに関する情報を含んでいてもよい。眼鏡レンズ16、18に固有のパラメータはまた、眼鏡レンズが挿入される眼鏡フレームによって画定されるエッジの厚さであってもよい。眼鏡レンズ16、18に固有のパラメータはまた、光学的に有効な面の曲率半径であってもよい。
これは、事前にわかっている眼鏡レンズ16、18の形状が正確であるほど、コンピュータユニット82の中のコンピュータプログラムが判断できる眼鏡レンズ16、18の全体的な屈折力分布と実際の表面形状が正確になるからである。
留意すべき点として、装置10では、第一のカメラ28及び第二のカメラ30により構成されるカメラペアによって眼鏡14に配置された眼鏡レンズ16、18に関する立体測量データが捕捉しやすくなり、第一に、形状に関する情報、例えば前面及び後面の曲率半径の比に関する情報又はガラスの厚さに関する情報と、第二に、眼鏡14の眼鏡レンズ16、18の位置及び/又は眼鏡レンズの材料の屈折率に関する情報を前記立体測量データから確認することが可能である。
図3は、DIN EN ISO 8980−2:2004標準に対応するマーク86、88を有する累進眼鏡の眼鏡レンズ16を示しており、前記マークは眼鏡レンズ局所座標系90を画定する。さらに、近用部基準点92と遠用部基準点93の幾何学配置が眼鏡レンズ16上で見えるようにされている。
眼鏡レンズに関する仕様が眼鏡装用者の視野の邪魔にならないようにするために、生産者側でアンカット眼鏡レンズに付された仕様は、眼鏡技師により、レンズを眼鏡フレームに挿入する前にできるだけ除去される。その結果、眼鏡14のフレームに挿入された後では、例えば眼鏡レンズ16の近用部及び遠用部基準点92、93の幾何学配置を確認することは可能かもしれないが、費用が比較的高くならざるをえない。
眼鏡レンズの局所座標系90を画定するマーク86、88は永久マークであり、裸眼では見にくい光に対する位相物体として機能する。
図4は、観察者94を眼鏡14及びそこに固定された測定レッグ96と共に示しており、前記測定レッグは、左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18についての、瞳孔間距離及び眼鏡14に関して固定された座標系85における近用部基準点92及び遠用部基準点93に求められる幾何学配置の形態のフィッティングパラメータを測定する役割を果たす。
例えば、これらのフィッティングパラメータは、観察者94が近方を見ているときと遠方を見ているときにカメラ(図示せず)で記録されることによって測定でき、その後、瞳孔の幾何学配置が、眼鏡14に関して固定された座標系85において画像処理により確認される。
図1に示される装置10は、マーク86、88の幾何学配置を捕捉するように設計され、その過程で、これらのマーク86、88により画定される眼鏡レンズ座標系90を眼鏡14の座標系に当てはめる。
装置10の中の照明手段54の照明光は、図1に示されるカメラ光学ユニット32、34の光軸44、46に沿って案内され、装置10の受容部12に配置された眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18を通過する。この照明光は、反射ディスクの光反射セクタ77で反射され、その後、ビームスプリッタ60、62を介して、それぞれ第一のカメラ28及び第二のカメラ30の像面36、38に左側又は右側眼鏡レンズ16、18を通って到達する。
図5は、図1の装置で使用可能な回転可能な反射ディスクのある実施形態を示す。光反射セクタ77の部分において、反射ディスクは弧状に広がるマーク100を有する。装置10において、これらのマーク100の位置は、コンピュータユニット82に接続され、回転センサとして機能する光電センサ102により捕捉される。この回転センサは、反射ディスクの回転位置を示すトリガ信号に基づいて、画像捕捉手段26におけるカメラ28、30による画像捕捉を同期させる役割を果たす。
眼鏡レンズ16、18上のマーク86、88の位相物体は、光がその上で眼鏡レンズ16、18のそれ以外の領域より強く散乱するという結果を有する。本明細書と共にその全体を参照し、その開示を本出願の説明文に援用する独国特許第103 33 426 B4号明細書の段落0024に記載されているように、これらはすると、第一のカメラ28又は第二のカメラ30によって明るい背景上の暗い構造として捕捉できる。
眼鏡14の眼鏡フレームの、眼鏡14の座標系85を画像評価によってそこから判断できる部分が第一のカメラ28又は第二のカメラ30によって捕捉されることにより、装置10は、この座標系85を装置10の座標系84に当てはめることができる。
反射ディスクの光反射セクタ77が眼鏡の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を少なくとも部分的に露出させると、ディスプレイ24に表示される試験構造25がカメラ28、30によって特定できる。
コンピュータユニット82によって、反射ディスクの回転位置に応じてカメラ28、30の画像を評価することにより、装置10の座標系84の中で、受容部12に配置された眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18の屈折力の分布を判断することができる。さらに、その結果、装置10によって、眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18に関する眼鏡レンズ座標系90を、装置10の座標系84及び眼鏡14の座標系85に当てはめることが可能である。
装置10の代替的実施形態において、カメラ28、30は調節可能なカメラ光学ユニット32、34を有し、これらは、オートフォーカスシステムによって、ディスプレイ24ならびに眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18上に交互に、反射ディスクの回転位置に応じて合焦される。この方式により、ディスプレイ24上に表示される試験構造25と、眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18上のマーク86、88が確実にピントの合った状態で画像化される。
図6a及び図6bは、眼鏡14の個別データを測定できる装置10のための反射ディスクを有する調節可能な反射板76’、76’’の異なる実施形態を示す。
図7は、眼鏡の個別データを測定するための第二の装置110を示す。装置110の構成部品が前述の装置10の構成部品に対応するかぎり、これらは参照符号として同じ数字により特定される。
装置10と異なり、画像捕捉手段26’のカメラ28、30は、この場合に相互に関して傾斜した光軸44、46を有し、前記光軸は鋭角αをなす。画像捕捉手段26’によって、この場合、カメラ28、30のイメージセンサ40、42の像面上に、装置110の受容部12に配置された眼鏡の眼鏡レンズ16、18の相互重複部分を捕捉することができる。図3に基づいて説明したマーク86、88を眼鏡レンズ16、18の上で捕捉するために、縞状パターンがディスプレイ24に表示され、前記縞状パターンは異なる空間位相を持ち、異なる方向に延びる。すると、本明細書と共にその全体を参照し、その開示を本願の開示に援用する例えば米国特許第8,081,840 B2号明細書の特に第5コラム10〜50行に記載されているように、コンピュータユニット82の中で、デフレクトメトリによる位相振幅画像がカメラ28、30によって捕捉されたこの縞状パターンの画像から計算できる。この計算された位相振幅画像のコントラストは非常に高く、これらの計算された位相振幅画像のデータ記録には、特にマークの位置に関する情報が含まれる。
図8は、眼鏡14の個別データを測定するための第三の装置210を示す。装置210の構成部品が前述の装置10の構成部品に対応するかぎり、これらは参照符号として同じ数字により特定される。
装置210は、画像捕捉手段26’’を有し、その中には1つのカメラ28だけがあり、これは、装置210の受容部12に配置された眼鏡14を第一の眼鏡レンズ16と第二の眼鏡レンズ18との間で通過する光軸44を有するカメラ光学ユニット32を備える。
図9は、眼鏡14の個別データを測定するための第四の装置310を示す。装置310の構成部品が装置10の構成部品に対応するかぎり、これらは参照符号として同じ番号で特定される。
装置310は、測定対象の眼鏡14を眼鏡14のための測定位置に配置するための受容部12を有し、前記眼鏡は左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18を有する。
装置310には、2次元試験構造25を表示するための2次元ディスプレイ24がある。
装置310は画像捕捉手段26’’’を有し、その中には3つのカメラ28、28’、及び28’’がある。カメラ28、28’、及び28’’の各々は、カメラ光学ユニット32、32’、及び32’’を含み、これはイメージセンサ40、40’、40’’によって、ディスプレイ24に表示された試験構造25を像面36、36’、及び36’’の中で捕捉するように設計される。カメラ光学ユニット32、32’、32’’は、相互に関して傾斜する光軸46、46’、及び46’’を有する。カメラ光学ユニット32、32’、及び32’’の、ディスプレイ24に面する側に、それぞれ、光軸46、46’及び46’’が通過するビームスプリッタ60を有する照明手段54、54’、54’’と、受容部12に配置された眼鏡14に照明光を当てるための光源57がある。装置310のカメラ光学ユニット32、32、32’’は各々、焦点面を有し、これは眼鏡14の右側眼鏡レンズ18及び/又は左側眼鏡レンズ16を通る基準面50、52と交差する、又は眼鏡14の左側眼鏡レンズ16又は右側眼鏡レンズ18と当接する、又は基準面50、52と当接する。
ここで、装置310内のカメラ光学ユニット32、32’、32’’の被写界深度は、この場合、それで表示されるバターンが依然として像面36、36’、及び36’’で分解されるように、ディスプレイ24の幾何学配置と合致される。すなわち、ディスプレイ24に表示されたパターンによって、第一のカメラ28、第二のカメラ28’、及び第三のカメラ28’’の像面36、36’、及び36’’において生じる明るさの分布は、数学的に可逆的な方法で、ディスプレイ24上に表示されるパターンの明るさの分布に一意的に変換できる。
図10において、第一のカメラ28のイメージフィールド128、第二のカメラ28’のイメージフィールド128’、及び第三のカメラ28’’のイメージフィールド128’’を、測定するための装置310の中に配置された眼鏡14と共に見ることができる。
カメラ28、28’、及び28’’のイメージフィールド128、128’、及び128’’は、装置310の受容部12に配置された眼鏡14の眼鏡レンズ16、18と重なり、完全にこれらを覆い、それによって眼鏡レンズ16、18の上に永久マークとして実施されるマーク86、88が確実に、一方で少なくとも2つのカメラ28、28’の、他方で28’、及び28’’の相互に重複するイメージフィールド128、128’又は128’、128’’の中にあることになる。
装置310の中にはコンピュータユニット82があり、これは、カメラ28、28’、28’’により捕捉された画像データからの画像評価と三角法によって、左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18の空間幾何学配置を確認するためのコンピュータプログラムを含む。装置310の中のコンピュータユニット82は、受容部12内に配置された眼鏡14の画像捕捉手段26’’に関する空間幾何学配置を判断するための手段である。したがって、有利な点として、装置310では、装置310の受容部12内に眼鏡14を配置することによって眼鏡14の測定が自動的にトリガされるようにし、画像捕捉手段26’’’に関する左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18の空間幾何学配置を判断することが可能である。
図11は、図9の装置の部分図である。これは、装置310の中でコンピュータユニット82内のコンピュータプログラムが左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18に関する屈折力分布をどのように判断するかを説明する役割を果たす。
装置310内のコンピュータユニット82のコンピュータプログラムはまた、図9の装置310の受容部12に眼鏡が配置されていないときと眼鏡14がそこに配置されたときにカメラ28で捕捉された画像の差分画像から試験構造25の局所歪みを計算するアルゴリズムも含む。その後、試験構造25を結像する光線のための偏向角度が、計算された歪みから判断される。ここで、基準面50、52はコンピュータプログラムの中で、この場合に曲面である仮想屈折面として設定される。次に、コンピュータプログラムは、ディスプレイ24に表示された試験構造25の個々の点Pgridから眼鏡レンズ16、18を通ってカメラ28、28’、又は28’’に到達する光線ray_r1、ray_r2、及びray_r3の局所偏向角度α、α’及びα’’を、カメラ28、28’、28’’の像面36、36’、及び36’’における、ディスプレイ24に表示された試験構造25の画像87、87’、87’’の歪みと、カメラ28、28’、28’’に関する、及びディスプレイ24に関連する眼鏡レンズ16の既知の相対位置から確認する。それゆえ、このデフレクトメトリを用いた評価法は、ディスプレイ24に表示される各点Pgridのx,y,zの空間座標が既知であるという事実を利用している。
その後、コンピュータユニット82のコンピュータプログラムは、前述の装置10、110、及び210に基づいて説明したように、ベクトルray_in1、ray_in2、及びray_in3の形態の重心光線を計算する。コンピュータプログラムは、重心光線ray_in1、ray_in2、及びray_in3をディスプレイ24の平面と交差させる。このようにして、コンピュータプログラムは、ディスプレイ24の平面内の試験構造25の複数の仮想観察点Pvirtualを計算する。
ディスプレイ24上に表示された点Pgridの、対応する仮想観察点PvirtualからのずれΔ=Pgrid−Pvirtualは、眼鏡レンズ16又は18の屈折力により生じる点Pgridのシフトを説明する。
その後、眼鏡レンズ16又は眼鏡レンズ18の屈折力を判断するために、コンピュータプログラムは、ディスプレイ24から発せられた光線が対応する眼鏡レンズ16、18を通過する位置Ptest objectを、ディスプレイ24に関連する装置310の中の左側眼鏡レンズ16と右側眼鏡レンズ18の既知の相対位置と、カメラ28、28’、28’’の像面36、36’、36’’から確認する。そこで、装置310内に配置された眼鏡14の眼鏡レンズ16、18を通過する光線に関する局所光線偏向が再び、それぞれ、コンピュータユニット82の中で、3つの点、Ptest object、Pvirtual、及びPgridからコンピュータプログラムにより判断される。その結果から、コンピュータプログラムは次に、眼鏡レンズ16又は眼鏡レンズ18により生じるこれらの光線の局所ビーム偏向に対応する屈折力分布を確認する。
それゆえ、装置310において、左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18の屈折力分布は再び、試験構造25の座標と試験構造25の捕捉された画像から、及び任意選択により、試験構造25に関する左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18の位置又は試験構造25の画像から判断される。
留意すべき点として、眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び右側眼鏡レンズ18の屈折力分布を判断するための測定精度は、眼鏡の個別データを測定するための装置において、3つではなく、4つ、5つ、6つ、さらにそれ以上の、相互に関して傾斜した光軸を有するカメラ光学ユニットを持つカメラを使用することによってさらに高めることができる。
上述の装置10、110、210、及び310は、レンズの入った眼鏡の個別データをチェックするためのシステムにおいて、眼鏡フレーム内の眼鏡レンズの心取り点が、屈折及びフィッティング中に特定された、瞳孔間距離R/L及び瞳孔の高さに関する、眼鏡装用者別フィッティングパラメータに対応する否かを判断するために使用できる。例えば、このようなシステムは、眼鏡の右側眼鏡レンズ及び/又は左側眼鏡レンズの配置を、眼鏡に関して固定された座標系での測定された屈折力分布を考慮して評価するための手段を含むことができる。このようなシステムはまた、眼鏡の右側眼鏡レンズ及び/又は左側眼鏡レンズの、空間分解屈折力をねらい値と比較するための手段も含んでいてよい。
図12に示されるフローチャート150は、装置10、110、210、及び310の中に配置された眼鏡14を測定することによる、屈折力分布と、眼鏡レンズ16、18上の永久的刻印の空間幾何学配置を捕捉することを、このようなシステムの中で、眼鏡装用者の眼球の状況に応じた瞳孔の幾何学配置に関するデータ及びこのようなシステムにおけるレンズ設計に関する所期のデータの情報とどのように組み合わせることができるかを説明する役割を果たす。
これを使用して、対応するレンズが逆にせずに組み込まれたか、及び/又はこれらが取り違えられた可能性があるかを確認することができる。このようなシステムによって、眼鏡フレーム内のレンズの軸位置が正しいか否かをチェックすることが可能となる。このようなシステムによればまた、測定値が提供された値に対応するか否かを確かめることもできる。このようなシステムによればまた、眼鏡レンズが眼鏡フレームの中に正しく、引っ張られていない状態で組み込まれているか否かに関する表明も行うことができる。このようなシステムを使用すれば、その中で測定された屈折力分布がその領域について期待される屈折力分布に対応するか否か、瞳孔の幾何学配置が眼鏡レンズの屈折力分布に適合するか否か、及び眼鏡レンズの屈折力分布が視線方向に依存する、又は状況に依存する瞳孔の幾何学配置に適合するか否かを特定することが可能である。
留意すべき点として、上述の装置10、110、210、310のうちの1つを含む、眼鏡の個別データ、例えば眼鏡装用者別フィッティングデータをチェックするためのシステムでは、適応画像への測定データの重畳から、製造された眼鏡の品質に関する別の定性的表明を行うことも可能になる。すると、このために必要な画像データは、眼鏡技師が、例えば本明細書と共に参照し、その開示の全体を本願の開示に援用する独国特許出願公開第10 2010 007 922 A1号明細書に記載されているように、Relax Vision端末を援用して心取りデータを測定したときに得た記録から存在する。重畳により、フレーム内へのレンズの正確なフィットに関する表明を素早く行うことができる。様々な視線位置、例えば遠方視線位置、近方視線位置、及び移行領域、又は読書、運転、電話、仕事、音楽の演奏中等、異なる観察状況について、瞳孔の幾何学配置のこのような画像が評価されれば有利である。
ここで、留意すべき点は、特に、球面度数、円柱、及びプリズムに関する表明が、最も単純なケースでは、正しいレンズがフレーム内に挿入されたか否かを表明するのに十分である、という点である。例えば個別の設計、特に累進眼鏡の場合に、屈折力分布に関するより詳細な表明を行うことができるようにするためには、眼鏡レンズの所期のデータの記録が必要となる。これらが利用可能であれば、眼鏡レンズ設計の対応に関する表明を、適切なねらい値−実値比較によって行うことができる。
このようなシステムにおける眼鏡の眼鏡レンズに関する表面屈折力を判断するだけで、表面屈折力のプロファイルが、特に異なる視線方向の場合に、観察者の瞳孔の幾何学配置と適合するか否かについて合理的な表明を行うことができる。
結論として、特に以下の点に留意すべきである。本発明は、測定位置に配置された眼鏡14の個別データを測定するための装置10、110、210、310と方法に関し、前記眼鏡は左側及び/又は右側眼鏡レンズ16、18を有する。装置10、110、210、310は、試験構造25を表示するためのディスプレイ24を有する。装置10、110、210、310は、眼鏡14の左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18を通過する画像形成ビーム経路で試験構造25を捕捉するための画像捕捉手段26を含む。装置10、110、210、310はコンピュータユニット82を有し、これは、左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、画像捕捉手段26、26’、26’’、26’’’により捕捉された試験構造25の画像と、画像捕捉手段26、26’、26’’、26’’’に関するディスプレイ24の既知の空間幾何学配置と、好ましくは、画像捕捉手段26、26’、26’’、26’’’に関する眼鏡14の既知の空間幾何学配置から判断するコンピュータプログラムを備える。眼鏡14の個別データを測定するために、眼鏡14は測定位置に配置される。その後、本発明によれば、試験構造25が提供される。すると、試験構造25の画像が、測定位置に配置された眼鏡14の左側及び/又は右側眼鏡レンズ16、18を通過する画像形成ビーム経路で捕捉される。その後、左側眼鏡レンズ16及び/又は右側眼鏡レンズ18の屈折力分布は、試験構造25の座標及び試験構造25の捕捉された画像から判断される。
10、110、210、310 装置
12 受容部
14 眼鏡
15 眼鏡用マウント
16 左側眼鏡レンズ
18 右側眼鏡レンズ
20 マウント−左側眼鏡レンズ
22 マウント−右側眼鏡レンズ
24 ディスプレイ
25 試験構造
26、26’、26’’、26’’’ 画像捕捉手段
28、28’、28’’、30 カメラ
32、32’、32’’、34 カメラ光学ユニット
36、36’、36’’、38 像面
40、40’、40’’、42 イメージセンサ
44、46、46’、46’’ 光軸
50、52 基準面
54、54’、54’’ 照明手段
56、58 照明ビーム経路
57、59 光源
60、62 ビームスプリッタ
76、76’、76’’ 調節可能反射板(反射ディスク)
77 セクタ
78 モータ駆動式ドライブ
79 センサ
80 回転軸
81 照明手段
82 コンピュータユニット
83 光源
84、85 座標系
86、88、100 マーク
87、87’、87’’ 画像
90 眼鏡レンズ座標系
92 近用部基準点
93 遠用部基準点
94 観察者
96 測定レッグ
102 光電センサ
128、128’、128’’ イメージフィールド
150 フローチャート

Claims (18)

  1. 測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定するための装置(10、110、210、310)において、前記眼鏡は永久マーク(86、88)を持つ左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有し、
    試験構造(25)を表示するためのディスプレイ(24)と、
    前記試験構造(25)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する画像形成ビーム経路で捕捉するように設計され、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の眼鏡フレームの1部分を捕捉するように設計され、前記部分は前記眼鏡(14)の座標系(85)を画定し、それぞれ前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)に関する体固有の局所座標系を画定する前記永久マーク(86、88)を捕捉するように設計された画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)と、
    前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する照明光を提供するための照明手段(54、54’、54’’)と、第一の設定では、前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する前記照明光を、前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通って戻るように少なくとも部分的に反射し、前記第一の設定とは異なる第二の設定では、前記ディスプレイ(24)に表示される、前記試験構造(25)を前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)で捕捉するために前記画像形成ビーム経路を露出させる調節可能反射板(76)と、
    前記眼鏡(14)の前記座標系(85)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された、前記眼鏡フレームの前記部分から判断し、前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)の前記捕捉された永久マーク(86、88)から、それぞれ前記左側眼鏡レンズ(16)及び右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標を判断し、これを前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめ、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記試験構造(25)の画像と、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)に関する前記ディスプレイ(24)の既知の空間幾何学配置から、前記左側眼鏡レンズ(16)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を判断し、前記屈折力分布は、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記左側眼鏡レンズ(16)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断され、及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を判断し、前記屈折力分布は、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標に当てはめられた座標系(84)において判断されるようなコンピュータプログラムを有するコンピュータユニット(82)
    を特徴とする装置。
  2. 前記反射板(76)は、光を透過させる少なくとも1つのセクタ(79)を有する回転可能ディスク(76)上に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定する装置(10、110、210、310)において、前記眼鏡は永久マーク(86、88)を有する左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有し、
    試験構造(25)を表示し、及び/又はパターンを表示するためのディスプレイ(24)と、
    画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)であって、
    前記試験構造(25)及び前記パターンを、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する画像形成ビーム経路で捕捉するように設計され、
    前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の眼鏡フレームの1部分を捕捉するように設計され、前記部分は前記眼鏡(14)の座標系(85)を画定し
    それぞれ前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)に関する体固有の局所座標系を画定する前記永久マーク(86、88)を捕捉するように設計された画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)と、
    前記眼鏡(14)の前記座標系(85)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記眼鏡フレームの前記部分から判断し、前記捕捉されたパターンから合成画像を計算し、これから、前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)の前記永久マーク(86、88)の位置を判断し、これから、それぞれ前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標系を判断して、これを前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめ、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記試験構造(25)の画像と前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)に関する前記ディスプレイ(24)の既知の空間幾何学配置から、前記左側眼鏡レンズ(16)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を判断し、前記屈折力分布は、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記左側眼鏡レンズ(16)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断され、及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を判断し、前記屈折力分布は、前記眼鏡レンズの前記座標系(85)に、及び前記右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断されるようなコンピュータプログラムを有するコンピュータユニット(82)
    を特徴とする装置。
  4. 前記ディスプレイ(24)は、試験構造(25)を表示し、縞状パターンとして実施されたパターンを表示するように設計されること、及び前記コンピュータプログラムが前記捕捉された縞状パターンからデフレクトロメトリによる位相振幅画像を計算することを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. a)前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)のためのマウント(15)であって、前記眼鏡画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)に関する前記眼鏡(14)の既知の空間幾何学配置を画定するマウント、及び/又は
    b)前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)に関する空間幾何学配置を判断するための手段
    を特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の装置。
  6. 前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)は、前記左側眼鏡レンズ(16)と共役の像面(36)において、及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)と共役の像面(38)において前記試験構造(25)を捕捉することを特徴とする、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の装置。
  7. 前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)は、少なくとも1つのカメラ(28、28’、28’’、30)を含むことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の装置。
  8. a)前記画像捕捉手段(26、26’)は、第一の像面(36)を持つ第一のカメラ(28)と、第二の像面(38)を持つ第二のカメラ(30)と、を有し、前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)は前記第一の像面(36)内で結像可能であり、及び/又は前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記右側眼鏡レンズ(18)は前記第二の像面(38)内に結像可能であり、又は
    b)前記画像捕捉装置(26’’)は、像面(36)を持つカメラ(28)を有し、前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)は前記像面(36)内で結像可能であり、及び/又は前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記右側眼鏡レンズ(18)は前記像面(36)内に結像可能である
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の装置。
  9. c)前記画像捕捉手段(26’’’)は、第一の像面(36)を持つ第一のカメラ(28)と、第二の像面(36’)を持つ第二のカメラ(28’)と、第三の像面(36’’)を持つ第三のカメラと、を有し、前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)と右側眼鏡レンズ(18)は前記像面(36、36’、36’’)のうちの少なくとも1つに結像可能である
    ことを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の装置。
  10. 前記画像捕捉手段(26)の前記第一のカメラ(28)が、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)を通過する光軸(44)を持つカメラ光学ユニット(32)を有し、前記画像捕捉手段(26)の前記第二のカメラ(30)が、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する光軸(46)を持つカメラ光学ユニット(34)を有し、前記第一のカメラ(28)の前記カメラ光学ユニット(32)の前記光軸(44)が前記第二のカメラ(30)の前記カメラ光学ユニット(34)の前記光軸(46)に平行であること、又は、前記画像捕捉手段(26’)の前記第一のカメラ(28)が、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)を通過する光軸(44)を持つカメラ光学ユニット(32)を有し、前記画像捕捉手段(26’)の前記第二のカメラ(30)が、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する光軸(46)を持つカメラ光学ユニット(34)を有し、前記第一のカメラ(28)の前記カメラ光学ユニット(32)の前記光軸(44)が前記第二のカメラ(30)の前記カメラ光学ユニット(34)の前記光軸(46)とのステレオ角(α)を含むこと、又は、前記画像捕捉手段(26’’’)の前記第一のカメラ(28)が、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)を通過する光軸(46)を持つカメラ光学ユニット(32)を有し、前記画像捕捉手段(26’’’)の前記第三のカメラ(28’’)が、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する光軸(46’’)を持つカメラ光学ユニット(32’’)を有し、前記第一のカメラ(28)の前記カメラ光学ユニット(32)の前記光軸(46)が前記第三のカメラ(28’’)の前記カメラ光学ユニット(32’’)の前記光軸(46’’)とのステレオ角(α’)を含み、前記カメラ光学ユニット(32’)の前記光軸(46’)を持つ前記第二のカメラ(28’)はそれぞれ、前記カメラ光学ユニット(32、32’’)の前記光軸(46、46’’)とのステレオ角(β)を含むことを特徴とする、請求項に記載の装置。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載のように実施された装置(10、110、210、310)と、前記眼鏡(14)の右側及び/又は左側眼鏡レンズ(16、18)のUV吸収挙動を確認するための手段及び/又は、前記眼鏡(14)の右側及び/又は左側眼鏡レンズ(16、18)の配置を、前記眼鏡(14)に関して固定された座標系(85)における測定された屈折力分布を考慮して評価するための手段及び/又は、前記眼鏡(14)の前記右側及び/又は左側眼鏡レンズ(16、18)の空間分解屈折力をねらい値と比較するための手段を有する、レンズ入りの眼鏡(14)の個別データをチェックするためのシステム。
  12. 静止している測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定する方法において、前記眼鏡は、永久マーク(86、88)を持つ左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有し、
    試験構造(25)の画像を、画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を通過する画像形成ビーム経路を用いて捕捉するステップと、
    前記眼鏡(14)の眼鏡フレームの1部分を、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉するステップであって、前記部分は前記眼鏡(14)の座標系(85)を画定するようなステップと、
    前記測定位置に配置された眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通過し、前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通って戻るように少なくとも部分的に反射される照明光を提供するステップと、
    それぞれ前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標系を画定する前記永久マーク(86、88)を、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉するステップと、
    前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記眼鏡フレームの前記部分から、前記眼鏡(14)の前記座標系(85)を判断するステップと、
    前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)に関するそれぞれの前記体固有の局所座標系を、前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)の前記捕捉された永久マーク(86、88)から判断するステップと、
    前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)に関する前記それぞれの前記体固有の局所座標系を前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめるステップと、
    前記試験構造(25)の前記座標及び前記試験構造(25)の前記捕捉された画像から、前記左側眼鏡レンズ(16)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記左側眼鏡レンズ(16)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断するステップ、及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断するステップ
    を特徴とする方法。
  13. 静止している測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定する方法において、前記眼鏡は永久マーク(86、88)を持つ左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有し、
    試験構造(25)の、及び変化する空間位相を有し、異なる方向に延びる縞状パターンの画像を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を通過する画像形成ビーム経路を有する画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉するステップと、
    前記眼鏡(14)の眼鏡フレームの1部分を、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉するステップであって、前記部分が前記眼鏡(14)の座標系(85)を画定するようなステップと、
    デフレクトロメトリによる位相振幅画像を前記捕捉された縞状パターンから計算するステップと、
    前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の前記永久マーク(86、88)の位置を、前記計算されたデフレクトロメトリによる位相振幅画像から判断するステップと、
    前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)に関するそれぞれの体固有の局所座標系を、前記左側眼鏡レンズ(16)及び前記右側眼鏡レンズ(18)の前記永久マーク(86、88)の位置から判断するステップと、
    前記眼鏡(14)の前記座標系(85)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記眼鏡フレームの前記捕捉された部分から判断するステップと、
    前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)に関するそれぞれの前記体固有の局所座標系を、前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)の前記捕捉された永久マーク(86、88)から判断するステップと、
    前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は右側眼鏡レンズ(18)に関するそれぞれの前記体固有の局所座標系を前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめるステップと、
    前記試験構造(25)の前記座標と前記試験構造(25)の前記捕捉された画像から、前記左側眼鏡レンズ(16)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記左側眼鏡レンズ(16)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断するステップ、及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、前記眼鏡の前記座標系(85)に、及び前記右側眼鏡レンズ(18)に関する前記体固有の局所座標系に当てはめられた座標系(84)において判断するステップ
    を特徴とする方法。
  14. 測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定する装置(10、110、210、310)において、前記眼鏡は左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有し、
    試験構造(25)を表示するためのディスプレイ(24)と、
    前記試験構造(25)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記左側眼鏡レンズ(16)及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)を通過する画像形成ビーム経路で捕捉するように設計され、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の眼鏡フレームの1部分を捕捉するように設計され、前記部分は前記眼鏡(14)の座標系(85)を画定する画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)と、
    前記眼鏡(14)の前記座標系(85)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の前記眼鏡フレームの、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記部分から判断し、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記試験構造(25)の前記画像と、前記画像捕捉手段(26、26’26’’、26’’’)に関する前記ディスプレイ(24)の既知の空間幾何学配置から、前記左側眼鏡レンズ(16)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を判断し、前記屈折力分布は、前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめられた座標系(84)において判断され、及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を判断し、前記屈折力分布は、前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめられた座標系(84)において判断されるコンピュータブログラムを有するコンピュータユニット(82)
    を特徴とする装置。
  15. 前記コンピュータプログラムは、前記屈折力分布を測定する際に、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)に関する前記眼鏡(14)の既知の空間幾何学配置を考慮に入れることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
  16. 静止している測定位置に配置された眼鏡(14)の個別データを測定する方法において、前記眼鏡は左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を有し、
    試験構造(25)の画像を、画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の左側及び/又は右側眼鏡レンズ(16、18)を通過する画像形成ビーム経路を用いて捕捉するステップと、
    前記眼鏡(14)の眼鏡フレームの1部分を、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉するステップであって、前記部分が前記眼鏡(14)の座標系(85)を画定するようなステップと、
    前記眼鏡(14)の前記座標系(85)を、前記測定位置に配置された前記眼鏡(14)の、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)により捕捉された前記眼鏡フレームの前記部分から判断するステップと、
    前記試験構造(25)の前記座標と前記試験構造(25)の前記捕捉された画像から、前記左側眼鏡レンズ(16)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、前記眼鏡レンズの前記座標系(85)に当てはめられた座標系(84)において判断するステップ及び/又は前記右側眼鏡レンズ(18)の少なくとも1部分に関する屈折力分布を、前記眼鏡の前記座標系(85)に当てはめられた座標系(84)において判断するステップ
    を特徴とする方法。
  17. 前記屈折力分布を判断する際に、前記画像捕捉手段(26、26’、26’’、26’’’)に関する前記眼鏡(14)の既知の空間幾何学配置もまた考慮されることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. コンピュータプログラムを有するコンピュータプログラム製品において、前記コンピュータプログラムがコンピュータユニット(82)にロードされ及び/又は、コンピュータユニット(82)で実行されたときに、請求項12または13または16または17に記載のすべての方法ステップを実行するプログラムコードを備えるコンピュータプログラム製品。
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