JP6366956B2 - 導電助剤複合アルカリ金属チタン酸化物の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子の細孔内及び表面にアルカリ金属含有成分を含浸させ、焼成することを特徴とする、アルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(2)上記導電助剤が10nm以上10ミクロン未満の平均粒子径を持つことを特徴とする、(1)に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(3)上記導電助剤の添加量は、酸化チタン換算重量と導電助剤重量との合計に対し0.1wt%以上10wt%未満であることを特徴とする、(1)または(2)に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(4)上記導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子が、導電助剤の10倍以上の平均粒子径で、かつ0.1ミクロン以上100ミクロン未満の平均粒子径を持つことを特徴とする、(1)〜(3)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(5)上記導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子が10m2/g以上1000m2/g未満の比表面積を持つことを特徴とする、(1)〜(4)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(6)上記導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物の比表面積が0.1m2/g以上10m2/g未満であることを特徴とする、(1)〜(5)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(7)上記の(1)〜(6)のいずれか1項に記載の方法で得られた導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物をプロトン交換することを特徴とする、プロトン交換体の製造方法。
(8)(7)に記載の方法により製造されたプロトン交換体を、酸素ガス雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で250℃以上350℃未満の温度範囲で熱処理をすることを特徴とするチタン酸化物の製造方法であって、アルカリ金属チタン酸化物がNa2Ti3O7であり、プロトン交換体がH2Ti3O7である、チタン酸化物の製造方法。
また、本発明は、次のような態様を含むことができる。
(9)導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子は、多孔性チタン化合物の出発原料を溶解または熔融した液体に導電助剤粒子を分散し、該分散液体を沈殿処理または噴霧乾燥処理することにより得られるものであることを特徴とする、(1)〜(6)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(10)導電助剤の少なくとも一部は多孔性のチタン化合物粒子の細孔内に充填されていることを特徴とする、(1)〜(6)、(9)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(11)導電助剤は、カーボン材料、貴金属粉、導電性セラミックス粉から選択されるものであることを特徴とする、(1)〜(6)、(9)、(10)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(12)アルカリ金属チタン酸化物は、リチウム二次電池の電極活物質用である、(1)〜(6)、(9)〜(11)のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
(13)(9)〜(11)のいずれか1項に記載の方法で得られた導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物をプロトン交換することを特徴とする、プロトン交換体の製造方法。
(14)(13)に記載の方法により製造されたプロトン交換体を、酸素ガス雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で250℃以上350℃未満の温度範囲で熱処理をすることを特徴とするチタン酸化物の製造方法であって、アルカリ金属チタン酸化物がNa2Ti3O7であり、プロトン交換体がH2Ti3O7である、チタン酸化物の製造方法。
(15)チタン酸化物は、リチウム二次電池の電極活物質用である、(8)または(14)に記載のチタン酸化物の製造方法。
これらの均一な導電助剤を複合し、かつ均一な組成を有するアルカリ金属チタン酸化物やチタン酸化物は、種々の用途において有用であり、たとえば、電極活物質として使用した場合、レート特性に優れ、高容量が期待できるリチウム二次電池を提供することが出来る。
本発明の方法では、まず、導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子の細孔内及び表面にアルカリ金属含有成分を含浸させ、焼成し、導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物を製造する。
ここで用いられる導電助剤は、製造工程の初期から原料に含まれるため、焼成工程や酸性化合物との反応工程にさらされてもほとんど反応しない必要がある。このような導電助剤としては、カーボン材料や貴金属粉、導電性セラミックス粉体などの導電性材料の粉体が使用できる。たとえば、カーボン材料であれば、アセチレンブラックやケッチェンブラックなどが挙げられる。金属粉では、白金、金、銀などが挙げられる。導電性セラミックス粉体では、炭化チタン、窒化チタン、炭化ニオブなどが挙げられる。これらの中で、特にカーボン材料が好ましい。
導電助剤の平均粒子径(透過型電子顕微鏡などを用い、画像中の粒子100個の重心を通る長径と短径を測定し、その平均値を粒子が球状であると仮定した場合の重量平均粒子径(電子顕微鏡法)、またはBET法などを用いて測定した粒子の比表面積と密度から、真球中実粒子と仮定して算出した平均粒子径)は、チタン原料に内包あるいは表面に付着できる大きさであれば良く、チタン原料の平均粒子径の10%以下で、かつ10nm以上10ミクロン未満の平均粒子径が好ましい。より好ましくは、50nm以上5ミクロン未満である。
導電助剤の添加量は、酸化チタン換算重量(=含有チタンが酸化チタンとして存在すると仮定して換算した重量)と導電助剤重量との合計に対し0.1wt%以上10wt%未満が好ましい。より好ましくは、0.5wt%以上5wt%未満である。
なお、本発明における二次粒子とは、一次粒子が強固に結合した状態であり、通常の混合、粉砕、ろ過、搬送、秤量、袋詰め、堆積などの工業的操作では容易に崩壊せず、ほとんどが二次粒子として残るものである。
細孔容積は、窒素吸着法で求めた窒素の吸脱着等温線をBET法、HK法、BJH法などで解析して細孔分布を求め、細孔分布から算出することが出来る。平均細孔直径は、全細孔容積と、比表面積の測定値とから求めることが出来る。
アルカリ金属原料としては、アルカリ金属を含有する化合物(アルカリ金属化合物)で水溶液として溶解可能なものであれば特に制限されない。たとえば、アルカリ金属がLiの場合には、Li2CO3、LiNO3等の塩類、LiOH等の水酸化物、Li2O等の酸化物等が挙げられる。また、アルカリ金属がNaの場合には、Na2CO3、NaNO3等の塩類、NaOH等の水酸化物、Na2O、Na2O2等の酸化物等が挙げられる。また、アルカリ金属がKの場合には、K2CO3、KNO3等の塩類、KOH等の水酸化物、K2O、K2O2等の酸化物等が挙げられる。ナトリウムチタン酸化物の製造の場合には特にNa2CO3等が好ましい。
まず、乾燥させた導電助剤と複合した多孔性のチタン化合物粒子に、上記のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムなどから選択されるアルカリ金属化合物の1種または2種以上を含む水溶液を目的組成になるように含浸させ、ろ過後に必要であれば乾燥し、窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気中で加熱することによって導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物を製造することが出来る。導電助剤が金粉や導電性セラミックス粉体のように酸化に強いものであれば、空気中などの酸素ガスが存在する雰囲気中で加熱しても良い。
図1は、等方性形状のチタン化合物の一次粒子から、異方性形状を有する導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物の二次粒子が製造されることを模式的に示したものである。
上記の通り、本発明の方法では、目的の化学組成になるように導電助剤を複合した多孔性チタン化合物の表面及び細孔にアルカリ金属含有成分を含浸させる。多孔性チタン化合物への溶液の含浸量は、原料である多孔性チタン化合物の表面積や細孔容積によって変化するため、所定の含浸量の多孔性チタン化合物を得るためには、該多孔性チタン化合物について、予め、含浸量を確認して、使用する水溶液濃度を調整する必要がある。
アルカリ金属化合物の水溶液濃度によっては、多孔性チタン化合物におけるアルカリ金属化合物の水溶液の含浸量そのものは変化しないので、水溶液濃度を変化させることによって、多孔性チタン化合物に含浸されるアルカリ金属化合物の量を調節することが出来る。1回の含浸工程ではアルカリ金属化合物の含浸量が不足する場合には、上記の工程を繰り返すことによってアルカリ金属化合物の含浸量を増やし、目的の化学組成とすることが可能である。
導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物を乾燥し、細孔内の水分を取り除き、予備工程により割り出した所定の濃度に調製したアルカリ金属化合物が溶解した水溶液に懸濁し、チタン化合物の細孔内及び表面をリチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属化合物が溶解した水溶液に十分に膨潤させる。アルカリ金属化合物を所望の化学組成になるように多孔性のチタン化合物の深部にまで含浸させた後、フィルターろ過や遠心分離器などによって固形分と溶液を分離し、好ましくは固形分を乾燥させる。1回の含浸工程でリチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属化合物の含浸量が不足する場合には、上記の工程を繰り返し、アルカリ金属化合物の含浸量を増やして目的の化学組成とする。
たとえば、所望のアルカリ金属チタン酸化物がLi4Ti5O12である場合、粉末X線回折測定(CuKα線使用)において、2θが18.5°、35.7°、43.3°、47.4°、57.3°、62.9°、66.1°の位置(いずれも誤差±0.5°程度)のLi4Ti5O12に特有のピークを有する化合物を提供し得る組成であれば良い。また、同様に所望のアルカリ金属チタン酸化物Na2Ti3O7である場合、 粉末X線回折測定(CuKα線使用)において、2θが10.5°、15.8°、25.7°、28.4°、29.9°、31.9°、34.2°、43.9°、47.8°、50.2°、66.9°の位置(いずれも誤差±0.5°程度)のNa2Ti3O7で特有のピークを有する化合物を提供し得る組成であればよい。
次いで、アルカリ金属化合物を含浸した導電助剤を複合したチタン化合物粒子を焼成する。
焼成温度は、原料によって適宜設定することができるが、通常は、600℃から1200℃程度、好ましくは700℃から1050℃とすれば良い。焼成雰囲気は導電助剤の種類によって選択する必要がある。複合している導電助剤がカーボン材料の場合には、焼成温度範囲において酸化の影響を受けるため、窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気中で実施する必要がある。一方、複合している導電助剤が金粉などの貴金属粉や導電性セラミックス粉体などの場合には、焼成温度範囲において酸化の影響を受けないため、焼成雰囲気は特に限定されず、通常は空気中などの酸素ガス雰囲気中あるいは窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気中で実施すれば良い。
上記により得られた導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物を出発原料として、酸性水溶液中でプロトン交換反応を適用することにより、出発原料化合物中のアルカリ金属のほぼ全てが水素と交換した導電助剤と複合したアルカリ金属チタン酸化物のプロトン交換体が得られる。
上記により得られたアルカリ金属チタン酸化物のプロトン交換体を出発原料として、空気中などの酸素ガス雰囲気中、あるいは窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気中で熱処理することによって、チタン酸化物が得られる。
(カーボンを複合したNa2Ti3O7の製造方法)
硫酸チタニル水和物(TiOSO4・xH2O, xは2〜5の範囲内)6.25gを95%硫酸7mlを含む硫酸水溶液200mlに加えて溶解し、さらに尿素30gを溶解した後に最終的に蒸留水を加えて250mlとした。この水溶液に導電助剤であるカーボン粒子(TIMCAL社製、SuperC65、比表面積:46m2/g、平均粒子径:58nm(BET法による比表面積より算出))50mgを入れ、超音波分散5分間を行った。これを丸底の3つ口フラスコに入れ、撹拌用のプロペラで上記水溶液を撹拌しながら、オイルバスで95℃に加熱した。尿素の加水分解による沈殿剤の供給と硫酸チタニルの自己加水分解によって白濁が生じ、加熱開始から1時間30分後にオイルバスから3つ口フラスコを取り出し、流水で冷却した。得られた白濁の固形物を遠心分離器で分離し、蒸留水による洗浄を3回繰り返したものを60℃、1昼夜乾燥したものをNa2Ti3O7製造のチタン原料とした。
上記で得られたカーボンを複合したNa2Ti3O7を出発原料として、0.5N塩酸水溶液に浸漬し、60℃の条件下で3日間保持して、プロトン交換処理を行った。交換処理速度を速めるために24時間毎に塩酸水溶液を交換して行った。その後、水洗し、空気中60℃で1昼夜乾燥を行い、目的物であるカーボンを複合したプロトン交換体H2Ti3O7を得た。
次に、上記で得られたカーボンを複合したH2Ti3O7を、アルミナるつぼに充填した後に、空気中280℃で5時間熱処理することによって、目的とするカーボンを複合したH2Ti12O25を得た。
(Na2Ti3O7の製造方法)
硫酸チタニル水和物(TiOSO4・xH2O, xは2〜5の範囲内)6.25gを95%硫酸7mlを含む硫酸水溶液200mlに加えて溶解し、さらに尿素30gを溶解した後に最終的に蒸留水を加えて250mlとした。これを丸底の3つ口フラスコに入れ、撹拌用のプロペラで上記水溶液を撹拌しながら、オイルバスで95℃に加熱した。尿素の加水分解による沈殿剤の供給と硫酸チタニルの自己加水分解によって白濁が生じ、加熱開始から1時間30分後にオイルバスから3つ口フラスコを取り出し、流水で冷却した。得られた白濁の固形物を遠心分離器で分離し、蒸留水による洗浄を3回繰り返したものを60℃、1昼夜乾燥したものをNa2Ti3O7製造のチタン原料とした。
このようにして得られたカーボンを複合したH2Ti12O25(実施例1)とカーボンの入っていないH2Ti12O25(比較例1)を活物質として、導電剤としてアセチレンブラック、結着剤としてポリテトラフルオロエチレンを、重量比で5:5:1となるように配合して電極を作製し、対極にリチウム金属を用いて、6フッ化リン酸リチウムをエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒(体積比1:1)に溶解させた1M溶液を電解液とする、図10に示す構造のリチウム二次電池(コイン型セル)を作製し、その電気化学的リチウム挿入・脱離挙動を測定した。電池の作製は、公知のセルの構造・組み立て方法に従って行った。
また、本発明の方法により得られる導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物及びそのプロトン交換体の熱処理によって得られるチタン酸化物は個々の粒子が高い均一性を有しており、それらの粒子が適度なサイズに凝集構造をとり、取り扱いも容易である。
特に本発明で得られる導電助剤を複合したH2Ti12O25は、高容量であり、かつ、レート特性の観点で優れたリチウム二次電池電極材料として実用的価値の極めて高いものである。
2:負極端子
3:負極
4:セパレータと電解液
5:絶縁パッキング
6:正極
7:正極缶
Claims (8)
- 導電助剤の粒子を多孔性チタン化合物の出発原料を溶解した液体に均一に分散し、導電助剤粒子を均一に内包した多孔性のチタン化合物粒子の細孔内及び表面にアルカリ金属含有成分を含浸させ、焼成することを特徴とする、アルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
- 上記導電助剤が10nm以上10ミクロン未満の平均粒子径を持つことを特徴とする、請求項1に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
- 上記導電助剤の添加量は、酸化チタン換算重量と導電助剤重量との合計に対し0.1wt%以上10wt%未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
- 上記導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子が、導電助剤の10倍以上の平均粒子径で、かつ0.1ミクロン以上100ミクロン未満の平均粒子径を持つことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
- 上記導電助剤を複合した多孔性のチタン化合物粒子が10m2/g以上1000m2/g未満の比表面積を持つことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
- 上記導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物の比表面積が0.1m2/g以上10m2/g未満であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアルカリ金属チタン酸化物の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法で得られた導電助剤を複合したアルカリ金属チタン酸化物をプロトン交換することを特徴とする、プロトン交換体の製造方法。
- 請求項7に記載の方法により製造されたプロトン交換体を、酸素ガス雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で250℃以上350℃未満の温度範囲で熱処理をすることを特徴とするチタン酸化物の製造方法であって、アルカリ金属チタン酸化物がNa2Ti3O7であり、プロトン交換体がH2Ti3O7である、チタン酸化物の製造方法。
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