JP6366904B2 - 2つの部分から成形されたプラスチックケーシングを有する電動油圧パワーブレーキ - Google Patents

2つの部分から成形されたプラスチックケーシングを有する電動油圧パワーブレーキ Download PDF

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Description

本発明は、タンデムマスタシリンダに接続されてブレーキペダルにより制御される車両ブレーキ回路の電動油圧パワーブレーキに関する。電動モータを有するこのパワーブレーキは、マスタシリンダのプライマリピストンに作用するアクチュエータピストンを、ラック付きの動力伝達機構によって制御し、プランジャ、アクチュエータピストンおよびマスタシリンダが、操作軸線上に一直線に配置され、パワーブレーキが、車両のトーボードにマスタシリンダと共に固定されるようにするためのピンを備えている。
このような電動油圧パワーブレーキは公知である。これらの電動パワーブレーキは、射出成形アルミニウム製のパワーブレーキのケーシングを有する。この解決方法は有効であるが、アルミニウムケーシングを鋳込んだ後で加工が必要であることや、ケーシングの重量のために多数の部品が必要になることなど、幾つかの欠点がある。
本発明の目的は、圧縮応力および牽引応力を伝達するためにこのようなパワーブレーキに課される動作条件を確保しながら、電動油圧パワーブレーキ、特にそのケーシングと組立を簡素化することにある。
このため、本発明は、上記のタイプの電動油圧パワーブレーキを目的とし、この装置は、
A. 動力伝達機構とアクチュエータピストンとに組み立てられる2個の部分から構成されて、電動モータを収容するプラスチック材料のケーシングと、
B. 車両のトーボードに組み立てるための鋼製の境界板と、
C. 組立ベースを有するタンデムマスタシリンダと、
D. 軸線XXに対して直径方向に向かい合った2つの位置で操作軸線XXに平行であって、この軸線の両側でケーシングを貫通する少なくとも2個の連結ビームとを含み、これらの連結ビームが、一端でマスタシリンダのベースに当接し、他端で境界板に当接して、ベースと境界板との間でケーシングを締め付けることを特徴とする。
本発明によるパワーブレーキは、ケーシングがプラスチック材料から構成され、成形によって得られるので、成形後の加工すなわちケーシングの最終形状に対応する仕上げをしなくてもよいことから、製造が著しく簡素化され、多数の長所を有する。プラスチック材料のケーシングによって、パワーブレーキ全体が軽量化される。ケーシングは2つの部分からなり、組立は容易にされる。なぜなら、動力伝達機構は、実質的に上記の部分の一方、たとえばケーシングの後方部分に完全に取り付けることができ、前方部分はもっぱら電動モータを収容するだけだからである。2個の部分は組立により結合され、動力伝達機構の各部材を収容する区画は、組立面での接合により互いに係合される。
連結ビームがパワーブレーキの応力をプレートに伝達するので、ケーシングは牽引応力を被らずに圧縮応力だけを被り、圧縮応力は、境界板を形成するプレートに伝達される。
この構造によって、組立部品の数が減少する。
アクチュエータピストンに対して、特にアクチュエータピストンのラックに対して対称な位置で各側に連結ビームが配置され、アクチュエータピストンにより及ぼされる全ての応力は、実質的に2個の連結ビームを通る面に配置される。
別の有利な特徴によれば、連結ビームは、境界板を貫通し、また、車両のトーボードへのパワーブレーキの固定ピンを形成する。
別の特徴によれば、プラスチック材料のケーシングが、組立面に沿って組み立てられる2個の部分からなり、前方部分が、前側に、電動モータを収容して、このモータの軸のための出力を底部に備えた、開口された円筒形の区画を有し、後ろ側に、アクチュエータピストンのラックと協働する個々のねじ歯車の両側で、動力伝達機構の部材と、ねじ歯車の軸の軸受とのためのハウジング部分を形成する区画を有し、後方部分が、前側に、境界板の支持部を有し、後ろ側に、前方部分の区画に係合する対応する区画を有して、前方および後方の双方の部分の組立により、動力伝達機構の部材を収容するハウジングを構成し、前記区画が、動力伝達機構の幾何学的な軸を通る組立面に垂直な隔壁により画定され、組立面が、ねじ歯車の軸を通る。
前方部分と後方部分とからなるこの構造は、各部分を形成する様々な隔壁により補強されるが、これは、特に、組立面が、ねじ歯車の軸を通るので、これによってパワーブレーキの組立が大幅に簡素化されるからである。というのも、前方部分または後方部分のいずれか、好適には前方部分が、ねじ歯車を支持する軸と共にはすば歯車等の動力伝達機構の構成部品を収容する一方で、ケーシングの反対部分が、電動機およびその軸と、組立により2個のはすば歯車の間隔に導入されるねじとを収容するからである。
こうした状況で、最終組立は、予め設置された個々の構成部品を備えたケーシングを構成する2つの部分と、連結ビームにより組み立てられるようにされるタンデムマスタシリンダとの3つの部分の組立に実質的に制限される。
別の特徴によれば、ケーシングが、連結ビームを通すための長手方向の筒状通路を含んでいる。これらの通路は、前方部分と後方部分のために互いに係合し、円筒形のスペーサを構成して、少なくとも部分的にケーシングの圧縮強度を保証する。これらの筒状通路は、好適には円形の断面を有し、各々の筒状通路が1個の連結ビームを囲んでいることから、圧縮強度はますます保証される。
別の有利な特徴によれば、円筒形の区画の底部が、電動モータの軸の出力軸受のための空洞を含んでいる。底部のこの形状により、モータの軸を良好に支持することができる。こうした支持は、上記の軸の出力軸受が、全体構造を理由として2個のはすば歯車の付近にあり、これらの2個のはすば歯車の間隔に、軸により支持された動力伝達ねじが到達して、はすば歯車と協働することからますます良好にされる。
別の有利な特徴によれば、後方部分は、後ろ側に、アクチュエータピストンをガイドするための通路を含んでいる。
別の有利な特徴によれば、円筒形の区画が、電動モータを支持するプレートの固定連結ビームのために、軸に平行な組立用の筒状通路により縁取られている。
このような組立は、好適には事前に、パワーブレーキのモータの分離組立を行うことができる。しかし、また、組立を複雑化することなく逆に行うことも可能である。ケーシングの2個の部分とパワーブレーキとを組立可能であるので、アセンブリは、一段と容易に、かつ軽量化され、次いで、3個の部分すなわちケーシングの2個の部分とパワーブレーキとが組み立てられたら、モータを所定の位置にセットし、モータ収容区画の外側の筒状通路に固定された連結ビームによって、モータを取り付けることができる。
この組立は、モータの出力軸により支持される駆動ねじが、既にセットされた2個のはすば歯車の間の間隔に自然にスライドしていくことから可能にされる。こうした組立には、たとえばモータのロータを回転させてその軸が回転するようにし、ねじが、係合する2個のはすば歯車の間隔にねじ止めされて収容されるようにするだけでよい。
このプロセスは、モータの軸のための軸受を備えたプレートにより電動モータが支持され、このプレートが、連結ビームにより筒状通路に固定されて区画を閉鎖するだけに、ますます実現可能である。
別の特徴によれば、後方部分と前方部分が、それらの互いに向かい合った面に、以下のような端面と端面で当接結合される隔壁すなわち、上壁と下壁、上壁と共に上方の区画を画定する上方の隔壁、2個の中間区画を画定する、上方の隔壁の下の中間隔壁、アクチュエータピストンの区画を画定するための、中間隔壁の下にある下部隔壁と下壁の上にある下方の隔壁、2個の下方の区画を形成する下方の隔壁、を含んでいる。
別の特徴によれば、軸線を通る面に対して対称な動力伝達機構が、対称面におけるモータの軸の端部にあるねじ、1つの軸をそれぞれ支持し、対称位置において同じである2個のはすば歯車、軸の1つに結合されるねじ歯車、各軸上ではすば歯車とねじ歯車との間にある中間軸受、軸上でねじ歯車を超えたところにある下部軸受、上記ねじの両側で上方の区画内に収容され、上記ねじと係合するはすば歯車、中間区画と下方の区画とにそれぞれ収容される軸受、アクチュエータピストンのラックにそれぞれ面して下部隔壁と下方の隔壁との間に収容されるねじ歯車を含んでいる。
このように全体として、マスタシリンダを有する本発明によるパワーブレーキは、製造および組立が簡単で、パワーブレーキがマスタシリンダのプライマリピストンに伝達すべき応力に完全に耐えられるアセンブリを構成する。
以下、添付図面に示された本発明による電動油圧パワーブレーキの実施形態を用いて、本発明について詳しく説明する。
車両のトーボードに設置する準備のできたタンデムマスタシリンダを有するパワーブレーキの組立後を示す等角図である。 本発明によるパワーブレーキのケーシングの後部を示す分解組立図である。 パワーブレーキの前部を示す分解組立図である。 はすば歯車の軸を通る面で図1のパワーブレーキを示す横断面図である。
図1によれば、本発明は、車両ブレーキ回路の電動油圧パワーブレーキを目的とする。ブレーキペダルにより制御ロッド2を介して制御されるパワーブレーキ1は、タンデムマスタシリンダ3に接続される。
図1の配向によれば、ブレーキペダル(制御ロッド2)側に向けられた左側部分は、エンジン区画と乗員室とを隔てる隔壁である車両のトーボードにパワーブレーキを固定する手段を示しており、後ろ側(AR)に対応し、反対側が、タンデムマスタシリンダ3を支持する側であり、前側(AV)に対応する。
パワーブレーキ1は、タンデムマスタシリンダ3の作動機構と、この作動機構を駆動する電動モータ5とを収容するケーシング4からなる。モータ5は、ケーシング4に固定されたプレート6によって部分的に支持される。
プラスチック製のケーシング4は、接合面PPに沿って組み立てられる2個の部分4AV、4ARからなる。後方では、ケーシングの部分4ARが支持面41を有し、この支持面が、トーボードへの据え付け用のピン71を備えた鋼製の境界板7を収容する。前方では、ケーシング4が、その部分4AVによりマスタシリンダ3のベース31に接続されている。組立は、2個の連結ビーム8が、一端でマスタシリンダ3のベース31に当接し、他端で境界板7に当接して、マスタシリンダのベース31と境界板7との間でケーシング4を締め付けることによって行われる。これらの連結ビーム8は、ねじ切り部分81によって境界板7を超えて延長されて固定ピンを構成し、境界板7に直接結合される2個のピン71を補完する。
パワーブレーキ1は、操作軸と呼ばれる軸線XXに沿って一直線に揃えられた様々な部材を含み、特に、ブレーキペダルに接続された制御ロッド2と、マスタシリンダ3のプライマリピストンおよびセカンダリピストン(双方とも図示せず)と、アクチュエータピストンとを含む。
前側(AV)では、ケーシング4の部分4AVが、電動モータ5の区画130の外側の筒状通路132に連結ビーム61によって固定された電動モータ5のプレート6を収容する。プレート6は、また、電動モータの供給用のコネクタ62と、パワーブレーキ1を作動するための制御ロッド2の運動検知手段のためのコネクタ63とを支持する。これらの手段については一般に知られているので、これ以上説明しない。
図2と図3の分解組立図は、ケーシング4の構成を示している。
図2は、前方部分4AVと後方部分4ARとを前から見たところを示しており、電動モータとマスタシリンダはまだ取り付けられていない。互いに開口された2個の部分4AV、4ARは、操作軸線XXに垂直な接合面PPの縁に続いており、パワーブレーキの全体構造は、操作軸線XXを通る図2の「垂直な」面YY/XXに対して全体として対称である。
前方部分4AVは、その前面に、軸線XXに沿ってマスタシリンダのプライマリピストンのための通路111を囲む支持部110を含んでいる。支持部110は、軸線XXに対して対称な位置に2個の前方筒状通路115Vを備え、これらの通路は、ボア116に通じていて、マスタシリンダ(図示せず)の支持面31に係合する形状を収容し、また、筒状通路は、連結ビーム8により貫通され、ナット82により締め付けられる。
前方部分4AVは、軸線XXにおいて支持面31の後ろに、アクチュエータピストンを収容する区画120を備え、また、この区画の上に、軸線XXに平行な軸を有してパワーブレーキの電動モータ5を収容する円形断面の円筒区画130を備える。円筒区画130は、缶の形状をしていて、その底部に、モータの軸51の軸受のための同軸の空洞131を有する。ねじに続く軸51は、後方部分4ARに向けられている。
モータを収容する円筒形の区画130は、プレート6をねじ止めする連結ビーム61のための4個の筒状通路132を外側に有し、プレートは、カバーを形成するとともに、モータ5とコネクタ手段62、63とを支持する。
前方部分4AVに向かい合った後方部分4ARは、前方部分の面に向けられたほぼ同じ面で、いわば局部的に接合面PPに対して対称な面を有する。
後方部分4ARは、パワーブレーキの作動機構300を形成する構成部品と共に示されて、2個のはすば歯車301からなる対称なアセンブリを含んでおり、2個のはすば歯車301は、これらに同時に係合するモータ5のねじ51を通過可能にする間隔をあけられている。
はすば歯車301は同じものであり、ねじ歯車303を備えた下向きの軸302によってそれぞれ支持されている。各軸302は、はすば歯車301とねじ歯車303との間に中間軸受304を備え、また、ねじ歯車303を超えて配置される下部軸受305を備える。
作動機構300の一部をなすアクチュエータピストン310は、軸線XXに沿ってケーシング4に摺動式に収容されており、直径方向に向かい合った2つの側に、ねじ歯車303と協働するラック311を備えている。
このように構成される動力学的なアセンブリは、面YY/XXに対して対称であるので、ねじ51により伝達されるモータ5のトルクは、対称に配分され、2個のラック311によりアクチュエータピストン310を対称に駆動する。
後方部分4ARは、特に前側の上部に、対称な上方の区画210Rを含み、この区画は、上壁211Rと上方の隔壁212Rとにより画定されて、2個のはすば歯車301の半分を収容する。上方の隔壁212Rの下で、中間隔壁220Rは、各軸302の中間軸受304の半分をそれぞれ収容する2個の区画221Rを形成する。下方の軸受305についても同様である。2個の区画241Rを有する下方の隔壁240Rは、下方の軸受305の半分をそれぞれ収容する。
下部隔壁230Rと下方の隔壁240Rは、また、アクチュエータピストン310を収容する区画231Rを画定する。この区画231Rの両側は、アクチュエータピストン310と、YY/XX面に平行な2個のラック311とのために開口され、これは、軸302と、それらのねじ歯車303が、それぞれラック311と係合するためである。
後方部分4ARは、下壁215Rにより閉鎖される。
詳しく示していないが、剛性隔壁250R、251Rは、隔壁220R、230R、240Rを互いに結合し、また、支持面41および下方の隔壁241Rと、ケーシングの後方部分4ARの下壁215Rにも接続される。
図2は、アクチュエータピストン310のスプリング312を同様に示しており、プランジャピストン21は、図1に示されている。
後方部分4ARの両側には、前方の筒状通路115Vに係合される連結ビーム8の通過用の後方の筒状通路115Rが設けられている。
菱形の支持部41は、筒状通路115Rからはみ出して補強縁42を構成し、後方部分4ARのこの領域を補強するとともに、連結ビーム8の応力を後方部分4ARのアセンブリに伝達する。
図3は、パワーブレーキ1の構成部品の様々な形状、特にケーシングの前方部分4AVの外側および内側の形状を示す分解組立図である。
この図は、後ろから前に、補強縁42によって境界を画定されるスペース内で剛性の境界板7を収容する後方部分4ARの支持部41の特別な形状を示している。また、トーボードを通過させるために制御ロッド2を囲む円筒形のシェル43を含んでいる。この図は、後方部分4ARに取り付けられる歯車301を示している。
空のケーシングの前方部分4AVは、図2と図4により既に説明した後方部分4ARの隔壁と区画に係合する隔壁と区画を含む。これらの部分には同じ参照符号を付し、接尾語Rの代わりにVを付けている。すなわち、上方部分の後ろ側で、上方の区画210Vが、上壁211Vと上方の隔壁212Vとの間で歯車301を収容するハーフハウジングを形成する。この区画210Vは、歯車301の軸302を囲むための通路213Vを形成する半円形の2個の開口部を備える。この区画の下に、2個の軸の軸受304のハーフハウジングを形成する2個の区画221Vを有する壁220Vがあり、下部には、下部隔壁230Vと下方の隔壁240Vが、アクチュエータピストン310の区画231Vを部分的に囲み、各側に、2個の軸302の各軸の下端の軸受305のためのハーフハウジングを形成する区画241Vを有する。外側では、前方部分4AVの外装が、2個の連結ビーム8の筒状通路115Rに係合する筒状通路115Vを形成する。
前側では、前方部分4AVが、電動モータ5を収容する円柱状の区画130を支持する。外側では、この円柱状の形状が、モータ5を支持するプレート6の組立のために筒状通路132により縁取られている。
ハウジング130の中央では、開口部133により、モータの軸51を通過させることができ、この軸のねじが、2個のはすば歯車301と協働する。
図2による前方から後方への等角図から、ケーシング内の各構成部品の配置と、ケーシング4の2個の部分4AV、4ARの構造とが分かる。
後方部分4ARは、ねじ(図示せず)と係合する2個のはすば歯車301と、ねじ歯車303を支持する2個の軸302と、軸線XXに対して直径方向に対向する位置にある2個の側面ラック311を備えたアクチュエータピストン310とを収容している。パワーブレーキのリターンスプリング312ならびに2個の連結ビーム8も同様に示されている。前方部分4AVの前部を示す図は、モータを収容するハウジング130の形状と、マスタシリンダ3のベース31の固定用ならびにプライマリピストンの通路111用の支持部110の形状とを示している。
図4は、接合面PPに沿ったパワーブレーキの横断面図であり、軸51が2個のはすば歯車301と係合し、各はすば歯車が、モータの出力軸51に垂直な軸302を有し、その一端に、ねじ歯車303を含んで、パワーブレーキのアクチュエータピストン310により支持される側面ラック311とそれぞれ係合する。
この図は、ラック311とねじ歯車303との両側で連結ビーム8により行われる組立の幾何学的形状を明らかにしており、その結果、最大応力は、実質的に全て、連結ビーム8と軸線XXとを通る面に及ぼされる。
区画231Rの上にはセンサ315があり、制御ロッド2により導入されて制動要求を示すスラスト運動を検知する。モータ5は、パワーブレーキの通常の制御手順に従って、この検知信号に応じて作動される。
マスタシリンダ3とパワーブレーキ1との組立は、後方部分ARに動力伝達機構300の構成部品を所定の場所に配置し、それと並行して、前方部分4AVにモータ5をセットし、その後、連結ビーム8によって3つの部分4AR、4AV、3を結合することにより、ごく簡単に実施され、それによって車両のトーボードにこのアセンブリを取り付ける準備がなされる。
上記の組立順序はまた変更可能であり、特にモータは、境界板とタンデムマスタシリンダとに組み立てられるケーシング内に別々に設置してもよい。
本発明によるパワーブレーキは、また、パワーブレーキの他の部分を分解する必要なしに、特にケーシングを開ける必要なしに、パワーブレーキの電動モータを分解できるという長所を有する。
1 パワーブレーキ
2 制御ロッド
21 プランジャピストン
3 タンデムマスタシリンダ
31 ベース
4 ケーシング
41 支持部
42 縁
43 円筒形のシェル
4AV 前方部分
4AR 後方部分
5 電動モータ
51 軸/ねじ
6 プレート
61 連結ビーム
62 コネクタ
63 コネクタ
7 境界板
71 ピン
8 連結ビーム
81 ねじ切り部分
82 ナット
110 タンデムマスタシリンダのための支持部
111 プライマリピストンの通路
115R、V 筒状通路
116 ボア
120 アクチュエータピストンのための区画
130 円筒形の区画
131 空洞
132 筒状通路
133 開口部
210R、V 上方の区画
211R、V 上壁
212 R、V 上方の隔壁
213R、V 切込み/軸の通路
215R、V 下壁
220R、V 中間隔壁
221R、V 中間区画
230R、V 下部隔壁
231R、V アクチュエータピストンの区画
240R、V 下方の隔壁
241R、V 下方の区画
250R、V 剛性隔壁
251R、V 剛性隔壁
300 パワーブレーキの作動機構
301 はすば歯車
302 軸
303 ねじ歯車
304 中間軸受
305 下部軸受
310 アクチュエータピストン
311 ラック
312 スプリング
315 センサ
XX 操作軸線
YY 垂直方向
YY/XX 対称面
PP 接合面

Claims (10)

  1. タンデムマスタシリンダに接続されてブレーキペダルにより制御される車両ブレーキ回路の電動油圧パワーブレーキであって、電動モータを有するこのパワーブレーキ(1)が、マスタシリンダのプライマリピストン(3)に作用するアクチュエータピストン(310)を、ラック(311)付きの動力伝達機構によって制御し、
    プランジャ、アクチュエータピストン(310)およびマスタシリンダ(3)が、操作軸線(XX)上に一直線に配置され、
    パワーブレーキ(1)が、車両のトーボードにマスタシリンダ(3)と共に固定されるようにするためのピン(71)を備えている、パワーブレーキにおいて、
    A. 動力伝達機構(300)とアクチュエータピストン(310)とに組み立てられる2個の部分(4AR、4AV)から構成されて、電動モータ(5)を収容するプラスチック材料のケーシング(4)と、
    B. 車両のトーボードに組み立てるための鋼製の境界板(7)と、
    C. 組立ベース(31)を有するタンデムマスタシリンダ(3)と、
    D. 操作軸線(XX)に対して直径方向に向かい合った2つの位置で操作軸線(XX)に平行であって、この操作軸線(XX)の両側でケーシング(4)を貫通する少なくとも2個の連結ビーム(8)とを含み、これらの連結ビーム(8)が、一端でマスタシリンダ(3)のベース(31)に当接し、他端で境界板(7)に当接して、ベース(31)と境界板(7)との間でケーシング(4)を締め付けることを特徴とするパワーブレーキ。
  2. 連結ビーム(8)が、境界板(7)を貫通し、また、車両のトーボードへのパワーブレーキ(1)の固定ピン(81)を形成することを特徴とする請求項1に記載のパワーブレーキ。
  3. プラスチック材料のケーシング(4)が、組立面(PP)に沿って組み立てられる2個の部分(4AR、4AV)からなり、
    前方部分(4AV)が、
    前側に、電動モータ(5)を収容して、このモータの軸(51)のための出力を底部に備えた、開口された円筒形の区画(130)を有し、
    後ろ側に、アクチュエータピストン(310)のラック(311)と協働する個々のねじ歯車(303)の両側で、動力伝達機構(300)の部材と、ねじ歯車(303)の軸の軸受とのためのハウジング部分を形成する区画(210V、221V、241V)を有し、
    後方部分(4AR)が、
    後ろ側に、境界板(7)の支持部(41)を有し、
    側に、前方部分(4AV)の区画に係合する対応する区画(210R、221R、241R)を有して、前方および後方の双方の部分の組立により、動力伝達機構(300)の部材を収容するハウジングを構成し、
    前記区画が、動力伝達機構の幾何学的な軸を通る組立面(PP)に垂直な隔壁(211R、V、212R、V、220R、V、230R、V、240R、V)により画定され、組立面(PP)が、ねじ歯車(303)の軸を通ることを特徴とする請求項1に記載のパワーブレーキ。
  4. 円筒形の区画(130)が、電動モータを支持するプレート(6)の固定連結ビーム(61)のために、操作軸線(XX)に平行な組立用の筒状通路(132)により縁取られていることを特徴とする請求項3に記載のパワーブレーキ。
  5. 円筒形の区画(130)の底部が、電動モータ(5)の軸(51)の出力軸受のための空洞(131)を含んでいることを特徴とする請求項3に記載のパワーブレーキ。
  6. 方部分(4A)が、前側に、アクチュエータピストン(310)をガイドするための通路(111)を含んでいることを特徴とする請求項3に記載のパワーブレーキ。
  7. ケーシング(4、4AV、4AR)が、連結ビーム(8)を通すための長手方向の筒状通路(115R、V)を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のパワーブレーキ。
  8. 電動モータ(5)が、モータの軸のための軸受を備えたプレート(6)により支持され、このプレートが、連結ビーム(61)により筒状通路(132)に固定されて区画(130)を閉鎖することを特徴とする請求項3に記載のパワーブレーキ。
  9. 後方部分および前方部分(4AR、4AV)が、それらの互いに向かい合った面に、以下のような端面と端面で当接結合される隔壁すなわち、
    上壁(211R、V)と下壁(215R、V)
    上壁(211R、V)と共に上方の区画(210R、V)を画定する上方の隔壁(212R、V)
    2個の中間区画(221R、V)を画定する、上方の隔壁の下の中間隔壁(220R、V)
    アクチュエータピストン(310)の区画を画定するための、中間隔壁の下にある下部隔壁(230R、V)と、下壁の上にある下方の隔壁(240R、V)
    2個の下方の区画(241R、V)を形成する下方の隔壁(240R、V)
    を含んでいることを特徴とする請求項に記載のパワーブレーキ。
  10. 操作軸線(XX)、および操作軸線(XX)と垂直に交わる軸線YYを含む面(XX、YY)に対して対称な動力伝達機構(300)が、
    (XX、YY)におけるモータ(5)の軸(51)の端部にあるねじ
    1つの軸(302)をそれぞれ支持し、モータ(5)の軸(51)の両側で上方の区画(210R、V)内に収容され、モータ(5)の軸(51)のねじと係合する2個のはすば歯車(301)、
    軸(302)の1つに結合され、アクチュエータピストン(310)のラック(311)にそれぞれ面して下部隔壁(230R、V)と下方の隔壁(240R、V)との間に収容されるねじ歯車(303)
    各軸(302)上ではすば歯車(301)とねじ歯車(303)との間にある中間軸受(304)
    軸(302)上でねじ歯車(303)を超えたところにある下部軸受(305)
    中間区画(221R、V)と下方の区画(241R、V)とにそれぞれ収容される軸受(304、305)
    を含んでいることを特徴とする請求項に記載のパワーブレーキ。
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