JP6366410B2 - タイヤのフォースバリエーションを算出する方法、装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

タイヤのフォースバリエーションを算出する方法、装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の車両に使用されるタイヤのユニフォミティ(フォースバリエーション)をコンピュータを用いて算出する方法、装置及びコンピュータプログラムに関する。
タイヤは、理想的には、一定荷重を加えて回転させたときに、回転軸に作用する反力の変動(以下、FV:フォースバリエーションと表記する場合がある)が一定であることが好ましい。そのためには、内部の剛性、寸法、質量分布などがタイヤの全周において均一であることが望まれる。タイヤは、ゴム、繊維コード、スチールコード等から構成される複合材料構造物であり、タイヤの構造上及び製造工程の面から、タイヤの周上における質量分布の不均一性を完全に排除することが困難である。
これらの不均一性に起因して車体振動や騒音が発生することから、タイヤの回転軸に発生するFVを、製作コストの要する実タイヤによる測定ではなく、コンピュータを用いて算出可能であることが求められる。
特許文献1には、有限要素法(FEM:Finite Element Method)を用いた数値解析をコンピュータで実行し、ユニフォミティを算出することが開示されている。同文献では、タイヤ周方向に不均一性を有するタイヤモデルに対して動的陽解法を用いて解析を実施することが記載されている。
特許文献2には、有限要素法(FEM:Finite Element Method)を用いた数値解析をコンピュータで実行し、タイヤモデルの変形挙動を算出することが開示されている。同文献では、タイヤ周方向に不均一性を有するタイヤモデルの生成方法と、タイヤ挙動を静的に再現する静的陰解法を用いることができる旨の記載がある。
特開2007−83925号公報 特開2005−242788号公報
実タイヤに対応するように、質量分布がタイヤ周方向に不均一なタイヤモデルを用いてFV(ユニフォミティ)を算出するにあたり、質量及び加速度に関する項を含む外力の算出式「式(1)参照」を用いた動的陽解法を利用すれば、質量の不均一性に起因するFVを適切に算出できると考えられる。しかしながら、特許文献1で述べられた動的陽解法は、単位時間を大きく設定すると解が発散してしまうおそれがあるので、単位時間を細かく設定しなければならず、実時間を表現するにあたり膨大な数の単位時間(ステップ)が必要で計算コストが膨大となり、更に数値振動が大きいことから実用的ではない。

外力ベクトルがF、質量マトリックスがM、剛性マトリックスがK、変位ベクトルがUである。
一方、特許文献2で述べられた静的陰解法は、単位時間を大きく設定でき、計算コスト及び数値振動が小さいので、実用的である。しかし、外力の算出式「式(2)参照」に質量の項がないため、質量の不均一性に起因するFVを算出することができない。
F=KU …(2)
ただし、外力ベクトルがF、剛性マトリックスがK、変位ベクトルがUである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、質量の不均一性に起因するタイヤのフォースバリエーションを低計算コストで算出する方法、装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明のタイヤのフォースバリエーションを算出する方法は、
(a)タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶部から読み出すステップと、
(b)予め設定された内圧及び荷重条件の下、前記タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によって前記タイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出するステップと、
(c)前記算出した外力値に基づきタイヤの回転軸に作用する力を算出するステップと、
を含み、
コンピュータが、前記タイヤモデルが少なくとも一回転するまで上記(b)及び(c)のステップを繰り返し実行し、タイヤの回転軸に作用する力の変動を算出することを特徴とする。
本発明のタイヤのフォースバリエーションを算出する装置は、タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶する記憶部と、予め設定された内圧及び荷重条件の下、前記タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によって前記タイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出する接地転動解析部と、前記接地転動解析部が算出した外力値に基づきタイヤの回転軸に作用する力を算出するフォース算出部と、を備え、前記タイヤモデルが少なくとも一回転するまで、前記接地転動解析部の算出と前記フォース算出部による算出を繰り返し実行し、タイヤの回転軸に作用する力の変動を算出することを特徴とする。
このように、接地転動解析において、タイヤモデルの全ての要素に作用する外力を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出するので、質量の不均一性を考慮したFVを低計算コストで算出可能となる。
本実施形態のタイヤのFVを算出する装置を模式的に示すブロック図。 タイヤモデルデータを示す図。 本装置で算出されるRFVを示す図。 本装置が実行するFV算出処理ルーチンを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[タイヤのフォースバリエーションを算出する装置]
図1に示すように、本実施形態のタイヤのフォースバリエーションを算出する装置1は、タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現した3次元タイヤモデルデータを用いて、タイヤモデルに作用する物理量を算出する。本実施形態では、タイヤモデルの回転軸に上下方向(鉛直方向)に作用する力を算出して、RFV(ラジアルフォースバリエーション)を解析する。勿論、フォースバリエーション(以下、FVとも表記する場合がある)として、タイヤ幅方向に作用するLFV(ラテラルフォースバリエーション)や、タイヤ周方向に作用するTFV(トラクティブフォースバリエーション)を算出してもよい。
具体的に、装置1は、図1に示すように、設定部10と、記憶部11と、接地転動解析部12と、フォース算出部13と、を有する。これら各部10〜13は、CPU、メモリ、各種インターフェイス等を備えたパソコン等の情報処理装置においてCPUが予め記憶されている図示しない処理ルーチンを実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。
図1に示す設定部10は、キーボードやマウス等の既知の操作部を介してユーザからの操作を受け付け、タイヤを複数の要素でモデル化したタイヤモデルデータ(有限要素モデル)に関する設定、タイヤモデルにかける荷重値及び内圧値、走行速度など、有限要素法(Finite Element Method)を用いたタイヤ転動解析に必要な各種解析条件を受け付け、これら設定値を記憶部11に記憶する。タイヤモデルデータは、操作に応じて設定部10が生成部として生成してもよいし、記憶媒体に記憶されたタイヤモデルデータを取り込み、記憶部11に記憶するようにしてもよい。
図2は、タイヤモデル全体の側面図を例示する。タイヤモデルデータは、図2に示すように、タイヤの挙動を模擬的に解析するために、タイヤを複数の要素の分割する有限要素法を用いた数値計算モデルに対応させて計算するためのデータである。タイヤモデルは、有限要素法(FEM;Finite Element Method)に対応した要素分割、例えばメッシュ分割によって複数の要素に分割されている。図中では、タイヤ周方向に複数分割されていることを表すが、タイヤ幅方向やタイヤ径方向にも分割されている。タイヤモデルは、数理的・解析的手法に基づいて解析するためのコンピュータプログラムへのインプットデータ形式にタイヤを数値化したデータである。タイヤモデルは、タイヤの内部構造、トレッド部のトレッドパターンに関するデータを含む。本実施形態のタイヤモデルは、実タイヤに対応するように、質量がタイヤ周方向に不均一に設定され、各々の質量に関するデータを有する。
図1に示す接地転動解析部12は、設定部10により予め与えられた所定荷重及び所定内圧の条件下において所定路面にタイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、接地及び回転によってタイヤモデルを構成する全ての要素に作用するが外力値を算出する。本実施形態では、タイヤの回転速度が一定であり、回転よって生じる慣性力(遠心力等)が定常状態にあるので、静的な解析手法を利用できる。本実施形態では、静的陰解法を用いるが、一般的な静的陰解法は、上記式(2)のように質量に関する項がない。不均一な質量分布を考慮するためには、次の式(3)に示すように、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式を用いる。
F=MRω+KU …(3)
ただし、外力ベクトルはF、質量マトリックスはM、タイヤ中心からの位置ベクトルはR、角速度ベクトルはω、剛性マトリックスはK、変位ベクトルはUである。
接地転動解析部12の解析によって、或る時点(t)におけるタイヤを構成する全ての要素についてそれぞれ作用する外力が算出される。
図1に示すフォース算出部13は、接地転動解析部12によって算出された各要素の外力値に基づいてタイヤモデルの回転軸に作用する力を算出する。この算出方法は公知であるためにここでの説明を省略する。
装置1は、接地転動解析部12による要素毎の外力値の算出と、フォース算出部13によるタイヤ回転軸に作用する力の算出について、タイヤモデルが少なくとも一回転するまで単位時間毎に繰り返し実行することで、図3に示すように、フォース算出部13で得られる力の変動を算出する。すなわち、或る時点(t)におけるタイヤ回転軸に作用する力を算出し、或る時点(t)から単位時間Δt経過させた時点(t+Δt)におけるタイヤ回転軸に作用する力を算出し、これを繰り返すことになる。
[タイヤのフォースバリエーションを算出する方法]
上記装置1を用いたタイヤのフォースバリエーションを算出する方法を、図4を用いて説明する。
まず、図4のステップS100において、設定部10が、図2に示すタイヤモデルを生成又は設定する。次のステップS101において、設定部10が、各種解析条件をメモリに設定する。
次のステップS102において、接地転動解析部12が、タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶部11から読み出す。
次のステップS103において、接地転動解析部12が、予め設定された内圧及び荷重条件の下、タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によってタイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出する。
次のステップS104において、フォース算出部13が、接地転動解析部12の算出した外力値に基づきタイヤ回転軸に作用する力を算出する。本実施形態では、タイヤ回転軸に鉛直方向に作用するRFVを算出する。ステップS103とS104の処理を、タイヤモデルが少なくとも一回転するまで繰り返し実行する。
ここで、本発明の効果を示すために、質量分布がタイヤ周方向に不均一となるように生成されたタイヤモデルデータを用い、比較例1と実施例1,2,3においてそれぞれ解析した結果を表1に示す。
比較例1は、式(2)に示すような静的陰解法を用い、評価対象を低速RFVとした。
低速RFVは、JIS D4233(自動車用タイヤのユニフォミティ試験方法)で規定されるタイヤの回転速度(7km/h)におけるRFVである。
実施例1は、式(3)に示す遠心力を考慮した静的陰解法を用い、評価対象を低速RFV(7km/h)とした。
実施例2は、式(3)に示す遠心力を考慮した静的陰解法を用い、評価対象を高速RFV(50km/h)とした。
高速RFVは、JIS D4233で規定されたタイヤの回転速度を超え、実際に使用される速度領域におけるRFVである。
実施例3は、式(3)に示す遠心力を考慮した静的陰解法を用い、評価対象を高速RFV(120km/h)とした。
表中のRFVは、タイヤが一回転したときの上下荷重変動の振幅である。比較例1を100として指数で評価した。数値が大きいほど、変動の振幅が大きいことを示す。
表1より、比較例1と実施例2とを比較すれば、同回転速度でRFVが異なることから、実施例2では質量アンバランスが考慮されていることが分かる。実施例1〜3を見れば、実施例2と比較例1とにRFVの差が20%以上あることから、これが有意差と考えられるので、回転速度は50km/h以上で解析を実施することが好ましいことが分かる。
以上のように、本実施形態のタイヤのフォースバリエーションを算出する方法は、
(a)タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶部11から読み出すステップ(S102)と、
(b)予め設定された内圧及び荷重条件の下、タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によってタイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出するステップ(S103)と、
(c)算出した外力値に基づきタイヤの回転軸に作用する力を算出するステップ(S104)と、
を含み、
コンピュータが、タイヤモデルが少なくとも一回転するまで上記(b)及び(c)のステップ(S103,S104)を繰り返し実行し、タイヤの回転軸に作用する力の変動を算出する。
本実施形態のタイヤのフォースバリエーションを算出する装置は、タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶する記憶部11と、
予め設定された内圧及び荷重条件の下、タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によってタイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出する接地転動解析部12と、
接地転動解析部12が算出した外力値に基づきタイヤの回転軸に作用する力を算出するフォース算出部13と、を備え、
タイヤモデルが少なくとも一回転するまで、接地転動解析部12の算出とフォース算出部13による算出を繰り返し実行し、タイヤの回転軸に作用する力の変動を算出する。
このような装置構成又は方法によれば、接地転動解析において、タイヤモデルの全ての要素に作用する外力を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出するので、質量の不均一性を考慮したFVを低計算コストで算出可能となる。
本実施形態に係るコンピュータプログラムは、上記方法を構成する各ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。このプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。言い換えると、上記装置は、上記方法を使用しているとも言える。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図1に示す各部10〜13は、所定プログラムをコンピュータのCPUで実行することで実現しているが、各部を専用メモリや専用回路で構成してもよい。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
11…記憶部
12…接地転動解析部
13…フォース算出部

Claims (3)

  1. (a)タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶部から読み出すステップと、
    (b)予め設定された内圧及び荷重条件の下、前記タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によって前記タイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出するステップと、
    (c)前記算出した外力値に基づきタイヤの回転軸に作用する力を算出するステップと、
    を含み、
    コンピュータが、前記タイヤモデルが少なくとも一回転するまで上記(b)及び(c)のステップを繰り返し実行し、タイヤの回転軸に作用する力の変動を算出することを特徴とする、タイヤのフォースバリエーションを算出する方法。
  2. タイヤを構成する構成部品を複数の有限要素で表現された3次元タイヤモデルデータであって、質量がタイヤ周方向に不均一に設定されたタイヤモデルのデータを記憶する記憶部と、
    予め設定された内圧及び荷重条件の下、前記タイヤモデルを接地させて変形させると共に一定速度で回転させ、当該接地及び回転によって前記タイヤモデルを構成する全ての要素に作用する外力値を、質量、タイヤ中心からの位置及び角速度で定まる遠心力の項を有する外力算出式データおよび静的陰解法を用いて算出する接地転動解析部と、
    前記接地転動解析部が算出した外力値に基づきタイヤの回転軸に作用する力を算出するフォース算出部と、を備え、
    前記タイヤモデルが少なくとも一回転するまで、前記接地転動解析部の算出と前記フォース算出部による算出を繰り返し実行し、タイヤの回転軸に作用する力の変動を算出することを特徴とする、タイヤのフォースバリエーションを算出する装置。
  3. 請求項1に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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