JP6365473B2 - タンクの製造方法およびタンクの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タンクの製造方法およびタンクの製造装置に関する。
特許文献1には、タンクの製造方法が記載されている。この製造方法は、ライナーを形成するための金型のキャビティ内に口金を配置し、金型のゲートから溶融した樹脂をキャビティ内に注入し、溶融した樹脂を硬化させることで、口金と一体化したライナーを製造する。
特開2013−170682号公報
一般に、樹脂が硬化する時には、樹脂は収縮する。そのため、樹脂をキャビティに充填する時に樹脂と口金との間に隙間が生じていない場合であっても、樹脂が硬化する時に、樹脂が収縮し、樹脂と口金との間に隙間が生じる可能性がある。隙間が生じるとライナーと口金の間への異物の侵入や、ガスリークのおそれがある。したがって、樹脂と口金との間に隙間が生じ難いタンクの製造方法が要望されている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、円筒部を有する樹脂製のライナーと前記ライナーの端部に配置される口金とを備え、前記口金は前記ライナーから突き出る首部と、前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有し、前記ライナーは前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたって前記フランジ部を覆うように形成されている、タンクの製造方法において、(a)金型の中に、前記ライナーを形成するための樹脂が充填されるキャビティが形成されるように前記口金を配置する工程と、(b)前記キャビティ外の通路を介して前記キャビティに溶融した樹脂を注入する工程と、(c)前記キャビティのうち、前記フランジ部の前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化させる工程と、(d)前記他の領域の樹脂を硬化させた後、前記一部の領域の樹脂を硬化させる工程と、を備える。この製造方法によれば、フランジ部の第2の面側において、フランジ部の外周より中心側にある一部の領域の樹脂が硬化する時には、既に硬化している他の領域の樹脂が一部の領域の方に引っ張られるので、ライナー(樹脂)から口金に対して面圧が発生する。その結果、ライナーと口金との間の隙間の発生を抑制できる。
(2)上記形態において、さらに、(e)工程(d)で硬化された樹脂を除去する工程を備えてもよい。一部の領域と、他の領域では、硬化の速度、タイミングが異なるため、一部の領域の樹脂に熱歪みが生じる可能性がある。この形態によれば、熱歪みが生じる可能性がある工程(d)で硬化された樹脂を除去するので、口金がライナーから外れることを、抑制できる。
(3)上記形態において、前記キャビティに樹脂を注入するための通路としてのゲートは、前記フランジ部の前記第2の面の側において、前記フランジ部の外周よりも中心側に設けられており、前記一部の領域は、前記ゲートに接する領域であってもよい。溶融した樹脂は、ゲートからキャビティに注入される。この形態によれば、フランジ部の外周よりも中心側にゲートが設けられているため、フランジ部の外周よりも中心側の樹脂を溶融した状態にできる。その結果、一部の領域の樹脂を硬化させるときに、既に硬化している他の領域の樹脂を中心側に引っ張ることが可能となる。
(4)上記形態において、前記工程(c)において、前記一部の領域の樹脂を加熱することによって、前記溶融状態を維持してもよい。この形態によれば、樹脂の溶融状態を保つことができる。
(5)上記形態において、前記工程(c)において、前記一部の領域の樹脂の周囲を断熱することによって、前記溶融状態を維持してもよい。この形態によれば、一部の領域の樹脂を断熱することで放熱を抑制し、樹脂の溶融状態を保つことができる。
(6)本発明の一形態によれば、タンクの製造装置が提供される。このタンクの製造装置は、キャビティを形成する金型を備え、前記キャビティは、タンクのライナーのうちの円筒部を形成するための第1のキャビティと、金であって前記ライナーから突き出る首部と前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有する口金のうちの前記フランジ部を収納する第2のキャビティと、を含み、前記第2のキャビティは、前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたっており、前記タンクの製造装置は、さらに、前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂を加熱するヒーターと、前記ヒーターの加熱を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記キャビティのうちの前記一部の領域以外の他の領域の樹脂が硬化するまで前記一部の領域の樹脂を溶融状態に維持させ、前記他の領域の樹脂が硬化した後、前記一部の領域の樹脂を硬化させるようにヒーターの加熱を制御する。この形態によれば、フランジ部の第2の面側において、ヒーターによりフランジ部の外周より中心側にある一部の領域の樹脂を溶融させた状態で他の領域の樹脂を硬化させることができる。フランジ部の外周より中心側にある一部の領域の樹脂が硬化する時には、既に硬化している他の領域の樹脂が一部の領域の方に引っ張られるので、ライナー(樹脂)から口金に対して面圧が発生する。その結果、ライナーと口金との間の隙間の発生を抑制できる。
(7)本発明の一形態によれば、タンクの製造装置が提供される。このタンクの製造装置は、 キャビティを形成する金型を備え、前記キャビティは、タンクのライナーのうちの円筒部を形成するための第1のキャビティと、金であって前記ライナーから突き出る首部と前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有する口金のうちの前記フランジ部を収納する第2のキャビティと、を含み、前記第2のキャビティは、前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたっており、前記タンクの製造装置は、さらに、前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂の周囲を断熱する断熱部材と、を備え、前記断熱部材は、前記キャビティのうちの前記一部の領域以外の他の領域の樹脂が硬化するまで前記一部の領域の樹脂を溶融状態に維持させ、前記他の領域の樹脂が硬化した後、前記一部の領域の樹脂を硬化させるような断熱性能を有する。この形態によれば、この形態によれば、フランジ部の第2の面側において、断熱材により放熱を妨げることで、フランジ部の外周より中心側にある一部の領域の樹脂を溶融させた状態で他の領域の樹脂を硬化させることができる。フランジ部の外周より中心側にある一部の領域の樹脂が硬化する時には、既に硬化している他の領域の樹脂が一部の領域の方に引っ張られるので、ライナー(樹脂)から口金に対して面圧が発生する。その結果、ライナーと口金との間の隙間の発生を抑制できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、タンクの製造方法の他、タンクの製造装置の形態で実現することができる。
本発明の一実施例において製造されるタンクの外観を示す説明図。 タンクの断面を示す説明図。 タンクの製造工程を示す説明図。 第1の口金と第2の口金の断面図。 ライナー部材を製造するための金型を示す説明図。 第1のライナー部材の製造工程を示すフローチャート。 第2のキャビティに第1の口金を配置した状態を示す説明図。 キャビティに樹脂が充填された状態を示す説明図。 ステップS300の工程が終了ときの状態を示す説明図。 ステップS400の工程が終了ときの状態を示す説明図。 変形例1において、ステップS300の工程が終了した状態を示す説明図。 変形例1において、ステップS400の工程が終了した状態を示す説明図。 変形例2の金型を示す説明図。
図1は、本発明の一実施例において製造されるタンク10の外観を示す説明図である。図2は、タンク10の断面を示す説明図である。タンク10は、第1の口金100aと第2の口金100bと、外筒200と、ライナー300とを備える。第1の口金100aと第2の口金100bは、区別しない場合には、「口金100」と総称する。第1の口金100aは、タンク10へのガスの充填、あるいは、タンク10からのガスの充填、放出のための貫通孔を備えている。第2の口金100bは、貫通孔を備えていない。但し、第2の口金100bについても、貫通孔を備えていてもよい。第1の口金100aと第2の口金100bの構成については、後述する。
ライナー300は、タンク内部を密閉するための内殻である。ライナー300の中央部は略円筒形を有しており、ライナー300の端部はドーム形状あるいは半球形状(以下「ドーム形状」と呼ぶ。)を有している。ライナー300の略円筒形をした部分を「円筒部」とも呼ぶここで、ライナー300は、中央部において、2つのライナー部材300a、300bを接合することにより形成されている。第1のライナー部材300aのドーム形状をした端部には、第1の口金100aが取り付けられ、第2のライナー部材300bのドーム形状をした端部には、第2の口金100bが取り付けられている。ライナー300は、例えば、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱可塑性を有する樹脂で構成されている。
外筒200は、ライナー300の外側に形成され、タンク10の耐圧殻として働く。外筒200の材料として、繊維強化プラスチック(FRP)を用いることが可能である。ライナー300の端部と外筒200の端部は、口金100に密着し、口金100とライナー300との接合部からのガスのリークを抑制している。なお、図1においては、外筒200によりライナー300が覆い隠されている。
図3は、タンク10の製造工程を示す説明図である。図3示す工程(A)では、第1の口金100aと第2の口金100bとを準備し、樹脂を射出成形して、第1の口金100aを有する第1のライナー部材300aと、第2の口金100bを有する第2のライナー部材300bとを形成する。樹脂は、例えば、熱可塑性樹脂のナイロンやポリエチレンである。
図3に示す工程(B)では、第1のライナー部材300aと第2のライナー部材300bとを中央部で接合する。例えばレーザトーチを用いてレーザを2つのライナー部材300a、300bの接合部に照射する。これにより、2つのライナー部材300a、300bの接合部の樹脂を加熱して、2つのライナー部材300a、300bを溶着させる。なお、この場合、一方の第1のライナー部材300aがレーザ吸収性の樹脂、他方の第2のライナー部材300bがレーザ透過性の樹脂により形成されていることが好ましい。これにより、第1のライナー部材300aと第2のライナー部材300bの溶着が容易となる。さらに、この場合、第1のライナー部材300aと第2のライナー部材300bの樹脂材料を同じにして、一方の第1のライナー部材300aの樹脂材料に顔料を添加することにより、レーザ吸収性を持たせることが好ましい。第1のライナー部材300aと第2のライナー部材300bの材料が同じであれば、第1のライナー部材300aと第2のライナー部材300bとの間に、強度の差が生じないからである。なお、顔料としては、例えば、カーボンブラックや酸化第一鉄(FeO)を用いることが可能である。第2のライナー部材300bがレーザ吸収性の樹脂、第1のライナー部材300aがレーザ透過性の樹脂により形成されていてもよい。
図3に示す工程(C)では、外筒200を形成する。この工程では、樹脂を含浸させた繊維をライナー300に巻き付ける。樹脂を強化する繊維として、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維(例えば、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(ケブラー繊維、ケブラーは登録商標)など)を用いることが可能である。また、繊維により強化される樹脂として、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステル樹脂などの熱硬化性の樹脂を用いることが可能である。なお、強化繊維の巻き付けのパターンにより外筒200の引っ張り強さなどの機械的性質を調整することが可能である。その後、ライナー300に巻き付けた樹脂を含浸させた繊維の樹脂を加熱硬化させることにより、外筒200を形成する。
図4は、第1の口金100aと第2の口金100bの断面図である。図4(A)が第1の口金100aを示し、図4(B)が第2の口金100bを示している。第1の口金100aは、フランジ部102と、首部104とを備えている。首部104は、略円筒形を有しており、第1のライナー部材300aが第1の口金100aと一体に形成されたとき、第1のライナー部材300aのドーム形状から外部に突き出る。フランジ部102は、略円板形をしており、第1の口金100aを首部104の軸101に沿った方向から見たときに首部104の外形よりも外形が大きい円板形状を有している。ここで、軸101は、首部104の略円筒形の形状の中心軸である。フランジ部102の略円板形の直径L1は、首部104の略円筒形の直径L2よりも大きい。なお、フランジ部102の平面視の外形は、略円板形ではなく、正多角形形あるいは星形などの他の形状であってもよい。また、フランジ部102の厚みは、軸101(首部104)に近い中央部で大きく、外周100g側で小さい。フランジ部102は、第1のライナー部材300aと一体に形成されたとき、第1のライナー部材300aの樹脂の内部に埋没する。
フランジ部102の首部104側の面を「第1の面102a」と呼び、フランジ部102の首部104と反対側の面を「第2の面102b」と呼ぶ。第2の面102bは、半径方向の中間に、フランジ部102側に凹む凹部102cが設けられている。凹部102cには、ライナー部材300aの射出成形時に、樹脂が充填される。凹部102cに充填された樹脂は、口金100に係合し、口金100のライナー300からの離脱を抑制する。
第1の口金100aは、軸101に沿って、首部104からフランジ部102まで貫通する貫通孔105を備える。この貫通孔105は、タンク10に貯蔵されるガスを充填あるいは放出する際の流路として機能する。
第2の口金100bは、第1の口金100aとほぼ同じ形状、構造を有しているが、貫通孔105が首部104からフランジ部102まで貫通しておらず、閉塞部材110により閉塞している点が異なる。なお、第2の口金100bは、閉塞部材110を別途備えるのでは無く、一体に形成されていてもよい。
図5は、ライナー部材300a、300bを製造するための金型を示す説明図である。金型は、雌金型400と、雄金型500を含んでいる。雌金型400と、雄金型500との間には、キャビティ600が形成される。本実施形態では、「キャビティ」と呼ぶ場合は、雌金型400と、雄金型500との間の「空洞」あるいは「隙間」を意味する。キャビティ600に口金100a(又は100b)のフランジ部102が収納された状態で、樹脂が充填され、硬化されることで、ライナー部材300a、300bが形成される。キャビティ600は、ライナー部材300a、300bの円筒部を形成するための第1のキャビティ610と、ライナー部材300aのドーム形状部を形成するとともに口金100のフランジ部102を収納する第2のキャビティ620とを有している。第1のキャビティ610と第2のキャビティ620とは、連通している。
雄金型500の中央には、キャビティ600外に設けられた、樹脂を供給する通路としてのゲート650が設けられている。ゲート650は、第2のキャビティ620に接続されている。ゲート650の周りには、ヒーター510が設けられている。ヒーター510は、ゲート650内の樹脂、すなわち、フランジ部102の第2の面102b側の中央の樹脂の溶融状態を保つために用いられる。ヒーター510は、制御部515により、温度が制御される。ヒーター510のゲート650と反対側には、断熱部材520が設けられている。雌金型400と雄金型500には、キャビティ600に沿って、冷媒流路530が設けられており、キャビティ600に充填された樹脂を冷却する冷却部として機能する。また、断熱部材520の外側には、冷媒流路530とは別系統の冷媒流路535が設けられており、フランジ部102の第2の面102b側の中央の樹脂を冷却する。
図6は、第1のライナー部材300aの製造工程を示すフローチャートである。なお、第2のライナー部材300bについても、同じ製造工程で製造出来る。ステップS100では、第2のキャビティ620に第1の口金100aを配置する。
図7は、第2のキャビティ620に第1の口金100aを配置した状態を示す説明図である。第1の口金100aの貫通孔105には、貫通孔105に樹脂が充填されないように、臨時の閉塞部材111が挿入されている。第1の口金100aにより、第2のキャビティ620は、フランジ部102の第1面102a側の上方キャビティ部分620aと、フランジ部102の第2面102b側の下方キャビティ部分620bに分離される。但し、上方キャビティ部分620aと、下方キャビティ部分620bとは、連通しており、さらに第1のキャビティ610とも連通している。ゲート650は、下方キャビティ部分620bに連通している。上方キャビティ部分620aは、フランジ部102の第1の面102a側において、フランジ部102の外周から首部104(図4)に至っており、キャビティ部分620bは、フランジ部102の第2の面102b側において、フランジ部102の外周から中央に至っている。すなわち、下方キャビティ部分620bは、フランジ部102の第2の面102bの全面を覆っている。なお、下方キャビティ部分620bのうち、凹部102cよりも中心側の部分における厚さは、凹部102cよりも外周側の部分における厚さよりも薄い。
ステップS200では、ゲート650を介してキャビティ600に樹脂を充填する。図8は、キャビティ600に樹脂が充填された状態を示す説明図である。
図9は、ステップS300の工程が終了ときの状態を示す説明図である。図6のステップS300では、キャビティ600のうち、第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bのうちの、フランジ部102の外周102gよりも中心側にある一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化させる。具体的には、フランジ部102の第2の面102b側の中央(凹部102cよりも中心側)におけるキャビティ600の中の樹脂を溶融状態に維持した状態で、キャビティ600内の他の領域の樹脂を冷却して、硬化する。この冷却は、例えば、自然冷却でも良く、冷媒流路530に冷媒を流して強制的に冷却しても良い。自然冷却の場合には、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティ600の中の樹脂について、ヒーター510により加熱すれば、溶融状態を維持することができる。なお、ヒーター510を省略して、断熱部材520により、一部の領域630の周囲を断熱し放熱しにくくして溶融状態を維持しても良い。冷媒流路530に冷媒を流して冷却する場合であっても、冷媒流路535に冷媒を流さなければ、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティ600の中の樹脂は、冷却されないので、溶融状態が維持される。
ステップS400では、ステップS300で溶融状態に維持されていた一部の領域630の樹脂を硬化させる。具体的には、ステップS300において硬化させなかったフランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティ600の中の樹脂を硬化する。この硬化は、自然冷却でも良く、冷媒流路535に冷媒を流すことで冷却しても良い。すなわち、本実施形態では、フランジ部102の第2の面102b側の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂以外のキャビティ600中の樹脂を硬化させた後、フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂を硬化させる。
図10は、ステップS400を実行した後の状態を示す説明図である。樹脂は、冷却されて硬化する場合、収縮する。ステップS400の実行時には、フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630以外の他の領域の樹脂はすでに硬化している。樹脂が硬化すると、収縮する。フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂が収縮するとき、既に硬化しているフランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630以外の他の領域の樹脂が、軸101の方向に引っ張られて、第1のライナー部材300aから第1の口金100aに対して、符号P1、P2、P3に示す方向に面圧が発生する。その結果、第1のライナー部材300aの樹脂と、第1の口金100aとの間の隙間の発生を抑制できる。第2のライナー部材300bも同様の工程により製造可能である。
図6のステップS500では、フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂を除去する。一部の領域630の樹脂は、第1の口金100aの貫通孔105に接しているため、ライナー部材300aの製造後、図3の工程(B)を実行するまでの間に、少なくとも貫通孔105の部分の一部の領域630の樹脂が除去される。また、一部の領域630における樹脂であるフランジ部102の第2の面102b側の中央の樹脂は、最後に硬化する部分なので、熱歪みを有している場合がある。この熱歪みを取り除く上で、ライナー部材300aについて、フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂を除去することが好ましい。なお、ライナー部材300bの口金100bはガスを流さなくても良いため、ライナー部材300bのフランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂は除去されなくても良い。
以上、上記実施形態によれば、キャビティ600のうち、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティの中の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600の中の樹脂を硬化させ、その後、102b側の中央におけるキャビティの中の樹脂を硬化させる。すなわち、キャビティ600のうち、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bのうちの、フランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600内の樹脂を硬化させた後、一部の領域630の樹脂を硬化させるので、ライナー部材300aから第1の口金100aに対して、P1、P2、P3に示すような面圧が発生し、その結果、ライナー部材300aの樹脂と、第1の口金100aとの間の隙間の発生を抑制できる。なお、一部の領域630は、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bの外周102gより中心側であれば、必ずしも、中心でなくてもよい。ライナー部材300aから口金100aに対して、少なくとも符号P1で示す応力を掛けることが出来る。但し、一部の領域630は、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bの中央に近い方が、口金100aの貫通孔105と一致させることができるため、好ましい。
キャビティ600に樹脂を注入するためのゲート650は、フランジ部102の第2の面102b側において、フランジ部102の外周102gよりも中心側に設けられていることが好ましく、凹部102cよりも軸101側に設けられていることが、より好ましい。ゲート650は、溶融させた樹脂をキャビティ600に注入する注入口であるので、ゲート650内の樹脂は、溶融している。したがって、ゲート650は、フランジ部102の第2の面102b側において、フランジ部102の外周102gよりも中心側に設けることにより、フランジ部102の外周よりも中心側の一部の領域630の樹脂、特に凹部102cよりも中心側の樹脂を溶融した状態に維持できる。
上記実施形態において、金型(雌金型400と雄金型500)は、ヒーター510と、断熱部材520と、冷媒流路530を備えているが、それらのうちの少なくとも1つを備えていれば、全てを備えなくても良い。例えば、ヒーター510を備えれば、断熱部材520と、冷媒流路530を備えなくても、制御部515でヒーター510を制御することでフランジ部102の第2の面102b側のフランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持できる。断熱部材520を備えれば、ヒーター510と、冷媒流路530を備えなくても、フランジ部102の第2の面102b側のフランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂の熱が放熱されにくくなるので、断熱部材の材質や厚みを変えて断熱性能を調整することで溶融状態に維持できる。断熱部材としては、例えば、ガラス繊維を利用可能である。また、冷媒流路530を備えれば、ヒーター510と、断熱部材520を備えなくても、フランジ部102の第2の面102b側のフランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600の中の樹脂を硬化出来る。
上記実施形態では、冷媒流路530、535を備え、冷媒で樹脂を冷却する冷媒式を採用したが、冷媒として空気などの気体を用いる空冷式であってもよい。
変形例1:
図11は、変形例1において、ステップS300の工程が終了した状態を示す説明図である。図12は、変形例1において、ステップS400の工程が終了した状態を示す説明図である。上記実施形態では、雄金型500は軸101に沿ってゲート650を備えていたが、変形例1で用いられる雄金型501は、複数に分岐したゲート650a,650bを備えている点が上記実施形態と異なるが、他は同じである。複数のゲート650、650bは、フランジ部102の第2の面102b側において、フランジ部102の外周102gよりも中心側に設けられていることが好ましく、凹部102cよりも軸101側に設けられていることが、より好ましい。変形例1においても、フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化出来る。すなわち、キャビティ600のうち、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bのうちの、フランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600内の樹脂を硬化させた後、一部の領域630の樹脂を硬化させることができる。
なお、変形例1では、複数に分かれたゲート650aと650bを備えているとしたが、複数は、2以上の整数であればよく、複数のゲートは3つ以上のゲートであってもよい。複数のゲートは、軸101を中心とする回転対称位置に設けられていることが好ましい。
変形例2:
図13は、変形例2の金型を示す説明図である。変形例2では、ゲート651は、第1のキャビティ610の、第2のキャビティ620と反対側の端部に接続されている。また、ヒーター510は、雄金型500の頂部の中心に設けられ、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティの中の樹脂を加熱できるようになっている。また、断熱部材521は、ヒーター510のキャビティ600(キャビティ部分620b)と反対側に設けられている。この変形例2においても、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティの中の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600の中の樹脂を硬化出来る。すなわち、キャビティ600のうち、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bのうちの、フランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化させた後、一部の領域630の樹脂を硬化させることができる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…タンク
100…口金
100a…第1の口金
100b…第2の口金
101…軸
102…フランジ部
102b…第2の面
102c…凹部
102g…外周
104…首部
105…貫通孔
110…閉塞部材
111…閉塞部材
200…外筒
300…ライナー
300a…第1のライナー部材
300b…第2のライナー部材
400…雌金型
500…雄金型
501…雄金型
510…ヒーター
515…制御部
520…断熱部材
521…断熱部材
530…冷媒流路
535…冷媒流路
600…キャビティ
610…第1のキャビティ
620…第2のキャビティ
620a…上方キャビティ部分
620b…下方キャビティ部分
630…領域
650…ゲート
650a…ゲート
651…ゲート
L1…直径
L2…直径

Claims (8)

  1. 円筒部を有する樹脂製のライナーと前記ライナーの端部に配置される口金とを備え、前記口金は前記ライナーから突き出る首部と、前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有し、前記ライナーは前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたって前記フランジ部を覆うように形成される、タンクの製造方法であって、
    (a)金型の中に、前記ライナーを形成するための樹脂が充填されるキャビティが形成されるように前記口金を配置する工程と、
    (b)前記キャビティ外の通路を介して前記キャビティに溶融した樹脂を注入する工程と、
    (c)前記キャビティのうち、前記フランジ部の前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化させる工程と、
    (d)前記他の領域の樹脂を硬化させた後、前記一部の領域の樹脂を硬化させる工程と、
    を備える、タンクの製造方法。
  2. 請求項1に記載のタンクの製造方法であって、さらに、
    (e)前記工程(d)で硬化された前記一部の領域の樹脂を除去する工程を備える、タンクの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のタンクの製造方法であって、
    前記通路としてのゲートは、前記フランジ部の前記第2の面の側において、前記フランジ部の外周よりも中心側に設けられており、前記一部の領域は、前記ゲートに接する領域である、タンクの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のタンクの製造方法であって、
    前記工程(c)において、前記一部の領域の樹脂を加熱することによって、前記溶融状態を維持する、タンクの製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のタンクの製造方法であって、
    前記工程(c)において、前記一部の領域の樹脂の周囲を断熱することによって、前記溶融状態を維持する、タンクの製造方法。
  6. タンクの製造装置であって、
    キャビティを形成する金型を備え、
    前記キャビティは、
    タンクのライナーのうちの円筒部を形成するための第1のキャビティと、
    口金であって前記ライナーから突き出る首部と前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有する口金のうちの前記フランジ部を収納する第2のキャビティと、を含み、
    前記第2のキャビティは、前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたっており、
    前記タンクの製造装置は、さらに、前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂を加熱するヒーターと、
    前記ヒーターの加熱を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記キャビティのうちの前記一部の領域以外の他の領域の樹脂が硬化するまで前記一部の領域の樹脂を溶融状態に維持させ、前記他の領域の樹脂が硬化した後、前記一部の領域の樹脂を硬化させるようにヒーターの加熱を制御する、
    タンクの製造装置。
  7. タンクの製造装置であって、
    キャビティを形成する金型を備え、
    前記キャビティは、
    タンクのライナーのうちの円筒部を形成するための第1のキャビティと、
    口金であって前記ライナーから突き出る首部と前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有する口金のうちの前記フランジ部を収納する第2のキャビティと、を含み、
    前記第2のキャビティは、前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたっており、
    前記タンクの製造装置は、さらに、前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂の周囲を断熱する断熱部材を備え、
    前記断熱部材は、前記キャビティのうちの前記一部の領域以外の他の領域の樹脂が硬化するまで前記一部の領域の樹脂を溶融状態に維持させ、前記他の領域の樹脂が硬化した後、前記一部の領域の樹脂を硬化させるような断熱性能を有する、
    タンクの製造装置。
  8. 請求項6または7に記載のタンクの製造装置において、
    前記金型は、
    前記フランジ部の第1の面の側の雌金型と、
    前記フランジ部の第2の面の側の雄金型と、
    を有し、
    前記雄金型は、前記一部の領域から前記樹脂を注入するゲートを備える、タンクの製造装置。
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