JP6365473B2 - タンクの製造方法およびタンクの製造装置 - Google Patents
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Description
図11は、変形例1において、ステップS300の工程が終了した状態を示す説明図である。図12は、変形例1において、ステップS400の工程が終了した状態を示す説明図である。上記実施形態では、雄金型500は軸101に沿ってゲート650を備えていたが、変形例1で用いられる雄金型501は、複数に分岐したゲート650a,650bを備えている点が上記実施形態と異なるが、他は同じである。複数のゲート650、650bは、フランジ部102の第2の面102b側において、フランジ部102の外周102gよりも中心側に設けられていることが好ましく、凹部102cよりも軸101側に設けられていることが、より好ましい。変形例1においても、フランジ部102の第2の面102b側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化出来る。すなわち、キャビティ600のうち、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bのうちの、フランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600内の樹脂を硬化させた後、一部の領域630の樹脂を硬化させることができる。
図13は、変形例2の金型を示す説明図である。変形例2では、ゲート651は、第1のキャビティ610の、第2のキャビティ620と反対側の端部に接続されている。また、ヒーター510は、雄金型500の頂部の中心に設けられ、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティの中の樹脂を加熱できるようになっている。また、断熱部材521は、ヒーター510のキャビティ600(キャビティ部分620b)と反対側に設けられている。この変形例2においても、フランジ部102の第2の面102b側の中央におけるキャビティの中の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域のキャビティ600の中の樹脂を硬化出来る。すなわち、キャビティ600のうち、フランジ部102の第2の面102bに接する下方キャビティ部分620bのうちの、フランジ部102の外周102gよりも中心側の一部の領域630の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化させた後、一部の領域630の樹脂を硬化させることができる。
100…口金
100a…第1の口金
100b…第2の口金
101…軸
102…フランジ部
102b…第2の面
102c…凹部
102g…外周
104…首部
105…貫通孔
110…閉塞部材
111…閉塞部材
200…外筒
300…ライナー
300a…第1のライナー部材
300b…第2のライナー部材
400…雌金型
500…雄金型
501…雄金型
510…ヒーター
515…制御部
520…断熱部材
521…断熱部材
530…冷媒流路
535…冷媒流路
600…キャビティ
610…第1のキャビティ
620…第2のキャビティ
620a…上方キャビティ部分
620b…下方キャビティ部分
630…領域
650…ゲート
650a…ゲート
651…ゲート
L1…直径
L2…直径
Claims (8)
- 円筒部を有する樹脂製のライナーと前記ライナーの端部に配置される口金とを備え、前記口金は前記ライナーから突き出る首部と、前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有し、前記ライナーは前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたって前記フランジ部を覆うように形成される、タンクの製造方法であって、
(a)金型の中に、前記ライナーを形成するための樹脂が充填されるキャビティが形成されるように前記口金を配置する工程と、
(b)前記キャビティ外の通路を介して前記キャビティに溶融した樹脂を注入する工程と、
(c)前記キャビティのうち、前記フランジ部の前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂を溶融状態に維持したまま、他の領域の樹脂を硬化させる工程と、
(d)前記他の領域の樹脂を硬化させた後、前記一部の領域の樹脂を硬化させる工程と、
を備える、タンクの製造方法。 - 請求項1に記載のタンクの製造方法であって、さらに、
(e)前記工程(d)で硬化された前記一部の領域の樹脂を除去する工程を備える、タンクの製造方法。 - 請求項1または2に記載のタンクの製造方法であって、
前記通路としてのゲートは、前記フランジ部の前記第2の面の側において、前記フランジ部の外周よりも中心側に設けられており、前記一部の領域は、前記ゲートに接する領域である、タンクの製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のタンクの製造方法であって、
前記工程(c)において、前記一部の領域の樹脂を加熱することによって、前記溶融状態を維持する、タンクの製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のタンクの製造方法であって、
前記工程(c)において、前記一部の領域の樹脂の周囲を断熱することによって、前記溶融状態を維持する、タンクの製造方法。 - タンクの製造装置であって、
キャビティを形成する金型を備え、
前記キャビティは、
タンクのライナーのうちの円筒部を形成するための第1のキャビティと、
口金であって前記ライナーから突き出る首部と前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有する口金のうちの前記フランジ部を収納する第2のキャビティと、を含み、
前記第2のキャビティは、前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたっており、
前記タンクの製造装置は、さらに、前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂を加熱するヒーターと、
前記ヒーターの加熱を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャビティのうちの前記一部の領域以外の他の領域の樹脂が硬化するまで前記一部の領域の樹脂を溶融状態に維持させ、前記他の領域の樹脂が硬化した後、前記一部の領域の樹脂を硬化させるようにヒーターの加熱を制御する、
タンクの製造装置。 - タンクの製造装置であって、
キャビティを形成する金型を備え、
前記キャビティは、
タンクのライナーのうちの円筒部を形成するための第1のキャビティと、
口金であって前記ライナーから突き出る首部と前記口金を前記首部の軸に沿った方向から見たときに前記首部の外形よりも外形が大きいフランジ部とを有する口金のうちの前記フランジ部を収納する第2のキャビティと、を含み、
前記第2のキャビティは、前記首部の側の前記フランジ部の第1の面から前記首部と反対側の前記フランジ部の第2の面にわたっており、
前記タンクの製造装置は、さらに、前記第2の面に接するキャビティ部分のうちの前記フランジ部の外周よりも中心側にある一部の領域の樹脂の周囲を断熱する断熱部材を備え、
前記断熱部材は、前記キャビティのうちの前記一部の領域以外の他の領域の樹脂が硬化するまで前記一部の領域の樹脂を溶融状態に維持させ、前記他の領域の樹脂が硬化した後、前記一部の領域の樹脂を硬化させるような断熱性能を有する、
タンクの製造装置。 - 請求項6または7に記載のタンクの製造装置において、
前記金型は、
前記フランジ部の第1の面の側の雌金型と、
前記フランジ部の第2の面の側の雄金型と、
を有し、
前記雄金型は、前記一部の領域から前記樹脂を注入するゲートを備える、タンクの製造装置。
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JP2015179309A JP6365473B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | タンクの製造方法およびタンクの製造装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015179309A JP6365473B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | タンクの製造方法およびタンクの製造装置 |
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JP2017052222A JP2017052222A (ja) | 2017-03-16 |
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