JP6363900B2 - 可変容量型油圧装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、油圧ポンプ1は、いわゆる斜板式可変容量型油圧ポンプであって、筒状のハウジング2と、ハウジング2内に回転自在に設けられた回転機構3と、ハウジング2内に設けられ、圧油の吐出流量を決定する斜板22と、斜板22の傾転角を制御する作動ピストン機構30と、ハウジング2の外周面に設けられ、この作動ピストン機構30を駆動させるために所定の圧油を作動ピストン機構30に供給するサーボ機構50と、を備えている。なお、以下の説明においては、回転機構3の回転軸方向を単に軸方向と称し、回転機構3の径方向を単に径方向と称し、回転機構3の回転方向を単に周方向と称して説明する。
なお、原動機としては、通常、ディーゼルエンジンを用いたものを使用する場合が多い。しかしながら、これに限られるものではなく、ディーゼルエンジンに代わって電動機を用いてもよい。
また、シュー21のフロントフランジ5側には、斜板22が設けられている。この斜板22には、シュー21が摺動するプレート42が設けられている。そして、このプレート42にシュー21が摺動する形で、斜板22に対してシリンダブロック15、ピストン17が回転する。
作動ピストン31は、ハウジング2の一側(図1における上側)に形成されたピストン孔32にスライド移動自在に嵌挿されている。ピストン孔32は、軸方向に沿って、かつハウジング2の一側を貫通するように形成されている。また、ピストン孔32は、軸方向略中央よりもフロントフランジ5側の孔径S1がリヤフランジ6側の孔径S2よりも縮径された段付き孔状に形成されている。
小径側圧力室33には、自己圧(1次圧)通路35の一端が連通されている。自己圧通路35は、その他端がサーボ機構50の後述するケーシング51を介して吐出ポート11と連通している。そして、自己圧通路35には、吐出ポート11から吐出された自己圧(1次圧)の圧油が通流される。
一方、大径側圧力室34には、2次圧通路36の一端が連通されている。2次圧通路36は、その他端がサーボ機構50と連通するように形成されている。2次圧通路36には、サーボ機構50で生成された2次圧の圧油が通流される。
さらに、スリーブ収納孔52のリヤフランジ6側端には、スリーブ収納孔52を閉塞するようにストッパボルト64が設けられている。このストッパボルト64の先端に、スプール59および小ピストン63のそれぞれ端部が当接するようになっている。
図3は、傾転角が最小から最大へと変化する場合の斜板および作動ピストンにかかる荷重の説明図、図4は、斜板および作動ピストンにかかる荷重の説明図、図5は、傾転角が最大から最小へと変化する場合の斜板および作動ピストンにかかる荷重の説明図である。
まず、図1、図3に基づいて、作動ピストン31にかかる荷重について説明する。
図1、図3に示すように、油圧ポンプ1を駆動させると、作動ピストン機構30の小径側圧力室33は、自己圧と同等になる。一方、大径側圧力室34は、サーボ機構50で生成された2次圧と同等になる。
油圧ポンプ1は、回転軸9と一体となってシリンダブロック15が回転し、これに伴ってピストン17が回転軸9回りに回転する。ピストン17は、斜板22の傾転角に応じたストローク量でスライド移動することにより、吸入ポート10からシリンダ室18に作動油を吸入し、この後シリンダ室18の作動油に所定の圧力をかけて吐出ポート11から圧油を吐出する。
Fp=(ピストン17の断面積)×吐出圧力×(ピストン17の個数/2)・・・(1)
を満たす。なお、以下の説明では、押し付け力Fpを、ピストン17による斜板押し付け力Fpと称する。
Fcd=2次圧×(油溝23aの表面積)・・・(2)
Fcs=2次圧×(油溝23aの表面積)・・・(3)
を満たす。
前述したように、作動ピストン31は、荷重Fdと荷重Fsとの荷重差に基づいてスライド移動し、このスライド移動量に応じて斜板22の傾転角が決定する。
Fd>Fs・・・(4)
となり、これら荷重Fdと荷重Fsとの荷重差Fのベクトル方向は、吐出ポート11側の斜板押し付け力Fcdおよび吸入ポート10側の斜板押し付け力Fcsのベクトル方向と同一になる。
Fd<Fs・・・(5)
となり、これら荷重Fdと荷重Fsとの荷重差Fのベクトル方向は、ピストン17による斜板押し付け力Fpのベクトル方向と同一になる。
図6は、縦軸を、自己圧Pd(小径側圧力室33にかかる圧力)、2次圧Pp(大径側圧力室34にかかる圧力)、油圧ポンプ1から吐出される圧油の流量Qとし、横軸を、斜板の傾転角とした場合の、自己圧Pd、2次圧Pp、圧油の流量Qの変化を示すグラフである。
一方、図6の矢印左向きのグラフに示すように、2次圧Ppが下降していき、所定の圧力に達すると、斜板22が最小から最大側へと傾転し始め、これに伴って圧油の流量Qが増加し始めることが確認できる。
なお、図6において、自己圧Pdのグラフが若干右下がりとなっているのは、油圧ポンプ1が搭載されるシステムに搭載されているリリーフ弁等の影響を受けているからである。
一方、斜板22の傾転角が最大から最小となるように傾転する場合、つまり、斜板支持部12と斜板22との接触圧が大きくなる場合、吐出ポート11側の斜板押し付け力Fcd、および吸入ポート10側の斜板押し付け力Fcsは大きくする必要がある。この場合、2次圧は大きくなる。
したがって、油溝23aへの圧油の供給量が過剰になってしまうことを防止でき、油圧ポンプ1の容積効率の低下や斜板22の浮上による微振動を防止できる。
Claims (2)
- ハウジングと、
前記ハウジング内に回転自在に設けられたシリンダブロックと、
前記シリンダブロック内に形成された複数のシリンダ孔内にそれぞれ嵌挿されるピストンと、
前記ピストンの前記シリンダ孔内とは反対側端に設けられ、該反対側端と摺動可能に設けると共に、前記ハウジングに対して傾動可能かつ摺動可能に設けられた斜板と、
前記ハウジングおよび前記斜板の互いの摺動面の何れか一方に形成され、前記ハウジングと前記斜板との摺動性を確保するための油溝と、
前記斜板を傾動させるための作動ピストンと、
前記作動ピストンを駆動させるために圧油を供給するサーボ機構と、を備え、
前記油溝に、前記サーボ機構で生成される2次圧を供給する可変容量型油圧装置。 - 前記ハウジングは、
前記複数のシリンダ孔のうちの所定のシリンダ孔に連通され、該シリンダ孔に前記圧油を吸入するための吸入ポートと、
前記吸入ポートと連通された前記シリンダ孔以外の前記シリンダ孔に連通され、該シリンダ孔から前記圧油を吐出する吐出ポートと、を備え、
前記油溝は、少なくとも前記吐出ポートに対応する位置に形成されている請求項1に記載の可変容量型油圧装置。
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