JP6362508B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成された記録材に対して加熱処理を行う加熱部材に対してクリーニングシートの清掃部位を順次搬送しつつ摺擦させて清掃するクリーニング装置を有する画像形成装置に関する。
従来より、記録材にトナーによって画像形成する複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置には、トナーやインクなどの記録材料によって画像形成された記録材(例えば紙やプラスチックなどのシート材)に対して加熱処理を行う加熱処理装置を備えたものがある。この種の加熱処理装置には、例えば、記録材上の未定着画像を定着する定着装置や、記録材上に定着された画像を加熱することにより画像の光沢度を向上させる光沢向上装置などが含まれる。
例えば、加熱処理装置の一例として、記録材料としてトナーを用いる電子写真方式の画像形成装置において、記録材のトナー像を加熱、加圧によって定着する定着装置が知られている。この種の定着装置において、加熱部材は内部に熱源を設けた定着ローラ(加熱回転体)から、また加圧部材は定着ローラに圧接するよう配置された加圧ローラ(加圧回転体)などから構成される。この種の加熱、加圧による定着方式では、記録材上のトナーが定着ローラから離型せずに定着ローラ上に残る、いわゆるトナーのオフセットが生じることがある。このため、定着装置に関連して、主に加熱部材(定着ローラ)上に移転したオフセットトナーを清掃するためのクリーニング装置が設けられることがある(例えば下記の特許文献1、2)。
一般に、印刷や画像形成の分野では、このようにリールやローラで巻き取りつつ用いられる長尺のシート材のことを「ウェブ」などと呼ぶことがある。そして、上述のような加熱処理装置のためのクリーニング装置でも、いわゆるウェブクリーニング装置が用いられることがある。このウェブクリーニング装置では、清掃が必要になる適当なタイミングで長尺のシート状のクリーニング媒体としてのクリーニングウェブの移動方向の一部分を被清掃回転体に摺擦させて、被清掃回転体に付着したトナーをクリーニングする。
この種のクリーニング装置で用いられるクリーニングウェブ(クリーニングシート)は、加熱部材(定着ローラ)から移転したトナーや溶融トナーをクリーニングウェブの繊維組織内に保持する。そして、ウェブクリーニング装置は、例えば長尺のクリーニングウェブをリールやローラで少量ずつ巻き取りつつ、その長手方向へ少しずつ移動させて、被清掃回転体である加熱部材(定着ローラ)に対する摺擦位置をずらしながら当接させるよう構成される。したがって、クリーニングウェブの始端から使用を開始して終端に至ると、それ以上は正常なクリーニング性能を継続できなくなる。
このため、ウェブクリーニング装置では、クリーニングウェブ(クリーニングシート)の残量を検出する手段が設けられる。例えば、クリーニングウェブの終端ないしそれに近い位置に切欠きを形成しておき、この切欠きをセンサで検出することにより残量僅少状態を検出する残量検出方式が考えられる。ウェブクリーニング装置に配置したセンサがこの切欠きを検出すると、画像形成装置の操作パネルにクリーニングウェブが残量僅少であること、ないしはクリーニングウェブの交換を促す情報を出力させる。
このような残量検出方式では、クリーニングウェブの切欠きは実際の終端よりも余裕を持った位置に設けることが多い。その場合、ウェブの切欠き検出後、直ちに画像形成処理(具体的には画像形成機構中における通紙)の禁止を行うことはなく、切欠きを検出すると、その後は、例えば数100回(枚)程度の回数の画像形成処理は許容する。このような制御方式では、ウェブの切欠き検出によってスタートさせたカウンタが限界値(例えばクリーニングウェブの切欠きから実際の終端までの距離で処理できる画像形成処理の回数に応じて定められる)に達すると、そこで画像形成処理を禁止する。その後、クリーニングウェブが交換されると、画像形成処理の禁止が解除される。
特開平6−194986号公報 特開2004−212409号公報
上記のウェブクリーニング装置は、例えばクリーニングウェブの交換や点検などのメンテナンスのため、例えばロール状のクリーニングウェブ廻りの例えば架装機構などの部分を着脱可能なクリーニングユニットとして構成する場合がある。このような着脱可能なユニット構成では、クリーニングユニットは意図した適正な清掃性能を発揮するため、清掃対象の定着装置などの加熱処理装置に対して所定の位置関係で装着し、好ましくはその位置で固着(ロック)できる必要がある。また、一方で、当然ながら上記のような交換や点検などのメンテナンスのため、加熱処理装置に対するウェブクリーニングユニットの固着は解除(アンロック)できる必要がある。
このようなクリーニングユニットを加熱処理装置に対してロック/アンロックするロック機構を設ける構成では、クリーニングウェブの交換や点検後のロック操作で操作ミスが生じる可能性がある。例えば、ロック操作を怠ったり、操作量が不十分であったりすればクリーニングユニットの各部位が加熱処理装置の対応する部位に整合しなくなる可能性がある。例えば、クリーニングウェブの清掃に作用する部位を加熱処理装置の加熱部材に接触あるいは離間させるような姿勢制御を行う機構が設けられる場合には、その姿勢制御が意図した通りに動作しなくなる可能性がある。このような状態ではウェブクリーニング装置が十分な清掃能力を発揮できない。そして、清掃対象である定着ローラなどの加熱部材からオフセットトナーを充分清掃できなくなれば、出力画像に画像不良が発生する可能性がある。
本発明の課題は、簡単安価な構成により、クリーニングユニットの装着状態、およびクリーニングシートの残量を検出でき、特に、クリーニングユニットの装着状態に関しては、検出した装着状態に応じて画像形成処理を許容するか否かを適切に制御でき、クリーニング性能を維持しつつ高品位な画像形成を行える画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を加熱する加熱部と、前記加熱部をクリーニングするクリーニングシートと、前記クリーニングシートが巻かれた供給軸と、前記クリーニングシートを巻き取る巻き取り軸と、を備えたカートリッジと、前記カートリッジをロックするロック部と、前記クリーニングシートの残量を検出する検出部と、前記検出部の出力に応じて画像形成動作を禁止させる禁止部と、前記ロック部がアンロック状態にあるとき、画像形成動作が禁止されるよう前記検出部に作用する作用部と、を有する構成を採用した。
あるいは、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を加熱する加熱部と、前記加熱部をクリーニングするクリーニングシートと、前記クリーニングシートが巻かれた供給軸と、前記クリーニングシートを巻き取る巻き取り軸と、を備えたカートリッジと、前記カートリッジをロックするロック部と、前記クリーニングシートの残量を検出する検出部であって、前記クリーニングシートの残量が所定値に達したとき前記カートリッジの交換を促すための信号を出力する検出部と、前記ロック部がアンロック状態にあるとき、前記カートリッジの交換を促すための信号が出力されるよう前記検出部と前記ロック部を連動させる連動部と、を有する構成を採用した。
上記構成によれば、クリーニングシートの残量検出手段をクリーニングユニットのクリーニング装置に対する装着状態の検出に兼用することができ、簡単安価な構成によりクリーニング性能を維持しつつ高品位な画像形成を行うことができる。特に、クリーニングユニットのアンロック状態においては、残量検出手段から出力される残量僅少状態を示す検出信号を利用して、画像形成処理を禁止するような制御が可能となる。これにより、クリーニングユニットのアンロック状態で通紙が行われるのを確実に禁止することができ、クリーニング性能を維持するとともに、記録画質の低下を防止することができる。
本発明を実施可能な画像形成装置の概略構成の一例を示した説明図である。 図1の画像形成装置における加熱処理装置の一例として定着装置の構成を示した説明図である。 図2の加熱処理装置とともに設けられるクリーニング装置の構成の一例を示した説明図である。 図1の画像形成装置においてクリーニング装置にクリーニングユニットを装着した状態を示した斜視図である。 同クリーニングユニットのロック状態を示した説明図である。 同クリーニングユニットのアンロック状態を示した説明図である。 同クリーニングユニットのアンロック状態における各部の状態を示した斜視図である。 同クリーニングユニットのロック状態における各部の状態を示した斜視図である。 同クリーニングユニットのロック状態においてクリーニングシートの残量僅少の検出状態を示した斜視図である。 画像形成装置の通常動作時におけるクリーニング装置の制御を示したフローチャート図である。 画像形成装置の電源投入または扉の開閉後などの初期状態におけるクリーニング装置の制御を示したフローチャート図である。 クリーニングユニットのロック機構の構成を示した斜視図である。
以下、添付図面に示す画像形成装置に関する実施例を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。以下の実施例では、加熱処理装置としてトナー像を定着する定着装置を用いる電子写真方式の画像形成装置の構造を例示する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。また、本実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は本発明を実施可能な画像形成装置の画像形成部および制御系の構造を示している。図1の画像形成装置100はタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタとして構成されている。その画像形成機構は、中間転写ベルト130に沿って配置されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する電子写真方式による画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備えている。ここでは、まず画像形成の全体の流れにつき概略的に説明する。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、それぞれ露光装置La、Lb、Lc、Ld、感光ドラム3a、3b、3c、3d、現像装置1a、1b、1c、1dを有している。各画像形成部において、露光装置La、Lb、Lc、Ldによって、感光ドラム3a、3b、3c、3dの感光面に画像信号によって変調されたレーザ光を照射することなどにより各色成分に対応する静電潜像が形成される。その後、感光ドラム3a、3b、3c、3d上の静電潜像がそれぞれ現像装置1a、1b、1c、1dによって現像され、各ドラム上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が形成される。この感光ドラム3a、3b、3c、3d上の各色のトナー像は、タイミングを合わせて中間転写ベルト130に転写される。中間転写ベルト130に転写された4色のトナー像は、二次転写ローラ11、14の位置まで搬送され、シートPに二次転写される。
このトナー像を転写される記録材としてのシートPは、例えば紙やプラスチックなどの材質から成り、装置下部のシートカセット10に収容されている。シートPはシートカセット10から不図示のピックアップローラなどによって1枚ずつ搬出され、図示のようなS字形状の搬送路P1中を搬送されてレジストローラ12の位置まで達する。
レジストローラ12は、中間転写ベルト130のトナー像にタイミングを合わせてシートPを二次転写部T2へ送り込む。二次転写部T2で中間転写ベルト130から四色のトナー像を二次転写されたシートPは、定着装置9の加熱定着(加熱および加圧)処理によってトナー像を定着された後、機外の排出トレイ68へ排出される。
両面印刷の場合は、定着装置9で第一面にトナー像を定着されたシートPが反転パスP2に導かれ、スイッチバックして先端と後端を入れ替えるように表裏を反転させた後に、搬送路P1に再度搬入され、再びレジストローラ12へ給送される。そして、二次転写部T2で第二面にトナー像を転写されて定着装置9でトナー像を定着された後に排出トレイ68へ排出される。
なお、本実施例の画像形成装置100では、不図示の駆動機構、駆動源によって上記の感光ドラム、各搬送ローラやベルト類などが駆動され、それらの駆動タイミングは後述のCPU500を中心とする制御装置(制御系)によって同期的に制御される。
(画像形成部)
ここで、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pd、および中間転写ベルト130廻りの構成について、より詳細に説明する。画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置1a、1b、1c、1dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一の構成を有する。従って以下では画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdに関する重複した説明を省略するものとする。以下で詳述しない画像形成部Pb、Pc、Pdの構造は、参照符号のaを有する各部材のサフィックスをb、c、dに読み換えた構成に相当する。
画像形成部Paは感光ドラム3aを囲むように帯電装置2a、露光装置La、現像装置1a、転写ローラ24a、ドラムクリーニング装置4aを配置して構成される。感光ドラム3aは、例えばアルミニウム製シリンダの外周面に感光層を形成して成るもので、所定のプロセススピードで矢印方向に回転駆動される。
帯電装置2aは、感光ドラム3aを一様な電位(極性は例えば負極性)に帯電させる。露光装置Laは、記録色(この場合イエロー)の画像に相当する走査線画像信号をON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム3aに静電像を形成する。なお、図1では、各記録色に対応する露光装置La、Lb、Lc、Ldは、別体のブロックで図示してあるが、光学系の一部が各記録色で共有される場合などもあり、実際の構造は任意である。これら露光装置の構造は本発明を構成するものではない。
現像装置1aは、トナーを感光ドラム3aに移転させて静電像をトナー像に現像する。現像装置1aとともに配置されたトナーカートリッジEaは、画像形成によって消費されたトナー量に見合った量のトナーを現像装置1aに供給する。転写ローラ24aは中間転写ベルト130を押圧して、感光ドラム3aと中間転写ベルト130の間に転写部を形成する。また、転写ローラ24aに正極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラム3aに担持された例えば負極性のトナー像が中間転写ベルト130へ転写される。
中間転写ベルト130は、テンションローラ15、二次転写ローラ14、および駆動ローラ13に掛け渡され支持されており、駆動ローラ13に駆動されて矢印A方向に回転する。二次転写ローラ11は中間転写ベルト130の内側の二次転写ローラ14に対向して配置され、中間転写ベルト130に当接し、これにより二次転写部T2が形成される。この二次転写ローラ11に例えば正極性の直流電圧を印加することにより、二次転写部T2の部位を通過するシートPへ中間転写ベルト130上のトナー像が転写される。
画像形成部Paのドラムクリーニング装置4aは、例えばクリーニングブレードを感光ドラム3aに摺擦させて感光ドラム3a上の転写残トナーを回収する。また、中間転写ベルト130については、テンションローラ15の位置にベルトクリーニング装置22が配置されている。
ベルトクリーニング装置22は、例えばクリーニングブレードを用いた清掃機構から構成するか、あるいは、後述の定着装置9について用いるクリーニングユニットと同様にウェブクリーニング方式により構成してもよい。ウェブクリーニング方式の場合、ベルトクリーニング装置22は、中間転写ベルト130にクリーニングウェブを摺擦させて中間転写ベルト130上の転写残トナーを回収する。
現像装置1aは、例えばパラフィン、もしくはポリオレフィンからなるワックスや、シリコーンオイルを離型剤として含有(内包)するトナーを用いることができる。この種のいわる重合トナーは、例えば粉砕トナーの内部にワックス成分と顔料を微分散させて製造することができる。上記のような離型剤を含有するトナーを用いる目的は、例えば後述の定着装置9の定着ローラ40へのトナーのオフセットを防止することにある。上記のようなトナーは例えばトナーカートリッジEaに収容し、トナーカートリッジEaから現像装置1aに供給される。
上述のように構成された画像形成部Pa、および同様の構成を有する画像形成部Pb、Pc、Pd、によって形成された各色のトナー像は中間転写ベルト130に転写されて二次転写部T2の位置まで搬送される。そして二次転写部T2の位置において、シートPへ中間転写ベルト130上のトナー像が転写される。
トナー像を転写されたシートPは、搬送路P1上を定着装置9まで搬送される。定着装置9は、シートP上に転写されたトナー像を加熱、加圧することによりシートPに定着する。定着装置9廻りの構成については、後でより詳細に説明する。
(制御系)
図1の画像形成装置100は、同図左上に示すような制御系を有する。この制御系は主制御部として、例えば汎用マイクロプロセッサなどからなるCPU500を有する。
CPU500は、本実施例の画像形成装置100の画像形成動作全体を制御する主制御部を構成する。特に、本実施例においては、CPU500は、後述のクリーニングユニット60のクリーニングシート61の残量検出に応じて、画像形成動作を許可する許可手段、あるいは画像形成動作を禁止させる禁止手段を構成する。
後述のように、クリーニングユニット60は、画像形成部Pb、Pc、Pd、により記録材(シートP)に形成されたトナー像を加熱する定着装置9の加熱回転体(定着ローラ40)クリーニングするクリーニングシート61を収容する。このクリーニングユニット60は、クリーニングシート61を巻き取る巻き取り機構(ウェブ供給軸61a〜ウェブ巻き取り軸61b)とを備え、着脱可能なカートリッジとして構成される。
また、本実施例では、クリーニングシート61の残量を検出する(残量)検出手段としてフォトセンサ72、残検フラグ77が設けられる。特に、CPU500を用いて構成される上記の禁止手段は、検出手段の出力に応じて画像形成動作を禁止させる。あるいは、残量検出の態様によっては、CPU500を用いて構成される上記の許可手段は、クリーニングシート61の残量に相当する回数の画像形成動作を許可する。
さらに、本実施例では、着脱可能なカートリッジ構成のクリーニングユニット60は、クリーニング装置600の主要部分に対してロック(固着)するロック手段(ウェブロックノブ73、ロックアーム74など)を配置する。そして、本実施例では、後述のように、この ロック手段がロック解除状態にあるときは(適正な清掃が行えないため)画像形成動作が禁止されるように検出手段(フォトセンサ72、残検フラグ77など)に作用する作用手段を設ける。この作用手段は、後述の例では、例えば検出手段の残検フラグ77と、ロック手段のロックアーム74を連動させる連動アーム75によって主に構成される。このようにして、クリーニングシート61の残量を検出する(残量)検出手段を利用して、着脱可能なカートリッジ構成のクリーニングユニット60のロック状態を検出し、ロック手段がロック解除状態にあるときは画像形成動作が禁止されるよう制御する。
なお、当然ながら、カートリッジ構成のクリーニングユニット60をロックするロック手段がロック状態にあるときは、画像形成動作が許容されるよう制御する。例えば上記の作用手段(例えば連動アーム75)は、クリーニングユニット60をロックするロック手段がロック状態にあるときは、クリーニングシート61の残量検出手段に対し非作用状態となるよう構成する。
CPU500のシステムバスにはROM501、RAM502などのメモリが接続される。ROM501は、例えば後述するCPU500の制御プログラムを格納するために用いることができる。その場合、ROM501を交換するか、その一部の領域を書き換え可能なE(E)PROMなどのデバイスで構成しておき、その内容を書き換えるなどの手法によって、本発明に係る制御プログラムを更新することができる。RAM502はCPU500のワークエリアや、画像形成に係る画像データのキャッシュメモリなどとして利用される。
CPU500は、装置全体の動作を制御するが、図1左上のブロック図ではCPU500により制御される部材を代表するものとして、特に被駆動部506の1ブロック(丸印)のみを示してある。この被駆動部506は、例えばシートPや中間転写ベルト130、定着装置9などの搬送系に配置されるモータ、ソレノイド、各種センサなどを代表するものである。被駆動部506は、被駆動部506で用いられるモータ、ソレノイド、各種センサなどに適したドライバ回路およびシステムバスとのインターフェース回路などから成るインターフェース503を介してCPU500のシステムバスに接続される。
また、CPU500のシステムバスには、外部記憶装置504を接続することもできる。外部記憶装置504は、HDDやSSDなどのディスク装置や、CD−ROMやDVDなどのメディアを用いる光ディスク装置、あるいは各種フラッシュメモリなどから構成することができる。この外部記憶装置504も例えば後述するCPU500の制御プログラムを格納するために用いることができる。特に、外部記憶装置504が着脱可能な光ディスクやフラッシュメモリなどのメモリデバイスを用いる場合には、このメモリデバイスは本発明に係る制御プログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体として利用できる。
さらにCPU500のシステムバスには、ユーザーインターフェース手段として、例えば操作パネル505が接続される。操作パネル505は、LCDパネルなどの表示装置や、装置の動作を指令するためのキーボード(または表示装置とともに配置されたタッチパネル)、あるいはさらに音声合成手段、増幅回路、スピーカなどから成る音声出力装置によって構成される。操作パネル505は、画像形成動作に関する指令や、画像形成動作状態のモニタ表示などの他、ユーザに対して警告情報の出力を行なう情報出力手段としても用いられる。特に後述の制御手順において、操作パネル505は、クリーニングシートの残量僅少状態を警告する警告情報を出力するための警告手段として用いることができる。この警告情報(警告メッセージ)の出力には、上記のような表示出力手段や音声合成および出力手段を用いる。
また、インターフェース503には、後述の定着装置(9)とともに設けられるクリーニング装置600のクリーニングシート(61)の残量を検出するための残量センサとして、フォトセンサ72が接続されている。これにより、CPU500はインターフェース503を介してフォトセンサ72の検出状態を読み取ることができる。
さらに、インターフェース503には、保守などの目的で画像形成装置100の装置筐体の内部にアクセスするための扉81の開閉状態を検出するセンサ82が接続されている。扉81は、例えば定着装置(9)とともに設けられるクリーニング装置600の保守などのために開閉されるものである。図1では扉81は左下前面の位置に配置されるよう図示してあるが、その位置や大きさは任意であり、例えば画像形成装置100の側面に配置したり、あるは前面下部の比較的大きな範囲を開閉するようなサイズで構成して構わない。センサ82は、扉81に設けたタブを検出するフォトセンサや、リミットスイッチなど、扉81の開閉状態を検出可能な任意のセンサデバイスによって構成できる。CPU500はインターフェース503を介してセンサ82の検出状態を読み取ることができる。
(定着装置)
図2に本実施例の定着装置9の周辺の構成を示す。本実施例の定着装置9は記録材(シートP)に形成されたトナー像を加熱する加熱回転体として、定着ローラ40を備えている。本実施例では、この定着装置9に関し、定着ローラ40にシートPからオフセット(移転)したトナーを清掃するためのクリーニング装置600を配置している。本実施例のクリーニング装置600はウェブクリーニング機構によって構成される。本実施例において、クリーニング装置600に対してカートリッジ構成のクリーニングユニット(60)を着脱し、またロック(固着)ないしアンロック(固着解除ないしロック解除)するための構造については後で詳細に説明する。図2では、主にクリーニング装置600と定着ローラ40の機能的な関係について説明する。
図2は図1の定着装置9の概略的な断面構成を示しており、上述のようにして未定着のトナー像Tを形成されたシートPは図2の右方から定着装置9に搬入される。定着ローラ40および加圧ローラ41は、例えばそれぞれの一方の軸端に固定された歯車が不図示の歯車機構によって相互に連結され、不図示の駆動系によって一体に回転駆動されることにより、それぞれ矢印の方向に回転する。加圧ローラ41は、例えば総圧力約784N(約80kg)程度の圧力で定着ローラ40に圧接するよう構成され、これにより、シートPを挟持するニップ部が形成される。シートPは定着ローラ40と加圧ローラ41の加熱ニップによって挟持、搬送され、これによりトナー像TがシートPに定着される(加熱、加圧による定着)。
定着ローラ40の両端部は不図示のボールベアリングなどによる軸受を介して回転自在に支持される。定着ローラ40は、例えば中空のアルミニウム円筒などから成る芯金40bの外周面に厚さ3mm程度の弾性層40cを配置して例えば60mm程度の直径に構成されている。弾性層40cの下層は例えばHTV(高温加硫型)シリコンゴム層であり、このHTVシリコンゴム層の外周面に、シートPの画像面に直接接触する耐熱弾性層として、RTV(室温加硫型)シリコンゴム層が配置される。定着ローラ40の回転中心、芯金40bの内部には、定着ローラ40を内側から加熱するためのハロゲンヒータ40aが配置される。この芯金40b内部のハロゲンヒータ40aは、不図示の支持手段によって例えば非回転状態で支持される。
定着ローラ40に当接する加圧ローラ41の両端部は不図示のボールベアリングなどによる軸受を介して回転自在に支持される。加圧ローラ41は、アルミニウム円筒などから成る中空の芯金41bの外周面に厚さ1mmの程度の弾性層41cを配置して直径60mmに構成されている。弾性層41cの下層は、例えばHTVシリコンゴム層であり、このHTVシリコンゴム層の外周面に、離型層として例えばフッ素樹脂層が配置される。加圧ローラ41の回転中心、芯金41bの内部には、加圧ローラ41を内側から加熱するためのハロゲンヒータ41aが配置される。この芯金41a内部のハロゲンヒータ41aも、不図示の支持手段によって例えば非回転状態で支持される。
上述のような層構成の定着ローラ40および加圧ローラ41を組み合わせることによって、例えばある温度以上で急激に溶融するような、いわゆるシャープメルトトナーを用いる場合でもトナーの離型性をより一層高めることができる。また、定着ローラ40だけでなく加圧ローラ41の表面にも、トナー離型効果の高いRTVまたはLTV(低温加硫型)シリコンゴムを用いることにより、両面画像の定着にも対応することができる。
定着温度を管理するために、定着ローラ40の表面に当接させてサーミスタ42aが、また、加圧ローラ41の表面に当接させてサーミスタ42bが配置される。サーミスタ42a、42bは上記の制御系の被駆動部506に含まれる。定着ローラ40、加圧ローラ41の温度管理は、例えば上記のCPU500およびそのソフトウェアなどにより構成される温度調整手段によって行える。
この温度調整手段は、例えばサーミスタ42a、42bの検出値に応じて芯金40b、41b内部のハロゲンヒータ40a、41aへの供給電力を調整することにより定着ローラ40、加圧ローラ41の温度管理を行う。その場合、例えば定着ローラ40の表面温度が目標温度(約165℃程度)に収束するよう芯金40bの内部のハロゲンヒータ40aへの供給電力が調整される。また、加圧ローラ41については、その表面温度が目標温度(約140℃程度)に収束するよう芯金41bの内部のハロゲンヒータ41aへの供給電力が調整される。
シートP上のトナー像を溶融させるために最適な熱量はシートPの厚みや単位面積当たり重量(坪量)により異なるため、CPU500は、シートPの種類に応じて定着ローラ40の温度調整の目標温度を変更する。しかし、目標温度を変更してから定着ローラ40の表面温度が目標温度に収束するまでに時間を要するため、大きな熱量を必要とするシートPに合わせて目標温度を高めに設定して、多くの種類のシートPを同一の目標温度で加熱処理している。この場合、熱量をあまり必要としないシートPに対しては熱量過多となり、溶融したトナーがシートPから定着ローラ40へ移転するホットオフセット現象が生じ易くなる。
クリーニング装置600は、不図示の駆動手段によってロール状に巻装されたクリーニングシート61(クリーニングウェブ)を矢印(59)の方向に画像形成処理に同期して少量ずつ巻き取りながら搬送する。クリーニングシート61の清掃に寄与する清掃部位は、ウェブローラ63によって被清掃部材に当接させる。なお、本実施例では、直接、クリーニングシート61を定着ローラ40に当接させるのではなく、付着した異物を回収する回収部材ないしは回収回転体として例えば回収ローラ62を設けている。この回収ローラ62は、ウェブローラ63とクリーニングシート61を介して当接し、かつ定着ローラ40に当接回転するように配置し、クリーニングシート61は回収ローラ62に摺擦される。このように、回収ローラ62はクリーニングシート61と定着ローラ40を間接的に接触させるよう機能する。
なお、材質の組合せなどによっては、クリーニングシート61を直接、被清掃部材である定着ローラ40に当接させる構造を採用してもよい。しかしながら、そのような構造では、クリーニングシート61それ自体、あるいはクリーニングシート61に付着した異物により定着ローラ40が傷付き、記録画像に筋がつく、といった可能性もある。これに対して、回収ローラ62を介して間接的にクリーニングシート61を当接させる構造によれば、上記のような記録画像品位の低下を回避することができる。
(クリーニング装置)
図12、および図3〜図9は、本実施例において定着装置9とともに配置されるクリーニング装置600の構成の一例を示している。クリーニング装置600は例えば交換可能なクリーニングユニット60を含む。なお、クリーニングユニット60の部分については、後述のような着脱構造から、例えば供給、販売上の名称として「クリーニングカートリッジ」ないし単に「カートリッジ」のような呼称を用いる場合がある。以下では、引き続き「クリーニングユニット」の呼称を用いて説明する。なお、以下で定着装置9およびクリーニング装置600を構成する機械的な各部材の材質は、各部材の動作の仕様などに応じて金属やプラスチックなど任意の材質から当業者が選択することができる。
なお、本実施例のクリーニング装置600が配置される定着装置9は、例えば電子写真方式の画像形成装置の加熱処理装置に相当する。しかしながら、以下で詳述するクリーニング装置600およびその着脱機構は、光沢向上装置などとして配置される加熱処理装置に併設する場合でも同様に実施することができる。
まず、図12を用いて、本実施例のクリーニング装置600において、クリーニングユニット60を固着(ロック)または固着解除(アンロック)するための構造の一例につき説明する。
図12に示すように、クリーニングユニット60は、例えば左右の側板60a、60bおよび天板60cを有し、これらによりクリーニングユニット60のフレームが構成される。クリーニングシート61は、クリーニングユニット60内には、ウェブ供給軸61aに巻き取られた状態で装填され、外側から一端を引き出されてウェブ巻き取り軸61bに巻き取られるよう架装される。また、ウェブ供給軸61a〜ウェブ巻き取り軸61bの中間において、クリーニングシート61は後述する付勢機構(図3)により回収ローラ62に押圧されるウェブローラ63に架け回されている。このウェブローラ63によってクリーニングシート61の清掃部位が(回収ローラ62を介して)定着ローラ40に摺擦される。
クリーニングシート61が巻装されるウェブ供給軸61a、ウェブ巻き取り軸61b、およびウェブローラ63のシャフト63aはクリーニングユニット60のフレーム、特に左右の側板60a、60bの間に軸支される。これらのうち、例えば少なくともウェブ巻き取り軸61bの切り欠きが設けられた端部は側板60aから露出し、巻き取り用の不図示のモータの駆動軸と係合できるよう構成される。
また、クリーニングユニット60の側板60aの内側には、クリーニングシート61の残量を検出する残検アーム70がシャフト70dを介して回動自在に支持される。残検アーム70はクリーニングシート61に当接するレバー70bと、後述する残検フラグ77と連動するレバー70aを有する。
上記のクリーニングユニット60の全体は、側板60a、60bの外側に位置する姿勢制御板90、90の間の所定の装着位置に装着される。本実施例では、この所定の位置関係で固着されたロック状態または、固着が解除されたアンロック状態のいずれかでクリーニングユニット60を固着または固着解除するロック機構を設ける。即ち、クリーニングユニット60の天板60cには、回動操作の可能なダイヤル形状のウェブロックノブ73が配置され、ウェブロックノブ73の下面にはロックアーム74の一端がリンクされている。ウェブロックノブ73を回動操作することにより、ロックアーム74の先端74a、74bを図12中の矢印で示す伸縮方向に移動させることができる。
ウェブロックノブ73を図12の位置に回動させた場合、同図および図6に示すようにロックアーム74の先端74a、74bは姿勢制御板90、90に設けた例えば角穴形状のロック穴76a,76bに進入する。これによりクリーニングユニット60がクリーニング装置600内の所定の装着位置にロック(固着)される。なお、クリーニングユニット60の上記装着位置への位置決めを行なうために、例えば側板60a、60bと姿勢制御板90、90の間に、必要に応じてガイド溝などを設けるようにしてもよい。また、図12における姿勢制御板90、90は機能的な表示であり、実際には図12と異なる形状を用いてもよい(例えば後述の図4)。
クリーニング装置600の姿勢制御板90、90は、ユニット回転支持部90aを介して定着装置9に回動自在に軸支される。クリーニング装置600は、メンテナンスなどの目的に関しては、少なくともクリーニングユニット60が着脱できるよう構成されていればよく、姿勢制御板90、90は上記の軸支関係で定着装置9側に組み付けられていればよい。その意味では、姿勢制御板90、90は、クリーニング装置600の一部としてより、クリーニングユニット60が着脱される画像形成機構(本実施例では加熱処理装置の一例としての定着装置9)側の部位、と考えてもよい。
通常の画像形成動作期間においては、クリーニングユニット60は、上記のロックアーム74によって、クリーニング装置600内の所定位置に(あるいは画像形成機構に対して所定の位置関係で)固着(ロック)状態とする。このロック状態において、姿勢制御板90、90は、ユニット回転支持部90aを介して制御部(CPU500)によって揺動(回動)操作される。これに応じて、クリーニングユニット60が姿勢制御板90、90に適切に固着(ロック)された状態ならば、クリーニングユニット60の清掃に作用する部位が清掃対象に当接または離間するよう操作される。姿勢制御板90、90を揺動(回動)操作するための機構は、以下で図3により説明する操作カム91およびユニット加圧バネ96である。図12では、ユニット加圧バネ96が姿勢制御板90、90を付勢する方向と、操作カム91の操作方向をそれぞれ対応する参照符号を付した矢印で示してある。
一方、上記ロック機構を構成するダイヤル形状のウェブロックノブ73を、例えば図5のように回動させると、ロックアーム74の先端74a、74bとロック穴76a,76b(図12)の係合が外れる。これにより、クリーニングユニット60はアンロック(固着解除)状態となる。このアンロック(固着解除)状態では、クリーニングユニット60を取り外し、クリーニングシート61を交換したり、あるいは必要に応じてクリーニングユニット60全体を交換する、といったメンテナンス作業が可能となる。
本実施例では、ウェブロックノブ73、ロックアーム74から成るロック機構と、クリーニングシート61の残量を検出する残量検出機構を連動させる連動機構を設ける。この連動機構については後で詳細に説明するものとし、以下では、図3以降を参照して、主にクリーニングユニット60が固着(ロック)状態において、クリーニング装置600の構成および動作につき説明する。
図3は、クリーニングユニット60が固着(ロック)状態で、クリーニング装置600の概略構造を側方から示している。また、図4は、クリーニング装置600のクリーニングユニット60が固着(ロック)状態にある定着装置9の全体を斜視図として示している。図4の状態は上述の図12に示したクリーニングユニット60が固着(ロック)状態と同等であるが、姿勢制御板90、90のロック穴76a,76b廻りの部位は必要に応じて例えば図4のように環状に形成することができる。また、図4では、姿勢制御板90、90を上方から付勢するユニット加圧バネ96、96が不図示である。しかしながら、このユニット加圧バネ96、96は、定着装置9の上部に適宜配置するか、あるいは定着装置9のケースの内部に配置して例えば姿勢制御板90、90の外側に張り出して形成した突起を押圧するよう配置するなど、任意の構造を採用してよい。
ここで、図3を中心にクリーニング装置600の構造および機能につき説明する。図3は、定着装置9の定着ローラ40の上面と、その上部に位置するクリーニング装置600の概略構造を示している。図3は、上述のロック機構によりクリーニングユニット60が姿勢制御板90、90に固着(ロック)された状態を概略図示している。このため、図3では、クリーニングユニット60側の側板60a(60b)や天板60c、その上に設けられたウェブロックノブ73、ロックアーム74などの図示を省略している。
図3の図示の状態では、クリーニングシート61はウェブローラ63を介して回収ローラ62に当接しており、定着ローラ40は、上記のように回収ローラ62を介してクリーニングシート61により清掃される。定着ローラ40から回収、清掃されるのは、例えば上記のようにシートPから定着ローラ40に移転したオフセットトナーである。
クリーニングシート61は、第一巻き取り部材の一例であるウェブ供給軸61aに巻き取られた状態で装填され、外側から一端を引き出されて第二巻き取り部材の一例であるウェブ巻き取り軸61bに巻き取られるよう架装される。
ウェブ供給軸61a〜ウェブ巻き取り軸61bの中間において、クリーニングシート61は後述する機構により回収ローラ62に押圧されるウェブローラ63に架け回されている。クリーニングシート61は、ウェブローラ63によって回収ローラ62に押圧され、回収ローラ62を(介して定着ローラ40)クリーニングする。
クリーニングシート61は、例えば不織布などの材質から構成されたクリーニングウェブである。ウェブ巻き取り軸61bによるクリーニングシート61の巻き取りは、例えばCPU500の制御によって、画像形成プロセスに同期して微小量(後述)ずつ行われる。クリーニングシート61は、ウェブローラ63に押圧され、移動方向の一部分を回収ローラ62に摺擦させながら回収ローラ62をクリーニングする。
上記のウェブ供給軸61a、ウェブ巻き取り軸61b、およびウェブローラ63のシャフト63aの両端は、上記の通りクリーニングユニット60の側板60a、60bに軸支される。ウェブローラ63のシャフト63aを付勢支持する機構については後述する。
また、図12で触れたように、クリーニング装置600の一部を構成する(左右両側の)姿勢制御板90はユニット回転支持部90aに対して揺動(回動)支持されている。また、姿勢制御板90は、ユニット回転支持部90aとは反対側において上方からユニット加圧バネ96により押圧され、その下縁が操作カム91に押し当てられている。操作カム91は例えば定着装置9の内部の対応する位置に配置される。
制御装置、例えば上記のCPU500は、操作カム91の回転によって、回収ローラ62に対するクリーニングシート61の当接と離間とを切り替えることができる。
例えば1回の画像形成処理(定着処理)後の定着ローラ40の清掃が必要となるタイミングにおいて、CPU500は、操作カム91を介して姿勢制御板90(、90)を下降させ、ウェブローラ63を回収ローラ62に当接させることができる。この状態で、定着ローラ40を回転駆動させることにより、回収ローラ62上の定着ローラ40から回収したトナーをクリーニングシート61により清掃することができる。また、CPU500は、後述のような頻度で被駆動部506に含まれるモータ(不図示)を作動させて、回収ローラ62と接したクリーニングシート61を矢印59の方向に徐々に巻き取る。これにより、クリーニングシート61が部分的にトナーで飽和する前に、新しい未使用の清掃部位を回収ローラ62に当接させて回収ローラ62を介して定着ローラ40をクリーニングすることができる。
また、画像形成中、特に定着装置9が所期の定着処理を行っている期間においては、CPU500は必要に応じて操作カム91を介して姿勢制御板90(、90)を上昇させておくことができる。これにより画像形成処理に対する影響を低減することができる。なお、カムによる同様の連動機構は回収ローラ62についても設けられる。
新品のクリーニングシート61はロール状態でウェブ供給軸61aに装着される。クリーニングシート61の終端部は、ウェブ供給軸61aを中心にして回転自在であり、クリーニングシート61のロールは、クリーニングシート61の引き出しに伴って従動回転する。クリーニングシート61の始端部は、ウェブ巻き取り軸61bに係合している。ウェブ巻き取り軸61bの一端にクリーニングシート61を巻き取るためのモータ(上記の被駆動部506に含まれる:不図示)が設置される。
ここで、クリーニング装置600を構成する各部の材質などに関して説明する。
ウェブローラ63は、回収ローラ62に当接したときに、たわみを抑制するため、剛性の高い金属(SUS303)のシャフト63aを中心に配置している。ウェブローラ63は、回収ローラ62とのニップ幅を広く確保してクリーニング能力を上げるため、たわみ易く、耐熱性を有したφ30mmシリコーンスポンジをシャフト63aの上に巻いている。さらにこのシリコーンスポンジの表面には厚み100μmのPFAチューブを被覆することによりトナー付着を防止することができる。
ウェブローラ63のシャフト63aは、回転可能、かつ、姿勢制御板90の長丸穴90bにスライド可能に支持されている。長丸穴90bによるスライド方向は、ウェブローラ63と回収ローラ62の接線に対して垂直な方向である。ウェブローラ63のシャフト63aは、例えば姿勢制御板90に立設したピン(不図示)などとの間に弾装されたウェブローラ加圧バネ92によって回収ローラ62の方向に加圧される。ウェブローラ加圧バネ92の配置位置は他の図でも詳細に図示していないが、姿勢制御板90の外側でも内側でもどちらでもよい。
回収ローラ62は、外径φ20mmのSUS303の円柱部材である。トナーがシートPから剥がされ定着ローラ40にオフセットした場合、オフセットトナーは、回収ローラ62に回収された後にクリーニングシート61に回収される。回収ローラ62は、付着物を回収する目的で例えば画像形成時以外にも定着ローラ40表面に常時当接されるよう配置しておく。
回収ローラ62は、定着ローラ40の回転に伴って定着ローラ40に従動回転する。回収ローラ62は、定着ローラ40方向へ移動可能に支持されたボールベアリングで両端を支持されて回転自在である。
回収ローラ62は、回収ローラ加圧バネ93と、回収ローラ加圧アーム94と、回収ローラ加圧カム95によって定着ローラ40に向かって加圧される。回収ローラ加圧バネ93の一端は、回収ローラ62端部に固定され、回収ローラ加圧バネ93の他端は回収ローラ加圧アーム94に固定されている。制御装置、例えばCPU500は回収ローラ加圧カム95を回転させることにより回収ローラ加圧アーム94を回動軸94aを中心に回動させ、回収ローラ加圧バネ93の作動長を変化させることができる。
これにより、CPU500は定着ローラ40に対する回収ローラ62の加圧力を可変制御することができる。定着ローラ40に対する回収ローラ62の加圧力可変の範囲は、例えば0Nから80N程度とする。CPU500は、画像形成シーケンスないし上記のクリーニング装置600による清掃動作に応じた適切な値に回収ローラ62の加圧力を可変制御することができる。
例えば、清掃動作が必要ない期間では、CPU500は姿勢制御板90(、90)を上昇させるのと同期して、回収ローラ加圧カム95によって回収ローラ62の加圧力が上記の加圧力可変範囲の弱い値(例えば0N近傍など)となるよう制御する。また、上記の清掃動作を行うタイミングでは、CPU500は姿勢制御板90(、90)を下降させるのと同期して、回収ローラ加圧カム95によって回収ローラ62の加圧力が上記の加圧力可変範囲の弱い値(例えば80N近傍など)となるよう制御する。なお、回収ローラ加圧カム95を介して行う回収ローラ62の加圧力制御は、必ずしも上記のような態様で行う必要はなく、当業者が必要に応じて任意に変更してよい。
(クリーニングシート残量検知)
ここで、クリーニング装置600のクリーニングシート61の残量を検出する残量検出のための機構につき説明する。図12で説明した残検アーム70がクリーニングシート61と当接する位置は図3に同一の参照符号で示してある(図2も同様)。
図7〜図9は、残検アーム70を含む残量検出機構の構成の一例を示している。図7〜図9は、図12、図5、図6などにおいて示した残検アーム70廻りの構造を後方から(図3、図2の右方から)斜視図として示している。
本実施例において、制御装置、例えばCPU500は、クリーニングシート61をシートの通紙の累積量に伴う所定の割合で移動方向へ移動させ、クリーニングシート61を徐々に矢印59(図3)の方向に巻き取るよう制御する。A4サイズ横送りのシートPの1枚当たりのウェブの送り量は例えば0.5mm/枚程度とする。あるいは、10枚の画像形成ごとクリーニングシート61を5mm程度送るような制御を行うようにしてもよい。
クリーニングシート61の終端近傍の残量僅少を検出すべき部位には、図9に示すように切り欠き69を設けておく。シャフト(70d)廻りに回動自在に支持された残検アーム70はスプリング70cにより図7〜図9の矢印方向に回動付勢されている。
このため、クリーニングシート61の残量が充分ある状態では、レバー70bがクリーニングシート61に当接して残検アーム70は図8(あるいは図7も同様)のような姿勢を取る。一方、上記のクリーニングシート61送りによってクリーニングシート61が消費され、切り欠き69がレバー70bの位置に到達すると、残検アーム70は図9のような姿勢を取る。
残検アーム70の上記のような検出状態をクリーニングシート61の残量を検出する残量センサとして設けたフォトセンサ72を介して読み取るために、本実施例では例えば下記のような機構を設ける。図7〜図9に示したクリーニングユニット60の残検アーム70のレバー70aは、図12、図5、図6などに示されるように、側板60aよりも後ろに突出するよう設けられている。
一方、画像形成装置(即ち加熱処理装置としての定着装置9)側には、回動軸77aに軸支された残検フラグ77を配置する。残検フラグ77は、回動軸77aの一方に、残検アーム70のレバー70aと係合するレバー77bを有し、他端の先端には半円弧状の断面を有する遮光部77cを備えている。残検フラグ77は、例えば回動軸77aを中心として、遮光部77cの側の部分の方をレバー77bの側の部分よりも重く構成しておく(重心が遮光部77cの側の部分にある)。このような構成は、残検フラグ77の回動軸77aの両側の部分の長さや材質の調整によって可能である。このような重心の配置により、残検フラグ77は、レバー77bと残検アーム70のレバー70aの係合状態に追従する姿勢を取るよう変位する。
さらに、画像形成装置(即ち加熱処理装置としての定着装置9)側には、遮光部77cを検出するフォトセンサ72を配置する。フォトセンサ72は、例えば投光部および受光部を備えたフォトインタラプタから構成し、その投光部および受光部の間に遮光部77cが位置しているか否かを検出することができる。フォトセンサ72の検出状態は、インターフェース503を介してCPU500によって読み取ることができる。
クリーニングシート61が残量僅少となり切り欠き69が残検アーム70のレバー70bの位置に現われると、図9に示すようにスプリング70cの付勢力により残検アーム70が矢印のように回動する。これにより、残検アーム70のレバー70aが残検フラグ77のレバー77bと係合し、これを矢印80aのように押し下げる。これにより、残検フラグ77が矢印80bのように回動して、遮光部77cがフォトセンサ72の検出光を遮る位置に移動する。このフォトセンサ72の検出状態を、本実施例では遮光状態(ON)という。
一方、クリーニングシート61の残量が充分である場合には、残検アーム70は図8の状態となる。この場合、スプリング70cで付勢された残検アーム70のレバー70bはクリーニングシート61に当接し、図9の状態ほど回動しない。このため、残検アーム70のレバー70aの回動位置に応じて、残検フラグ77のレバー77bは矢印79cのように回動し、遮光部77cはフォトセンサ72の位置から離脱する。このため、フォトセンサ72の検出光が遮光部77cによって遮られない状態となる。このフォトセンサ72の検出状態を、本実施例では透光状態(OFF)という。
CPU500は、フォトセンサ72の検出信号の出力状態をインターフェース503を介して読み取り、上記の遮光状態(ON)または透光状態(OFF)を介して、クリーニングシート61の残量の状態を認識することができる。上記の残量検出手段の構成によれば、フォトセンサ72の検出信号が遮光状態(ON)を示していれば、クリーニングシート61の切り欠き69が検出されておりその残量が僅少であると判定できる。また、フォトセンサ72の検出信号が透光状態(OFF)を示していれば、クリーニングシート61の切り欠き69は検出されておらずその残量まだ充分あると判定できる。
ただし、本実施例では、後述するクリーニングユニット60のロック機構と上記の残量検出手段を連動させる連動機構の動作を介して、フォトセンサ72はクリーニングユニット60のロック/アンロック状態の検出にも用いられる。このため、本実施例では、後述の制御手順(図10、図11)に示すように、例えば検出タイミングによってフォトセンサ72の出力状態の解釈(判定)を変化させる制御を行う。
なお、ウェブ供給軸61aに巻装されたクリーニングシート61の始端から切り欠き69までの距離は例えば5000mm程度とする。また、1枚のシートPに対する画像形成に応じて必要な清掃動作を行い、それとともに清掃に作用する清掃部位を移動させるためにウェブ巻き取り軸61bで巻き取るクリーニングシート61の送り量は、例えば0.5mm/枚程度とする。このような寸法配分では、クリーニングシート61の新品交換後、シートPを約10000枚、通紙(画像形成)すると切り欠き69が残検アーム70の位置に現われ、これによりフォトセンサ72の遮光状態(ON)を介して残量僅少状態が検出される。また、ウェブ供給軸61aに巻装された切欠き69より後の部分の長さは例えば75mm程度とする。この寸法配分では、シートPの1枚(画像形成1回)当たりの送り量を0.5mm/枚とすると、切り欠き69が検出された後でも、約150枚のシートPに対する画像形成に必要なクリーニングを実行することができる。
(クリーニングユニットのロック状態の検出)
さて、図8、図9は、いずれもロックアーム74(の先端が)ロック穴76aに係合し、クリーニングユニット60が姿勢制御板90、90にロックされた適正な装着状態にある(図12、図6、あるいは図4の状態)。本実施例では、このようにクリーニングユニット60が姿勢制御板90、90にロックされた適正な装着状態にある場合には、上記のような動作によって、CPU500はクリーニングシート61の残量に応じた画像形成制御を行うことができる。
ところが、後述のクリーニングユニット60の着脱のような操作の後、上述のロック(固着)操作を誤り、ロック状態が形成されていない(あるいは不十分である)場合には、クリーニングユニット60を適切に動作させることができなくなる。例えば、クリーニングユニット60が姿勢制御板90、90にロックされていない(アンロック)状態では、CPU500が操作カム91を介して姿勢制御板90、90を操作しても、クリーニングユニット60が設計意図の通りに動かなくなる。これにより所期の清掃動作が不可能となって、画像不良を生じる可能性がある。
このため、本実施例では、図7〜図9の上部に示すように、ウェブロックノブ73、ロックアーム74などから成るロック機構と、残検フラグ77、フォトセンサ72などから成る残量検出機構を連動させる連動機構を設けている。
この連動機構は、定着装置9側の残検フラグ77の上部に配置された連動アーム75を含む。この連動アーム75の上部は図4に示されており、同図のように連動アーム75は姿勢制御板90、90(およびロック穴76a、76b)の外側に配置される。
図7〜図9に示すように、連動アーム75は、ほぼL字型の形状を有し、回動軸75aに回動自在に軸支されている。連動アーム75の上部は、例えば定着装置9内の所定部位との間に弾装されたスプリング78によって図7〜図9の右方に付勢されるとともに、ロックアーム74の先端74aと係合可能な長さを有する。なお、スプリング78のバネ力は例えば200gf程度に設定する。
これにより、連動アーム75はロックアーム74の先端74aと連動し、ロックアーム74との連動状態に応じて、図7、または図8(および図9)の姿勢に制御される。図7は、ロックアーム74の先端74aがロック穴76aよりも内側に引っこんだクリーニングユニット60のアンロック(固着解除)状態に相当する。また、図8および図9は、ロックアーム74の先端74aがロック穴76aよりも外側に突出し、係合するクリーニングユニット60のロック(固着)状態に相当する。
ここで、クリーニングユニット60のロック(固着)状態(図8、図9)では、連動アーム75はロックアーム74の先端74aに押されて図中反時計廻り(図8の矢印79b)に回動しており、残検フラグ77の動作を邪魔しない。従って、クリーニングユニット60のロック(固着)状態(図8、図9)では、残検フラグ77は上述の通り、クリーニングシート61の残量に応じて図8(残量あり)、図9(残量僅少)に相当する姿勢を取る。従って、このクリーニングユニット60のロック(固着)状態では、CPU500はフォトセンサ72の遮光状態(ON)または透光状態(OFF)を介して、クリーニングシート61の残量を検出することができる。
一方、クリーニングユニット60のアンロック(固着解除)状態(図7)では、連動アーム75に対するロックアーム74の先端74aの押圧が解除され、連動アーム75は図中時計廻り(矢印79e)に回動する。このため、連動アーム75の下部により押下された、残検フラグ77のレバー77bは強制的にフォトセンサ72を遮光状態(ON)に制御する。本実施例では、図7のような連動動作によって形成されるフォトセンサ72の遮光状態(ON)を介してクリーニングユニット60のアンロック(固着解除)状態を検出することができる。
図7、図8(図9)に示す連動機構を用いたクリーニングユニット60のロック状態の検出制御は後でフローチャート(特に図10)を用いて詳述する。
(クリーニングユニットの着脱)
ここで、クリーニング装置600のクリーニングユニット60の交換ないしは着脱につき説明する。図4はクリーニング装置600のクリーニングユニット60が定着装置9に装着された状態を斜視図として示している。上述のように、クリーニングユニット60は、主にウェブロックノブ73およびロックアーム74から成るロック機構を有する。
例えば、ウェブロックノブ73を図6の回動位置に回動させると、これに連動してロックアーム74の先端74a,74bが伸び、定着装置9側に揺動支持された姿勢制御板90、90のロック穴76a,76bと係合する(図8、図9、図12)。このようにしてクリーニングユニット60が画像形成機構(加熱処理装置としての定着装置9)にロック(固着)される。この状態からウェブロックノブ73を図5の回動位置に回動させると、これに連動してロックアーム74の先端74a,74bとロック穴76a,76bの係合が外れ、クリーニングユニット60がアンロック(固着解除)される。
クリーニングユニット60のアンロック(固着解除)状態においては、クリーニングユニット60を姿勢制御板90、90の間から例えば上方に抜き取ることができる。その後、(例えば交換ないし保守部品として供給された)新品のクリーニングユニット60を装着し、再度、ウェブロックノブ73の上記操作によってそのクリーニングユニット60をロック(固着)する。これにより、クリーニング装置600の設計仕様通りの清掃動作が可能となる。なお、クリーニングユニット60ごとの交換ではなく、クリーニングユニット60から消費されたクリーニングシート61を除去し、新品のクリーニングシート61と交換する保守方式を採用してもよい。
姿勢制御板90、90にクリーニングユニット60のロック(固着)状態においては、図3で説明したクリーニングユニット60の姿勢制御が可能となり、設計仕様通りの清掃動作を行うことができる。その場合、クリーニングシート61の残量検出機構は図8、図9に示したように動作し、クリーニングシート61が残量僅少となった場合は、制御系のCPU500をその状態をフォトセンサ72の遮光状態(ON)を介して検出できる。この場合は、例えば、後述の制御に示すように、クリーニングシート61が残量僅少となった旨を警告しつつ、上記のクリーニングシート61の切り欠き69より後の部分で清掃処理できる回数の画像処理を許容する。あるいは、簡易な制御仕様においては、上記のようにしてクリーニングシート61の残量僅少が検出された場合、直ちにCPU500がそれ以上の画像形成(通紙)を禁止するよう制御してもよい。
一方、クリーニングユニット60がアンロック(固着)状態(あるいはクリーニング装置600から取り外されている状態でも同様)である場合には、クリーニングシート61のロック機構と残量検出機構の連動機構は図7の状態となる。この図7の状態では、当然ながら図3で説明したクリーニングユニット60の姿勢制御は不可能であり、設計仕様通りの清掃動作は不可能であり、もし画像形成を強行するなら画像不良を生じる可能性がある。
しかしながら、本実施例では、図7の状態では、クリーニングシート61の残量に拘らず連動アーム75、残検フラグ77の連動を介して強制的にフォトセンサ72の遮光状態(ON)が形成される。もし、クリーニングシート61の残量僅少が検出された場合、直ちにCPU500が画像形成(通紙)を禁止する制御仕様を採用している場合には、それ以上の付加的な機構や制御を必要とせず、この状態をもって画像形成(通紙)を禁止することができる。従って、加熱部材(定着ローラ40)の清掃不良による記録画質の低下などの問題を確実に回避することができる。
あるいは、上記のようにクリーニングシート61の切り欠き69より後の部分で清掃処理できる回数の画像形成は許容する制御仕様においては、後述の図10、図11に示すような制御の切り分けを行う。後述の図10、図11に示すような制御を行うことによって、警告情報の出力、画像形成の禁止(あるいは許容)を適切に制御できる。
以上のように、本実施例によれば、クリーニングユニット60のロック機構と、クリーニングシート61の残量によって変位する残検フラグ77を連動させる連動機構を設けている。この連動機構は、クリーニングユニット60のアンロック状態あるいはクリーニング装置600に対する未装着状態においては、残量センサとしてのフォトセンサ72にクリーニングシート61の残量僅少状態を示す検出信号を出力させる。また、クリーニングユニット60のロック状態においてはフォトセンサ72がクリーニングシート61の残量に応じて変位する残検フラグ77を介して検出したクリーニングシート61の残量を示す検出信号を出力させる。
従って、クリーニングユニット60が正常に装着され、ロック(固着)状態となっている場合で、かつクリーニングシート61の残量が充分ある状態でのみ、画像形成(通紙)を許可することができるようになる。これによりクリーニング装置600の清掃能力を適切に維持することができ、加熱部材(定着ローラ40)の清掃不良による記録画質の低下などを確実に回避することができる。このため、ユーザの操作ミスなどによりクリーニングユニット60が正常に装着されない場合に生じる画質低下(あるいは機構の故障など)を未然に防止でき、設計仕様通りの清掃処理を伴ない、高画質の画像形成性能を維持できる。
また、本実施例によれば、フォトセンサ72はクリーニングシート61の残量検出、およびクリーニングユニット60のロック(固着)状態の検出の両方に兼用することができる。このため、制御回路を簡略化し回路部品の点数を削減でき、簡単安価な構成により画像形成装置100の省スペース化を図ることができる。
(クリーニングユニットに関する制御例)
クリーニングシート61の切り欠き69より後の部分で清掃処理できる回数の画像形成は許容する制御仕様においては、後述の図10、図11に示すような制御を行う。ここでは、画像形成装置100の主電源投入後、およびセンサ82で検出される扉81の開閉後(図11)と、それ以外の通常の画像形成期間(図10)とで下記のような制御の切り分けを行う。これにより、上記のようなフォトセンサ72を1つのみ用いる構成においても、クリーニングシート61の残量検出とクリーニングユニット60のロック(固着)状態の検出を体裁よく組み合わせることができる。
図10、図11は、例えば制御装置としてのCPU500が実行する画像形成装置100の制御手順を示している。図示の手順は、CPU500が実行する制御プログラムとして記述することができ、例えばROM501や外部記憶装置504に予め格納しておく。
図10は、通常の画像形成処理を行う動作(通常動作)期間における制御を示している。なお、この図10の通常動作期間は、図11に示す画像形成装置100の主電源投入後、およびセンサ82で検出される扉81の開閉後に行われる制御において画像形成許可(同図S307)とならない限り開始されない。
図10の通常動作期間では、後述の図11の制御によって既にクリーニングユニット60のロック(固着)状態が確認されており、図8および図9で説明した通り、CPU500はフォトセンサ72の出力によりクリーニングシート61の残量を検出できる。
図10の通常動作期間において、フォトセンサ72が透光から遮光状態(ON)に変化する(ステップS301のYES)と、例えば操作パネル505の表示器や音声出力装置により「クリーニングウェブ残量少の警告」を出力する(ステップS302)。この「クリーニングウェブ残量少の警告」は、例えば「もうすぐクリーニングシート61が無くなる」という警告メッセージで、文字表示や合成音声などによって操作パネル505から出力する。
続いて、例えばRAM502や、ROM501の一部に設けた不揮発(EEP)ROM領域などに配置したカウンタをスタートする(ステップS303)。本実施例では、クリーニングシート61の残量僅少状態を検出後(も)、所定回数の画像形成を許容するよう制御するが、このカウンタはその所定回数(カウント上限の閾値)まで画像形成を計数するために用いられる。このカウンタは、CPU500が1枚の画像形成ごとに1ずつインクリメントし、そのカウント上限の閾値は、上記の切り欠き69以後のクリーニングシート61の寸法に相当する値を採用するなら150(枚、あるいは回)程度とすることができる。本制御例では、例えばカウント上限の閾値はその150(枚、あるいは回)よりも余裕を見た100(枚、あるいは回)を採用している。
通常の画像形成制御はステップS304のループの期間において実行されるが、その間、CPU500は上記のステップS302の警告メッセージを適宜、出力する。そして、フォトセンサ72の遮光状態が継続するため、ステップS303でスタートさせたカウンタが上記の上限の閾値(100枚、あるいは回)に到達すると、ステップS305への移行が生じる。ステップS305では、CPU500は「クリーニングウェブ交換指示」を表示させてそれ以上の画像形成を停止する(ステップS305)。
一方、画像形成装置100の主電源投入後の初期化、およびセンサ82で検出される扉81の開閉後(図11)において、CPU500は図11のような制御を行う。
例えば図10の制御により「ウェブの残量少警告」もしくは、「ウェブ交換指示」が出ると、これに応じてユーザ(あるいはサービスマン)はクリーニングユニット60の交換(着脱)作業を行う。図11の制御は、このクリーニングユニット60の交換(着脱)作業において、クリーニングユニット60がきちんと新品に交換され、またクリーニングユニット60の取り付けが確実に行われているかを判断することを目的とする。
ここで、クリーニングユニット60を取り外す際は扉81を開閉し、定着装置9を引き出すか、あるいは装置の主電源を遮断した後に行うのが普通である。従って、図11の制御は画像形成装置100の主電源投入後の初期化、またはセンサ82で検出される扉81の開閉後において実行する。
図11のステップS306で、CPU500が画像形成装置100の主電源投入後の初期化、またはセンサ82による扉81の開閉の検出、という事象を検出する(ステップS306)と、以下の制御が行われる。
まず、フォトセンサ72の出力状態を検査し(ステップS301)、フォトセンサ72が透光状態(OFF)であれば、ステップS307に進み、画像形成を許可する。これにより、画像形成装置100の制御は図10に示した通常動作の制御に進むことができるようになる。
一方、ステップS301において、フォトセンサ72が遮光状態である場合は、CPU500は少なくともクリーニングユニット60が適正な状態にない、と判断し、ステップS308において直ちに画像形成処理を禁止する。なお、フォトセンサ72がこの検出状態となる場合には、上記連動機構の構成(図7〜図9)によれば、クリーニングユニット60がアンロック(未装着状態であるか、少なくとも正規の装着状態にない)であるケースが含まれる。また、クリーニングユニット60がロック状態で、かつクリーニングシート61の残量僅少となっているケースも含まれる。
そこで、ステップS308において直ちに画像形成処理を禁止する場合には、例えば「クリーニングシートの残量を確認、またはクリーニングユニットの装着状態を確認して下さい」という警告メッセージを操作パネル505から出力する。即ち、ロック機構がアンロック状態であるとの判定の他、クリーニングシートが残量僅少であるとの判定の両方とも警告メッセージとして出力する。
図10、図11のような制御を行うことにより、クリーニングシート61の切り欠き69より後の部分で清掃処理できる回数の画像形成は許容する制御仕様を採用しながら、クリーニングユニット60を適正に装着させることができる。特に、主電源投入時や画像形成装置100の扉81の開閉後のタイミングにおいては、連動機構を介してクリーニングシート61の残量検出手段を用いてクリーニングユニット60の装着状態を確認できるよう構成されている。この通常動作に先立つ主電源投入時や画像形成装置100の扉81の開閉後のタイミングにおいて、クリーニングユニット60がアンロック状態であれば、その旨の警告メッセージを発生して確実にクリーニングユニット60をロックさせることができる。
また、本実施例では、クリーニングシート61の残量僅少に応じて適切な警告メッセージを出力しつつクリーニングシート61の残りの部分を用いて画像形成を行うことができる。これにより、クリーニングシート61の清掃に用いることができる部位を効率よく利用することができる。また、本実施例では、クリーニングシート61の残量僅少を検出してから所定回数の画像形成を許容できるようなタイミングで警告メッセージを出力するようにしている。このため、ユーザ(あるいは管理者、サービスマン)は余裕をもってクリーニングシート61ないしクリーニングユニット60の交換に備えることができる。一方、クリーニングユニット60が適切に装着されていない、あるいはクリーニングシート61の残量0であれば画像形成を禁止することができ、清掃不良によって画質低下が生じる、といった問題を確実に回避することができる。
なお、以上では、通常動作において残検フラグ77を介してクリーニングシート61の切り欠き69を検出するフォトセンサ72が残量警告に相当する(値する)検出信号を発生している場合の制御として、概ね2つの制御を考えた。このうち第1の制御は、上述の図10に示したように、(残量僅少である旨の)警告メッセージを出力しながら、クリーニングシート61の切り欠き69より後の部分で清掃処理できる回数の画像形成動作(通紙)を許容するものである。また、第2の制御は、先に触れたようにクリーニングシート61の残量僅少が検出された場合、直ちにそれ以上の画像形成動作(通紙)を禁止するものである。
しかしながら、上記の第1、第2の2つの制御態様は、特に排他的にのみ実施すべきものではなく、例えばクリーニングシート61の異なる位置に切り欠き69を複数設けることにより両方とも実施することができる。例えば、クリーニングシート61の終端から図10に関連して示した100枚(回)程度の画像形成に係る清掃を行える残量に相当する位置に第1の切り欠き69を設ける。また、クリーニングシート61の終端から、それ以上の回数の画像形成に係る清掃を行えないような残量に相当する位置に第2の切り欠き69を設ける。そして、(クリーニングユニット60を交換した後)第1の(1回目の)切り欠き69の検出では上記の第1の制御を行い、第2の(2回目の)切り欠き69の検出では上記の第2の制御を行うのである。このようにして、クリーニングシート61の残量に応じて、その残りが僅か(僅少)であれば、クリーニングユニット60ないしクリーニングシート61の交換時期が近いことをユーザに警告しつつ画像形成を許容する(第1の制御)。そして、いよいよクリーニングシート61の残量がそれ以上の回数の画像形成に係る清掃を行えないような状態になった時には、適切に画像形成(通紙)を禁止する(第2の制御)。これにより、定着ローラ(加熱回転体)の清掃不良に起因する画質低下のような問題を確実に回避することができる。
9…定着装置、40…定着ローラ、41…加圧ローラ、60…クリーニングユニット、61…クリーニングシート、62…回収ローラ、63…ウェブローラ、70…残検アーム、72…フォトセンサ、74…ロックアーム、75…連動アーム、77…残検フラグ、81…扉、82…センサ、90…姿勢制御板、600…クリーニング装置、P…記録紙。

Claims (15)

  1. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を加熱する加熱部と、
    前記加熱部をクリーニングするクリーニングシートと、前記クリーニングシートが巻かれた供給軸と、前記クリーニングシートを巻き取る巻き取り軸と、を備えたカートリッジと、
    前記カートリッジをロックするロック部と、
    前記クリーニングシートの残量を検出する検出部と、
    前記検出部の出力に応じて画像形成動作を禁止させる禁止部と、
    前記ロック部がアンロック状態にあるとき、画像形成動作が禁止されるよう前記検出部に作用する作用部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記作用部は、前記ロック部がロック状態にあるとき、画像形成動作が許容されるように前記検出部に対し非作用状態となることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出部は、フォトインタラプタと、前記クリーニングシートの残量に応じて変位することに伴い前記フォトインタラプタを遮光する遮光部と、を有し、前記検出部は前記フォトインタラプタが前記遮光部によって遮光された状態のとき、画像形成動作を禁止させるための信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記作用部は、前記ロック部がアンロック状態にあるとき、前記フォトインタラプタを遮光することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記作用部は、前記ロック部がロック状態にあるとき、画像形成動作が許容されるように前記フォトインタラプタに対し非作用状態となることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 加熱回転体に従動回転するように設けられ前記加熱回転体に付着したトナーを回収する回収回転体を有し、前記クリーニングシートは前記回収回転体を介して前記加熱回転体を清掃することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニングシートは、所定枚数の記録材に画像形成が行われる毎に前記巻き取り軸に所定量巻き取られることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を加熱する加熱部と、
    前記加熱部をクリーニングするクリーニングシートと、前記クリーニングシートが巻かれた供給軸と、前記クリーニングシートを巻き取る巻き取り軸と、を備えたカートリッジと、
    前記カートリッジをロックするロック部と、
    前記クリーニングシートの残量を検出する検出部であって、前記クリーニングシートの残量が所定値に達したとき前記カートリッジの交換を促すための信号を出力する検出部と、
    前記ロック部がアンロック状態にあるとき、前記カートリッジの交換を促すための信号が出力されるよう前記検出部と前記ロック部を連動させる連動部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記連動部は、前記ロック部がロック状態にあるとき、前記カートリッジの交換を促すための信号が出力されないように前記検出部と前記ロック部を連動させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記検出部は、フォトインタラプタと、前記クリーニングシートの残量に応じて変位することに伴い前記フォトインタラプタを遮光する遮光部と、を有し、前記検出部は前記フォトインタラプタが前記遮光部によって遮光された状態のとき前記カートリッジの交換を促すための信号を出力することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記連動部は、前記ロック部がアンロック状態にあるとき、前記フォトインタラプタを遮光することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記連動部は、前記ロック部がロック状態にあるとき、前記カートリッジの交換を促すための信号が出力されないように前記フォトインタラプタを遮光しないことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 加熱回転体に従動回転するように設けられ前記加熱回転体に付着したトナーを回収する回収回転体を有し、前記クリーニングシートは前記回収回転体を介して前記加熱回転体を清掃することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記クリーニングシートは、所定枚数の記録材に画像形成が行われる毎に前記巻き取り軸に所定量巻き取られることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記カートリッジの交換を促すためのメッセージを表示する表示部を有することを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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