JP6361639B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に画像を印刷する画像形成装置に関する。
トナー像を用紙に転写(印刷)して定着させる画像形成装置には、印刷モードとして光沢モードを有するものがある(たとえば、特許文献1参照)。なお、光沢モードというのは、用紙に印刷される画像に光沢を付与するモード(出力画像の光沢度を高くするモード)である。
出力画像の光沢度を高くするには、用紙に印刷される画像の表面凹凸を平滑にする必要がある。このため、特許文献1では、用紙にトナー像を定着させる定着処理を1回行った後、定着処理済みの用紙を定着ニップ(定着処理を行うローラー対のニップ)に搬送して定着処理を再度行うようにしている。すなわち、光沢モードでの印刷ジョブの実行時に、1枚の用紙に対して定着処理が2回行われる。
特開平5−297742号公報
特許文献1のように、光沢モードでの印刷ジョブの実行時に、定着処理を2回行う場合には、定着処理を1回だけ行う場合に比べて、用紙に印刷される画像の表面凹凸が平滑になる(光沢度が高くなる)。しかし、この構成では、定着処理を2回行うので、その分、印刷ジョブの開始から完了までの時間(ジョブ実行時間)が長くなる。すなわち、ユーザーの待ち時間(ユーザーが所望の印刷物を入手できるまでにかかる時間)が長くなってしまう。
ここで、従来の画像形成装置には、光沢モードでの印刷ジョブの実行時に、用紙の搬送速度を通常速度(光沢モードではない通常モードで印刷ジョブを実行するときの用紙の搬送速度)よりも遅くするものがある。このように、用紙の搬送速度を遅くすると、用紙1枚あたりの定着処理の処理時間が長くなるので、定着処理を2回行わなくても、用紙に印刷される画像の表面凹凸が平滑になる。すなわち、この構成では、定着処理の処理回数を1回に省略することができる。しかし、用紙の搬送速度を遅くしているので、定着処理の処理回数を1回に省略しても、場合によっては、定着処理を2回行う構成に比べて、ジョブ実行時間が長くなってしまうことがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光沢モードで印刷ジョブを実行する場合のジョブの開始から完了までの時間(ユーザーの待ち時間)が長くなるのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、用紙が収容される用紙カセットと、用紙が排出される排紙トレイと、用紙を搬送するための用紙搬送路と、用紙に印刷した画像を定着させるための定着ニップを有しており、用紙カセットから用紙搬送路に給紙した用紙を用紙搬送路に沿って搬送するとともに、搬送中の用紙に画像を印刷し、定着ニップに進入した用紙に対して定着処理を行って排紙トレイに用紙を排出する印刷部と、印刷部の印刷動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、光沢モードで印刷ジョブを実行するとき、予め定められた通常速度よりも遅い所定速度で用紙を搬送し、定着処理を1枚の用紙に対して1回行ってから用紙を排出する第1光沢モード、および、通常速度で用紙を搬送し、定着処理を1枚の用紙に対して2回以上の所定回数行ってから用紙を排出する第2光沢モードのうちいずれかのモードを選択するモード選択処理を行い、第1光沢モードおよび第2光沢モードのうち選択したモードで印刷部に印刷を行わせる。また、制御部は、モード選択処理を行うとき、第1光沢モードで印刷ジョブを実行した場合および第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合のそれぞれについて、印刷ジョブの最初の用紙の給紙開始から最終の用紙の排出完了までの予定時間を求め、第1光沢モードおよび第2光沢モードのうち予定時間が短い方のモードを選択する。
本発明の構成では、制御部は、第1光沢モードおよび第2光沢モードのうち、印刷ジョブの最初の用紙の給紙開始から最終の用紙の排出完了までの予定時間が短い方のモードを選択し、当該選択したモードで印刷部に印刷を行わせる。これにより、光沢モードで印刷ジョブを実行する場合のジョブの開始から完了までの時間が長くなるのを抑制することができる。すなわち、ユーザーが所望の印刷物を入手できるまでにかかる時間(ユーザーの待ち時間)が長くなるのを抑制することができる。
本発明の構成では、光沢モードで印刷ジョブを実行する場合のジョブの開始から完了までの時間(ユーザーの待ち時間)が長くなるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の構成を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置に後処理装置が装着された場合の図 本発明の一実施形態による画像形成装置のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が第1光沢モードで印刷ジョブを実行するときの用紙の搬送経路を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が第2光沢モードで印刷ジョブを実行するときの用紙の搬送経路を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置に設けられた第2搬送路に沿って複数枚の用紙が同時に搬送されている状態を示す図(印刷部が行う同時搬送を説明するための図) 本発明の一実施形態による画像形成装置にて行われるモード選択処理の流れを示すフローチャート
<画像形成装置の概要>
図1に示すように、画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成する。印刷部2は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5、転写部6および定着部7を含む。そして、印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送し、搬送中の用紙Pに画像(トナー像)を印刷する。
給紙部3は、ピックアップローラー31および給紙ローラー対32を含む。そして、給紙部3は、用紙カセット30に収容された用紙Pを用紙搬送路20に供給する(1次給紙を行う)。なお、印刷部2は、画像形成装置100の上下方向に並ぶ複数段分の給紙部3を含む。すなわち、画像形成装置100には、複数の用紙カセット30が装着される。
用紙搬送部4は、用紙搬送路20に供給された用紙Pを転写ニップTNおよび定着ニップFNの順番で搬送する。用紙搬送部4は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送するための搬送ローラー対41を複数含む。複数の搬送ローラー対41のうち転写ニップTNの用紙Pの搬送方向上流側の位置に設置された搬送ローラー対41は、レジストローラー対42である。このレジストローラー対42は、レジストローラー対42に到達した用紙Pを一旦停止させてから、その用紙Pを転写ニップTNに送り出す(2次給紙を行う)。
画像形成部5は、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応する機構部50Bk、50Y、50Cおよび50Mに分類される。機構部50Bk、50Y、50Cおよび50Mは、それぞれ、感光体ドラム51、帯電装置52、現像装置53および清掃装置54を1つずつ含み、後述する中間転写ベルト61に感光体ドラム51が接するように配置される。また、画像形成部5は、各色共通で使用する露光装置55を含む。そして、画像形成部5は、各色のトナー像を対応する感光体ドラム51の表面上に形成する。
転写部6は、中間転写ベルト61、1次転写ローラー62および2次転写ローラー63を含む。中間転写ベルト61は、駆動ローラー64および従動ローラー65によって張架される。1次転写ローラー62は、中間転写ベルト61の内側に配置され、感光体ドラム51との間で中間転写ベルト61を挟み込む。2次転写ローラー63は、中間転写ベルト61を挟んで駆動ローラー64と対向するように配置され、中間転写ベルト61との間で転写ニップTNを形成する。そして、転写部6は、まず、画像形成部5により形成されたトナー像を中間転写ベルト61の表面上に1次転写し、その後、転写ニップTNに進入した用紙Pにトナー像を2次転写する。これにより、用紙Pに画像が印刷される。
定着部7は、定着ローラー対71を有する。この定着ローラー対71のうち、一方ローラーは発熱源を内蔵する。他方ローラーは一方ローラーに圧接しており、一方ローラーとの間で定着ニップFNを形成する。定着ニップFNには、転写ニップTNを通過した用紙Pが進入する。そして、定着部7は、定着ニップFNに進入した用紙Pを加熱および加圧することにより、用紙Pにトナー像を定着させる(定着処理を行う)。その後、定着ニップFNを通過した用紙Pは、画像形成装置100の胴内に設けられた胴内トレイ81に排出される。なお、胴内トレイ81は「排紙トレイ」に相当し、以下の説明では排紙トレイ80と称する場合がる。
定着ニップFNよりも用紙Pの搬送方向下流側の搬送経路は、片面印刷を行うか両面印刷を行うかによって変わる。以下に具体的に説明する。
用紙搬送路20は、第1搬送路21および第2搬送路22を含む。第1搬送路21は、片面印刷および両面印刷の各実行時に使用される用紙搬送路である。第1搬送路21は、用紙カセット30から、転写ニップTNおよび定着ニップFNを経由し、胴内トレイ81に至る。第2搬送路22は、両面印刷の実行時に使用される用紙搬送路である。第2搬送路22は、定着ニップFNよりも用紙Pの搬送方向下流側の位置において第1搬送路21から分岐し、転写ニップTNよりも用紙Pの搬送方向上流側の位置(すなわち、定着ニップFNよりも用紙Pの搬送方向下流側の位置)において第1搬送路21に合流する。また、第2搬送路22は、用紙Pの表裏を反転させるための反転搬送路22aを含む。
片面印刷の実行時には、片面印刷された用紙P(定着ニップFNを通過した用紙P)がそのまま胴内トレイ81に排出される。たとえば、定着ニップFNよりも用紙Pの搬送方向下流側における第1搬送路21と第2搬送路22との分岐点には切替爪C1が設けられる。そして、定着ニップFNから第2搬送路22への搬送経路を切替爪C1が遮断することにより、定着ニップFNを通過した用紙Pが胴内トレイ81へ導かれる。
両面印刷の実行時には、切替爪C1が回動することにより、定着ニップFNから第2搬送路22への搬送経路が開放される。これにより、片面印刷された用紙Pは、定着ニップFNを通過すると、第2搬送路22に進入する。たとえば、第2搬送路22には切替爪C2が設けられる。そして、第2搬送路22に用紙Pが進入すると、切替爪C2によって、当該用紙Pが反転搬送路22aに導かれる。すなわち、図中の矢印D1方向に用紙Pが進行する。
反転搬送路22aに用紙Pが進入すると、反転搬送路22aに設けられた搬送ローラー対41(反転ローラー対43)は、ひとまず正回転し、胴内トレイ81側に用紙Pを搬送する。そして、反転ローラー対43は、用紙Pの後端が反転ローラー対43を通過しきる前に逆回転し、用紙Pを逆送させる(用紙Pの前後が逆転する)。このとき、切替爪C2は、図中の矢印D2方向に用紙Pを導く。
この後、前後が逆転した用紙Pは、第2搬送路22に沿って搬送され、転写ニップTNよりも用紙Pの搬送方向上流側の位置に至る(第1搬送路21に戻る)。第1搬送路21に戻った用紙Pは、第1搬送路21に沿って搬送され、転写ニップTNおよび定着ニップFTを再度通過する。このときには、用紙Pの表裏が反転しているので、用紙Pの裏面(未印刷面)に対して印刷が行われる。そして、両面印刷された用紙Pは、そのまま第1搬送路21に沿って搬送され、胴内トレイ81に排出される。
また、画像形成装置100は、操作パネル9を備える。操作パネル9は、タッチパネルディスプレイ91を含む。タッチパネルディスプレイ91は、各種設定をユーザーから受け付けるための画面を表示する。また、操作パネル9には、複数のハードキー92が設けられる。操作パネル9に設けられるハードキー92としては、一例を挙げると、ジョブの実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキーや、数値入力をユーザーから受け付けるためのテンキーなどがある。
ここで、図2に示すように、画像形成装置100に後処理装置200が装着される場合がある。画像形成装置100に後処理装置200が装着されている場合には、画像形成装置100の本体から後処理装置200に対して、印刷済みの用紙P(定着ニップFNを通過した用紙P)が供給される。そして、後処理装置200は、印刷済みの用紙Pに対して、パンチ処理やステープル処理など予め定められた後処理を行う。
また、画像形成装置100に後処理装置200が装着されている場合には、第1搬送路21が後処理装置200にまで延ばされ、後処理装置200に設けられた用紙搬送路20である後処理搬送路23に接続される。たとえば、胴内トレイ81が設置されていた箇所に第1搬送路21が新設される(胴内トレイ81が無くなる)。そして、第1搬送路21に沿って搬送される用紙Pが後処理装置200に供給される。図2では、便宜上、用紙搬送路20を実線矢印で示す。
後処理装置200は、その上面側に設けられた上面トレイ82を有する。上面トレイ82には、後処理を行わない用紙Pが排出される。また、後処理装置200は、後処理トレイ83を有する。後処理トレイ83には、後処理を行った用紙Pが排出される。この後処理トレイ83に後処理を行わない用紙Pが排出されてもよい。
なお、複数の仕分トレイ84を含む仕分ユニット201が後処理装置200に設けられてもよい。図2では、後処理装置200に仕分ユニット201が設けられた場合を図示する。
上面トレイ82、後処理トレイ83および複数の仕分トレイ84は、「排紙トレイ」に相当する。以下の説明では、上面トレイ82、後処理トレイ83および複数の仕分トレイ84を排紙トレイ80と称する場合がある。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図3に示すように、画像形成装置100は、装置全体の制御を行う制御部110を備える。制御部110は、各種処理を実行するCPU111や、CPU111を動作させるための制御用のプログラムを記憶するメモリー112などを含む。
制御部110は、画像読取部1および印刷部2に接続され、画像読取部1の読取動作および印刷部2の印刷動作を制御する。なお、画像形成装置100に後処理装置200が装着されている場合、制御部110は後処理装置200に接続される。そして、制御部110は、後処理装置200の後処理動作を制御する。
また、制御部110は、操作パネル9と接続される。そして、制御部110は、タッチパネルディスプレイ91の表示動作を制御する。また、制御部110は、タッチパネルディスプレイ91に対するタッチ操作やハードキー92に対する押下操作を検知する。
たとえば、制御部110は、印刷ジョブに関する設定を受け付けるための印刷設定画面を操作パネル9に表示させ、印刷ジョブに関する設定の受け付けを操作パネル9に行わせる。印刷設定画面では、印刷部数、用紙サイズおよび濃度など、印刷条件の詳細な設定を行える。なお、画像形成装置100に後処理装置200が装着されている場合には、後処理装置200で実行可能な複数種の後処理のそれぞれについて実行するか否かの設定も行え、さらに、後処理条件の詳細な設定(たとえば、ステープル数やステープル位置などの設定)も行える。
そして、制御部110は、画像読取部1に原稿がセットされた状態で、操作パネル9のスタートキー(ハードキー92)に対する押下操作を検知すると、印刷ジョブ(コピージョブ)の実行指示をユーザーから受け付けたと判断する。このとき、後処理を実行する旨の設定がなされていれば、制御部110は、後処理を伴う印刷ジョブ(以下、後処理付帯ジョブと称する場合がある)の実行指示をユーザーから受け付けたと判断する。
また、画像形成装置100には、画像形成装置100のユーザーにより使用されるユーザー端末であるパーソナルコンピューター(PC)300を接続するための通信部120が設けられる。画像形成装置100(通信部120)にPC300を接続すると、PC300から画像形成装置100に対して、印刷ジョブの実行指示を含むジョブデータを送信することができる。PC300からのジョブデータを通信部120が受信すると、制御部110は、印刷ジョブ(プリンタージョブ)の実行指示をユーザーから受け付けたと判断する。なお、PC300からのジョブデータには、印刷すべき画像の画像データや、ジョブ実行条件(印刷条件や後処理条件など)も含まれる。
ここで、画像形成装置100に複数の用紙カセット30が装着されている場合には、複数の用紙カセット30のうちから、用紙Pの給紙元となる用紙カセット30をユーザーが指定することができる。制御部110は、複数の用紙カセット30のうちユーザー指定の用紙カセット30を判別し、当該判別した用紙カセット30を給紙元として設定する。そして、制御部110は、印刷ジョブの実行時に、給紙元の用紙カセット30から用紙搬送路20へ用紙Pを給紙させる。なお、ユーザーにより設定された用紙サイズに応じた用紙カセット30(当該用紙Pが収容された用紙カセット30)が自動的に給紙元に設定されてもよい。以下、制御部110が給紙元として設定した用紙カセット30(ユーザー指定の用紙カセット30)を対象カセット30と称する場合がある。
また、画像形成装置100に後処理装置200が装着されている場合には、複数の排紙トレイ80のうちから、用紙Pの排出先となる排紙トレイ80をユーザーが指定することができる。制御部110は、複数の排紙トレイ80のうちユーザー指定の排紙トレイ80を判別し、当該判別した排紙トレイ80を排出先として設定する。そして、制御部110は、印刷ジョブの実行時に、排出先の排紙トレイ80に用紙Pを排出させる。なお、画像形成装置100に後処理装置200が装着されていない場合、制御部110は、胴内トレイ81を排出先として設定する。以下、制御部110が排出先として設定した排紙トレイ80(ユーザー指定の排紙トレイ80)を対象トレイ80と称する場合がある。
<第1光沢モードおよび第2光沢モード>
実行対象の印刷ジョブがコピージョブである場合、制御部110は、光沢モードで印刷するか否かの設定の受け付けを操作パネル9に行わせる。たとえば、操作パネル9は、印刷ジョブに関する設定を受け付けるときに、光沢モードで印刷するか否かの設定も受け付ける。なお、実行対象の印刷ジョブがプリンタージョブである場合には、光沢モードで印刷するか否かの設定内容を示す情報がジョブデータ(プリンタージョブの実行に際してPC300から画像形成装置100に送信されるデータ)に付加されてもよい。
そして、光沢モードで印刷する旨の設定がなされている場合、制御部110は、第1光沢モードおよび第2光沢モードのうちいずれかのモードで印刷部2に印刷を行わせる。なお、光沢モードで印刷した場合には、用紙Pに印刷される画像に光沢が付与される(光沢モードではない通常モードで印刷した場合の出力画像よりも光沢度が高くなる)。
第1光沢モードで印刷する場合、印刷部2は、予め定められた通常速度(通常モードで印刷する場合の用紙搬送速度)よりも遅い所定速度で用紙Pを搬送する。たとえば、用紙Pの搬送速度を通常速度の半速(1/2の速度)とする。そして、図4に示すように、印刷部2は、通常速度の半速で搬送中の用紙Pにトナー像を転写し、その用紙Pを定着ニップFNに送る(定着処理を行う)。その後、印刷部2は、定着ニップFNを通過した用紙Pを排出する。すなわち、第1光沢モードでは、1枚の用紙に対して1回だけ定着処理が行われる(用紙Pが定着ニップFNを1回通過する)。なお、図4では、図面を見易くするため、用紙搬送路20を破線で示し、用紙Pの搬送経路を実線矢印で示す。また、第1搬送路21および第2搬送路22を互いに異なる破線で示す。
第2光沢モードで印刷する場合、印刷部2は、通常速度で用紙Pを搬送する。そして、図5に示すように、印刷部2は、通常速度で搬送中の用紙Pにトナー像を転写し、その用紙Pを定着ニップFNに送る(定着処理を行う)。ここで、印刷部2は、定着ニップFNを通過した用紙Pを第2搬送路22に送り、その用紙Pを第2搬送路22に沿って搬送することによって第1搬送路21に戻す。このとき、印刷部2は、用紙Pの前後を逆転させる処理は行わない(反転搬送路22aを用いない)。このため、第1搬送路21に戻った用紙Pの表裏は反転されない。
続いて、印刷部2は、第1搬送路21に戻った用紙Pを定着ニップFNに再度送る(定着処理を再度行う)。その後、印刷部2は、定着ニップFNを通過した用紙Pを排出する。すなわち、第2光沢モードでは、1枚の用紙に対して定着処理が2回行われる(用紙Pが定着ニップFNを2回通過する)。なお、図5では、図面を見易くするため、用紙搬送路20を破線で示し、用紙Pの搬送経路を実線矢印で示す。また、第1搬送路21および第2搬送路22を互いに異なる破線で示す。
<光沢モードの選択>
制御部110は、光沢モードでの印刷ジョブ(後処理付帯ジョブも含む)の実行に際して、第1光沢モードおよび第2光沢モードのいずれかを選択する処理であるモード選択処理を行う。そして、制御部110は、モード選択処理にて選択した光沢モードで印刷ジョブを実行する。制御部110によるモード選択処理は、印刷ジョブの実行指示をユーザーから受け付けたときに行われる。
制御部110は、モード選択処理を行うとき、第1光沢モードで印刷ジョブを実行した場合および第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合のそれぞれについて、印刷ジョブの最初用紙Pの給紙開始(印刷ジョブの開始)から当該印刷ジョブの最終用紙Pの排出完了(印刷ジョブの完了)までの予定時間を求める。言い換えると、当該予定時間を予測する。実行対象の印刷ジョブが後処理付帯ジョブである場合には、後処理付帯ジョブの最初用紙Pの給紙開始から当該後処理付帯ジョブの最終用紙Pの排出完了までの予定時間を求める。なお、印刷ジョブの印刷枚数は1枚の場合もあれば複数枚の場合もある。印刷ジョブの印刷枚数が1枚の場合には、印刷ジョブの最初用紙Pが最終用紙Pとなる。
そして、制御部110は、第1光沢モードおよび第2光沢モードのうち、予定時間が短い方の光沢モードを選択し、当該選択した光沢モードで印刷ジョブを実行する(予定時間が短い方の光沢モードで印刷部2に印刷を行わせる)。すなわち、ユーザーが何らかの設定操作を行わなくても、自動的に、予定時間が短い方の光沢モードで印刷ジョブが実行されることになる。なお、第1光沢モードおよび第2光沢モードのいずれかを標準モードとして予め設定しておき、仮に、第1光沢モードおよび第2光沢モードの各予定時間が同じであった場合には、標準モードで印刷ジョブが実行されてもよい。たとえば、第1光沢モードが標準モードに設定される。
ここで、画像形成装置100には、上下方向に複数の用紙カセット30が積層装着される。この場合、最上段の用紙カセット30が給紙元である場合と最下段の用紙カセット30が給紙元である場合とでは、ジョブ実行時に搬送される用紙Pの搬送経路が異なる。すなわち、給紙元として設定した用紙カセット30の装着位置によって、給紙開始から排出完了までにかかる時間に差が生じる。たとえば、最上段の用紙カセット30を給紙元として設定した場合(最上段の用紙カセット30が対象カセット30である場合)には、最下段の用紙カセット30を給紙元として設定した場合(最下段の用紙カセット30が対象カセット30である場合)に比べて、ジョブ実行時の用紙Pの搬送経路が短くなる。
さらに、画像形成装置100に後処理装置200が装着されている場合には、上面トレイ82、後処理トレイ83および複数の仕分トレイ84のうちいずれが排出先として設定されたかによって、ジョブ実行時に搬送される用紙Pの搬送経路が異なる。すなわち、給紙開始から排出完了までにかかる時間に差が生じる。たとえば、上面トレイ82を排出先として設定した場合(上面トレイ82が対象トレイ80である場合)には、複数の仕分トレイ84のいずれかを排出先として設定した場合(仕分トレイ84が対象トレイ80である場合)に比べて、ジョブ実行時の用紙Pの搬送経路が短くなる。
このため、制御部110は、モード選択処理を行うとき、対象カセット30から給紙した用紙Pが定着ニップFNを1回経由して対象トレイ80に排出されるまでの第1搬送経路を第1光沢モードで印刷ジョブ(後処理付帯ジョブを含む)を実行した場合の用紙Pの搬送経路として認識し、対象カセット30から給紙した用紙Pが定着ニップFNを2回経由して対象トレイ80に排出されるまでの第2搬送経路を第2光沢モードで印刷ジョブ(後処理付帯ジョブを含む)を実行した場合の用紙Pの搬送経路として認識する。そして、制御部110は、第1搬送経路および第2搬送経路に基づき、第1光沢モードおよび第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の各予定時間を求める。
たとえば、第1光沢モードおよび第2光沢モードのそれぞれについて、用紙カセット30と排紙トレイ80との組み合わせごとに、ジョブ実行時の用紙Pの搬送経路(その長さ)が予め定められ、搬送経路情報としてメモリー112に記憶される。そして、制御部110は、搬送経路情報に基づき対象カセット30と対象トレイ80との組み合わせに対応する搬送経路を判別することにより、第1搬送経路および第2搬送経路を認識する。
第1搬送経路および第2搬送経路を認識すると、制御部110は、搬送経路の長さ、印刷ジョブの印刷枚数、用紙Pの搬送速度、用紙Pの搬送方向のサイズなどに基づき、第1光沢モードで印刷ジョブを実行した場合および第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の各予定時間を求める。なお、実行対象の印刷ジョブが後処理付帯ジョブである場合には、後処理の内容(後処理にかかる処理時間)に応じて紙間や部間を調整する(後処理を伴わない印刷ジョブよりも紙間や部間を大きくする場合がある)ので、予定時間を求める際に紙間や部間を考慮するのが好ましい。紙間というのは、先行用紙Pの後端と後行用紙Pの先端との間隔であり、部間というのは、先行の部の最終用紙Pの後端と後行の部の最初用紙Pの先端との間隔である。
ここで、印刷部2は、第2光沢モードで印刷する場合、印刷対象の用紙Pの搬送方向のサイズが所定サイズよりも小さければ、図6に示すような同時搬送を行う。すなわち、印刷部2は、先行用紙Pおよび後行用紙Pを同時に第2搬送路22に沿って搬送する(先行用紙Pを第2搬送路22に沿って搬送しているときに後行用紙Pも第2搬送路22に沿って搬送する)。このような同時搬送を行った場合には、同時搬送を行わない場合よりも、給紙開始から排出完了までの時間が短くなる。なお、図6では、図面を見易くするため、用紙搬送路20を破線で示し、用紙Pを実線で示す。また、第1搬送路21および第2搬送路22を互いに異なる破線で示す。
そこで、制御部110は、モード選択処理を行うとき、印刷対象の用紙Pの搬送方向のサイズが同時搬送可能なサイズか否かを判断する。その結果、同時搬送が可能であると判断すれば、制御部110は、第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間として、印刷部2が同時搬送を行った場合の給紙開始から排出完了までの時間を求める。そして、第2光沢モードの方が第1光沢モードよりも予定時間が短かった場合には、第2光沢モードで印刷ジョブを実行するが、このとき、印刷部2に同時搬送を行わせる。
以下に、図7に示すフローチャートを参照し、光沢モードでの印刷ジョブ(後処理付帯ジョブを含む)の実行に際して行うモード選択処理の流れについて説明する。図7に示すフローチャートは、光沢モードでの印刷ジョブの実行指示をユーザーから受け付けたときにスタートする。
ステップS1において、制御部110は、ユーザーにより設定された印刷ジョブのジョブ実行条件を確認する。すなわち、制御部110は、印刷ジョブの印刷枚数や用紙Pの搬送方向のサイズなどを確認する。また、ステップS2において、制御部110は、ユーザー指定の用紙カセット30(給紙元)を判別するとともに、ユーザー指定の排紙トレイ80(排出先)を判別する。そして、ステップS3において、制御部110は、第1搬送経路および第2搬送経路を認識する。
ステップS4において、制御部110は、第1光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間(ここでは、第1予定時間T1と称する)および第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間(ここでは、第2予定時間T2と称する)を求める。
その後、ステップS5において、制御部110は、第1予定時間T1が第2予定時間T2以下であるか否かを判断する。その結果、第1予定時間T1が第2予定時間T2以下である場合には、ステップS6に移行し、第1予定時間T1が第2予定時間T2を超える場合には、ステップS7に移行する。
ステップS6に移行した場合、制御部110は、第1光沢モードを選択し、第1光沢モードで印刷ジョブを実行する。一方で、ステップS7に移行した場合、制御部110は、第2光沢モードを選択し、第2光沢モードで印刷ジョブを実行する。
本実施形態では、上記のように、制御部110は、第1光沢モードおよび第2光沢モードのうち、印刷ジョブの最初用紙Pの給紙開始(印刷ジョブの開始)から最終用紙Pの排出完了(印刷ジョブの完了)までの予定時間が短い方のモードを選択し、当該選択したモードで印刷部2に印刷を行わせる。これにより、光沢モードで印刷ジョブを実行する場合のジョブの開始から完了までの時間が長くなるのを抑制することができる。すなわち、ユーザーが所望の印刷物を入手できるまでにかかる時間(ユーザーの待ち時間)が長くなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、対象カセット30(給紙先として設定したユーザー指定の用紙カセット30)から給紙した用紙Pが定着ニップFNを1回経由して対象トレイ80(排出先として設定したユーザー指定の排紙トレイ80)に排出されるまでの搬送経路を第1搬送経路として認識するとともに、対象カセット30から給紙した用紙Pが定着ニップFNを2回経由して対象トレイ80に排出されるまでの搬送経路を第2搬送経路として認識し、第1搬送経路および第2搬送経路に基づき、第1光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間および第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間をそれぞれ求める。このように構成すれば、制御部110により求められる予定時間が実行対象の印刷ジョブに応じた値(ユーザー指定の用紙カセット30およびユーザー指定の排紙トレイ80の各位置に応じた値)となる。
また、本実施形態では、上記のように、印刷部2は、第2光沢モードで印刷するとき、定着ニップFNを通過した用紙Pを第2搬送路22に沿って搬送し、当該用紙Pを第1搬送路21の定着ニップFNよりも用紙Pの搬送方向上流側の位置に戻して定着ニップFNを再度通過させる。すなわち、印刷部2は、第2光沢モードで印刷するとき、両面印刷用の第2搬送路22を用いることにより、対象用紙Pが定着ニップFNを2回通過するよう用紙搬送を行う。このように構成すれば、第2光沢モードで印刷を行うための機構を別途設ける必要がなくなる。
また、本実施形態では、上記のように、印刷部2は、第2光沢モードで印刷するとき、印刷対象の用紙Pの搬送方向のサイズが所定サイズよりも小さければ、先行用紙Pおよび後行用紙Pを同時に第2搬送路22に沿って搬送する同時搬送を行う。このように構成すれば、ジョブの開始から完了までにかかる時間を短くすることができる。なお、印刷対象の用紙Pの搬送方向のサイズが所定サイズより小さい場合には印刷部2が同時搬送を行うので、制御部110は、同時搬送が可能なサイズの用紙Pが光沢モードでの印刷ジョブの印刷対象となっているとき、印刷部2が同時搬送を行った場合の給紙開始から排出完了までの時間を第2光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間として求める。
また、本実施形態では、制御部110は、後処理付帯ジョブを光沢モードで実行するとき、後処理付帯ジョブの最初用紙Pの給紙開始から最終用紙Pの排出完了までの時間を予定時間として求め、当該求めた予定時間に基づきモード選択処理を行い、前記第1光沢モードおよび前記第2光沢モードのうち予定時間が短い方のモードで後処理付帯ジョブを実行する。このように構成すれば、光沢モードで後処理付帯ジョブを実行する場合であっても、ジョブの開始から完了までの時間が長くなるのを抑制することができる。
ここで、変形例として、光沢モードで印刷する旨の設定をユーザーから受け付けた場合に、さらに、生産性を優先するか否か(光沢度を落としてもよいか否か)をユーザーから受け付けてもよい。あるいは、生産性を優先するか否かを示す情報をジョブデータ(プリンタージョブの実行に際してPC300から画像形成装置100に送信されるデータ)に付加できるようにしてもよい。
生産性を優先する旨の設定がなされている場合、制御部110は、モード選択処理を行うときに、第1光沢モードで印刷ジョブを実行した場合の予定時間として、通常速度よりも遅く所定速度(通常速度の半速)よりも速い中間速度(たとえば、通常速度の3/4の速度)で用紙Pを搬送した場合の給紙開始から排出完了までの時間を求める。そして、第1光沢モードの方が第2光沢モードよりも予定時間が短かった場合には、第1光沢モードで印刷ジョブを実行するが、このとき、中間速度(通常速度の3/4の速度)で用紙Pを搬送させる。
このように構成すれば、生産性を優先したいユーザーの利便性が向上する。ただし、通常速度の3/4の速度で用紙Pを搬送する場合には、通常速度の1/2の速度で用紙Pを搬送する場合に比べて、光沢度が低下する。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 印刷部
20 用紙搬送路
21 第1搬送路
22 第2搬送路
30 用紙カセット
80 排紙トレイ
81 胴内トレイ(排紙トレイ)
82 上面トレイ(排紙トレイ)
83 後処理トレイ(排紙トレイ)
84 仕分けトレイ(排紙トレイ)
110 制御部
FN 定着ニップ
P 用紙

Claims (7)

  1. 用紙が収容される用紙カセットと、
    用紙が排出される排紙トレイと、
    用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    用紙に印刷した画像を定着させるための定着ニップを有しており、前記用紙カセットから前記用紙搬送路に給紙した用紙を前記用紙搬送路に沿って搬送するとともに、搬送中の用紙に画像を印刷し、前記定着ニップに進入した用紙に対して定着処理を行って前記排紙トレイに用紙を排出する印刷部と、
    前記印刷部の印刷動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、光沢モードで印刷ジョブを実行するとき、予め定められた通常速度よりも遅い所定速度で用紙を搬送し、前記定着処理を1枚の用紙に対して1回行ってから用紙を排出する第1光沢モード、および、前記通常速度で用紙を搬送し、前記定着処理を1枚の用紙に対して2回以上の所定回数行ってから用紙を排出する第2光沢モードのうちいずれかのモードを選択するモード選択処理を行い、前記第1光沢モードおよび前記第2光沢モードのうち選択したモードで前記印刷部に印刷を行わせ、
    前記制御部は、前記モード選択処理を行うとき、前記第1光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合および前記第2光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合のそれぞれについて、前記印刷ジョブの最初の用紙の給紙開始から最終の用紙の排出完了までの予定時間を求め、前記第1光沢モードおよび前記第2光沢モードのうち前記予定時間が短い方のモードを選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記用紙カセットから給紙した用紙が前記定着ニップを1回経由して前記排紙トレイに排出されるまでの第1搬送経路を前記第1光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合の用紙の搬送経路として認識するとともに、前記用紙カセットから給紙した用紙が前記定着ニップを前記所定回数経由して前記排紙トレイに排出されるまでの第2搬送経路を前記第2光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合の用紙の搬送経路として認識し、前記第1搬送経路および前記第2搬送経路に基づき、前記第1光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合の前記予定時間および前記第2光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合の前記予定時間を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙カセットを複数備え、
    前記制御部は、複数の前記用紙カセットのうちユーザーが給紙元として指定した前記用紙カセットを判別し、前記給紙元の前記用紙カセットから給紙した用紙が前記定着ニップを1回経由して前記排紙トレイに排出されるまでの搬送経路を前記第1搬送経路として認識するとともに、前記給紙元の前記用紙カセットから給紙した用紙が前記定着ニップを前記所定回数経由して前記排紙トレイに排出されるまでの搬送経路を前記第2搬送経路として認識することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排紙トレイを複数備え、
    前記制御部は、複数の前記排紙トレイのうちユーザーが排出先として指定した前記排紙トレイを判別し、前記用紙カセットから給紙した用紙が前記定着ニップを1回経由して前記排出先の前記排紙トレイに排出されるまでの搬送経路を前記第1搬送経路として認識するとともに、前記用紙カセットから給紙した用紙が前記定着ニップを前記所定回数経由して前記排出先の前記排紙トレイに排出されるまでの搬送経路を前記第2搬送経路として認識することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙搬送路は、前記用紙カセットから前記定着ニップを経由して前記排紙トレイに至る第1搬送路と、前記第1搬送路の前記定着ニップよりも用紙の搬送方向下流側の位置において前記第1搬送路から分岐して前記定着ニップよりも用紙の搬送方向上流側の位置において前記第1搬送路に合流する第2搬送路とを含み、
    前記印刷部は、前記第2光沢モードで印刷するとき、前記定着ニップを通過した用紙を前記第2搬送路に沿って搬送し、当該用紙を前記第1搬送路の前記定着ニップよりも用紙の搬送方向上流側の位置に戻して前記定着ニップを再度通過させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷部は、前記第2光沢モードで印刷するとき、印刷対象の用紙の搬送方向のサイズが所定サイズよりも小さければ、先行用紙および後行用紙を同時に前記第2搬送路に沿って搬送する同時搬送を行い、
    前記制御部は、前記同時搬送が可能なサイズの用紙が前記光沢モードでの前記印刷ジョブの印刷対象となっているとき、前記第2光沢モードで前記印刷ジョブを実行した場合の前記予定時間として、前記印刷部が前記同時搬送を行った場合の前記給紙開始から前記排出完了までの時間を求めることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 画像が印刷された用紙に予め定められた後処理を行い、前記後処理を行った用紙を前記排紙トレイに排出する後処理装置を備え、
    前記制御部は、前記後処理を伴う前記印刷ジョブである後処理付帯ジョブを前記光沢モードで実行するとき、前記後処理付帯ジョブの最初の用紙の給紙開始から最終の用紙の排出完了までの時間を前記予定時間として求め、当該求めた前記予定時間に基づき前記モード選択処理を行い、前記第1光沢モードおよび前記第2光沢モードのうち前記予定時間が短い方のモードで前記後処理付帯ジョブを実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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