JP6361604B2 - 車両のトランスファ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のトランスファ構造に関し、特に、四輪駆動車に適用されるトランスファ構造に関する。
四輪駆動車として、車両前部にエンジン等の動力源と変速機とを軸心が車両前後方向に延びるように配置し、該変速機の出力部から後方に延びる後輪推進軸及び後輪差動装置を介して主駆動輪としての後輪に動力を伝達すると共に、前記変速機の出力部から前輪駆動用の動力を取り出すトランスファ装置を備え、該トランスファ装置の出力部から前方に延びる前輪推進軸及び前輪差動装置を介して補助駆動輪としての前輪にも動力を伝達可能としたものが知られている。
上記四輪駆動車は、前輪推進軸の前後両端部には、変速機乃至トランスファ装置の出力部と差動装置の入力部との位置関係の変化を許容するための自在継手が設けられる。
ところが、前輪推進軸は、トランスファ装置が車両前部寄りに位置する関係で、一般に後輪推進軸に比べて短く、そのため、前記自在継手における折れ角が大きくなり、変速機との干渉やトルク変動の増大等の問題が生じやすくなる。
この課題に対して、例えば特許文献1には、変速機の出力部から一対のスプロケット間に巻き掛けられたチェーンを介して前輪駆動用の動力を取り出し、ドリブン側のスプロケットから前方に延びる前輪推進軸及び前輪差動装置を介して前輪に動力を伝達する構成において、前記前輪推進軸の後端部に設けられる自在継手をトランスファ装置の内部において前記ドリブン側スプロケットの径方向の内側に設けたものが開示されている。
これによれば、自在継手がトランスファ装置の外側に設けられる場合に比べて、前輪駆動軸を長くすることができるので、自在継手における折れ角が小さくなり、前記変速機との干渉やトルク変動の増大等の問題が抑制される。
ところで、四輪駆動車においては、補助駆動輪側への動力伝達経路に電磁式等の可変容量カップリング機構が備えられることがある。この可変容量カップリング機構によれば、主駆動輪と補助駆動輪への動力伝達の比率を、運動状態に応じて、100:0から50:50の間で可変制御が可能となる。
しかし、二輪駆動状態では、補助駆動輪への動力伝達経路を構成する各部材が無負荷で回転するため、当該動力伝達系が駆動源で発生するトルク変動によって共振し、該経路上の歯車で歯打ち音が発生することがある。
これに対して、可変容量カップリング機構を制御して補助駆動輪に至る動力伝達経路に負荷をかけることが考えられるが、動力伝達経路における回転抵抗等によるエネルギ消費によって、エンジンの燃費性能が低下するおそれがある。
そこで、補助駆動輪への動力伝達経路に共振周波数を常用域外へ移動させるためのダンパを設けることが考えられる。例えば、特許文献2には、トランスファ装置のドリブン側ギヤの径方向の内側にダンパを設ける技術が開示されている。
特開平04−228953号公報 実開平02−087162号公報
ところが、上述の特許文献1に記載の構成に、特許文献2に記載の構成を適用した場合、すななち、前輪推進軸を長くするために自在継手をトランスファ装置のドリブン側スプロケットやドリブン側ギヤ等のドリブン部材の径方向の内側に配置した場合、この自在継手の外周側に更にダンパが位置することとなり、ドリブン部材の大径化をもたらし、トランスファ装置の大型化をまねくため、車載性の悪化等の原因となる。
そこで、本発明は、上述のようなトランスファ装置において、車載性を悪化させることなく、トルク変動の増大等を抑制しながら、歯打ち音を十分に低減可能なダンパをドリブン部材に配置することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る車両のトランスファ構造は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
車両前部に動力源と変速機とを軸心が車両前後方向に延びるように配置し、該変速機の出力部から主駆動輪としての後輪に動力を伝達すると共に、補助駆動輪としての前輪にも動力を伝達可能とした四輪駆動車に設けられ、
前記変速機の出力部に連結されたトランスファ入力軸と、
該トランスファ入力軸上に設けられたドライブ部材と、
前記トランスファ入力軸と平行に配置されたトランスファ出力軸と、
該トランスファ出力軸上に設けられ、前記ドライブ部材と噛合する又は巻き掛け部材を介して連絡されたドリブン部材と、
前記トランスファ出力軸に設けられ前記前輪に動力を伝達するためのプロペラシャフトに連結された自在継手と、を備え、
該自在継手が前記ドリブン部材の径方向の内側に配設された車両のトランスファ構造であって、
前記トランスファ出力軸上かつ前記自在継手の前記トランスファ出力軸の軸方向一方側と他方側の少なくとも一方に設けられたダンパ装置を備え
該ダンパ装置は、前記ドリブン部材に連絡された外筒部材と、前記トランスファ出力軸に連結された内筒部材と、前記外筒部材及び前記内筒部材間に設けられ両部材の相対回転を許容する弾性部材とを備え、
前記ドリブン部材の内周面と前記トランスファ出力軸の外周面とが所定の相対回転を許すようにスプライン嵌合され、前記嵌合された部位において、前記ダンパ装置の相対回転量を規制するストッパ機構を構成する
ことを特徴とする。
なお、特許請求の範囲における「トランスファ出力軸の軸方向一方側」及び「他方側」は、後述の本発明の実施形態における「エンジン側」及び「反エンジン側」にそれぞれ相当する。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の車両のトランスファ構造において、
前記トランスファ構造の前記一方側に変速機が取り付けられ、
前記ダンパ装置は、前記自在継手の前記他方側にのみ配設されている
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の車両のトランスファ構造において、
前記自在継手の前記一方側及び前記他方側に、前記ドリブン部材をトランスファケースに支持させる一方側軸受及び他方側軸受がそれぞれ配設され、
前記ダンパ装置は、前記他方側軸受の前記他方側に配設されている
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から3のいずれか1項に記載の車両のトランスファ構造において、
前記トランスファ入力軸上に設けられたカップリング機構を備え、
前記ダンパ装置は、前記カップリング機構とトランスファ入力軸方向に重複している
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項1から4のいずれか1項に記載の車両のトランスファ構造において、
前記外筒部材は、前記弾性部材を支持する部位が前記ドリブン部材と連絡される部位よりも拡径されている
ことを特徴とする。
更に、請求項に記載の発明は、前記請求項1からのいずれか1項に記載の車両のトランスファ構造において、
前記トランスファ出力軸は、前記自在継手の外側継手部材と共用される
ことを特徴とする。
上記の構成により、本願の請求項1に記載の発明によれば、トランスファ出力軸においてその軸方向における自在継手の一方側及び他方側の少なくとも一方にダンパ装置が設けられるので、該ダンパ装置は、径方向の内側に自在継手が配置されたドリブン部材に対して軸方向にずれた位置に配置されることとなる。そのため、ドリブン部材の径方向寸法の増大を抑制することができ、車載性を悪化させることなく、トルク変動の増大等を抑制し、歯打ち音を十分に低減できるダンパ装置を配設することができる。
また、外筒部材、内筒部材及びこれら両部材の相対回転を許容する弾性部材から構成されているダンパ装置によって上記効果を実現することができる。
そして、ドリブン部材の内周面とトランスファ出力軸の外周面とが所定の相対回転を許容するように連結され、該連結された部位において、ダンパ装置の相対回転量を規制するストッパ機構を構成するので、ストッパ機構によって規制された相対回転量よりも大きくダンパ装置が相対回転するのを防ぐことができ、よって、ダンパ装置の破損を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記駆動源の駆動力を変速する変速機の他方側にドライブ部材が配設され、該ドライブ部材に連絡されたドリブン部材の径方向の内側に配設された自在継手の他方側にのみダンパ装置が配設されており、変速機とダンパ装置はそれぞれ一方側と他方側に互いに離間して設けられているので、これら変速機とダンパ装置との干渉を防止することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、自在継手の一方側及び他方側に、ドリブン部材をトランスファケースに支持させる一方側軸受及び他方側軸受がそれぞれ配設され、ダンパ装置は他方側軸受の他方側に配設されている、すなわち、ドリブン部材を支持する一方側軸受と他方側軸受の間にはダンパ装置が設けられていないので、ドリブン部材の支持スパンが長くなるのを抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、ダンパ装置は、トランスファ入力軸上に設けられたカップリング機構とトランスファ入力軸方向に重複して配設されているので、これらが重複して配設されていない場合に比べて、トランスファ装置をトランスファ入力軸方向によりコンパクト化することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、ダンパ装置の外筒部材は、弾性部材を支持する部位がドリブン部材と連絡される部位よりも拡径されており、より大きな弾性部材をダンパ装置に設けることができるので、ダンパ性能を確保することができる。
更に、請求項に記載の発明によれば、トランスファ出力軸は自在継手の外側継手部材と共用されるので、トランスファ構造の部品点数削減とコンパクト化を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る車両の動力伝達機構を示す概略図である。 図1のトランスファ構造を示す断面図である。 図2のドリブンギヤに設けられたダンパ部材を示す拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両の動力伝達機構を示す概略平面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両の動力伝達機構を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る車両のトランスファ構造について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両は、フロントエンジン・リヤドライブ車ベースの四輪駆動車であって、車体前部のエンジンルーム内にエンジン1と変速機2でなるパワーユニットが縦置きに搭載されている。該パワーユニットは、エンジン1の駆動力を変速機2で変速して出力する。変速機2の後方には、該パワーユニットの出力するトルクを主駆動輪である後輪と共に、補助駆動輪である前輪にも分配するためにトランスファ装置10が設けられている。
トランスファ装置10は、車両前後方向に延びて互いに平行に配設されたトランスファ入力軸11(以下、単に「入力軸11」という)とトランスファ出力軸12(以下、単に「出力軸12」という)を備える。入力軸11は、その一端が変速機2の出力軸に連絡され、反エンジン側に延びてその他端が後輪に連絡されており、出力軸12は、前輪に連絡されている。入力軸11上には、ドライブギヤ13が設けられ、出力軸12上には、ドライブギヤ13に噛み合うドリブンギヤ16が設けられており、これらのドライブギヤ13及びドリブンギヤ16からなるギヤ列によって、入力軸11から出力軸12にトルクが伝達可能に構成されている。
また、トランスファ装置10は、電磁クラッチを用いたトルクスプリット式と呼ばれる自動断続が可能なトランスファ装置であって、入力軸11上には、後輪(主駆動輪)と前輪(補助駆動輪)へ伝達されるトルク比を50:50から100:0の範囲で変更することができる可変容量カップリング機構20(以下、単に「カップリング機構20」という)が設けられている。
また、出力軸12上には、エンジン1で発生する共振周波数を常用域外へ移動させるためのダンパ装置50が設けられている。本実施形態の場合、ダンパ装置50は、出力軸12においてドリブンギヤ16の後方側、すなわち、後述する自在継手60の反エンジン側に設けられている。
更に、出力軸12は、その前端部に自在継手60が設けられ、該自在継手60を介してフロントプロペラシャフト70(以下、単に「プロペラシャフト70」という)の後端部と連結されている。自在継手60は、ドリブン部材16の径方向の内側に配設されている。
プロペラシャフト70は、その前端部に自在継手80が設けられ、該自在継手80を介してフロントデファレンシャルギヤ90の入力軸91と連結されている。フロントデファレンシャルギヤ90は、入力軸91のトルクを左右の出力軸92、92に分配して左右前輪を回転駆動する。プロペラシャフト70は、車両後方に向かって縮径している変速機2の変速機ケースの後部に沿って車両前後方向に対して傾いて配置されている。
次に、図2を参照しながら、トランスファ装置10の構造についてより詳細に説明する。
[トランスファ装置]
図2に示すように、トランスファ装置10は、トランスファケース10a内に収納されている。本実施形態において、トランスファケース10aは、3分割構造を有し、車両前方から順に積層され、互いに油密に結合された第1ケース部材10a1、第2ケース部材10a2及び第3ケース部材10a3で構成されている。トランスファケース10aは、その車両前方に前壁部10bを有し、該前壁部10bを変速機2にボルトを介して着脱自在に取り付けられるように構成されている。
トランスファケース10aの一端側(図2の上方)には、入力軸11が回転自在に収容され、他端側(図2の下方)には、出力軸12が回転自在に収容されている。
また、トランスファケース10aは、第1ケース部材10a1と第2ケース部材10a2によって囲まれた収容空間10cと収容空間10dを一端側と他端側にそれぞれ有し、第2ケース部材10a2と第3ケース部材10a3によって囲まれた収容空間10eと収容空間10fを一端側と他端側にそれぞれ有している。
収容空間10cには、入力軸11上に設けられたドライブギヤ13が収容され、収容空間10dには、出力軸12上に設けられたドリブンギヤ16が収容されている。また、収容空間10eには、入力軸11上に設けられたカップリング機構20が収容され、収容空間10fには、出力軸12上に設けられたダンパ装置50が収容されている。
ドライブギヤ13は、その前後に筒状の支持部を有し、該支持部が前後に設けられた軸受14、15を介してトランスファケース10aの前側に回動可能に支持されている。同様に、ドリブンギヤ16は、その前後の筒状の支持部が軸受17、18を介してトランスファケース10aの前側に回動可能に支持されている。ドライブギヤ13とドリブンギヤ16は、収容空間10cと収容空間10dが互いに連続する空間部分に噛合部が設けられている。
[カップリング機構]
カップリング機構20は、ハウジング21と、該ハウジング21内に配設され、ハウジング21と一体回転する複数のアウタクラッチプレート22と、ハウジング21内に配設され、入力軸11とスプライン嵌合されて一体回転する中空軸部23と、該中空軸部23と一体回転し、アウタクラッチプレート22と摩擦係合可能に構成された複数のインナクラッチプレート24と、これらクラッチプレート22、24を摩擦係合させるために磁力を発生させる磁力発生部25と、を備える。
カップリング機構20は、アウタクラッチプレート22と一体回転するハウジング21の前部が軸受19を介してトランスファケース10aの第2ケース部材10a2に回転自在に支持されると共に、その磁力発生部25が第3ケース部材10a3に固定されている。ハウジング21の前部の内周面は、ドライブギヤ13の後端部の外周面とスプライン嵌合している。また、インナクラッチプレート24と一体回転する中空軸部23は、その内周面で入力軸11の外周面とスプライン嵌合している。
これによれば、磁力発生部25のコイルへ通電していない状態では、クラッチプレート22、24間が分断状態となっており、入力軸11とドライブギヤ13間にカップリング機構20を介して駆動力が伝達されないため、左右の後輪のみが駆動され、前輪は駆動されない。ここで、磁力発生部25のコイルへ通電すると、クラッチプレート22、24間が摩擦係合され、そのコイル電流の大きさに比例する締結トルクに応じて、入力軸11とドライブギヤ13間にカップリング機構20を介して駆動力が伝達され、該駆動力によって前輪が駆動されて四輪駆動状態となる。
入力軸11は、その後端部がトランスファケース10aの第3ケース部材10a3の車両後方にある後壁部10gを挿通してトランスファケース10aの外部に突出しており、この突出した後端部の外周面には、リヤプロペラシャフト(図示省略)と連結される連結部41がスプライン嵌合され、該連結部41は、この後端部から突出するねじ部にナット42を締め付けることで軸方向に固定されている。また、連結部41の外周面にはラビリンス44が嵌合されている。
収容空間10c、10dには、オイルシール45〜48によって、ドライブギヤ13とドリブンギヤ16との噛合部、及び、軸受14、15、17、18等を潤滑するオイルが封入されている。このオイルとしては、ドライブギヤ13とドリブンギヤ16との噛合部における焼付きを防止する成分を含むものが用いられる。また、収容空間10e、10fは、オイルシール43、46とラビリンス44によって、トランスファケース10aの外部及び隣接する収容空間10c、10dに対して油密な状態に確保されている。
次に、図3を参照しながら、出力軸12上の各部材の構成についてより詳細に説明する。
[ドリブンギヤ]
図3に示すように、ドリブンギヤ16は、外周面に斜歯が形成されたギヤ本体部16aと、該ギヤ本体部16aから一体的に前方へ延びる円筒状の前方筒部16bと、ギヤ本体部16aから一体的に後方へ延びる円筒状の後方筒部16cと、を有し、これら前方筒部16bと後方筒部16cがそれぞれ軸受17、18を介してトランスファケース10aに支持されている。本実施形態において、ギヤ本体部16aと前方筒部16bは、ほぼ同径の内周面を有し、後方筒部16cは、その内周面がギヤ本体部16aと前方筒部16bよりも縮径されている。後方筒部16cの後方側は、その内周面にスプライン16dが形成されており、その外周面には、オイルシール48のリップが摺接する部分の後方にスプライン16eが形成されており、該スプライン16eは後述するダンパ装置50の外筒部材51のスプライン51cとスプライン嵌合される。更に、このスプライン16eの形成された外周面の略中央には、止め輪16gが装着可能な周溝16fが形成されており、該周溝16fに止め輪16gを装着することで、スプライン嵌合されたダンパ装置50の外筒部材51がドリブンギヤ16に対して軸方向に固定される。
[自在継手]
自在継手60は、所謂ツェッパ型等速自在継手であって、外側継手部材61、内側継手部材62、及びこれら継手部材61、62間でトルクを伝達するための複数のトルク伝達ボール63(以下、単に「ボール63」という)を備えている。
ここで、出力軸12は、自在継手60の外側継手部材61と共用されている、すなわち、図3に示すように、出力軸12はその前方に嵌合部12aとその後方に軸部12bとを備えており、自在継手60の外側継手部材61は、この出力軸12の嵌合部12aによって構成されている。そして、外側継手部材61は、その内側に球状内周面61aを有している。
一方、内側継手部材62は、軸状部材であって、その前端部が同一軸線上に配置されたプロペラシャフト70の後端部と結合されており、その後端部には球状外周面62aを有している。外側継手部材61の球状内周面61aと内側継手部材62の球状外周面62aにはそれぞれ、複数のトラック溝が互いに対向するように形成されており、外側継手部材61と内側継手部材62のトラック溝同士の間に各ボール63が介在して設けられている。
また、外側継手部材61の球状内周面61aと内側継手部材62の球状外周面62aの間には、ボール63を収容する窓部が周方向に沿って複数配設された保持器64が設けられており、該保持器64によってボール63が外側継手部材61の球状内周面61aと内側継手部材62の球状外周面62aとの間に保持されている。
更に、グリース等の潤滑剤が封入された自在継手60の内部を密封するために、外側継手部材61の外周面と内側継手部材62の外周面との間には、弾性部材からなるブーツ65と、該ブーツ65と一体的に結合されたブーツバンド66とが設けられている。ブーツ65は、その前方周縁部が内側継手部材62の外周面に固定されると共に、その後方周縁部がブーツバンド66を介して外側継手部材61の外周面に固定されている。
出力軸12の軸部12bは、車両後方に向かって縮径される段付き軸形状を有し、軸部12bの前方の大径部には、その外周面に周溝12eが形成され、該周溝12eにはOリング12fが嵌着されている。該Oリング12fによって、軸部12bの外周面とドリブンギヤ16の後方筒部16cの内周面との間をシールすることができる。
また、上述の周溝12eの後方には、より縮径された中径部の外周面にスプライン12dが形成されており、該スプライン12dは、ドリブンギヤ16の後方筒部16cの内周面に形成されたスプライン16dとスプライン嵌合される。
更に、上述のスプライン12dの後方であって、更に縮径された後端の小径部の外周面には、スプライン12cが形成されており、該スプライン12cは、後述するダンパ装置50の内筒部材52の内周面に形成されたスプライン52aとスプライン嵌合される。
ここで、出力軸12とダンパ装置50とのスプライン嵌合部の周方向の嵌合隙間(すなわち、スプライン12cの歯とスプライン52aの歯との間のクリアランス)は、出力軸12とドリブンギヤ16とのスプライン嵌合部の周方向の嵌合隙間(すなわち、スプライン12dの歯とスプライン16dの歯との間のクリアランス)よりも小さくなるように構成されている。
[ダンパ装置]
ダンパ装置50は、その前方に設けられた筒状の外筒部材51と、該外筒部材51の内側に設けられた筒状の内筒部材52と、外筒部材51及び内筒部材52間に設けられ、両部材51、52の相対回転を許容する弾性部材53と、を備えている。
外筒部材51は、ドリブン部材16に連絡される連絡部51aと、該連絡部51aから連続して形成され、該連絡部51aよりも拡径された、弾性部材53を支持するための支持部51bとを有する。連絡部51aは、その内周面にスプライン51cが形成されており、該スプライン51cは、ドリブンギヤ16の後方筒部16cの外周面に形成されたスプライン16eとスプライン嵌合される。
内筒部材52は、出力軸12に連結される管状部材であり、その前方の内周面にスプライン52aが形成されており、該スプライン52aは、出力軸12の軸部12bの小径部外周面に形成されたスプライン12cとスプライン嵌合される。また、内筒部材52の後端開口部には、キャップ部材54が嵌合されている。
弾性部材53は、外筒部材51の支持部51bの内周面と、内筒部材52の外周面との間を埋めるように設けられたリング形状の部材であり、共振周波数を常用域外へ移動させる効果が得られる所望の弾性と強度を備えたゴム等の弾性材料で一体的に形成されている。これら外筒部材51、内筒部材52及び弾性部材53は、同心状に設けられ、互いに一体的に結合されている。
本実施形態において、ダンパ装置50は、ドリブンギヤ16の後方を支持する軸受18の車両後方であって、車両前後方向においてカップリング機構20と重複する位置に設けられている。
これによれば、前輪側への伝達されるトルク(ドリブンギヤ16から出力軸12へ伝達されるトルク)が所定値以下の場合、ドリブンギヤ16からダンパ装置50を経由して出力軸12へトルクを伝達することができる。ダンパ装置50の弾性部材53の外周部に対する内周部のねじれによって、外筒部材51に対して弾性部材53を介して接続された内筒部材52がその中心軸周りに僅かに回転する。このようなダンパ装置50のダンパ機能によって、例えば、エンジン1やドライブギヤ13とドリブンギヤ16の噛合部等で生じたねじり方向の共振周波数を常用域外へ移動させることができる。
一方、前輪側へ伝達されるトルクが所定値を超えると、ドリブンギヤ16とのスプライン嵌合部の嵌合隙間が詰まり、ドリブンギヤ16から出力軸12へトルクをダンパ装置50を介さずに直接伝達することができる。そのため、この嵌合隙間が広いスプライン嵌合部は、ダンパ装置50の相対回転量を規制するストッパ機構として機能し、過剰なトルクがダンパ装置50にかかるのを回避しながら、エンジン1で生じた大きなトルクも前輪側へ確実に伝達することができる。
なおダンパ装置50の弾性部材53として、スプリングを用いてもよい。

(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る車両のトランスファ装置110について、図4を参照しながら説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と共通する構成については、説明を省略すると共に、図面に同一の符号を付している。
第2実施形態のトランスファ装置110は、上述の第1実施形態のトランスファ装置10と比較してダンパ装置が設けられた位置が異なる。すなわち、トランスファ装置110は、自在継手60のエンジン側のみにダンパ装置150が設けられており、該ダンパ装置150は、径方向の内側に自在継手60が配置されたドリブンギヤ116に対して軸方向にずれた位置に配置されている。
ダンパ装置150は、その外筒部材の後方が縮径されてドリブンギヤ116に連結されており、その内筒部材がドリブンギヤ116の内側を通って後方に延びて、自在継手60の後方側で出力軸112と連結されている。
これによれば、ドリブンギヤ116に伝達されたトルクは、ダンパ装置150を介して出力軸112に伝達される。なお、ドリブンギヤ116の内周面とダンパ装置150の内筒部材の外周面に嵌合隙間の比較的大きなスプライン嵌合部を設けることで、第1実施形態と同様に、このスプライン嵌合部をストッパ機構として機能させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る車両のトランスファ装置210について、図5を参照しながら説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態と共通する構成については、説明を省略すると共に、図面に同一の符号を付している。
第3実施形態のトランスファ装置210は、上述の第1及び第2実施形態のトランスファ装置10、110と比較してダンパ装置が設けられた位置及び個数が異なる。すなわち、トランスファ装置210は、自在継手60の反エンジン側にダンパ装置250が設けられると共に、そのエンジン側にもダンパ装置251が設けられており、該ダンパ装置250、251は、径方向の内側に自在継手60が配置されたドリブンギヤ216に対して軸方向にずれた位置に配置されている。
ダンパ装置250は、その外筒部材の前方がドリブンギヤ216に連結されており、その内筒部材が出力軸212の後端部と連結されている。また、ダンパ装置251は、その外筒部材の後方が縮径されてドリブンギヤ216に連結されており、その内筒部材がドリブンギヤ216の内側を通って後方に延びて、自在継手60の後方かつダンパ装置250の前方で出力軸212と連結されている。
これによれば、ドリブンギヤ216に伝達されたトルクは、ダンパ装置250、251を介して出力軸212に伝達される。なお、ドリブンギヤ216の内周面とダンパ装置251の内筒部材の外周面等に嵌合隙間の比較的大きなスプライン嵌合部を設けることで、第1実施形態と同様に、このスプライン嵌合部をストッパ機構として機能させることができる。
以上のように、これら実施形態によれば、トランスファ出力軸12においてその軸方向における自在継手60の一方側及び反エンジン側の少なくとも一方にダンパ装置50、150、250、251が設けられるので、該ダンパ装置50、150、250、251は、径方向の内側に自在継手60が配置されたドリブンギヤ16に対して軸方向にずれた位置に配置されることとなる。そのため、ドリブンギヤ16の径方向寸法の増大を抑制することができ、車載性を悪化させることなく、トルク変動の増大等を抑制し、歯打ち音を十分に低減できるダンパ装置50、150、250、251を配設することができる。
また、第1実施形態によれば、変速機2の反エンジン側にドライブギヤ13が配設され、該ドライブギヤ13に連絡されたドリブンギヤ16の径方向の内側に配設された自在継手60の反エンジン側にのみダンパ装置50が配設されており、変速機2とダンパ装置50はそれぞれエンジン側と反エンジン側に互いに離間して設けられているので、これら変速機2とダンパ装置50との干渉を防止することができる。
また、第1実施形態によれば、自在継手60のエンジン側及び反エンジン側に、ドリブンギヤ16をトランスファケース10aに支持させるエンジン側軸受17及び反エンジン側軸受18がそれぞれ配設され、ダンパ装置50は反エンジン側軸受18の反エンジン側に配設されている、すなわち、ドリブンギヤ16を支持するエンジン側軸受17と反エンジン側軸受18の間にはダンパ装置50が設けられていないので、ドリブンギヤ16の支持スパンが長くなるのを抑制することができる。
また、第1、3実施形態によれば、ダンパ装置50、250は、トランスファ入力軸11上に設けられたカップリング機構20とトランスファ入力軸11方向に重複して配設されているので、これらが重複して配設されていない場合に比べて、トランスファ装置10をトランスファ入力軸11方向によりコンパクト化することができる。
また、これら実施形態によれば、外筒部材51、内筒部材52及びこれら両部材51、52の相対回転を許容する弾性部材53から構成されているダンパ装置50、150、250、251によって上記効果を実現することができる。
また、第1実施形態によれば、ダンパ装置50の外筒部材51は、弾性部材53を支持する部位がドリブンギヤ16と連絡される部位よりも拡径されており、より大きな弾性部材53をダンパ装置50に設けることができるので、ダンパ性能を確保することができる。
また、第1実施形態によれば、ドリブンギヤ16の内周面16a1とトランスファ出力軸12の外周面12a1とが所定の相対回転を許容するようにスプライン12d、16dによって連結され、該スプライン12d、16dにおいて、ダンパ装置50の相対回転量を規制するストッパ機構を構成するので、該ストッパ機構によって規制された相対回転量よりも大きくダンパ装置50が相対回転するのを防ぐことができ、よって、ダンパ装置50の破損を防止することができる。
更に、これら実施形態によれば、トランスファ出力軸12、112、212は自在継手60の外側継手部材61と共用されるので、トランスファ装置10、110、210の部品点数削減とコンパクト化を行うことができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ドライブ部材及びドリブン部材として、互いに係合するドライブギヤ13及びドリブンギヤ16用いてエンジン1の動力を車輪に伝達するトランスファ装置10について説明したが、これに限定されるものではなく、チェーンを介して連絡されたドライブスプロケット及びドリブンスプロケットを用いて動力伝達するものにも適用することができる。
以上のように、本発明によれば、車両のトランスファ装置において、車載性を悪化させることなく、トルク変動の増大等を抑制しながら、ダンパ性能を確保することができるので、この種の車両のトランスファ装置又はこれが搭載される車両の製造産業分野において、好適に利用される可能性がある。
2 変速機
10 トランスファ装置(トランスファ構造)
10a トランスファケース
11 トランスファ入力軸
12 トランスファ出力軸
12a 嵌合部
12a1 外周面
12b 軸部
12d 連結部
12f Oリング(シール部材)
13 ドライブギヤ(ドライブ部材)
16 ドリブンギヤ(ドリブン部材)
16a1 内周面
17 エンジン側軸受(一方側軸受)
18 反エンジン側軸受(他方側軸受)
20 カップリング機構
50 ダンパ装置
60 自在継手
61 外側継手部材
62 内側継手部材

Claims (6)

  1. 車両前部に動力源と変速機とを軸心が車両前後方向に延びるように配置し、該変速機の出力部から主駆動輪としての後輪に動力を伝達すると共に、補助駆動輪としての前輪にも動力を伝達可能とした四輪駆動車に設けられ、
    前記変速機の出力部に連結されたトランスファ入力軸と、
    該トランスファ入力軸上に設けられたドライブ部材と、
    前記トランスファ入力軸と平行に配置されたトランスファ出力軸と、
    該トランスファ出力軸上に設けられ、前記ドライブ部材と噛合する又は巻き掛け部材を介して連絡されたドリブン部材と、
    前記トランスファ出力軸に設けられ前記前輪に動力を伝達するためのプロペラシャフトに連結された自在継手と、を備え、
    該自在継手が前記ドリブン部材の径方向の内側に配設された車両のトランスファ構造であって、
    前記トランスファ出力軸上かつ前記自在継手の前記トランスファ出力軸の軸方向一方側と他方側の少なくとも一方に設けられたダンパ装置を備え
    該ダンパ装置は、前記ドリブン部材に連絡された外筒部材と、前記トランスファ出力軸に連結された内筒部材と、前記外筒部材及び前記内筒部材間に設けられ両部材の相対回転を許容する弾性部材とを備え、
    前記ドリブン部材の内周面と前記トランスファ出力軸の外周面とが所定の相対回転を許すようにスプライン嵌合され、前記嵌合された部位において、前記ダンパ装置の相対回転量を規制するストッパ機構を構成する
    ことを特徴とする車両のトランスファ構造。
  2. 前記トランスファ構造の前記一方側に変速機が取り付けられ、
    前記ダンパ装置は、前記自在継手の前記他方側にのみ配設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のトランスファ構造。
  3. 前記自在継手の前記一方側及び前記他方側に、前記ドリブン部材をトランスファケースに支持させる一方側軸受及び他方側軸受がそれぞれ配設され、
    前記ダンパ装置は、前記他方側軸受の前記他方側に配設されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のトランスファ構造。
  4. 前記トランスファ入力軸上に設けられたカップリング機構を備え、
    前記ダンパ装置は、前記カップリング機構とトランスファ入力軸方向に重複している
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両のトランスファ構造。
  5. 前記外筒部材は、前記弾性部材を支持する部位が前記ドリブン部材と連絡される部位よりも拡径されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両のトランスファ構造。
  6. 前記トランスファ出力軸は、前記自在継手の外側継手部材と共用される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両のトランスファ構造。
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