JP6360684B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、内導体端子と誘電体と外導体端子とを有する同軸コネクタに関するものである。
アンテナ線などの高周波信号伝送に用いられる同軸ケーブルは、一般的に、中心導体としての芯線と、芯線の外周を覆う誘電体としての絶縁体と、誘電体の外周を覆う外部導体としてのシールド導体(編組など)と、シールド導体の外周を覆う外皮(絶縁シースともいう)と、を中心から外側に向けて順に備えている。
このような構成の同軸ケーブルには、相手側の機器や同軸ケーブル等に接続するために、その端末部に同軸コネクタが取り付けられる。同軸コネクタは、芯線を相手側同軸コネクタの中心導体(内導体端子)に接続するための内導体端子と、外部導体であるシールド導体を相手側の同軸コネクタにアース接続して電磁波や静電気などの電気的ノイズを遮断する外導体端子と、内導体端子と外導体端子との間に介在された誘電体(絶縁体)と、を有している。
図12は、特許文献1に記載されたメス側の同軸コネクタの構成を示している。
同軸ケーブルWは、芯線Waと、芯線Waの外周を覆う絶縁体Wbと、誘電体Wbの外周を覆うシールド導体(編組など)Wcと、シールド導体Wcの外周を覆うシースWdと、を中心から外側に向けて順に備えており、同軸ケーブルWの端末部に同軸コネクタ1が接続されている。
同軸コネクタ1が同軸ケーブルWに接続されるに当たり、同軸ケーブルWの端末部には、先端側から順に、シースWdとシールド導体Wcと絶縁体Wbとを除去して芯線Waを露出させた芯線露出部WAと、シースWdとシールド導体Wcとを除去して絶縁体Wbを露出させた絶縁体露出部WBと、シースWdを除去してシールド導体Wcを露出させたシールド導体露出部WCと、が形成されている。
同軸コネクタ1は、同軸ケーブルWの芯線Wa(芯線露出部WA)に接続される内導体端子30と、内導体端子30の外周を包囲する誘電体20と、同軸ケーブルWのシールド導体Wc(シールド導体露出部WC)に接続されると共に誘電体20を介して内導体端子30を包囲する筒状部11を備える外導体端子10とを有している。内導体端子30や外導体端子10は、一般に、板金をプレス成形することで形成されている。
内導体端子30は、前部に、相手側の同軸コネクタの内導体端子と嵌合する嵌合接続部31を有し、その後部に、同軸ケーブルWの芯線Wa(芯線露出部WA)に圧着接続される芯線接続部34を有している。そして内導体端子30は、誘電体20の中心孔21の内部に挿入された状態で、係止片32を誘電体30の係止孔22に係合させることで、誘電体20に対し位置規制されている。
また、外導体端子10は、前部に、相手側の同軸コネクタの外導体端子に接続する円筒状部(筒状部)11を有し、その後部に、連結板部13を介して、同軸ケーブルWのシールド導体Wc(シールド導体露出部WC)に圧着されるシールド圧着部14と、同軸ケーブルWのシースWdのある部分に圧着されるシース圧着部15とを有している。そして、この外導体端子10の円筒状部11の内部に誘電体20及び内導体端子30が収容され、外導体端子10の円筒状部11に形成した内周側に凸の突起部12を、誘電体20に形成した係止凹部23に係合させることで、外導体端子10に対し誘電体20が位置規制されている。
この場合の外導体端子10の突起部12は、円筒状部11の周壁の一部を内側にプレス加工によって打ち込むことにより形成されており、そのため、突起部12を設けた位置には抜き孔(切欠)12aができている。
特開2011−124136号公報
ところで、外導体端子10を板金のプレス加工品で構成した場合、誘電体20の位置規制用の突起部12を設けた位置に、プレスで突起部12を打ち抜く際の抜き孔12aができてしまうので、その部分のシールド性能が劣ってしまう問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、外導体端子のシールド性能の向上を図ることのできる同軸コネクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 同軸ケーブルの芯線に接続される内導体端子と、前記内導体端子の外周を包囲する誘電体と、前記同軸ケーブルのシールド導体に接続されると共に前記誘電体を介して前記内導体端子を包囲する筒状部を備える外導体端子とを有し、前記外導体端子の筒状部に、該筒状部の内周側に突出して前記誘電体に係合することで前記誘電体を位置規制する突起部が一体に設けられた同軸コネクタであって、
前記誘電体の前半部外周は、前記誘電体の後半部外周より小径であることで前記筒状部の内周面との間に隙間を形成しており、
前記突起部は、前記誘電体の外周における前記前半部外周と前記後半部外周との境界に位置する段部に位置しており、
前記外導体端子の前記筒状部及び前記突起部は、立体造形による成形品であり、前記突起部が設けられた位置の前記筒状部には抜き孔が形成されていないことを特徴とする同軸コネクタ。
(2) 前記突起部が、前記誘電体の全周のうちの半周以上を囲むように周方向に沿って形成されていることを特徴とする上記(1)に記載の同軸コネクタ。
(3) 前記誘電体が立体造形による成形品であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の同軸コネクタ。
上記(1)の構成の同軸コネクタによれば、外導体端子が立体造形法により形成されているので、外導体端子をプレス成形する場合と違って、誘電体の位置規制用の突起部を、筒状部に抜き孔を設けることなく形成することができる。従って、筒状部にシールドの抜け箇所(抜き孔が存在する箇所)がなくなる分だけシールド性能が向上する。
上記(2)の構成の同軸コネクタによれば、突起部が半周以上にわたる範囲で誘電体を外周側から規制するので、外導体端子と誘電体との同軸度を高めることができる。従って、当該同軸コネクタを相手側の同軸コネクタと嵌合する際に、相手側の同軸コネクタの内導体端子が当該同軸コネクタの誘電体の先端面に突き当たるようなことなく、内導体端子同士の嵌合をスムーズに行うことができる。
上記(3)の構成の同軸コネクタによれば、誘電体を立体造形法で形成することにより、外導体端子の内部に誘電体材料を隙間なく充填することができる。従って、特性インピーダンスを整合させることができると共に、誘電体と外導体端子との係止部の保持力を高めることができる。
本発明によれば、外導体端子が立体造形法により形成されているので、外導体端子のシールド性能を高めることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明の第1実施形態として示すオス側の同軸コネクタの構成要素である外導体端子の構成図で、図1(a)は側断面図、図1(b)は正面図である。 図2は内部に誘電体を収容した図1の外導体端子に、同軸ケーブルの端末に取り付けた内導体端子を組み付けようとしている状態を示す斜視図である。 図3は第1実施形態のオス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図である。 図4は本発明の第2実施形態のメス側の同軸コネクタの外観構成を示す斜視図である。 図5は前記第1実施形態のオス側の同軸コネクタと第2実施形態のメス側の同軸コネクタとからなるコネクタ装置の嵌合状態を示す斜視図である。 図6は同コネクタ装置の嵌合状態を示す側断面図である。 図7は本発明の第3実施形態として示すオス側の同軸コネクタの説明図で、図7(a)はその構成要素である外導体端子の正面図、図7(b)は側断面図、図7(c)はオス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図である。 図8は本発明の第4実施形態として示すメス側の同軸コネクタの説明図で、図8(a)はその構成要素である外導体端子の正面図、図8(b)は側断面図、図8(c)はメス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図である。 図9は第3実施形態のオス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図である。 図10は第4実施形態のメス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図である。 図11は前記第3実施形態のオス側の同軸コネクタと第4実施形態のメス側の同軸コネクタとからなるコネクタ装置の嵌合状態を示す側断面図である。 図12は従来のメス側の同軸コネクタの構成を示す側断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態として示すオス側の同軸コネクタの構成要素である外導体端子の構成図で、図1(a)は側断面図、図1(b)は正面図、図2は、内部に誘電体を収容した図1に示す外導体端子に、同軸ケーブルの端末に取り付けた内導体端子を組み付けようとしている状態を示す斜視図、図3は、第1実施形態の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図、図4は、第2実施形態のメス側の同軸コネクタの外観構成を示す斜視図、図5は、第1実施形態のオス側の同軸コネクタと第2実施形態のメス側の同軸コネクタとからなるコネクタ装置の嵌合状態を示す斜視図、図6は、同コネクタ装置の嵌合状態を示す側断面図である。
図5及び図6に示すコネクタ装置Mは、互いに接続すべき一方側及び他方側の同軸ケーブルWの端末部にそれぞれ接続された第1実施形態のオス側の同軸コネクタ100と第2実施形態のメス側の同軸コネクタ200とからなり、オス側の同軸コネクタ100とメス側の同軸コネクタ200とを互いに嵌合させることで、一方の同軸ケーブルWと他方の同軸ケーブルWとをシールド性を維持しながら接続するものである。
各同軸ケーブルWは、芯線Waと、芯線Waの外周を覆う絶縁体Wbと、絶縁体Wbの外周を覆うシールド導体(編組など)Wcと、シールド導体Wcの外周を覆うシースWdと、を中心から外側に向けて順に備えており、各同軸ケーブルWの端末部に、オス側の同軸コネクタ100とメス側の同軸コネクタ200とがそれぞれ接続されている。
各同軸コネクタ100、200が同軸ケーブルWに接続されるに当たり、各同軸ケーブルWの端末部には、先端側から順に、シースWdとシールド導体Wcと絶縁体Wbとを除去して芯線Waを露出させた芯線露出部WAと、シースWdとシールド導体Wcとを除去して絶縁体Wbを露出させた絶縁体露出部WBと、シースWdを除去してシールド導体Wcを露出させたシールド導体露出部WCと、が形成されている。
オス側の同軸コネクタ100ならびにメス側の同軸コネクタ200は、それぞれ、各同軸ケーブルWの芯線Wa(芯線露出部WA)に接続される内導体端子130,230と、内導体端子130,230の外周を包囲する樹脂製の誘電体120,220と、同軸ケーブルWのシールド導体Wc(シールド導体露出部WC)に接続されると共に誘電体120,220を介して内導体端子130,230を包囲する円筒状部111,211を備える外導体端子110,210と、を有している。
内導体端子130,230は、前部に、相手側の同軸コネクタの内導体端子と嵌合する嵌合接続部131、231を有し、その後部に、同軸ケーブルWの芯線Wa(芯線露出部WA)に圧着接続される芯線接続部134、234を有している。そして内導体端子130,230は、誘電体120,220の中心孔121、221の内部に挿入された状態で、位置決め突部132、232を中心孔121、221の内壁に係合させることで、誘電体120,220に対し位置規制されている。
また、外導体端子110,210は、図1〜図4にも示すように、前部に、相手側の同軸コネクタの外導体端子に接続する円筒状部(筒状部)111,211を有し、その後部に、連結板部113、213を介して、同軸ケーブルWのシールド導体Wc(シールド導体露出部WC)に圧着されるシールド圧着部114、214と、同軸ケーブルWのシースWdのある部分に圧着されるシース圧着部115、215とを有している。そして、この外導体端子110,210の円筒状部111,211の内部に誘電体120,220及び内導体端子130,230が収容され、外導体端子110,210の円筒状部111,211の内周に突設した突起部112,212を、誘電体120,220に係合させることで、外導体端子110,210に対し誘電体120,220が位置規制されている。
なお、オス側の同軸コネクタ100の内導体端子130の嵌合接続部131はピン状に構成され、コネクタ嵌合時に、メス側の同軸コネクタ200の内導体端子230の筒状の嵌合接続部231の内部に嵌合するようになっている。また、オス側の同軸コネクタ100の外導体端子110の円筒状部111は、メス側の同軸コネクタ200の外導体端子210の円筒状部211の前半部内周に嵌合され、その状態で、円筒状部111の前半部がメス側の同軸コネクタ200の誘電体220の前半部を覆うようになっている。
そのため、メス側の同軸コネクタ200の誘電体220の前半部外周と円筒状部211の前半部内周との間には、誘電体220側の前半部外周に円周カット部222が形成されることによって、オス側の同軸コネクタ100の外導体端子110の円筒状部111の前半部が挿入される隙間223が確保されている。また、コネクタ嵌合状態で、オス側の同軸コネクタ100の外導体端子110とメス側の同軸コネクタ200の外導体端子210とが抜けないように、メス側の同軸コネクタ200の外導体端子210の円筒状部211の前半部(オス側の同軸コネクタ100の外導体端子110の円筒状部111に被さる位置)には、抜け止め用の係合片216が設けられている。
ここで、内導体端子130,230は、板金をプレス成形することで形成されているが、各同軸コネクタ100、200の外導体端子110,210の少なくとも円筒状部111,211は、立体造形法によって形成されている。円筒状部111,211を形成する立体造形法とは、所謂3Dプリンタにより立体構造を形成することを意味する。本実施形態の場合、3Dプリンタとしては、公知の各種のプリンタを使用することができる。
立体造形法とは、製品の3次元形状データを計算機上で薄い層にスライスし、スライスした各層の断面形状データを計算して、計算したデータにより薄い層を物理的に順番に作製し、これを積層結合していくことで3次元製品形状を造形する手法である。
立体造形法には、熱溶解積層方式、光造形方式、粉末焼結方式、インクジェット方式、プロジェクション方式、インクジェット粉末積層方式などがあり、これらの方式の3Dプリンタを使用可能である。ここでは、材料が金属であることから、粉末焼結方式あるいはインクジェット粉末積層方式が有効である。
例えば、粉末焼結方式では、次の順番で造形を進める。
(1)まず、造形用のベッドの上に材料粉末を薄く敷く。
(2)次に、断面形状のうち最下層の断面形状を、レーザ、電子ビーム、紫外線などで描画し、描画部分の粉末を焼結する。
(3)最下層の断面を焼結後、ベッドをスライス間隔に等しい高さだけ下降させ、ベッド上にスライス間隔に等しい薄さで材料粉末を敷く。
(4)次に、先に作製した断面より1つ上の層の断面形状を再びレーザ描画して焼結する。
(5)これを繰り返すことで立体物を造形する。
また、インクジェット粉末積層方式では、インクジェットプリンタの要領で、材料粉末を吐出し、その材料粉末にレーザや紫外線、熱などを加えて焼結させ、薄い層の積層と焼結を順番に繰り返しながら一体の立体物を造形する。
外導体端子110,210の円筒状部111,211を立体造形法で形成した場合、円筒状部111,211の内周側に突出して誘電体に係合する突起部112,212は、円筒状部111,211の周壁にプレス加工のような抜き孔を設けずに周壁の内周面に一体に突設することができる。この場合の突起部112,212は、外導体端子110,210と誘電体120,220を組み合わせた際に、誘電体120,220の前後方向及び周方向の位置規制を行うためのものであり、周方向に沿った適当な長さの突起として形成されている。
このように構成された外導体端子110,210と誘電体120,220と内導体端子130,230とを組み合わせて、オス側とメス側の同軸コネクタ100、200をそれぞれ組み立てるには、図2にオス側の場合を代表例として示すように、誘電体120(220)を外導体端子110(210)の内部に収容した状態で、同軸ケーブルWの端末部に接続した内導体端子130(230)の嵌合接続部131(231)を誘電体120(220)の中心孔121に挿入する。そして、内導体端子130(230)の挿入後に、外導体端子110(210)のシールド圧着部114(214)を同軸ケーブルWのシールド導体Wc(シールド導体露出部WC)に圧着すると共に、シース圧着部115(215)を同軸ケーブルWのシースWdのある部分に圧着する。これにより、図3及び図4に示すオス側の同軸コネクタ100及びメス側の同軸コネクタ200が出来上がる。
誘電体120,220と外導体端子110,210の組み合わせ方としては、最初に外導体端子110,210を立体造形法で作製し、後から誘電体120,220を嵌め込む方法やインサート成形等で成形する方法が考えられる。また、誘電体120,220を立体造形法で作製することも考えられる。
また、先に誘電体120,220を内導体端子130,230に立体造形法で成形し(もしくは、立体造形法以外の方法で製作した上で嵌合し)、その後で外導体端子110,210の全体を立体造形法で作製することも考えられる。
このように構成した同軸コネクタ100、200によれば、外導体端子110,210が立体造形法により形成されているので、外導体端子110,210をプレス成形する場合と違って、誘電体120,220の位置規制用の突起部112,212を、円筒状部111,211に抜き孔を設けることなく形成することができる。従って、円筒状部111,211にシールドの抜け箇所(抜き孔が存在する箇所)がなくなる分だけシールド性能が向上する。
また、誘電体120,220を立体造形法で形成した場合は、外導体端子110,210の内部に誘電体材料を隙間なく充填することができるので、特性インピーダンスを整合させることができると共に、誘電体120,220と外導体端子110,210との係止部の保持力を高めることができる。
次に別の実施形態について説明する。
図7は、第3実施形態として示すオス側の同軸コネクタの説明図で、図7(a)はその構成要素である外導体端子の正面図、図7(b)は側断面図、図7(c)はオス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図、図8は、第4実施形態として示すメス側の同軸コネクタの説明図で、図8(a)はその構成要素である外導体端子の正面図、図8(b)は側断面図、図8(c)はメス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図、図9は、第3実施形態のオス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図、図10は、第4実施形態のメス側の同軸コネクタの完成状態を示す外観斜視図、図11は、第3実施形態のオス側の同軸コネクタと第4実施形態のメス側の同軸コネクタとからなるコネクタ装置の嵌合状態を示す側断面図である。
図11に示すコネクタ装置MBは、互いに接続すべき一方側及び他方側の同軸ケーブルWの端末部にそれぞれ接続された第3実施形態のオス側の同軸コネクタ100Bと第4実施形態のメス側の同軸コネクタ200Bとからなり、オス側の同軸コネクタ100Bとメス側の同軸コネクタ200Bとを互いに嵌合させることで、一方の同軸ケーブルWと他方の同軸ケーブルWとをシールド性を維持しながら接続するものである。
このコネクタ装置MBのオス側の同軸コネクタ100Bとメス側の同軸コネクタ200Bは、基本構成が、図6に示した第1実施形態及び第2実施形態のオス側の同軸コネクタ100とメス側の同軸コネクタ200と同じものであり、同一構成要素には同一符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分についてのみ説明する。
オス側の同軸コネクタ100Bならびにメス側の同軸コネクタ200Bの外導体端子110B、210Bは、それぞれに少なくとも円筒状部111,211が立体造形法によって作製されており、図7及び図8にも示すように、それら円筒状部111,211の内周には、誘電体120,220を前後方向及び周方向に位置規制するための突起部112B、212Bが設けられている。
この場合の突起部112B、212Bは、誘電体120,220の全周のうちの半周以上を囲むように周方向に沿って連続的に形成されている。オス側の同軸コネクタ100Bの外導体端子110Bにおいては、図7及び図9に示すように、突起部112Bは、誘電体120の全周を囲むように360°の全周鍔状に形成されている。また、メス側の同軸コネクタ200Bの外導体端子210Bにおいては、図8及び図10に示すように、突起部221Bは、誘電体220を全周のうちの半周以上の所定角度範囲を囲むように、一部を切り欠いた円弧鍔状に形成されている。
なお、これらの突起部112B、212Bは、図11に示すように、オス側の場合、誘電体120の前端に位置し、メス側の場合、誘電体220の円周カット部222の段部に位置する。特に、メス側の同軸コネクタ200Bのように、誘電体220の円周カット部222の段部に外導体端子110Bの突起部212Bが位置する場合、コネクタ嵌合時に、オス側の同軸コネクタ100Bの外導体端子110の円筒状部111の先端が突起部212Bに当たることで、突起部212Bによって、オス側の同軸コネクタ100Bの挿入位置規制を行うことができる。
このように突起部112B、212Bを形成した場合、突起部112B、212Bが半周以上にわたる範囲で誘電体120,220を外周側から規制することになるので、外導体端子110,210と誘電体120,220との同軸度を高めることができる。従って、同軸コネクタ100B、200B同士を嵌合する際に、オス側の同軸コネクタ100Bの内導体端子130の先端がメス側の同軸コネクタ200Bの誘電体220の先端面に突き当たるようなことなく、内導体端子130,230同士の嵌合をスムーズに行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、筒状部が円筒状部111,211として構成されている場合を示しているが、楕円筒状に形成されていてもよいし、角筒状に形成されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係る同軸コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 同軸ケーブル(W)の芯線(Wa)に接続される内導体端子(130,230)と、前記内導体端子(130,230)の外周を包囲する誘電体(120,220)と、前記同軸ケーブル(W)のシールド導体(Wc)に接続されると共に前記誘電体(120,220)を介して前記内導体端子(130,230)を包囲する筒状部(111、211)を備える外導体端子(110,210,110B,210B)とを有し、前記外導体端子(110,210,110B,210B)の筒状部(111,211)に、該筒状部(111,211)の内周側に突出して前記誘電体(120,220)に係合することで前記誘電体(120,220)を位置規制する突起部(112,212,112B,212B)が一体に設けられた同軸コネクタ(100,200,100B,200B)であって、
前記外導体端子(110,210,110B,210B)が立体造形法によって形成されることで、前記突起部(112,212,112B,212B)が前記筒状部(111、211)の内周壁に一体に突設されていることを特徴とする同軸コネクタ(100,200,100B,200B)。
[2] 前記突起部(112B,212B)が、前記誘電体(120,220)の全周のうちの半周以上を囲むように周方向に沿って形成されていることを特徴とする上記[1]に記載の同軸コネクタ(100B,200B)。
[3] 前記誘電体(120,220)が立体造形法によって形成されていることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の同軸コネクタ(100,200,100B,200B)。
W 同軸ケーブル
Wa 芯線
Wc シールド導体
100,200,100B,200B 同軸コネクタ
130,230 内導体端子
120,220 誘電体
111,211 円筒状部(筒状部)
110,210,110B,210B 外導体端子
112,212,112B,212B 突起部

Claims (3)

  1. 同軸ケーブルの芯線に接続される内導体端子と、前記内導体端子の外周を包囲する誘電体と、前記同軸ケーブルのシールド導体に接続されると共に前記誘電体を介して前記内導体端子を包囲する筒状部を備える外導体端子とを有し、前記外導体端子の筒状部に、該筒状部の内周側に突出して前記誘電体に係合することで前記誘電体を位置規制する突起部が一体に設けられた同軸コネクタであって、
    前記誘電体の前半部外周は、前記誘電体の後半部外周より小径であることで前記筒状部の内周面との間に隙間を形成しており、
    前記突起部は、前記誘電体の外周における前記前半部外周と前記後半部外周との境界に位置する段部に位置しており、
    前記外導体端子の前記筒状部及び前記突起部は、立体造形による成形品であり、前記突起部が設けられた位置の前記筒状部には抜き孔が形成されていないことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記突起部が、前記誘電体の全周のうちの半周以上を囲むように周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 前記誘電体が立体造形による成形品であることを特徴とする請求項1又は2に記載の同軸コネクタ。
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