JP6360281B2 - 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム - Google Patents

同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6360281B2
JP6360281B2 JP2013000614A JP2013000614A JP6360281B2 JP 6360281 B2 JP6360281 B2 JP 6360281B2 JP 2013000614 A JP2013000614 A JP 2013000614A JP 2013000614 A JP2013000614 A JP 2013000614A JP 6360281 B2 JP6360281 B2 JP 6360281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hash value
signal
data
reproduction
synchronization information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013000614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014132730A (ja
Inventor
俊枝 三須
俊枝 三須
境田 慎一
慎一 境田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2013000614A priority Critical patent/JP6360281B2/ja
Publication of JP2014132730A publication Critical patent/JP2014132730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6360281B2 publication Critical patent/JP6360281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本発明は、複数の信号を同期させるための技術に関する。
従来、信号同期を行うため、変調信号に同期信号を重畳すること(3値同期信号、ブラックバースト信号など)が行われている。
また、変調された映像信号内に時刻情報を埋め込むこと(VITC:Vertical Interval Timecode)や、時刻情報を音声信号で表現すること(LTC:Longitudinal Timecode)も行われている。さらに、ディジタル信号においては、本来の信号とともに時刻情報をも埋め込むことができる方式がある(例えば、SDI:Serial Digital Interfaceなど)。
映像信号と音声信号とが符号化伝送される場合において、符号化装置のシステムクロックに基づく同期信号を映像および音声の両者に付加して多重化伝送することで、受信側で映像と音声との時間差を検出し、同期を図る装置が開示されている(特許文献1参照)。
特許第3633972号公報
しかし、従来の同期信号においては、例えば映像同期信号の場合、受信側にてフレームやフィールド、ラインの切り替えのタイミングを知ることは可能であるが、フレーム(またはフィールド)の絶対的な時間位置(例えば、映像の冒頭から数えたフレーム番号)を特定することはできなかった。
前記したVITCやLTC、SDIのタイムコード情報によれば、絶対的な時間位置を知ることは可能である。しかし、これらのタイムコード情報は、本来の信号(映像信号や音声信号)とは別のチャンネルで伝送されたり、別の記録領域(例えば、帰線期間など)に埋め込まれたりするため、画像符号化装置や伝送装置、または、その他の信号処理機器を通過する際にタイムコード情報が失われることがある。
その結果、映像や音声、データなどの情報を伝送すると、受信点において、情報間の同期が困難となり、例えば、映像・音声間の同期(リップシンク)のずれが生じるという問題があった。TS(Transport Stream)のように、所定の方式のみによって各種情報(ES:Elementary Stream)が多重化されている場合には、同期を保つことは不可能ではないものの、例えば、TSを一旦逆多重化した後、別の手段で各種情報を伝送・蓄積することなどが行われると、情報間の同期は困難となる。
前記した特許文献1に記載の装置は、送信側において、映像および音声の圧縮信号を多重化する前に、映像と音声の両者に同期信号を付加する必要がある。このため、例えば、映像および音声のいずれか一方だけでも空き領域がなく、同期信号を付加することができない場合には、信号同期が不可能となってしまう。
そこで、本発明は、前記した課題に鑑みてなされたものであり、複数の信号を同期させることが可能な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために創案された請求項1に記載の発明は、入力信号の所定信号区間に同期したデータを、再生側で、前記入力信号の所定信号区間に対応する信号に同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成装置であって、復号手段と、生成側ハッシュ値演算手段と、多重化手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、同期情報生成装置は、復号手段によって、入力信号の符号化データを入力し、この符号化データから、入力信号の所定信号区間に対応する信号を順次復号する。この入力信号としては、例えば、映像信号や音声信号が挙げられる。このようにして得られた入力信号の所定信号区間に対応する信号は、再生側で入力信号の所定信号区間の符号化データを復号して得られる信号と同じ情報となる。
また、同期情報生成装置は、生成側ハッシュ値演算手段によって、復号手段で複号された、入力信号の所定信号区間に対応する信号に対し、予め定めたハッシュ関数により生成側ハッシュ値を算出する。ここで、生成側ハッシュ値は、復号手段で複号された、入力信号の所定信号区間に対応する信号の特徴量を表す情報である。
さらに、同期情報生成装置は、多重化手段によって、生成側ハッシュ値演算手段で算出された生成側ハッシュ値と、入力信号の所定信号区間に同期したデータとの多重化データを同期情報として生成して、順次出力する。これによって、入力信号の所定信号区間に関連付けられるべきデータと、入力信号の所定信号区間に対応する信号に対して生成された生成側ハッシュ値とを結びつけることができる。この入力信号の所定信号区間に同期したデータとしては、例えば、時刻情報や時刻情報以外のデータが挙げられる。これにより、再生側で、生成側ハッシュ値に基づいて、同期情報のデータ列の中から、入力信号の所定信号区間に同期したデータを特定することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明は、入力信号の所定信号区間に同期したデータを、再生側で、前記入力信号の所定信号区間に対応する信号に同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成装置であって、生成側ハッシュ値演算手段と、多重化手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、同期情報生成装置は、生成側ハッシュ値演算手段によって、入力信号の所定信号区間に対し、予め定めたハッシュ関数により生成側ハッシュ値を算出する。この入力信号としては、例えば、映像信号や音声信号が挙げられる。また、生成側ハッシュ値は、同期情報生成装置への入力信号の所定信号区間の特徴量を表す情報である。
ここでは、生成側に入力される入力信号の所定信号区間と、再生側で再生される入力信号の所定信号区間に対応する信号とは、同じ情報となる。
また、同期情報生成装置は、多重化手段によって、生成側ハッシュ値演算手段で算出された生成側ハッシュ値と、入力信号の所定信号区間に関連付けられるべきデータとの多重化データを同期情報として生成して、順次出力する。これによって、入力信号の所定信号区間に同期したデータと、入力信号の所定信号区間に対して生成された生成側ハッシュ値とを結びつけることができる。この入力信号の所定信号区間に同期したデータとしては、例えば、時刻情報や時刻情報以外のデータが挙げられる。これにより、再生側で、生成側ハッシュ値に基づいて、同期情報のデータ列の中から、入力信号の所定信号区間に同期したデータを特定することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明は、入力信号の所定信号区間に対応して生成された生成側ハッシュ値と、入力信号の所定信号区間に関連付けられるべきデータとの多重化データである同期情報を順次入力し、この同期情報に基づいて、入力信号の所定信号区間に同期したデータを再生する同期データ再生装置であって、再生側ハッシュ値演算手段と、ハッシュ値照合手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、同期データ再生装置は、再生側ハッシュ値演算手段によって、入力信号の符号化データから復号された入力信号の所定信号区間に対応する信号を順次入力し、この復号された信号に対し、生成側ハッシュ値の算出に用いられたハッシュ関数と同じハッシュ関数により、再生側ハッシュ値を算出する。この再生側ハッシュ値は、入力信号の所定信号区間に対応する信号の特徴量を表す情報である。これによって、入力信号の所定信号区間に対応する信号に対して生成された生成側ハッシュ値と照合可能な再生側ハッシュ値が得られる。なお、生成側ハッシュ値は、入力信号の所定信号区間そのものから生成されていてもよいし、入力信号の所定信号区間の符号化データから復号された信号から生成されていてもよい。
また、同期データ再生装置は、ハッシュ値照合手段によって、再生側ハッシュ値演算手段で算出された再生側ハッシュ値と、同期情報のデータ列に含まれる生成側ハッシュ値とを順次照合して、再生側ハッシュ値と同じ値をとる生成側ハッシュ値に紐付いたデータを探索する。
このように、同期データ再生装置は、ハッシュ値照合手段によって、再生側ハッシュ値と生成側ハッシュ値との対応付けを行うことで、同期情報のデータ列の中から、入力信号の所定信号区間に同期したデータを特定することができる。このようにして、同期データ再生装置は、入力信号の所定信号区間と、この入力信号の所定信号区間に同期したデータとを結びつけることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の同期データ再生装置において、前記ハッシュ値照合手段が、ある前記再生側ハッシュ値およびその前後の前記再生側ハッシュ値の束と同じ配列となる前記生成側ハッシュ値の束を、前記同期情報のデータ列から探索し、前記再生側ハッシュ値の束と同じ配列となる前記生成側ハッシュ値の束に含まれる複数の前記生成側ハッシュ値にそれぞれに紐付いた前記データを探索することを特徴とする。
かかる構成によれば、同期データ再生装置は、ある再生側ハッシュ値と、この再生側ハッシュ値の前後の再生側ハッシュ値を束として、この束と同じ配列となる生成側ハッシュ値の束を、同期情報のデータ列から探索して対応付けを行うことで、エラーレートを小さくすることができる。そのため、同期データ再生装置は、再生側ハッシュ値の束と同じ配列となる生成側ハッシュ値の束に含まれる複数の生成側ハッシュ値にそれぞれに紐付いたデータを正確に特定することができる。
請求項5に記載の発明は、コンピュータを、請求項1または請求項2に記載の同期情報生成装置として機能させるための同期情報生成プログラムである。
請求項6に記載の発明は、コンピュータを、請求項3または請求項4に記載の同期データ再生装置として機能させるための同期データ再生プログラムである。
請求項1,2,5に記載の発明によれば、一方の伝送対象信号である入力信号に同期情報を付加しなくても、再生側で、入力信号の所定信号区間に同期したデータを特定することができる。そのため、再生側で、このデータを、入力信号の所定信号区間に同期させて再生することができる。
請求項3,6に記載の発明によれば、生成側ハッシュ値と、再生側ハッシュ値とを対応付けることで、同期情報のデータ列の中から、入力信号の所定信号区間に同期したデータを特定することができる。そのため、このデータを、入力信号の所定信号区間に同期させて再生することができる。
請求項4に記載の発明によれば、入力信号の所定信号区間に同期したデータをより正確に特定することができる。
本発明の実施形態に係る信号同期システムの構成を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態に係る信号同期システムの送信装置の動作を説明するための概念図である。 本発明の実施形態に係る信号同期システムの受信装置の動作を説明するための概念図である。 本発明の実施形態に係る信号同期システムの受信装置におけるハッシュ値照合手段による生成側ハッシュ値と再生側ハッシュ値との照合の様子を説明するための概念図である。 本発明の実施形態に係る信号同期システムの送信装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る信号同期システムの受信装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る信号同期システムの構成を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る信号同期システムについて図面を適宜参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る信号同期システム1は、送信装置2と受信装置3とにより構成されている。
送信装置2は、ここでは、符号化手段21と、同期情報生成手段(同期情報生成装置)22とを備える。受信装置3は、復号手段31と、同期データ再生手段(同期データ再生装置)32とを備える。
符号化手段21は、入力信号を所定信号区間に分割し、この所定信号区間ごとに圧縮符号化してビットストリームを生成する。ここで、入力信号の種類は問わない。例えば、入力信号としては、映像信号や音声信号が挙げられる。したがって、受信装置3から出力される出力信号も入力信号と同様に種類は問わず、例えば、映像信号や音声信号が該当する。
符号化手段21は、ここでは、図2に示すように、入力信号をフレーム単位で分割し、フレーム単位でビットストリームを生成する。図2では、入力信号のフレーム1〜4を例示した。なお、「入力信号の所定信号区間」は、フレームに限らず、フレームの一部分(ブロック)としてもよいし、複数フレームを束ねてもよい。最小単位は、フレームの1画素単位である。
図1に示した信号同期システム1において、符号化手段21は、可逆な方式であっても、非可逆な方式であっても構わない。符号化方式は、例えば、MPEG−1、MPEG−2、MPEG−4、MPEG−4 AVC|H.264、Motion JPEGなど既存の動画像符号化方式であってもよいし、JPEGなどの静止画の符号化方式であっても構わない。この符号化手段21は、受信装置3の復号手段31と対になっている。
復号手段31は、符号化手段21により生成されたビットストリームを復号し、入力信号を復元する。前記した符号化手段21が可逆な方式による場合には、復号手段31からの出力は、符号化手段21からの出力と一致する。一方、符号化手段21が非可逆な方式による場合には、復号手段31からの出力は、符号化手段21からの出力と一致するとは限らない。例えば、復号手段31からの出力は、符号化手段21からの出力に対し、劣化を含んでいる場合もある。なお、通常は圧縮率が低いほどこれらの一致の度合いが高くなる。
復号手段31は、符号化手段21で採用された符号化方式に対応する復号方式で、ビットストリームを復号して、入力信号の所定信号区間に対応する信号を復元する。このようにして復号された信号は、図1に示すように、出力信号として出力される。
図1に示す信号同期システム1では、符号化手段21と復号手段31とは、伝送手段4を経て接続される。つまり、符号化手段21により生成されたビットストリームは、伝送手段4により、復号手段31に伝送される。
なお、図示しないが、符号化手段21から出力されるビットストリームを、蓄積手段に蓄積し、蓄積手段に蓄積されたビットストリームを復号手段31によって復号して、入力信号の所定信号区間に対応する信号を復元するように構成しても構わない。この場合、蓄積手段は、送信側または受信側のいずれか一方または両方にあっても構わない。また、復号手段31が、伝送手段4を経ずに、蓄積手段に蓄積されたビットストリームを直接読み出すこととしても構わない。
例えば、放送のように、送信装置2から受信装置3へと伝送された信号が、受信装置3において即時復号される場合、蓄積手段を設けなくてもよいが、ストリーミング方式により、送信装置2から受信装置3へと信号が伝送されるような場合、送信側または受信側のいずれか一方または両方に蓄積手段を設けることとする。
また、送信装置2の同期情報生成手段22または受信装置3の同期データ再生手段32が、伝送手段4を経ずに、図示しない蓄積手段に直接アクセス可能としても構わない。また、例えば、送信装置2においてデータが記録された記録媒体を受信装置3で再生するような場合、伝送手段4を省略することができる。また、受信装置3が自装置内でデータを記録して再生するような場合も、伝送手段4を省略することができる。
伝送手段4は、有線であっても、無線であっても構わない。例えば、電波やケーブル回線を用いた放送であってもよいし、インターネット等の通信網を用いても構わない。
信号同期システム1では、さらに、送信装置2の同期情報生成手段22と、受信装置3の同期データ再生手段32とが、伝送手段4を経て接続される。
なお、図示しないが、送信装置2の同期情報生成手段22からの出力を蓄積手段に蓄積し、蓄積手段に蓄積されたデータを、受信装置3の同期データ再生手段32に与えるように構成しても構わない。この場合、図示しない蓄積手段は、送信側または受信側のいずれか一方または両方にあっても構わない。
信号同期システム1では、伝送手段4は、前記したように、符号化手段21から復号手段31への接続、および、同期情報生成手段22から同期データ再生手段32への接続の両方を担っている。このような構成に限らず、符号化手段21から復号手段31への接続、および、同期情報生成手段22から同期データ再生手段32への接続を、それぞれ別の伝送手段によって接続しても構わない。例えば、符号化手段21から復号手段31への接続を放送波により構成し、一方、同期情報生成手段22から同期データ再生手段32への接続を通信網により構成することが考えられる。
次に、送信装置2の同期情報生成手段22の各構成について図1,2を参照して説明する。図1に示すように、同期情報生成手段22は、復号手段221と、ハッシュ値演算手段(生成側ハッシュ値演算手段)222と、多重化手段223と、データ符号化手段224とを備える。
復号手段221は、符号化手段21で生成されたビットストリームを順次復号して、入力信号の所定信号区間(ここではフレーム)に対応する信号を順次復元する。この復号手段221は、前記した受信装置3の復号手段31と同一の入出力関係を有する。復号手段221は、受信装置3の復号手段31と同一の実装によっても構わないし、異なる実装によっても構わない。例えば、復号手段221をハードウェアで構成し、受信装置3の復号手段31をソフトウェアで構成してもよいし、その逆としてもよい。
また、復号手段221は、ビットストリームの復号に要する時間が、受信装置3の復号手段31においてビットストリームの復号に要する時間と、同じであっても構わないし、異なっていても構わない。さらに、符号化手段21の内部において、局部復号(ローカルデコード)が行われる場合には、その局部復号された信号を、復号手段221からの出力に代えることで、復号手段221を省略してもよい。このようにして得られた復号後の信号(以下、この信号を便宜上、「局部復号信号」と呼称する)は、ハッシュ値演算手段222に出力される。
ハッシュ値演算手段222は、図1の構成においては、復号手段221により順次復号された局部復号信号(ここではフレーム)に対して、フレームfごとのハッシュ値h(f)(同期情報)を算出する。以下、ハッシュ値演算手段222で算出されるフレームfごとのハッシュ値h(f)を「生成側ハッシュ値h(f)」と呼称する。
このハッシュ値演算手段222が、ハッシュ値演算に用いるハッシュ関数は、任意である。局部復号信号のフレームfが、N個(Nは自然数)の標本点からなり、当該フレームf内のn番目(n=0,1,・・・,N−1)の標本値がX(f;n)である場合には、ハッシュ値演算手段222は、例えば、次の式(1)に示すように、標本値X(f;n)の総和を演算し、これを生成側ハッシュ値h(f)としてもよい。
Figure 0006360281
また、ハッシュ値演算手段222は、例えば、予め定める数列(an=0,1,・・・,N−1を用いて、次の式(2)に示すように、重みつき和を演算し、これを生成側ハッシュ値h(f)としてもよい。
Figure 0006360281
さらに、ハッシュ値演算手段222は、例えば、既定の自然数M(Mは2以上)を用い、次の式(3)に示すように、重みつき和を既定の自然数Mで割ったときの剰余を生成側ハッシュ値h(f)としてもよい。
Figure 0006360281
前記した式(3)において、演算子%は、剰余演算子であり、%Mは、自然数Mで割ったときの剰余を求めることを意味する。
また、さらに、ハッシュ値演算手段222は、例えば、任意の既定の関数Fおよび関数G、任意の既定のスカラー値aに対して、次の式(4)に示すような漸化式を適用することで、生成側ハッシュ値h(f)を算出してもよい。
Figure 0006360281
ここで、前記した式(4)における関数F、関数G、および、スカラー値aは、例えば、次の式(5)のように定義することができる。
Figure 0006360281
なお、ハッシュ関数は、完全ハッシュ関数である必要はない。また、生成側ハッシュ値h(f)は、そのフレームfに割り当てられた符号量よりも十分小さなデータ量で表現できることが望ましい。例えば、生成側ハッシュ値h(f)は、8ビット乃至256ビット程度の数値で表現可能なものとする。図2に示す例では、生成側ハッシュ値h(f)を、32ビットで表現している。このようにして算出された生成側ハッシュ値h(f)は、多重化手段223に出力される。
ハッシュ値演算手段222は、例えば、前記した式(1)〜(4)に示すハッシュ関数のうちのいずれかを用いて、生成側ハッシュ値h(f)を算出する。例えば、フレームfの隣り合う標本点の輝度値が互いに近いような場合、前記した式(2)または式(3)によれば、スカラー値aを変化させることで、それぞれの値を大きく変化させることができるので好ましい。
例えば、2画素で構成されたフレームを仮定した場合、この2画素の輝度値が「3,4」と並んでいるフレームと、「4,3」と並んでいるフレームとでは、単純に輝度値を足し合わせるだけでは、いずれの場合も、生成側ハッシュ値h(f)が同じ値となってしまう。しかし、前記した式(2)または式(3)によれば、スカラー値a(ここではaとa)を異ならせることで、輝度値が「3,4」と並んだフレームの生成側ハッシュ値h(f)と「4,3」と並んだフレームの生成側ハッシュ値h(f)とを互いに異ならせることができる。このとき、スカラー値aを大きな桁とするほど、選択できる数値の幅が広がり、輝度値が「3,4」と並んだフレームと「4,3」と並んだフレームとで、より差が大きく現れるため好ましい。なお、原理的には、スカラー値aとaの値がわずかでも異なれば、輝度値が「3,4」と並んだフレームの生成側ハッシュ値h(f)と「4,3」と並んだフレームとの生成側ハッシュ値h(f)とを、異ならせることができる。
さらに、前記した式(3)によれば、自然数Mを適当な値に設定することで、生成側ハッシュ値h(f)を適当な数値範囲(例えば、8ビット乃至256ビット程度)内に収めることができる。
なお、符号化手段21での入力信号の分割単位を1画素とする場合、ハッシュ値演算手段222は、当該1画素の輝度値そのものを生成側ハッシュ値h(f)とする。
例えば、図2に示した例では、ハッシュ値演算手段222は、局部復号信号のフレーム1に対応する生成側ハッシュ値h(f)として「1F02875E」を算出している。ハッシュ値演算手段222は、フレーム2以降も、同様にして、生成側ハッシュ値h(f)を算出する。
多重化手段223は、入力信号のフレームfに関連付けられるべきデータと、ハッシュ値演算手段222で入力信号のフレームfに対し求められた生成側ハッシュ値h(f)とを多重化して、同期情報である多重化データを生成する。ここで、「入力信号のフレームfに関連付けられるべきデータ」とは、入力信号のフレームfに同期したデータのことであり、例えば、時刻情報(タイムコード)であってもよいし、データ放送コンテンツやメタデータのようなデータであってもよい。以下では、「入力信号のフレームfに関連付けられるべきデータ」として、時刻情報を例にとって説明する。また、以下では、時刻fの時刻情報(タイムコード)をt(f)とおく。
多重化手段223は、図2に示すように、図示しない測定手段により測定された、入力信号の第fフレームが符号化手段21に入力されてから、ハッシュ値演算手段222で生成側ハッシュ値h(f)が得られるまでの遅延時間Δfを入力し、この遅延時間Δfを考慮して、生成側ハッシュ値h(f)と時刻情報t(f)とを正しく対応付けて多重化を行う。時刻f+Δfにおいて、ハッシュ値演算手段222による生成側ハッシュ値h(f)の算出が完了するが、多重化手段223は、入力時刻情報(時刻(f+Δf)においては、当該時刻のタイムコードt(f+Δf)が入力されている)を遅延時間Δfだけ遡ることで、正しい時刻対応のタイムコードt(f)を得て、生成側ハッシュ値h(f)に多重化して同期情報を生成する。このようにして生成された同期情報は、データ符号化手段224に出力される。
例えば、図2に示した例では、多重化手段223は、フレーム1に対して生成された生成側ハッシュ値「1F02875E」に、フレーム1に関連付けられるべき時刻情報「10:02:03.12」を多重化して同期情報を生成する。多重化手段223は、フレーム2以降も、同様にして、同期情報を生成する。
図1に示すように、データ符号化手段224は、多重化手段223で生成された同期情報を符号化して同期情報のビットストリームを生成する。データ符号化手段224は、既存の符号化方式の中から、可逆な符号化方式(GIFや可逆のJPEGなど)により、同期情報を可逆符号化してビットストリームを生成する。なお、データ符号化手段224において、エントロピー符号化による圧縮や、冗長付与による誤り訂正を行ってもよい。また、ハッシュ値演算手段222で用いられたハッシュ関数に関する情報を、サイド情報として、同期情報のビットストリームに付加してもよい。
この同期情報のビットストリームは、図1に示すように、時系列に沿って伝送手段4に順次出力され、伝送手段4を経て、データ符号化手段224と対になる、受信装置3のデータ復号手段322に伝送される。なお、多重化手段223は、同期情報をそのまま、伝送手段4を経て、受信装置3のデータ復号手段322に伝送してもよく、その場合、データ符号化手段224を省略することができる。なお、図2では、データ符号化手段224を省略している。
次に、受信装置3の同期データ再生手段32の各構成について図1,3を参照して説明する。図1に示すように、同期データ再生手段32は、ハッシュ値演算手段(再生側ハッシュ値演算手段)321と、データ復号手段322と、ハッシュ値照合手段323とを備える。
ハッシュ値演算手段321は、復号手段31により復号された信号の第fフレームに対し、ハッシュ値h(f)を算出する。ハッシュ値演算手段321は、送信装置2のハッシュ値演算手段222で生成側ハッシュ値h(f)の算出に用いられるハッシュ関数と同じのハッシュ関数を用いて、再生側ハッシュ値h(f)を演算する。このようにして求められた再生側ハッシュ値h(f)は、ハッシュ値照合手段323に出力される。
例えば、図3に示した例では、ハッシュ値演算手段321は、フレーム1の局部復号信号に対応する再生側ハッシュ値h(f)として「1F02875E」を演算により求めている。ハッシュ値演算手段321は、フレーム2以降も、同様にして、再生側ハッシュ値h(f)を求める。ここでは、ハッシュ値演算手段321によりフレーム1〜4に対して求められた再生側ハッシュ値h(f)は、図2に示したように、ハッシュ値演算手段222でフレーム1〜4に対して求められた生成側ハッシュ値h(f)と一致する。
データ復号手段322は、送信装置2のデータ符号化手段224によって生成され、伝送手段4を経て伝送された同期情報のビットストリームを時系列に沿って順次入力し、このビットストリームを復号して、時刻情報および生成側ハッシュ値h(f)が多重化された同期情報を順次復元する。このようにして順次復号された同期情報は、時系列に沿って、ハッシュ値照合手段323に順次出力される。なお、送信側で、データ符号化手段224を省略する場合、データ復号手段322を省略するものとする。図3では、データ復号手段322を省略している。
ハッシュ値照合手段323は、ハッシュ値演算手段321で算出された再生側ハッシュ値h(f)と、データ復号手段322から順次出力される同期情報のデータ列に含まれる生成側ハッシュ値h(f)とを順次照合し、同期情報のデータ列の中から、再生側ハッシュ値h(f)と同じ値をとる生成側ハッシュ値h(f)を探索して、その生成側ハッシュ値h(f)に紐付いた時刻情報を特定する。
ハッシュ値照合手段323は、再生側ハッシュ値h(f)と同じ値をとる生成側ハッシュ値h(f)に紐付いた時刻情報を分離し、この時刻情報(出力時刻)を出力データとして出力する。なお、送信側で、時刻情報以外のデータが、生成側ハッシュ値h(f)に多重化された場合、ハッシュ値照合手段323は、その時刻情報以外のデータを出力データとして出力する。
図3に示した例では、ハッシュ値照合手段323は、例えば、再生側ハッシュ値「1F02875E」と同じ値となる生成側ハッシュ値「1F02875E」に紐付いた時刻情報「10:02:03.12」を同期情報から分離し、この再生側ハッシュ値「1F02875E」に対応するフレーム1と同期させて出力する。以下、同様に、対応付けが行われる。
なお、ハッシュ値演算手段321(およびハッシュ値演算手段222)で用いられるハッシュ関数が完全ハッシュ関数でない場合や、局部復号信号が異なるフレームで同一の値をとる場合には、ハッシュ値照合手段323において、再生側ハッシュ値h(f)と生成側ハッシュ値h(f)との対応付けが単一に絞り込めないときがある。このような場合には、例えば、ハッシュ値照合手段323は、再生側ハッシュ値h(f)の時系列において、今回の対応付けの対象となる再生側ハッシュ値h(f)の前後に位置する再生側ハッシュ値h(f−1)、h(f+1)と生成側ハッシュ値h(f−1)、h(f+1)との対応付けの結果を参照する。ハッシュ値照合手段323は、再生側ハッシュ値h(f)の時系列において、今回の対応付けの結果が、前後の対応付けの結果と時間的に離れてしまった場合には、再生側ハッシュ値h(f)と生成側ハッシュ値h(f)との対応付けを行う代わりに、再生側ハッシュ値h(f)の時系列において、前回の対応付け結果である再生側ハッシュ値h(f−1)の1つ後ろに位置する再生側ハッシュ値h(f)を、今回の対応付け結果とみなしてもよい。
つまり、今回の対応付けの対象となる再生側ハッシュ値h(f)の前後に位置する再生側ハッシュ値h(f−1)、h(f+1)と生成側ハッシュ値h(f−1)、h(f+1)との対応付けが正しいとみなし、今回の対応付けの対象となる再生側ハッシュ値h(f)が、生成側ハッシュ値h(f−1)、h(f+1)の間の生成側ハッシュ値h(f)に対応付けられるものとみなす。
また、例えば、ハッシュ値照合手段323は、あるフレームの再生側ハッシュ値h(f)と、このフレームの±1フレームの再生側ハッシュ値h(f−1)、h(f+1)を束として、この束と同じ配列となる生成側ハッシュ値の束を、同期情報のデータ列から探索することで、対応付けを行ってもよい。このように、再生側ハッシュ値を3フレーム束として、この束ごとに生成側ハッシュ値と照合することで、エラーレートを3乗分小さくすることができる。なお、ここでは、あるフレームの再生側ハッシュ値h(f)と、このフレームの±1フレームの再生側ハッシュ値h(f)を束としたが、これに限らず、±2フレーム等としたり、+1フレーム、−1フレーム等としたりしてもよい。
ここで、図4に示すように、再生側ハッシュ値h(f)が、時間方向tに沿って、前から順に、「・・・03,41,51,52,41,23・・・」と並んでおり、生成側ハッシュ値h(f)が、時間方向tに沿って、前から順に、「・・・51,52,41・・・」と並んでいる場合を想定する。この場合、ハッシュ値照合手段323は、時系列に沿って、再生側ハッシュ値「51」,「52」の対応付けを行ったあとに、再生側ハッシュ値「41」の対応付けを行う。ここで、図4に示した例では、再生側ハッシュ値h(f)の時系列において、ハッシュ値「41」が2つ(ハッシュ値「23」とハッシュ値「52」との間と、ハッシュ値「51」とハッシュ値「03」との間)ある。
この場合、正しくは、再生側ハッシュ値「23」と再生側ハッシュ値「52」との間の再生側ハッシュ値「41」を、生成側ハッシュ値「41」と対応付けるべきである。しかし、仮に、ハッシュ値照合手段323が、誤って、再生側ハッシュ値「51」と再生側ハッシュ値「03」との間の再生側ハッシュ値「41」を、生成側ハッシュ値「41」と対応付けた場合、再生側ハッシュ値「51」,「52」の対応付け結果に対し、再生側ハッシュ値「41」の対応付け結果が、時間的に戻ってしまうことになる。このような場合、ハッシュ値照合手段323は、対応付けにエラーが生じたとみなし、対応付けをやり直すこととする。これによれば、生成側ハッシュ値h(f)と対応付けが可能な再生側ハッシュ値h(f)の候補が2つ以上ある場合であっても、再生側ハッシュ値h(f)と生成側ハッシュ値h(f)とを正しく対応付けることが可能となる。なお、図4に示した例では、説明を簡便にするため、ハッシュ値を単純化している。
また、例えば、受信側で復号された信号に、送信側の信号には含まれていなかった雑音等が含まれることによって、再生側ハッシュ値h(f)が、対応する生成側ハッシュ値h(f)と異なる値に変わってしまう場合がある。例えば、図4に示した例では、再生側ハッシュ値h(f)の時系列において、本来、再生側ハッシュ値h(f)が「52」であるべきところが、再生側ハッシュ値h(f)が「58」に変わってしまっている。このような場合であっても、ハッシュ値照合手段323は、前後の再生側ハッシュ値h(f)(図4では、±1フレームの再生側ハッシュ値h(f))の対応付け結果を参照することで、再生側ハッシュ値「58」が、本来、再生側ハッシュ値「52」であったことを推測できるので、正しい対応付けが可能となる。
また、あるフレームの再生側ハッシュ値h(f)と同じ値をとる生成側ハッシュ値h(f)が同期情報のデータ列の中から見つからなかった場合、ハッシュ値照合手段323は、一旦、そのフレームの再生側ハッシュ値h(f)の対応付けを保留して、保留したフレームよりも後ろのフレームの再生側ハッシュ値h(f)の対応付けを先に行い、その対応付け結果を用いて、保留したフレームの再生側ハッシュ値h(f)の対応付けを行うこととしてもよい。例えば、ハッシュ値照合手段323は、保留したフレームの後ろ2フレーム分の再生側ハッシュ値h(f)の対応付けができた場合、保留したフレームの再生側ハッシュ値と対応付けができた後ろ2フレーム分の再生側ハッシュ値h(f)と同じパターンを、同期情報のデータ列の中から探索することで、保留したフレームの再生側ハッシュ値h(f)と対応する生成側ハッシュ値を特定してもよい。なお、図示しないが、このような場合、同期データ再生手段32は、ハッシュ値演算手段321で算出された再生側ハッシュ値h(f)を一時的に蓄積するバッファを設けることとする。
なお、図示しないが、受信装置3は、復号手段31により復元した局部復号信号を蓄積するバッファを備えるとともに、同期データ再生手段32が同期再生手段をさらに備え、同期再生手段が、同期データ再生手段32のハッシュ値照合手段323から、この局部復号信号に関連付けられるべきデータを入力し、入力したタイミングで、バッファから局部復号信号を読み出して、データとともに出力する構成としてもよい。また、受信装置3は、同期データ再生手段32が、ハッシュ値照合手段323により特定されたデータを蓄積する図示しないバッファをさらに備え、同期再生手段が、適宜のタイミングで、局部復号信号とこの局部復号信号に関連付けられるべきデータとをそれぞれのバッファから読み出して、出力する構成としてもよい。
次に、本発明の実施形態に係る信号同期システム1で行われる処理の流れを、図5,6および適宜、図1〜4を参照して説明する。ここで、図5は、信号同期システム1における送信側の処理の流れを示し、図6は、信号同期システム1における受信側の処理の流れを示している。
図5に示すように、信号同期システム1は、送信装置2の符号化手段21によって、信号(映像信号または音声信号)を入力する(ステップS1)。信号同期システム1は、送信装置2の符号化手段21によって、この入力信号の所定信号区間を圧縮符号化してビットストリームを生成する(ステップS2)。
信号同期システム1は、送信装置2の符号化手段21によって、このビットストリームを、同期情報生成手段22の復号手段221、および、伝送手段4にそれぞれ出力する(ステップS3)。ここでは、図示しないが、信号同期システム1は、伝送手段4によって、送信装置2の符号化手段21により生成されたビットストリームを入力し、このビットストリームを、受信装置3の復号手段31に伝送する。
次に、信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22における復号手段221によって、符号化手段21により生成されたビットストリームを入力し、このビットストリームを復号して、入力信号の所定信号区間を復元した局部復号信号を得る(ステップS4)。信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22における復号手段221によって、局部復号信号を、ハッシュ値演算手段222に出力する。
さらに、信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22におけるハッシュ値演算手段222によって、復号手段221から局部復号信号を入力し、この局部復号信号から、生成側ハッシュ値h(f)を演算する(ステップS5)。信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22におけるハッシュ値演算手段222によって、求めた生成側ハッシュ値h(f)を、多重化手段223に出力する。
続いて、信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22における多重化手段223によって、ハッシュ値演算手段222により求められた生成側ハッシュ値h(f)を入力する。また、信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22における多重化手段223によって、外部から、入力信号の所定信号区間に同期したデータ(ここでは、時刻情報)を入力する(ステップS6)。
そして、信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22における多重化手段223によって、生成側ハッシュ値h(f)と、時刻情報とを多重化して同期情報である多重化データを生成する(ステップS7)。信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22における多重化手段223によって、生成した同期情報を、同期情報としてデータ符号化手段224に出力する。
そして、信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22におけるデータ符号化手段224によって、多重化手段223により生成された同期情報を圧縮符号化して、同期情報のビットストリームを生成する(ステップS8)。信号同期システム1は、送信装置2の同期情報生成手段22におけるデータ符号化手段224によって、生成した同期情報のビットストリームを伝送手段4に出力する(ステップS9)。
なお、図示しないが、信号同期システム1は、伝送手段4によって、送信装置2の同期情報生成手段22におけるデータ符号化手段224により生成された同期情報のビットストリームを入力し、この同期情報のビットストリームを、受信装置3の同期データ再生手段32におけるデータ復号手段322に伝送する。
続いて、図6を参照して、信号同期システム1の受信装置3における処理の流れを説明する。
なお、ここでは、信号同期システム1の受信装置3が、復号手段31により復元した局部復号信号を蓄積する図示しないバッファを備え、同期データ再生手段32が、バッファに蓄積された局部復号信号と、この局部復号信号に関連付けられるべきデータとを同期させて再生する同期再生手段とを備えていることとする。
図6に示すように、信号同期システム1は、受信装置3の復号手段31によって、送信装置2の符号化手段21で生成されたビットストリームを、伝送手段4を経て受信する(ステップS11)。信号同期システム1は、受信装置3の復号手段31によって、このビットストリームを復号し、入力信号の所定信号区間を復元した局部復号信号を得る(ステップS12)。信号同期システム1は、受信装置3の復号手段31によって、局部復号信号を、同期データ再生手段32のハッシュ値演算手段321と、ここでは、図示しないバッファとにそれぞれ出力する。
次に、信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるハッシュ値演算手段321によって、復号手段31から局部復号信号を入力し、この局部復号信号から、再生側ハッシュ値h(f)を演算する(ステップS13)。信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるハッシュ値演算手段321によって、求めた再生側ハッシュ値h(f)を、ハッシュ値照合手段323に出力する。
さらに、信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるデータ復号手段322によって、送信装置2の同期情報生成手段22におけるデータ符号化手段224で生成された同期情報のビットストリームを、伝送手段4を経て受信する(ステップS14)。
続いて、信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるデータ復号手段322によって、同期情報のビットストリームを復号し、時刻情報と生成側ハッシュ値h(f)とが多重化された多重化データである同期情報を復元する(ステップS15)。信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるデータ復号手段322によって、復元した同期情報を、ハッシュ値照合手段323に出力する。
そして、信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるハッシュ値照合手段323によって、ハッシュ値演算手段321から再生側ハッシュ値h(f)を入力するとともに、データ復号手段322から同期情報を入力する。そして、信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるハッシュ値照合手段323によって、再生側ハッシュ値h(f)と生成側ハッシュ値h(f)とを照合し、同期情報のデータ列に含まれる生成側ハッシュ値h(f)の時系列から、再生側ハッシュ値h(f)と同じ値をとる生成側ハッシュ値h(f)に紐付いた時刻情報を探索して特定する(ステップS16)。信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32におけるハッシュ値照合手段323によって、特定した時刻情報を図示しない同期再生手段に出力する。
そして、信号同期システム1は、受信装置3の同期データ再生手段32の図示しない同期再生手段によって、図示しないバッファから局部復号信号を読み出し、この局部復号信号を、時刻情報とともに出力する(ステップS17)。
信号同期システム1は、以上のように動作する。
以上説明した、本発明の実施形態に係る信号同期システム1によれば、送信側(同期情報の生成側)で、入力信号の所定信号区間に同期したデータと入力信号の所定信号区間から生成した生成側ハッシュ値h(f)とにより同期情報を構成した。これにより、一方の伝送対象信号である入力信号に、対応するデータとの同期のための情報を付加しなくても、受信側(同期データの再生側)で、入力信号の所定信号区間に同期したデータを特定することができる
そのため、信号同期システム1は、受信装置3において、入力信号の所定信号区間とこの入力信号の所定信号区間に同期したデータとを結びつけることができるので、入力信号の所定信号区間と、この入力信号の所定信号区間に同期したデータとを同期させて再生することが可能となる。
なお、前記した実施形態では、一般的なデータ伝送形式と同様に、入力信号(出力信号)を映像信号または音声信号とし、入力データ(出力データ)を時刻情報または時刻情報以外のデータとしたが、これに限られない。例えば、音声ストリーム内に生成側ハッシュ値を埋め込めるだけの空き領域があるような場合、入力信号(出力信号)を映像信号とし、入力データ(出力データ)を音声信号とすることも可能である。これによれば、受信側において、映像信号と音声信号とを同期させることが可能となる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態に係る信号同期システム1について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。以下、本発明の第1実施形態に係る信号同期システム1の変形例に係る信号同期システム1Aについて図7を参照して説明する。なお、図7に示す信号同期システム1Aにおいて、図1を参照して説明した信号同期システム1と同一の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、信号同期システム1Aは、送信装置2Aと受信装置3とにより構成される。送信装置2Aは、符号化手段21と、同期情報生成手段(同期情報生成装置)22Aとを備えている。同期情報生成手段22Aは、ハッシュ値演算手段(生成側ハッシュ値演算手段)222と、多重化手段223と、データ符号化手段224とを備えている。つまり、図7に示す信号同期システム1Aは、図1に示した信号同期システム1に対し、送信装置2Aの同期情報生成手段22Aが、復号手段を備えない点で相違する。
すなわち、信号同期システム1Aは、送信装置2Aの同期情報生成手段22Aのハッシュ値演算手段222が、入力信号から直接、ハッシュ値を演算する。この信号同期システム1Aにおいては、送信装置2Aの符号化手段21で用いる符号化方式は、可逆な符号化方式に限る。この場合、送信装置2Aにおける符号化手段21で生成されたビットストリームを、受信装置3の復号手段31で復号して得られた局部復号信号は、符号化手段21への入力信号と一致する。
したがって、送信装置2Aの同期情報生成手段22Aのハッシュ値演算手段222において、入力信号から直接求めた生成側ハッシュ値h(f)と、受信装置3の同期データ再生手段32のハッシュ値演算手段321において、局部復号信号から求めた再生側ハッシュ値h(f)とが一致することになる。そのため、信号同期システム1Aによっても、受信側で、出力信号と、この出力信号に関連付けられるべき出力データとを同期させることが可能となる。
前記した信号同期システム1または1Aの同期情報生成手段22,22A、および、同期データ再生手段32は、それぞれ装置として構成してもよい。また、同期情報生成手段22,22A、および、同期データ再生手段32は、それぞれ、コンピュータにおいて各手段における処理を実行可能に記述したプログラム(同期情報生成プログラムまたは同期データ再生プログラム)とすることも可能である。
1、1A 信号同期システム
2、2A 送信装置
21 符号化手段
22、22A 同期情報生成手段(同期情報生成装置)
221 復号手段
222 ハッシュ値演算手段(生成側ハッシュ値演算手段)
223 多重化手段
224 データ符号化手段
3 受信装置
31 復号手段
32 同期データ再生手段(同期データ再生装置)
321 ハッシュ値演算手段(再生側ハッシュ値演算手段)
322 データ復号手段
323 ハッシュ値照合手段
4 伝送手段

Claims (6)

  1. 入力信号の所定信号区間に同期したデータを、再生側で、前記入力信号の所定信号区間に対応する信号に同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成装置であって、
    前記入力信号の符号化データを入力し、この符号化データから、前記入力信号の所定信号区間に対応する信号を順次復号する復号手段と、
    前記復号手段で復号された前記所定信号区間に対応する信号に対し、予め定めたハッシュ関数により生成側ハッシュ値を算出する生成側ハッシュ値演算手段と、
    前記生成側ハッシュ値演算手段で算出された前記生成側ハッシュ値と、前記入力信号の前記所定信号区間に関連付けられるべきデータとの多重化データを前記同期情報として生成し、順次出力する多重化手段と、を備え
    前記ハッシュ関数は、前記所定信号区間に対応する信号の標本値列の総和または重みつき和、もしくは、前記総和または重みつき和を既定の自然数で割ったときの剰余を算出する関数であることを特徴とする同期情報生成装置。
  2. 入力信号の所定信号区間に同期したデータを、再生側で、前記入力信号の所定信号区間に対応する信号に同期させて再生するための同期情報を生成する同期情報生成装置であって、
    前記入力信号の所定信号区間に対し、予め定めたハッシュ関数により生成側ハッシュ値を算出する生成側ハッシュ値演算手段と、
    前記生成側ハッシュ値演算手段で算出された前記生成側ハッシュ値と、前記入力信号の前記所定信号区間に関連付けられるべきデータとの多重化データを前記同期情報として生成し、順次出力する多重化手段と、を備え
    前記ハッシュ関数は、前記所定信号区間に対応する信号の標本値列の総和または重みつき和、もしくは、前記総和または重みつき和を既定の自然数で割ったときの剰余を算出する関数であることを特徴とする同期情報生成装置。
  3. 入力信号の所定信号区間に対応して生成された生成側ハッシュ値と、前記入力信号の前記所定信号区間に関連付けられるべきデータとの多重化データである同期情報を順次入力し、この同期情報に基づいて、前記入力信号の所定信号区間に同期したデータを再生する同期データ再生装置であって、
    前記入力信号の符号化データから復号された、前記入力信号の所定信号区間に対応する信号を順次入力し、この復号された信号に対し、前記生成側ハッシュ値の算出に用いられたハッシュ関数と同じハッシュ関数により、再生側ハッシュ値を算出する再生側ハッシュ値演算手段と、
    前記再生側ハッシュ値演算手段で算出された前記再生側ハッシュ値と、前記同期情報のデータ列に含まれる前記生成側ハッシュ値とを順次照合して、前記再生側ハッシュ値と同じ値をとる前記生成側ハッシュ値に紐付いた前記データを探索するハッシュ値照合手段と、を備え
    前記ハッシュ関数は、前記所定信号区間に対応する信号の標本値列の総和または重みつき和、もしくは、前記総和または重みつき和を既定の自然数で割ったときの剰余を算出する関数であることを特徴とする同期データ再生装置。
  4. 前記ハッシュ値照合手段は、
    ある前記再生側ハッシュ値と、その前後の前記再生側ハッシュ値の束と同じ配列となる前記生成側ハッシュ値の束を、前記同期情報のデータ列から探索し、前記再生側ハッシュ値の束と同じ配列となる前記生成側ハッシュ値の束に含まれる複数の前記生成側ハッシュ値にそれぞれに紐付いた前記データを探索することを特徴とする請求項3に記載の同期データ再生装置。
  5. コンピュータを、請求項1または請求項2に記載の同期情報生成装置として機能させるための同期情報生成プログラム。
  6. コンピュータを、請求項3または請求項4に記載の同期データ再生装置として機能させるための同期データ再生プログラム。
JP2013000614A 2013-01-07 2013-01-07 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム Active JP6360281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000614A JP6360281B2 (ja) 2013-01-07 2013-01-07 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000614A JP6360281B2 (ja) 2013-01-07 2013-01-07 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014132730A JP2014132730A (ja) 2014-07-17
JP6360281B2 true JP6360281B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=51411615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013000614A Active JP6360281B2 (ja) 2013-01-07 2013-01-07 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6360281B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7518695B2 (ja) 2020-08-03 2024-07-18 日本放送協会 撮影メタデータ記録装置及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016181611A1 (ja) * 2015-05-13 2016-11-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 動画生成方法および動画生成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE373389T1 (de) * 2003-07-25 2007-09-15 Koninkl Philips Electronics Nv Verfahren und einrichtung zur erzeugung und erkennung von fingerabdrücken zur synchronisierung von audio und video
EP1967005B1 (en) * 2005-12-23 2010-02-03 AMBX UK Limited Script synchronization using fingerprints determined from a content stream
JP4856433B2 (ja) * 2006-01-27 2012-01-18 株式会社リコー 計測機器、計測データ編集装置及び計測時刻検証装置
JP2008131591A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Toshiba Corp リップシンク制御装置及びリップシンク制御方法
US8786711B2 (en) * 2007-12-12 2014-07-22 Nec Corporation Image quality evaluation system, and apparatus, method and program used for the evaluation system
JP4584300B2 (ja) * 2007-12-19 2010-11-17 富士通株式会社 電子署名プログラム、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体、電子署名装置、電子署名方法
KR20100108613A (ko) * 2008-03-07 2010-10-07 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 콘텐츠 배신 시스템, 특징량 배신 서버, 클라이언트 및 콘텐츠 배신 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7518695B2 (ja) 2020-08-03 2024-07-18 日本放送協会 撮影メタデータ記録装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014132730A (ja) 2014-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100238792A1 (en) Information acquisition system, transmit apparatus, data obtaining apparatus, transmission method, and data obtaining method
KR101967818B1 (ko) 수신 장치 및 그 수신 방법
US20070211718A1 (en) Method of and apparatus for converting data stream format and method of and apparatus for recording data stream using the method and apparatus
US8676038B2 (en) Recording/reproducing apparatus, recording apparatus, reproducing apparatus, recording method, reproducing method and computer program
JPH11205696A (ja) 映像伝送装置及び映像伝送方法
JP2012507968A (ja) ステレオスコピック画像を同期化する装置及び方法と、これを利用したステレオスコピック画像提供装置及び方法
JP4718275B2 (ja) 複数メディアの同期再生システム及び同期再生方法
EP2276192A2 (en) Method and apparatus for transmitting/receiving multi - channel audio signals using super frame
JP6360281B2 (ja) 同期情報生成装置およびそのプログラム、同期データ再生装置およびそのプログラム
US8977099B2 (en) Production apparatus and content distribution system
US20180205974A1 (en) Video transmission system and video transmission method
RU2522040C2 (ru) Устройство и способ воспроизведения, структура данных, носитель записи, устройство записи и способ записи и программа
US20070058684A1 (en) Transparent methods for altering the video decoder frame-rate in a fixed-frame-rate audio-video multiplex structure
US9866898B2 (en) Elementary stream multiplexing method, multiplexing system, encoding or decoding method and apparatus
US10104142B2 (en) Data processing device, data processing method, program, recording medium, and data processing system
JP2012170054A (ja) 映像記録装置、映像再生装置および映像復旧装置
US8331757B2 (en) Time code processing apparatus, time code processing method, program, and video signal playback apparatus
JP5211615B2 (ja) 映像・音声信号伝送方法及びその伝送装置
JP2002238050A (ja) データ変換装置、データ符号化装置、及びデータ記録装置
KR102225111B1 (ko) 기존 hd 비디오 아키텍처를 통해 원시 uhd 비디오를 인코딩 및 프로세싱하는 방법
KR101191498B1 (ko) 실시간 방송과 비실시간 부가 방송 데이터의 연동을 통한 입체영상 방송서비스를 위한 동기 신호 생성 방법 및 시스템
JP2015177440A (ja) 動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号装置及び動画像符号化用コンピュータプログラムならびに動画像復号用コンピュータプログラム
JP6468739B2 (ja) 映像音声信号送信装置及び方法
JP4168527B2 (ja) データ多重化装置及びデータ多重化方法
CN108702533A (zh) 发送装置、发送方法、接收装置和接收方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6360281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250