JP6359882B2 - 二酸化炭素施用システム及び二酸化炭素施用方法 - Google Patents

二酸化炭素施用システム及び二酸化炭素施用方法 Download PDF

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Description

本発明は、農業用ハウス内の園芸植物に二酸化炭素を供給する二酸化炭素施用システム及び二酸化炭素施用方法に関する。
農業用ハウス内に二酸化炭素を供給し、園芸植物の生育を促す二酸化炭素施用システムの普及が進んでいる。二酸化炭素施用システムは、園芸植物に二酸化炭素を供給(施用)することによって光合成を活性化させ、園芸植物の収率および品質の向上を図るものである。
二酸化炭素が農業用ハウス外に流出することによる損失を抑制し、園芸植物の生育促進に効率良く用いるためには、農業用ハウスは高い気密性を有していることが好ましい。しかしながら、その気密性の高さゆえに、農業用ハウス内の温度が過度に高まると、園芸植物は果実が十分に実らなかったり、枯れたりするといった、いわゆる高温障害が生じるおそれがある。
このような課題に対応するものとして、下記特許文献1には、農業用ハウス(温室)内の園芸植物に二酸化炭素(炭酸ガス)を供給するとともに、農業用ハウス内の換気を行う二酸化炭素施用システムが記載されている。当該二酸化炭素施用システムは、農業用ハウス内の温度を測定する温度センサー(室温センサ)と、農業用ハウス内の二酸化炭素の濃度を測定する濃度センサー(炭酸ガス濃度センサ)と、を有しており、これらの測定値に基づいて、二酸化炭素の損失を抑制しながら、農業用ハウス内を園芸植物の生育に適した環境としている。
詳細には、下記特許文献1記載の二酸化炭素施用システムでは、農業用ハウス内の二酸化炭素の濃度が基準濃度となるように、二酸化炭素供給装置(炭酸ガス発生装置)から供給される二酸化炭素の量の調整を行う。また、農業用ハウス内の温度が基準温度となるように、換気窓や換気扇を制御して農業用ハウス内の換気を行う。農業用ハウス内の換気中に二酸化炭素が排出され、無駄になってしまうことを抑制するために、換気中は二酸化炭素の基準濃度を下げるように補正を行い、農業用ハウス内の二酸化炭素濃度を低下させている。
特開平8−66126号公報
しかしながら、二酸化炭素の濃度センサーを用いる上記特許文献1記載の二酸化炭素施用システムでは、実用面で種々の課題を残していた。つまり、一般に流通している濃度センサーは、例えば農業用ハウス内に流入するわずかな隙間風さえも大きな外乱となり、測定値が変動するなど、その精度や応答性は農業用ハウスのような大規模施設に用いるのに適したものとはいえなかった。また、広い農業用ハウス内では、場所によって二酸化炭素の濃度に大きなばらつきが生じ得る。このため、高額な機器である濃度センサーの設置数を抑制しながらも、当該濃度センサーの測定値に基づいて、農業用ハウス内全体が園芸植物の生育に適した環境となるように制御することが難しいという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、二酸化炭素の濃度センサーを用いることなく、農業用ハウス内を園芸植物の生育促進に適した環境とするとともに、二酸化炭素の損失を抑制することが可能な二酸化炭素施用システム及び二酸化炭素施用方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る二酸化炭素施用システムは、農業用ハウス内の園芸植物に二酸化炭素を供給する二酸化炭素施用システムであって、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置と、前記二酸化炭素供給装置から園芸植物の株元近傍まで延びるように形成され、前記二酸化炭素生成器から供給される二酸化炭素を園芸植物の株元近傍の部位に形成された吹出口から供給するチューブと、前記農業用ハウス内の換気を行う換気装置と、前記二酸化炭素供給装置及び前記換気装置を制御し、前記農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合に前記換気装置を駆動させる制御装置と、を備え、前記制御装置は、予め定められた第1時間にわたって前記二酸化炭素供給装置を駆動させ、その間は前記換気装置を停止させる供給工程と、前記供給工程の実行後に、予め定められた第2時間にわたって前記二酸化炭素供給装置及び前記換気装置を停止させる拡散工程と、を交互に繰り返し実行するとともに、前記供給工程あるいは前記拡散工程の実行中に前記農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合は、その後に前記拡散工程の実行終了タイミングとなるまで前記換気装置の駆動を禁止することを特徴としている。
上記のように、園芸植物の株元近傍の吹出口から二酸化炭素を供給する二酸化炭素施用システムによれば、供給された二酸化炭素は、園芸植物の株元から外方に向けて拡散する。このため、二酸化炭素を園芸植物の葉に確実に供給し、取り込ませて光合成を活性化させ、園芸植物の生育を促進することができる。
しかしながら、園芸植物の葉に取り込まれなかった一部の二酸化炭素は、葉の間を通過してさらに外方に拡散し、園芸植物の生育促進に寄与しないものとなってしまう。
そこで、本発明に係る二酸化炭素施用システムは、供給工程と拡散工程とを交互に繰り返し実行するものとしている。
供給工程では、予め定められた第1時間にわたって二酸化炭素供給装置を駆動することで、園芸植物の株元に二酸化炭素を供給する。この間、換気装置は停止しているため、供給された二酸化炭素が農業用ハウス外に排出されてしまうことはない。
供給工程の後に実行される拡散工程では、予め定められた第2時間にわたって二酸化炭素供給装置及び換気装置を停止させることで、吹出口からの新たな二酸化炭素の吹き出しと換気とを行わない。このため、供給工程において園芸植物の株元に供給された二酸化炭素は、第2時間にわたって拡散し、園芸植物の葉に供給される。
したがって、本発明に係る二酸化炭素施用システムでは、第1時間及び第2時間を調整することにより、園芸植物の葉の位置において、二酸化炭素の濃度が十分且つ過度に高くない適正な値となるように調整するとともに、葉に取り込まれることなく外方に拡散する二酸化炭素の量を抑制し、園芸植物の生育を効率良く促進することができる。
このように、本発明に係る二酸化炭素施用システムは、予め定められた時間(供給工程:第1時間、拡散工程:第2時間)にわたって二酸化炭素の供給及び拡散を行うことで、二酸化炭素の濃度センサーを用いることなく、園芸植物の葉の位置における二酸化炭素の濃度が適正な値となるように調整される。したがって、供給工程あるいは拡散工程の実行中に農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合に、それに基づいて即座に農業用ハウス内の換気を開始してしまうと、葉の位置における濃度が適正な値とならないまま二酸化炭素が排出され、それまでに供給した二酸化炭素が十分に取り込まれず、無駄となってしまう。
そこで、さらに、本発明に係る二酸化炭素施用システムでは、供給工程あるいは拡散工程の実行中に農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合は、その後に拡散工程の実行終了タイミングとなるまで、換気装置の駆動を禁止し、換気を行わない。これにより、農業用ハウス内の温度が所定値となるまでに供給した二酸化炭素を無駄にすることなく、園芸植物の生育を促進することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る二酸化炭素施用方法は、農業用ハウス内の園芸植物に二酸化炭素を供給する二酸化炭素施用方法であって、予め定められた第1時間にわたって園芸植物の株元近傍の吹出口から二酸化炭素を供給し、その間は前記農業用ハウス内の換気を行わない供給工程と、前記供給工程の実行後に、予め定められた第2時間にわたって二酸化炭素の供給及び前記農業用ハウス内の換気を行わない拡散工程と、を交互に繰り返し実行するとともに、前記供給工程あるいは前記拡散工程の実行中に前記農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合は、その後に前記拡散工程の実行終了タイミングとなるまで前記農業用ハウス内の換気を行わないことを特徴としている。
本発明に係る二酸化炭素施用方法によれば、第1時間及び第2時間を調整することにより、園芸植物の葉の位置において、二酸化炭素の濃度が十分且つ過度に高くない適正な値となるように調整し、葉に取り込まれることなく外方に拡散する二酸化炭素の量を抑制しながら、園芸植物の生育を促進することができる。
また、供給工程あるいは拡散工程の実行中に農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合は、その後に拡散工程の実行終了タイミングとなるまで、換気を行わない。これにより、農業用ハウス内の温度が所定値となるまでに供給した二酸化炭素が換気により排出されて無駄となることなく、園芸植物の生育を促進することができる。
本発明によれば、二酸化炭素の濃度センサーを用いることなく、農業用ハウス内を園芸植物の生育促進に適した環境とするとともに、二酸化炭素の損失を抑制することが可能な二酸化炭素施用システム及び二酸化炭素施用方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る二酸化炭素施用システムを示す模式図である。 図1のII−II断面における断面図である。 二酸化炭素施用試験における制御装置による制御を示すタイムチャートである。 二酸化炭素施用試験における二酸化炭素濃度の変化を示すグラフである。 制御装置による制御及び農業用ハウス内の温度変化を示すタイムチャートである。 二酸化炭素供給フローを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る二酸化炭素施用システムCSの概要を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る二酸化炭素施用システムCSを示す模式図である。図2は、図1のII−II断面における断面図である。
図1に示されるように、二酸化炭素施用システムCSは、農業用ハウスAHに適用され、二酸化炭素供給装置10と、チューブ20と、外気導入口30と、換気扇31と、温度センサー40と、制御装置50と、を備えている。
農業用ハウスAH(以下、「ハウスAH」ともいう)は、複数の苺90を収容する温室である。図2に示されるように、複数の苺90は、プランター80に充填される用土81に根付いて栽培されている。ハウスAHは、透光性や耐候性に優れたガラスやフィルム等が建材として用いられており、その内部は気密性が高い空間となっている。これにより、ハウスAHの内部は透過する日光によって暖められて昇温し、苺90の光合成が促進される。
二酸化炭素供給装置10は、ハウスAH内に設けられ、高濃度の二酸化炭素を含むガスを発生させてハウスAH内に供給する装置である(以下、この供給されるガスを「二酸化炭素」ともいう)。二酸化炭素供給装置10は、夜間に重油や灯油を燃焼させることで、二酸化炭素を発生させる。この際に発生する燃焼熱は、夜間にハウスAH内の温度が下がり過ぎて苺90の生育が阻害されることがないように、ハウスAH内の空気の加熱に用いられる。二酸化炭素供給装置10は、夜間に発生させた二酸化炭素を内部に貯留しておき、苺90の光合成が活発になる昼間にハウスAH内に供給する。
チューブ20は、二酸化炭素供給装置10から苺90の株元91の近傍まで延びるように形成された可撓性部材である。図2に示されるように、チューブ20は、プランター80に充填された用土81の表面で、隣り合う苺90、90の間に敷設されている。チューブ20は、その端部が二酸化炭素供給装置10に接続され、二酸化炭素供給装置10から供給される二酸化炭素をその内部に流す。チューブ20は、各苺90の株元91の近傍の部位に複数の吹出口21が形成されている。
換気扇31は、ハウスAHの壁面の比較的高い位置に設けられた換気装置であり、電力の供給を受けることで回転するファン31aを有している。このファン31aの回転により、空気導入口30を介してハウスAHの外部から空気が取り込まれるとともに、ハウスAH内の空気が外部に排出されて、ハウスAH内の換気が行われる。
温度センサー40は、ハウスAH内に設けられ、ハウスAH内の温度を測定する電気式温度計である。温度センサー40は、測定したハウスAH内の温度を電気信号に変換し、外部に送信する。また、温度センサー40は、苺90が置かれる雰囲気の温度を測定すべく、苺90の周辺に設けられる。
制御装置50は、二酸化炭素施用システムCS全体を統合制御する制御装置である。制御装置50は、二酸化炭素供給装置10及び換気扇31と電気的に接続されており、それぞれに電気信号を送信して制御を行う。また、制御装置50は、温度センサー40とも電気的に接続されており、ハウスAH内の温度に対応する電気信号を温度センサー40から受信するとともに、後述するように、当該温度に基づいた制御を行う。
以上のように構成された二酸化炭素施用システムCSでは、昼間、制御装置50が二酸化炭素供給装置10に電気信号を送信して駆動させると、夜間に二酸化炭素供給装置10に貯留されていた二酸化炭素が供給される。この二酸化炭素は、チューブ20内を流れて苺90側に導かれ、吹出口21から苺90の株元91近傍に吹き出される。
また、二酸化炭素施用システムCSでは、ハウスAH内の換気を行うことで、ハウスAH内の温度が過度に高まることを防止している。詳細には、温度センサー40によって測定されたハウスAH内の温度が所定値(例えば30℃)以上となった場合に、制御装置50は換気扇31に電気信号を送信して駆動させ、ハウスAH内の換気を行って温度を低下させる。
以上のように構成された二酸化炭素施用システムCSにおいて、苺90に適した二酸化炭素の供給方法を確認するために、二酸化炭素施用試験を実施した。以下、図3及び図4を参照しながら、この二酸化炭素施用試験の内容とその結果について説明する。図3は、二酸化炭素施用試験における制御装置50による制御を示すタイムチャートである。図4は、二酸化炭素施用試験における二酸化炭素濃度の変化を示すグラフである。
本試験において、制御装置50は、二酸化炭素供給装置10を間欠的に駆動させることで、吹出口21から二酸化炭素を間欠的に吹き出し、苺90の株元91に供給した。また、二酸化炭素供給装置10を停止させている時間帯の一部で、換気扇31を駆動させてハウスAH内の換気を行った。
この制御装置50の制御について詳述する。図3に示されるように、制御装置50は、まず2分間(0min〜2min)にわたって二酸化炭素供給装置10を駆動(ON)させて吹出口21から二酸化炭素を吹き出す一方で、その間は換気扇31を停止(OFF)させた。その後、制御装置50は、1分間(2min〜3min)にわたって二酸化炭素供給装置10及び換気扇31を停止させた。さらにその後、制御装置50は、二酸化炭素供給装置10を停止させた状態のまま、1分間(3min〜4min)にわたって換気扇31を駆動させてハウスAH内の換気を行った。このような4分間(0min〜4min)にわたる制御を1セットとし、これを繰り返し行うことで、苺90に二酸化炭素を供給した。
苺90の株元91近傍の測定点P1と、苺90の葉92の位置に対応する測定点P2と、苺90の外部である測定点P3と(P1〜P3はいずれも図2参照)、における二酸化炭素濃度の変化を図4に示す。図4では、測定点P1における二酸化炭素濃度の変化を実線で示し、測定点P2における二酸化炭素濃度の変化を一点鎖線で示している。また、測定点P3における二酸化炭素濃度の変化を二点鎖線で示している。
吹出口21からの二酸化炭素の吹き出し開始(0min)から2分後(2min)までの変化をみると、測定点P1における二酸化炭素濃度が急速に上昇した。苺90の株元91近傍に吹き出された二酸化炭素は、株元91と外部との濃度差のため、外方に向けて拡散する。このため、測定点P1における二酸化炭素濃度の上昇からやや遅れて、測定点P2における二酸化炭素濃度も上昇した。一方、測定点P3における二酸化炭素濃度は、大きな変動はみられなかった。苺90の葉92の位置に相当する測定点P2では、二酸化炭素濃度は、苺90の光合成を促進する上で本発明者らが目標とした1000ppm程度まで上昇した。
吹出口21からの二酸化炭素の吹き出し開始から2分後(2min)、吹出口21からの二酸化炭素の吹き出しを停止すると、それまでに吹き出した二酸化炭素がさらに外方に拡散することで、測定点P1における二酸化炭素濃度は急速に低下した。このとき、測定点P2における二酸化炭素濃度も低下したものの、測定点P2には株元91から拡散してくる二酸化炭素が供給されるため、その傾きは測定点P1のものに比べて緩慢なものとなった。このため、吹出口21からの二酸化炭素の吹き出し停止から1分を経過するまで(3min)の間は、測定点P2における二酸化炭素濃度は、苺90の光合成を促進する上で本発明者らが目標とした700〜1000ppmの間に維持された。
また、この間(2min〜3min)、一部の二酸化炭素が苺90の葉92の間を通過してさらに外方に拡散したことにより、測定点P3における二酸化炭素濃度が上昇を示したが、その上昇量は僅かなものであった。これより、吹出口21から吹き出した二酸化炭素を効率良く葉92に取り込ませ、苺90の光合成を活性化させて生育を促進することができたと考えられる。
吹出口21からの二酸化炭素の吹き出し停止から1分後(3min)、吹き出しを停止したまま換気扇31を駆動させてハウスAH内の換気を開始すると、測定点P1〜P3のそれぞれにおける二酸化炭素濃度は、いずれも引き続き低下した。これにより、換気開始から1分後(4min)の測定点P2における二酸化炭素濃度は、本発明者らが目標とした上記範囲を下回る500ppm程度まで低下した。
以降(4min以降)、制御装置50は同様の制御を複数回繰り返し実行したが、測定点P1〜P3のそれぞれにおける二酸化炭素濃度はほぼ同様の傾向を示した。
以上の試験とは別に、吹出口21からの二酸化炭素の吹き出しを、2分間よりも長時間(3分間)で行う条件での試験も行った。この条件では、測定点P2における二酸化炭素濃度は本発明者らが目標とした700〜1000ppmを大きく上回り、測定点P3における二酸化炭素濃度が増加する結果となった。すなわち、苺90の葉92が取り込み可能な流量を超える二酸化炭素が葉92に供給され、育成に寄与しない二酸化炭素が増加したと考えられる。
また、吹出口21からの二酸化炭素の吹き出しを、2分間よりも短時間(1分間)で行う条件での試験も行った。この条件では、測定点P2における二酸化炭素は本発明者らが目標とした700〜1000ppmに達しない結果となった。すなわち、苺90の葉92に十分な濃度の二酸化炭素を供給できず、苺90の生育促進が不完全なものになったと考えられる。
本試験の結果より、二酸化炭素施用システムCSによる苺90の生育促進では、吹出口21から二酸化炭素の吹き出しを行う時間を2分間とすることが妥当と分かった。また、二酸化炭素の吹き出しを停止している間は、換気を行うことなく二酸化炭素を拡散させることで、二酸化炭素の供給が特に必要となる葉92の位置において、二酸化炭素濃度を700〜1000ppmの範囲内とすることが可能になると推測された。
以上のような知見に基づき、制御装置50が実行する制御の例について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、二酸化炭素供給フローを示すフローチャートである。図6は、制御装置50による制御及びハウスAH内の温度変化を示すタイムチャートである。図6においては、時刻t0から時刻t1までが「供給工程」、時刻t1から時刻t2までが「拡散工程」となる例を示している。
ハウスAHの管理者等の操作に基づいて二酸化炭素施用システムCSが始動すると、制御装置50は、図5に示される二酸化炭素供給フローに従って制御を実行する。まず、時刻t0で、制御装置50は、二酸化炭素供給装置10を駆動(ON)させる(ステップS101)。これにより、二酸化炭素供給装置10から供給された二酸化炭素が、吹出口21から苺90の株元91近傍に吹き出される。このとき、換気扇31は停止(OFF)している。
また、二酸化炭素施用システムCSの始動とともに、温度センサー40は、制御装置50に向けた電気信号の送信を開始する。これにより、温度センサー40が測定したハウスAH内の温度Tが制御装置50に継続的に伝達される。
時刻t1で、二酸化炭素供給装置10の駆動から2分が経過すると(ステップS102:Yes)、制御装置50は、二酸化炭素供給装置10を停止(OFF)させる(ステップS103)。これにより、吹出口21からの二酸化炭素の吹き出しが停止する。このように、予め定められた時間である2分間にわたって二酸化炭素を供給する「供給工程」の実行により、苺90の葉92の位置における二酸化炭素濃度は、苺90の光合成を促進する上で本発明者らが目標とした1000ppm程度まで上昇する。
時刻t1で、二酸化炭素供給装置10が停止(OFF)すると、その後は吹出口21から新たな二酸化炭素の吹き出しが行われず、それまでに吹き出した二酸化炭素がさらに外方に拡散する。これにより、苺90の葉92の位置における二酸化炭素濃度が低下するが、ハウスAH内の換気を行っていないため、その傾きは比較的緩慢なものとなる。したがって、長時間にわたって葉92に高濃度の二酸化炭素を供給し、取り込ませて苺90の光合成を活性化させることができる。
時刻t2で、二酸化炭素供給装置10の停止から2分が経過すると(ステップS104:Yes)、制御装置50は、ハウスAH内の温度が閾値であるT2以上であるか否かの判定を行う(ステップS105)。制御装置50は、ハウスAH内の温度がT2未満である場合(ステップS105:No)は、再び二酸化炭素供給装置10を駆動させる(ステップS101)。
このように、予め定められた時間である2分間にわたって、二酸化炭素の供給及びハウスAH内の換気を行うことなく、二酸化炭素を拡散させる「拡散工程」の実行により、吹出口21から吹き出した二酸化炭素を効率良く葉92に取り込ませ、苺90の光合成を活性化させることができたと考えられる。
制御装置50は、以上の「供給工程」と「拡散工程」とを交互に繰り返し実行することで苺90の葉92に高濃度の二酸化炭素を継続的に供給し、苺90の生育を促進させることができる。
ここで、二酸化炭素供給装置10が駆動時に発する熱や、吹き出された二酸化炭素の温室効果等により、ハウスAH内の温度は上昇傾向を示す。ハウスAH内の温度Tが過度に高まると、苺90にいわゆる高温障害が生じ、生育に支障をきたすおそれがある。このため、制御装置50は、ハウスAH内の換気を適宜行い、ハウスAH内の温度調整を行う。以下、制御装置50によるハウスAH内の温度調整について説明する。
制御装置50が「供給工程」を実行中である時刻t3において、ハウスAH内の温度TがT2に達したものとする。しかしながら、制御装置50は、「供給工程」の実行中にハウスAH内の温度TがT2以上であるか否かを判定(ステップS105)しないため、これに基づいた制御を行うことは無い。すなわち、制御装置50は、ハウスAH内の温度TがT2以上となっている場合でも、換気扇31の駆動を禁止し、ハウスAH内の換気を行わない。
制御装置50は、時刻t4で「供給工程」の実行を終了すると、次に「拡散工程」の実行を開始する。しかしながら、制御装置50は、時刻t4から時刻t5までの「拡散工程」の実行中においても、ハウスAH内の温度TがT2以上であるか否かを判定(ステップS105)しないため、やはりこれに基づいた制御を行うことは無い。すなわち、制御装置50は、ハウスAH内の温度TがT2以上となっている場合でも、換気扇31の駆動を禁止し、ハウスAH内の換気を行わない。
その後、「拡散工程」の実行終了タイミングである時刻t5となったとき、制御装置50は、ハウスAH内の温度TがT2以上であるか否かの判定する(ステップS105)。ここでは、ハウスAH内の温度TがT2以上のT3と判定され(ステップS105:Yes)、このまま「供給工程」及び「拡散工程」の実行を継続するとハウスAH内の温度Tが過度に高まるおそれがあることから、制御装置50は、換気扇31を駆動させる(ステップS106)。これにより、ハウスAH内の換気を行われ、ハウスAH内の温度Tが低下する。
温度センサー40は、このハウスAH内の換気中もハウスAH内の温度Tを測定し、制御装置50に伝達している。制御装置50は、換気中のハウスAH内の温度Tが閾値であるT1以下であるか否かの判定を行う(ステップS107)。そして、時刻t6で、ハウスAH内の温度Tが閾値であるT1以下であると判定すると(ステップS108:Yes)、制御装置50は、換気扇31を停止させ、ハウスAH内の換気を終了させる。
尚、所定時間(例えば30分)にわたって換気扇31を駆動させたにもかかわらず、ハウスAH内の温度TがT1以下とならない場合は、制御装置50は、報知装置(不図示)によってハウスAHの管理者に異常が生じていることを報知してもよい。
また、時刻t4から時刻t5までの間に、ハウスAH内の温度Tが異常に上昇してT3よりも高いT4(不図示)以上となった場合には、制御装置50は、時刻t5になるのを待つことなく換気扇31を駆動させ、ハウスAH内の温度Tを低下させてもよい。
以上のように、「供給工程」あるいは「拡散工程」の実行中にハウスAH内の温度がT2以上となった場合でも、その後に「拡散工程」の実行終了タイミングとなるまで、換気を行わないことにより、ハウスAH内の温度TがT2となるまでに供給した二酸化炭素が換気により排出されて無駄となることなく、園芸植物の生育を促進することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、換気扇31によりハウスAH内の換気を行うものとしているが、換気装置はこれに限定されるものではなく、例えば開閉制御が可能な換気窓によって換気を行うものとしてもよい。
また、上記実施形態では、制御装置50は二酸化炭素の濃度センサーを用いることなく、苺90の葉92の位置において、二酸化炭素濃度が十分且つ過度に高くない適正な値となるよう制御を行っている。しかしながら、本発明は他用途での濃度センサーの使用を排除するものではない。例えば、ハウスAH内の二酸化炭素濃度が、ハウスAH内で作業をする者の健康に悪影響を与えるほど高まっていることを検知するための手段等として、ハウスAH内に濃度センサーを設けることは許容される。
10 :二酸化炭素供給装置
20 :チューブ
31 :換気扇(換気装置)
50 :制御装置
90 :苺(園芸植物)
91 :株元
AH :農業用ハウス
CS :二酸化炭素施用システム

Claims (2)

  1. 農業用ハウス内の園芸植物に二酸化炭素を供給する二酸化炭素施用システムであって、
    二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置と、
    前記二酸化炭素供給装置から園芸植物の株元近傍まで延びるように形成され、前記二酸化炭素生成器から供給される二酸化炭素を園芸植物の株元近傍の部位に形成された吹出口から供給するチューブと、
    前記農業用ハウス内の換気を行う換気装置と、
    前記二酸化炭素供給装置及び前記換気装置を制御し、前記農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合に前記換気装置を駆動させる制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    予め定められた第1時間にわたって前記二酸化炭素供給装置を駆動させ、その間は前記換気装置を停止させる供給工程と、
    前記供給工程の実行後に、予め定められた第2時間にわたって前記二酸化炭素供給装置及び前記換気装置を停止させる拡散工程と、を交互に繰り返し実行するとともに、
    前記供給工程あるいは前記拡散工程の実行中に前記農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合は、その後に前記拡散工程の実行終了タイミングとなった際に前記換気装置を駆動させることを特徴とする二酸化炭素施用システム。
  2. 農業用ハウス内の園芸植物に二酸化炭素を供給する二酸化炭素施用方法であって、
    予め定められた第1時間にわたって園芸植物の株元近傍の吹出口から二酸化炭素を供給し、その間は前記農業用ハウス内の換気を行わない供給工程と、
    前記供給工程の実行後に、予め定められた第2時間にわたって二酸化炭素の供給及び前記農業用ハウス内の換気を行わない拡散工程と、を交互に繰り返し実行するとともに、
    前記供給工程あるいは前記拡散工程の実行中に前記農業用ハウス内の温度が所定値以上となった場合は、その後に前記拡散工程の実行終了タイミングとなった際に前記農業用ハウス内の換気を行うことを特徴とする二酸化炭素施用方法。
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