JP2017112981A - 施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法 - Google Patents

施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハウス内の園芸作物に病害の出にくい湿度環境をハウス内に作りながら、栽培物の葉枯れや生育不良を防止可能な施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法を提供する。
【解決手段】送風機11と温風発生機12と湿度センサ21を施設園芸用ハウスH内に設置し、ハウス内の相対湿度の管理区分を低湿区分と中湿区分と高湿区分に設定し、各区分の管理制御値として低湿度設定値と高湿度設定値を設ける。送風機の運転開始後にハウス内相対湿度を検出し、検出した相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分にあるとき送風機を一定時間停止し、検出した相対湿度が低湿区分外であるときハウス内相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機と温風発生機による暖房運転を行い、送風機の一定時間停止後にハウス内相対湿度を再検出し、再検出した相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分にあるとき送風機の停止時間を一定時間延長する。
【選択図】図1

Description

本発明は、施設園芸用ハウス内の湿度を管理し制御する湿度管理制御方法に関するものである。
天候不順(長雨と日照不足)が続くと、施設園芸用ハウス内の作物に病気の発生(灰色カビ病、うどんこ病など)が多発し、病害による品質劣化等により作物の生産量が大きく減少する。病害が発生する主な原因はハウス内の湿度管理が適正に行われてこなかったことに起因する。すなわち、雨天によりハウス内換気ができないとハウス内で高湿度が継続し、作物の表面やハウス資材(ビニール等)に結露が生じ、これがカビ等の発病を促進する要因となっていた。
また、ハウス内の湿度(相対湿度)は昼間と夜間で大きく変化し、昼間は気温の上昇と共に湿度が低下し、夜間になると気温の低下と共に湿度が高くなる傾向(100%近い状態)にあることから、特に夜間の湿度環境が悪く、夜間にハウス資材や作物の表面が露点以下になって結露による水滴や霧が発生し、作物の表面に長時間水滴が付着することでカビ病等の発病を招いていた。
このため、ハウス内に上記した結露による水滴や霧が生じる環境を作らない湿度管理が必要とされていた。従来の方法としては暖房機運転、換気装置運転、ヒートポンプの各方式(特許文献1〜4)が知られている。
特開2002−34355号公報 特開2012−120476号公報 特開平5−296493号公報 特開2015−197258号公報
しかしながら、暖房機運転方式は、ハウス内に温風を循環させるため、作物の表面から内部の水分が奪われるおそれがあり、作物不良にならないように注意が必要である。換気装置運転方式は、排気量を多くしないとハウス内湿度を下げる効果が生まれず、低下したハウス内温度を管理温度まで加温(昇温)する必要があり、暖房費が大きくかかってしまう。ヒートポンプ方式は、安定した除湿まで低下させるのに時間がかかり、また、除湿量に応じてハウス内温度も低下するため、管理温度の維持に注意が必要である。このためいずれの方式も満足できるものではなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、ハウス内で栽培される園芸作物に病害の出にくい湿度環境をハウス内に作りながら、栽培物の葉枯れや生育不良を防止可能な施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理方法は、
送風機と温風発生機とハウス内の相対湿度を検出する湿度センサを施設園芸用ハウス内に設置し、前記湿度センサにより検出したハウス内の相対湿度に基づき前記送風機および/または温風発生機を運転し、ハウス内の湿度を管理し制御する湿度管理制御方法であって、
ハウス内の相対湿度の管理区分として低湿区分と中湿区分と高湿区分を設け、各区分の管理制御値として低湿度設定値と高湿度設定値を設け、
送風機の運転開始後にハウス内の相対湿度を検出し、検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分内であるとき前記送風機を一定時間停止し、
前記検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて低湿区分外であるときハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機および温風発生機による暖房運転を行い、
前記送風機の一定時間停止後にハウス内の相対湿度を再検出し、再検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分内であるとき送風機の停止時間を一定時間延長することを主要な特徴とする。
本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法は、換気装置を施設園芸用ハウス内に設置し、送風機および温風発生機による暖房運転を一定時間行った後にハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下しないときハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下になるまで換気装置を作動させることを第2の特徴とする。
本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法は、ハウス内の相対湿度の低湿度設定値が70%、高湿度設定値が85%であることを第3の特徴とする。
本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法は、温風発生機がバーナの燃焼運転により発生する燃焼ガスとハウス内空気の熱交換により温風を発生させるものであり、ハウス内温度を検出する温度検出センサを施設園芸用ハウス内に設置し、ハウス内温度が温度設定値を維持するようにバーナの燃焼運転をオン・オフ制御することを第4の特徴とする。
本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法は、ハウス内の相対湿度を管理制御するプログラムとして運転停止モードと、暖房運転モードと、運転停止延長モードを備え
送風機の運転開始後にハウス内の相対湿度を検出し、検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分内であるときは運転停止モードに移行して送風機を一定時間停止し、
前記検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて低湿区分外であるときは暖房運転モードに移行してハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機および温風発生機による暖房運転を行い、
前記送風機の一定時間停止後にハウス内の相対湿度を再検出し、再検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分内であるときは運転停止延長モードに移行して送風機の停止時間を一定時間延長することを第5の特徴とする。
本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御システムは、送風機と温風発生機とハウス内の相対湿度を検出する湿度センサを施設園芸用ハウス内に設置し、前記湿度センサにより検出したハウス内の相対湿度に基づき制御部からの制御信号により前記送風機および/または温風発生機を運転し、ハウス内の湿度を管理し制御する湿度管理制御システムであって、
前記制御部は、相対湿度管理区分設定部と、運転モード設定部と、相対湿度判定部と、運転モード選択部を備え、
前記相対湿度管理区分設定部は、ハウス内の相対湿度の管理区分として、低湿区分、中湿区分、高湿区分を設定し、
前記運転モード設定部は、送風機の運転開始後にハウス内の相対湿度を検出し、検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分内にあるとき送風機を一定時間停止する運転停止モードと、前記検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて低湿区分外であるときハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機および温風発生機による暖房運転を行う暖房運転モードと、前記送風機の一定時間停止後にハウス内の相対湿度を再検出し、再検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分内にあるとき送風機の停止時間を一定時間延長する運転停止延長モードを備え、
相対湿度判定部は、送風機の運転開始後に検出したハウス内の相対湿度を低湿度設定値と比較して低湿度範囲内にあるか否かを判定し、運転停止モード後は検出したハウス内の相対湿度を低湿度設定値および高湿度設定値と比較して中湿区分内にあるか否かを判定し、
運転モード選択部は、相対湿度判定部の判定結果に基づき、運転停止モード、暖房運転モード、運転停止延長モードのいずれかを選択する、ことを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法によると、ハウス内で栽培される園芸作物に病害の出にくい湿度環境をハウス内に作りながら、栽培物の葉枯れや生育不良を防ぎ、品質の高い安定した園芸作物の育成を図ることができるという優れた効果を奏する。
施設園芸用ハウスを示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図、 図1の施設園芸用ハウスを示す正面図、 温風暖房機の制御装置に内蔵された制御部の構成を示す説明図、 湿り空気線図を示す図、 制御部に含まれる運転モードを示す説明図、 図1に示す施設園芸用ハウスの湿度の管理制御方法の手順を示すフロー図である。
本発明を実施するための一実施形態を図1ないし図6を参照して説明する。図1は施設園芸用ハウスの平面図および側面図、図2はその正面図を示している。
図1および図2に示すように、施設園芸用ハウスH(以下、ハウスと称す)は、野菜、花卉、果樹等の作物を栽培する施設で、同ハウス内には温風暖房機10が設置されている。温風暖房機10は送風機11と温風発生機12を備えている。温風発生機12は左右に主ダクト13が延び、左右の主ダクト13からは複数の枝ダクト14が延びている。これにより、温風暖房機10は、吸気口15から取り入れた外気をバーナ16の燃焼運転により生じる燃焼ガスで加温して温風を生成し、主ダクト13および枝ダクト14を通じてハウス内全体に温風を供給し、また、夏季などは吸気口15から取り入れた外気を送風機11の送風運転により加温することなくハウス内に供給するようになっている。
ハウス内の上部には、温風または取り入れた外気をハウス内で循環させる循環機17が複数設けられている。これにより、温風暖房機10から供給される温風または外気は、各枝ダクト14の吐出口から上向きに吐出し、上部で循環機17の作動によりハウス内を循環し、これにより、ハウス内の暖房あるいは上下の湿度を平準化する。
ハウスの温風暖房機10側の側面には、前記吸気口15と排気口18が設けられている。吸気口15は送風機11の作動でダンパを開いて外気を取り入れ、排気口18は換気装置19の作動によりハウス内の湿潤空気や夏季の高温空気を外部に排出する。温風暖房機10の近くには、温風暖房機10や送風機の運転を制御する制御装置20が設けられている。ハウス内には、ハウス内の相対湿度を検出する相対湿度センサ21、ハウス内温度を検出する温度センサ22、ハウス外には室外の相対湿度を検出する相対湿度センサ23、室外の温度を検出する温度センサ24がそれぞれ設けられている。
制御装置20には、制御部100が内蔵されている。制御部100は、図3に示すように、相対湿度管理区分設定部101と、運転モード設定部102と、相対湿度判定部103と、運転モード選択部104と、暖房条件設定部105と、プログラム・データ格納部106を備えている。
相対湿度管理区分設定部101は、運転モードを実行するにあたり、ハウス内の相対湿度の管理区分を設定するもので、図4の湿り空気線図を参照して、低湿区分(70%以下)、中湿区分(70%超〜85%未満)、高湿区分(85%以上)の3つが設定されている。各区分の管理制御値として低湿度設定値(70%)、高湿度設定値(85%)が設けられている。85%以上になるとハウス内での栽培物への結露や霧が発生しやすく、70%以下はそのような心配がなく、70%超〜85%未満は適湿範囲であるが、送風による栽培物への影響を考慮する必要があり、実情にあわせて低湿区分や高湿区分とは別の区分(中湿区分)とした。本実施形態では各区分の湿度環境に応じた運転モードを設定し、実行できる。
運転モード設定部102は、上記3区分の湿度環境に応じた運転モードを設定する。具体的には、図5に示すように、運転停止モードM1、暖房運転モードM2、運転停止延長モードM1−2の3つのモードを設定する。ここで、運転停止モードM1は、運転開始からハウス内の相対湿度のサンプリング測定時間経過後、晴天時などハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)以下のとき、全機(送風機、温風発生機、循環機、換気装置)を停止する(停止時間:30〜60分間)。
暖房運転モードM2は、運転開始からハウス内の相対湿度のサンプリング測定時間経過後、雨天時などハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)を超えるとき、暖房運転(送風機、温風発生機、循環機の各運転)を行い、ハウス内の見かけ湿度を低下させる(ハウス内の温度が上昇するとハウス内の絶対湿度はそのままで見かけ湿度(相対湿度)が低下する)。一定時間(15〜60分間)内に低湿度設定値まで低下しないときは換気装置を併用運転し、低湿度設定値(70%)以下まで低下させる。なお、ハウス外の相対湿度が設定値(たとえば80%)を超える場合は換気装置を併用せず、暖房運転を継続する(バーナ16の運転のON・OFF制御を行う)。
運転停止延長モードM1−2は、ハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)以下の運転停止モードM1において全機停止後にハウス内の相対湿度が栽培物表面からの蒸散等により徐々に上昇することから、中湿区分(70%超〜85%未満)に入ると、その間は、暖房運転することなく、全機(送風機、温風発生機、循環機)の停止時間を延長する(延長時間:30〜60分間)。中湿区分は適湿範囲でもあり、全機を一定時間強制停止して、ハウス内栽培物の生育に対する影響を優先させる。
ハウス内湿度判定部103は、運転開始からハウス内の湿度センサ21によりハウス内の相対湿度を一定時間(例えば5分間)サンプリング検出し、ハウス内の相対湿度を低湿度設定値と比較し、低湿区分内か否かを判定する。また運転停止モードM1経過後にハウス内の相対湿度を低湿度設定値および高湿度設定値と比較し、中湿区分内か否かを判定する。また暖房運転モードM2中はハウス内の相対湿度を低湿度設定値と比較する。
運転モード選択部104は、ハウス内湿度判定部103の判定結果に基づき、運転停止モードM1、暖房運転モードM2、運転停止延長モードM1−2のいずれかを選択する。なお、暖房条件設定部105は、温風暖房機10の暖房条件、すなわちハウス内に供給する温風の温度条件、バーナ16の燃焼運転のON・OFF制御条件等を設定する。
プログラム・データ格納部105は、各運転モードのプログラム、各運転モードの運転条件の設定データ、各センサからの温湿度データが格納されている。
次に、上記構成の施設園芸用ハウスHにおける湿度管理制御方法について、図6などを参照して説明する。
(運転モードの条件設定)
まず、制御装置20からの操作により制御部100の各運転モードの運転条件を設定する。具体的には低湿度設定値を70%、高湿度設定値を85%に設定し、運転停止モードの全機停止時間および運転停止延長モードの全機停止延長時間をそれぞれ30分間(初期値)、暖房運転モードの全機運転時間を15分間(初期値)に設定する。なお、ハウス外の相対湿度設定値は80%、バーナ16の燃焼運転のON・OFF制御条件となるハウス内の管理温度は最大30℃(初期値)に設定し、あわせて運転終了時間を設定する。
(運転開始)(ハウス内の相対湿度のサンプリング測定)
次に、制御装置20からの操作により、送風機(送風機11、循環機17)の運転を開始し(S1〜S2)、一定時間(5分間)、湿度センサ21によりハウス内の相対湿度をサンプリング測定する(S3)。
(ハウス内の相対湿度の判定)
次に、制御部100のハウス内湿度判定部103により、ハウス内の相対湿度を低湿度設定値(70%)と比較し、低湿度設定値以下であるか否かを判定する(S4)。
[運転停止モード]
検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)以下であると、運転停止モードM1に移行し(S5)、運転中の送風機(送風機11、循環機17)を30分間全機停止する(S6)。
[暖房運転モード]
検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)を超えると、暖房運転モードM2に移行し(S7)、暖房運転を開始し、ハウス内の見かけ湿度を低下させる。具体的には送風機(送風機11、循環機17)が全機作動(ON)し、温風発生機12のバーナ16を燃焼運転開始(ON)する(S8)。バーナ16は温度センサ22によりハウス内温度が管理温度(最大30℃)を維持するようにON・OFF制御される。
暖房運転開始により、温風暖房機10の温風発生機12から主ダクト13および枝ダクト14を通じてハウス内全体に温風が供給され、また、供給された温風は循環機17によりハウス内を循環する。これによりハウス内全体が暖房され、図4の湿り空気線図の符号1→符号2に示すように、ハウス内の見かけ湿度が低湿度設定値(70%)以下に低下する。ハウス内の見かけ湿度が低湿度設定値以下に低下したら(S9)、運転停止モードM1に移行する。
暖房運転開始後15分間(初期値)経過(S10)してもハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)以下に低下しないとき(S11)、湿度センサ21からの信号に基づき、換気装置19を作動(ON)して排気口18から換気を行い(S12)、ハウス内の相対湿度を低湿度設定値(70%)以下に低下させる(その後、初期動作に戻る)。なお、ハウス外の湿度センサ23より検出したハウス外の相対湿度が設定値(80%)以上である場合、換気送風機19は作動させず、ハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)以下に低下するまで暖房運転を継続する(ハウス内の温度が30℃に達するとバーナ16の運転を停止(OFF)する)。
[運転停止延長モード]
運転停止モードM1において、送風機(送風機11、循環機17)を全機停止し30分経過すると(S6)、図4の湿り空気線図の符号2→符号3に示すように、栽培物の表面からの水分の蒸散等によりハウス内の相対湿度が次第に上昇する(S13)。湿度センサ21により検出されるハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)超〜高湿度設定値(85%)未満であるとき(S14)、中湿区分にあると判定され、運転停止モードM1から運転停止延長モードM1−2に移行する(S15)。運転停止延長モードM1−2に移行すると、送風機(送風機11、循環機17)の全機停止時間をさらに30分間延長する(S16)。
なお、運転停止モードM1において、送風機(送風機11、循環機17)を全機停止して30分経過後、湿度センサ21により検出されるハウス内の相対湿度が高湿度設定値(85%)を超えるとき(S17)、初期動作に戻り、サンプリング測定後、暖房運転モードM2に移行し(S7)、上述した手順で暖房運転を行い、ハウス内の相対湿度を低湿度設定値(70%)以下まで低下させる。そして、運転時間が終了すると(S18)、全機(送風機11、バーナ16、循環機17、換気装置19)の運転を終了する(S19)。
本実施形態によると、ハウス内の相対湿度の管理値として低湿度設定値と高湿度設定値を設けて、低湿区分、中湿区分、高湿区分に区画し、それぞれの区分に適した送風運転と暖房運転さらには換気運転を併用したから、ハウス内で栽培する園芸作物に対しきめ細かでより適正な湿度管理が可能となり、ハウス内で栽培される園芸作物に病害の出にくい湿度環境と、葉枯れ等のない良好な生育環境をハウス内に適切に作ることができるようになった。
運転開始からハウス内の相対湿度のサンプリング測定後、ハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)以下の低湿区分にあるときは、ハウス内を病害(灰色カビ病、うどんこ病等)の出にくい湿度環境に確実に維持し、あわせて運転停止モードにより運転中の送風機を全機停止することで、送風が栽培物の表面に直接あたって栽培物の表面から水分を奪い、栽培物の葉枯れや生育不良を招くような事態を防止できる。
また、運転開始からハウス内の相対湿度のサンプリング測定後、ハウス内の相対湿度が低湿度設定値(70%)を越えるときは、高湿度設定値(85%)以上の高湿区分に至るときも含め、暖房運転モードにより、ハウス内温度を上昇させてハウス内のみかけ湿度を低下させ、これにより、ハウス内の相対湿度を低湿度設定値以下に維持し、もって、ハウス内が露点状態とならない湿度環境(栽培物の表面の結露やハウス内空気の凝縮による霧の発生が生じない湿度環境)、すなわちハウス内を上記病害の出にくい湿度環境に維持できる。
さらに、運転停止モードで送風機を全機停止後、ハウス内の相対湿度が上昇して中湿区分にあるときは、運転停止延長モードにより送風機の全機停止時間をさらに延長することで、適湿環境を維持しながら、上記したような栽培物の葉枯れや生育不良を招くような事態を極力防止できる。
このように、本実施形態によると、栽培物に病害の出にくい湿度環境をハウス内に作りながら、送風機を一定時間強制的に全機停止させる制御を行うことで、ハウス内で栽培される園芸作物の葉枯れや生育不良を防ぎ、品質の高い安定した園芸作物を育成できるという効果が得られる。
以上の実施形態では、ハウス内の相対湿度の低湿度設定値を70%、高湿度設定値を85%に設定したが、栽培物の種類や栽培地に応じてそれぞれの設定値は適宜変更できる。また、運転停止モード・運転停止延長モードにおける送風機の全機停止時間、停止延長時間をそれぞれ30分間、暖房運転モードにおける暖房運転開始から換気装置を作動させるまでの時間を15分間に設定したが、これらの時間はタイマーにより0〜60分間の間で変更可能である。
かくして、本発明の施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法によれば、ハウス内で栽培される園芸作物に病害の出にくい湿度環境をハウス内に作りながら、栽培物の葉枯れや生育不良を防ぎ、品質の高い安定した園芸作物の育成を図ることができる。
本発明に係る施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法は、施設園芸用ハウス内の湿度を管理し制御する方法として幅広く利用できる。
10 温風暖房機
11 送風機
12 温風発生機
13 主ダクト
14 枝ダクト
15 吸気口
16 バーナ
17 循環機
18 排気口
19 換気装置
20 制御装置
21,23 相対湿度センサ
22,24 温度センサ
100 制御部
101 相対湿度管理区分設定部
102 運転モード設定部
103 相対湿度判定部
104 運転モード選択部
105 暖房条件設定部
106 プログラム・データ格納部
H 施設園芸用ハウス

Claims (7)

  1. 送風機と温風発生機とハウス内の相対湿度を検出する湿度センサを施設園芸用ハウス内に設置し、前記湿度センサにより検出したハウス内の相対湿度に基づき前記送風機および/または温風発生機を運転し、ハウス内の湿度を管理し制御する湿度管理制御方法であって、
    ハウス内の相対湿度の管理区分として低湿区分と中湿区分と高湿区分を設け、各区分の管理制御値として低湿度設定値と高湿度設定値を設け、
    送風機の運転開始後にハウス内の相対湿度を検出し、検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分にあるとき前記送風機を一定時間停止し、
    前記検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて低湿区分外となるときハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機および温風発生機による暖房運転を行い、
    前記送風機の一定時間停止後にハウス内の相対湿度を再検出し、再検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分にあるとき送風機の停止時間を一定時間延長することを特徴とする、施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法。
  2. 換気装置を施設園芸用ハウス内に設置し、送風機および温風発生機による暖房運転を一定時間行った後にハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下しないときハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下になるまで換気装置を作動させることを特徴とする、請求項1記載の施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法。
  3. ハウス内の相対湿度の低湿度設定値が70%、高湿度設定値が85%であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法。
  4. 温風発生機がバーナの燃焼運転により発生する燃焼ガスとハウス内空気の熱交換により温風を発生させるものであり、ハウス内温度を検出する温度検出センサを施設園芸用ハウス内に設置し、ハウス内温度が温度設定値を維持するようにバーナの燃焼運転をオン・オフ制御することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法。
  5. ハウス内の相対湿度を管理制御するプログラムとして運転停止モードと、暖房運転モードと、運転停止延長モードを備え、
    送風機の運転開始後にハウス内の相対湿度を検出し、検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分にあるときは運転停止モードに移行して送風機を一定時間停止し、
    前記検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて低湿区分外となるときは暖房運転モードに移行してハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機および温風発生機による暖房運転を行い、
    前記送風機の一定時間停止後にハウス内の相対湿度を再検出し、再検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分にあるときは運転停止延長モードに移行して送風機の停止時間を一定時間延長することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法。
  6. 前記暖房運転モードにおいて、送風機および温風発生機による暖房運転を一定時間行った後にハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下しないときはハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下になるまで換気装置を作動させることを特徴とする、請求項5記載の施設園芸用ハウスの湿度管理制御方法。
  7. 送風機と温風発生機とハウス内の相対湿度を検出する湿度センサを施設園芸用ハウス内に設置し、前記湿度センサにより検出したハウス内の相対湿度に基づき制御部からの制御信号により前記送風機および/または温風発生機を運転し、ハウス内の湿度を管理し制御する湿度管理制御システムであって、
    前記制御部は、相対湿度管理区分設定部と、運転モード設定部と、相対湿度判定部と、運転モード選択部を備え、
    前記相対湿度管理区分設定部は、ハウス内の相対湿度の管理区分として、低湿区分、中湿区分、高湿区分を設定し、
    前記運転モード設定部は、送風機の運転開始後にハウス内の相対湿度を検出し、検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下の低湿区分にあるとき送風機を一定時間停止する運転停止モードと、前記検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて低湿区分外となるときハウス内の相対湿度が低湿度設定値以下に低下するまで送風機および温風発生機による暖房運転を行う暖房運転モードと、前記送風機の一定時間停止後にハウス内の相対湿度を再検出し、再検出したハウス内の相対湿度が低湿度設定値を超えて高湿度設定値未満の中湿区分にあるとき送風機の停止時間を一定時間延長する運転停止延長モードを備え、
    相対湿度判定部は、送風機の運転開始後に検出したハウス内の相対湿度を低湿度設定値と比較して低湿区分内にあるか否かを判定し、運転停止モード後は検出したハウス内の相対湿度を低湿度設定値および高湿度設定値と比較して中湿区分内にあるか否かを判定し、
    運転モード選択部は、相対湿度判定部の判定結果に基づき、運転停止モード、暖房運転モード、運転停止延長モードのいずれかを選択する、ことを特徴とする施設園芸用ハウスの湿度管理制御システム
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