JP6359756B2 - マニプレータ、マニプレータの動作計画方法、および、マニプレータの制御システム - Google Patents

マニプレータ、マニプレータの動作計画方法、および、マニプレータの制御システム Download PDF

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Description

本発明は、未知の環境で動作する移動型マニプレータの動作を生成する方法、および当該方法を用いる装置とシステムに関する。
自律移動マニプレータは、倉庫や工場などの施設において、ヒトの活動を支援したり代替したりするものとして、実用化が期待されている。こうした自律移動マニプレータには、ヒトと同等の柔軟性と迅速性が求められる。
移動マニプレータは、一般に、前進・後退・旋回などにより自身を移動させる移動台車部と、移動台車部に取り付けられた、1つ以上の回転関節機構を有するアーム部と、アーム部の先端に取り付けられたエンドエフェクタ部とを有する。エンドエフェクタ部は、特定の物体を把持したり、移動させたりすることができる。例えば、ロボットハンドや磁石である。こうした、エンドエフェクタ部による物体の把持や移動を、物体に対する操作と呼称する。
マニプレータによって、ある特定の物体に対して操作を与えるためには、アーム部の回転関節角度を変更することで、エンドエフェクタ部を所定の位置および方向(以下、位置および方向を合わせて、姿勢と称する)に移動させる。現在のエンドエフェクタの姿勢から、目標とするエンドエフェクタ姿勢まで移動させるための、アーム部の関節角度値の時系列変化(以下、アーム軌道と称する)を決定する方法を、動作計画と呼ぶ。
ここで、複数の関節を有するマニプレータでは、あるエンドエフェクタの姿勢に対応する、アーム部関節角度の組み合わせ(以下、形態と称する)は複数存在する。従って、アーム部が周辺の障害物と衝突したり、エンドエフェクタが予期せぬ経路で移動したりしないように、適切なアーム部の形態を選択して、動作計画を行う必要がある。
現在形態から目標形態に至るアーム軌道の動作計画を行うために、非特許文献1、2に開示されるような、乱数を利用したサンプルベース探索動作計画法という技術が提案されている。これは、平易に説明すれば、乱数を利用して、アーム部の取り得る様々な形態を繰り返し生成し、それらをグラフ理論に基づいて時系列に連続した形態を探索することで、移動経路を生成する方法である。
また、特許文献1では、複数の把持形態に至るアーム部の移動経路における形態を各々計算し、可操作度と呼ばれる各々の形態の取り易さの評価値を算出する処理を行い、この評価結果に基づいた把持形態を選択する技術が公開されている。
特開2009−172685
L. E. Kavraki et al., "Probabilistic roadmaps for path planning in high-dimensional configuration spaces", IEEE Transactions on Robotics and Automation, vol 12, issue 4, pp. 566-580, 1996. S. M. LaValle, "Rapidly-exploring random trees: A new tool for path planning", Technical Report, Computer Science Department, Iowa State University, 1998.
移動型マニプレータにおいては、マニプレータと対象物の位置関係は限定されないため、全ての状況を網羅したアーム部の目標形態を予め教示することはできない。そのため、移動型マニプレータにおいては、状況に応じてアーム部の目標形態を自律的に生成し、現在形態から目標形態に至る動作計画も自律的に行う必要がある。
非特許文献1および2記載の技術は、アーム部の目標形態を含めた、全てのアーム部の取り得る形態を網羅的に探索して、アーム軌道を生成することが可能である。しかしながら、このように目標形態を含めて網羅的に探索する場合、膨大な数の繰り返し処理が必要となる。そのため、適切な移動経路が生成されるまでに長時間を要したり、探索を短時間で打ち切った場合は、目標形態まで大きく迂回して達するような不自然なアーム軌道が生成されたりすることが課題となる。従って、短時間でアーム軌道探索を終えるためには、目標形態を一意に指定することが有効な手段となる。
一方、特許文献1記載の技術は、目標アーム形態を可操作度によって決定しているため、アーム形態を一意に決めることができない。これは、複数の回転関節を有するアーム部においては、同一の可操作度を持つ形態が複数存在しうるためである。
上記を鑑み、本発明が解決する課題は、マニプレータにおいて、動作時に適切なアーム部の目標形態を決定し、それに基づいてアーム部の自然かつ迅速な動作が可能な動作計画を行うマニプレータの制御方法を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものを挙げれば、マニプレータの第一関節の回転軸と所定の基準点とを結ぶ直線を基準直線とし基準直線より定まる特異点形態として特異点形態に最も近い距離にある形態を目標形態として、所定の形態から目標形態に至るアーム軌道を探索することを特徴とするマニプレータの動作計画方法である。
本発明の他の側面は、複数の回転関節を備えたアーム部と、エンドエフェクタ部を備えたマニプレータにおいて、アーム部と関連付けられた基準点を所望の位置に位置づけるために情報処理装置で実行される動作計画方法である。この方法において、マニプレータの第一関節の回転軸と基準点とを結ぶ直線を基準直線として設定する第1の処理、基準直線より定まるアーム部の形態を特異点形態として設定する第2の処理、基準点を所望の位置に位置づけるためにアーム部が取り得る形態のうち、特異点形態に最も近い距離にあるアーム部の形態を目標形態として設定する第3の処理、目標形態に至るアーム軌道を探索する第4の処理、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面は、移動台車部と、移動台車部に搭載されたアーム部と、アーム部の動作を制御する制御部を有し、アーム部は、移動台車側から順番に第一関節および第二関節を備え、制御部は、第二関節を基準にして移動台車部と反対側のアーム部に関連付けて、基準点を設定し、基準点を所望の位置に位置づけるアーム部の移動制御を行うマニプレータの制御システムである。このシステムは、基準点を所望の位置に位置づけるために取り得るアーム部の形態を、複数の候補形態として算出する第1の機能と、基準点と第一関節を結ぶ基準直線を算出する第2の機能と、基準直線に一致するアーム部の形態を、特異点形態として算出する第3の機能と、特異点形態との比較結果に基づいて、複数の候補形態から1つのアーム部の形態を選択し、目標形態として設定する第4の機能と、目標形態に至るための、第一関節および第二関節の動作を決定する第5の機能と、を有する。
本発明の他の側面は、移動台車部と、移動台車部に搭載されたアーム部を有するマニプレータであって、アーム部は、移動台車側から順番に第一関節、第二関節および第三関節を備え、アーム部は、第三関節の前記移動台車部と反対側の部位に設定された基準点を、所望の位置に位置づける移動制御装置により駆動されるものである。移動制御は、基準点を所望の位置に位置づけるために取り得るアーム部の形態を、複数の候補形態として算出する第1の機能と、基準点と前記第一関節を結ぶ基準直線を算出する第2の機能と、基準直線に重なるアーム部の形態を、特異点形態として算出する第3の機能と、特異点形態との比較結果に基づいて、複数の候補形態から1つのアーム部の形態を選択し、目標形態として設定する第4の機能と、目標形態に至るための、第一関節、第二関節および第三関節の動作を決定する第5の機能と、により実行される。
本発明の他の側面は、上記の移動台車部を所望の位置まで自動的に移動させ、所望の位置に到達した後に、上述のアーム部の制御を行って、物品の操作を行う物品操作システムまたは物品操作方法を含む。このようなシステムまたは方法においては、予め操作対象とする物品を配置した個所を記憶しておき、その近傍まで移動台車を移動させ、しかるのち、物品を操作するためにアーム部を制御する。
以上のように本発明は、特異点形態という基準を用いることにより、所望の動作を行うに当たってアーム部がとるべき形態を、一意に決定することができる。
以上の発明において、関節の数は3個以上あってもよい。また、アーム部の先端その他には、エンドエフェクタとしてロボットハンド、磁石その他の、物品を操作する機構を備えてもよい。また、各種のセンサを備えつけてもよい。センサにより、基準点やアームの位置を検知して制御することにより、障害物を避ける等さらに複雑な操作をすることができる。
特異点形態との距離を算出する方法は種々あり得るが、一例をあげれば、特異点形態における各回転関節機構の角度と、アーム部が取り得る形態における各回転関節機構の角度の差の二乗を総和した値の平方根を用いて、前記距離を評価するようにすれば、アーム部を制御するシステムが通常用いるデータを使って、容易に計算することができる。
なお、アーム部を制御する制御部は、全てが移動台車部に搭載されてもよい。あるいは、その一部または全部が移動台車部外にあって、無線もしくは有線回線によって接続されていてもよい。
本発明によるマニプレータは、動作時に適切なアーム部の目標姿勢を自律的に決定され、それに基づいて自然かつ迅速な動作が可能なアーム部の軌道が生成できる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
ピッキングロボットシステム1の構成の一例を示した斜視図である。 ピッキングロボットシステム1において、物品をピッキングする一連の動作の一例を示した流れ図である。 ピッキング指示401に含まれるデータの一例を示した表図である。 移動指示402に含まれるデータの一例を示した表図である。 自律移動マニプレータ100の具体的な構成の一例を示した側面図である。 自律移動マニプレータ制御部110の具体的な構成の一例を示したブロック図である。 自律移動マニプレータ100の棚前に移動する動作の一例を示したフローチャートである。 自律移動マニプレータ100のピッキング物品姿勢観測動作の一例を示すフローチャートである。 自律移動マニプレータ100のピッキング動作の一例を示すフローチャートである。 動作計画部1150の具体的な構成の一例を示したブロック図である。 自律移動マニプレータ100のピッキング動作の一例の模式図である。 動作計画部1150の動作の一例を示したフローチャートである。 自律移動マニプレータ100において物品を把握するアーム部形態の例を示した模式図である。 自律移動マニプレータ100において物品を把握するアーム部形態の例を示した模式図である。 自律移動マニプレータ100において物品を把握するアーム部形態の例を示した模式図である。 動作計画部1150の具体的な構成の一例を示したブロック図である。 自律移動マニプレータ100において物品を把握するアーム部形態の例を示した模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、全ての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材については同一の符号を付し、共通する説明は繰り返さない。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数または順序を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
<ピッキングロボットシステム、およびその動作>
本実施例では、通販倉庫における商品の出し入れなどを想定した、自律移動マニプレータによって棚からの物品のピッキング作業を行う、ピッキングロボットシステムについて具体的に説明する。ここで、ピッキング作業とは、指定された物品を、それらが収められている棚から取りだす作業を指す。
図1は、本実施例にかかるピッキングロボットシステム1の構成の一例を示した図面である。ピッキングロボットシステム1は、1台以上の自律移動マニプレータ100と、1台以上の棚200と、1台以上の搬送ロボット300と、少なくとも1つの管理コンピュータ400と、入力端末500とから構成される。
自律移動マニプレータ100は、前進・後退・旋回などにより自身を移動させる移動台車部101と、移動台車部101に取り付けられた1つ以上の回転関節を有するアーム部102と、アーム部の先端に取り付けられたエンドエフェクタ部103と、自律移動マニプレータ制御部110とを備える。エンドエフェクタ部103により、所定の物体を把持したり、移動させたりすることができる構成である。
ラック200には、1つ以上の物品900が棚板210の上に収納され、ピッキングロボットシステム1内の所定のラック配置エリア2000に設置される。
搬送ロボット300は、自律移動マニプレータ100の移動台車部101と同様に、前進・後退・旋回などにより自身を移動させることが可能な構成となっている。また、搬送ロボット300は、その上部が平面となっており、ピッキングトレイ310を積載可能な構造を備える。なお、自律移動マニプレータ100と搬送ロボット300を合体させ、1つの装置として構成することもできる。
管理コンピュータ400は、ピッキングロボットシステム1の全体を管理し運用する。管理コンピュータ400と、自律移動マニプレータ100との間は、無線での通信が可能な構成であり、それぞれに図示されない送信部、受信部とを設けた構成となっている。同様に、管理コンピュータ400と、搬送ロボット300との間も、無線での通信が可能な構成であり、それぞれに図示されない送信部、受信部とを設けた構成となっている。
入力端末500はPCなどとして実装され、入力端末500と、管理コンピュータ400とは、有線ないし無線での通信が可能であり、それぞれに図示されない送信部、受信部を設けた構成となっている。なお、入力端末500は、PCなどで実装されると説明したが、これに限定するものではなく、有線ないし無線で管理コンピュータ400との通信可能な媒体であればよい。たとえば、携帯電話機器やタブレット端末など様々な形態も取り得るし、複数のコンピュータから構成されるサーバーシステムであってもよい。
図2は、本実施例にかかるピッキングロボットシステム1において、物品をピッキングする一連の動作の一例を示したフロー図面である。本図面は、簡単のため1台のピッキングロボットと、1台の搬送ロボットが動作する例を示す。
図2において、破線A1で囲まれた部分は入力端末500にかかる動作を、破線A2で囲まれた部分は管理コンピュータ300にかかる動作を、破線A3で囲まれた部分は自律移動マニプレータ100にかかる動作を、破線A4で囲まれた部分は搬送ロボット300にかかる動作を、それぞれ示す。
まず、オペレータは入力端末500を用いて、1つ以上の物品からなる出荷物品のオーダーを管理コンピュータ400に入力する(S11)。管理コンピュータ400は、どの物品900がどの棚200(あるいはさらにどの棚板210)にあるか等の物品管理情報データを、保持またはアクセス可能である。また、棚200の配置(位置)情報データも、保持またはアクセス可能である。
管理コンピュータ400は、出荷物品が収められているラック200の設置場所などから、効率的にピッキングを行うために、出荷物品をピッキングする順番を定め、ピッキング物品リストを作成する(S21)。そして、ピッキングする物品の順番に従い、自律移動マニプレータ100と、搬送ロボット300との移動経路が干渉したり、迂回経路をとることでピッキング時間が増大したりしないように、自律移動マニプレータ100と搬送ロボットそれぞれの移動経路を計画する(S22)。そして、自律移動マニプレータ100に対してはピッキング指示401を、搬送ロボット300に対しては移動指示402を、それぞれ送信する(S23およびS24)。ここで、ピッキング指示401に含まれるデータの一例を図3、移動指示402に含まれるデータの一例を図4に、それぞれ示す。
図3において、ピッキング指示401には、オーダー毎に固有に割り当てられた識別子であるオーダーIDと、ピッキング物品の種類毎に固有に割り当てられた識別子であるピッキング物品IDと、ピッキング物品が収められているラック200に個別に割り当てられたラックIDと、ラック200において物品が収納されている棚板210を個別に示す棚板IDと、ラック200の前にピッキングできる位置に移動するための移動経路データと、搬送ロボット300を停止させる位置を示す搬送ロボット停止地点データを含む。
図4において、移動指示402には、オーダー毎に固有に割り当てられた識別子であるオーダーIDと、ピッキングする自律移動マニプレータ100の近傍に移動するための移動経路データとを含む。
図2に戻り説明を続ける。自律移動マニプレータ100は、管理コンピュータ400から、ピッキング指示401を受信すると、まずピッキング指示401に含まれる移動経路データに従い、ピッキング物品が収められているラック200の前方まで移動する(S31)。ここで、ラック200の前方とは、自律移動マニプレータ100が備えるアーム部102によって、ピッキング指示401によって指定されたピッキング物品を、ラック200よりピッキング可能な範囲である。そして、ピッキング物品が収められているラック200の前まで移動が完了すると、ラック200の棚板210における物品の詳細な姿勢(位置および方向)を観測する(S32)そして、観測された物品位置および方向に基づき、ピッキングを実施する(S33)。なお、S31からS33に至る物品のピッキングにかかる動作の詳細は後述する。
一方、搬送ロボット300は、管理コンピュータ400から、移動指示402を受信すると、移動指示402に含まれる移動経路データに従い、物品のピッキングを実施する自律移動マニプレータ100の近傍である。ここで、近傍とは、自律移動マニプレータ100が備えるアーム部102の到達範囲内である。
ここで、ピッキング指示から自律移動マニプレータ100による物品のピッキングに至る動作(S23、S31、S32)と、移動指示から搬送ロボット300による自律移動マニプレータ近傍までの移動に至る動作(S24、S41)とは並列に実施される。そして、S32とS41の動作の両方が完了すると、管理コンピュータ400は、自律移動マニプレータ100に収納指示を送信する(S25)。自律移動マニプレータ100は、収納指示を受信すると、ピッキングした物品を、搬送ロボット300が積載するピッキングトレイ310に収納する(S33)。
管理コンピュータ400は、ステップS21にて作成したピッキング物品リストに含まれる物品の全てがピッキングされたかを確認し(S26)、完了していない場合は、再びステップS22からS26に至る一連の処理を繰り返す。
一方、ピッキング物品リストに含まれる物品の全てがピッキングされた場合、管理コンピュータ400は、搬送ロボット300に、出荷エリアまでの移動経路データを含む移動指示402を送信する(S27)。搬送ロボット300は、管理コンピュータ400より、移動指示402を受信すると、移動指示402に含まれる移動経路データに従い、出荷エリアへと移動することで(S42)、ピッキング動作は完了となる。
<自律移動マニプレータの構成>
図5は、本実施例にかかる自律移動マニプレータ100の具体的な構成の一例を示した図面である。
移動台車部101は、移動台車の進行方向(図面左手方向)に対して左右に取り付けられる2つの駆動車輪1011と、前後に2つ設けられたキャスタ1012と、周囲環境計測センサ1013とを更に備える。二つの駆動車輪1011は、独立して動作するもとのとして、駆動車輪1011の回転速度を制御することで、移動台車部101は、前進・後退・旋回などの所定の平面移動を出来る構成である。キャスタ1012は、移動台車部の走行に伴い車体が前後に傾くのを防ぐために前後に設けられる。なお、本発明において自律移動マニプレータ100の走行構成は、この移動台車部101の構成に限るものではなく、床面上の任意の位置姿勢に移動可能であれば良い。例えば、車輪軸を変更するステアリングを有する車輪を用いても良く、全方位移動可能なオムニホイールを用いても良く、脚型機構であっても良い。
周囲環境計測センサ1013は、水平面上の障害物位置の分布を計測するレーザ距離センサとして実装される。ただし、本発明における周囲環境計測センサ1013は、レーザ距離センサに限ったものではなく、自律移動マニプレータ100の位置及び向きを認識するために十分な情報を取得可能とするものであれば良い。
アーム部102は、移動台車部101に固定され、固定された端から順に、6個の回転関節機構1021、1022、1023、1024、1025、1026が、直列に接続される。関節機構1021、1022、1023、1024、1025、1026は、それぞれ図中にJ1,J2,J3,J4,J5,J6によって示される矢印方向に、自身より延伸方向にある部位を回転させる機能を持つ。すなわち、この6つの回転自由度により、アーム部102の先端に取り付けられたエンドエフェクタ部103を、所定の3次元空間範囲内で任意の位置および姿勢に移動させることが可能である。
エンドエフェクタ部103は、アーム部に固定される方向を基端として、更に延伸方向に2つの指機構1031aと1031bとを備え、指機構1031aおよび1031bを制御することにより、所定の大きさの任意の物体を把持可能である。なお、本発明において、エンドエフェクタ部103の構成は、ピッキング物品を把持可能な構成であれば、これに限るものではない。たとえば、3つ以上の指機構1031を備える多指グリッパや、真空吸着により物体を把持する吸着グリッパなどであってもよい。
エンドエフェクタ部103には、更に物品計測センサ120を備える。物品計測センサ120は、視野内の障害物位置の分布を計測する距離画像センサ(デプスカメラとも呼ばれる)として実装される。ただし、本発明における物品計測センサ120は、距離画像センサに限ったものではなく、ピッキングする物品の姿勢を認識するために十分な情報を取得可能とするものであれば良く、カメラと距離画像センサなど複数のセンサの組み合わせとして実装されても良い。本実施例では、エンドエフェクタ部103の上に物品計測センサ120が取り付けられており、指機構1031の延伸方向に視野を向けているが、本発明における物品計測センサ120の取付け方法はこれに限ったものではない。たとえば、指機構1031の延伸方向に対して、仰角を設けることで、物品計測センサ120の視野と指機構1031の干渉を防ぐといった取付け方法であってもよい。
図6は、自律移動マニプレータ制御部110の具体的な構成の一例を示した図面である。本実施例にかかる自律移動マニプレータ制御部110は、機能ブロックとして、全体管理部1100、送信部1101、受信部1102、画像認識部1110、物品データベース1111、空間管理部1120、作業手順計画部1130、作業手順データベース1131、動作遂行部1140、動作計画部1150、アーム制御部1160、エンドエフェクタ制御部1170、走行管理部1180、周囲環境地図1182、および移動台車制御部1182を備える。
全体管理部1100は、受信部1102によって受信される管理コンピュータ400からのピッキング指令402に基づき、自律移動マニプレータ制御部110が具備する各機能ブロックへの詳細な処理指令を与える機能を有する。同時に、各機能ブロックの処理結果に基づき、管理コンピュータ400へと、自律移動マニプレータ100の状況を送信する。
画像認識部1110は、物品計測センサ120によって計測される視野内の障害物位置の分布と、物品データベース1111に格納される物品情報と、全体管理部1100から与えられるピッキング物品IDとを用いて、所定の画像処理により、ピッキングする物品もしくは視野内の障害物の姿勢を算出する機能を有する。
空間管理部1120は、画像認識部1110によって算出されたピッキングする物品や障害物の姿勢(周囲物体姿勢情報と称する)を記憶しておき、必要に応じて、各機能ブロックへと供給する機能を有する。
作業手順計画部1130は、ピッキング作業手順を計画する機能ブロックである。ここで、ピッキング作業手順とは、自律移動マニプレータ100が備えるアーム部102もしくはエンドエフェクタ部103を、所定の空間範囲内において、どの姿勢に、どの順番で移動させるかを規定した手順のことを示す。作業手順データベース1131には、ピッキングする物品の形状と、棚板210の高さなど物品の収納されている所定の空間範囲に応じて決定される、作業手順テンプレートが格納されている。作業手順計画部1130は、全体管理部1100から与えられるピッキング物品IDおよび棚板IDと、作業手順データベース1141が記憶する作業手順テンプレートと、全空間管理部1120が記憶する周囲物体姿勢情報とを用いて、ピッキング作業手順を計画する。
動作遂行部1140は、全体管理部1100からの処理指令に基づいて、具体的なピッキング動作を遂行するための処理を行う機能ブロックである。動作遂行部1130は、全体管理部1100からの処理指令に基づいて、ピッキング動作を遂行する。具体的には、作業手順計画部1130によって計画された手順に従ってアーム部102もしくはエンドエフェクタ103を動作させために、動作計画部1150に、エンドエフェクタ部103などの自律移動マニプレータ100の所定の部位の目標姿勢を与える。
動作計画部1150は、動作遂行部1140から与えられる自律移動マニプレータ100の所定の部位の目標姿勢と、空間管理部1120に記憶される、周囲物体姿勢情報とを用いて、アーム部103の動作計画を行う機能を有する。ここで、動作計画とは、アーム部102の現在形態から、エンドエフェクタ部103の目標姿勢となるアーム部102の形態(目標形態)に至るまでの、所定の時間刻みで、アーム部103が有する関節機構1021、1022、1023、1024、1025、1026の回転角を算出する処理を指す。このように算出されたアーム部103の各関節機構の回転角の時系列変化を、アーム軌道と呼称する。また、動作計画部1150が有する動作計画機能は、アーム部102だけではなく、エンドエフェクタ部103の指機構1031の回転角も同様に算出する処理も含む。アーム軌道と同様に、エンドエフェクタの指機構1031の回転角の時系列変化を、指軌道と呼称する。
アーム制御部1160は、動作計画部1150によって算出されたアーム軌道に従い、アーム部102の各関節機構の回転角を変化させる制御を行うと共に、アーム部102の各関節機構の実際の回転角を計測する機能を有する。同様に、エンドエフェクタ制御部1170は、動作計画部1150によって算出された指軌道に従い、エンドエフェクタ部103の指機構1031の回転角を変化させる制御を行うと共に、エンドエフェクタ部103の指機構の実際の回転角を計測する機能を有する。
走行管理部1180は、周囲環境計測センサ1013の計測結果と、周囲環境地図1181とを用いて、自身の平面上の位置および向きを時々刻々認識する。そして、全体管理部1100から与えられる移動経路と、自身の位置及び向きに基づき、移動台車部101の左右の車輪を制御する指令を算出する機能を有する。
なお、本発明にかかる自律移動マニプレータ制御部110の各機能ブロックは、自律移動マニプレータ制御部110に実装される所定のソフトウェアによって実装されてもよいし、一部もしくは全部がFPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実装されてもよい。また以上の構成は、単体のコンピュータで構成してもよいし、あるいは、入力装置、出力装置、処理装置、記憶装置の任意の部分が、自律移動マニプレータ100の内部または外部に配置され、ネットワークで接続された他のコンピュータで構成されてもよい。
<自律移動マニプレータの動作>
次に、図7ないし図9を参照して、本実施例にかかる自律移動マニプレータ100において、一つの物品をピッキングする動作について説明する。当該動作においてピッキングの対象となる物品を、以降の説明では、ピッキング対象物品と呼称する。
図7は、本実施例にかかる自律移動マニプレータ100の、棚前に移動する動作の一例を示したフローチャートであって、図2におけるステップS31を具体的に説明したものである。
自律移動マニプレータ制御部の全体管理部1100は、管理コンピュータ400からピッキング指示401を受信すると(S3101)、作業手順計画部1130において、停止位置を計画する。ここで、停止位置の計画とは、ピッキング指示401の棚板IDにより指定される棚板210に収納される物品をピッキングするために適した移動台車101の停止位置を計画することを含む。具体的には、ラック200における前記棚板210の高さにより、前記棚板上方向にある物品をピッキングするために適した姿勢は異なるため、作業手順データベース1131に記憶される棚板IDに基づいて、ピッキング指示401の移動経路に対する停止位置オフセットを算出する処理などが含まれる。次に、自律移動マニプレータ制御部1100は、走行管理部1180に対して、移動処理指令を発行する(S3103)。走行管理部1180は、ピッキング指令401に含まれる移動経路に基づきラック付近まで移動し(S3104)、作業手順計画部1130によって計画された前記停止位置オフセットに基づき、ピッキング動作に適した位置に自律移動マニプレータ100を停止させるように停止位置を微調整する。
図8は、本実施例にかかる自律移動マニプレータ100のピッキング物品姿勢観測動作の一例を示すフローチャートであって、図2におけるステップS32を具体的に説明したものである。
自律移動マニプレータ制御部110の全体管理部1100は、ピッキング対象物品の姿勢を観測する前に、空間管理部1120に記憶される周囲物体姿勢情報を検索し(S3201)、対象となるピッキング対象物品の姿勢が登録されているかチェックを行う(S3202)。ここで、対象となるピッキング対象物品の姿勢が登録されていた場合、すなわち、当該ピッキング指示前に、同一のラック200の棚板210から当該ピッキング対象物品とは異なる物品をピッキングした時に、当該ピッキング対象物品の姿勢を観測し、空間管理部1120に記憶させていた場合は、それを再利用する。これにより、ピッキング物品姿勢観測動作をスキップし、自律移動マニプレータのピッキング動作にかかる動作時間を短縮することができる。
空間管理部1120に対象となるピッキング対象物品の姿勢が登録されていない場合、作業手順計画部1130において撮影手順を計画する(S3203)。ここで、撮影手順の計画とは、ピッキング指示401に含まれるラックIDおよび棚IDにより指定される棚板210において、物品を収納しうる収納空間を算出し、前記収納空間に対して物品計測センサ120の視野角と、画像処理部1110において物品検出処理を行うために必要な所定の解像度とから、ラック200に対する物品計測センサ120の計測姿勢と計測回数とを算出する処理を含む。
次に、全体管理部1100は、動作遂行部1140に、撮影動作指令を発行する(S3204)。動作遂行部1140は、前記撮影手順によって計画された物品計測センサ120の計測姿勢のうち1つ、自律移動マニプレータ100の中心点を基準とした姿勢に変換し、動作計画部に1150に目標姿勢として指定する(S3205)。そして、動作計画部1150は、指定された物品計測センサ120の姿勢を目標とした、アーム軌道を計画する(S3206)。なお、動作計画の詳細は後述する。アーム制御部1160は、計画された前記アーム軌道に基づきアーム部102を制御することで、物品計測センサ120を移動させる(S3207)。
物品計測センサ120の移動が実質的に完了すると、全体管理部1100は、画像処理部1110に画像処理指令を発行する(S3208)。画像処理部1110は、物品計測センサ120を用いた棚板210の収納空間の計測データを取得し(S3209)、計測データに対して物品および障害物の検出処理を行う(S3210)。検出処理では、予め物体データベース1111に記憶させた物品の形状モデルと、計測データを用いて所定の方法で、物品の姿勢を認識する処理を指す。なお、ここで前記物品とはピッキング対象物品だけではなく、棚板210上に配置されうる全ての物品を指す。ステップS3210において検出された物品の姿勢は、空間管理部1120によって、周囲物体姿勢情報として記憶され(S3211)、前述のように必要に応じて再利用される。
ステップS3210において、ピッキング対象物品が検出されるか、ステップS3203によって計画された収納空間を計測するための計測回数の動作が完了された場合、ピッキング物体姿勢観測動作を終了する(S3210)。ピッキング対象物品が検出されておらず、且つ、収納空間を計測するための計測回数の動作が未完了の場合は、再びS3204に戻り一連の動作を繰り返す。なお、計測回数動作が完了したが、ピッキング対象物品が検出されていない場合、自律移動マニプレータ100の全体管理部1100は、管理コンピュータ400に、物品未検出エラーの報告を行う(図8には図示されない)。
図9は、本実施例にかかる自律移動マニプレータ100のピッキング動作の一例を示すフローチャートであって、図2におけるステップS33を具体的に説明したものである。ここでは、図8における物品探索動作により、ピッキング対象物品が検出され、前記ピッキング対象物品の姿勢が、空間管理部1120に記憶されているものとする。
まず、作業手順計画部1120において、ピッキング手順を計画する(S3301)。ここで、ピッキング手順の計画とは、ピッキング指示401により指定されるピッキング対象物品を、エンドエフェクタ部104により把持するための、ピッキング対象物品に対するエンドエフェクタの姿勢関係を計画することを含む。前記把持姿勢は、ピッキング指示401に含まれるピッキング物品IDに紐づけて、予め作業手順データベース1131に記憶されているものとする。
次に、全体管理部1100は、動作遂行部1140にピッキング指令を発行する(S3302)。動作遂行部1140は、空間管理部1120から、ピッキング対象物品と、その周囲の障害物となり得る物体の姿勢情報を検索する(S3303)。そして、ピッキング対象の物品の姿勢と、作業手順計画部1120において計画されたピッキング物品に対するエンドエフェクタ姿勢とから、自律移動マニプレータ100の中心点を基準としたエンドエフェクタ姿勢を算出し、動作計画部1150に目標として指定する(S3304)。そして、動作計画部1150は、目標として指定されたエンドエフェクタ姿勢に関して動作計画を行い(S3305)、アーム部を移動制御する(S3306)。
ステップS3306のアーム部の移動が実質的に完了すると、動作遂行部1140は、ピッキング対象物品を把持するための指機構の姿勢を、動作計画部1150に指定する(S3307)。動作計画部1150は、指定された指機構の姿勢を実現する指軌道を計画する(S3308)。指軌道の計画とは、実質的には指定した現在の指姿勢から、把持に至る目標指姿勢を、所定の時間刻みで補間する処理に相当し、詳細な説明は割愛する。そして、エンドエフェクタ制御部は、計画された指軌道に基づき、エンドエフェクタ部103の指機構1031を制御し、ピッキング物品の把持を行う(S3309)。
<自律移動マニプレータの動作計画方法>
図10ないし図15を参照して、本実施例にかかる自律移動マニプレータ100の動作計画方法について説明する。ここでは、図9におけるステップS3305に相当するピッキング動作にかかる動作計画を具体的に説明する。
図10は、本実施例にかかる動作計画部1150の具体的な構成の一例を示したブロック図である。動作計画部1150は、マニプレータモデル1151と、逆運動学計算部1152と、基準姿勢算出部1153と、アーム姿勢選択部1154と、動作計画空間構築部1155と、アーム軌道探索部1156と、物体形状モデル1157とを具備する。
マニプレータモデル1151は、自律移動マニプレータ100の、各機構の幾何学形状と、回転関節機構など動作部位の動作軸・動作方向・動作範囲を含んだモデルデータである。逆運動学計算部1152は、自律移動マニプレータ100の所定の部位の姿勢が入力された場合、前記マニプレータモデル1151を用いて、自律移動マニプレータ100の各動作部位の取り得る値を算出する機能ブロックである。たとえば、エンドエフェクタ部103の姿勢を入力した場合、回転関節機構1021、1022、1023、1024、1025の回転角度を解析的もしくは近似的に算出する機能などが含まれる。基準形態算出部1153は、所定の基準となるアーム形態を算出する機能ブロックであり、詳細な説明は後述する。アーム形態選択部1154は、基準形態算出部1152が算出した基準アーム形態を基に、逆運動学計算部1152によって算出されたアーム部形態から、適切な目標アーム形態を選択する機能ブロックであり、詳細な説明は後述する。動作計画空間構築部1155は、空間管理部1120から入力される周囲物体姿勢情報と、予め記憶された物体の形状モデルとを組み合わせて、動作計画空間を構築する機能ブロックである。アーム軌道探索部は、前記動作計画空間において、現在のアーム部103の形態から、アーム形態選択部1154が選択した目標アーム形態に至るまでの、アーム軌道を探索する機能ブロックである。
図11は、自律移動マニプレータ100のピッキング動作の一例の模式図である。ここで、自律移動マニプレータ100によって、棚板210の上の直置きされるピッキング対象物品900を、ピッキングする例について、動作計画部1150の動作を説明する。図11では、説明を簡単にするために、自律移動マニプレータ100のアーム部102の関節機構は1022、1023、1025の3つだけとする。すなわち、アーム部102およびエンドエフェクタ部103は、回転軸が同方向を向いた3自由度のマニプレータとして構成される。従って、エンドエフェクタ部104は図中に示すx軸およびz軸によって示される2次元平面内で、所定の範囲内における任意の姿勢(位置および方向)をとり得る。
図12は、本実施例にかかる動作計画部1150の動作の一例を示すフローチャートである。前述のように、動作計画部1150が動作計画を実施するにあたり、動作遂行部1140よりエンドエフェクタ目標姿勢が指定される(P1)。動作遂行部1140より指定される前記エンドエフェクタ目標姿勢を、図11では指機構1031xaおよび1031xbとして示す。すなわち、エンドエフェクタ目標姿勢は、ピッキング対象物品900を、指機構1031xaおよび1031xbによって把持点Pによって把握する姿勢として指定されている。ここで把握点Pは、ピッキング対象物900を、指機構1031によって把握するために適した姿勢として、作業手順計画部1120により計画された点である。
次に動作計画部1150は、逆運動学計算部1152を用いて、把握点Pによってピッキング対象物品900を把握するエンドエフェクタ目標姿勢を実現するための、アーム形態を算出する(P2)。一般に、同一方向に関節回転軸を有するマニプレータでは、所定のエンドエフェクタの姿勢に対応する、アーム部形態は複数存在する。
図13に、複数のアーム形態の一例を示す。図13に示すように、把握点Pによってピッキング対象物品900を把握するエンドエフェクタ目標姿勢を実現するアーム部形態は、移動台車部101を始点として、関節機構1022、1023a、1025の順に構成される形態(上肘形態と呼称する)と、同様に移動台車部101を始点として、関節機構1022、1023b、1025の順に構成される形態(下肘姿勢と呼称する)の2種類が存在する。
ここで、下記数1に示すアーム形態の取り易さを示す可操作度を計算する。なお、可操作度は、数1のように計算されるスカラ量である。
Figure 0006359756
ただし、J(q)は、アーム部102のヤコビ行列であり、アーム部103の関節機構1022、1023、1025の回転角度をθ1022、θ1023、θ1025として(図11参照)、エンドエフェクタ部103の基点の位置座標をx、z、方向をψとしたとき(図11参照)、数2に示される関係式であらわされるものである。
Figure 0006359756
ここで、関節機構1022と1023間の直線距離をL、関節機構1023と1025の間の直線距離をLすると、図12に示す自律移動マニプレータ100において、所定のアーム形態の可操作度wは下記数3によって算出される。
Figure 0006359756
数3より明らかなように、図12に示す自律移動マニプレータ100の可操作度は、関節機構1023の角度だけによって決まる。
図13Aを参照して、上肘姿勢および下肘姿勢の可操作度に着目すると、上肘姿勢の関節機構1023が成す角度θ1023と下肘姿勢の関節機構1023が成す角度θ1023とでは、θ1023=−θ1023が成立し、同一の可操作度となる。従って、特許文献1記載の技術のように、可操作度に着目しても、アーム部形態は一意に決定されない。
そこで、本実施例にかかる動作計画部1150は、アーム部形態を一意に決定するために、基準形態算出部1153において、動作遂行部1140から指定される目標形態から一意に決まる基準直線を算出する(P3)。基準直線の具体的な一例を、図13に直線Lとして示す。すなわち、基準直線Lは、把握点Pと、回転関節1022の回転軸を結ぶ直線である。そして、基準直線L上に各関節機構が位置するアーム部形態を算出する(P4)。
図14に示されるように、このアーム部形態は、回転関節機構1022、1023、1025が基準直線L上に配置されたアーム形態である。この形態を、以降の説明では基準形態と呼称する。
次に、アーム部形態選択部1154において、逆運動学計算部で算出された複数のアーム部形態(図12の例では上肘形態と下肘形態)について、基準形態との距離を算出する。ここで距離の一例として、各回転関節機構の角度差の二乗を総和した値の平方根を用いる方法などがある。そして、算出された前記距離の最も小さいものを、アーム部の目標形態として、アーム軌道探索部1156に出力する(P5)。従って、図12の例においては、下肘姿勢がアーム部の目標形態として選択され、アーム軌道探索部1156に出力される。
図13Bに回転関節機構の角度差を図示する。下側のアーム部形態の場合、関節1022の角度差はA1−A2であり、関節1023bの角度差はB1−B2である。同様に他の関節についても角度差を測定し、それらの二乗を総和した値の平方根を求める。これを、上側のアーム部形態と下側のアーム部形態について計算し、比較すると、図13Bの場合は、下側のアーム部形態のほうの距離が小さいことが分かる。回転関節機構の回転角度は、アーム姿勢の制御のためにシステムが通常用いるデータであるため、容易に計算することができる。このようにして決定されるアーム部の目標形態の特徴は下記の通りである。
目標となるアーム部形態は、回転関節1022の回転軸から把握点Pに向かう直線に最も近いアーム形態であり、図13から明らかなように、アーム部103の占有空間容積が他のアーム部形態と比較して小さくなる。ここで、アーム部103の占有空間とは、アーム部103を内包しうる所定の楕円体の体積である。アーム部の占有空間容積が小さければ周囲の障害物とアーム部が干渉する確率が低下し、即ち物品が密集したような倉庫内でのアーム部動作に適する。
距離の算出法の他の例としては、x軸およびz軸によって示される2次元平面内で、アームと基準直線で囲まれる面積を基準とすることが考えられる。例えば、面積が小さいほうが近いと判定する。図13Bの例では、下側のアームの位置のほうが、上側のアームの位置よりも、アームと基準直線で囲まれる面積が小さいので、距離が近いと判定する。
距離の算出法の他の例としては、x軸およびz軸によって示される2次元平面内で、アームと基準直線の交点の数を基準とすることが考えられる。例えば、交点の数が多いほうが近いと判定する。図13Bの例では、下側のアームが基準直線(点線)と交わる交点の数は1で、上側のアームの交点の数は0なので、下側のアームのほうが距離が近いと判定する。
図12を再度参照する。動作計画部1150では、アーム部軌道探索部1156で、現在のアーム部103の形態から、アーム部姿勢選択部1054により決定された目標形態に至るアーム軌道のうち、周囲の障害物とアーム部103もしくはエンドエフェクタ部104が干渉しない有効なアーム軌道を探索する(P6)。
アーム部軌道探索部1156では、非特許文献1もしくは2記載のような従来のサンプルベース軌道探索アルゴリズムを用いてアーム軌道を探索することができる。アーム部目標形態が一意に定まるため、従来のサンプルベース軌道探索アルゴリズムにおいても、十分短い時間で有効なアーム軌道を探索することが可能である。
一方、更に探索時間を短縮するために、図15に示すようなアーム部軌道探索部1156を構成できる。
図15においてアーム部軌道探索部1156は、従来のサンプルベース軌道探索アルゴリズム実行部11563と並列して、現在アーム部形態から目標アーム部形態に至るアーム軌道を、単純な関節角度値の線形補間によって算出する線形補間アーム軌道算出部11561と、補間されたアーム部軌道においてアーム部103やエンドエフェクタ部104が周囲の障害物と干渉していないかチェックする障害物干渉チェック部11562とが実行される構成である。一般に線形補間軌道の算出は、サンプルベース軌道探索アルゴリズムに対して、短時間で軌道の算出を可能とするが、障害物を迂回する経路を算出することができない。一方、サンプルベース軌道探索アルゴリズムは、有効な軌道の算出には時間を要するが、障害物を迂回するアーム部軌道を探索することが可能である。そこで、線形補間アーム軌道算出部11561によって算出された補間軌道において、障害物干渉チェック部11562によって障害物干渉がチェックされていなければ、サンプルベース軌道探索アルゴリズム実行部11563による軌道探索が完了するより先に、有効軌道選択部11564により選択されて出力する構成をとる。このような構成とすることで、よりアーム軌道を探索する時間を短縮することが可能となる。
なお、図13においては、基準直線Lを、把握点Pと回転関節1022の回転軸とを結ぶ直線としたが、基準直線はこれに限るものではなく、自律移動マニプレータ100の所定の部位であればよい。
図16は、自律移動マニプレータ100のピッキング物品姿勢観測動作における動作計画(図8におけるS3206)に、本方法を適用した例である。図16において、動作遂行部からは物品計測センサの姿勢、即ち図16における視点Cの位置および方向が指定される。この視点Cを実現するアーム部形態は、関節機構1022、1023c、1025に至る形態と、関節機構1022、1023d、1025に至る形態の2種類が存在する。そこで、基準直線として、回転関節1022の回転軸と、視点Cを結ぶ直線L’をとる。そして、この基準直線L’によって決まるアーム部基準形態を算出し、それに近いアーム部形態として、関節機構1022、1023d、1025に至る形態を選択することができる。
以上、本発明の具体的実施形態を詳細に説明したが、これらは開示の発明の明確な理解のために提示された実施の例である。従って、特許請求の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態には、さらに各種態様、変形例、および組み合わせが形成できることは言うまでもない。ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
たとえば、図11ないし図13、および図14では、3自由度に限定し平面上での動作について説明したが、3以上の自由度を持つアーム部103に対しても本質的に同様の考え方で、本発明を適用できることは明らかである。
また、以上の実施形態では移動台車部101を持つ自律移動マニプレータ100について説明したが、本発明はこれに限るものではない。たとえば、所定の箇所に固定された、アーム部103だけを移動させるような据え付け型マニプレータに対しても適用できる。
各種のマニプレータの制御に利用することができる。
1 ピッキングロボットシステム
100 自律移動マニプレータ
101 移動台車部
102 アーム部
1021、1022、1023、1024、1025、1026 回転関節機構
103 エンドエフェクタ部
1031 指機構
110 自律移動マニプレータ制御部
120 手先カメラ
200 ラック
210 棚板
2000 ラック配置エリア
300 搬送ロボット
310 ピッキングトレイ
400 管理コンピュータ
500 入力端末
900 ピッキング対象物品

Claims (11)

  1. 複数の回転関節を備えたアーム部と、エンドエフェクタ部を備えたマニプレータにおいて、前記アーム部と関連付けられた基準点を所望の位置に位置づけるめに、情報処理装置で実行される動作計画方法であって、
    前記マニプレータの第一関節の回転軸と前記基準点とを結ぶ直線を基準直線として設定する第1の処理、
    前記基準直線より定まる前記アーム部の形態を特異点形態として設定する第2の処理、
    前記基準点を所望の位置に位置づけるために前記アーム部が取り得る形態のうち、前記特異点形態に最も近い距離にある前記アーム部の形態を目標形態として設定する第3の処理、
    前記目標形態に至るアーム軌道を探索する第4の処理、
    を備え、前記アーム部の形態を前記目標形態とすることにより、前記基準点を所望の位置に位置づけることを特徴とする、マニプレータの動作計画方法。
  2. 請求項1記載のマニプレータの動作計画方法であって、
    前記第一関節は前記マニプレータの基端に最も近い回転関節であり、
    前記第一関節と回転軸が並行であり前記第一関節よりアーム部延伸側に位置する第二関節を備え、
    前記第一関節と回転軸が並行であり前記第二関節よりアーム部延伸側に位置する第三関節を備え、
    前記基準点は前記エンドエフェクタ部の一部であり、
    前記特異点形態は、前記基準直線上に前記第一関節と前記第二関節と、前記第三関節とが位置する特異点形態であることを特徴とする、マニプレータの動作計画方法。
  3. 請求項1記載のマニプレータの動作計画方法であって、
    前記エンドエフェクタ部に物品計測センサを更に備え、
    前記物品計測センサの計測データにより、前記エンドエフェクタ部の姿勢を算出処理し、
    算出されたエンドエフェクタ部の姿勢から、前記基準点を算出する処理を備えることを特徴とするマニプレータの動作計画方法。
  4. 請求項1記載のマニプレータの動作計画方法であって、
    前記第3の処理において、
    前記特異点形態における各回転関節機構の角度と、前記アーム部が取り得る形態における各回転関節機構の角度の差の二乗を総和した値の平方根を用いて、前記距離を評価することを特徴とする、マニプレータの動作計画方法。
  5. 移動台車部と、
    前記移動台車部に搭載されたアーム部と、
    前記アーム部の動作を制御する制御部を有し、
    前記アーム部は、前記移動台車側から順番に第一関節および第二関節を備え、
    前記制御部は、前記第二関節を基準にして前記移動台車部と反対側の前記アーム部に関連付けて、基準点を設定し、前記基準点を所望の位置に位置づけるアーム部の移動制御を行うマニプレータの制御システムであって、
    前記基準点を所望の位置に位置づけるために取り得る前記アーム部の形態を、複数の候補形態として算出する第1の機能と、
    前記基準点と前記第一関節を結ぶ基準直線を算出する第2の機能と、
    前記基準直線に一致する前記アーム部の形態を、特異点形態として算出する第3の機能と、
    前記特異点形態との比較結果に基づいて、前記複数の候補形態から前記特異点形態に最も近い距離にある前記アーム部の形態を選択し、目標形態として設定する第4の機能と、
    前記目標形態に至るための、前記第一関節および第二関節の動作を決定する第5の機能と、
    を有し、前記アーム部の形態を前記目標形態とすることにより、前記基準点を所望の位置に位置づける、マニプレータの制御システム。
  6. 前記第二関節を基準にして前記移動台車部と反対側の前記アーム部に、第三関節を備え、
    前記第三関節を基準にして前記移動台車部と反対側の前記アーム部に、エンドエフェクタ部を備え、
    前記エンドエフェクタ部の一部に前記基準点を設定し、
    前記第5の機能は、
    前記目標形態に至るための、前記第一関節、第二関節、および第三関節の動作を決定する機能を有する、請求項5記載のマニプレータの制御システム。
  7. 前記第4の機能は、
    前記特異点形態における各回転関節機構の角度と、前記複数の候補形態における各回転関節機構の角度の差の二乗を総和した値の平方根を用いて、前記距離を評価する、請求項5記載のマニプレータの制御システム。
  8. 前記制御部は、
    前記移動台車部に搭載されるか、あるいは、その一部または全部が前記移動台車部外にあって、無線もしくは有線回線によって接続されている、請求項5記載のマニプレータの制御システム。
  9. 移動台車部と、前記移動台車部に搭載されたアーム部を有するマニプレータであって、
    前記アーム部は、前記移動台車側から順番に第一関節、第二関節および第三関節を備え、
    前記アーム部は、
    前記第三関節の前記移動台車部と反対側の部位に設定された基準点を、所望の位置に位置づける移動制御装置により駆動されるものであり、
    前記移動制御装置は、
    前記基準点を所望の位置に位置づけるために取り得る前記アーム部の形態を、複数の候補形態として算出する第1の機能と、
    前記基準点と前記第一関節を結ぶ基準直線を算出する第2の機能と、
    前記基準直線に重なる前記アーム部の形態を、特異点形態として算出する第3の機能と、
    前記特異点形態との比較結果に基づいて、前記複数の候補形態から1つのアーム部の形態を選択し、目標形態として設定する第4の機能と、
    前記目標形態に至るための、前記第一関節、第二関節および第三関節の動作を決定する第5の機能と、
    を実行し、
    前記第4の機能は、
    前記特異点形態に最も近い距離にある前記候補形態を目標形態として選択し、
    前記アーム部の形態を前記目標形態とすることにより、前記基準点を所望の位置に位置づける、マニプレータ。
  10. 前記第4の機能は、
    前記特異点形態における各回転関節機構の角度と、前記複数の候補形態における各回転関節機構の角度の差の二乗を総和した値の平方根を用いて、前記距離を評価する、請求項9記載のマニプレータ。
  11. 前記アーム部において、前記第三関節の前記第二関節と逆側にカメラを備えており、
    前記基準点は前記カメラの視点である、請求項9記載のマニプレータ。
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