JP6358682B1 - 排水路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コア弁の環状弁体が安定して環状隙間を開閉することが可能な排水路構造の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の排水路構造10では、フランジ部13と一体に形成された第2パイプ12の下端開口に、コアパイプ41の上端開口に全体が対向するセンター開口14Kを備えているので、第2パイプ12より上流側から流れてくる液体をコアパイプ41内に案内することができる。これにより、廃液に含まれる異物が環状弁体43及びその周囲に堆積することが防がれると共に、環状弁体43と弁座部24との間に廃液に含まれる異物が挟まれることも防がれる。
【選択図】図3

Description

本発明は、排水路からの異臭を抑えることが可能な排水路構造に関する。
従来、この種の排水路構造として、例えば、シンク等の底に開口する排水路にコア弁を上方から挿入し、そのコア弁から側方に張り出す環状弁体を排水路の上端開口縁である弁座部に当接させて、コア弁と排水路の内面との間の環状隙間を塞いだものが知られている。この排水路構造では、コア弁の開閉により、廃水が上から下へと流れることを許容しつつ臭気の遡上を防止する。そして、コア弁の閉弁状態で、下流側の廃水の挙動による圧力波が遡上してきた場合に、コア弁が上方に移動して環状隙間が開放され、圧力波が逃げる(例えば、特許文献1参照)。
特許第5610302号公報(図10、図11,段落[0052])
しかしながら、上記した従来の排水路構造では、廃水に含まれる異物が環状弁体及びその周囲に堆積してコア弁体が上方に移動できなくなって環状隙間が閉じたままになったり、環状弁体と弁座部との間に異物が挟まって環状隙間が開いたままになる事態が生じ得た。なお、環状隙間が閉じたままになると、圧力波を逃がすことができず、下流側で廃水がスムーズに流れなかったり、圧力波の衝撃によりコア弁が損傷する事態が生じ得る。また、環状隙間が開いたままになると、異臭の発生を防ぐことができないという事態が生じ得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コア弁の環状弁体が安定して環状隙間を開閉する排水路構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、コアパイプの下端部に逆止弁体を取り付けてなり、内側を廃水が流下することを許容しかつ遡上を禁止するコア弁が、上下に延びる排水路に直動可能に挿入されると共に、前記コア弁から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接して、前記コア弁と前記排水路の内面との間の環状隙間を塞ぐ排水路構造において、前記排水路の内側において前記コア弁よりも上側部分から内側に張り出すカバー壁と、前記カバー壁の中央に形成されて、前記コアパイプの上端開口に全体が対向するセンター開口と、が備えられ、前記センター開口より上流側の前記排水路を構成する上流側パイプが、前記カバー壁に接続されるか又は前記カバー壁に一体に形成される排水路構造である。
請求項2の発明は、前記カバー壁に設けられて前記コア弁に向かって突出し、先端に前記センター開口を有する延長管を備える請求項1に記載の排水路構造である。
請求項3の発明は、前記延長管の先端部が、前記コアパイプの内側に遊嵌されている請求項2に記載の排水路構造である。
請求項4の発明は、前記排水路のうち前記コア弁より下側部分を絞ってなり、前記コア弁の外径より小さい内径を有するコア堰止部を備えた請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
請求項5の発明は、シンクの底部に固定されて廃水を貯留する貯留カップの底壁を、前記上流側パイプの上端寄り位置が貫通している請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
請求項6の発明は、前記貯留カップと前記上流側パイプの上端部との間の環状溝に下端部が遊嵌されるキャップ部材と、前記キャップ部材の下端部を前記貯留カップの前記底壁から浮かせかつ前記キャップ部材の天井壁を前記上流側パイプの上端から浮かせた状態に保持するキャップ保持手段と、前記キャップ部材の側壁のうち少なくとも前記上流側パイプの上端より上方に位置する部分を内外に貫通する側面貫通孔とを有する請求項5に記載の排水路構造である。
請求項7の発明は、前記キャップ部材の前記側壁の少なくとも一部がメッシュ構造をなして、そのメッシュ構造の複数の網の目が前記側面貫通孔になっている請求項6に記載の排水路構造である。
請求項8の発明は、上下に延びて上端が開口し、外面に雄螺子部を有すると共に、内面に前記弁座部を有して、前記コア弁を上下動可能に収容する外側パイプを備え、前記カバー壁は前記上流管の側方から張り出して前記外側パイプ部の上面に重ねられ、前記カバー壁に上方から結合し又は前記カバー壁に一体に形成されて、前記雄螺子部に螺合するナット部を備えてなる請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
請求項9の発明は、前記上流側パイプを蛇行させてなる封水トラップを備える請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
請求項10の発明は、前記排水路としての住居の洗濯排水孔の内側に嵌合固定されかつ、内面に前記弁座部を有して、前記コア弁を上下動可能に支持するコア支持スリーブと、前記コア支持スリーブの内側において前記弁座部よりも上方に配される前記カバー壁としての蓋部材と、前記蓋部材を前記コア支持スリーブに連結する連結手段と、前記蓋部材から上方又は下方に突出すると共に、下端部に前記センター開口を有し、洗濯機から延びる前記上流側パイプとしての排水ホースが接続される接続筒部と、を備える請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
請求項11の発明は、前記蓋部材に貫通孔が形成されている請求項10に記載の排水路構造である。
請求項12の発明は、前記蓋部材は、円形状をなすと共に外縁部に複数の切欠部を有し、前記コア支持スリーブの内側面には、前記蓋部材の外縁部を下方から支持する蓋支持部と、前記蓋支持部より上側部分から内側に張り出しかつ前記複数の切欠部を上下方向に通過可能な複数の係合突片とが備えられ、前記蓋部材は、前記複数の切欠部が前記複数の係合突片と対向する回転位置から回転して、前記複数の係合突片の下面に係合する請求項10又は11に記載の排水路構造である。
請求項13の発明は、前記蓋部材の上面外縁部には、前記蓋部材を一方に回転させることで前記係合突片の下面に押し付けられる楔形突条が備えられている請求項12に記載の排水路構造である。
請求項14の発明は、コアパイプの下端部に逆止弁体を取り付けてなり、内側を廃水が流下することを許容しかつ遡上を禁止するコア弁が、上下に延びる排水路に直動可能に挿入されると共に、前記コア弁から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接して、前記コア弁と前記排水路の内面との間の環状隙間を塞ぐ排水路構造において、前記排水路の内側において前記コア弁よりも上側部分から内側に張り出すカバー壁と、前記カバー壁の中央に形成されて、前記コアパイプの上端開口に全体が対向するセンター開口と、が備えられ、前記カバー壁が漏斗形状をなしている排水路構造である。
[請求項1の発明]
請求項1の排水路構造によれば、上流側パイプから流れてくる廃水は、センター開口を通ってコアパイプ内に案内される。これにより、異物が環状弁体上に堆積したり、環状弁体と弁座部との間に挟まることが防がれ、コア弁の環状弁体が安定して環状隙間を開閉することができる。
[請求項2及び3の発明]
請求項2の排水路構造は、カバー壁からコア弁に向かって突出する延長管を備えているので、廃水が環状弁体側に流れることを確実に防ぐことができる。また、請求項3の排水路構造のように、延長管の先端部がコアパイプの内側に遊嵌されていれば、より確実に廃水が環状弁体側に流れることを防ぐことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の排水路構造によれば、仮に環状弁体が破損しても、コア弁がユニット堰止部で堰き止められ、それ以上、下流側に流れることが防がれる。
[請求項5の発明]
請求項5の排水路構造によれば、貯留カップに貯留された廃水により、シンクに流された高温の湯や油が高温のまま、コア弁に到達することを防ぐことができる。
[請求項6及び7の発明]
請求項6及び7の排水路構造によれば、キャップ部材により高温の湯や油が上流側パイプに直接流れ込むことが防がれ、湯や油が高温のままコア弁に到達することを確実に防ぐことができる。また、排水路を遡上する圧力波は、キャップ部材の側壁に形成された側面貫通孔を通して確実に開放される。
[請求項8の発明]
請求項8の排水路構造によれば、雄螺子部とナット部との螺合を外して、外側パイプと上流側パイプを分解することで、コア弁の交換や排水路構造内の清掃を容易に行うことができる。
[請求項9の発明]
請求項9の排水路構造によれば、封水トラップにより高温の湯や油が高温のままコア弁に到達することを防ぐことができる。
[請求項10の発明]
請求項10の排水路構造によれば、住居の洗濯排水孔から臭気を断つことができる。
[請求項11の発明]
請求項11の排水路構造によれば、洗濯排水孔の周囲に水が零れても、蓋部材に形成された貫通孔を通して洗濯排水孔に流し込むことができる。
[請求項12の発明]
請求項12の排水路構造は、蓋部材を回転させるだけで容易にコア支持スリーブに着脱することができる。これにより、コア弁のメンテナンスを容易に行うことができる。また、蓋部材をコア支持スリーブから離脱させた状態で排水ホースに固定し、その蓋部材をコア支持スリーブに装着することで、洗濯機からの排水ホースを洗濯排水孔に接続する作業を容易に行うことができる。
[請求項13の発明]
請求項13の排水路構造では、蓋部材の一方に回転させることで楔形突条が係合突片の下面に押し付けられて摩擦係合し、蓋部材がコア支持スリーブに容易に固定される。
[請求項14の発明]
請求項14の排水路構造では、漏斗状のカバー壁により、廃水がセンター開口を通ってコアパイプに案内されると共に、カバー壁がコア弁の環状弁体を上方から覆い、廃水が環状弁体側に流れることを規制する。これにより、異物が環状弁体上に堆積したり、環状弁体と弁座部との間に挟まることが防がれ、コア弁の環状弁体が安定して環状隙間を開閉することができる。
本発明に係る第1実施形態の排水路構造の側断面図 固定弁口が開弁した状態の側断面図 可動弁口が閉弁した状態の側断面図 J型パイプと第2パイプとの連結部分を拡大した側断面図 第2実施形態に係る排水路構造の側面断図 第3実施形態の排水路構造の側断面図 (A)キャップ部材の平面図,(B)キャップ部材の側面図 第4実施形態の排水路構造の側断面図 排水路構造の分解斜視図 (A)蓋部材の平面図,(B)蓋部材の側面図 第5実施形態の排水路構造の側断面図 風呂場用蓋部材の斜視図 第6実施形態に係る排水路構造の側面図 第7実施形態に係るコア弁の側面図 本発明の変形例に係る排水路構造の側面図 本発明の変形例に係る排水路構造の側面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1には、住居のシンク94に繋がった排水管90の排水路構造10が示されている。この排水管90は、シンク94の底壁から下方に延びてU字状に上方に折り返された後、さらにU字状に下方に折り返されて下方に向かって直線状に延びている。また、排水管90は、U字状の2つの湾曲部の中間部で分断されて、その分断部分がジョイント92で接続されている。
排水管90のうちジョイント92より下流側は、逆J字形のJ形パイプ12Jで構成され、その下端部に第2パイプ12が接続され、さらにその下端部に第1パイプ20が接続されている。第1パイプ20が本実施形態の「外側パイプ」に相当し、第2パイプ12が本実施形態の「上流側パイプ」に相当する。
図4に示すように、J形パイプ12Jの下端部は、第2パイプ12に挿入されている。そして、J形パイプ12Jの下端寄り位置では、第2パイプ12より内径が大きいナット30が回転可能に嵌合していて、その内面には雌螺子部30Nが形成されている。また、第2パイプ12は、上端寄り位置から上端部にかけて、内面から外面に向かって斜めにカットされており、上端寄り位置の外周面には、雄螺子部31Nが形成されている。そして、その斜めにカットされた面に防水リング32を重ねた状態で、ナット30が雄螺子部31Nに締め付けられ、J形パイプ12Jと第2パイプ12とが連結されている。
第2パイプ12の下端寄り位置から側方にフランジ部13(本発明に係る「カバー壁」に相当する)が張り出している。また、図2に示すように、第2パイプ12のうちフランジ部13より上側部分には、ドーナッツ形の環状天板部16が回転可能に嵌合されている。また、環状天板部16の外縁からはフランジ部13より内径が大きな筒部17が垂下されて、環状天板部16と筒部17とからキャップナット15(本発明の「ナット部」に相当する)が構成され、筒部17の内面には雌螺子部17Nが形成されている。
第1パイプ20は、上端部の外径が段付き状に大きくかつ肉厚も大きくなっていて、その外周面に雄螺子部21Nが形成されている。また、第1パイプ20の上端面にパッキン19が敷設され、そのパッキン19の上から第2パイプ12のフランジ部13を重ねた状態でキャップナット15が雄螺子部21Nに締め付けられ、第2パイプ12と第1パイプ20とが水密状態に連結されている。また、第2パイプ12のうちフランジ部13より下側部分は、本発明に係る延長管14をなし、延長管14の先端開口が本発明に係るセンター開口14Kをなしている。
第1パイプ20の内面における上端寄り位置からは、内側に環状に突出した弁座部24が張り出している。弁座部24は断面四角形をなし、その上面の内側エッジ部が弁座24Zになっている。
第1パイプ20の内部には、コア弁40が収容されている。コア弁40は、弁座部24の内側に上下動可能に遊嵌された円筒状のコアパイプ41の下端部に逆止弁体49を取り付けてなる。弁座部24の内側とコアパイプ41との間が本発明に係る環状隙間25になっている。コアパイプ41の下端部は、例えば、下方から上方に向かって斜めにカットされると共に、斜めカット面の上端部にコアパイプ41の一部が弁体保持部44として残されている。また、第1パイプ20は、下端寄り位置で縮径され、第1パイプ20の下端部が、コア弁40の外径より小さいコア堰止部21になっている。
また、コアパイプ41の下端開口は、コア弁40の弁口としての可動弁口45をなし、コアパイプ41の下端面は弁座45Zをなしている。さらには、弁体保持部44には、斜めのカット面を延長した切れ込み44Aが形成され、そこに例えば可撓性の樹脂シートで構成された逆止弁体49の一部が固定されている。そして、図1に示すように、逆止弁体49により、通常は可動弁口45が閉弁され、図3に示すようにコアパイプ41内を廃水が流下してくると、その廃水におされて逆止弁体49が撓み、可動弁口45が開弁する。
コアパイプ41の上端部は、上方に向かってラッパ状に拡径し、本発明に係る環状弁体43になっている。そして、図1に示すように、環状弁体43が弁座部24の弁座24Zに上方から当接すると、環状隙間25が閉じられる。図2に示すように、コア弁40が上方に移動して環状弁体43が弁座24Zから上方に離間すると、環状隙間25が開かれる。また、コアパイプ41の上端開口に、延長管14のセンター開口14Kの全体が対向している。
本実施形態の排水路構造10の構成に関する説明は以上である。次に、この排水路構造10の作用効果について説明する。図1に示すように、シンク94から排水管90に水が流れ込まない状態では、封水トラップ91と排水路構造10とによって排水管90内の流路が分断される。これにより、排水管90の下流側から臭気や虫が遡上することが防がれる。
排水管90の図示しない下流側での水の挙動によって突発的に圧力波が発生して遡上して来る場合がある。すると、図2に示すように、コア弁40が圧力に押されて上方に移動し、これにより環状隙間25が開いて圧力波が環状隙間25を通過する。すると、封水トラップ91内の水が押されて上流側に僅かに移動し、その水に押し返されて封水トラップ91とコア弁40との間の気圧が高くなる。そして、その気圧により逆止弁体49が開いてガスがコア弁40の下方に移動し、これらの間に圧力波が消滅する。
さて、図3に示すように、シンク94から排水管90に水が流れると、その水は、封水トラップ91を通過して排水路構造10に至り、排水路構造10の逆止弁体49を押し開いて、排水路構造10より更に下流側へと流れる。
ここで、本実施形態の排水路構造10では、フランジ部13からコア弁40に向かって突出した延長管14の先端開口が、コアパイプ41の上端開口に全体が対向するセンター開口14Kをなしているので、第2パイプ12より上流側から流れてくる廃液がコアパイプ41内に案内される。これにより、廃水に含まれる異物が環状弁体43及びその周囲に堆積し難くなると共に、環状弁体43と弁座部24との間に異物が挟まることも防がれる。そして、上記したようにコア弁40の環状弁体40が圧力波を受けたときに、安定して環状弁体を開閉することができる。また、延長管14の先端部が、コア弁40の内側に遊嵌されているので、より確実に廃液が環状弁体43側に流れることを防ぐことができる。
また、この排水路構造10では、キャップナット15を緩めてユニット収容管11を第1パイプ20と第2パイプ12とに分解することができるので、コア弁40の交換や排水路構造10内の清掃を容易に行うことができる。さらには、排水路構造10は、排水管90における封水トラップ91の下流側に配置されているので、排水路構造10を通過した圧力波によって臭気が排水管90外に放出されることを防ぐことができる。
なお、第1パイプ20の下端部が、コア弁40の外径より小さいコア堰止部21になっているので、仮に環状弁体43が破損してコア弁40が環状隙間25を通過する事態が起きても、コア弁40をコア堰止部21で堰き止めて、それ以上、下流側に流れることを防ぐことができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図5に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Xでは、環状弁体43が上方から当接する弁座24Zは、第1パイプ20の上端部の肉厚部分の内径が拡径されることにより形成されている。また、第1パイプ20の上端部の外径は、逆円錐台形状に徐々に拡径された形状になっている。さらに、図5に示すように、フランジ部13の外縁部から筒部17(本発明の「ナット部」に相当する)が垂下されて、その内面には雌螺子部17Nが形成されている。他の構成については、前記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Yは、シンク94の底壁に固定された貯留カップ50を備える。貯留カップ50は、下端有底の円筒状をなし、その底部52の中央を貫通する第3パイプ51の下端部に第2パイプ12が接続されている。そして、第2パイプ12より下側部分が第1実施形態の排水路構造10と同様の構造をなしている。
貯留カップ50の側壁部53は、上下方向の途中位置に段差部53Aを備えて、それより下側部分が僅かに縮径されている。また、第3パイプ51の上端は、段差部53Aより僅かに下方に位置している。そして、第3パイプ51のうち底部52より上側部分と貯留カップ50の側壁部53との間に環状溝50Aが形成されて、そこに廃水が貯留されるようになっている。
貯留カップ50の上端部には、メッシュ構造のゴミ受け皿70が嵌合され、そのゴミ受け皿70の上面に菊割れ蓋71が載置されている。
貯留カップ50の内部には、第3パイプ51の上端開口を上方から覆うキャップ部材60が収容されている。キャップ部材60は、上端有底の円筒状をなし、その側壁部61の上端部を周方向で3等分する位置から複数の係止突片61Cが張り出している(図7(A)参照)。そして、キャップ部材60の側壁部61が、貯留カップ50の側壁部53と第3パイプ51との間に遊嵌されると共に、複数の係止突片61Cの先端部が貯留カップ50の段差部53A上に重ねられ、キャップ部材60の側壁部61の下端部が貯留カップ50の底部52から浮かび、キャップ部材60の天井壁62が第3パイプ51の上端開口から上方に浮かんだ状態に保持されている。なお、係止突片61Cと段差部53A上とが、本発明に係る「キャップ保持手段」に相当する。
キャップ部材60の側壁部61のうち隣り合った係止突片61Cの間には、それぞれメッシュ部61Bが設けられている。図7(B)に示すように、各メッシュ部61Bは、側壁部61の上端寄り位置から下端寄り位置に亘る四角形の領域に複数の側面貫通孔61Aを穿孔してなる。また、図6に示すように、メッシュ部61Bの上端部は第3パイプ51の上端より上方に位置し、環状溝50Aに満杯になった廃水の水面がメッシュ部61Bの上下方向の中間部に位置するようになっている。
なお、キャップ部材60の天井壁62の上面からは、リブ状の摘み部62Aが突出している。
本実施形態の排水路構造10Yによれば、キャップ部材60が第3パイプ51の上端開口を上方から覆っているので、高温の湯や油が直に第3パイプ51に流れ込んでコア弁40に掛かることが防がれる。また、第3パイプ51の周囲の環状溝50Aには、廃水が貯留されているので、シンク94に捨てられた高温の湯や油は、コア弁40に到達する前に、環状溝50A内の廃水によって温度を下げられる。これらにより、高温の湯や油がコア弁40に掛かることが確実に防がれ、コア弁40の熱変形が防がれる。それでいて、排水路を遡上する圧力波を、キャップ部材60のメッシュ部61Bから確実に逃がすことができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態を図8〜図10に基づいて説明する。一般に、住居において洗濯機が配置される洗濯部屋の床面又は、床面に据え付けられた洗濯パンの底面(床面等という)には、図8に示すように、洗濯排水孔89が開口していて、その洗濯排水孔89内に本発明に係る排水路構造10Zが備えられている。
図9には、排水路構造10Zに含まれる部品が分解された状態で示されている。図9の符号80は、コア支持スリーブであって、スリーブ本体85の上端部から側方にフランジ部83が張り出した構造をなしている。フランジ部83のうち径方向の途中位置より内側は、テーパー部83Tとなって中央に向かって緩やかに下っている。
図8に示すように、スリーブ本体85の外周面は、上下方向の途中位置より上側が円筒部85Aをなし、下側がテーパー部85Bとなって下方に向かって窄んでいる。そして、洗濯排水孔89内にフランジ部83が圧入されて、フランジ部83が洗濯排水孔89内の開口縁に重ねられている。また、洗濯排水孔89内の開口縁は環状凹部89Aとなって段付き状に陥没していて、フランジ部83が洗濯排水孔89内に収まり、フランジ部83の外縁部の上面と床面等とが面一になっている。
なお、コア支持スリーブ80は、例えば接着剤によって洗濯排水孔89内に嵌合した状態に固定されている。
図8に示すように、スリーブ本体85の内周面は、上端寄り位置と下端寄り位置とにそれぞれ段差部を有して、下方に向かって段階的に内径が縮径している。また、下端寄り位置の段差部は、第1実施形態の排水路構造10と同様の弁座部24をなしている。そして、スリーブ本体85の下端部側の内側に、前記第1実施形態で説明したコア弁40が嵌合されて、そのコア弁40の環状弁体43が、弁座部24に上方から当接している。なお、コア弁40のコアパイプ41は、スリーブ本体85より下方に突出している。
一方、スリーブ本体85の上端寄り位置の段差部は、本発明に係る蓋支持部81をなし、図9に示すように、蓋支持部81より上側の上端大径部84の上端部には、周方向で4等分する位置に係合突片82が設けられている。そして、図8に示すように、蓋支持部81と係合突片82との間に次述するパイプ支持部材88の蓋部材86が装着される。
図9に示すように、パイプ支持部材88は、上下に延びる円筒状の接続筒部87の下端寄り位置から蓋部材86が側方に張り出した構造をなしている。接続筒部87の下端部の内側には、貫通規制バー87Aが差し渡されている。また、図8に示すように、蓋部材86のうち径方向の途中位置より内側は、テーパー部86Tとなって中央に向かって緩やかに下っている。さらにテーパー部86Tには、図10(A)に示すように、接続筒部87回りに複数の貫通孔86Aが形成されている。
蓋部材86の外縁部には、4等分する位置に係合突片82に対応した切欠部86Cが形成されると共に、切欠部86Cの間に残された外縁部から上方にそれぞれ楔形突条86Bが突出している。それら楔形突条86Bは、蓋部材86を上方から見て反時計回り方向に向かって突出量が徐々に大きくなっている(図10(B)参照)。また、蓋部材86の外縁部の下面から、楔形突条86Bの頂上部までの高さは、コア支持スリーブ80の蓋支持部81から係合突片82の下面までの高さより大きくなっている。
そして、パイプ支持部材88の切欠部86Cとコア支持スリーブ80の係合突片82とを対向させた状態で、パイプ支持部材88の蓋部材86がコア支持スリーブ80の上端大径部84に嵌合され、パイプ支持部材88がコア支持スリーブ80に上方から見て時計回り方向に回転させられて、各楔形突条86Bがコア支持スリーブ80の蓋支持部81と係合突片82との間に食い込み、パイプ支持部材88がコア支持スリーブ80に固定されている。そして、接続筒部87の内側に洗濯機から延びる排水ホース100の先端部が嵌合した状態に固定される。なお、パイプ支持部材88の蓋部材86はコア支持スリーブ80の内側において弁座部24よりも上方に位置している。
本実施形態の排水路構造10Zによれば、第1実施形態の排水路構造10と同様に、コア弁40によって住居の洗濯排水孔89から臭気を断つことができる。また、万が一、洗濯排水孔89の周囲に水が零れるような散水不具合がおきても、蓋部材86に形成された貫通孔86Aを通して洗濯排水孔89に流し込むことができる。さらに、パイプ支持部材88をコア支持スリーブ80から離脱させた状態で排水ホース100に固定し、そのパイプ支持部材88をコア支持スリーブ80に装着することで、排水ホース100を洗濯排水孔89に接続する作業を容易に行うことができ、排水ホース100を洗濯排水孔89に離脱する作業も同様に容易に行うことができる。また、コア支持スリーブ80からパイプ支持部材88を容易に外せるのでコア弁40のメンテナンスを容易に行うことができる。なお、接続筒部87には貫通規制バー87Aが形成されているので、排水ホース100が接続筒部87を貫通してコア弁40に衝突しないようになっている。なお、接続筒部87の内側に排水ホース100を嵌合するのではなく、接続筒部87の外側に、接続筒部87よりも内径が大きい排水ホース100を嵌合させて固定する構成にしてもよい。
[第5実施形態]
本実施形態は、図11及び図12に示されている。図11に示された排水孔89Tは、風呂場に形成されていて、前記第4実施形態で説明した洗濯排水孔89と同じ形状になっている。また、その排水孔89Tには、第4実施形態で説明したコア支持スリーブ80が嵌合固定され、その下端部にコア弁40が装着されている。そして、前記第4実施形態のパイプ支持部材88に代えて風呂場用蓋部材72がコア支持スリーブ80の上端部に装着されている。
図12に示すように、風呂場用蓋部材72は、漏斗形状をなし、外縁部に、前記第4実施形態の蓋部材86の外縁部と同じ、切欠部86Cと楔形突条86Bとを備えている。また、風呂場用蓋部材72の上面には、回動操作を行うための複数の係止突起86Dが備えられている。そして、図11に示すように、コア支持スリーブ80の蓋支持部81と係合突片82との間に風呂場用蓋部材72の外縁部が係合して、風呂場用蓋部材72の下端部がコアパイプ41内に遊嵌されている。風呂場用蓋部材72の中央にセンター開口72Kが形成され、センター開口72Kの全体がコアパイプ41の上端開口に対向している。
本実施形態によれば、漏斗状の風呂場用蓋部材72により、廃水がセンター開口72Kを通ってコアパイプ41内に案内されると共に、廃水が環状弁体43側に流れることを規制する。これにより、異物が環状弁体43上に堆積したり、環状弁体43と弁座部24との間に挟まることが防がれ、コア弁40の環状弁体43が安定して環状隙間25を開閉することができる。なお、本実施形態では風呂場用蓋部材72を風呂場の排水孔に用いていたが、風呂場ではなく、シンクの排水孔に用いてもよい。
[第6実施形態]
以下、本発明の第6実施形態を図13に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Uでは、コア弁40Uの構造が第1実施形態と異なっている。
具体的には、コア弁40Uの弁体保持部44Uと、弁体保持部44Uの上面が当接するコアパイプ41Uの下端部が上方に湾曲した形状になっている。そして、弁体保持部44Uはコアパイプ41Uとは別体となっていて、弁体保持部44Uの上面からはコアパイプ41Uへと凸部44Aが突出している。コアパイプ41Uの下端部には凸部44Aと凹凸係合する凹部41Aが形成されている。そして、逆止弁体49には凸部44Aが貫通する貫通孔49Aが形成されている。弁体保持部44Uの凸部44Aは逆止弁体49の貫通孔49Aを貫通しつつコアパイプ41Uの凹部41Aに凹凸係合するように圧入されている。
このように、コア弁40Uの弁体保持部44Uが上方に湾曲していることで、逆止弁体49が撓んでコアパイプ41U側へと付勢され、逆止弁体49とコアパイプ41Uとの密着性が向上する。また、弁体保持部44Uの凸部44Aが、逆止弁体49の貫通孔49Aを貫通しつつコアパイプ41Uの凹部41Aと凹凸係合しているので、逆止弁体49が安定して保持される。
[第7実施形態]
以下、本発明の第7実施形態を図14に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Tでは、コア弁40Tの構造が第1実施形態と異なっている。
具体的には、図14(A)に示すように、コア弁40Tのコアパイプ41Tは2つの部品が上下に並んで係合してなり、上端部に環状弁体43Tを有した円筒状をなしている。コアパイプ41Tの内側には内径が縮径した段差部41Dが設けられていると共に、その段差部41Dと上面が面一な支持バー46が差し渡されている。
支持バー46の中央部からは支持シャフト46Bが垂下していて、支持シャフト46Bには、例えばバネからなる弾性部材47が備えられている。支持シャフト46Bの下端部には弾性部材47を抜け止めする抜け止め部47Aが設けられている。抜け止め部47Aは下端部にドーム状に突出した突部47Bを有する。
そして、支持シャフト46Bには、貫通孔48A,48Bを上下に有するボール状の弁体48が直動可能に支持されている。弁体48は内側に空洞部を有し、支持シャフト46B及び弾性部材47が弁体38の貫通孔48Aから弁体48の内側へと入り込んでいる。
詳細には、弁体48の上側の貫通孔48Aは弾性部材47よりも内径が小さく、貫通孔48Aの下端部が弾性部材47と当接していて、これにより、弁体48が弾性部材47によって上方に付勢されている。また、貫通孔48Aの周囲には弾性部材47を囲むように下方に張り出すフランジ部48Cが設けられている。なお、貫通孔48Bは、抜け止め部47Aが当接することで閉塞され、突部47Bが貫通孔48Bの内側に入り込んでいる。
弁体48の直径はコアパイプ41Tの下端部の内径よりも大きくなっていて、弁体48が弾性部材47によって上方に付勢されることでコアパイプ41Tの下端部に当接し、通常はコアパイプ41Tを弁体48が閉塞している。これにより、下流側から臭気や虫が遡上することが防がれる。なお、コアパイプ41Tの下端部は、ボール48の表面に合わせて僅かに湾曲している。
そして、上流側から排水が流れてきた際は、図14(B)に示すように、排水によって弁体48が下方に付勢されて弁体48がコアパイプ41Tの下端部から離れ、コアパイプ41Tとボール48との間に生じた隙間を排水が流れる。排水が通過した後は、弾性部材47に付勢されて再び弁体48がコアパイプ41Tを塞ぐ。
また、下流からの圧力波によってコア弁40Tの環状弁体43Tが環状隙間25を開閉することで、弁体48がコアパイプ41Tに食い込むことが押えられ、排水が堰き止められることが押えられる。なお、コアパイプ41Tの下側の部品には、弁体48との密着性を高めるために、上の部品よりも柔らかい材料からなる部品を用いてもよい。抜け止め部47や弁体48も同様である。また、弁体48の上下動をスムーズにするために軽い材料からなる弁体を用いてもよい。
なお、本実施形態のコア弁40Tを、上記第2〜第6実施形態及び他の実施形態の排水路構造のコア弁に代えて用いてもよい。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の排水路構造10では、コア弁40内に延長管14の先端部が常に受容される構造になっていたが、図15に示した排水路構造10Vのように、延長管14の先端部がコア弁40内に受容されてない構成であってもよい。
(2)また、図16に示した排水路構造10Wのように、延長管14を備えず、フランジ部13の中央のセンター開口13Kが、コアパイプ41の上端開口42に対向して、そのセンター開口13Kから排出される液体がコアパイプ41内に排出される構成にしてもよい。この場合でも、センター開口13Kを通ってコアパイプ41内に案内され、異物が環状弁体43上に堆積したり、環状弁体43と弁座部24との間に挟まることが防がれ、コア弁40の環状弁体43が安定して環状隙間25を開閉することができる。
(3)上記実施形態では、コアパイプ41の下端部は、下方から上方に向かって斜めにカットされていたが、斜めにカットされていなくともよい。
(4)コア弁の逆止弁体は機械的に開閉する構造であってもよい。
10,10U,10V,10X,10Y,10Z 排水路構造
11 ユニット収容管
12 第2パイプ
12J J形パイプ
13 フランジ部
13K センター開口
14 延長管
14K,72K センター開口
15 キャップナット
16 環状天板部
17 筒部
20 第1パイプ
21 コア堰止部
24 弁座部
24Z 弁座
25 環状隙間
30 ナット
40,40U,40T コア弁
40 環状弁体
41,41U,41T コアパイプ
42 上端開口
43 環状弁体
44,44V 弁体保持部
45 可動弁口
45Z 弁座
49 逆止弁体
49A 貫通孔
50 貯留カップ
50A 環状溝
51 第3パイプ
52 底部
53 側壁部
53A 段差部
60 キャップ部材
61 側壁部
61A 側面貫通孔
61B メッシュ部
61C 係止突片
62 天井壁
72 風呂場用蓋部材
80 コア支持スリーブ
81 蓋支持部
82 係合突片
83 フランジ部
83T テーパー部
84 上端大径部
85 スリーブ本体
85A 円筒部
85B テーパー部
86 蓋部材
86A 貫通孔
86B 楔形突条
86C 切欠部
86D 係止突起
86T テーパー部
87 接続筒部
87A 貫通規制バー
88 パイプ支持部材
89 洗濯排水孔
89T 排水孔
90 排水管
91 封水トラップ
94 シンク
100 排水ホース

Claims (14)

  1. コアパイプの下端部に逆止弁体を取り付けてなり、内側を廃水が流下することを許容しかつ遡上を禁止するコア弁が、上下に延びる排水路に直動可能に挿入されると共に、前記コア弁から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接して、前記コア弁と前記排水路の内面との間の環状隙間を塞ぐ排水路構造において、
    前記排水路の内側において前記コア弁よりも上側部分から内側に張り出すカバー壁と、
    前記カバー壁の中央に形成されて、前記コアパイプの上端開口に全体が対向するセンター開口と、が備えられ、
    前記センター開口より上流側の前記排水路を構成する上流側パイプが、前記カバー壁に接続されるか又は前記カバー壁に一体に形成される排水路構造。
  2. 前記カバー壁に設けられて前記コア弁に向かって突出し、先端に前記センター開口を有する延長管を備える請求項1に記載の排水路構造。
  3. 前記延長管の先端部が、前記コアパイプの内側に遊嵌されている請求項2に記載の排水路構造。
  4. 前記排水路のうち前記コア弁より下側部分を絞ってなり、前記コア弁の外径より小さい内径を有するコア堰止部を備えた請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
  5. シンクの底部に固定されて廃水を貯留する貯留カップの底壁を、前記上流側パイプの上端寄り位置が貫通している請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
  6. 前記貯留カップと前記上流側パイプの上端部との間の環状溝に下端部が遊嵌されるキャップ部材と、
    前記キャップ部材の下端部を前記貯留カップの前記底壁から浮かせかつ前記キャップ部材の天井壁を前記上流側パイプの上端から浮かせた状態に保持するキャップ保持手段と、 前記キャップ部材の側壁のうち少なくとも前記上流側パイプの上端より上方に位置する部分を内外に貫通する側面貫通孔とを有する請求項5に記載の排水路構造。
  7. 前記キャップ部材の前記側壁の少なくとも一部がメッシュ構造をなして、そのメッシュ構造の複数の網の目が前記側面貫通孔になっている請求項6に記載の排水路構造。
  8. 上下に延びて上端が開口し、外面に雄螺子部を有すると共に、内面に前記弁座部を有して、前記コア弁を上下動可能に収容する外側パイプを備え、
    前記カバー壁は前記上流管の側方から張り出して前記外側パイプ部の上面に重ねられ、
    前記カバー壁に上方から結合し又は前記カバー壁に一体に形成されて、前記雄螺子部に螺合するナット部を備えてなる請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
  9. 前記上流側パイプを蛇行させてなる封水トラップを備える請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
  10. 前記排水路としての住居の洗濯排水孔の内側に嵌合固定されかつ、内面に前記弁座部を有して、前記コア弁を上下動可能に支持するコア支持スリーブと、
    前記コア支持スリーブの内側において前記弁座部よりも上方に配される前記カバー壁としての蓋部材と、
    前記蓋部材を前記コア支持スリーブに連結する連結手段と、
    前記蓋部材から上方又は下方に突出すると共に、下端部に前記センター開口を有し、洗濯機から延びる前記上流側パイプとしての排水ホースが接続される接続筒部と、を備える請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
  11. 前記蓋部材に貫通孔が形成されている請求項10に記載の排水路構造。
  12. 前記蓋部材は、円形状をなすと共に外縁部に複数の切欠部を有し、
    前記コア支持スリーブの内側面には、前記蓋部材の外縁部を下方から支持する蓋支持部と、前記蓋支持部より上側部分から内側に張り出しかつ前記複数の切欠部を上下方向に通過可能な複数の係合突片とが備えられ、
    前記蓋部材は、前記複数の切欠部が前記複数の係合突片と対向する回転位置から回転して、前記複数の係合突片の下面に係合する請求項10又は11に記載の排水路構造。
  13. 前記蓋部材の上面外縁部には、前記蓋部材を一方に回転させることで前記係合突片の下面に押し付けられる楔形突条が備えられている請求項12に記載の排水路構造。
  14. コアパイプの下端部に逆止弁体を取り付けてなり、内側を廃水が流下することを許容しかつ遡上を禁止するコア弁が、上下に延びる排水路に直動可能に挿入されると共に、前記コア弁から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接して、前記コア弁と前記排水路の内面との間の環状隙間を塞ぐ排水路構造において、
    前記排水路の内側において前記コア弁よりも上側部分から内側に張り出すカバー壁と、
    前記カバー壁の中央に形成されて、前記コアパイプの上端開口に全体が対向するセンター開口と、が備えられ、
    前記カバー壁が漏斗形状をなしている排水路構造。
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