JP6358177B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本発明は、被印字媒体に印字を行う印刷装置に関する。
従来、被印字媒体に印字を行う印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷装置(携帯プリンタ)は、台紙部(剥離紙)の上に分離可能に設けられた被印字ラベル部(ラベル)が貼り付けられた被印字媒体(ラベル紙)を巻回した被印字媒体ロール(ロール紙)が収納されるロール収納部(収納室)を備えた筐体(本体部)と、筐体に対し回動自在に設けられた開閉カバー(蓋部)と、筐体に対し移動可能に設けられた剥離機構(剥離体)と、有する。剥離機構は、被印字ラベル部を台紙部から剥離可能な状態、及び、被印字ラベル部を台紙部から剥離不能な状態、のいずれかに選択的に切り替えられる。
特開平11−193014号公報
上記従来技術では、剥離機構の動作状態の切り替えを行う場合には、開閉カバーをわざわざ開けてから行わなければならず、操作性があまり良くなかった。
本発明の目的は、開閉カバーを閉めたまま剥離機構の動作状態の切り替えを行うことができ、操作性を大幅に向上できる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、装置外郭を構成する筐体と、前記筐体に設けられ、台紙部、及び、前記台紙部に対し剥離可能に貼付された被印字ラベル部、を備えた被印字媒体を巻回した被印字媒体ロールを収納するロール収納部と、前記筐体に設けられた所定の回動軸心まわりに回動可能に支持され、前記回動軸心まわりの回動により前記ロール収納部を開閉する開閉カバーと、前記ロール収納部に収納された前記被印字媒体ロールから繰り出される前記被印字媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送される前記被印字媒体の前記被印字ラベル部に対し所望の印字を形成して印字済みラベル部とする印字手段と、前記筐体に対し移動可能に支持され、かつ、前記印字済みラベル部を前記台紙部から剥離可能な第1状態、及び、前記印字済みラベル部を前記台紙部から剥離不能な第2状態、のいずれかに選択的に切り替えられる、剥離機構と、を有し、前記開閉カバーは、前記回動軸心の軸線方向の一方側及び他方側にそれぞれ設けられた一対の壁部を備え、前記一対の壁部と前記剥離機構とのうちいずれか一方は、前記軸線方向の一方側端部及び他方側端部のそれぞれにおいて前記軸線方向の外方側に突出するようにそれぞれ設けられ、前記軸線方向に移動可能にそれぞれ構成された一対の被係合部と、前記一対の被係合部のうち少なくとも一方に対し前記外方側への付勢力を付与する少なくとも1つの付勢部材と、を備え、前記一対の壁部と前記剥離機構とのうちいずれか他方は、前記開閉カバーの閉じ状態において前記剥離機構が前記筐体に対し移動するのに伴い少なくとも一方が前記軸線方向の内方側へ押圧される前記一対の被係合部のそれぞれを係合させて前記剥離機構を前記第1状態で保持する一対の係合孔を備えることを特徴とする。
本願発明の印刷装置は、筐体と、筐体に設けられたロール収納部を開閉する開閉カバーと、を有する。ロール収納部には、台紙部及び被印字ラベル部を備えた被印字媒体を巻回した被印字媒体ロールが収納される。ロール収納部に収納された被印字媒体ロールから繰り出された被印字媒体は、搬送ローラにより搬送され、搬送される被印字媒体の被印字ラベル部に対し印字手段により所望の印字が形成されることにより、印字済みラベル部が生成される。
また、本願発明の印刷装置は、筐体に対し移動可能に支持された剥離機構を有する。操作者は、剥離機構を筐体に対し移動させることで、剥離機構の動作状態を、印字済みラベル部を台紙部から剥離可能な第1状態、及び、印字済みラベル部を台紙部から剥離不能な第2状態、のいずれかに選択的に切り替えることができる。そして、本願発明の印刷装置では、開閉カバーを閉めたまま剥離機構の動作状態の切り替えを行うことができる。
すなわち、開閉カバーの一対の壁部と剥離機構とのうちいずれか一方は、一対の被係合部と、一対の被係合部のうち少なくとも一方を開閉カバーの回動軸心の軸心方向の外方側に付勢する少なくとも1つの付勢部材と、を備え、開閉カバーの一対の壁部と剥離機構とのうちいずれか他方は、一対の係合孔を備える。開閉カバーの閉じ状態において操作者が剥離機構を筐体に対し移動させると、その移動に伴い、一対の被係合部のうち少なくとも一方が付勢部材の付勢力に抗して上記軸心方向の内方側へ押圧され、一対の被係合部のそれぞれが一対の係合孔のそれぞれに係合される。これにより、剥離機構は、上記第1状態で保持される。その後、開閉カバーの閉じ状態において操作者が被係合部の係合孔への係合を解除するための適宜の操作を行うことで、剥離機構の動作状態を、上記第1状態から他の状態に切り替えることが可能である。また、開閉カバーの閉じ状態において操作者が上記他の状態の剥離機構(又は、上記他の状態の剥離機構に対し所定の操作を行った後の状態の剥離機構)を筐体に対し移動させることで、剥離機構の動作状態を、上記第2状態に切り替えることが可能である。
以上のようにして、本願発明では、開閉カバーを閉めたまま剥離機構の動作状態の切り替えを行うことができるので、開閉カバーをわざわざ開けてから剥離機構の動作状態の切り替えを行う場合に比べ、操作性を大幅に向上することができる。また、搬送ローラと印字手段との間に被印字媒体を圧着させた状態(印刷一時停止状態)のまま、剥離機構の動作状態の切り替えや剥離機構のメンテナンスを行うことが可能となるので、印刷再開を容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、開閉カバーを閉めたまま剥離機構の動作状態の切り替えを行うことができるので、操作性を大幅に向上することができる。
剥離不能状態の本発明の一実施形態の印刷装置の外観を表す斜視図である。 蓋部が開いた状態の印刷装置の外観を表す斜視図である。 被係合爪が外方側に位置する状態の剥離機構の支持部の外観を表す斜視図及び斜め下方から見た図である。 被係合爪が内方側に位置する状態の剥離機構の支持部の外観を表す斜視図及び斜め下方から見た図である。 印刷装置の内部構成を表す斜視図である。 可動部材が内方側に位置する状態の蓋部の外観を表す斜視図である。 可動部材が外方側に位置する状態の蓋部の部分拡大図である。 印刷装置を通常モードから剥離モードに切り替える場合の手順を説明するための説明図である。 印刷装置を通常モードから剥離モードに切り替える場合の手順を説明するための説明図である。 印刷装置を通常モードから剥離モードに切り替える場合の手順を説明するための、剥離可能状態である印刷装置の外観を表す斜視図である。 印刷装置を通常モードから剥離モードに切り替える場合の手順を説明するための説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、その注記された方向を指す。
<印刷装置の概略構成>
まず、図1及び図2を参照しつつ、本実施形態の印刷装置の概略構成を説明する。
図1及び図2において、印刷装置1は、USB(登録商標)ケーブルを介して外部端末(図示せず)に接続可能である。印刷装置1は、外部端末から受信した印刷データに基づいて、感熱ラベルL(被印字ラベル部に相当)に文字や図形等を印刷できる。外部端末は、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)である。
図1及び図2に示すように、印刷装置1は、装置外郭を構成する本体部2(筐体に相当)と、蓋部3(開閉カバーに相当)と、を備える。
本体部2は、制御部(図示せず)、印刷部26B(印字手段に相当)、駆動部(図示せず)、保持機構7(後述の図5参照)等を内部に備える。制御部は、印刷装置1全体を制御するCPUを有する。印刷部26Bは、感熱ラベルLに印刷を行うことが可能なラインサーマルヘッドである。駆動部は、ラベルテープT(被印字媒体に相当)を搬送するためのモータである。本体部2は、前方上側の傾斜部2Aに表示部21及びスイッチ22を備える。本体部2は、傾斜部2Aのうち表示部21の後側に剥離機構5を備える。本体部2は、剥離機構5の後側に収容部24(ロール収納部に相当)を備える。本体部2は、右側に電源供給部12、USBインタフェース13、レバー23、収容部25、本体固定部28等を備える。
収容部24は、台紙M(台紙部に相当)、及び、台紙Mに対し剥離可能に所定のピッチで貼付された複数の上記感熱ラベルL、を備えた上記ラベルテープTが巻回されたラベルテープロールR(被印字媒体ロールに相当)を収容可能な空間を形成する。収容部24の左右両側及び上側は、開口する。収容部24内には、用紙ホルダ9が固定されている。用紙ホルダ9は、ラベルテープロールRを保持するための部材である。収容部24のうち前側の壁部の上端には、切断部26Aが設けられ、切断部26Aの下側には、上記印刷部26Bが設けられている。切断部26Aは、ラベルテープTのうち印刷された部分を切り離すことが可能な刃である。切断部26A及び印刷部26Bは、左右方向に延びる。収容部24の前側の壁部のうち左右両端部のそれぞれから後方に向けて、一対の係合部241のそれぞれが突出する。各係合部241は、下端を支軸として揺動可能である。各係合部241は、レバー23が下方に押し下げられた場合、上端が後方に移動する向きに揺動する。
蓋部3は、収容部24の後端に設けられた支軸29により回動軸心AXまわりに回動可能に支持され、回動軸心AXまわりの回動により収容部24を開閉する。回動軸心AXは、左右方向(軸線方向に相当)に延びる。蓋部3は、上側、右側(軸線方向の一方側に相当)、及び左側(軸線方向の他方側に相当)から収容部24を覆う位置に回動可能である。支軸29には、付勢部29Aが巻回されている。付勢部29Aは、ばねである。付勢部29Aは、蓋部3を、収容部24を覆った状態(図1の状態)から覆わない状態(図2の状態)に向けて付勢する。以下適宜、蓋部3が収容部24を覆った状態を「蓋部3が閉じた状態」といい、蓋部3が収容部24を覆わない状態を「蓋部3が開いた状態」という。
蓋部3は、支軸29によって支持されている側と反対側の端部において、第1ローラ32(搬送ローラに相当)を回転可能に支持する。第1ローラ32の回転軸は、左右方向に延びている。第1ローラ32の回転軸の左右両端部のそれぞれから内方側に向けて、被係合部321が延びている。各被係合部321は、円柱状である。左側の被係合部321の左側に、ギア36が設けられている。蓋部3が閉じた状態で、左側の被係合部321は、左側の係合部241に係合し、右側の被係合部321は、右側の係合部241に係合する。この場合、蓋部3の閉じた状態から開いた状態に向かう回動は、係合部241によって抑制され、閉じた状態が維持される。
蓋部3が閉じた状態で、印刷部26Bと第1ローラ32とは近接する。蓋部3が閉じた状態で、印刷部26Bと第1ローラ32との間に、ラベルテープTが排出される排出口26Cが形成される。蓋部3が閉じた状態で、ギア36は、本体部2に設けられたギア76(後述の図5参照)に噛み合う。ギア76は、駆動部に連結し、回転可能である。蓋部3が閉じた状態でギア76が回転した場合、ギア36及び第1ローラ32は、ギア76の回転に応じて回転する。
蓋部3が閉じた状態でレバー23が下方に押し下げられた場合、係合部241から被係合部321が外れる。蓋部3は、付勢部29Aの付勢力によって、閉じた状態から開いた状態に向けて回動する。
電源供給部12は、ACアダプタ(図示せず)のプラグを差し込むための端子である。USBインタフェース13は、USBケーブルのコネクタを差し込むための複数の端子である。印刷装置1は、USBインタフェース13を介して外部端末と通信を行うことが可能である。なお、図1及び図2中では、電源供給部12及びUSBインタフェース13は、ゴム製の蓋で覆われている。収容部25は、電池4を収容可能な空間を形成する。印刷装置1は、電源供給部12から供給される電源、又は、収容部25に収容された電池4から供給される電源によって駆動可能である。また、印刷装置1は、電源供給部12から供給される電源によって、収容部25に収容された電池4を充電することもできる。本体固定部28は、収容部25に収容された電池4を保持し、本体部2から電池4が外れないようにする。なお、印刷装置1の右側面には、レバー23、電源供給部12、USBインタフェース13、及び収容部25がまとめて配置されているので、操作者は、レバー23、電源供給部12、USBインタフェース13、及び収容部25を介して行う印刷装置1の操作を容易に行うことができる。
感熱ラベルLへの印刷が行われる場合の概要を説明する。用紙ホルダ9にラベルテープロールRが保持され、蓋部3が閉じられる。印刷部26Bと第1ローラ32との間に、ラベルテープロールRから延びるラベルテープTが下方から上方に向けて挿通される。第1ローラ32は、所定の力で印刷部26BにラベルテープTを押し付ける。駆動部の動作に伴い第1ローラ32が回転することによって、ラベルテープロールRからラベルテープTが順次繰り出され、下方から上方に向けて搬送される。同時に、印刷部26Bの発熱素子が発熱する。これによって、搬送されるラベルテープTの感熱ラベルLに文字や図形等が印刷されて印字済みラベル(図示せず。印字済みラベル部に相当)とされる。印刷後、ラベルテープTは、台紙Mに印字済みラベルが貼付された状態で、排出口26Cから外部に排出される。排出されたラベルテープTは、切断部26Aによって切断される。
なお、印刷装置1は、剥離機構5を用いることによって、印字済みラベルを台紙Mから剥離しながら、排出口26Cから外部に排出させることもできる(詳細は後述)。剥離機構5は、蓋部3が閉じた状態において本体部2に対し移動可能に支持され、蓋部3が閉じた状態のまま、印字済みラベルを台紙Mから剥離可能な剥離可能状態(第1状態に相当。後述の図10の状態)、及び、印字済みラベルを台紙Mから剥離不能な剥離不能状態(第2状態に相当。図1の状態)、のいずれかに選択的に切り替えられる(詳細は後述)。以下適宜、剥離機構5が剥離不能状態とされて印字済みラベルが台紙Mに貼付された状態で外部に排出される動作モードを「通常モード」といい、剥離機構5が剥離可能状態とされて印字済みラベルが台紙Mから剥離されながら外部に排出される動作モードを「剥離モード」という。
<剥離機構>
次に、図1〜図4を参照しつつ、剥離機構5の詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、剥離機構5は、枠部52(第1枠部に相当)と、支持部54(第2枠部に相当)と、を備える。
枠部52は、板状の第1部材521、一対の第2部材522、及び第3部材525(後述の図5参照)を有する。第1部材521の形状は、左右方向に延びる長方形である。各第2部材522は、第1部材521の左側・右側から下側に延びる。各第2部材522の前端部には、外方側に向けて突出する円柱状の軸部523(後述の図5参照)が設けられている。枠部52は、本体部2に対し軸部523で揺動可能に支持される。これによって、枠部52は、第1部材521の面が水平に延びた水平状態(図1の状態)と、第1部材521の面の後端が上側となるように傾斜した傾斜状態(図2の状態)と、に揺動可能である。各第2部材522には、左右方向に貫通する長穴524が設けられている。各長穴524は、第2部材522の前端近傍から後端近傍まで前後方向に延びる。第3部材525は、第1部材521の下側に設けられている。
図3(a)(b)及び図4(a)(b)に示すように、支持部54は、第1部材541と、一対の第2部材542(一方側端部及び他方側端部に相当)と、第3部材543と、を備える。第1部材541は、左右方向に延びる。第1部材541の左右方向の長さは、枠部52の第1部材521の左右方向の長さよりも僅かに短い。第1部材541の下側には、左右方向に延び且つ下側が開口した空間が形成される。第1部材541の下側の空間には、ラベルテープTの台紙Mを転向させるための第2ローラ51(転向ローラに相当)と、一対の圧縮コイルばね59(付勢部材に相当)と、が設けられる。第2ローラ51は、円柱状であり、左右方向に延びる。第2ローラ51の左右両端は、第1部材541によって回転可能に支持されている。各圧縮コイルばね59は、第1部材541の下側の空間のうち第2ローラ51の左側・右側(外方側)に配置されている。
各第2部材542は、第1部材541の左端・右端から前側に延びる板状部材である。第2部材542の前後方向の長さは、枠部52の第2部材522の前後方向の長さと略同一である。各第2部材542の外方側の面の前端部には、外方側に突出する突出部57が設けられる。左側の突出部57は、上記枠部52の左側の長穴524に右側から挿通し、右側の突出部57は、上記枠部52の右側の長穴524に左側から挿通する。各突出部57は、長穴524に沿って前後方向に移動可能である。これによって、支持部54は、枠部52の第1部材521及び一対の第2部材522で囲まれた空間内に配置された収容状態(図1の状態)と、空間の後側に配置された突出状態(図2の状態)と、に移動可能である。
各第2部材542の後端近傍には、左右方向に貫通する挿通穴56が設けられている。各挿通穴56には、被係合爪58(被係合部に相当)が挿通されている。各被係合爪58は、第2部材542よりも外方側に突出するように設けられ、左右方向に移動可能に支持されている。各被係合爪58は、先端のうちの下側に傾斜面581を備える。第1部材541の左側の圧縮コイルばね59は、左側の被係合爪58を左側へ向けて付勢し、第1部材541の右側の圧縮コイルばね59は、右側の被係合爪58を右側へ向けて付勢する。各被係合爪58は、圧縮コイルばね59の付勢力により、第2部材542よりも外方側に突出し(図3(a)(b)参照)、圧縮コイルばね59の付勢力に抗して内方側へ押圧された場合に、内方側へ移動する(図4(a)(b)参照)。
第3部材543は、各第2部材542の前後方向略中央よりも後側の部分の間に架設される。第1部材541、一対の第2部材542、及び第3部材543は、内側に開口を形成する。
<保持機構>
次に、図5を参照しつつ、保持機構7の詳細を説明する。
図5に示すように、保持機構7は、剥離機構5の枠部52を、上記水平状態と、上記傾斜状態と、に移動可能に保持する。保持機構7は、一対の軸支持部71、一対の第2付勢部72、一対の支持部74等を備える。
各軸支持部71は、剥離機構5の左側・右側に設けられる。各軸支持部71は、前後方向に延びる溝71Aを内方側に有する。剥離機構5の枠部52の左側の軸部523は、左側の軸支持部71の溝71Aに挿通し、剥離機構5の枠部52の右側の軸部523は、右側の軸支持部71の溝71Aに挿通する。剥離機構5の枠部52は、蓋部3が閉じた状態において、各軸支持部71の溝71Aに沿って各軸部523が移動することによって、前後方向に移動可能である。また、剥離機構5の枠部52は、蓋部3が閉じた状態において、各軸支持部71の溝71Aが各軸部523を揺動可能に支持することによって、前端を支点として後端を揺動させることが可能である。
各第2付勢部72は、剥離機構5の下側に設けられた台座75に下端が固定されている。各第2付勢部72は、板状である。左側の第2付勢部72は、左側の軸支持部71の下方且つ内方側から、後斜め上方に延びる。右側の第2付勢部72は、右側の軸支持部71の下方且つ内方側から、後斜め上方に延びる。各第2付勢部72の上端は、剥離機構5の第3部材525の下面の後端部に接触する。各第2付勢部72は、剥離機構5の枠部52の後端部を上向きに付勢する。
<蓋部>
次に、図1、図6、及び図7を参照しつつ、蓋部3の詳細を説明する。
図1、図6、及び図7に示すように、蓋部3は、板状の第1部材3A、第2部材3B、及び一対の第3部材3C(壁部に相当)を備える。第1部材3Aは、支軸29によって支持された部分から湾曲して延びる。第2部材3Bは、第1部材3Aのうち支軸29によって支持された側と反対側から、第1部材3Aの湾曲中心に向けて直線状に延びる。各第3部材3Cは、第1部材3A及び第2部材3Bの左端・右端に対向して設けられる。第1部材3A及び第2部材3Bは、蓋部3が閉じた状態で、収容部24の上側の開口を覆う。各第3部材3Cは、蓋部3が閉じた状態で、収容部24の左側・右側の開口を覆う。
各第3部材3Cは、第2部材3Bの蓋部3が閉じた状態で前側となる側で第1ローラ32を左側・右側から支持する。各第3部材3Cは、蓋部3が閉じた状態で前側となる側に、内壁部33と、外壁部34と、を備える。
各内壁部33には、被接触部331と、左右方向に貫通した係合孔332と、が設けられている。蓋部3の左側の被接触部331は、蓋部3が閉じた状態において支持部54が上記突出状態である剥離機構5が揺動するのに伴い、支持部54の左側の被係合爪58が接触され、当該被係合爪58を、支持部54の左側の圧縮コイルばね59の付勢力に抗して右側へ押圧し、所定の摺動経路に沿って摺動させることが可能である。蓋部3の右側の被接触部331は、蓋部3が閉じた状態において支持部54が上記突出状態である剥離機構5が揺動するのに伴い、支持部54の右側の被係合爪58が接触され、当該被係合爪58を、支持部54の右側の圧縮コイルばね59の付勢力に抗して左側へ押圧し、所定の摺動経路に沿って摺動させることが可能である。各被接触部331には、被係合爪58の摺動をガイドするためのガイド溝333が摺動経路に沿って設けられている。各係合孔332は、被接触部331の摺動経路に連通するように、摺動経路の下方(ガイド溝333の下部)に設けられている。各係合孔332は、蓋部3が閉じた状態において支持部54が上記突出状態である剥離機構5が後端を第2付勢部72の付勢力に抗して下側に揺動するのに伴い被接触部331の摺動経路に沿って下側に摺動する被係合爪58を係合させて、枠部52を上記水平状態で保持することで、剥離機構5を上記剥離可能状態で保持することが可能である。
各外壁部34の係合孔332に対向する位置には、左右方向に貫通する挿通穴341が設けられている。各挿通穴341には、左右方向に移動可能に支持された可動部材35が挿通されている。各可動部材35には、操作者が内方側へ押圧操作可能な外方側端部351(操作部に相当)と、内方側端部352(係合解除部に相当)と、が設けられている。各可動部材35は、内方側端部352が外方側から係合孔332内に進入した進入位置(図1及び図6の位置)と、内方側端部352が係合孔332内に進入していない非進入位置(図7の位置)と、に移動可能である。各内方側端部352は、外方側端部351の操作に応じて可動部材35が内方側へ移動して上記進入位置へ移動するのに伴い、係合孔332に係合された被係合爪58を支持部54の圧縮コイルばね59の付勢力に抗して内方側へ押圧して、上記係合を解除することが可能である。
<印刷装置を通常モードで動作させる場合の手順>
次に、印刷装置1を通常モードで動作させる場合の手順の一例を説明する。
印刷装置1を上記通常モードで動作させる場合、操作者は、レバー23を下方に押し下げ、本体部2の係合部241から蓋部3の被係合部321を脱離させる。蓋部3は、付勢部29Aの付勢力によって開く。なお、説明の便宜上、このとき、剥離機構5は、図2の状態であるとする。そして、操作者は、用紙ホルダ9にラベルテープロールRを装着する。
その後、操作者は、ラベルテープロールRから延びるラベルテープTのうち先端部分を、切断部26A及び印刷部26Bの後方に配置させた状態で、蓋部3を閉じる。蓋部3が閉じた場合、係合部241が被係合部321に係合する。蓋部3は、閉じた状態で保持される。
そして、操作者は、剥離機構5の支持部54を枠部52側に押し込む。剥離機構5の支持部54は、収容状態となる。その後、操作者は、剥離機構5の後端を下側に揺動させ、枠部52を水平状態として、剥離機構5を前側に移動させる。剥離機構5は、剥離不能状態で保持される(図1参照)。剥離不能状態では、第1ローラ32と第2ローラ51とは離隔する。
そして、操作者は、スイッチ22を押下する。印刷部26Bによる印刷が開始される。駆動部がギア76、36を回転させることに応じて、第1ローラ32が回転する。第1ローラ32は、印字済みラベルを含むラベルテープTを排出口26Cから排出する。なお、排出されたラベルテープTに第2ローラ51は接触しないので、ラベルテープTは、延伸した状態で上方に排出される。このため、印字済みラベルは、台紙Mに貼付された状態で排出される。
<印刷装置を通常モードから剥離モードに切り替えて動作させる場合の手順>
次に、図8〜図11を参照しつつ、印刷装置1を蓋部3が閉じた状態のまま通常モードから剥離モードに切り替えて動作させる場合の手順の一例を説明する。
印刷装置1を上記通常モードから上記剥離モードに切り替えて動作させる場合、操作者は、蓋部3が閉じた状態のまま、剥離不能状態の剥離機構5を後側に移動させる。剥離機構5の前端は、軸部523を支点として回動可能な状態になる。剥離機構5は、第2付勢部72の付勢力によって揺動し、剥離機構5の後端は、上側に移動する。剥離機構5の枠部52は、傾斜状態となる。
そして、操作者は、剥離機構5の支持部54に対して、枠部52から引き出す向きに力を加える。剥離機構5の支持部54は、収容状態から少し後側へ移動した中間状態に切り替わる。
その後、操作者は、剥離機構5の支持部54に対して、枠部52から引き出す向きに更に力を加える。剥離機構5の支持部54は、中間状態から突出状態に切り替わる。剥離機構5は、枠部52が傾斜状態で且つ支持部54が突出状態である状態で保持される(図8、図11(a)参照)。
そして、操作者は、第1ローラ32と印刷部26Bとの間にラベルテープTを圧着させた状態(印刷一時停止状態)のまま、切断部26A及び印刷部26Bの後方、且つ、突出状態の支持部54により支持された第2ローラ51の下側に、ラベルテープロールRから延びるラベルテープTのうち先端部分を配置させる。そして、操作者は、この状態で、剥離機構5の後端を下側に揺動させつつ剥離機構5の支持部54を下側に押し込む操作を行う。剥離機構5の後端が前端の軸部523を支点として第2付勢部72の付勢力に抗して下側に揺動する過程で、蓋部3の各被接触部331に支持部54の各被係合爪58が接触する(図9、図11(b)参照)。これによって、支持部54の各被係合爪58は、蓋部3の各被接触部331により各圧縮コイルばね59の付勢力に抗して内方側へ押圧され、内方側へ移動する。剥離機構5の後端が徐々に下側に揺動するに従って、支持部54の各被係合爪58は、蓋部3の各被接触部331をガイド溝333にガイドされつつ下側に摺動する(図11(c)参照)。
そして、枠部52が水平状態となった場合、支持部54の各被係合爪58が、蓋部3の各係合孔332に係合すると共に、内方側端部352が上記進入位置にある各可動部材35の内方側端部352を外方側に押圧して上記非進入位置へ移動させ(図11(d)参照)、剥離機構5は、枠部52が水平状態で且つ支持部54が突出状態である上記剥離可能状態で保持される(図10参照)。剥離可能状態では、第2ローラ51は、第1ローラ32の上方斜め後側に接触する。第1ローラ32と第2ローラ51との間には、ラベルテープTの台紙Mのみが挟まれる。
そして、操作者は、スイッチ22を押下する。印刷部26Bによる印刷が開始される。駆動部がギア76、36を回転させることに応じて、第1ローラ32が回転し、印字済みラベルを含むラベルテープTを排出口26Cから排出する。なお、第2ローラ51は、第1ローラ32との間にラベルテープTの台紙Mを挟み、台紙Mを後方に屈曲させて後方に排出させる。これによって、台紙Mに貼付された状態の印字済みラベルは、台紙Mから剥離され、排出口26Cから上側に排出される。
<印刷装置を剥離モードから通常モードに切り替える場合の手順>
次に、印刷装置1を蓋部3が閉じた状態のまま剥離モードから通常モードに切り替える場合の手順の一例を説明する。
印刷装置1を上記剥離モードから上記通常モードに切り替える場合、操作者は、蓋部3が閉じた状態のまま、剥離可能状態の剥離機構5において、内方側端部352が上記非進入位置にある各可動部材35の外方側端部351を内方側に押圧操作する。外方側端部351の押圧操作に応じて、各可動部材35の内方側端部352が上記進入位置へ移動し、蓋部3の各係合孔332から支持部54の各被係合爪58が脱離される。剥離機構5は、後端が上方に移動する向きに揺動可能となる。なお、剥離機構5には、第2付勢部72によって後端に上向きの付勢力が作用している。従って、剥離機構5は、各可動部材35の内方側端部352の進入位置への移動に応じて、支持部54の各被係合爪58が蓋部3の各被接触部331により各圧縮コイルばね59の付勢力に抗して内方側へ押圧されて内方側へ移動し、後端が上方に移動する向きに揺動する(図8、図11(a)参照)。剥離機構5は、上記剥離可能状態から、枠部52が傾斜状態で且つ支持部54が突出状態である状態に切り替わり、当該状態で保持される。
その後、操作者は、第1ローラ32と印刷部26Bとの間にラベルテープTを圧着させた状態(印刷一時停止状態)のまま、切断部26A及び印刷部26Bの後方に、ラベルテープロールRから延びるラベルテープTのうち先端部分を配置させる。そして、操作者は、剥離機構5の支持部54を枠部52側に押し込む。剥離機構5の支持部54は、突出状態から収容状態となる。その後、操作者は、剥離機構5の後端を下側に揺動させ、枠部52を傾斜状態から水平状態として、剥離機構5を前側に移動させる。剥離機構5は、上記剥離不能状態で保持される(図1参照)。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、蓋部3を閉めたまま剥離機構5の動作状態の切り替えを行うことができるので、蓋部3をわざわざ開けてから剥離機構5の動作状態の切り替えを行う場合に比べ、操作性を大幅に向上することができる。また、第1ローラ32と印刷部26Bとの間にラベルテープTを圧着させた状態(印刷一時停止状態)のまま、剥離機構の動作状態の切り替えや剥離機構のメンテナンスを行うことが可能となるので、印刷再開を容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態では特に、蓋部3が閉じた状態において操作者が剥離機構5を本体部2に対し移動させると、その移動に伴い、剥離機構5の各被係合爪58が蓋部3の各被接触部331に接触して、被係合爪58が被接触部331により圧縮コイルばね59の付勢力に抗して内方側へ押圧され、各被係合爪58が、各被接触部331を所定の摺動経路に沿って摺動した後、各係合孔332に係合される。これにより、剥離機構5は、剥離可能状態で保持される。また、蓋部3が閉じた状態において操作者が可動部材35の外方側端部351を操作すると、その操作に応じて動作する可動部材35の内方側端部352によりにより、係合孔332に係合されている被係合爪58が、圧縮コイルばね59の付勢力に抗して内方側へ押圧され、上記係合が解除される。これにより、剥離機構は、剥離可能状態から他の状態に切り替わる。以上のように、本実施形態によれば、蓋部3を閉めたまま剥離機構5の動作状態の切り替えを行うことができる印刷装置1を実現することができる。
また、本実施形態では特に、被係合爪58は、先端のうちの下側に傾斜面581を備える。これにより、被係合爪58を係合孔332に入りやすく不意に係合孔332から抜けにくくすることができる。
また、本実施形態では特に、被接触部331は、摺動経路に沿って設けられたガイド溝333を備える。これにより、被係合爪58の摺動を円滑に実行させることができる。
また、本実施形態では特に、圧縮コイルばね59を支持部54のうちの第2ローラ51の外方側に配置することにより、被係合爪58を確実に外方側へ付勢することができる。
<変形例等>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、一対の被係合爪58のそれぞれに対応して圧縮コイルばね59を2つ設け、2つの圧縮コイルばね59のそれぞれにより、一対の被係合爪58のそれぞれを外方側へ付勢していたが、これに限られず、圧縮コイルばね59を1つのみ設け、1つの圧縮コイルばね59により、一対の被係合爪58の両方又は一方のみを外方側へ付勢してもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
また例えば、上記実施形態では、蓋部3の一対の第3部材3Cのそれぞれに可動部材35を設け、操作者が被係合爪58の係合孔332への係合解除の操作を左側と右側とで別個に行っていたが、これに限られず、2つの可動部材35を連動するように構成して、操作者が被係合爪58の係合孔332への係合解除の操作を片側のみ行えば、左右両側の係合解除が実行されるように構成してもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
また例えば、上記実施形態では、被係合爪58や圧縮コイルばね59等を剥離機構5に設け、係合孔332等を蓋部3に設けていたが、これに限られず、被係合爪や圧縮コイルばね等を蓋部に設け、係合孔等を剥離機構に設けてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」等という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」等という意味である。但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷装置
2 本体部(筐体)
3 蓋部(開閉カバー)
3C 第3部材(壁部)
5 剥離機構
24 収容部(ロール収納部)
26B 印刷部(印字手段)
32 第1ローラ(搬送ローラ)
51 第2ローラ(転向ローラ)
52 枠部(第1枠部)
54 支持部(第2枠部)
58 被係合爪(被係合部)
59 圧縮コイルばね(付勢部材)
331 被接触部
332 係合孔
333 ガイド溝
351 外方側端部(操作部)
352 内方側端部(係合解除部)
542 第2部材(一方側端部、他方側端部)
581 傾斜面
AX 回動軸心
L 感熱ラベル(被印字ラベル部)
M 台紙(台紙部)
R ラベルテープロール(被印字媒体ロール)
T ラベルテープ(被印字媒体)

Claims (7)

  1. 装置外郭を構成する筐体と、
    前記筐体に設けられ、台紙部、及び、前記台紙部に対し剥離可能に貼付された被印字ラベル部、を備えた被印字媒体を巻回した被印字媒体ロールを収納するロール収納部と、
    前記筐体に設けられた所定の回動軸心まわりに回動可能に支持され、前記回動軸心まわりの回動により前記ロール収納部を開閉する開閉カバーと、
    前記ロール収納部に収納された前記被印字媒体ロールから繰り出される前記被印字媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラにより搬送される前記被印字媒体の前記被印字ラベル部に対し所望の印字を形成して印字済みラベル部とする印字手段と、
    前記筐体に対し移動可能に支持され、かつ、前記印字済みラベル部を前記台紙部から剥離可能な第1状態、及び、前記印字済みラベル部を前記台紙部から剥離不能な第2状態、のいずれかに選択的に切り替えられる、剥離機構と、
    を有し、
    前記開閉カバーは、
    前記回動軸心の軸線方向の一方側及び他方側にそれぞれ設けられた一対の壁部を備え、
    前記一対の壁部と前記剥離機構とのうちいずれか一方は、
    前記軸線方向の一方側端部及び他方側端部のそれぞれにおいて前記軸線方向の外方側に突出するようにそれぞれ設けられ、前記軸線方向に移動可能にそれぞれ構成された一対の被係合部と、
    前記一対の被係合部のうち少なくとも一方に対し前記外方側への付勢力を付与する少なくとも1つの付勢部材と、
    を備え、
    前記一対の壁部と前記剥離機構とのうちいずれか他方は、
    前記開閉カバーの閉じ状態において前記剥離機構が前記筐体に対し移動するのに伴い少なくとも一方が前記軸線方向の内方側へ押圧される前記一対の被係合部のそれぞれを係合させて前記剥離機構を前記第1状態で保持する一対の係合孔を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記剥離機構は、
    前記一対の被係合部と、
    前記少なくとも1つの付勢部材と、
    を備え、
    前記一対の壁部は、それぞれ、
    前記開閉カバーの閉じ状態において前記剥離機構が前記筐体に対し移動するのに伴い、前記被係合部が接触され前記被係合部を前記内方側へ押圧し、前記被係合部を所定の摺動経路に沿って摺動させる、被接触部と、
    前記被接触部の前記摺動経路に連通するように設けられ、前記軸線方向に貫通した、前記係合孔と、
    を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記一対の壁部のうち少なくとも一方は、
    前記係合孔の前記外方側に設けられた操作部と、
    前記軸線方向に移動可能に支持され、前記操作部の操作に応じて前記係合孔に係合された前記被係合部を前記内方側へ押圧して前記係合を解除可能な係合解除部と、
    を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3記載の印刷装置において、
    前記付勢部材は、
    前記一対の被係合部のそれぞれに対応して2つ備えられ、
    前記操作部及び前記係合解除部は、それぞれ、
    前記一対の壁部のそれぞれに備えられている
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記被係合部は、
    先端のうちの下側に傾斜面を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記被接触部は、
    前記摺動経路に沿って設けられたガイド溝を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記剥離機構は、
    前記筐体に対し移動可能に支持された第1枠部と、
    前記第1枠部に対し移動可能に支持された第2枠部と、
    前記第2枠部において回転可能に挟持された、前記台紙部を転向させるための転向ローラと、
    前記第2枠部の前記軸線方向の一方側端部及び他方側端部のそれぞれにおいて前記第2枠部よりも前記外方側に突出するようにそれぞれ設けられ、前記第2枠部に対し前記軸線方向に移動可能にそれぞれ構成された前記一対の被係合部と、
    前記第2枠部のうちの前記転向ローラの前記外方側に配置された前記少なくとも1つの付勢部材と、
    を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
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