JP7021530B2 - 電子機器、及び、収納ケース - Google Patents

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Description

本明細書の開示は、電子機器、及び、その電子機器を収納する収納ケースに関する。
一次電池や二次電池などの化学電池は、現在、電子機器の電源として広く使用されている。化学電池は、長期間放置するなどにより過放電状態が継続すると、電池内部で発生したガスとともに電解液が漏れ出すことがある。一般に液漏れと呼ばれるこの現象は、電子機器にダメージを与える虞があることから、従来から様々な対策が提案されている。
例えば、特許文献1には、トランジスタを用いて一次電池の過放電を停止して液漏れを防止する技術が記載されている。
特開2002-345160号公報
液漏れ対策としては、上述した技術を含む様々な技術が提案されているが、今尚、新たな技術が求められている。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、化学電池の液漏れを防止する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る電子機器は、化学電池を電源として駆動する電子機器であって、前記化学電池からの電力が供給される負荷装置と、少なくとも1つのスイッチと、を備える。少なくとも1つのスイッチは、機械的に開閉する接点と、前記電子機器の表面に設けられた操作部と、前記操作部に加わった力を前記接点に機械的に伝達する機構と、を有し、前記接点の開閉により前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態と接続されている状態とを切り替える。前記操作部は、前記電子機器が縦置きの設置状態である場合に、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態になるように押圧される位置に設けられており、前記縦置きの設置状態は、前記電子機器を使用する際に設置面と接する底面と前記電子機器の表示装置が設けられた上面との間に設けられた、前記電子機器の側面が前記設置面に接する状態である
本発明の別の態様に係る電子機器は、化学電池を電源として駆動する電子機器であって、前記化学電池からの電力が供給される負荷装置と、機械的に開閉する接点と、前記電子機器の表面に設けられた操作部と、前記操作部に加わった力を前記接点に機械的に伝達する機構と、を有し、前記接点の開閉により前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態と接続されている状態とを切り替える、少なくとも1つのスイッチと、を備え、前記操作部は、前記電子機器を収納する収納ケースに前記電子機器が収納されているときに、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態になるように、前記収納ケースの内表面によって押圧される位置に設けられている。
本発明の一態様に係る収納ケースは、上記の一態様又は別の態様に係る電子機器を収納する収納ケースであって、前記電子機器が収納されているときに、前記操作部を押圧する形状を有する。
上記の態様によれば、化学電池の液漏れを防止することができる。
印刷装置1の斜視図の一例である。 印刷装置1の斜視図の別の例である。 印刷装置1に収納されるテープカセット30の斜視図の一例である。 印刷装置1のカセット収納部19の斜視図の一例である。 印刷装置1の断面図の一例である。 印刷装置1のハードウェア構成を示したブロック図の一例である。 液漏れ防止スイッチ25の構成例について説明するための図である。 液漏れ防止スイッチ25の接続例を示した図である。 縦置きされた印刷装置1の斜視図の一例である。 印刷装置1と収納ケース60の斜視図の一例である。 裏返した印刷装置1aの斜視図の一例である。 液漏れ防止スイッチ75の動作例について説明するための図である。
図1及び図2は、一実施形態に係る印刷装置1の斜視図の一例である。印刷装置1は、化学電池を電源として駆動する電子機器の一例であり、例えば、長尺状の被印刷媒体Mに印刷を行うラベルプリンタである。以降では、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定されない。印刷装置1は、感熱紙を使用する感熱方式のラベルプリンタであってもよい。また、印刷装置1は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどであってもよい。また、以降では、シングルパス(ワンパス)方式で印刷を行うラベルプリンタを例示するが、印刷装置1は、マルチパス(スキャン)方式で印刷を行ってもよい。
被印刷媒体Mは、テープカセット内部にロール状に巻かれた状態で収容されている長尺状のテープ部材であり、粘着層を有している。被印刷媒体Mは、例えば、接着層を有する基材と、接着層を覆うように剥離可能に基材に貼付された剥離紙と、を有する粘着テープ部材であってもよく、離型紙なしの粘着テープ部材であってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、表示装置4と、開閉蓋18と、カセット収容部19を備える。装置筐体2の上面には、入力部3、表示装置4、及び開閉蓋18が配置されている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。表示装置4は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどであり、入力部3からの入力に対応する文字等、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等を表示する。また、印刷中には、被印刷媒体Mへの印刷が指示された文字や図形等の内容が表示され、印刷処理の進捗状況が表示されてもよい。なお、表示装置4にはタッチパネルユニットが設けられていてもよく、その場合、表示装置4を入力部3の一部として看做してもよい。
開閉蓋18は、カセット収容部19の上部に開閉可能に配置されている。開閉蓋18は、ボタン18aを押下されることにより開放される。開閉蓋18には、この開閉蓋18が閉じた状態でもカセット収容部19にテープカセット30(図3参照)が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓18bが形成されている。また、装置筐体2の側面には、排出口2aが形成されている。印刷装置1内で印刷が行われた被印刷媒体Mは、排出口2aから装置外へ排出される。
印刷装置1は、さらに、図2に示すように、少なくとも1つの液漏れ防止スイッチ25を備えている。この例では、印刷装置1に、2つの液漏れ防止スイッチ25(液漏れ防止スイッチ25a、液漏れ防止スイッチ25b)が設けられている。液漏れ防止スイッチ25a及び液漏れ防止スイッチ25bは、電池の液漏れを防止するために設けられたスイッチである。液漏れ防止スイッチ25a及び液漏れ防止スイッチ25b(より詳細には、液漏れ防止スイッチ25aの操作部27a、液漏れ防止スイッチ25bの操作部27b)は、装置筐体2の背面に設けられている。
なお、本明細書において、印刷装置1の正面とは、印刷装置1を使用するときに利用者が立つ側にある印刷装置1の表面のことをいい、その反対側にある印刷装置1の表面を背面という。また、印刷装置1の底面とは、印刷装置1を使用するときに設置面と接する印刷装置1の表面のことをいい、その反対側にある印刷装置1の表面を上面という。
図3は、印刷装置1に収容されるテープカセット30の斜視図の一例である。図4は、印刷装置1のカセット収容部19の斜視図の一例である。図5は、印刷装置1の断面図の一例である。図3に示すテープカセット30は、図4に示すカセット収容部19に着脱自在に収容される。図5には、テープカセット30がカセット収容部19に収容された状態が示されている。
テープカセット30は、図3に示すように、被印刷媒体MとインクリボンRを収容するカセットケース31を有する。カセットケース31には、サーマルヘッド被挿入部36及び係合部37が形成されている。また、カセットケース31には、テープコア32とインクリボン供給コア34とインクリボン巻取りコア35が設けられている。被印刷媒体Mは、カセットケース31内部のテープコア32にロール状に巻かれている。また、熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りコア35に巻きつけられた状態で、カセットケース31内部のインクリボン供給コア34にロール状に巻かれている。
装置筐体2のカセット収容部19には、図4に示すように、テープカセット30を所定の位置に支持するための複数のカセット受け部20が設けられている。また、カセット受け部20には、テープカセット30が収容するテープ(被印刷媒体M)の幅を検出するためのテープ幅検出スイッチ24が設けられている。
テープ幅検出スイッチ24は、テープカセットの形状に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出するためのスイッチである。テープ幅検出スイッチ24は、カセット収容部19に複数設けられている。テープ幅の異なるテープカセットは、複数のテープ幅検出スイッチ24をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、後述する制御回路5(図6参照)が、押下されたテープ幅検出スイッチ24の組み合わせから、テープカセットの種類を特定し、被印刷媒体Mの幅(テープ幅)を検出する。
カセット収容部19には、さらに、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷ヘッドであるサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送する搬送部であるプラテンローラ21と、テープコア係合軸22と、インクリボン巻取り駆動軸23が設けられている。さらに、サーマルヘッド10には、サーミスタ13が埋め込まれている。サーミスタ13は、サーマルヘッド10の温度を測定する。
テープカセット30がカセット収容部19に収容された状態では、図5に示すように、カセットケース31に設けられた係合部37がカセット収容部19に設けられたカセット受け部20に支持されて、サーマルヘッド10がカセットケース31に形成されたサーマルヘッド被挿入部36に挿入される。また、テープコア係合軸22には、テープカセット30のテープコア32が係合し、さらに、インクリボン巻取り駆動軸23には、インクリボン巻取りコア35が係合する。
印刷装置1に印刷指示が入力されると、被印刷媒体Mは、プラテンローラ21の回転によりテープコア32から繰り出される。この際、インクリボンRを巻取るインクリボン巻取り駆動軸23がプラテンローラ21に同調して回転することで、被印刷媒体MとともにインクリボンRがインクリボン供給コア34から繰り出される。これにより、被印刷媒体MとインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過する際に、カセットケース31から引き出されたインクリボンRがサーマルヘッド10によって加熱されることで、インクが被印刷媒体Mに転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りコア35に巻き取られる。一方、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した印刷済みの被印刷媒体Mは、ハーフカット機構16及びフルカット機構17で切断され、それによって、ラベルが排出口2aから排出される。なお、ラベルとは、被印刷媒体Mをハーフカット又はフルカットすることにより作成されたもののことをいう。
図6は、印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図6に示すように、制御回路5、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7、表示装置駆動回路8、ヘッド駆動回路9、搬送用モータ駆動回路11、搬送用モータ12、カッターモータ駆動回路14、カッターモータ15、ハーフカット機構16、フルカット機構17、電源回路40を備える。
制御回路5は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを含む。制御回路5は、ROM6に格納されているプログラムをRAM7に展開し実行することで、印刷装置1の各部の動作を制御する。
ROM6には、プログラム、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されている。RAM7は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM6、RAM7のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
表示装置駆動回路8は、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。表示装置駆動回路8は、RAM7に格納されている表示データに基づいて表示装置4を制御する。
ヘッド駆動回路9は、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド10が有する発熱素子10aへの通電を制御する。サーマルヘッド10は、主走査方向に配列された複数の発熱素子10aを有する印刷ヘッドである。サーマルヘッド10は、発熱素子10aでインクリボンを加熱して熱転写により被印刷媒体Mに一ラインずつ印刷を行う。
搬送用モータ駆動回路11は、搬送用モータ12を駆動する。搬送用モータ12は、例えばステッピングモーターであってもよく、直流(DC)モータであってもよい。搬送用モータ12は、プラテンローラ21を回転させる。プラテンローラ21は、搬送用モータ12の駆動力によって回転し、被印刷媒体Mの長手方向(副走査方向、搬送方向)に被印刷媒体Mを搬送する。
カッターモータ駆動回路14は、カッターモータ15を駆動する。フルカット機構17及びハーフカット機構16は、カッターモータ15の動力によって動作し、被印刷媒体Mをフルカット又はハーフカットする。フルカットとは、被印刷媒体Mの基材を剥離紙とともに被印刷媒体Mの幅方向に沿って切断する動作のことであり、ハーフカットは、基材のみを幅方向に沿って切断する動作のことである。
電源回路40は、電池50からの電圧から出力電圧を生成し、印刷装置1に含まれる負荷装置29(図8参照)に電力を供給する。負荷装置29は、例えば、制御回路5、表示装置駆動回路8、ヘッド駆動回路9、搬送用モータ駆動回路11、カッターモータ駆動回路14などであり、電池50からの電力が供給される。
また、電源回路40は、液漏れ防止スイッチ25の構成の一部である接点(接点26a、接点26b、図7及び図8参照)を含んでいる。液漏れ防止スイッチ25は、接点(接点26a、接点26b)の開閉により電池50と負荷装置29とが電気的に接続されている状態と接続されていない状態とを切り替えるスイッチである。なお、電池50は、一次電池や二次電池などの化学電池である。
図7は、液漏れ防止スイッチ25の構成例について説明するための図である。図8は、電源回路40内における液漏れ防止スイッチ25の接続例を示した図である。以下、図7及ぶ図8を参照しながら、液漏れ防止スイッチ25について詳細に説明する。
液漏れ防止スイッチ25の各々(液漏れ防止スイッチ25a、液漏れ防止スイッチ25b)は、図7に示すように、機械的に開閉する接点(接点26a、接点26b)と、印刷装置1の表面に設けられた操作部(操作部27a、操作部27b)と、操作部(操作部27a、操作部27b)に加わった力を接点(接点26a、接点26b)に機械的に伝達する機構(機構28a、機構28b)と、を有している。
操作部27a、操作部27bは、それぞれ、押しボタンである。操作部27a、操作部27bは、装置筐体2の同じ面、より詳細には、印刷装置1の表面のうちの底面とは異なる面である背面に設けられている。つまり、印刷装置1を使用する際に設置面と接する表面とは異なる面に設けられている。図7(a)は、操作部27a、操作部27bが押下される前の状態を示している。
操作部27aを押し込むと、操作部27aに固定された機構28aが接点26aを開くように作用する。同様に、操作部27bを押し込むと、操作部27bに固定された機構28bが接点26bを開くように作用する。図7(b)は、操作部27a、操作部27bが押下されている状態を示している。
そして、押し込まれていた操作部27aを離すと、操作部27a及び機構28aは元の位置に戻り、その結果、接点26aが閉じる。同様に、押し込まれていた操作部27bを離すと、操作部27b及び機構28bは元の位置に戻り、その結果、接点26bが閉じる。つまり、図7(a)は、操作部27a、操作部27bが押下される前の状態であり、且つ、操作部27a、操作部27bが押下された後にその押圧力が取り除かれた状態、を示している。
液漏れ防止スイッチ25は、b接点スイッチであり、且つ、モーメンタリスイッチである。従って、液漏れ防止スイッチ25は押下されている間だけOFF状態(接点が開いた状態)を保持し、押下されていない間は、ON状態(接点が閉じた状態)を保持する。
液漏れ防止スイッチ25aに含まれる接点26aと液漏れ防止スイッチ25bに含まれる接点26bは、図8に示すように、電池50と負荷装置29との間に、並列接続されている。
以上のように構成された印刷装置1では、液漏れ防止スイッチ25を押下することで、電池50を完全に孤立させて、印刷装置1内の負荷装置29から電気的に切り離すことができる。これにより、過放電、ひいては電池50の液漏れを防止することができる。また、ソフトウェア処理が不要であり、接点を開閉する機械的構造により、電池50を負荷装置29から切り離すことができる。
図9は、縦置きされた印刷装置1の斜視図の一例である。印刷装置1は、図9に示すように、使用していない時には、縦置きされることで、狭いスペースに片付けることができる。印刷装置1では、液漏れ防止スイッチ25は、モーメンタリスイッチ且つb接点スイッチである。また、液漏れ防止スイッチ25の操作部(操作部27a、操作部27b)は背面に設けられている。このため、印刷装置1が縦置きされている間、設置面によって2つの操作部が押下されている状態が保持され、その結果、液漏れ防止スイッチ25がOFF状態で保持される。
従って、印刷装置1によれば、印刷装置1を使用後に縦置きして片付けるだけで、特別な操作を行うことなく、電池50の液漏れを防止することができる。
図10は、印刷装置1と収納ケース60の斜視図の一例である。印刷装置1には、専用の収納ケース60が用意されていても良い。収納ケース60は、印刷装置1が収納されているときに、液漏れ防止スイッチ25の操作部(操作部27a、操作部27b)を押圧する形状を有している。具体的には、収納ケース60は、例えば、図10に示すように、印刷装置1を収納する収納部61の、収納された印刷装置1の操作部(操作部27a、操作部27b)と対向する位置に、凸部62が設けられていてもよい。これにより、印刷装置1が収納ケース60に収納されている間、操作部が押下されている状態が保持され、その結果、液漏れ防止スイッチ25がOFF状態で保持される。
従って、印刷装置1によれば、印刷装置1を使用後に収納ケース60に収納して片付けるだけで、特別な操作を行うことなく、電池50の液漏れを防止することができる。
印刷装置1は、複数の液漏れ防止スイッチ(液漏れ防止スイッチ25a、液漏れ防止スイッチ25b)を含み、それらに含まれている複数の接点(接点26a、接点26b)は、電源回路40内で並列に接続されている。このため、印刷装置1の使用中に、複数の操作部(操作部27a操作部27b)のいずれかが誤って押下されたとしても、印刷装置1の動作が停止することがない。複数の操作部のすべてが押下されたときだけ電力供給が停止する。
従って、印刷装置1によれば、印刷装置1の使用中における液漏れ防止スイッチに起因する誤作動を回避することができる。
図11は、裏返した印刷装置1aの斜視図の一例である。図12は、液漏れ防止スイッチ75の動作例について説明するための図である。以下、図11及び図12を参照しながら、印刷装置1の変形例である印刷装置1aについて説明する。
印刷装置1aは、複数の液漏れ防止スイッチ(液漏れ防止スイッチ75a~液漏れ防止スイッチ75e、これらをまとめて液漏れ防止スイッチ75と記す)を備える点は、印刷装置1と同様である。ただし、図11に示すように、液漏れ防止スイッチの操作部(操作部77a~操作部77e)が印刷装置1aの表面のうちの底面に設けられている点、つまり、印刷装置1を使用する際に設置面と接する表面に設けられている点が、印刷装置1とは異なる。
また、印刷装置1aが有する複数の液漏れ防止スイッチは、図12に示すように、モーメンタリスイッチ且つa接点スイッチである。図12(a)は、操作部77a、操作部77b、・・・が押下されている状態を示している。この状態では、液漏れ防止スイッチ75aにおいて、操作部77aに固定された機構78aが接点76aを閉じるように作用する。液漏れ防止スイッチ75b~液漏れ防止スイッチ75eでも同様である。図12(b)は、操作部77a~操作部77eに加わっていた押圧力が取り除かれた状態を示している。この状態では、液漏れ防止スイッチ75aにおいて、操作部77aに固定された機構78aが接点76aを開くように作用する。液漏れ防止スイッチ75b~液漏れ防止スイッチ75eでも同様である。
以上のように構成された印刷装置1aでは、液漏れ防止スイッチを押下しないことで、電池を完全に孤立させて、印刷装置1a内の負荷装置からの電気的に切り離すことができる。これにより、印刷装置1と同様に、過放電、ひいては電池の液漏れを防止することができる。また、印刷装置1aを使用後に縦置きして片付けるだけで、すべての液漏れ防止スイッチが押下されていない状態となるため、特別な操作を行うことなく、電池の液漏れを防止することができる。また、印刷装置1aが収納されているときに、操作部(操作部77a~操作部77e)を押圧しない形状を有する収納ケース、例えば、収納された印刷装置1aの操作部(操作部77a~操作部77e)と対向する位置に凹部が設けられた専用の収納ケースを用意しても良い。これにより、印刷装置1と同様に、印刷装置1aを使用後に収納ケースに収納して片付けるだけで、特別な操作を行うことなく、電池の液漏れを防止することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。電子機器、及び、収納ケースは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、電子機器として印刷装置を例示したが、電子機器は印刷装置に限らない。電池を電源として駆動する電子機器であればよい。また、電子機器は、ACアダプタを備えてもよく、ACアダプタからの電力が電池からの電力に優先して利用されてもよい。その場合、ACアダプタの使用されている間は、液漏れ防止スイッチにより、電池が負荷装置29からの電気的に切り離されてもよい。具体的には、例えば、ACアダプタの端子が印刷装置1に差し込まれると押下されるように液漏れ防止スイッチを構成しても良い。これにより、ACアダプタ利用中の電池の過放電に起因する液漏れを防止することができる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
化学電池を電源として駆動する電子機器であって、
前記化学電池からの電力が供給される負荷装置と、
機械的に開閉する接点と、前記電子機器の表面に設けられた操作部と、前記操作部に加わった力を前記接点に機械的に伝達する機構と、を有し、前記接点の開閉により前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていないる状態と接続されている状態とを切り替える、少なくとも1つのスイッチと、を備え、
前記操作部は、前記電子機器が特定の設置状態となった場合に、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態になるように押圧される位置に設けられたことを特徴とする電子機器。
[付記2]
付記1に記載の電子機器において、
前記少なくとも1つのスイッチは、モーメンタリスイッチである
ことを特徴とする電子機器。
[付記3]
付記1又は付記2に記載の電子機器において、
前記少なくとも1つのスイッチは、b接点スイッチである
ことを特徴とする電子機器。
[付記4]
付記3に記載の電子機器において、
前記操作部は、前記電子機器を使用する際に設置面と接する表面とは異なる面に設けられる
ことを特徴とする電子機器。
[付記5]
付記1又は付記2に記載の電子機器において、
前記少なくとも1つのスイッチは、a接点スイッチである
ことを特徴とする電子機器。
[付記6]
付記5に記載の電子機器において、
前記操作部は、前記電子機器を使用する際に設置面と接する表面に設けられる
ことを特徴とする電子機器。
[付記7]
付記1乃至付記6のいずれか1つに記載の電子機器において、
前記少なくとも1つのスイッチは、複数のスイッチであり、
前記複数のスイッチに含まれる複数の接点は、前記化学電池と前記負荷装置との間に、並列接続されている
ことを特徴とする電子機器。
[付記8]
付記7に記載の電子機器において、
前記複数のスイッチに含まれる複数の操作部は、前記電子機器の同じ面に設けられている
ことを特徴とする電子機器。
[付記9]
付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の電子機器を収納する収納ケースであって、
前記電子機器が収納されているときに、前記操作部を押圧する形状を有する
ことを特徴とする収納ケース。
[付記10]
付記1、付記2、付記5又は付記6に記載の電子機器を収納する収納ケースであって、
前記電子機器が収納されているときに、前記操作部を押圧しない形状を有する
ことを特徴とする収納ケース。
1、1a 印刷装置
25、25a、25b、75a~75e 液漏れ防止スイッチ
26a、26b、76a~76e 接点
27a、27b、77a~77e 操作部
28a、28b、78a~78e 機構
29 負荷装置
40 電源回路
50 電池
60 収納ケース
61 収納部
62 凸部

Claims (10)

  1. 化学電池を電源として駆動する電子機器であって、
    前記化学電池からの電力が供給される負荷装置と、
    機械的に開閉する接点と、前記電子機器の表面に設けられた操作部と、前記操作部に加わった力を前記接点に機械的に伝達する機構と、を有し、前記接点の開閉により前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態と接続されている状態とを切り替える、少なくとも1つのスイッチと、を備え、
    前記操作部は、前記電子機器が縦置きの設置状態である場合に、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態になるように押圧される位置に設けられており、
    前記縦置きの設置状態は、前記電子機器を使用する際に設置面と接する底面と前記電子機器の表示装置が設けられた上面との間に設けられた、前記電子機器の側面が前記設置面に接する状態である、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記操作部が設けられた前記位置は、前記電子機器が前記縦置きの設置状態ではない場合には前記操作部が押圧されないことで、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されている状態になるよう位置である
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 化学電池を電源として駆動する電子機器であって、
    前記化学電池からの電力が供給される負荷装置と、
    機械的に開閉する接点と、前記電子機器の表面に設けられた操作部と、前記操作部に加わった力を前記接点に機械的に伝達する機構と、を有し、前記接点の開閉により前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態と接続されている状態とを切り替える、少なくとも1つのスイッチと、を備え、
    前記操作部は、前記電子機器を収納する収納ケースに前記電子機器が収納されているときに、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されていない状態になるように、前記収納ケースの内表面によって押圧される位置に設けられている、
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    前記操作部が設けられた前記位置は、前記電子機器が前記収納ケースから取り出された場合には前記操作部が押圧されないことで、前記化学電池と前記負荷装置とが電気的に接続されている状態になるような位置である
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記少なくとも1つのスイッチは、モーメンタリスイッチである
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記少なくとも1つのスイッチは、b接点スイッチである
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項に記載の電子機器において、
    前記操作部は、前記電子機器を使用する際に設置面と接する表面とは異なる面に設けられる
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記少なくとも1つのスイッチは、複数のスイッチであり、
    前記複数のスイッチに含まれる複数の接点は、前記化学電池と前記負荷装置との間に、並列接続されている
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項に記載の電子機器において、
    前記複数のスイッチに含まれる複数の操作部は、前記電子機器の同じ面に設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の電子機器を収納する収納ケースであって、
    前記電子機器が収納されているときに、前記操作部を押圧する形状を有する
    ことを特徴とする収納ケース。
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