JP6357521B2 - ポイント管理システムおよびポイント管理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、ポイント管理システムおよびポイント管理方法に関する。
従来、カードの使用などに伴って、利用者にポイントを付与し、このポイントを商品や金券などに交換することが行われている。
このようなポイントには、有効期限が設定されているのが一般的であるが、この有効期限による制約を軽減して有効利用を図ることを目的として、ポイントから交換した金額の投資や貯蓄を行うことが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の技術は、投資運用業者が会員のポイントを金額に換算してインターネット配信会社に投資し、インターネット配信会社からの分配金を投資運用業者が受け取る。さらに、分配金を受けた投資運用業者は、分配金をポイント化して販売店管理会社に分配し、この販売店管理会社から各販売店に分配し、各販売店が会員に分配するシステムとなっている。これにより、ポイントを一旦換金して運用した後、再びポイント化するため、実質的な有効期限を延ばすことができる。
特許文献2に記載の技術は、ポイントを現金に交換し、これを利用者が選択した貯蓄金融商品に交換するようにしている。したがって、ポイントを換金するため、ポイントの有効期限に制約されることが無いとともに、貯蓄金融商品に交換してポイントのまま維持する場合と比較して、ポイントの有効利用を図ることができる。
特開2003−6429号公報 特開2003−85432号公報
上述のように、従来から会員に付与したポイントを商品などと交換するポイント管理システムは知られているが、実際に、ポイントを商品などと交換する会員の絶対数は、十分に高いものではない。そのため、ポイントの有効活用を図ることを可能とし、ポイントシステムの魅力を向上することが望まれている。
上述の特許文献に記載の従来技術は、ポイントを換金し、さらに金融商品に交換することで、単にポイントを貯めるものと比較すれば、ポイントの有効活用を向上させることはできるものの、下記の解決すべき課題を有している。
上記従来技術は、ポイントを一旦換金して投資運用するものであり、換金、運用に手間およびコストを有する。また、投資運用する金銭は、逆に、ポイントとして利用することができないものであり、ポイントの有効活用性に劣る。
加えて、投資運用する金銭をポイントとして再利用する場合、さらに、金銭からポイントに交換する手間およびコストを要する。
さらに、上述の従来技術では、ポイントを換金し、これを投資運用するため、実施可能な業者が限られ、汎用性に劣る。
本開示は、上記問題に着目してなされたもので、ポイントを保持することの新たな楽しみを創出してポイントの有効活用を図ることを可能とするとともに、システム上の必要な手間およびコストを抑え、かつ、汎用性を高めることを可能とするポイント管理システムおよびポイント管理方法を提供することを目的とする。
本開示のポイント管理システムは、
会員の情報端末と通信ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記会員に付与されたポイントを管理するポイント管理システムであって、
前記会員に付与されたポイントを、交換対象品目と交換可能な利用可能ポイントとして貯める利用可能ポイント管理部と、
前記会員からの指示操作により前記利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントに対し、バーチャルのポイント運用の運用結果である運用結果ポイントを演算するとともに、その表示を行う処理を実行するバーチャル運用管理部と、
を備え、
前記バーチャル運用管理部は、
前記会員の指示操作に応じて、前記運用ポイントの申し込みの受け付けを実行可能であるとともに、前記運用結果ポイントから前記利用可能ポイントとしての取り出しを実行可能な運用ポイント管理部と、
運用情報入出力部に入力される現実の運用結果参照情報に基づいて、前記会員ごとに、前記運用ポイント数に対する前記運用結果である前記運用結果ポイント数を算出する運用結果ポイント算出部と、
前記会員ごとの前記運用結果ポイントの表示を行う運用結果表示処理部と、
を備えることを特徴とする。
また、本開示のポイント管理方法は、
会員に付与されたポイントを管理し、前記会員の情報端末と通信ネットワークを介して接続可能であるとともに、投資運用業者から現実の運用結果参照情報を入力可能なポイント管理方法であって、
前記会員に付与されたポイントを利用可能ポイントとして貯めるステップと、
前記会員からの指示操作により前記利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントのバーチャルのポイント運用を受け付けるステップと、
前記運用結果参照情報の入力を行うステップと、
前記運用結果参照情報に基づいて、前記運用ポイントに対するバーチャルの運用結果としての運用結果ポイントを算出するステップと、
前記運用結果ポイントの表示を行うステップと、
を備えることを特徴とする。
本開示のポイント管理システムでは、会員がポイントを保持したまま、バーチャルな投資によるポイントの運用を可能とすることにより、ポイントの新たな楽しみを創出してポイントの有効活用を図ることが可能である。しかも、換金を伴わないバーチャルな運用とすることにより、換金の手間およびコストを削減し、ポイント管理システムの汎用性を高めることを可能とする。
実施の形態1のポイント管理システムの概略を示すブロック図である。 実施の形態1のポイント管理システムにおいて、初回のバーチャル運用の申し込みの際に情報端末に表示されるポイント運用申込画面を示す図である。 実施の形態1のポイント管理システムにおいて、バーチャルのポイント運用の申し込み以降、運用ポイントの管理の際に情報端末に表示される運用ポイント管理用画面を示す図である。 実施の形態1のポイント管理システムにおいて、バーチャル運用を行うポイント数を入力する際に表示される運用ポイント入力用画面を示す図である。 実施の形態1のポイント管理システムにおいて、運用ポイント数の入力後に表示される申込ポイント数確認画面を示す図である。 実施の形態1のポイント管理システムにより、運用ポイントの入力から投資資金の運用依頼の出力までの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1のポイント管理システムにより、運用結果の入力から運用結果ポイントを算出するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1のポイント管理システムにより、運用ポイント管理用画面のポイント取出操作部227が操作された際に表示される運用ポイント取出操作画面を示す図である。 実施の形態1のポイント管理システムにより、運用ポイント取出操作画面の確認画面移行操作部245が操作されたた際に表示される取出ポイント確認画面を示す図である。
以下、本開示のポイント管理システムおよびポイント管理方法を実現する形態を、実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1のポイント管理システムについて説明する。
まず、実施の形態1のポイント管理システムの全体構成について説明する。
図1は、実施の形態1のポイント管理システムの全体構成を示すブロック図である。
このポイント管理システムは、会員が加盟店においてクレジットカードなどの利用に対してポイントを付与するシステムに適用したものである。なお、ポイント管理システムは、このようなクレジットカードの利用によりポイントを付与するシステムに限定されるものではなく、要は、会員にポイントを付与しポイントを貯めることができるシステム全般に適用することができる。
ポイント管理サーバ10は、インターネットなどの通信ネットワーク20を介して、加盟店の情報端末30に接続可能であるとともに、パソコンやスマートフォンなどの会員が所有する情報端末40により接続可能となっている。なお、ポイント管理サーバ10は、ポイントを管理する業者(ポイント管理業者)により運用されるもので、このポイント管理業者は、例えば、上述のカード会社などである。また、会員の情報端末40によるポイント管理サーバ10への接続は、会員を特定する所定の認証操作を行った上で可能となっている。
そして、ポイント管理サーバ10は、周知のように、加盟店の情報端末30から送られてくる利用情報に応じて、個々の会員に対して、その利用に応じてポイントを付与する。また、会員による情報端末40の操作により、貯めたポイントを、商品などの交換対象品目との交換などに利用可能となっている。なお、本実施の形態1では、このポイントは、会員が利用規約に定めるポイントに関する資格喪失事由などに該当しない限り、有効期限の無い永久に不滅のポイントとして、利用されない限り貯めることができるシステムとなっている。
さらに、本実施の形態1では、ポイント管理サーバ10には、投資運用業者の運用管理サーバ50と接続可能となっている。この運用管理サーバ50は、運用資金管理部51および運用実績管理部52を備える。ここで、投資運用業者は、上述のポイント管理サーバ10を運用する業者(カード会社など)などの法人や一般投資家などから預かった資金の運用を行う業者であって、金融商品取引法の範疇で業務を行っている業者である。なお、この投資運用業者による投資運用は、本開示においては、投資運用業者が設定する現実の投資信託である。そして、後述のバーチャルのポイント運用では、この現実の投資信託による基準価額を運用結果参照情報として参照し、この基準価額に連動して会員の運用結果ポイント数を増減させ、これにより会員がバーチャルな投資体験を享受することができシステムを実現するものである。
(ポイント管理サーバの構成)
次に、ポイント管理サーバ10の構成について説明する。
ポイント管理サーバ10は、ポイントデータベース110とポイント発行・交換管理部(利用可能ポイント管理部)120とバーチャル運用管理部130とを備える。
ポイント発行・交換管理部120は、上述の会員に付与されたポイントを、利用可能なポイントとしてポイントデータベース110に会員に関連付けて貯めるとともに管理する。このポイント発行・交換管理部120による管理には、貯めた利用可能なポイントを、従来から周知のように、電子マネーや商品券などを含む商品などの交換対象品目と交換する処理を行うことが含まれる。なお、このように商品などに交換可能な貯めたポイントを、以下、利用可能ポイントと称する。
さらに、本実施の形態1では、利用可能ポイントを、交換対象品目の一つとしてバーチャルのポイント運用を行って、運用結果参照情報(基準価額)の運用益に連動した運用ポイントの増加を可能としている。このバーチャルのポイント運用の管理は、ポイント管理サーバ10のバーチャル運用管理部130により行うものであり、この運用するポイントを、以下、運用ポイントと称する。
ここで、バーチャルのポイント運用と称するのは、利用可能ポイントを金銭に交換し、この金銭を実際に運用するのではなく、運用ポイントは、金銭に交換することなくポイントのまま保持し、このポイントを現実の投資運用を模して増減させるからである。すなわち、本実施の態では、個々の会員の利用可能ポイントおよび運用ポイントから金銭への交換や、運用した金銭から個々の会員への利用可能ポイントおよび運用ポイントへの交換を行うことはない。
(バーチャル運用管理部の構成)
以下に、バーチャル運用管理部130の構成について説明する。
このバーチャル運用管理部130は、会員からの指示指令により利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントに対し、バーチャルの運用を行って、運用結果である運用結果ポイントを演算するとともに、その表示を行う処理を実行する。
上記の処理を実行するバーチャル運用管理部130は、運用情報入出力部131と、運用ポイント管理部132と、運用結果ポイント算出部133と、運用結果表示処理部134とを備える。
運用情報入出力部131は、投資運用業者の運用管理サーバ50に対し、運用結果参照情報としての基準価額の参照を行って、この基準価額の入力を行うとともに、後述の現実の投資資金の金額の出力を行う。なお、この運用結果参照情報の参照、投資資金の金額の運用管理サーバ50への出力は、通信ネットワーク20を介して行ってもよいし、あるいは、電話、メールなど人による処理を介在させた伝達および入出力作業により行ってもよい。また、詳細については後述するが、参照する基準価額は、目標とする増減幅が異なる複数(本実施の形態1では、2)の異なる運用方針の基準価額を参照する。
なお、投資運用業者は、一般投資家から集めた投資資金を、投資信託証券を通じて、国内外の株式、債券、不動産投信(リート)等へ実質的に分散投資し、その運用成果を投資家に対し、それぞれの投資額に応じて分配する。また、ポイント管理業者の投資資金の詳細については後述する。
運用ポイント管理部132は、会員からポイントのバーチャルの運用の申し込みを受け付ける処理、運用結果ポイントから利用可能ポイントとして取り出す処理などを実行する。
運用結果ポイント算出部133は、運用管理サーバ50から取得する現実の運用結果参照情報(基準価額)に基づいて、各会員がポイント運用を申し込んだ運用ポイントに応じて運用結果ポイントを算出する。
また、運用結果表示処理部134は、各会員の運用ポイントおよび運用結果ポイントを、必要に応じて各会員の情報端末40に表示する処理を行う。
以下に、運用情報入出力部131、運用ポイント管理部132、運用結果ポイント算出部133、運用結果表示処理部134により実行する処理の詳細を、会員によるバーチャルのポイント運用の申し込みから運用結果の表示およびポイントの取り出しまでの操作を交えて、順を追って説明する。
(ポイント運用の申し込み)
まず、バーチャルのポイント運用の申し込みについて説明する。
バーチャルのポイント運用の申し込みは、図2に示すポイント運用申込画面210において行う。すなわち、会員の情報端末40によるポイント管理業者(カード会社など)のサイトの画面(図示省略)においてポイントの運用の項目の選択操作に応じ、運用ポイント管理部132は、ポイント運用申込画面210を情報端末40の画面(不図示)上に表示する。
なお、このポイント運用申込画面210は、まだサービスの利用を開始していない会員(これから利用しようとする会員)向けの説明画面である。一方、一旦、会員がポイント運用の申し込みを行って、ポイント運用と会員との関連付けがなされた後は、会員が、ポイントの運用の項目の選択操作を行った場合は、運用ポイント管理部132は、図3に示す運用ポイント管理用画面220を表示する。
図2に戻り、ポイント運用申込画面210は、コース説明選択部211、運用サービス詳細説明選択部212、ポイント表示部213、申込操作部214、前画面への戻り操作部215を備える。
コース説明選択部211は、アクティブコースの選択操作部211aと、バランスコースの選択操作部211bとを備える。
すなわち、本実施の形態1では、運用ポイントに対する見込みの運用益(運用結果ポイント)が異なる2以上のコースを選択可能とするもので、具体的には、本実施の形態1では、アクティブコースとバランスコースとの2種類の運用コースが設定されている。アクティブコースは、ポイントの変動幅が相対的に大きな投信成果を目指す運用方針で運用を行うコースであり、例えば、年率±十数%程度の変動幅を目標に運用を行うコースである。一方、バランスコースは、ポイントの変動幅が相対的に小さな投信成果を目指す運用方針で運用を行うコースであり、例えば、年率1〜数%程度の変動率を目標に運用を行うコースである。
アクティブコースの選択操作部211aの操作(クリック操作、タップ操作など)が行われた場合には、アクティブコースについて、運用ポイント数の変動幅、リスクなどの説明を表示する。バランスコースの選択操作部211bの操作が行われた場合は、バランスコースについて、運用ポイント数の変動幅、リスクなどの説明を表示する。
運用サービス詳細説明選択部212は、ポイント運用に関して詳細な説明を表示する説明画面(不図示)に移行するための操作を行う部分であり、その操作時には、サービスや契約の内容(図示省略)などを表示する。
ポイント表示部213は、会員が、その表示時点で保持している利用可能ポイント数が表示される。
申込操作部214は、バーチャルのポイント運用を申し込む際に操作を行う部分である。この申込操作部214が操作された場合には、運用ポイント管理部132は、情報端末40の画面(不図示)上の表示を、図4に示す運用ポイント入力用画面230に切り替える。
なお、前画面への戻り操作部215は、この部分を操作することにより、このポイント運用申込画面210が表示される前の画面(ポイント管理業者のサイトの画面(図示省略))に戻る処理が行われる。
(運用ポイント入力用画面)
次に、図4に示す運用ポイント入力用画面230およびこの画面を用いて実行される処理について説明する。
運用ポイント入力用画面230は、利用可能ポイント数表示部231とアクティブコース申込操作部232とバランスコース申込操作部233とを備える。
利用可能ポイント数表示部231には、表示時点において会員が利用可能なポイント数であって、バーチャルのポイント運用を申込可能なポイント数が表示される。したがって、会員は、バーチャルのポイント運用を申し込むために運用ポイント入力用画面230を開いた際には、まず、申込可能な利用可能ポイント数を認識することができる。
アクティブコース申込操作部232は、コース説明表示部232aと運用ポイント設定部232bと入力確認操作部232cと前画面への戻り操作部232dとを有する。
コース説明表示部232aには、アクティブコースでの運用の注意説明およびその詳細説明への移行操作部などを表示する。また、詳細説明では、アクティブコースにおいて参照をする投資信託における国内外の株式、債券、不動産投信などのバーチャルの運用の割合を表示する。したがって、会員は、アクティブコースを申し込む前に、アクティブコースによるバーチャルの運用の内容を再確認することができる。
運用ポイント設定部232bは、アクティブコースでのバーチャルのポイント運用を行う申込ポイント数を入力操作する部位である。会員は、運用ポイント設定部232bに数値の入力操作を行ってアクティブコースに申し込むポイント数を設定することができる。
入力確認操作部232cは、アクティブコースに申し込むポイント数の最終確認を行う画面への移行操作を行う部位である。この入力確認操作部232cが操作されると、運用ポイント管理部132は、アクティブコースに今回申し込んだ運用申込ポイント数の確認を行うための申込ポイント数確認画面260(図5参照)に移行し表示する。なお、この申込ポイント数確認画面260については後述する。
また、前画面への戻り操作部232dは、運用ポイント入力用画面230が表示される前の画面へ戻る操作を行う部分である。
バランスコース申込操作部233は、コース説明表示部233aと運用ポイント設定部233bと入力確認操作部233cと前画面への戻り操作部233dとを有する。
コース説明表示部232aには、バランスコースでの運用の注意説明およびその詳細説明への移行操作部などを表示する。また、詳細説明では、バランスコースにおいて参照をする投資信託における国内外の株式、債券、不動産投信などのバーチャルの運用の割合を表示する。したがって、会員は、バランスコースを申し込む前に、バランスコースによるバーチャルの運用の内容を再確認することができる。
運用ポイント設定部233bは、バランスコースでのバーチャルのポイント運用を行う申込ポイント数を入力操作する部位である。会員は、運用ポイント設定部233bに数値の入力操作を行ってバランスコースに申し込むポイント数を設定することができる。
入力確認操作部233cは、バランスコースに申し込むポイント数の最終確認を行う画面への移行操作を行う部位である。この入力確認操作部233cが操作されると、運用ポイント管理部132は、バランスコースに今回申し込んだ運用申込ポイント数の確認を行うための申込ポイント数確認画面260(図5参照)に移行し表示する。なお、この申込ポイント数確認画面260については後述する。
また、前画面への戻り操作部233dは、運用ポイント入力用画面230が表示される前の画面へ戻る操作を行う部分である。
(申込ポイント数確認画面)
次に、図5に示す申込ポイント数確認画面260について説明する。
この申込ポイント数確認画面260は、コース表示部261、ポイント表示部262、確定操作部263、前画面への戻り操作部264を備える。
コース表示部261では、ポイント運用を申し込んだコースを表示する。なお、図5では、このコース表示部261には、「アクティブコース」と表示しているが、これは、図4の運用ポイント入力用画面230においてアクティブコースの入力確認操作部232cの操作に応じて画面表示を行った場合を例示している。したがって、図4の運用ポイント入力用画面230においてバランスコースの入力確認操作部233cが操作された場合には、この図5のコース表示部261には、「バランスコース」と表示される。
ポイント表示部262は、前画面である運用ポイント入力用画面230の運用ポイント設定部232bまたは運用ポイント設定部233bにおいて入力したポイント数を表示する。
確定操作部263は、この部位を操作することにより、ポイント表示部262に表示されたポイント数で、各コース(図5はアクティブコースの場合を示す)のバーチャルのポイント運用を行うことを確定する。なお、この確定時に、既に当該コースの運用を行っている場合は、既に運用を行っているポイント数に、ポイント表示部262に表示されたポイント数を加算することになる。また、この確定操作部263の操作を行って、運用が確定した場合、確定したことを伝えるメッセージを表示、あるいは、そのメッセージを表示する画面に移行するのが好ましい。
戻り操作部264は、ポイント数の変更などを行うために前画面である運用ポイント入力用画面230に戻るための操作部である。
(運用ポイント表示画面)
次に、前述した、図3に示す運用ポイント管理用画面220について説明する。この運用ポイント管理用画面220は、2回目以降のポイント運用の申し込み、バーチャル運用による運用結果ポイントの増減確認、運用ポイントの取り出しなどを行う際に表示する画面である。
この運用ポイント管理用画面220は、運用可能ポイント表示部221、運用ポイント表示部222、チャート表示部223、アクティブコースポイント表示部224、バランスコースポイント表示部225、追加運用操作部226、ポイント取出操作部227、ポイント運用申込履歴表示操作部228、ポイント取出履歴表示操作部229を備える。
運用可能ポイント表示部221には、情報端末40によりアクセスしている会員の利用可能ポイント数が表示される。この運用可能ポイント表示部221に表示されるポイント数は、その時点で利用可能ポイントから運用ポイントとして運用を申込可能なポイント数である。
運用ポイント表示部222には、現在運用中のポイントの確認を行う部分であり、運用中ポイント表示部222a、運用結果ポイント表示部222b、増減表示部222cを備える。
運用中ポイント表示部222aには、画面を表示した時点で運用中のポイント数が表示される。また、このポイント数は、アクティブコース、バランスコースの両コースにおいて運用申し込みを行った総ポイント数が表示される。
運用結果ポイント表示部222bには、バーチャルのポイント運用後の運用ポイント数である運用結果ポイント数が表示される。この運用結果ポイント数は、運用結果ポイント算出部133により算出され、各コースに対応する各運用方針の投資信託の基準価額を参照し、その増減があった都度更新されるもので、その詳細については後述する。
増減表示部222cには、バーチャルの運用により運用ポイントから増減したポイント数が表示される。すなわち、運用結果ポイント表示部222bに表示される運用結果ポイント数から、運用中ポイント表示部222aに表示される総ポイント数を差し引いた値が、増減ポイント数(正、負)として増減表示部222cに表示される。
チャート表示部223には、運用結果ポイント表示部222bに表示される運用結果ポイント数の変動を、横軸を日時とし、縦軸をポイント数とした棒グラフ、折れ線グラフ、ロウソク足グラフなどの形式により表示される。なお、バーチャル運用のスタート時には、単純な画像ファイルを表示する。
アクティブコースポイント表示部224は、アクティブコースにおける運用状態を表示する部分である。このアクティブコースポイント表示部224は、アクティブコース運用中ポイント数表示部224a、アクティブコース運用結果ポイント数表示部224b、アクティブコース増減ポイント数表示部224cを備える。
アクティブコース運用中ポイント数表示部224aは、アクティブコースで運用中のポイント数を表示する。
アクティブコース運用結果ポイント数表示部224bは、アクティブコースにおける最新の運用結果ポイント数を表示する。なお、この運用結果ポイント数は、運用結果ポイント算出部133により算出され、この運用結果ポイントの表示は、運用結果表示処理部134における表示処理により実行される。
アクティブコース増減ポイント数表示部224cは、アクティブコースにて運用した結果のポイント増減数、すなわち、運用ポイント数と運用結果ポイント数との差分である運用損益を表示する。なお、このアクティブコースにて運用した結果の運用ポイントの増減数の演算も、運用結果ポイント算出部133により算出され、このポイント増減数の表示は、運用結果表示処理部134の表示処理により実行される。
バランスコースポイント表示部225は、バランスコースにおける運用状態を表示するものであり、バランスコース運用中ポイント数表示部225a、バランスコース運用結果ポイント数表示部225b、バランスコース増減ポイント数表示部225cを備える。
バランスコース運用中ポイント数表示部225aは、バランスコースで運用中のポイント数を表示する。
バランスコース運用結果ポイント数表示部225bは、バランスコースにおける運用結果ポイント数を表示する。なお、このバランスコースの運用結果ポイント数も、アクティブコースと同様に、運用結果ポイント算出部133により算出され、このバランスコースの運用結果ポイントの表示は、運用結果表示処理部134における表示処理により実行される。
バランスコース増減ポイント数表示部225cは、バランスコースにて運用した結果の運用ポイントの増減数、すなわち、運用ポイント数と運用結果ポイント数との差分である運用損益を表示する。なお、このアクティブコースにて運用した結果の運用ポイントの増減数の演算も、運用結果ポイント算出部133により算出され、このポイント増減数の表示は、運用結果表示処理部134の表示処理により実行される。
追加運用操作部226は、運用ポイントを追加する場合に操作する部分であり、この追加運用操作部226の操作時には、運用ポイント管理部132は、図4に示す運用ポイント入力用画面230を表示する。
ポイント取出操作部227は、現在運用中のポイントである運用ポイントを、商品などへの交換が可能な利用可能ポイントとして取り出す場合に操作を行う部分であり、この操作の実行時には、運用ポイント管理部132は、図8に示す運用ポイント取出操作画面240を表示する。なお、この運用ポイント取出操作画面240については後述する。
ポイント運用申込履歴表示操作部228は、その操作に応じ、運用ポイント管理部132が、バーチャルのポイント運用を申し込んだ日付や、その申し込んだ運用ポイント数を、日付順に表示する処理を実行する。なお、利用可能ポイントを、商品などに交換した日付および交換アイテムの表示も同時に実行される。
ポイント取出履歴表示操作部229は、その操作に応じ、運用ポイントから利用可能ポイントとして取り出した日時、および、その際に取り出したポイント数を、日付順に表示する。
(運用情報入出力部)
次に、運用情報入出力部131が実行する処理について説明する。
この運用情報入出力部131は、前述したように、投資運用業者の運用管理サーバ50において更新される現実の投資信託における基準価額を参照し、この基準価額を運用結果参照情報として入力する。なお、この入力は、ポイント管理サーバ10側から自動的に参照して入力してもよいし、運用管理サーバ50から基準価額の更新のたびに出力するようにしてもよいし、人を介在したアクセスその他の通信手段により得た情報を、手作業により入力してもよい。
バーチャル運用管理部130におけるポイント運用結果は、完全にバーチャルであってもよいが、本実施の形態1では、運用ポイントの増減をヘッジするために、現実の資金運用に模して運用を実行するとともに、それに並行して現実の投資資金の運用を行う。すなわち、ポイント管理サーバ10のポイント管理業者は、全会員の各運用コースに応じて参照する各ファンドの運用ポイントに応じた現実の売買を、投資運用業者に一任する。
つまり、完全なバーチャルの運用とした場合、運用によるポイントの増加分は、その全てをポイント管理業者が負担することになる。そこで、各コースの全運用ポイントに応じた投資資金を、各コースに応じた増減幅を目標とする運用方針のファンドに現実に運用することを投資運用業者に実際に一任することにより、各コースの運用ポイントの増減を、投資資金の現実の運用による投資資金の増減にある程度反映させることができる。これによって、運用結果ポイントの増加分を会員にポイントを付与するのに応じ、ポイント管理業者は、実際に投資資金の運用益を得ることができ、バーチャル運用によるポイント付与の負担を軽減することができる。
以下に、投資資金の運用の依頼の出力について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
運用ポイント管理部132では、各会員からポイントの運用の申し込みが行われると、随時、コースごとに(本実施の形態では、アクティブコースとバランスコース)、各会員の運用ポイントを合計する処理を実行する(図6のステップS101)。
そして、所定の設定時期が来ると(ステップS102)、コースごとの運用ポイントの合計値に応じて投資資金を設定する(ステップS103)。ここで、所定の期間毎に設定された依頼設定時期とは、本実施の形態1では、毎月の月始や月末などのように、1か月毎に設定された時期とする。この時期は、これに限定されず、例えば、毎週1回の決められた時期や、2週間毎などの複数週間毎に決められた時期や10日、15日、20日などの所定周期で決められた時期など、1回月毎に限定されるものではない。
そして、運用ポイント管理部132においてコース毎の投資資金を設定したら、運用情報入出力部131により投資運用業者の運用管理サーバ50に向けて、各コースの投資資金を出力する(ステップS104)。なお、この投資資金は、投資運用業者に運用を一任するもので、運用情報入出力部131から運用管理サーバ50に直接出力する処理としてもよいし、あるいは、この出力は、画面などの出力機器への出力に留め、投資運用業者への一任依頼は、人を介在させた通信機器による伝達などとしてもよい。
ここで、投資運用業者による投資資金の運用について簡単に説明する。なお、この投資運用業者による投資資金の運用は、本実施の形態1のポイント管理システムを構成するものではない。
投資運用業者は、運用依頼を受けた各コースの投資資金に対し、バーチャルのポイント運用における各コース(アクティブコース、バランスコース)の参照ファンドを買い付けることにより投資運用を行う。
そして、この実際の投資運用の結果は、運用結果である基準価額として、コースごとに参照する投資信託の基準価額が更新される日の所定の時刻(例えば、12:00、あるいはその日の夕刻(17:00など)、それ以降)に、ポイント管理サーバ10が取得する。この取得は、ポイント管理サーバ10側から自動的に読み取りに行ってもよいし、参照結果を、人が入力してもよい。
次に、運用情報入出力部131による投資運用結果の入力およびそれに伴う運用結果ポイント算出部133による運用結果の演算について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
前述のように、投資運用業者の運用管理サーバ50において、運用業者による各コースに応じた投資資金に対する現実の運用結果参照情報(基準価額)は、参照する投資信託の基準価額が決められる日の設定時刻以降に設定され、これを参照し取得する。
そこで、まず、運用情報入出力部131は、取得した現実の運用結果参照情報を読み込む(ステップS201)。そして、運用結果ポイント算出部133は、運用結果参照情報(基準価額)に基づいて、コースごとの総運用ポイントに対する総運用結果ポイントを算出する。なお、本実施の形態1では、現実の基準価額と総運用結果ポイントが1:1の関係となるように算出する。また、これにより、コース毎に、総運用ポイント:総運用結果ポイントは、投資資金:投資運用結果と略等しい関係となる。すなわち、総運用結果ポイントの増減が、現実の投資運用結果の増減に略等しい関係となり、運用結果の増減をヘッジすることができる。
さらに、運用結果ポイント算出部133は、参照する運用結果参照情報としての基準価額に基づいて、各会員についてコース毎に、運用ポイントに応じた運用結果ポイントを算出する。また、同時に、運用ポイント数と運用結果ポイント数との差分である増減値も算出する。
なお、この各会員の運用結果ポイントの算出は、運用結果が送られて来た時点で行ってもよいし、あるいは、会員が、運用ポイント管理用画面220を開く操作を行った際に行うようにしてもよい。
また、バーチャル運用の運用結果ポイントと実際の運用結果は、必ずしも1:1で対応させる必要はない。例えば、実際の運用手数料分を見込んで、実際の運用結果に対して、運用結果ポイントがある程度低くなるような比率としてもよいし、逆に、運用利益に魅力を感じてもらうように、その比率が高くなるようにしてもよい。
以上のように、コース毎の運用結果ポイントの算出を行ったら、次に運用結果(基準価額)が更新されるまでの間、そのコース毎の運用結果および増減値が保持される。
したがって、会員が、運用ポイント管理用画面220を開いた際には、運用情報入出力部131に最後に入力された最新の運用結果(基準価額)に基づいた運用結果ポイントおよび増減値が表示される。
なお、上述したように、運用結果ポイントは、各コースが参照する投資信託の基準価額が更新される都度、その基準価額に基づいて演算される。
それに対して、各会員の運用ポイントの申し込みを受け付け、その合計値に応じた投資資金を、実際に投資運用業者に対して運用を依頼するのは、所定の期間(本実施の形態1では1カ月)毎となっている。
したがって、運用ポイントの運用結果ポイントと、実際の運用結果とにはずれが生じる。しかしながら、本実施の形態1では、運用結果ポイントは、バーチャルの運用に基づくものであって、運用ポイントを換金し、これを投資資金として運用しているのではないため、両者を、一致させる必要はない。また、運用依頼を、所定の期間毎とすることにより、運用の申し込みのたびに行うものと比較して、運用依頼の頻度を大幅に減らし、その手数料を大幅に軽減することができる。
(運用ポイント取出操作画面)
次に、図3に示すポイント取出操作部227をクリック操作することで表示される図8に示す運用ポイント取出操作画面240について説明する。
運用ポイント取出操作画面240は、会員が、現在バーチャル運用中の運用ポイントから、利用可能ポイントとして取り出す操作を行うための画面である。この運用ポイント取出操作画面240は、取出コース選択部241、アクティブコース運用ポイント表示部242、バランスコース運用ポイント表示部243、取出ポイント設定部244、確認画面移行操作部245を備える。
取出コース選択部241には、アクティブコース選択部241aとバランスコース選択部241bとが設けられている。会員は、各コース選択部241a,241bのいずれかにチェックを入れる操作を行うことにより、いずれのコースの運用ポイントから利用可能ポイントとして取り出すかを設定することができる。
アクティブコース運用ポイント表示部242は、現在のアクティブコースにおいてバーチャル運用中の運用ポイントの総ポイント数(運用結果ポイント数)が表示される。バランスコース運用ポイント表示部243は、現在のバランスコースにおいてバーチャル運用中の運用ポイントの総ポイント数(運用結果ポイント数)が表示される。
取出ポイント設定部244では、取出コース選択部241において選択したコースの運用ポイントから、利用可能ポイントとして取り出すポイント数の設定操作を行う。この取出ポイント設定部244には、全てのポイントを取り出すことを選択する全ポイント取出設定部244aと、数値を入力することにより、選択されたコースの運用ポイントの一部あるいは全ての取り出しを設定可能とするポイント数入力部244bとを備える。
確認画面移行操作部245は、会員の情報端末40における表示画面を、ポイントを取り出すコースおよびそのポイント数を確認するための、図9に示す取出ポイント確認画面250に移行する操作を行う部位である。
(取出ポイント確認画面)
次に、図9に示す取出ポイント確認画面250について説明する。
この取出ポイント確認画面250は、ポイント取出コース表示部251と、取出ポイント表示部252と、確定操作部253と戻り操作部254とを備える。
ポイント取出コース表示部251は、運用ポイント取出操作画面240の取出コース選択部241において選択されたコースを表示する部位である。図9では一例として「アクティブコース」と表示しているが、取出コース選択部241においてバランスコースの選択を行った場合には、この取出コース選択部241には、「バランスコース」と表示される。
取出ポイント表示部252は、取出ポイント設定部244において設定したポイント数が表示される。
確定操作部253は、運用ポイントの中から、取出ポイント表示部252に表示されたポイントを、利用可能なポイントとして取り出す確定操作を行う部位であり、取出ポイント表示部252のすぐ下の位置に配置されている。したがって、会員は、取出ポイント表示部252により最終的に取出ポイント数を確認しながら、取り出しの確定操作を行うことができる。
なお、確定操作部253の横には、取り出しポイント数の変更などを行うために前画面である運用ポイント取出操作画面240に戻るための戻り操作部254が設けられている。
また、確定操作部253により確定操作が実行された場合は、運用ポイント管理部132は、ポイントデータベース110における利用可能ポイント数および運用ポイントの書き換えを行う。すなわち、運用ポイント管理部132は、取出ポイントとして取り出されたポイントを、ポイントデータベース110に利用可能ポイントとして貯める。また、運用ポイントの取り出しを行ったコースの運用ポイントから取出ポイント数分の減算を行い、減算後に運用ポイントが残っていれば、その運用ポイントのバーチャル運用を継続する。
なお、前述したように、運用結果ポイントは、本実施の形態1では、各コースが参照する投資信託の基準価額が更新される都度更新する。したがって、上記の取り出し時の運用結果ポイント(レート)は、最新の値を用いるもので、同日に取り出す場合であっても、更新の直前であれば、前日の運用結果ポイントが最新の値であり、更新の直後であれば、その日に更新した値が最新の値となる。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1のポイント管理システムの作用を、会員が行う操作の手順に沿って説明する。
<初回の運用の申し込み>
会員には、カードを利用するのに伴って、ポイントが付与される。そして、このポイントは、利用可能ポイントとして、会員ごとに関連付けてポイントデータベース110に貯める。
会員は、利用可能ポイントがある程度貯まると、商品や、電子マネーや金券などの予め設定された交換品目と交換したりすることができる。なお、利用可能ポイントを商品などと交換することについては周知であるので、詳細な説明を省略する。
さらに、本実施の形態では、会員は、利用可能ポイントのバーチャル運用を行ってポイントの増加を図ることができる。すなわち、保持しているポイント(利用可能ポイント)は、通常は、貯めるだけであるが、本実施の形態1では、ポイントを増やすことが可能である。ただし、バーチャル運用を行うにあたり、通常の資産運用と同様に、ポイントが減る可能性もある。
このバーチャルのポイント運用を行う場合、会員は、まず、カード会社(ポイント管理業者)のサイトにアクセスし、情報端末40の画面上に、ポイント運用申込画面210(図2参照)を表示させ、運用を申し込む操作を行う。なお、このポイント運用申込画面210は、会員のポイントの利用画面(図示省略)を開いて、ポイントの運用を申し込む旨が表示されている部位をクリック、タップなどの操作を行うことで開くことができる。また、このポイント運用申込画面210では、ポイント運用の申し込みを行う前に、コース説明選択部211、運用サービス詳細説明選択部212などを操作することにより、利用可能ポイントを運用すること、運用コースの違いについての説明を表示し、確認することができる。
そして、会員が、ポイント運用の申し込みを行う場合は、申込操作部214の操作を行う。これにより、情報端末40の画面に図4に示す運用ポイント入力用画面230が表示される。
次に、会員は、アクティブコースおよびバランスコースに申し込むポイント数を選択的に設定する。すなわち、会員は、アクティブコースとバランスコースとの各運用ポイント設定部232b、233bにおいて、現在所有している利用可能ポイント数の範囲内で、選択的に運用を申し込むポイント数を設定する。この場合、運用ポイント入力用画面230において1回の操作で運用の申し込みが可能なのは、1コースのみである。このため、両方のコースの運用申し込みを行う場合は、一方のコースにおけるポイント数の設定を行って後述の入力確認操作を行った後、再び、運用ポイント入力用画面230を開いてもう一方のコースの運用申込のポイント数の設定を行う。なお、この運用ポイント入力用画面230には、利用可能ポイント数表示部231において、現在保有している利用可能ポイント数を表示している。このため、会員は、利用可能ポイント数を越えない範囲で、各運用ポイント設定部232b、233bにおけるポイント数の設定を行うことが可能である。
この運用申込のポイント数の設定が終わると、会員は、運用を申し込んだコースに応じた各入力確認操作部232c,233cを操作する。会員の情報端末40には、この操作に応じて、図5に示す申込ポイント数確認画面260が表示される。会員は、この申込ポイント数確認画面260により、ポイント運用を申し込んだコースのポイント数を確認することができる。例えば、図5に示す例であれば、コース表示部261に表示されたアクティブコースに、ポイント表示部262に表示されている「1900」ポイントの運用を申し込もうとしていることを確認することができる。
そして、会員は、この申込ポイント数確認画面260の表示内容に間違いが無ければ、確定操作部263の操作を行う。これにより、申込ポイント数確認画面260に表示されたポイントの運用が確定する。
なお、バランスコースに申し込んだ場合も、同様に、申込ポイント数確認画面260にその内容が表示されることにより、会員は確認を行うことができるとともに、それを確定する操作を行うことができる。また、気が変わる、あるいは、入力に間違えがあった場合には、戻り操作部264を操作することにより、運用ポイント入力用画面230に戻ることができる。
<追加の運用の申し込み>
次に、上述のようにしてポイント運用を申し込んだ後に、運用ポイントを追加する場合の会員の操作およびそれに伴う処理について説明する。
この運用ポイントの追加は、図3に示す運用ポイント管理用画面220において設定する。すなわち、ポイント運用の申し込みを行うと、会員と運用ポイントの情報との関連付けが行われる。
そこで、ポイント運用を申し込んだ後に会員が上記のカード会社のサイトにアクセスし、本人認証のうえ情報端末40の画面上でポイント運用の選択操作を行った場合には、バーチャル運用管理部130は、図3に示す運用ポイント管理用画面220を情報端末40に表示する。
したがって、会員は、この運用ポイント管理用画面220により、現在の、運用ポイント数、運用結果ポイント数、ポイント増減数を確認することができる。
そして、運用ポイントの追加を行う際には、この運用ポイント管理用画面220において追加運用操作部226を操作する。これにより、情報端末40の画面には、初回の運用申込時と同様に、図4に示す運用ポイント入力用画面230が表示される。
そこで、会員は、アクティブコース、バランスコースのそれぞれに選択的に追加のポイント数を設定することができる。そして、初回の申し込み時と同様に、図5に示す申込ポイント数確認画面260により、追加運用を申し込んだコースのポイント数を確認することができるとともに、運用を確定することができる。
<バーチャル運用による運用結果ポイントの算出>
バーチャル運用管理部130では、運用ポイントのバーチャル運用を行うのにあたり、現実の運用結果参照情報である基準価額を反映させた運用結果ポイントを算出する。以下に、この運用結果ポイントの算出における、運用ポイント、実際の投資資金、運用結果ポイントの関係を説明する。
まず、会員により、バーチャル運用における運用ポイントの入力(初回の申し込みおよび追加の申し込み)が行われると、ポイント管理サーバ10の運用ポイント管理部132では、全会員から申し込まれた運用ポイントの合計を算出する(S101)。なお、この合計値は、一定期間(例えば、1か月)が経過するごとに算出する。
そして、所定の設定時期が来ると(例えば、上記の一定期間が経過すると)、運用ポイント管理部132は、合計した運用ポイント数に基づいて、コース毎の投資資金を設定し(S102)、さらに、運用情報入出力部131は、設定したコース毎の投資資金を出力する。この出力の相手先は、直接、運用依頼を運用管理サーバ50としてもよいし、あるいは、画面などの出力機器に出力し、これを人を介在させて運用管理サーバ50側に出力するようにしてもよい。このように、実際の投資資金の運用の依頼は、所定の依頼時期が来る毎に行われるものであり、本実施の形態1では、1か月周期で行われる。
投資運用業者では、周期的に追加運用依頼されるコース毎の投資資金とこれまでに依頼されたコース毎の投資資金とを併せた投資資金を、各コースの運用方針に応じて運用を行う。また、投資運用業者では、この現実の運用による運用結果として各コースに応じた基準価額を算出するとともに、その基準価額を、それが変更される日ごとに(例えば、土日、休日を除く営業日)、出力する。この出力は、ポイント管理サーバ10に対して直接出力してもよいし、所定の情報端末、情報表示機器などに出力するようにしてもよい。
一方、ポイント管理サーバ10の運用情報入出力部131では、基準価額の更新日毎にこのコース毎の現実の基準価額を参照し読み込む(S201)。さらに、運用結果ポイント算出部133では、現実の基準価額に基づいて、各コースの総運用ポイント数に対する総運用結果ポイントを演算する(S202)とともに、会員毎に、各コースの運用ポイント数に対する運用結果ポイント数を演算する(S203)。
そこで、会員は、運用ポイントの運用結果を知りたい場合は、随時、運用ポイント管理用画面220を開いて、運用中のポイント数や、運用結果を反映した運用結果ポイント数およびポイントの増減数を確認することができる。
なお、上述のように、運用結果ポイントは、投資運用業者から1日1回、コースごとに参照する投資信託の基準価額が更新される都度その基準価額に基づいて算出し、更新する。よって、会員のアクセス時点が、その日の更新の前のタイミングであれば、運用結果ポイントは、前日の投資価額に基づいて算出される。一方、会員のアクセス時点が、その日の更新後のタイミングであれば、運用結果ポイントは、当日の投資価額により算出される。
以上のように、本実施の形態1では、バーチャルのポイント運用は、カード会社(ポイント管理業者)により行われるもので、会員の運用ポイントは、換金されること無く、運用ポイントとして保持されたままである。
また、ポイントの運用では、会員は、コースごとに参照する投資信託の基準価額が更新されるたびに運用結果ポイントの増減を楽しむことができる。そして、これにより、従来、貯めるだけで忘れがちであった、ポイントに対する注意喚起および楽しみの創出を図ることが可能となる。
<運用ポイントの取り出し>
会員は、運用中の運用ポイントを、利用可能ポイントとして随時取り出して、所望の商品などと交換することができる。あるいは、バーチャル運用投資をより楽しむことを目的として、運用ポイントの上下予測に基づいて、任意の時期に運用ポイントの取り出しと申し込みとを繰り返して運用ポイントの増加を図ることが可能である。
以下、この運用ポイントの取り出しについて説明する。
運用ポイントの取り出しの際には、会員は、図3に示す運用ポイント管理用画面220を開いた上で、ポイント取出操作部227を操作する。これにより、会員が操作する情報端末40の画面には、図8に示す運用ポイント取出操作画面240が表示される。
そこで、会員は、取出コース選択部241においてアクティブコース、バランスコースの現在の運用ポイントを確認した上で、所望のコースから取り出すポイント数を、取出ポイント設定部244に入力し、さらに、確認画面移行操作部245を操作する。
これにより、会員が操作する情報端末40の画面には、図9に示す取出ポイント確認画面250が表示され、そこに、運用ポイントを取り出す対象のコース(図9に示す例ではアクティブコース)およびポイント数(図9の例では700ポイント)が表示される。よって、会員は、今回取り出すポイント数を最終確認することができる。
そして、この図9に示す取出ポイント確認画面250に表示された内容に間違えがなければ、会員は確定操作部253を操作することで、所望のコースの運用ポイントから必要なポイント数を利用可能ポイントとして取り出すことができる。
したがって、取り出したポイントは、利用可能ポイントとして貯められ、所望の用途に用いることができる。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の効果を列挙する。
1)実施の形態1のポイント管理システムは、
会員の情報端末40と通信ネットワーク20を介して接続可能であるとともに、会員に付与されたポイントを管理するポイント管理システムであって、
会員に付与されたポイントを、交換対象品目と交換可能な利用可能ポイントとして貯める利用可能ポイント管理部としてのポイント発行・交換管理部120と、
会員からの指示操作により利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントに対し、バーチャルのポイント運用の運用結果である運用結果ポイントを演算するとともに、その表示を行う処理を実行するバーチャル運用管理部130と、
を備え、
バーチャル運用管理部130は、
会員の指示操作に応じて、運用ポイントの申し込みの受け付けを実行可能であるとともに、運用結果ポイントから利用可能ポイントとしての取り出しを実行可能な運用ポイント管理部132と、
運用情報入出力部131に入力される現実の運用結果参照情報(基準価額)に基づいて、会員ごとに、運用ポイント数に対する運用結果である運用結果ポイント数を算出する運用結果ポイント算出部133と、
会員ごとの運用結果ポイントの表示を行う運用結果表示処理部134と、
を備えることを特徴とする。
したがって、貯めた利用可能ポイントを、商品などへの交換だけでなく、会員がポイントを保持したまま現実の投資に連動したバーチャルなポイント運用を行って、利用可能ポイントを増やすことが可能である。これにより、ポイントが与えられる会員に対する利用可能ポイントの新たな楽しみを創出して利用可能ポイントの有効利用を図ることが可能となる。
しかも、利用可能ポイントを換金した資金を運用するものとは異なり、ポイントの運用自体はバーチャルであるため、換金の手間およびコストを削減できるとともに、ポイント管理システムの実行者には金融商品取引法の適用を受けることがなく、本システムの汎用性を高めることが可能である。加えて、バーチャルのポイント運用による運用結果ポイントを、現実の運用結果参照情報に応じて決定するため、現実の運用結果参照情報に基づかずに決定するものと比較して、運用結果ポイントに対する会員の信頼性を高めることができる。
2)実施の形態1のポイント管理システムは、
現実の運用結果参照情報は、投資運用業者が設定する投資信託の基準価額であり、運用結果ポイント数は基準価額に連動することを特徴とする。
したがって、運用結果ポイントを随時更新し、会員に運用ポイントの増減の意識付けを図り、殖やす楽しみをより強く提供できる。
さらに、実施の形態では、基準価額を、参照する投資信託の基準価額が更新される都度更新するため、会員の利殖の楽しみをより確実に提供することが可能である。
3)実施の形態1のポイント管理システムは、
運用ポイント管理部132は、全会員の前記運用ポイント数を合計したポイント数に基づいて投資運用業者が運用する投資資金を設定し、
運用情報入出力部131は、投資資金の運用を投資運用業者に出力することを特徴とする。
したがって、投資資金を、全会員が申し込んだ運用ポイントの合計ポイントに基づいて設定するため、運用ポイントの合計ポイントに基づくことなく設定するものと比較して、投資資金の実際の運用結果による投資資金の増減と、会員に対する運用結果ポイントの総増減数とを、対応させることが可能である。これにより、ポイント管理業者において、会員に運用結果ポイントを与え過ぎることによる損失を抑えることが可能となる。
4)実施の形態1のポイント管理システムは、
運用ポイント管理部132では、運用ポイントに対する運用方針が異なる複数種類の運用コース(アクティブコース、バランスコース)が設定されているとともに、会員による各運用コースの選択を可能とするコース選択操作部としての運用ポイント入力用画面230を備え、
運用情報入出力部131には、各運用コースに対応する運用方針に対応してそれぞれ現実の運用方針が異なる複数の現実の運用結果参照情報が入力され、
運用結果ポイント算出部133では、各運用コースに応じた運用結果参照情報に基づいて、それぞれ、独立して前記運用結果ポイント数が算出され、
運用結果表示処理部134では、会員が選択した運用コースの運用結果ポイント数の表示が実行されることを特徴とする。
したがって、複数の運用コースによるポイント運用を行うため、運用コースが1つのものと比較して、会員により多くの運用ポイントを増やす楽しみを提供することができる。そして、コースごとに参照する投資信託の基準価額が更新される都度、各運用コースの運用結果ポイント数を更新するため、会員の運用の楽しみをいっそう確実に提供することができる。
5)実施の形態1のポイント管理システムは、
運用ポイント管理部132は、運用ポイントの申し込み時に情報端末40に表示される申込画面としての運用ポイント入力用画面230に、会員が保持する利用可能ポイントを表示する利用可能ポイント数表示部231を有するとともに、複数の運用コースごとに運用ポイントの申し込みを行う運用ポイント設定部232b,233bを表示することを特徴とする。
したがって、利用可能ポイント数表示部231により運用を申し込むことが可能なポイント数を確認しながら、各コースに申し込むポイント数の入力が可能であり、使い勝手に優れる。
6)実施の形態1のポイント管理システムは、
運用ポイント管理部132は、運用結果ポイントを情報端末40に表示する運用結果表示画面としての運用ポイント管理用画面220に、運用ポイントと、運用結果ポイントと、運用ポイントと運用結果ポイントとの差である増減ポイントとを並列表示することを特徴とする。
したがって、会員は、運用ポイント管理用画面220上で、運用ポイント数と、運用結果ポイント数と、運用の結果増減した運用ポイントである増減ポイント数と、を同時に確認することが可能である。このため、運用ポイント数と運用結果ポイント数と増減ポイント数とを並列表記しないものと比較して、会員は、運用結果を、的確に認識することが可能である。
しかも、実施の形態1のポイント管理システムでは、運用ポイント管理用画面220上で、運用ポイント数と、運用結果ポイント数と、運用の結果増減した運用ポイントである増減ポイント数とを、アクティブコースポイント表示部224、バランスコースポイント表示部225により、コース毎に確認することができ、会員は、運用結果を、より的確に認識することが可能である。
7)実施の形態1のポイント管理方法は、
会員に付与されたポイントを管理し、会員の情報端末40と通信ネットワーク20を介して接続可能であるとともに、投資運用業者から現実の運用結果参照情報を入力可能なポイント管理方法であって、
会員に付与されたポイントを利用可能ポイントとして貯めるステップと、
会員からの指示操作により前記利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントのバーチャルのポイント運用を受け付けるステップと、
運用結果参照情報(基準価額)の入力を行うステップ(S201)と、
運用結果参照情報(基準価額)に基づいて、運用ポイントに対するバーチャルの運用結果としての運用結果ポイントを算出するステップ(S202,S203)と、
運用結果ポイントの表示を行うステップと、
を備えることを特徴とする。
したがって、貯めた利用可能ポイントを、商品などへの交換だけでなく、会員がポイントを保持したままで、現実の投資に類似するバーチャルなポイント運用を行って、利用可能ポイントを増やすことが可能である。これにより、ポイントが与えられる会員に対する利用可能ポイントの新たな楽しみを創出して利用可能ポイントの有効利用を図ることが可能となる。
しかも、利用可能ポイントを換金した資金を運用するものとは異なり、ポイントの運用自体はバーチャルであるため、換金の手間およびコストを削減できるとともに、ポイント管理システムの実行者には金融商品取引法の適用を受けることがなく、汎用性を高めることが可能である。
以上、本開示の実施の形態を図面に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、ポイント付与をクレジットカードなどの利用により行う例を示したが、ポイントの付与はこれに限定されることものではなく、スマートフォンの利用など他の経済行為あるいはアンケート回答など経済行為以外の行為によりポイントを付与するシステムなど、要は、会員にポイントを付与するシステム全般に適用することができる。
また、実施の形態では、バーチャルのポイント運用の実施にあたり、投資運用業者から入力する現実の運用結果参照情報として、運用ポイントに基づいて設定した投資資金を運用一任した投資運用業者の各コースに応じた基準価額を入力するようにした。しかしながら、投資運用業者における現実の運用結果参照情報としては、これに限定されず、日経平均株価など投資資金とは関連の無い投資運用情報を入力するようにしてもよい。この場合でも、運用結果ポイントとしては、現実の運用結果参照情報を反映させるバーチャル運用を行うことができる。
また、実施の形態では、運用ポイントと投資資金とを対応させることにより、ポイント運用業者が運用結果としてポイントを付与した際の経済的負担をほぼ無くすことができるようにした例を示したが、運用ポイントと投資資金との関係は、これに限定されない。すなわち、投資資金は、ポイント業者による投資として独立し、単に、運用結果ポイントをこれに対応させてもよい。したがって、運用ポイントに対し、投資資金を相対的に大きな額とすれば、投資資金の運用結果がプラスである場合には、運用結果として会員にポイントを付与する経済的負担を、より軽減することが可能となる。
さらに、実施の形態では、運用コースとして、アクティブコースと、バランスコースとの2例を示したが、その数は、これに限定されず、コースは、1コースのみとしてもよいし、3以上の複数としてもよい。また、各コースの想定される運用結果の割合も、実施の形態で示した値(%)に限定されるものではない。
また、実施の形態では、1つのポイント管理サーバにおいて、利用可能ポイントの管理と、運用ポイントの管理とを行うようにした例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、利用可能ポイントの管理と、運用ポイントとの管理とを、異なるサーバにより行うようにしてもよい。
また、実施の形態では、運用情報入出力部への投資運用業者における現実の運用結果参照情報の入力は、通信ネットワークを介して投資運用業者の運用管理サーバから送られてくる例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、投資運用の結果を画面などで見ながら、手作業などで、運用情報入出力部に入力するようにしてもよい。同様に、投資資金の運用を投資運用業者に依頼する出力も、ポイント管理サーバ側の出力装置において出力し、それを、投資運用業者側に、直接あるいは間接的に伝達するようにしてもよい。
10 ポイント管理サーバ
20 通信ネットワーク
40 (会員の)情報端末
120 ポイント発行・交換管理部(利用可能ポイント管理部)
130 バーチャル運用管理部
131 運用情報入出力部
132 運用ポイント管理部
133 運用結果ポイント算出部
134 運用結果表示処理部

Claims (7)

  1. 会員の情報端末と通信ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記会員に付与されたポイントを管理するポイント管理システムであって、
    前記会員に付与されたポイントを、交換対象品目と交換可能な利用可能ポイントとして貯める利用可能ポイント管理部と、
    前記会員からの指示操作により前記利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントに対し、バーチャルのポイント運用の運用結果である運用結果ポイントを演算するとともに、前記運用結果ポイントの表示を行う処理を実行するバーチャル運用管理部と、
    を備え、
    前記バーチャル運用管理部は、
    前記会員の指示操作に応じて、前記運用ポイントの申し込みの受け付けを実行可能であるとともに、前記運用結果ポイントから前記利用可能ポイントとしての取り出しを実行可能な運用ポイント管理部と、
    前記バーチャル運用管理部の外部の現実の運用結果を参照した運用結果参照情報が入力される運用情報入出力部と、
    前記運用結果参照情報に基づいて、前記会員ごとに、運用ポイント数に対する前記バーチャルのポイント運用の運用結果である運用結果ポイント数を算出する運用結果ポイント算出部と、
    前記会員ごとの前記運用結果ポイントの表示を行う運用結果表示処理部と、
    を備えることを特徴とするポイント管理システム。
  2. 請求項1に記載のポイント管理システムにおいて、
    前記現実の運用結果参照情報は、投資運用業者が設定する投資信託の基準価額であり、
    前記運用結果ポイント数は前記基準価額に連動することを特徴とするポイント管理システム。
  3. 求項2に記載のポイント管理システムにおいて、
    前記運用ポイント管理部は、全会員の前記運用ポイント数を合計したポイント数に基づいて前記投資運用業者が運用する投資資金を設定し、
    前記運用情報入出力部は、前記投資資金の運用を前記投資運用業者に出力することを特徴とするポイント管理システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のポイント管理システムにおいて、
    前記運用ポイント管理部では、前記運用ポイントに対する運用方針が異なる複数種類の運用コースが設定されているとともに、前記会員による各運用コースの選択を可能とするコース選択操作部を備え、
    前記運用情報入出力部には、各運用コースの運用方針に対応してそれぞれ現実の運用方針が異なる複数の前記現実の運用結果参照情報が入力され、
    前記運用結果ポイント算出部では、各運用コースに応じた各運用結果参照情報に基づいて、それぞれ、独立して前記運用結果ポイント数が算出され、
    前記運用結果表示処理部では、前記会員が選択した運用コースの前記運用結果ポイント数の表示が実行されることを特徴とするポイント管理システム。
  5. 請求項4に記載のポイント管理システムにおいて、
    前記運用ポイント管理部は、前記運用ポイントの申し込み時に前記情報端末に表示される申込画面に、前記会員が保持する前記利用可能ポイントを表示するとともに、前記複数の運用コースごとに前記運用ポイントの申し込みを行う運用ポイント設定部を表示することを特徴とするポイント管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポイント管理システムにおいて、
    前記運用ポイント管理部は、前記運用結果ポイントを前記情報端末に表示する運用結果表示画面に、前記運用ポイントと、前記運用結果ポイントと、前記運用ポイントと前記運用結果ポイントとの差である増減ポイントとを並列表示することを特徴とするポイント管理システム。
  7. 員の情報端末と通信ネットワークを介して接続可能であるとともに、投資運用業者から現実の運用結果を参照した運用結果参照情報を入力可能なポイント管理システムにより会員に付与されたポイントを管理するポイント管理方法であって、
    前記会員に付与されたポイントを利用可能ポイントとして貯めるステップと、
    前記会員からの指示操作により前記利用可能ポイントのうちから運用を申し込まれた運用ポイントのバーチャルのポイント運用を受け付けるステップと、
    前記現実の運用結果参照情報の入力を行うステップと、
    前記現実の運用結果参照情報に基づいて、前記運用ポイントに対する前記バーチャルのポイント運用の運用結果としての運用結果ポイントを算出するステップと、
    前記運用結果ポイントの表示を行うステップと、
    を備えることを特徴とするポイント管理方法。
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