以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.第1実施形態]
[1−1.情報処理システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る情報処理システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システムSは、商品検索サーバ1と複数のユーザ端末2とを含んで構成されている。そして、商品検索サーバ1と各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
電子商店街サーバ1は、商品の購入が可能な電子商店街に関する処理を実行するサーバ装置である。電子商店街において、例えばユーザは様々な店舗から様々な商品を購入することができてもよい。電子商店街サーバ1は、ユーザ端末2からの要求に応じて、例えば電子商店街のウェブページを送信したり、商品の検索や注文等に関する処理を行ったりする。電子商店街サーバ1は、本発明の情報処理装置の一例である。なお、本発明は、商品の検索のみに限定されるものではない。本発明はあらゆることの検索に適用可能である。例えば、本発明は、サービス、ウェブページ、画像、動画、ニュース、文書等の検索に適用されてもよい。
ユーザ端末2は、電子商店街を利用するユーザの端末装置である。ユーザ端末2は、ユーザからの操作に基づいて電子商店街サーバ1にアクセスすることにより、電子商店街サーバ1からウェブページを受信して表示する。ユーザ端末2には、ブラウザや電子メールクライアント等のソフトウェアが組み込まれている。ユーザ端末2としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン等の携帯情報端末、携帯電話機等が用いられる。
[1−2.電子商店街のウェブページ]
次に、電子商店街のウェブページについて、図2及び図3を用いて説明する。電子商店街のウェブページの種類として、例えば、トップページ、検索結果ページ、商品ページ、レビューページ等がある。
図2は、トップページの一例を示す図である。トップページは、例えばユーザが電子商店街に訪れたときに最初に表示されるウェブページである。トップページにおいて、ユーザは、商品を検索するための検索条件を指定することができる。図2に示すように、トップページは、検索条件指定領域110、カテゴリー一覧120等を含む。検索条件指定領域110は、検索条件を指定するための領域である。検索条件指定領域110は、キーワード入力領域111、検索ボタン112等を含む。キーワード入力領域111は、1以上のキーワードを入力するための入力領域である。検索ボタン112は、キーワード入力領域111に入力されたキーワードを検索条件として指定して、電子商店街サーバ1に検索を要求するためのボタンである。カテゴリー一覧120は、電子商店街で販売されている商品が分類される複数のカテゴリーの一覧を示す。ユーザは、カテゴリー一覧120から何れかのカテゴリーを選択することにより、選択されたカテゴリーを検索条件として指定して、電子商店街サーバ1に検索を要求することができる。なお、例えば商品の属性が検索条件として指定可能なように、トップページが構成されてもよい。また例えば、キーワード、カテゴリー、属性のうち少なくとも2種類以上が検索条件として同時に指定可能なように、トップページが構成されてもよい。
図3は、検索結果ページの一例を示す図である。検索結果ページには、商品の検索の結果が表示される。電子商店街サーバ1は、ユーザにより指定された検索条件に対応する商品を検索すると、検索結果ページをユーザ端末2へ送信する。検索結果ページにおいても、ユーザは、検索条件を指定して、検索を要求することができる。図3は、検索条件として、キーワード「デジタルカメラ」、カテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」が指定されることによって得られた検索結果を表示する検索結果ページの一例を示す。図3において、図2と同様の要素については同様の符号が付されている。図3に示すように、検索結果ページは、検索条件指定領域110、検索結果一覧310等を含む。
検索条件指定領域110のキーワード入力領域111には、直前の検索条件として指定されたキーワードが既に入力されている状態で、表示されている。例えば、キーワード入力領域111には、「デジタルカメラ」が入力されている。ユーザは、入力領域111に更にキーワードを追加したり、入力領域111に入力されているキーワードを変更したりすることができる。
検索結果一覧310には、検索結果等が表示される。具体的に、検索結果一覧310は、複数の商品情報領域311、ページ切替リンク群312等を含む。各商品情報領域311には、検索された商品の情報が表示される。例えば、商品情報領域311には、商品名、商品の画像、価格、属性等が表示されてもよい。1つの検索結果ページには、予め定められた数の商品情報領域311が表示される。図3が示す例では、10個の商品情報領域311が表示される。しかしながら、検索結果ページに表示される商品情報領域311の数は10以外であってもよい。ページ切替リンク群312は、検索結果ページを、現在表示されているページから別のページに切り替えるためのリンク群である。検索が実行された直後は、1ページ目の検索結果ページが表示される。検索結果に含まれる各商品には、表示順位が付与される。表示順位が高い商品の商品情報領域311であるほど、優先的に表示される。例えば、表示順位が1位から10位までの商品の商品情報領域311は、1ページ目の検索結果ページに表示されてもよい。表示順位が11位から20位までの商品の商品情報領域311は、2ページ目の検索結果ページに表示されてもよい。表示順位が21位から30位までの商品の商品情報領域311は、3ページ目の検索結果ページに表示されてもよい。各商品の表示順位は、例えば検索スコアによって決定されてもよい。検索スコアは、検索された商品と、その商品の検索のために指定された検索条件との関連性を示す情報である。検索スコアが高いほど、商品と検索条件との関連性が高い。電子商店街サーバ1は、検索スコアが高い商品の順に、検索された商品の表示順位を決定してもよい。
ユーザが検索条件としてカテゴリーを指定することによって、電子商店街サーバ1が商品を検索した場合、検索結果ページには、更にカテゴリー一覧320が表示される。カテゴリー一覧320には、検索条件として指定されたカテゴリーに属する複数のカテゴリーの一覧が表示される。ユーザは、カテゴリー一覧320から何れかのカテゴリーを選択することにより、選択されたカテゴリーを検索条件として指定して、電子商店街サーバ1に検索を要求することができる。
商品ページは、1つの商品の詳細な情報が表示されるウェブページである。検索結果ページにおいて、ユーザが何れかの商品情報領域311に含まれる商品名を選択すると、電子商店街サーバ1は、その商品情報領域311に対応する商品ページをユーザ端末2へ送信する。商品ページには、例えば、商品名、商品の画像、価格、属性、商品の説明、レビューリンク等が表示される。レビューリンクは、レビューページへのハイパーリンクである。レビューページには、対応する商品を購入したユーザによるその商品に対するレビュー、感想等が表示される。
[1−3.電子商店街サーバの構成]
次に、電子商店街サーバ1の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、電子商店街サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース13とは、システムバス15を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークNWに接続して、ユーザ端末2等との通信状態を制御するようになっている。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。記憶部12は、本発明における、検索対象記憶手段、関連性情報記憶手段、操作履歴記憶手段、検索条件履歴記憶手段の一例である。この記憶部12には、会員DB12a、商品DB12b、関連検索条件DB12c、検索履歴DB12d、操作履歴DB12e等のデータベースが記憶されている。「DB」は、データベースの略語である。
図5は、データベースに登録される内容の一例を示す図である。会員DB12aには、電子商店街に会員登録しているユーザに関する会員情報が登録される。具体的に、会員DB12aには、会員情報として、ユーザID、パスワード、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス等のユーザの属性が、ユーザごとに対応付けて登録される。ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報で或る。
商品DB12bには、電子商店街で販売されている商品に関する商品情報が登録される。具体的に、商品DB12bには、商品情報として、商品ID、カテゴリーID、商品名、価格、1又は複数の属性情報、商品の説明等が、商品ごとに対応付けて登録される。商品IDは、商品を識別するための識別情報である。カテゴリーIDは、商品が属するカテゴリーを識別するための識別情報である。電子商店街で販売されている商品は複数のカテゴリーに分けられる。カテゴリーとして、例えば、ファッション、スポーツ、家電、パーソナルコンピュータ、本、音楽、ゲーム、食品等が挙げられる。或るカテゴリーは、更に複数のカテゴリーに分けられている場合がある。例えば、ファッションは、メンズファッション、レディースファッション、靴、バッグ等に分けられてもよい。商品DB12bに登録されるカテゴリーIDは、例えば最も細分化されたカテゴリーのカテゴリーIDであってもよい。属性情報は、商品の属性を示す。例えば、属性情報は、属性区分と属性値とを含んでもよい。属性区分と属性値との組み合わせにより属性が示される。属性区分は、例えば属性の項目、種類又は名前であってもよい。属性区分は、カテゴリーに応じて異なる場合がある。例えば、デジタルカメラのカテゴリーの商品の属性区分として、CCDの画素数、防水性能、重量等があってもよい。例えば、バッグの属性区分として、素材、色等があってもよい。属性値は、商品の属性区分に対応する属性を示す。例えば、属性区分が画素数である場合、属性値は2000万画素である場合がある。また例えば、属性区分が防水性能である場合、属性値は「生活防水」である場合がある。なお、価格は、全ての商品が有する属性である。
関連検索条件DB12cには、検索条件間の関連性を示す情報が登録される。検索条件は、商品の検索に用いられる。検索条件は、例えばキーワード、カテゴリー及び属性を少なくとも含んでもよい。検索条件は、例えば複数のキーワード、複数のカテゴリー又は複数の属性を含んでもよい。また例えば、検索条件は、キーワード、カテゴリー及び属性の少なくとも2つの組み合わせであってもよい。関連検索条件DB12cには、例えば検索条件とこの検索条件に関連する検索条件とが、関連する検索条件の組み合わせごとに登録されてもよい。
検索履歴DB12dには、商品の検索の履歴が登録される。具体的に、検索履歴DB12dには、検索履歴として、検索日時、ユーザID、検索条件等が対応付けて、検索が実行されるごとに登録される。検索日時は、検索が実行された日時を示す。ユーザIDは、検索を要求したユーザを示す。検索条件は、ユーザIDが示すユーザが検索のために指定したものである。検索履歴は、ユーザにより指定された検索条件の履歴をも示す。ユーザが検索条件を指定すると、ユーザ端末2は、指定された検索条件と、そのユーザのユーザIDを含む検索要求を電子商店街サーバ1へ送信する。システム制御部14は、検索要求に含まれる検索条件に対応する商品を検索する。このとき、システム制御部14は、現在日時を検索日時として取得する。システム制御部14は、検索日時と、検索要求に含まれるユーザID及び検索条件とを検索履歴DB12dに登録する。
操作履歴DB12eには、電子商店街におけるユーザの操作の履歴が登録される。具体的に、操作履歴DB12eには、操作履歴として、操作日時、ユーザID、ウェブページ種別、商品ID、表示順位、検索スコア、表示範囲、表示時間、操作位置、検索条件等が、操作が行われるごとに対応付けて登録される。操作日時は、操作が行われた日時を示す。ユーザIDは、操作を行ったユーザを示す。ウェブページ種別は、操作が行われたウェブページの種類を示す。ウェブページの種類として、例えばトップページ、検索結果ページ、商品ページ、レビューページ等がある。検索結果ページに対する操作履歴は、ユーザによって過去に指定された検索条件に基づいて取得された検索結果に含まれる検索対象に対する操作履歴である。商品ID、表示順位、検索スコアの組み合わせは、ウェブページ上に情報が表示された商品ごとに表示される。
トップページの場合、操作履歴はこの組み合わせを含まなくてもよい。検索結果ページの場合、操作履歴は、検索結果として表示された複数の商品のそれぞれの商品ID、表示順位、検索スコアの組み合わせを含む。商品ページ及びレビューページの場合、操作履歴は、商品ID、表示順位、検索スコアの組み合わせを1つ含む。表示範囲は、ウェブページ全体のうち実際にユーザ端末2により表示された範囲を示す。ユーザ端末2の画面の大きさ又はブラウザのウインドウの大きさによっては、ウェブページの一部のみが表示される場合がある。表示時間は、ウェブページが、対応する表示範囲で表示された時間の長さを示す。操作位置は、ウェブページ全体のうちユーザにより操作された要素の位置を示す。例えば電子商店街のウェブページでユーザが何らかの操作をするごとに、ユーザ端末2は、その操作に応じた要求を電子商店街サーバ1へ送信してもよい。この操作としては、ウェブページを要求するための操作、ウェブページの表示版を変更するための操作等を含んでもよい。システム制御部14は、ユーザ端末2から受信した要求に応じて、操作履歴を操作履歴DB12eに登録する。
更に、記憶部12には、ウェブページを表示するための各種データ、例えばHTML(HyperText Markup Language)文書、XML(Extensible Markup Language)文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等が記憶されている。また、記憶部12には、各種の設定値が記憶されている。記憶部12に記憶されるHTML文書が記憶されるウェブページの種類の1つとして、商品ページがある。例えば、商品ページは、商品DB12bに登録された商品情報に基づいて生成されてもよい。
また、記憶部12には、オペレーティングシステム、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、DBMS(Database Management System)、電子商取引制御プログラム等の各種プログラムが記憶されている。電子商取引制御プログラムは、商品の検索等を行うためのプログラムである。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。また、電子商取引制御プログラム等は、プログラム製品であってもよい。
入出力インターフェース13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。CPU14aは、プロセッサの一例である。なお、本発明は、CPUと異なる様々なプロセッサに対しても適用可能である。記憶部12、ROM14b及びRAM14cは、それぞれメモリの一例である。なお、本発明は、ハードディスク、ROM及びRAMと異なる様々なメモリに対しても適用可能である。
なお、電子商店街サーバ1が、複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、電子商店街において商品の検索等の処理を行うサーバ装置、店舗端末3やユーザ端末2からの要求に応じてウェブページを送信するサーバ装置、データベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
[1−4.システム制御部の機能概要]
次に、図6乃至図9を用いて、システム制御部14の機能概要について説明する。図6は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部14は、CPU14aが、電子商取引制御プログラム等のプログラムを読み出し実行することにより、図6に示すように、付与検索条件取得部141、関連検索条件取得部142、検索部143、生成部144、提供部145等として機能する。
付与検索条件取得部141は、本発明の付与検索条件取得手段の一例である。関連検索条件取得部142は、本発明の関連検索条件取得手段の一例である。検索部143は、本発明の第1検索結果取得手段、第2検索結果取得手段、順位特定手段、第1関連性取得手段、第2関連性取得手段の一例である。生成部144は、本発明の生成手段、条件属性区分特定手段、属性区分特定手段の一例である。提供部145は、本発明の提供手段の一例である。
本実施形態においては、トップページ又は検索結果ページにおいてユーザがキーワードを入力したとき、システム制御部14は、入力されたキーワードを含む付与検索条件に関連する関連検索条件を複数ユーザ端末2に表示させる。表示された関連検索条件のうち何れかを選択することで、ユーザは、選択した関連検索条件を、検索に用いる検索条件として指定することができる。システム制御部14は、選択された関連検索条件に対応する商品を検索する。
関連検索条件が表示された場合、付与検索条件に基づいて取得される検索結果と、関連検索条件に基づいて取得される検索結果との差をユーザが把握することができると便利である。また、複数の関連検索条件が表示される場合、これらの関連検索条件によってそれぞれ取得される検索結果と付与検索条件による検索結果との差が、関連検索条件によってどのように変わるのかをユーザが把握することができると便利である。そこで、システム制御部14は、関連検索条件ごとに、付与検索条件による検索結果に対する、関連検索条件による検索結果の特徴を示す特徴情報を、関連検索条件とともにユーザ端末2に提供する。
付与検索条件取得部141は、ユーザからユーザ端末2又は電子商店街サーバ1へ与えられた付与検索条件を取得する。付与検索条件は、ユーザが入力した検索条件及び選択した検索条件の少なくとも一方を含んでもよい。付与検索条件と、ユーザが指定した検索条件と違いは、電子商店街サーバ1に商品を検索させて検索結果ページをユーザ端末2により表示させるためにユーザが確定した検索条件であるか否かにある。指定された検索条件は、確定した検索条件である。付与検索条件は、ユーザが入力又は選択した検索条件ではあるものの、確定した検索条件であるとは限らない。例えば、ユーザが検索ボタン112を押すことにより、検索条件が確定する。
例えば、トップページ又は検索結果ページのキーワード入力領域111にユーザが文字を入力するごとに、ユーザ端末2は、キーワード入力領域111に現在入力されているキーワードを付与検索条件として電子商店街サーバ1へ送信してもよい。また例えば、ユーザに指定されたカテゴリーに対応する商品を検索部143が検索することにより、検索結果ページがユーザ端末2に表示される場合がある。この場合、ユーザ端末2は、例えば検索結果ページのキーワード入力領域111にユーザが文字を入力するごとに、指定されているカテゴリーのカテゴリーIDと、現在入力されているキーワードとを含む付与検索条件を電子商店街サーバ1へ送信してもよい。図3に示す例において、ユーザがキーワード入力領域111に「ケース」を追加すると、ユーザ端末2は、カテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」のカテゴリーIDと、キーワード「デジタルカメラ ケース」とを含む付与検索条件を送信する。
関連検索条件取得部142は、付与検索条件取得部141により取得された付与検索条件に関連する複数の関連検索条件を関連検索条件DB12cから取得する。例えば、関連検索条件取得部142は、予め設定された数分の関連検索条件を取得してもよい。
検索部143は、付与検索条件取得部141により取得された付与検索条件に基づいて、商品DB12bから付与検索条件に対応する商品を含む第1検索結果を取得する。第1検索結果は、付与検索条件に対応する1又は複数の商品を示す。第1検索結果に含まれる各検索結果は、1つの商品を示す商品情報である。例えば、第1検索結果は、付与検索条件に対応する各商品の商品IDを検索結果として少なくとも含む。付与検索条件が1以上のキーワードを含む場合、検索部143は、例えば商品名と商品の説明の何れかにキーワードを含む商品情報を検索する。付与検索条件がカテゴリーIDを含む場合、検索部143は、付与検索条件のカテゴリーIDが示すカテゴリーと一致し又はそのカテゴリーに属するカテゴリーのカテゴリーIDを含む商品情報を検索する。付与検索条件が複数の条件を含む場合、検索部143は、例えば全ての条件を満たす商品情報を検索してもよい。検索部143は、見つかった各商品情報から商品IDを取得し、商品IDを含む第1検索結果を生成する。
検索部143は、第1検索結果に含まれる各検索結果の表示順位を特定可能な第1検索結果を取得してもよい。例えば、検索部143は、検索スコアに基づいて表示順位を決定してもよい。例えば、検索部143は、検索された商品ごとに、付与検索条件に対する検索スコアを取得してもよい。例えば、付与検索条件と、検索された商品情報が示す商品名、カテゴリー、属性及び商品の説明との少なくとも何れか1つとの関連性が高い検索結果ほど、高い検索スコアを決定してもよい。また、検索部143は、別の方法で表示順位を決定してもよい。検索部143は、例えば、検索結果ごとに、検索結果と表示順位を含む第1検索結果を生成してもよい。或いは、例えば検索部143は、第1検索結果を表示順位で並べ替えてもよい。検索部143は、検索結果ごとに、検索結果と検索スコアとを含む第1検索結果を生成してもよいし、検索スコアを含まない第1検索結果を生成してもよい。
検索部143は、関連検索条件取得部142により取得された複数の関連検索条件に含まれる関連検索条件ごとに、関連検索条件に基づいて、商品DB12bから関連検索条件に対応する商品を含む第2検索結果を取得する。第2検索結果は、関連検索条件に対応する1又は複数の商品を示す。第2検索結果に含まれる各検索結果は、1つの商品を示す。例えば、第2検索結果は関連検索条件に対応する各商品の商品IDを検索結果として少なくとも含む。第2検索結果の取得方法は、第1検索結果の取得方法と同様である。
生成部144は、関連検索条件取得部142により取得された複数の関連検索条件に含まれる関連検索条件ごとに、第1検索結果と第2検索結果との比較に基づいて、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。例えば、生成部144は、第2検索結果に含まれる検索条件のうち、第1検索結果に含まれていない検索結果を、特徴検索結果として抽出してもよい。特徴検索結果は、第2検索結果の中で、第1検索結果に対しての何らかの特徴がある検索結果である。
第2検索結果が第1検索結果に含まれる場合がある。例えば、付与検索条件がキーワード「デジタルカメラ」であり、関連検索条件が、キーワード「デジタルカメラ」とカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」との組み合わせであるとする。キーワード「デジタルカメラ」とカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」との組み合わせに対応する第2検索結果は、キーワード「デジタルカメラ」に対応する第1検索結果に含まれる。生成部144は、例えば第1検索結果と第2検索結果とのそれぞれから、比較のために用いる検索結果を抽出してもよい。第1検索結果から比較用に抽出される検索結果を第1比較検索結果という。第2検索結果から比較用に抽出される検索結果を第2比較検索結果という。生成部144は、第2比較検索結果に含まれる検索結果のうち、第1比較検索結果に含まれない検索結果を、特徴検索結果として抽出してもよい。なお、第2検索結果が、第1検索結果と重複しない検索結果を含む場合、生成部144は、第1検索結果と重複しない検索結果を、特徴検索結果として抽出してもよい。
生成部144は、例えば検索スコアに基づいて、第1比較検索結果及び第2比較検索結果を抽出してもよい。例えば、生成部144は、第1検索結果のうち、表示順位が1位の検索結果から予め設定されたパーセンタイルの順位までの検索結果を第1比較検索結果として抽出してもよい。そして、生成部144は、第2検索結果のうち、表示順位が1位の検索結果から予め設定されたパーセンタイルの順位までの検索結果を第2比較検索結果として抽出してもよい。また、生成部144は、第1検索結果のうち、表示順位が上位である検索結果であって、予め設定されたパーセンテージの検索結果を第1比較検索結果として抽出してもよい。そして、生成部144は、第2検索結果のうち、表示順位が上位である検索結果であって、予め設定されたパーセンテージの検索結果を第2比較検索結果として抽出してもよい。或いは、生成部144は、第1検索結果のうち、検索スコアが、予め設置されたスコア以上である検索結果を第1比較検索結果として抽出してもよい。そして、生成部144は、第2検索結果のうち、検索スコアが、予め設定されたスコア以上である検索結果を第2比較検索結果として抽出してもよい。上述したように、検索スコアが高い検索結果ほど、検索条件との関連性が高い。同じ検索結果であっても、検索条件によって検索スコアが変化する場合がある。例えば、キーワード「デジタルカメラ」に対する商品Aの検索スコアは40点であり、キーワード「デジタルカメラ」とカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」との組み合わせに対する商品Aの検索スコアは80点であるかもしれない。第1検索結果及び第2検索結果のそれぞれにおいて、検索条件との関連性が相対的に高い検索結果が、検索条件に対応する代表的な検索結果であるか、又は検索条件にふさわしい検索結果である蓋然性がある。代表的な検索結果を比較することで、第2検索結果の特徴を適切に特定することができる。
図7A乃至図7Cは、特徴検索結果が抽出される様子の一例を示す図である。図7Aは、第1検索結果と第2検索結果の例を示す図である。図7Aに示すように、付与検索条件に基づいて関連検索条件DB12cから関連検索条件が取得される。付与検索条件に基づいて第1検索結果51が取得され、関連検索条件に基づいて第2検索結果52が取得される。第2検索結果52は、第1検索結果51に含まれている。図7Bは、第1比較検索結果と第2比較検索結果の例を示す図である。予め設定されたパーセンタイルは、30パーセンタイルであるとする。図7Bに示すように、第1検索結果51のうち、表示順位が1位の検索結果から30パーセンタイルに相当する順位までの第1比較検索結果53は、第1検索結果51の下部分に位置する。第1比較検索結果53は、第1検索結果51のうち、表示順位において上位30パーセントの検索結果である。第2検索結果52のうち、表示順位が1位の検索結果から30パーセンタイルに相当する順位までの第2比較検索結果54は、第2検索結果52の右部分に位置する。第2比較検索結果54は、第2検索結果52のうち、表示順位において上位30パーセントの検索結果である。上述したように、同じ商品であっても検索スコアは検索条件によって異なる。そのため、第2検索結果の中で検索スコアが相対的に高い検索結果の少なくとも一部が、第1検索結果の中で検索スコアが相対的に高い検索結果に含まれない場合がある。図7Cは、特徴検索結果の一例を示す図である。図7Cに示すように、特徴検索結果55は、第2比較検索結果54から第1比較検索結果53と重複する範囲を除いた部分に位置する。すなわち、特徴検索結果55は、第2比較検索結果54の右上部分に位置する。
生成部144は、関連検索条件取得部142により取得された複数の関連検索条件に含まれる関連検索条件ごとに、特徴検索結果に含まれる商品の商品情報に基づいて、特徴情報を生成する。例えば、生成部144は、特徴検索結果に含まれる商品の属性値を含む特徴情報を生成してもよい。特徴情報に含まれる属性値は、例えば特徴検索結果に含まれる商品の属性値の代表値であってもよい。例えば、代表値は、平均値、最大値、最小値、中央値又は最頻値等であってもよい。特徴情報に含まれる属性値に対応する属性区分は1つであってもよいし、複数であってもよい。特徴情報に含まれる属性値に対応する属性区分は、例えば予め定められてもよいし、特徴検索結果に含まれる商品のカテゴリーに応じて生成部144が決定してもよい。また例えば、生成部144は、特徴検索結果に対するレビューの内容を含む特徴情報を生成してもよい。商品に対するレビューも、商品の属性の1つであると考えることができる。この場合の属性値は、レビューの内容である。このとき、生成部144は、例えば特徴検索結果に含まれる各商品に対するレビューの内容を形態素解析して、レビューの傾向を特定してもよい。そして、生成部144は、例えば傾向を示す語、フレーズ又は文を特徴情報に含めてもよいし、傾向に沿ったレビューの内容を1つ特徴情報に含めてもよい。
また例えば、生成部144は、特徴検索結果の中から何れかの商品をサンプルとして抽出してもよい。例えば、生成部144は、ランダムにサンプルを抽出してもよいし、特徴検索結果の属性値の代表値に最も近い属性を有するサンプルを抽出してもよい。そして、生成部144は、例えば抽出したサンプルの商品名及び画像の少なくとも一方を含み、且つサンプルの属性値又はレビューの内容を含む特徴情報を生成してもよい。或いは、生成部は、例えば抽出したサンプルの商品名及び画像の少なくとも一方を含み、且つ属性値の代表値を含む特徴情報を生成してもよい。
提供部145は、関連検索条件取得部142により取得された複数の関連検索条件に含まれる関連検索条件ごとに、関連検索条件と特徴情報とを関連付けてユーザ端末2へ提供する。例えば、提供部145は、サジェストリストをユーザ端末2へ送信してもよい。サジェストリストは、関連検索条件ごとにサジェスト情報を含む。サジェスト情報は、関連検索条件と特徴情報を含む。ユーザ端末2は、電子商店街サーバ1から受信したサジェストリストを表示する。図8は、トップページに表示されるサジェストリストの一例を示す図である。図8に示すように、例えばキーワード入力領域111の直下に、サジェストリスト210が表示される。図8に示す例において、サジェストリスト210は、5個のサジェスト情報210−1〜210−5を含む。各サジェスト情報は関連検索条件211及び特徴情報212を含む。ユーザが何れかの関連検索条件211を選択すると、ユーザ端末2は、選択された関連検索条件211を含む検索要求を電子商店街サーバ1へ送信し、電子商店街サーバ1は、関連検索条件211に対応する商品を検索する。そして、電子商店街サーバ1は、検索結果ページをユーザ端末2へ送信する。特徴情報212は、例えば、商品名213及び属性214を含んでもよい。商品名213は、サンプルとして抽出された商品の名前である。ユーザが何れかの関連検索条件211に対応する商品名213を選択すると、例えば、電子商店街サーバ1は、選択された商品名213に対応する商品の商品ページをユーザ端末2へ送信してもよい。属性214は、サンプルが有する属性を示す。商品名213及び属性214は特徴情報である。なお、サジェストリストに商品名は表示されなくてもよい。また、属性214は、特徴検索結果が有する属性値の代表値であってもよい。
図8は、付与検索条件として、キーワード「デジタルカメラ」が入力された場合の例を示す。例えば、サジェスト情報210−1の関連検索条件211は、キーワード「デジタルカメラ」とカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」の組み合わせである。サジェスト情報210−2の関連検索条件211は、キーワード「デジタルカメラ」とカテゴリー「デジタル一眼レフカメラ」の組み合わせである。サジェスト情報210−3の関連検索条件211は、キーワード「デジタルカメラ 防水」である。サジェスト情報210−4の関連検索条件211は、キーワード「デジタルカメラ 防塵」である。サジェスト情報210−4の関連検索条件211は、キーワード「デジタルカメラ 子供用」である。属性214として、価格、CCDの画素数、防水性能、重量が表示されている。サジェスト情報210−1の属性214として、10000円、2000万画素、生活防水、250グラムが表示されている。サジェスト情報210−2の属性214として、50000円、4000万画素、5m防水、350グラムが表示されている。サジェスト情報210−3の属性214として、23000円、1800万画素、10m防水、300グラムが表示されている。サジェスト情報210−4の属性214として、25000円、1500万画素、10m防水、300グラムが表示されている。サジェスト情報210−5の属性214として、8000円、800万画素、防水性能なし、230グラムが表示されている。なお、関連検索条件ごとに、異なるカテゴリーの第2検索結果が取得されるかもしれない。この場合、例えば関連検索条件ごとに、カテゴリーに応じた属性区分の属性値が属性214として表示されればよい。
生成部144は、例えば属性区分ごとに、特徴検索結果に含まれる商品の属性値の範囲と、この範囲内の属性値を有する商品の数とを含む特徴情報を生成してもよい。また、生成部144は、1つの属性区分に対して、特徴検索結果に含まれる商品の属性値の複数の範囲と、各範囲内の属性値を有する商品の数とを含む特徴情報を生成してもよい。例えば、属性区分ごとに、属性値の複数の範囲が定められる。生成部144は、特徴検索結果に含まれる商品の属性値の分布に基づいて、1又は複数の属性値の範囲を決定してもよい。或いは、属性値の範囲は、属性区分ごとに予め定められてもよい。例えば、サジェスト情報210−2の関連検索条件211に対応する商品の数が500であるとする。これらの商品の価格の範囲が30000円以上且つ60000円以下である。また、画素数が3000万以上4000万未満である商品の数が300であり、画素数が4000万以上5000万未満である商品の数が200である。この場合、サジェスト情報210−2の属性214における価格及び画素数の情報として、例えば「価格:30000-60000円(500) 画素数:3000万-4000万画素(300)/4000万-5000万画素(200)」が表示されてもよい。
表示された複数の関連検索条件に含まれる関連検索条件ごとに、関連検索条件に基づいて取得される第2検索結果の特徴を示す特徴情報が表示される。そのため、ユーザは、付与検索条件によって取得される第1検索結果と、複数の関連検索条件によってそれぞれ取得される複数の第2検索結果との差を容易に把握することができる。また、ユーザは、第1検索結果と第2検索結果との差が関連検索条件によってどのように変わるかを容易に把握することができる。そのため、ユーザは、特徴情報に基づいて、ユーザにとって適切な関連検索条件を選択することができる。
なお、提供部145は、何れかの関連検索条件に対応する第2検索結果と他の何れかの関連検索条件に対応する第2検索結果との間で共通部分が多い場合には、これらの関連検索条件を統合してもよい。そして、提供部145は、統合した関連検索条件をユーザ端末2により表示させてもよい。例えば、関連検索条件[1]に基づいて取得された第2検索結果[1]と、関連検索条件[2]に基づいて取得された第2検索結果[2]とがあるとする。提供部145は、第2検索結果[1]と第2検索結果[2]との共通部分を特定する。例えば、第2検索結果[1]と第2検索結果[2]に共通する部分の割合が所定割合以上であるとき、提供部145は、関連検索条件[1]と関連検索条件[2]とを統合する。提供部145は、3個以上の関連検索条件のそれぞれに対応する第2検索結果間における共通部分が所定割合以上である場合にも、これら3個以上の関連検索条件を統合してもよい。例えば、第2検索結果[1]〜第2検索結果[3]に共通する部分の割合が所定割合以上であるとき、提供部145は、関連検索条件[1]〜関連検索条件[3]を統合する。
図9は、トップページに表示されるサジェストリストの一例を示す図である。図9が図8と異なる点は、サジェスト情報210−3と210−4とが統合されて新たにサジェスト情報210−6が生成されている点である。具体的には、1つの領域の中に、サジェスト情報210−3と210−4とが表示されている。サジェスト情報210−6を見ることにより、関連検索条件として、キーワード「デジタルカメラ 防水」を選択した場合と、キーワード「デジタルカメラ 防塵」を選択した場合とでは、検索結果が然程変わらないことをユーザは認識することができる。
サジェストリストの中からユーザが、統合された関連検索条件を選択した場合、システム制御部14は、統合された関連検索条件の論理和に合致する商品を検索してもよい。例えば、図9に示すサジェストリストから、ユーザがサジェスト情報210−6の関連検索条件211を選択すると、システム制御部14は、キーワード「デジタルカメラ 防水」と、キーワード「デジタルカメラ 防塵」との少なくとも何れか一方に合致する商品を検索する。
[1−5.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のサジェスト処理の一例を示すフローチャートである。トップページ又は検索結果ページのキーワード入力領域111にユーザが文字を入力するごとに、ユーザ端末2は付与検索条件を、そのユーザのユーザIDとともに電子商店街サーバ1へ送信する。システム制御部14は、ユーザ端末2から付与検索条件を受信したときに、サジェスト処理を実行する。
図10に示すように、関連検索条件取得部142は、関連検索条件DB12cから、付与検索条件に対応する関連検索条件[1]〜関連検索条件[N]を取得する(ステップS1)。Nは、関連検索条件の総数を示す。Nは、N≧2を満たす整数である。次いで、検索部143は、付与検索条件に対応する商品の商品IDを商品情報DB12bから検索する。そして、検索部143は、付与検索条件に対応する商品の商品IDと、表示順位と、検索スコアとを含む第1検索結果を取得する(ステップS2)。次いで、生成部144は、第1検索結果のうち、表示順位が1位から予め設定されたパーセンタイルの順位までの検索結果を、第1比較検索結果として抽出する(ステップS3)。
次いで、生成部144は、番号iを1に設定する(ステップS4)。また、生成部144は、サジェストリストを初期化する。次いで、生成部144は、関連検索条件[i]に対応する商品の商品IDを商品情報DB12bから検索する。そして、検索部143は、付与検索条件に対応する商品の商品IDと、表示順位と、検索スコアとを含む第2検索結果[i]を取得する(ステップS5)。次いで、生成部144は、第2検索結果[i]から、表示順位が1位から予め設定されたパーセンタイルの順位までの検索結果を、第2比較検索結果[i]として抽出する(ステップS6)。
次いで、生成部144は、第2比較検索結果[i]のうち、第1比較検索結果に含まれない検索結果を、特徴検索結果[i]として抽出する(ステップS7)。次いで、生成部144は、特徴検索結果[i]のサンプルを決定する(ステップS8)。例えば、生成部144は、特徴検索結果[i]が有する属性の属性区分ごとに、属性値の代表値を計算してもよい。そして、生成部144は、例えば最小二乗法等により、特徴検索結果[i]のうち、代表値に最も近い属性値を有する商品をサンプルとして決定してもよい。次いで、生成部144は、関連検索条件[i]、サンプルの商品名、サンプルの属性値を、サジェストリストに追加する(ステップS9)。
次いで、生成部144は、番号iが総数N未満であるか否かを判定する(ステップS10)。このとき、生成部144は、番号iが総数N未満であると判定した場合には(ステップS10:YES)、ステップS11に進む。ステップS11において、生成部144は、番号iに1を加えて(ステップS11)、ステップS5に進む。一方、生成部144は、番号iが総数N未満ではないと判定した場合には(ステップS10:NO)、ステップS12に進む。ステップS12において、提供部145は、サジェストリストをユーザ端末2へ送信して、サジェスト処理を終了させる。ユーザ端末2は、電子商店街サーバ1から受信したサジェストリストを、トップページ又は検索結果ページ上に表示する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、ユーザにより与えられた付与検索条件を取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から、付与検索条件に関連する複数の関連検索条件を取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から、付与検索条件に対応する商品を含む第1検索結果を取得する。また、システム制御部14が、関連検索条件ごとに、記憶部12から関連検索条件に対応する商品を含む第2検索結果を取得する。また、システム制御部14が、関連検索条件ごとに、取得された第1検索結果と取得された第2検索結果との比較に基づいて、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。また、システム制御部14が、関連検索条件ごとに、生成された特徴情報と関連検索条件とを関連付けて提供する。従って、特徴情報に基づいて、付与検索条件により取得される第1検索結果と、複数の関連検索条件によってそれぞれ取得される複数の第2検索結果との差を、ユーザが容易に把握することができる。また、付与検索条件により取得される第1検索結果と、関連検索条件により取得される第2検索結果との差が、関連検索条件の選択によってどのように変わるかを、ユーザが容易に把握することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.システム制御部の機能概要]
次に、第2実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第2実施形態は第1実施形態と同様である。本実施形態において、生成部144は、過去にユーザにより指定された検索条件に基づいて取得された検索結果に対するユーザの操作履歴に基づいて、第1比較検索結果及び第2比較検索結果を抽出する。具体的に、生成部144は、付与検索条件を送信してきたユーザ端末2のユーザの操作履歴に基づいて、そのユーザの閲覧対象となり得る検索結果の範囲を例えば表示順位などに基づいて特定する。生成部144は、操作履歴に基づいて、例えば操作された検索結果の表示順位を特定する。生成部144は、特定された表示順位に基づいて、過去にユーザが操作した検索対象の範囲を推定する。過去にユーザが操作した検索結果の表示順位と同じ表示順位を有する検索結果は、ユーザに見られる可能性がある。ユーザの閲覧対象となり得る検索結果は、例えば第1検索結果又は第2検索結果がユーザ端末2により表示されたと仮定した場合、第1検索結果又は第2検索結果のうちユーザが見る可能性がある検索結果である。生成部144は、1又は複数の表示順位を特定してもよいし、表示順位の範囲を特定してもよい。過去に指定された検索条件に基づいて取得された検索結果のうち、ユーザにより操作された検索結果は、ユーザに見られた検索結果である。従って、例えば、生成部144は、過去にユーザが操作した検索結果の表示順位を特定してもよい。生成部144は、第1検索結果のうち、特定した表示順位を有する検索結果を第1比較検索結果として抽出する。また、生成部144は、第2検索結果のうち、特定した表示順位を有する検索結果を第2比較検索結果として抽出する。生成部144は、第1比較検索結果と第2比較検索結果との比較に基づいて、第2検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。ユーザが見る可能性がある検索結果同士が比較されるので、提供部145が、ユーザにより適した特徴情報を提供することができる。
例えば、ユーザにより操作された検索結果のうち最低の表示順位を有する検索結果の表示順位を、最低操作順位とする。ユーザによる操作は、商品ページを表示するための操作であってもよいし、その他の操作であってもよい。生成部144は、最低操作順位に応じて、ユーザの閲覧対象とする検索結果の表示順位の範囲を特定してもよい。例えば、表示順位の範囲として、第1位から最低操作順位までを特定してもよい。過去にユーザにより指定された検索条件に基づいて取得された検索結果のうち、表示順位が第1位から最低操作順位までの検索結果は、ユーザにより見られていた可能性がある。従って、ユーザは、第1検索結果のうち、表示順位が第1位から最低操作順位までの検索結果も見る可能性がある。第2検索結果についても同様である。例えば、生成部144は、ユーザが過去に指定した検索条件ごとに、検索結果ページにおいてユーザにより操作された検索結果のうち最低の表示順位を有する検索結果の表示順位を取得してもよい。そして、生成部144は、取得した表示順位の代表値を、最低操作順位として計算してもよい。この場合の代表値は、例えば、平均値、最小値、最大値、中央値又は所定パーセンタイル等であってもよい。
また例えば、生成部144は、表示順位の範囲として、第1位から、最低操作順位を有する検索結果と同一の検索結果ページに含まれていた検索結果のうち最低の表示順位を有する検索結果の表示順位までを特定してもよい。過去に操作された検索結果と同一の検索結果ページに含まれていた検索結果は、ユーザに見られていた可能性がある。例えば、1つの検索結果ページに10個の検索結果が表示されると仮定する。最低操作順位が88位である場合、ユーザの閲覧対象とする検索結果の表示順位の範囲は、第1位から第90位である。
[2−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のサジェスト処理の一例を示すフローチャートである。図11において、図10と同様の処理については同様の符号が付されている。図11に示すように、ステップS1及びS2が実行される。次いで、生成部144は、付与検索条件とともにユーザ端末2から受信したユーザIDに対応する操作履歴のうち、検索結果ページに対する操作履歴を操作履歴DB12eから取得する(ステップS21)。次いで、生成部144は、最低操作順位を特定する(ステップS22)。例えば、生成部144は、操作履歴ごとに、操作履歴に含まれる操作位置、商品ID、表示順位等に基づいて、ユーザにより操作された検索結果の表示順位を取得する。生成部144は、過去に指定された検索条件で、操作履歴をグループ分けする。生成部144は、グループごとに、ユーザにより操作された検索結果のうち最低の表示順位を有する検索結果の表示順位を取得する。そして、生成部144は、取得した表示順位の代表値を、最低操作順位として計算する。次いで、生成部144は、第1検索結果のうち、最低操作順位以上の表示順位を有する検索結果を、第1比較検索結果として抽出する(ステップS23)。
次いで、ステップS4及びS5が実行される。次いで、生成部144は、第2検索結果[i]のうち、最低操作順位以上の表示順位を有する検索結果を、第2比較検索結果[i]として抽出する(ステップS24)。次いで、ステップS7〜S10が実行される。番号iが総数N未満である場合(ステップS10:YES)、ステップS11が実行され、処理がステップS5に戻る。番号iが総数N未満ではない場合(ステップS10:NO)、ステップS12が実行されて、サジェスト処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、第1検索結果に含まれる各検索結果の表示順位を特定可能な第1検索結果と、第2検索結果に含まれる各検索結果の表示順位を特定可能な第2検索結果を取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から、ユーザにより過去に指定された検索条件に基づいて記憶部12から取得された検索結果に対するユーザの操作履歴を取得する。また、システム制御部14が、取得した操作履歴に基づいて、ユーザの閲覧対象となる検索結果の表示順位を特定する。また、システム制御部14が、第1検索結果のうち、特定された表示順位を有する検索結果と、第2検索結果のうち、特定された表示順位を有する検索結果との比較に基づいて、特徴情報を生成する。従って、ユーザが見る可能性がある検索結果同士が比較されるので、情報処理装置は、ユーザにより適した特徴情報を提供することができる。
また、システム制御部14が、最低操作順位に応じた表示順位の範囲であって、ユーザの閲覧対象となる検索結果の表示順位の範囲を特定してもよい。システム制御部14は、第1検索結果のうち、特定された範囲内の表示順位を有する検索結果と、第2検索結果のうち、特定された範囲内の表示順位を有する検索結果との比較に基づいて、特徴情報を生成してもよい。この場合、ユーザが見る可能性がある検索結果の範囲が適切に特定されるので、電子商店街サーバ1は、ユーザにより適した特徴情報を提供することができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.システム制御部の機能概要]
次に、第3実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第3実施形態は第1実施形態又は第2実施形態と同様である。本実施形態において、生成部144は、関連検索条件ごとに、複数の属性区分のうち、第1検索結果に含まれる商品の属性値と第2検索結果に含まれる商品の属性値との差が所定条件を満たす属性区分を、特徴属性区分として特定する。例えば、生成部144は、差が設定値以上である属性区分を特定してもよい。設定値は、例えば属性区分ごとに予め定められていてもよい。また例えば、生成部144は、第1検索結果に含まれる商品の属性値に対する前述の差が設定比率以上である属性区分を特徴属性区分として特定してもよい。また例えば、生成部144は、複数の属性区分のうち、第1検索結果に含まれる商品の属性値に対する前述の差の比率が最も大きい属性区分を特徴属性区分として特定してもよい。生成部144は、第2検索結果の属性値のうち、特定された特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含ませる。これにより、属性値の差が大きい属性区分の属性値が提供される。そのため、ユーザは、関連検索条件ごとに、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴的な属性を容易に把握することができる。生成部144は、第1検索結果に含まれる商品の属性値の代表値と、第2検索結果に含まれる商品の属性値の代表値とを比較してもよい。代表値は、例えば、平均値、最小値、最大値、所定パーセンタイル、中央値又は最頻値等であってもよい。
なお、生成部144は、第1比較検索結果に含まれる商品の属性値と第2比較検索結果に含まれる商品の属性値との差が所定条件を満たす属性区分を、特徴属性区分として特定してもよい。
図12は、特徴属性区分の特定例を示す図である。例えば、属性区分として、価格、CCDの画素数、防水性能、重量があるとする。価格の設定値は10000円、画素数の設定値は1000万画素、防水性能の設定値は2ランク、重量の設定値は100グラムであるとする。防水性能のランクは、例えば10m防水、5m防止、生活防水、防水性能なしの順にランクが高い。例えば、付与検索条件「デジタルカメラ」に対応する第1検索結果に含まれる商品の属性値の代表値が、25000円、2000万画素、生活防水、300グラムであるとする。関連検索条件「デジタルカメラ コンパクトデジタルカメラ」に対応する第2検索結果に含まれる商品の代表値が、10000円、2000万画素、生活防水、250グラムであるとする。この場合、特徴属性区分は価格である。関連検索条件「デジタルカメラ デジタル一眼レフカメラ」に対応する第2検索結果に含まれる商品の代表値が、50000円、4000万画素、5m防水、350グラムであるとする。この場合、特徴属性区分は価格及び画素数である。また、カテゴリー「デジタルカメラ 防水」に対応する第2検索結果に含まれる商品の代表値が、23000円、1800万画素、10m防水、300グラムである場合、特徴属性区分は防水性能であり、カテゴリー「デジタルカメラ 防塵」に対応する第2検索結果に含まれる商品の代表値が、25000円、1500万画素、10m防水、300グラムである場合、特徴属性区分は防水性能であり、カテゴリー「デジタルカメラ 子供用」に対応する第2検索結果に含まれる商品の代表値が、8000円、800万画素、防水性能なし、230グラムである場合、特徴属性区分は価格及び画素数である。
図13は、トップページに表示されるサジェストリストの一例を示す図である。図13は、付与検索条件として、キーワード「デジタルカメラ」が入力された場合の例を示す。図13に示すように、各関連検索条件について、価格、CCDの画素数、防水性能及び重量のうち、特徴属性区分として特定された属性区分に対応する属性値が属性214として表示される。例えば、サジェスト情報210−1の属性214として、「10000円」が表示される。サジェスト情報210−2の属性214として、「50000円 4000万画素」が表示される。サジェスト情報210−3の属性214として、「10m」が表示される。サジェスト情報210−4の属性214として、「10m」が表示される。サジェスト情報210−5の属性214として、「8000円 800万画素」が表示される。
生成部144は、第2検索結果に含まれる商品の属性値のうち特徴属性区分に対応する属性値を示す情報として、第2検索結果に含まれる商品の属性値と、第1検索結果に含まれる商品の属性値との大小関係を示す情報を、特徴情報に含ませてもよい。例えば、第2検索結果に含まれる商品の属性値が、第1検索結果に含まれる商品の属性値よりも大きい場合、生成部144は、特徴属性区分の名称と、「大」などの大小関係を示す情報を、特徴情報に含ませてもよい。第2検索結果に含まれる商品の属性値が、第1検索結果に含まれる商品の属性値よりも小さい場合、生成部144は、特徴属性区分の名称と、「小」などの大小関係を示す情報を、特徴情報に含ませてもよい。電子商店街サーバ1から特徴情報を受信したユーザ端末2は、属性214として、特徴情報に含まれる特徴属性区分の名称及び大小関係を示す情報を表示する。このとき、ユーザ端末2は、大小関係を示す情報に対応する文字、記号又は画像を表示してもよい。
図14は、トップページに表示されるサジェストリストの一例を示す図である。図14において、第2検索結果に含まれる商品の属性値が、第1検索結果に含まれる商品の属性値よりも大きい場合、大小関係を示す情報として、上方向を示す矢印が表示される。第2検索結果に含まれる商品の属性値が、第1検索結果に含まれる商品の属性値よりも小さい場合、大小関係を示す情報として、下方向を示す矢印が表示される。図12に示す例において、関連検索条件「デジタルカメラ コンパクトデジタルカメラ」に対応する第2検索結果の特徴属性区分は価格である。この第2検索結果の商品の価格は、付与検索条件「デジタルカメラ」に対応する第1検索結果に含まれる商品の価格よりも低い。従って、図14に示すように、サジェスト情報210−1の属性214として、「価格」と下方向を示す矢印との組が表示される。関連検索条件「デジタルカメラ デジタル一眼レフカメラ」に対応する第2検索結果の特徴属性区分は価格及び画素数である。この第2検索結果の商品の価格は、第1検索結果に含まれる商品の価格よりも高い。また、この第2検索結果の商品の画素数は、第1検索結果に含まれる商品の画素数よりも多い。従って、図14に示すように、サジェスト情報210−2の属性214として、「価格」と上方向を示す矢印との組、及び「画素数」と上方向を示す矢印との組が表示される。以下同様に、サジェスト情報210−3及びサジェスト情報210−4の属性214として、それぞれ「防水性能」と上方向を示す矢印との組が表示され、サジェスト情報210−5の属性214として、「価格」と下方向を示す矢印との組、及び「画素数」と下方向を示す矢印との組が表示される。
生成部144は、複数の関連検索条件に対して特定された全ての特徴属性区分のそれぞれに対応する属性値を特徴情報に含めてもよい。これにより、ユーザが、複数の関連検索条件について、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴的な属性を容易に把握することができるとともに、複数の関連検索条件間において、第2検索結果の属性を容易に比較することができる。
図12に示す例において、価格、画素数及び防水性能のそれぞれは、複数の関連検索条件のうち少なくとも1つに対して特徴属性区分である。従って、複数の関連検索条件に対して特定される全ての特徴属性区分は、価格、画素数及び防水性能である。重量は特徴属性区分ではない。
図15は、トップページに表示されるサジェストリストの一例を示す図である。図15は、付与検索条件として、キーワード「デジタルカメラ」が入力された場合の例を示す。図15に示すように、各関連検索条件について、価格、画素数、防水性能及び重量のうち、価格、画素数及び防水性能に対応する属性値が属性214として表示される。例えば、サジェスト情報210−1の属性214として、「10000円 2000万画素 生活防水」が表示される。サジェスト情報210−2の属性214として、「50000円 4000万画素 5m防水」が表示される。サジェスト情報210−3の属性214として、「23000円 1800万画素 10m防水」が表示される。サジェスト情報210−4の属性214として、「25000円 1500万画素 10m防水」が表示される。サジェスト情報210−5の属性214として、「8000円 800万画素 なし」が表示される。
生成部144は、サジェストリストにおいて、関連検索条件ごとに、その関連検索条件について特定された特徴属性区分に対応する属性値の表示態様が、他の特徴属性区分に対応する属性値の表示態様と異なるように、特徴情報を生成してもよい。例えば、生成部144は、属性値の表示態様として、大きさ、太さ、フォントスタイル、色等を異ならせてもよい。また例えば、生成部144は、特徴属性区分に対応する属性値の上又は近傍に所定の画像が表示されるように特徴情報を生成してもよい。これにより、ユーザは、関連検索条件ごとに、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴的な属性を容易に把握することができる。図15は、関連検索条件ごとに、その関連検索条件について特定された特徴属性区分に対応する属性値を示す字が、他の特徴属性区分に対応する属性値を示す字よりも大きく表示された場合の例を示す。例えば、サジェスト情報210−1の属性214のうち「10000円」が、「2000万画素」及び「生活防水」よりも大きく表示される。
[3−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図16を用いて説明する。図16は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のサジェスト処理の一例を示すフローチャートである。図16において、図10と同様の処理については同様の符号が付されている。図16に示すように、ステップS1〜S8が実行される。次いで、生成部144は、第2検索結果[i]に対応する属性区分のうち、第1検索結果の属性値と第2検索結果[i]の属性値との差が設定値以上である特徴属性区分を特定する(ステップS31)。例えば、生成部144は、第1検索結果に含まれる商品の属性値の代表値を属性区分ごとに計算する。また、生成部144は、第2検索結果[i]に含まれる商品の属性値の代表値を属性区分ごとに計算する。また、生成部144は、属性区分ごとに、属性区分に対応する設定値を記憶部12から取得する。生成部144は、属性値の代表値の差が設定値以上である属性区分を、特徴属性区分として特定する。次いで、生成部144は、関連検索条件[i]、サンプルの商品名、サンプルの属性値のうち特徴属性区分に対応する属性値を、サジェストリストに追加する(ステップS32)。次いで、ステップS10が実行される。番号iが総数N未満である場合(ステップS10:YES)、ステップS11が実行され、処理がステップS5に戻る。番号iが総数N未満ではない場合(ステップS10:NO)、ステップS12が実行されて、サジェスト処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、複数の属性区分のうち、第1検索結果に含まれる検索結果の属性値と第2検索結果に含まれる検索結果の属性値との差が所定条件を満たす属性区分を特定する。また、システム制御部14が、第2検索結果に含まれる属性値のうち特定された属性区分に対応する属性値を特徴情報に含める。従って、電子商店街サーバ1は、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴な属性を提供することができる。
[4.第4実施形態]
[4−1.システム制御部の機能概要]
次に、第4実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第4実施形態は第1実施形態又は第2実施形態と同様である。本実施形態において、生成部144は、関連検索条件ごとに、複数の属性区分のうち、その関連検索条件に対応する第2検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布と、他の関連検索条件に対応する第2検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布との差が所定条件を満たす属性区分を、特徴属性区分として特定する。属性値の分布は、例えば頻度分布である。生成部144は、第2検索結果の属性値のうち特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含ませる。或る関連検索条件に対応する第2検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布が、他の関連検索条件に対応する第2検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布と大きく異なる属性区分は、その関連検索条件に対応する第2検索結果が有する特徴的な属性を示す属性区分である蓋然性がある。従って、関連検索条件ごとに、その関連検索条件に対応する第2検索結果の、他の関連検索条件に対応する第2検索結果と比較した特徴的な属性をユーザが容易に把握することができる。なお、生成部144は、関連検索条件に対応する第2比較検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布と、他の関連検索条件に対応する第2比較検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布との差が所定条件を満たす属性区分を特徴属性区分として特定してもよい。
例えば、属性区分ごとに、属性値の複数の範囲が定められる。属性値の範囲は、属性区分ごとに予め定められてもよい。生成部144は、関連検索条件ごとに、その関連検索条件に対応する第2検索結果のうち、各属性値の範囲に含まれる属性値が示す属性を有する検索結果の数をカウントしてもよい。生成部144は、属性値の範囲ごとにカウントされた検索結果の数に基づいて、関連検索条件間における属性値の分布の差を、属性区分ごとに計算してもよい。生成部144は、注目する属性区分において、複数の関連検索条件のうち、注目する関連検索条件に対応する第2検索結果の属性値の分布と、他の関連検索条件に対する第2検索結果の属性値の分布との差が相対的に大きい場合、その注目する属性区分を、その注目する関連検索条件に対応する第2検索結果の特徴属性区分に決定してもよい。
図17は、特徴属性区分の特定例を示す図である。例えば、属性区分として、価格、CCDの画素数、重量があるとする。また、関連検索条件1〜3があるとする。関連検索条件1に対応する第2検索結果の数は2000である。関連検索条件2に対応する第2検索結果の数は2200である。関連検索条件3に対応する第2検索結果の数は1600である。
価格の範囲として、10000円以下の範囲と、10001円以上且つ20000円以下の範囲と、20001円以上の範囲とがある。10000円以下の範囲において、関連検索条件1〜3の第2検索結果のそれぞれの数は、1300、500、500である。10001円以上且つ20000円以下の範囲において、関連検索条件1〜3の第2検索結果のそれぞれの数は、400、900、600である。20001円以上の範囲において、関連検索条件1〜3の第2検索結果のそれぞれの数は、400、900、600である。一見して、10000円以下の範囲において、関連検索条件1に対応する第2検索結果の数と、他の関連検索条件に対応する第2検索結果の数との差が大きい。生成部144は、関連検索条件1に対応する第2検索結果の価格の分布と、他の関連検索条件に対応する第2検索結果の価格の分布との差を、例えば以下の式で計算してもよい。
ABS(1300−500)+ABS(1300−500)+ABS(400−900)+ABS(400−600)+ABS(300−800)+ABS(300−500)=3000
ABS(x)は、xの絶対値を示す関数である。生成部144は、関連検索条件2及び3についても同様に、価格の分布の差を計算する。関連検索条件2の場合、価格の分布の差は2400であり、関連検索条件3の場合、価格の分布の差は1800である。生成部144は、価格を、関連検索条件1〜3のうち、計算した価格の分布の差が最も大きい関連検索条件1に対応する第2検索結果の特徴属性区分に決定する。
生成部144は、画素数及び重量についても同様に、第2検索結果の数の差を計算する。その結果、画素数を、関連検索条件1〜3のうち、計算した第2検索結果の数の差が最も大きい関連検索条件2に対応する第2検索結果の特徴属性区分に決定する。また、生成部144は、重量を、関連検索条件1〜3のうち、計算した第2検索結果の数の差が最も大きい関連検索条件3に対応する第2検索結果の特徴属性区分に決定する。
[4−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図18及び図19を用いて説明する。図18及び図19は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のサジェスト処理の一例を示すフローチャートである。図18及び図19において、図10と同様の処理については同様の符号が付されている。図18に示すように、ステップS1〜S8が実行される。次いで、ステップS10が実行される。番号iが総数N未満である場合(ステップS10:YES)、ステップS11が実行され、処理がステップS5に戻る。
番号iが総数N未満ではない場合(ステップS10:NO)、生成部144は、図19に示すように、番号jを1に設定する(ステップS41)。次いで、生成部144は、第2検索結果[1]〜第2検索結果[N]に対応する属性区分のうち属性区分[j]を特定する。次いで、生成部144は、特定された属性区分[j]の属性値の範囲ごとに、第2検索結果[1]〜第2検索結果[N]のそれぞれの検索結果の数を計算する。そして、生成部144は、属性値の範囲ごとに、第2検索結果[1]〜第2検索結果[N]に含まれる各第2検索結果間における検索結果の数の差を計算する。そして、生成部144は、第2検索結果[1]〜第2検索結果[N]のそれぞれについて、他の検索結果の数との差の合計を計算する(ステップS42)。次いで、生成部144は、属性区分[j]を、第2検索結果[1]〜第2検索結果[N]のうち、検索結果の数の差の合計が最も大きい第2検索結果の特徴属性区分に決定する(ステップS43)。次いで、生成部144は、番号jが、第2検索結果[1]〜第2検索結果[N]に対応する属性区分の総数M未満であるか否かを判定する(ステップS44)。このとき、生成部144は、番号jが総数M未満であると判定した場合には(ステップS44:YES)、ステップS45に進む。ステップS45において、生成部144は、番号jに1を加えて、ステップS42に進む。一方、生成部144は、番号jが総数M未満ではないと判定した場合には(ステップS44:NO)、ステップS46に進む。ステップS46において、生成部144は、番号iを1に設定する。次いで、生成部144は、関連検索条件[i]、サンプルの商品名、サンプルの属性値のうち、第2検索結果[i]の特徴属性区分に決定された属性区分に対応する属性値を、サジェストリストに追加する(ステップS47)次いで、生成部144は、番号iが総数N未満であるか否かを判定する(ステップS48)。このとき、生成部144は、番号iが総数N未満であると判定した場合には(ステップS48:YES)、ステップS49に進む。ステップS49において、生成部144は、番号iに1を加えて、ステップS47に進む。一方、生成部144は、番号iが総数N未満ではないと判定した場合には(ステップS48:NO)、ステップS12に進む。ステップS12において、提供部145は、サジェストリストをユーザ端末2へ送信して、サジェスト処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、関連検索条件ごとに、複数の属性区分のうち、関連検索条件に対応する第2検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布と、他の関連検索条件に対応する第2検索結果に含まれる検索結果の属性値の分布との差が所定条件を満たす属性区分を特定する。また、システム制御部14が、第2検索結果に含まれる属性値のうち、特定された属性区分に対応する属性値を特徴情報に含める。従って、電子商店街サーバ1は、他の第2検索結果に対する第2検索結果の特徴な属性を提供することができる。
[5.第5実施形態]
[5−1.システム制御部の機能概要]
次に、第5実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第5実施形態は第1実施形態〜第4実施形態と同様である。本実施形態において、生成部144は、商品DB12bに記憶された属性値に基づいて、付与検索条件が複数の属性区分のうち少なくとも1つの属性区分に対応するか否かを判定する。付与検索条件が少なくとも1つの属性区分に対応する場合、その少なくとも1つの属性区分を特徴属性区分として特定する。そして、生成部144は、第2検索結果の属性値のうち特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含ませる。ユーザは、付与検索条件の少なくとも1つとして、ユーザが関心を持つ特徴属性区分について、ユーザが所望する属性値を入力することがある。ユーザにより入力された属性値に対応する属性区分は、複数の属性区分のうちユーザが関心を持っている属性区分である。従って、ユーザは、複数の関連検索条件間で、第2検索結果の属性のうちユーザが関心を持っている属性を容易に比較することができる。
例えば、キーワード入力領域111にユーザがキーワードに合致する属性値に対応する属性区分が、付与検索条件に対応する属性区分であってもよい。例えば、ユーザがキーワード「1000」を入力したとする。この場合、例えば価格の属性値である1000円、画素数の属性値である1000万画素、重量の属性値である1000グラムが、このキーワードに合致する。なお、1000万は、日本語で表記すると「1000万」である。また例えば、ユーザがキーワード「生活防水」を入力した場合、防水性能の属性値である生活防水がこのキーワードに合致する。
付与検索条件に対応する属性値を商品DB12bから検索するとき、生成部144は、例えば全ての商品の属性値の中から付与検索条件に対応する属性値を検索してもよい。或いは、生成部144は、例えば第1検索結果と全ての第2検索結果の属性値の中から付与検索条件に対応する属性値を検索してもよい。或いは、生成部144は、全ての第2検索結果の属性値の中から付与検索条件に対応する属性値を検索してもよい。或いは、生成部144は、関連検索条件ごとに、関連検索条件に対応する第2検索結果の属性値の中から付与検索条件に対応する属性値を検索してもよい。
図20は、検索結果ページに表示されるサジェストリストの一例を示す図である。図20は、トップページにおいて、検索条件としてカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」が指定された場合の検索結果を示す検索結果ページである。ここで、ユーザは、キーワード入力領域111に、「デジタルカメラ 1000」を入力する。従って、付与検索条件は、キーワード「デジタルカメラ 1000」及びカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」を含む。図20に示すサジェストリスト210は、サジェスト情報210−1〜210−3を含む。サジェスト情報210−1の関連検索条件は、キーワード「デジタルカメラ 1000円」である。サジェスト情報210−2の関連検索条件は、キーワード「デジタルカメラ 1000g」である。サジェスト情報210−3の関連検索条件は、キーワード「デジタルカメラ 10000円」である。サジェスト情報210−1の関連検索条件に対応する第2検索結果の属性値の中から、キーワード「1000」に合致する属性値として、1000円及び1000グラムが検索された。従って、サジェスト情報210−1の属性214には、価格及び重量が表示される。サジェスト情報210−2の関連検索条件に対応する第2検索結果の属性値の中から、キーワード「1000」に合致する属性値として、1000グラムが検索された。従って、サジェスト情報210−2の属性214には、重量が表示される。サジェスト情報210−3の関連検索条件に対応する第2検索結果の属性値の中から、キーワード「1000」に合致する属性値として、1000グラムが検索された。従って、サジェスト情報210−3の属性214には、重量が表示される。なお、「デジタルカメラ」という属性値は存在しなかったものとする。
[5−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図21を用いて説明する。図21は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のサジェスト処理の一例を示すフローチャートである。図21において、図10と同様の処理については同様の符号が付されている。図21に示すように、ステップS1〜S8が実行される。次いで、生成部144は、商品DB12bから、付与検索条件に合致する属性値を検索する(ステップS51)。例えば、生成部144は、付与検索条件に含まれるキーワードごとに、第2検索結果[i]に対応する属性値の中から、キーワードに合致する属性値を検索してもよい。次いで、生成部144は、付与検索条件に合致する属性値が見つかったか否かを判定する(ステップS52)。このとき、生成部144は、付与検索条件に合致する属性値が見つからなかったと判定した場合には(ステップS52:NO)、ステップS9に進む。ステップS9において、生成部144は、関連検索条件[i]、サンプルの商品名、サンプルの属性値を、サジェストリストに追加して、ステップS10に進む。一方、生成部144は、付与検索条件に合致する属性値が見つかったと判定した場合には(ステップS52:YES)、ステップS53に進む。ステップS53において、生成部144は、見つかった属性値に対応する属性区分を、特徴属性区分に決定する。次いで、生成部144は、関連検索条件[i]、サンプルの商品名、及びサンプルの属性値のうち、特定された特徴属性区分に対応する属性値をサジェストリストに追加する(ステップS54)。次いで、生成部144は、ステップS10を実行する。番号iが総数N未満である場合(ステップS10:YES)、ステップS11が実行され、処理がステップS5に戻る。番号iが総数N未満ではない場合(ステップS10:NO)、ステップS12が実行されて、サジェスト処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、記憶部12に記憶された属性値に基づいて、付与検索条件が複数の属性区分のうち少なくとも1つの属性区分に対応すると判定された場合、少なくとも1つの属性区分を特定する。また、システム制御部14が、第2検索結果に対応する属性値のうち、特定された属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含める。従って、電子商店街サーバ1は、第2検索結果の特徴として、ユーザが関心を持つ属性区分に対応する属性値を提供することができる。
[6.第6実施形態]
[6−1.システム制御部の機能概要]
次に、第6実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第6実施形態は第1実施形態〜第5実施形態と同様である。本実施形態において、生成部144は、関連検索条件ごとに、第1検索結果と第2検索結果との双方に含まれる検索結果のうち、付与検索条件に対する検索スコアよりも、関連検索条件に対する検索スコアの方が高い検索結果を特徴検索結果として特定する。そして、生成部144は、特徴検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。上述したように、同じ検索結果であっても、検索条件によって検索スコアが変化する場合がある。付与検索条件との関連性よりも、関連検索条件との関連性の方が高い検索結果は、第1検索結果に対する第2検索結果の特徴的な又は代表的な検索結果であると考えることができる。ユーザは、関連検索条件ごとに、付与検索条件との関連性よりも、関連検索条件の方との関連性が高い検索結果の特徴を把握することができる。
図22A及び図22Bは、特徴検索結果が抽出される様子の一例を示す図である。図22Aは、第1検索結果と第2検索結果の例を示す図である。図22Aに示すように、第2検索結果62は、第1検索結果61に含まれている。図22Bは、特徴検索結果の一例を示す図である。図22Bに示すように、第2検索結果に含まれる各検索結果は、関連検索条件に対する検索スコアが、付与検索条件に対する検索スコア以下である検索結果63と、関連検索条件に対する検索スコアが、付与検索条件に対する検索スコアよりも高い検索結果64とに分けられる。生成部144は、検索結果64を特徴検索結果として特定する。
なお、生成部144は、例えば関連検索条件に対する検索スコアと付与検索条件に対する検索スコアとの差が所定差以上である検索結果を特徴検索結果として特定してもよい。また例えば、生成部144は、関連検索条件に対する検索スコアと付与検索条件に対する検索スコアとの比率が所定比率以上である検索結果を特徴検索結果として特定してもよい。
[6−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図23を用いて説明する。図23は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のサジェスト処理の一例を示すフローチャートである。図23において、図10と同様の処理については同様の符号が付されている。図23に示すように、ステップS1及びS2が実行され、次いで、ステップS4及びS5が実行される。次いで、生成部144は、第1検索結果と第2検索結果[i]との双方に含まれる検索結果を、共通検索結果として特定する(ステップS61)。次いで、生成部144は、共通検索結果のうち、付与検索条件に対する検索スコアよりも、関連検索条件[i]に対する検索スコアの方が高い検索結果を、特徴検索結果[i]として抽出する(ステップS62)。次いで、ステップS8〜S10が実行される。番号iが総数N未満である場合(ステップS10:YES)、ステップS11が実行され、処理がステップS5に戻る。番号iが総数N未満ではない場合(ステップS10:NO)、ステップS12が実行されて、サジェスト処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、付与検索条件に対する、第1検索結果に含まれる検索結果ごとの関連性を取得する。また、システム制御部14が、関連検索条件に対する、第2検索結果に含まれる検索結果ごとの関連性を取得する。また、システム制御部14が、第1検索結果と第2検索結果との双方に含まれる検索結果のうち、付与検索条件に対する関連性よりも関連検索条件に対する関連性の方が高い検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。従って、電子商店街サーバ1は、第2検索結果のうち関連検索条件に対する関連性の方が高い検索結果の特徴を提供することができる。
[7.第7実施形態]
[7−1.システム制御部の機能概要]
次に、第7実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第7実施形態は第1実施形態〜第6実施形態と同様である。第1実施形態〜第6実施形態においては、システム制御部14は、付与検索条件の複数の関連検索条件をユーザ端末2に提供する際に、関連検索条件に基づいて取得される第2検索条件の特徴を示す特徴情報を提供した。本実施形態において、システム制御部14は、付与検索条件を与えたユーザが過去に指定した検索条件の中から、付与検索条件の関連検索条件を取得する。そして、システム制御部14は、関連検索条件に基づいて取得される第1検索条件に対して、付与検索条件に基づいて取得された第2検索条件の特徴を示す特徴情報を、ユーザ端末2へ提供する。
図24は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の機能ブロックの一例を示す図である。図24において、図6と同様の要素については同様の符号が付されている。システム制御部14は、CPU14aが、電子商取引制御プログラム等のプログラムを読み出し実行することにより、図24に示すように、付与検索条件取得部141、関連検索条件取得部142、検索部143、生成部144、提供部145、選択条件特定部146等として機能する。選択条件特定部146は、本発明の操作履歴取得手段、選択条件特定手段の一例である。
付与検索条件取得部141は、付与検索条件を取得する。付与検索条件取得部141の取得方法は、第1実施形態の場合と同様である。
関連検索条件取得部142は、付与検索条件取得部141により取得された付与検索条件に関連する関連検索条件を、付与検索条件を与えたユーザの検索履歴から取得する。すなわち、関連検索条件取得部142は、付与検索条件を与えたユーザが過去に指定した検索条件の中で、付与検索条件に関連する検索条件を取得する。例えば、関連検索条件取得部142は、関連検索条件DB12cから、付与検索条件に関連する全ての検索条件を、関連検索条件候補として取得してもよい。関連検索条件取得部142は、検索履歴DB12dから、付与検索条件とともにユーザ端末2から受信されたユーザIDに対応する検索履歴のうち、関連検索条件候補の少なくとも何れかと一致する検索条件を含む検索履歴を検索する。関連検索条件取得部142は、検索された検索履歴のうち、例えば検索日時が最新の検索履歴から、検索条件を関連検索条件として取得してもよい。
検索部143は、関連検索条件取得部142により取得された関連検索条件に基づいて、商品DB12bから関連検索条件に対応する商品を含む第1検索結果を取得する。また、検索部143は、付与検索条件取得部141により取得された付与検索条件に基づいて、商品DB12bから付与検索条件に対応する商品を含む第2検索結果を取得する。本実施形態においては、関連検索条件に基づいて第1検索結果が取得され、付与検索条件に基づいて第2検索結果が取得される点が、第1実施形態の場合と異なる。その他の点において、第1検索結果及び第2検索結果の取得方法は、第1実施形態の場合と同様である。
選択条件特定部146は、付与検索条件を入力したユーザの操作履歴のうち、関連検索条件に対応する操作履歴を、操作履歴DB12eから取得する。そして、選択条件特定部146は、取得した操作履歴に基づいて、選択条件を特定する。選択条件は、検索結果の中から操作対象として選択した商品の条件として、ユーザが考えていた蓋然性がある条件である。例えば、選択条件特定部146は、取得した操作履歴に基づいて、検索結果ページにおいてユーザにより操作された商品の属性の範囲を選択条件として特定してもよい。ユーザによる操作は、商品ページを表示するための操作であってもよいし、その他の操作であってもよい。
例えば、検索結果が、CCDの画素数が500万画素〜5000万画素の商品を含んでいるとする。ユーザが、3000万画素と5000万画素との間の画素数の商品の商品ページのみを表示させているのであれば、選択条件特定部146は、選択条件として、画素数「3000万以上」を決定してもよい。また、例えば属性区分としてメーカーがあり、検索結果が、a社製、b社製及びc社製の商品を含むとする。ユーザにより商品ページが表示された商品のうち、a社製及びb社製のそれぞれの商品の割合が所定割合以上であり、c社製の商品の割合が所定割合未満であるとする。この場合、選択条件特定部146は、選択条件として、メーカー「a社又はb社」を決定してもよい。選択条件特定部146は、例えば、1つ属性区分のみについて選択条件を決定してもよいし、複数の属性区分について選択条件を決定してもよい。
生成部144は、第1検索結果のうち、選択条件特定部146により取得された操作履歴に基づいて特定される検索結果を、第1比較検索結果として抽出する。例えば、生成部144は、第1検索結果のうち、選択条件特定部146により特定された選択条件に合致する検索結果を、第1比較検索結果として抽出してもよい。或いは、生成部144は、第1検索結果のうち、検索結果ページにおいて操作された検索結果を第1比較検索結果として抽出してもよい。
また、生成部144は、第2検索結果のうち、選択条件特定部146により特定された選択条件に対応する検索結果を第2比較検索結果として抽出する。
生成部144は、第1比較検索結果と第2比較検索結果との比較に基づいて、第1比較検索結果に対する第2比較検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。生成部144は、例えば第2比較検索結果から特徴検索結果を抽出し、特徴検索結果の特徴を示す特徴情報を生成してもよい。操作履歴に基づいてユーザが考えていた蓋然性がある条件に合致する検索結果同士が比較されるので、提供部145が、ユーザにより適した特徴情報を提供することができる。
図25A〜図25Dは、特徴検索結果が抽出される様子の一例を示す図である。図25Aは、第1検索結果と第2検索結果の例を示す図である。図25Aに示すように、付与検索条件に基づいて検索履歴DB12dから関連検索条件が取得される。関連検索条件に基づいて第1検索結果71が取得され、付与検索条件に基づいて第2検索結果72が取得される。第2検索結果72は、第1検索結果71に含まれている。図25Bは、第1中間検索結果と第2中間検索結果の例を示す図である。図25Bに示すように、第1検索結果71のうち、操作履歴に基づいて特定される検索結果が、第1中間検索結果73である。第2検索結果72のうち選択条件に対応する検索結果が、第2中間検索結果74である。図25Cは、第1比較検索結果と第2比較検索結果の例を示す図である。図25Cに示すように、第1中間検索結果73のうち、表示順位が1位の検索結果から30パーセンタイルに相当する順位までの検索結果が第1比較検索結果75として抽出される。第2中間検索結果74のうち、表示順位が1位の検索結果から30パーセンタイルに相当する順位までの検索結果が、第2比較検索結果76として抽出される。図25Dは、特徴検索結果の一例を示す図である。図25Dに示すように、特徴検索結果77は、第2比較検索結果76から第1比較検索結果75と重複する範囲を除いた部分である。
なお、生成部144は、例えば第1中間検索結果のうち、検索スコアが所定スコア以上である検索結果を第1比較検索結果として抽出し、第2中間検索結果のうち、検索スコアが所定スコア以上である検索結果を第2比較検索結果として抽出してもよい。また例えば、生成部144は、第2実施形態の場合と同様に、ユーザの閲覧対象とする検索結果の表示順位を特定してもよい。そして、生成部144は、第1中間検索結果のうち、特定した表示順位を有する検索結果を第1比較検索結果として抽出し、第2中間検索結果のうち、特定した表示順位を有する検索結果を第2比較検索結果として抽出してもよい。また例えば、生成部144は、第6実施形態の場合と同様に、第1中間検索結果と第2中間検索結果との双方に含まれる検索結果のうち、関連検索条件に対する検索スコアよりも、付与検索条件に対する検索スコアの方が高い検索結果を特徴検索結果として抽出してもよい。第6実施形態と本実施形態とが異なる点は、第6実施形態では、生成部144は、関連検索条件に対する検索スコアの方が高い検索結果を抽出し、本実施形態では、生成部144は、付与検索条件に対する検索スコアの方が高い検索結果を抽出する点である。
生成部144は、上述した方法で第1検索結果から第1中間検索結果を抽出した後、第1中間検索結果から、操作履歴に基づいて特定される検索結果を第1比較検索結果として抽出してもよい。また、生成部144は、上述した方法で第2検索結果から第2中間検索結果を抽出した後、第2中間検索結果から選択条件に対応する検索結果を第2比較検索結果として抽出してもよい。
生成部144は、特徴検索結果に含まれる商品の商品情報に基づいて、特徴情報を生成する。特徴情報の生成方法は、第1実施形態の場合と同様の方法であってもよい。生成部144は、例えば、第3実施形態の場合と同様に、複数の属性区分のうち、第1比較検索結果に含まれる商品の属性値と第2比較検索結果に含まれる商品の属性値との差が所定条件を満たす属性区分を、特徴属性区分として特定してもよい。また例えば、第5実施形態の場合と同様に、付与検索条件が少なくとも1つの属性区分に対応する場合、その少なくとも1つの属性区分を特徴属性区分として特定してもよい。そして、生成部144は、複数の属性区分のうち特徴属性区分に対応する属性値を含む特徴情報を生成してもよい。
提供部145は、生成部144により生成された特徴情報をユーザ端末2へ提供する。ユーザ端末2は、電子商店街サーバ1から受信した特徴情報を表示する。図26は、検索結果ページに表示される特徴情報の一例を示す図である。図26は、トップページにおいて、検索条件として、キーワード「デジタルカメラ」及びカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」の組み合わせが指定された場合の検索結果を示す検索結果ページである。ここで、ユーザは、キーワード入力領域111に、「防水」を追加する。従って、付与検索条件取得部141は、キーワード「デジタルカメラ 防水」とカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」の組み合わせを付与検索条件として取得する。関連検索条件取得部142は、例えば直前に指定されたキーワード「デジタルカメラ」とカテゴリー「コンパクトデジタルカメラ」の組み合わせを、検索履歴DB12dから関連検索条件として取得する。検索部143は、関連検索条件に基づいて第1検索結果を取得し、付与検索条件に基づいて第2検索結果を取得する。生成部144は、特徴情報を生成して、ユーザ端末2へ送信する。ユーザ端末2は、検索結果ページ上に特徴情報410を表示する。例えば、ユーザ端末2は、検索条件指定領域110上又はその近傍に特徴情報410を表示してもよい。特徴情報410は、例えば、商品名411及び属性412を含んでもよい。商品名411は、例えば第2検索結果のうちサンプルの商品名であってもよい。属性412は、例えば第2検索結果の属性値の代表値又はサンプルの属性値であってもよい。
[7−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図27を用いて説明する。図27は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の特徴情報提供処理の一例を示すフローチャートである。トップページ又は検索結果ページのキーワード入力領域111にユーザが文字を入力するごとに、ユーザ端末2は付与検索条件を、そのユーザのユーザIDとともに電子商店街サーバ1へ送信する。システム制御部14は、ユーザ端末2から付与検索条件を受信したときに、特徴情報提供処理を実行する。
図27に示すように、関連検索条件取得部142は、ユーザ端末2から受信したユーザIDに対応する検索履歴を検索履歴DB12dから取得する(ステップS81)。次いで、関連検索条件取得部142は、取得された検索履歴の中から、付与検索条件に関連する関連検索条件を取得する(ステップS82)。関連検索条件を含む検索履歴が複数ある場合、関連検索条件取得部142は、例えばこれらの検索履歴のうち検索日時が最新の検索履歴から関連検索条件を取得する。
次いで、生成部144は、取得した関連検索条件に基づいて取得された検索結果に対する操作履歴を、操作履歴DB12eから取得する(ステップS83)。例えば、生成部144は、ユーザ端末2から受信したユーザIDと、取得した関連検索条件とを含む操作履歴を取得する。
次いで、生成部144は、取得した操作履歴に基づいて、選択条件を決定する(ステップS84)。例えば、生成部144は、関連検索条件が取得された検索履歴から検索結果を取得する。生成部144は、検索結果から、検索された商品の商品IDを取得し、商品IDに対応する商品情報を商品DB12bから取得する。次いで、生成部144は、検索結果ページに対応する操作履歴に含まれる操作位置と、商品ページの操作履歴に基づいて、関連検索条件に基づいて取得された検索結果のうち、ユーザの選択により商品ページが表示された商品の商品IDを取得する。次いで、生成部144は、商品情報に基づいて、各属性区分において、全検索結果の属性値の範囲を特定する。また、生成部144は、商品ページが表示された商品の属性値の範囲を特定する。生成部144は、検索結果全体と、商品ページが表示された商品との間で属性値の範囲が異なる属性区分を特定する。生成部144は、特定した属性区分において、商品ページが表示された商品の属性の範囲を、選択条件に決定する。
次いで、検索部143は、関連検索条件に対応する商品の商品IDを商品情報DB12bから検索して、第1検索結果を取得する(ステップS85)。次いで、生成部144は、第1検索結果から、選択条件に対応する検索条件を、第1中間検索結果として抽出する(ステップS86)。次いで、生成部144は、第1中間検索結果のうち、表示順位が1位から予め設定されたパーセンタイルの順位までの検索結果を、第1比較検索結果として抽出する(ステップS87)。
次いで、検索部143は、付与検索条件に対応する商品の商品IDを商品情報DB12bから検索して、第2検索結果を取得する(ステップS88)。次いで、生成部144は、第2検索結果から、選択条件に対応する検索条件を、第2中間検索結果として抽出する(ステップS89)。次いで、生成部144は、第2中間検索結果のうち、表示順位が1位から予め設定されたパーセンタイルの順位までの検索結果を、第2比較検索結果として抽出する(ステップS90)。
次いで、生成部144は、第2比較検索結果のうち、第1比較検索結果に含まれない検索結果を、特徴検索結果として抽出する(ステップS91)。次いで、生成部144は、特徴検索結果のサンプルを決定する(ステップS92)。次いで、生成部144は、サンプルの商品名、サンプルの属性値を含む特徴情報を生成する(ステップS93)。次いで、生成部144は、生成した特徴情報をユーザ端末2へ送信して(ステップS94)、特徴情報提供処理を終了させる。ユーザ端末2は、電子商店街サーバ1から受信した特徴情報を、トップページ又は検索結果ページ上に表示する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、ユーザにより与えられた付与検索条件を取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から、付与検索条件に関連する検索条件を関連検索条件として取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から関連検索条件に対応する商品を含む第1検索結果を取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から付与検索条件に対応する商品を含む第2検索結果を取得する。また、システム制御部14が、記憶部12から、関連検索条件に対応する操作履歴を取得する。また、システム制御部14が、取得された操作履歴に基づいて選択条件を特定する。また、システム制御部14が、第1検索結果のうち取得された操作履歴に基づいて特定される第1比較検索結果と、第2検索結果のうち特定された選択条件に対応する第2比較検索結果との比較に基づいて、第2比較検索結果の特徴を示す特徴情報を生成する。また、システム制御部14が、生成された特徴情報を提供する。従って、特徴情報に基づいて、過去に指定された関連検索条件によって取得された検索結果と、後に与えられた検索条件によって取得される検索結果との差を、ユーザが考える条件下でユーザが容易に把握することができる。
[8.第8実施形態]
[8−1.システム制御部の機能概要]
次に、第8実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第8実施形態は第7実施形態と同様である。本実施形態において、生成部144は、第1検索結果に対するユーザの操作に基づく商品の属性値の表示の履歴を操作履歴DB12eから取得する。そして、生成部144は、取得した履歴に基づいて、表示された属性値に対応する属性区分を特徴属性区分として特定する。そして、生成部144は、第2検索結果の属性値のうち、特定された特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含ませる。ユーザにより見られた属性値に対応する属性区分は、ユーザが関心を持つ蓋然性がある属性区分である。特徴属性区分に対応する属性値を含む特徴情報が表示されることで、ユーザが関心を持つ属性で、第1検索結果と第2検索結果との差をユーザが容易に把握することができる。
生成部144は、例えば、属性値が表示された割合に基づいて、特徴属性区分を決定してもよい。例えば、生成部144は、商品ページの操作履歴及びレビューページの操作履歴に基づいて、商品ページとレビューページの表示時間の合計を計算してもよい。生成部144は、商品ページの操作履歴に含まれる表示範囲に基づいて、商品ページに含まれる情報のうち、どの属性区分の属性値が何時間表示されたかを計算する。生成部144は、属性区分ごとに、表示時間の合計のうち対応する属性値が表示された時間の割合を計算する。生成部144は、表示された時間の割合が所定割合以上である属性区分を特徴属性区分に決定する。また、生成部144は、表示時間の合計に対するレビューページの表示時間の割合が所定割合以上である場合、レビューを特徴属性区分に決定する。生成部144は、1つの特徴属性区分を決定してもよいし、複数の特徴属性区分を決定してもよい。
また例えば、検索結果ページにおいて、複数の属性区分のうち、各商品情報領域311に属性値が表示される属性区分をユーザが選択可能であるように、システム制御部14が検索結果ページを生成してもよい。このような属性区分の選択も、操作履歴としてシステム制御部14は、操作履歴DB12eに登録する。生成部144は、操作履歴に基づいて、ユーザにより選択された属性区分を特徴属性区分に決定する。例えば、デジタルカメラのカテゴリーの商品において、価格、画素数、防水性能、重量の中から、ユーザが価格を選択したとする。すると、システム制御部14は、価格、画素数、防水性能、重量のうち価格のみを含む商品情報領域311を含む検索結果ページをユーザ端末2へ送信する。この場合、生成部144は、価格を特徴属性区分に決定する。
[8−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図28を用いて説明する。図28は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の特徴情報提供処理の一例を示すフローチャートである。図28において、図27と同様の処理については同様の符号が付されている。図28に示すように、ステップS81〜S92が実行される。次いで、生成部144は、ステップS83で取得された操作履歴のうち、第1検索結果に対応する商品の属性値の表示の履歴に基づいて、表示された属性値に対応する属性区分を特徴属性区分として特定する(ステップS101)。例えば、生成部144は、取得された操作履歴のうち、ウェブページ種別が商品ページ及びレビューページの何れかである操作履歴を抽出する。次いで、生成部144は、抽出された操作履歴に含まれる表示時間の合計を計算する。次いで、生成部144は、商品ページの操作履歴に含まれる表示範囲と、その商品ページのHTML文書とに基づいて、商品ページに含まれる情報のうちユーザ端末2により実際に表示された範囲を特定する。また、生成部144は、特定された範囲内に属性値を含まれるか否かを判定する。属性値が含まれる場合、生成部144は、その属性値に対応する属性区分を特定する。そして、生成部144は、対象の操作履歴に含まれる表示時間を、特定した属性区分の属性値の表示時間に決定する。生成部144は、属性区分ごとに、属性値の表示時間の合計を計算する。次いで、生成部144は、属性区分ごとに、商品ページとレビューページの表示時間の合計に対して、属性区分に対応する属性値の表示時間の割合を計算する。生成部144は、表示時間の割合が所定割合以上である属性区分を、特徴属性区分に決定する。また、生成部144は、レビューページの操作履歴に含まれる表示時間の合計を計算する。次いで、生成部144は、商品ページとレビューページの表示時間の合計に対してレビューページの表示時間の割合を計算する。そして、生成部144は、表示時間の割合が所定割合以上である場合、レビューを特徴属性区分に決定する。次いで、生成部144は、サンプルの商品名と、サンプルの属性値のうち特徴属性区分に対応する属性値とを含む特徴情報を生成する(ステップS102)。次いで、生成部144は、生成した特徴情報をユーザ端末2へ送信して(ステップS94)。特徴情報提供処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、記憶部12から、第1検索結果に含まれる商品ごとの属性値の表示の履歴を取得する。また、システム制御部14が、取得された履歴に基づいて、複数の属性区分のうち、表示された属性値に対応する属性区分を、特徴属性区分として特定する。また、システム制御部14が、第2比較検索結果に対応する属性値のうち、特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含める。従って、電子商店街サーバ1は、第2比較検索結果の特徴として、ユーザが関心を持つ蓋然性がある属性区分の属性値を提供することができる。
[9.第9実施形態]
[9−1.システム制御部の機能概要]
次に、第9実施形態について説明する。本実施形態において、生成部144は、第8実施形態の場合と同様に、第1検索結果に対するユーザの操作に基づく商品の属性値の表示の履歴に基づいて、表示された属性値に対応する属性区分を特定する。生成部144は、特定された属性区分のうち、複数の商品において、表示された属性値のばらつきが所定値以下である属性区分を、特徴属性区分として特定する。そして、生成部144は、第2検索結果の属性値のうち、特定された特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含ませる。
ユーザは、或る属性区分において属性値の範囲を定めて、商品を探しているかもしれない。従って、属性値のばらつきが小さい属性区分は、ユーザが関心を持つ属性区分である蓋然性がある。一方、属性値のばらつきが大きい属性区分に対しては、ユーザは関心を持っていない蓋然性がある。特徴属性区分に対応する属性値を含む特徴情報が表示されることで、ユーザが関心を持つ属性で、第1検索結果と第2検索結果との差をユーザが容易に把握することができる。
例えば、表示された価格が、10000円、20000円、50000円であるとする。また、表示されたCCDの画素数が、1000万画素、1200万画素、1500万画素であるとする。価格のばらつきよりも画素数のばらつきが小さい。画素数のばらつきが所定値以下である場合、生成部144は、画素数を特徴属性区分に決定する。
[9−2.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図29を用いて説明する。図29は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の特徴情報提供処理の一例を示すフローチャートである。図29において、図27と同様の処理については同様の符号が付されている。図29に示すように、ステップS81〜S92が実行される。次いで、生成部144は、ステップS83で取得された操作履歴のうち、第1検索結果に対応する商品の属性値の表示の履歴に基づいて、表示された属性値に対応する属性区分を特定する(ステップS111)。属性区分の特定方法は、図28に示すステップS101と同様である。次いで、生成部144は、操作履歴に基づいて、表示された商品ページに対応する商品の商品情報から、表示された属性値を取得する。そして、生成部144は、特定した属性区分ごとに、表示された属性値の分散を計算する(ステップS112)。次いで、生成部144は、特定した属性区分のうち、計算された分散が所定値以下である属性区分を、特徴属性区分に決定する(ステップS113)。次いで、生成部144は、サンプルの商品名と、サンプルの属性値のうち特徴属性区分に対応する属性値とを含む特徴情報を生成する(ステップS114)。次いで、生成部144は、生成した特徴情報をユーザ端末2へ送信して(ステップS94)。特徴情報提供処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、記憶部12から、第1検索結果に含まれる商品ごとの属性値の表示の履歴を取得する。また、システム制御部14が、取得された履歴に基づいて、複数の属性区分のうち、表示された属性値に対応する属性区分を特定する。また、システム制御部14が、特定された属性区分のうち、複数の商品における表示された属性値のばらつきが所定値以下である属性区分を、特徴属性区分に決定する。また、システム制御部14が、第2比較検索結果に対応する属性値のうち、特徴属性区分に対応する属性値を、特徴情報に含める。従って、電子商店街サーバ1は、ユーザが関心を持つ蓋然性がある属性区分をより適切に特定することができる。