JP2011134266A - 検索支援装置、検索支援方法、及びプログラム - Google Patents

検索支援装置、検索支援方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データベース検索において、検索を実行する者に対してより好ましい検索結果が得られるように支援する。
【解決手段】ユーザにより選択される所定の条件である選択条件と関連づけてあらかじめ設定された1以上の指定キーワードを記憶している指定キーワード記憶部を備え、検索条件式生成出力部は、前記ユーザが入力したキーワードであるユーザキーワードを取得し、前記ユーザが前記選択条件に合致する選択をしているか判定し、合致する選択をしていると判定した場合、当該選択条件に関連づけられている前記指定キーワードを前記指定キーワード記憶部から取得し、前記ユーザキーワードの内の少なくとも1つが前記指定キーワードに一致するかを判定し、一致すると判定した場合に、前記ユーザキーワードと前記指定キーワードとを所定の条件で結合して少なくとも1の検索条件式を生成して出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、検索支援装置、検索支援方法、及びプログラムに係わり、特に、データベース検索において、検索を実行する者に対してより好ましい検索結果が得られるように支援することを可能とする検索支援装置、検索支援方法、及びプログラムに関する。
従来、例えば大学等の施設に設置されている図書館で、所望の図書を検索する場合、そのタイトル、著者、出版者、あるいはISBN(International Standard Book Numbering、国際標準図書番号)/ISSN(International Standard Serial Number、国際標準逐次刊行物番号)等の書誌情報をもとに、図書データベースを用いた系統だった検索が行われている。しかし、新入学生などの検索対象分野についての初学者が、なんの手助けも受けずに初期の検索段階から学習内容や課題に関して適切な検索条件を設定して入力し、適切な結果に到達することはほとんど期待できない。
また、インターネット等でのサーチエンジンを用いたキーワード検索に慣れた者は、前記のような図書館での厳密な検索条件設定の仕組みに十分に習熟しないまま、目的意識を持たずに検索を実行してしまうことがあり、やはり所望の資料を探し当てるのに多大な労力を要する場合がある。
このように、初学者等の不慣れな者にとっては、例えば大学図書館の図書データベースを利用して適切な結果を得ることは難しい。そのため、教育の現場では、教員が学生に授業内で課題を出した場合、図書館に所蔵されている参考文献を読まずに、簡易なインターネット検索によって得た情報をコピーアンドペーストするだけでレポートを作成するような学生も現れてきているという不都合な現象が見られる。図書データベースの検索を初学者にも容易にし、教員が学生に読んでもらいたいと期待している資料へ誘導できるような検索支援システムの登場が期待されているところである。
従来、このような検索支援システム、検索支援方法として、特許文献1〜3に示す技術が提案されている。
特許文献1は、小中学生等の児童が知りたい内容が記載された図書を的確に検索することができる図書検索システムに関する。教科書、学習指導要領、教員用指導書における小中学生の学習項目、及び小中学生の日常生活における興味・関心の対象、及び出版されている図書、の少なくとも一つの題材から抽出した「キーワード」と、この「キーワード」毎に付された「キーワードコード」を記録管理し、検索キーとして入力された「キーワード」に基づいて、「キーワードコード」を文書中に含む書誌データを抽出することができる。
特許文献2は、ユーザが選択された検索条件に適する多様な条件を用いて蔵書を検索することができ、独自の分類による情報の提供を行なうことができる蔵書検索方法に関する。この文献によれば、検索条件を満たす分類キーワードを特定し、この分類キーワードの下位概念となる従属キーワードを検索画面に表示し、ユーザに選択させることにより検索支援が実現される。
特許文献3は、教育機関での知的財産権教育において、知的財産権検索技術、情報分析技術の教育を支援する情報処理システムに関する。学生支援機能に加え、教師支援機能として教師インタフェースが用意され、学生の学習進捗状況把握や検索課題の作成を行うことができ、また学生のレベルに合わせた検索時の支援が可能とされている。
特開2005−215736号公報 特開2007−102487号公報 特開2006−215082号公報
しかしながら、特許文献1、2で用いる検索対象データや索引対象データはシステム側に予め登録しておく必要があり、任意のタイミングで第三者、例えば教員がデータを追加登録・編集する入力機能が備えられていないという問題がある。また、特許文献3では教員が検索課題を与え、学習の進捗状況を把握できる機能が備わっているものの、学生が入力した検索条件と教員が登録した情報とを組み合わせて検索条件式を生成するといった支援をすることができないという問題がある。
さらに、上記従来の検索支援システムの機能をもってしても、検索対象に背景知識をもっていない初学者がユーザである場合、所望の図書に辿り着くまでに検索キーワードを何度も入力し直し、また場合によっては膨大な数の検索結果を確認しなければならない非効率な事態が想定される。また、逆に検索キーワードが不適切な場合には、適切な検索結果が得られないだけでなく、学生等のユーザが、検索結果が不備であることに気づかないということも想定される。
本発明は上記の、及び他の課題を解決するためになされたもので、その一つの目的は、データベース検索において、検索を実行する者に対してより好ましい検索結果が得られるように支援することを可能とする検索支援装置、検索支援方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は、上記の及び他の課題を解決するためになされたものであり、その一つの態様は、キーワード検索を支援するための検索支援装置であって、ユーザが実行するキーワード検索について、前記ユーザにより選択される所定の条件である選択条件と関連づけてあらかじめ設定された1以上の指定キーワードを記憶している指定キーワード記憶部と、前記ユーザが自身で入力したキーワードを取得して、所定の手順で検索条件式を生成する検索条件式生成出力部とを備え、前記検索条件式生成出力部は、前記ユーザが入力したキーワードであるユーザキーワードを取得し、前記ユーザが前記選択条件に合致する選択をしているか判定し、合致する選択をしていると判定した場合、当該選択条件に関連づけられている前記指定キーワードを前記指定キーワード記憶部から取得し、前記ユーザキーワードの内の少なくとも1つが前記指定キーワードに一致するかを判定し、一致すると判定した場合に、前記ユーザキーワードと前記指定キーワードとを所定の条件で結合して少なくとも1の検索条件式を生成して出力することを特徴とする検索支援装置である。
本発明の検索支援装置、検索支援方法、及びプログラムによれば、データベース検索において、検索を実行する者に対してより好ましい検索結果が得られるように支援することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る図書検索支援システム1の概略構成図である。 図1のシステムサーバ及び入出力装置に用いることができるコンピュータ10のハードウェア構成の一例を示す図である。 図1のシステムサーバ200のソフトウェア構成の一例を示す図である。 ユーザ情報テーブル400の一例を示す図である。 検索履歴情報テーブル500の一例を示す図である。 ユーザアクション情報テーブル600の一例を示す図である。 教員指定キーワード一覧テーブル700の一例を示す図である。 書誌情報テーブル800の一例を示す図である。 所蔵情報テーブル900の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る図書検索支援システム1の全体処理の一例を示すフローチャートである。 検索条件入力画面1100の一例を示す図である。 検索条件式選択画面1200の一例を示す図である。 検索結果一覧表示画面1300の一例を示す図である。 教員入力画面1400の一例を示す図である。 検索条件式抽出・表示処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザアクション解析処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。本実施形態は、本発明を、例えば図書館における図書検索支援システムとして具現化したものであるが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではない。
《システム構成》
まず、本実施形態の図書検索支援システム1の全体構成について説明する。図1は、図書検索支援システム1の概略構成図である。
図1の図書検索支援システム(以下、単に「システム」とも言う。)1は、入出力装置100(100A、100B)、システムサーバ200(検索支援装置)、及び各入出力装置100とシステムサーバ200とを互いに通信可能に接続している通信ネットワークNWを備えている。
入出力装置100は、学生、あるいは教員が本システム1に検索用データ等を入力し、あるいは本システム1による検索結果等の出力を受け取ることができるように構成された、通信機能を有するコンピュータである。入力装置100として利用することができるコンピュータ10の構成の一例を図2に示している。
図2のコンピュータ10は、中央処理装置11(例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、以下簡単のため「CPU」と称する)、主記憶装置12(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))、補助記憶装置13(例えばHDD)、ユーザの操作入力を受け付ける入力装置14(例えばキーボードやマウス)、出力装置15(例えば液晶モニタ)、及び他の装置との間の通信を実現する通信インタフェース16(例えばNIC(Network Interface Card))を備えている。
このコンピュータ10で稼働するオペレーティングシステム(Operating System、OS)は特に特定のシステムに限定されることはない。例えばWindows(登録商標)、UNIX(登録商標)系のオペレーティングシステム、例えばLinux(登録商標)がこのOSとして好適に用いられる。
入力装置14としては、前記のキーボード及びマウスの他に、一般にペンタブレットと称される入力デバイス、あるいはモニタ等に装着して用いるタッチパネル等、適宜の入力デバイスを採用することができる。また、出力装置15としては、前記液晶モニタの他、音声を再生するための音声出力デバイスを設けてもよい。
このコンピュータ10は、学生用入出力装置100Aあるいは教員用入出力装置100Bとして使用される場合、前記のOS上でWebブラウザソフトウェアが稼働するように構成してシステムサーバ200との間でWebデータの授受が可能となるようにすれば足り、特に学生専用、教員専用の入出力ソフトウェアなどを稼働させる必要はない。なお、Webブラウザソフトにより実現される入出力画面の構成例については後述する。
システムサーバ200は、入出力装置100と同様に、例えば図2に示すコンピュータ10によって実現することができ、本システム1の主要な機能が実装されている。図3に、システムサーバ200のソフトウェア構成の一例を示している。図3の例では省略しているが、システムサーバ200には、従来の一般的な図書館業務に必要な各種機能をあわせて実装してもよく、また従来のユーザ向けの蔵書検索サービスを提供する、OPAC(Online Public Access Catalog)としての機能を有する構成としてもよい。また、前記図書館業務機能とOPAC機能とをさらにそれぞれ別のサーバによって構成してもよい。
システムサーバ200は、OS210、データI/O部220、本システム1の主要な機能を実現するための機能ブロックであるユーザ属性情報抽出部231、検索条件式抽出・表示部232、検索履歴・セッション管理部233、及びユーザアクション解析部234、本システム1の主要な機能を実現する処理に際して参照等の操作がなされるデータベースとしてのユーザ情報テーブル241、検索履歴情報テーブル242、ユーザアクション情報テーブル243、教員指定キーワード一覧テーブル244、及び書誌・所蔵情報テーブル245を有している。
OS210としては、入出力装置100と同様に、特に特定のシステムに限定されることなく、システム設計上の要請に従って適宜のシステムを採用することができる。データI/O部220は、OS210及び前記各機能ブロックと他のハードウェアとの間でのデータ入出力処理を実行する。
ユーザ属性情報抽出部231、検索条件式抽出・表示部232(検索条件式生成出力部)、検索履歴・セッション管理部233、及びユーザアクション解析部234(有用性情報算出部)は、例えば補助記憶装置13にあらかじめコンピュータプログラムを格納しておき、CPU11によって主記憶装置12上に読み出して実行することにより、各機能を実現するように構成されている。
ユーザ属性情報抽出部231は、入出力装置100を通じて開始された検索セッションにおけるユーザの属性情報(ユーザ情報テーブル400に関して後述)を、ユーザ情報テーブル400を参照して取得する機能を有する。検索条件式抽出・表示部232は、学生等のユーザが入出力装置100を通じて入力した検索キーワード等に基づいて、それに関連した教員指定キーワードが設定されているか等の条件に従って、検索条件式を生成し、入出力装置100を通じてこれをユーザに出力する機能を有する。
検索履歴・セッション管理部233は、入出力装置100からシステムにログインするユーザのセッションを一意に管理し、当該セッションにおいて実行された検索処理と対応付けて記憶させる機能を有する。ユーザアクション解析部234(有用性情報算出部)は、本システム1を利用する各ユーザが検索セッションを通じて特定の検索対象(単行本、雑誌等の定期刊行物等の図書館所蔵物すべてを含む。以下「図書」と総称する。)について実行した操作(詳細表示、貸し出し予約等)に関して記録、管理する機能を有する。
以上の各機能ブロックによる処理の詳細については、フローチャート等を参照して後述する。
《テーブルの構成》
次に、本システム1における各機能を実現する際に使用されるデータを格納しているテーブルについてそれぞれ説明する。なお、各テーブルについて、図3において付した符号とは別個の符号を重複して付しているが、これは、各テーブルをシステムサーバ200の構成要素としてではなく、それぞれ独立した要素として説明する場合の便宜のためである。
まず、ユーザ情報テーブル400(241)(ユーザ属性情報記憶部)について説明する。図4に、ユーザ情報テーブル400の構成の一例を示している。ユーザ情報テーブル400には、本システム1を利用するユーザに関する固有情報であるユーザ属性情報が記録されており、図4の例では、ユーザID401に、氏名402、性別403、学科コード404、学年405、及び属性値406が対応付けられてなる1以上のレコードが格納されている。
ユーザID401は、本システム1を利用する学生等のユーザについて、互いに識別するために付与される識別符号であり、英数字、記号等、任意の符号によって構成される。氏名402は、各ユーザについて登録されている氏名であり、性別403は、各ユーザについて登録されている性別である。
学科コード404及び学年405は、それぞれ各ユーザである学生が在籍している学科を示す識別符号と、学年を示すデータとが記録される。属性値406は、学科コード404に学年405を付加して生成したデータである。属性値406は、各学生を、所属学科と学年とによって類別するために設定されているが、このような設定に限定されることなく、例えば企業内の検索システムであれば、所属部署と年齢や入社年次などを組み合わせることによって適宜の属性値を設定することができるものである。
ユーザ情報テーブル400のレコードは、あらたに本システム1を利用することとなる新入学生等について、各ユーザ(学生)が登録するようにしてよいが、システム側で一括してユーザ情報を登録して作成するようにするとよい。
次に、検索履歴情報テーブル500(242)について説明する。図5に、検索履歴情報テーブル500の構成の一例を示している。検索履歴情報テーブル500は、検索を実行したユーザ毎に、その実行した検索履歴に関係する事項を記録し、保持しておくテーブルである。図5の例では、検索履歴情報テーブル500には、タイムスタンプ501、ユーザID502、検索条件503、最終アクション504、及び書誌ID505が、互いに対応付けられてなる1以上のレコードが格納されている。
ユーザID502は、図4のユーザ情報テーブル400におけるユーザID401と同様である。タイムスタンプ501は、ユーザID502によって特定されるユーザが検索セッションを開始した時刻が、例えばそのユーザが入出力装置100からログイン処理を完了した時点における、システムサーバ200のシステムクロックが保持している時刻を取得することによって記録される。なお、時刻の取得タイミングは、検索セッション開示に限らず、適宜に設定すればよい。
検索条件503には、当該ユーザがある検索セッションにおいて設定した検索キーワードが記録される。最終アクション504には、当該ユーザの検索セッションにおいて、ユーザが入出力装置100を通じて最終的に実行した処理内容が記録される。書誌ID505には、当該ユーザの検索セッションにおいて検索を実行した結果取得された図書(検索結果対象物)の識別符号が記録される。
例えば、図5の2番目のレコードについてみると、ユーザID「2222222」で識別されるユーザが「2009年12月14日15時26分09秒」に開始した検索セッションにおいて、検索キーワードとして「環境、温暖化、工学」を設定して検索を実行し、得られた検索結果の中から書誌ID「GB10245」によって特定される書誌について、貸出を「予約」するアクションまで到達したことを示している。なお、各記録項目のフォーマットは、図5の例に制約されることなく自由に規定することができる。また、書誌ID505の項目は、検索結果の一覧からさらにユーザが特定の書誌を選択して「詳細表示」又は「予約」の処理を実行した場合に記録される。
次に、ユーザアクション情報テーブル600(243)(有用性情報記憶部)について説明する。図6に、ユーザアクション情報テーブル600の構成の一例を示している。ユーザアクション情報テーブル600は、特定の属性値で類別されるユーザが、どのような検索操作を実行し、その検索結果についてどのような最終アクションをとったかに関する情報が記録される。図6の例では、ユーザアクション情報テーブル600には、ユーザ属性値601、キーワード602、書誌ID603、及びユーザアクションポイント604の各項目が記録される。
ユーザ属性値601は、図4のユーザ情報テーブル400における属性値406と同様である。キーワード602には、ユーザ属性値601ごとに、ユーザが使用した検索キーワードが対応付けて格納される。書誌ID603には、検索の際に詳細情報まで参照した、あるいは予約処理までおこなった書誌のIDが記録される。
ユーザアクションポイント604には、検索を実行した各ユーザの操作種別毎に点数(ポイント、加点情報)を設定し、特定のユーザ属性値601、キーワード602、及び書誌ID603を含むグループについて、前記ユーザが実行した操作について累積加算されたポイントが、ユーザアクションポイントとして格納されている。
言い換えれば、ユーザアクションポイントは、対応する書誌ID603によって特定される図書が、ユーザの予約処理実行を指標としてどのくらいの利用頻度で、またユーザの詳細情報表示処理を指標としてどれくらいの参照頻度で用いられているかを客観的に示す、その図書の有用性情報であると言える。なお、本実施形態では、予め操作種別とその設定ポイントとを対応付けてテーブル又は条件ファイルとして格納しておくものとする。ユーザアクションポイントに関する処理の詳細についてはフローチャートを参照して後述する。
次に、教員指定キーワード一覧テーブル700(244)(指定キーワード記憶部)について説明する。図7に、教員指定キーワード一覧テーブル700の構成の一例を示している。教員指定キーワード一覧テーブル700は、大学等で講義を担当する教員が、自身の指導する学生が、講義の理解促進や提出課題作成などに際して参考となりうる図書を検索する場合に、当該学生の検索を支援すべく、あらかじめ各教員が自身の講義に関連するものとして選定したキーワード群を保持している。図7の例では、教員指定キーワード一覧テーブル700には、教員ID701、科目ID702、指定キーワード703、公開開始日704、及び公開終了日705の各項目が互いに対応付けられてなる1以上のレコードが記録されている。
教員ID701には、後述のキーワードを設定した教員に付されている識別符号が記録される。科目ID702には、当該教員が担当している、キーワードを設定する対象科目が、それぞれの識別符号によって記録されている。
指定キーワード703には、学生等のユーザが検索を実行する際に、好ましい検索結果に到達するのに助けとなるとして教員が指定した1又は複数のキーワードが記録される。公開開始日704及び公開終了日705には、指定キーワード703がシステムサーバ200において入出力装置100を通じてシステム上で公開され、利用可能とされる期間(利用可能期間情報)が、公開開始及び終了の年月日によって記録されている。
次に、書誌情報テーブル800(245)について説明する。なお、図3には、書誌・所蔵情報テーブル245として、後出の所蔵情報テーブル900と一体の構成として示されているが、本実施形態では、図8、図9に示すように、それぞれ別個のテーブルとして設けられている。このような具体的なテーブルの構成は、システム設計の段階で、適宜設定すればよい。
書誌情報テーブル800は、例えば本システム1が導入され、運用されている大学図書館等の施設に所蔵されている各図書についての基本情報を記録しており、本システム1の導入時に後述の各項目が登録されて作成される。図8の例では、書誌情報テーブル800には、書誌ID801、タイトル802、及び基本書誌事項803の各項目が互いに関連づけられてなる1以上のレコードが格納されている。
書誌ID801は、図5の検索履歴情報テーブル500における書誌ID505と同様である。タイトル802には、書誌ID801によって特定される書籍、雑誌等の図書のタイトルが記録される。雑誌等の定期刊行物の場合には、例えば誌名と、巻数、号数等の事項を記録するようにすればよい。基本書誌事項803には、書誌ID801によって特定される図書に付されている基本的な情報、例えばISBN、ISSNコードなどが記録される。
次に、所蔵情報テーブル900(245)について説明する。所蔵情報テーブル900は、大学図書館等の施設に所蔵されている各図書について、その所蔵の状況を記録している。図9の例では、所蔵情報テーブル900には、所蔵ID901、書誌ID902、配架場所903、及び資料状態904の各項目が、互いに対応付けられてなる1つ以上のレコードが格納されている。
所蔵ID901は、当該図書を所蔵している大学図書館等の施設が、各図書についての貸出業務等に利用する目的で付与している識別符号であり、本実施形態の実現に当たっては必須の項目ではない。書誌ID902は、図8の書誌情報テーブル800に記録されている書誌ID801と同様である。
配架場所903は、書誌ID902で特定される各図書が施設内のどの場所に保管されているかを示す情報(例えば「1F」(1階))を記録している。資料状態904は、書誌ID902によって特定される図書がどのような状態にあるかを示す情報を記録しており、例えば「書架」(所定の所蔵場所に所在)、「貸出中」等の情報が記録される。
なお、以上説明した、ユーザ情報テーブル400、検索履歴情報テーブル500、ユーザアクション情報テーブル600、教員指定キーワード一覧テーブル700、書誌情報テーブル800、及び所蔵情報テーブル900の各テーブルについて、その新規登録、及び格納データ更新処理は、システムサーバ200に通常のデータベース管理機能(図3において図示を省略している。)を実装することによって実行させることができるため、ここでは詳細な説明を省略する。
《本システムの処理フロー》
次に、フローチャートを用いて、適宜入出力装置100を通じてユーザ(学生)に提示される入出力画面例を参照しながら、本実施形態に係る図書検索支援システム1における処理の流れを説明する。図10は、本システム1において実行される全体処理フローの一例を示している。なお、以下の説明において、符号「S」は「ステップ」の略号である。
最初に、本図書検索支援システム1では、システムサーバ200に設けられているユーザログイン処理部(図示略。当該処理部は、他の一般的な図書館業務を処理する処理部と共通としてもよい。)が、入出力装置100からユーザが入力したユーザIDを含むログイン情報を取得し、ログイン処理を行う(S1001)。S1001のログイン処理では、通常のシステムログイン時に実行されるユーザ認証処理に加え、ユーザ属性情報抽出部231が、上記ユーザID401をキーとしてユーザ情報テーブル400より該当ユーザの所属学科コード404、学年405等の属性情報を取得する処理、及び当該ユーザによる以降のアクセス内容を管理するためのセッションIDを設定する処理とが含まれる。また、以降のシステムサーバ200での処理については、当該ユーザがログアウトするまで、検索履歴・セッション管理部233が処理履歴として取得し、上記セッションIDと対応付けて格納する。
次に、システムサーバ200は、例えば検索条件式抽出・表示部232によって、入出力装置100を通じてユーザ(学生)に検索条件入力画面を表示して入力を待ち、ユーザが入力画面を通じて入力した検索条件を取得する(S1002)。図11に、ユーザからの検索条件の入力画面の一例を示している。図11の例では、検索条件入力画面1100には、検索対象のタイトル1101、検索対象の著者名1102、検索対象の出版年1103、及び検索に使用するキーワード1104の各項目について、ユーザが入力する検索条件としてフリーに入力することができるように構成されている。
教員指定キーワード一覧表示の要否を指定するためのチェックボックス1105では、ユーザが図7の教員指定キーワード一覧テーブル700に記録されている指定キーワードを表示させるかどうかを、チェックボックスによって選択させる。教員指定キーワード一覧表示を行う場合、ユーザは対象となる受講科目1106と教員名1107とをプルダウンメニューから選択して、検索条件式リストの表示ボタン1108を操作(クリック)する。
S1002の処理において、検索条件式リストの表示ボタン操作情報を取得した場合、システムサーバ200の検索条件式抽出・表示部232は、入出力装置100を通じてユーザに検索条件式選択画面を表示して入力を待ち、ユーザが検索条件式選択画面で選択した条件を取得する(S1003)。この検索条件式抽出・表示処理の詳細は後述する。検索条件式抽出・表示部232は、選択した条件式での検索結果一覧画面を表示し、その中からユーザが詳細情報を表示させたい図書を選択したか、即ち詳細情報の表示を行なうことを選択したかを判定する(S1004)。詳細表示を行わないと判定した場合(S1004、No)、処理はS1008に進む。検索結果一覧の表示については、後述するが、例えば現に検索を実行しているユーザと同じユーザ属性情報を持ったユーザ(群)が、過去に同一のキーワードを含んだ検索を行った際の、利用頻度・参照頻度の高かった書誌タイトル順で表示を行うこととする。
図12に、検索条件式選択画面の一例を示している。検索条件式抽出・表示部232は、検索条件式選択画面1200に、図11の検索条件入力画面1100にて入力されたキーワードと図7の教員指定キーワード一覧テーブル700に記録されている指定キーワードとから生成された検索条件式のリスト1201を一覧表示する。一覧表示された検索条件式には、付加情報として、当該ユーザと同じユーザ属性情報をもったユーザ(群)が、過去に同一のキーワードを含んだ検索を行った際に、最も利用頻度・参照頻度の高かったタイトルを検索条件式直下に表示する。あわせて当該検索条件式で検索した際のヒット件数も表示される。なお、この際、表示される教員指定キーワードに「ハイライト」等の修飾を施すようにすると、ユーザにそれらが教員指定キーワードであることが直ちに分かり便利である。
図12での例では、検索条件式「教育 心理 発達 ブルーナー」(この場合、各キーワードはAND条件で結合される。)の検索条件式で検索した場合、過去に同一のキーワードを含んだ検索を行った際に、最も利用頻度・参照頻度の高かった図書は「ピアジェとブルーナー : 発達と学習の心理学」であることが一目でわかる。また、同一のキーワードで検索した場合のその他のヒット件数が2件あることがわかる。
図13に、検索結果一覧表示画面の一例を示している。図13の例では、検索結果一覧表示画面1300は、検索結果として得られた図書のタイトル1301と、その図書についてさらにユーザが所望するアクションを選択することができるアクション選択ボタン1302とを備えている。図13は、図12の検索条件式選択画面1200において、第1番目にヒットした検索条件式で一覧を表示させた結果を例示している。すなわち、「ピアジェとブルーナー : 発達と学習の心理学」を筆頭に、他の2件(詳細は省略)のタイトル1301等が表示されている。ユーザは、各検索結果について、アクション選択ボタン1302によって、詳細表示、あるいは予約処理を実行させることができる。
図14には、教員指定キーワード一覧テーブル700に教員指定キーワードを登録するために、入出力装置100に表示される教員入力画面の一例である。図14の例では、教員入力画面1400には、入力する教員名及び担当科目を選択するためのプルダウンメニュー1401、1402、教員が指定するキーワードを入力するための指定キーワード入力欄1403、指定キーワードの公開開始日、公開終了日を設定するための入力欄1404、及び入力データの新規登録、あるいは更新を実行させるための登録・更新ボタン1405が設けられている。
教員が、入出力装置100(100B)を通じて、例えばシステムサーバ200に設定されている教員専用URLにアクセスすると、図14の教員入力画面1400が入出力装置100を通じて出力される。教員は、教員名1401と担当科目1402とをプルダウンメニューにより選択し、指定キーワード1403を入力する。また、担当科目1402の指定キーワード1403については、教員の授業計画や教員が学生に資料を参照してほしい時期等に応じて変更を要することも考えられるため、前記のように公開開始日及び終了日1404を設定することができるように構成されている。前出のシステムサーバ200のデータベース管理機能には、公開開始日及び終了日1404によって設定されている公開期間を過ぎた場合に、教員指定キーワード一覧テーブル700から該当レコードを削除する機能が設けられている。
次に、ユーザがチェックボックス選択によって検索条件式を選択すると、検索条件式抽出・表示部232は、図6のユーザアクション情報テーブル600を参照して、選択された検索条件での検索結果一覧を表示する。検索結果一覧の表示順は、検索条件式と同様、ユーザと同じユーザ属性情報をもったユーザ(群)が、過去に同一のキーワードを含んだ検索を行った際の、利用頻度・参照頻度(ユーザアクションポイント)の高かった書誌タイトル順で表示を行う。ユーザアクションポイントに関する処理については後述する。
S1004で詳細表示を行うと判定した場合(S1004、Yes)、検索条件式抽出・表示部232は、選択した書誌情報の書誌ID603をキーとして、書誌情報テーブル800及び所蔵情報テーブル900を検索し、該当する書誌の詳細情報及び所蔵情報を表示する(S1005)。なお、この表示画面には、所蔵資料の予約を入力する機能を持たせることができる。予約入力の処理については、図1の構成から省略した図書館業務機能内の予約処理機能が行うこととし、本説明ではこの処理の詳細説明は省略する。
システムサーバ200では、ユーザが入出力装置100から上記検索結果一覧あるいは書誌詳細情報表示画面を通じて予約情報を入力したか判定し(S1006)、予約情報が入力されたと判定した場合(S1006、Yes)、上記図示しない予約処理機能により資料の予約処理が実行される(S1007)。ユーザが上記画面で予約をしなかったと判定した場合(S1006、No)、検索条件式抽出・表示部232は、検索終了を確認する画面へ処理を進める。
次に、検索条件式抽出・表示部232は、入出力装置100に検索終了を確認する画面を表示し、ユーザからの入力を待つ(S1008)。検索処理を終える指示情報を取得した場合(S1008、Yes)、システムサーバ200では、例えば前記した図示しないユーザログイン処理部によりログアウト処理が実行される(S1009)。検索条件式抽出・表示部232が検索継続する指示情報を取得した場合(S1008、No)、処理はS1002に戻され、図11の検索条件入力画面1100を再度示し、検索条件式の入力からの処理を実施する。
S1009でログアウト処理が実行された後には、検索履歴・セッション管理部233は、格納したセッション情報をユーザアクション解析部234に渡す。ユーザアクション解析部234は、受け取ったセッション情報を解析して、図6のユーザアクション情報テーブル600に格納する(S1010)。具体的には、ユーザアクション解析部234は、ユーザ属性値601と書誌ID603をキーとしてそのセッション情報を解析し、操作内容に対応して予め定めた点数を加算してユーザアクションポイント604として格納する。この処理についてはフローチャートを参照して後述する。
次に、図10の全体処理フローにおける検索条件式抽出・表示処理(S1003)について、詳細に説明する。図15に、この検索条件式抽出・表示処理フローの一例を示している。
検索条件式抽出・表示部232は、図11に示す検索条件入力画面1100への入力情報を取得して、以下の処理を行う。まず、検索条件式抽出・表示部232は、「教員指定キーワード一覧の表示を行う」チェックボックス1105のチェック有無情報を取得して、教員指定キーワード一覧を利用するかどうかを判定する(S1501)。チェック有、即ち教員指定キーワード一覧を利用すると判定した場合(S1501、Yes)、検索条件式抽出・表示部232は、教員名や授業名の選択情報があるかを判定する(S1502)。
教員名や科目名を選択していると判定した場合(S1502、Yes)、検索条件式抽出・表示部232は、検索条件入力画面1100のキーワード欄1104に入力されているキーワードが、教員指定キーワード一覧テーブル700の、同一教員名、同一科目名のレコード内に存在するか照合する(S1503)。
当該レコードのキーワードリストにキーワードが存在すると判定した場合(S1503、Yes)、検索条件式抽出・表示部232は、ユーザが入力したキーワードである上記キーワード欄1104に入力したキーワードと、教員指定キーワード一覧テーブル700から取得した、予め教員が指定したキーワードとから検索条件式を生成する(S1504)。次に、検索条件式抽出・表示部232は、検索履歴情報テーブル500から過去の検索条件式リストと最も利用頻度・参照頻度の高かった書誌とを関連付けて図12の検索条件式選択画面1200に表示し、ユーザの選択を待つ(S1509)。ユーザが検索条件式選択画面1200を通じて検索条件式を選択すれば、検索条件式抽出・表示部232は、ユーザの選択情報を取得して、検索条件式を設定する(S1510)。そして、検索条件式抽出・表示部232は、選択された検索条件式によって検索を実行し、検索結果の一覧を表示して一連の処理を終了する(S1511)。
なお、S1503におけるユーザ入力キーワードと教員指定キーワードとの比較においては、本実施形態の場合、一つでも一致するものがあれば他の教員指定キーワードを付加して検索を実施することとしているが、この判定処理には、他にも種々の基準を採用することが考えられる。例えば、ユーザ入力キーワードが教員指定キーワードにはない他のキーワードを含むこととなっている場合、教員指定キーワードを付加して検索を実行すると、教員が意図しない範囲まで過剰に検索範囲が絞り込まれることになり、検索結果に上がるべき対象が漏れてしまうことが起こりうる。この場合、例えば、教員指定キーワードに含まれないキーワードがユーザによって入力されていることを、入出力装置100を通じてユーザに返し、その上で、なお当該キーワードを含めて検索を実行するかを判定させるように構成してもよい。
一方、S1501において、ユーザが検索条件入力画面1100で教員指定キーワード表示を選択していないと判定した場合(S1501、No)、あるいは教員名、科目名を選択していないと判定した場合(S1502、No)、検索条件式抽出・表示部232は、ユーザが検索条件入力画面1100に入力したキーワードをそのまま使用して検索を実行し、検索結果の一覧表示へ処理を進める。
また、S1503において、ユーザが検索条件入力画面1100において入力したキーワードが、いずれも該当する教員指定キーワードに含まれていないと判定した場合(S1503、No)、検索条件式抽出・表示部232は、その旨を報知する通知画面を生成して入出力装置100に表示させる(S1505)。この通知画面には、ユーザが設定したキーワードを用いてそのまま検索を実行するか、対応する教員指定キーワードを含めて検索を実行するかを選択することができる選択ボタンを設けておく。
ユーザがそのまま検索することを選択したと判定した場合(S1506、Yes)、検索条件式抽出・表示部232は、処理をS1508に進め、ユーザが設定したキーワードを用いて検索を実行する。なお、この際、複数のキーワードが入力されている場合、各キーワードは、ORやANDのような予め設定した条件で接続する。この条件は、検索条件入力画面1100のキーワード入力欄1104の近傍に表示する等でユーザに意識させることが望ましい。
一方、ユーザが教員指定キーワードを追加して検索することを選択したと判定した場合(S1506、No)、検索条件式抽出・表示部232は、ユーザが入力したキーワードに教員指定キーワードを追加して(S1507)、S1504の検索条件式生成に処理を進める。
以上の処理で、例えば、ユーザが図11の検索条件入力画面1100から、キーワードとして「教育 心理」を入力し、教員指定キーワード一覧の表示をするチェックボックス1105にチェックを入れ、例えば受講科目(科目ID:100011)と教員名(教員ID:T100011)を選択して検索条件式リストおよび簡易結果の表示ボタンを押下した場合、上記の科目ID及び教員IDで、ユーザ入力キーワード「教育 心理」が教員指定キーワード一覧テーブル700のレコードに存在するかチェックすると、テーブル700に「教育 心理 発達 ブルーナー」を指定キーワード703として含むレコードが存在しているため、検索条件式抽出・表示部232は、ユーザ入力キーワード「教育 心理」と「発達 ブルーナー」とをAND条件で組み合わせた検索条件式を生成する。
次に、図10の全体処理フローにおけるユーザアクション解析処理について説明する。図16に、本システム1のユーザアクション解析処理フローの一例を示している。
ユーザアクション解析部234は、検索履歴・セッション管理部がセッション情報の中に格納したユーザIDをキーとして、ユーザ情報テーブル400からユーザの属性情報を取得する(S1601)。次に、ユーザアクション解析部234は、セッション情報の中に記録されている検索キーワードを取得し(S1602)、該キーワードに対応して、ユーザが「詳細情報の表示」又は「予約処理」まで実行したかどうかを判別する(S1603)。
ユーザが詳細表示または予約処理まで実行していたと判定した場合(S1603、Yes)、ユーザアクション解析部234は、セッション情報の該処理の対象書誌IDを取得する(S1604)。次に、ユーザアクション解析部234は、ユーザアクション情報テーブル600に、S1601で取得したユーザの属性情報と、S1602で取得した検索時のキーワードと、S1604で取得した対象書誌IDとの組み合わせと一致するレコードがあるか判定する(S1605)。
ユーザアクション情報テーブル600に上記と一致する組み合わせのレコードが存在すると判定した場合(S1605、Yes)、ユーザアクション解析部234は、ユーザアクション情報テーブル600において一致をみた書誌ID603のレコードのユーザアクションポイント項目604に所定のアクションポイントを加算する(S1606)。本検索支援システム1では、例えばシステムサーバ200の補助記憶装置13に、ユーザの操作内容と対応付けて予め点数を設定して格納している。例えばある図書について、詳細情報の表示まで行った場合、アクションポイントは3ポイント、予約処理まで行った場合にはアクションポイントは5ポイントというように、実際のユーザの行動に結びついた操作内容についてポイントを設定している。操作内容の種別と、対応するユーザアクションポイントとの関係は、どのように設定してもよい。
ユーザアクション情報テーブル600に、上記と一致する組み合わせのレコードが存在しないと判定した場合(S1605、No)、ユーザアクション解析部234は、ユーザアクション情報テーブル600にレコードを新規に追加して処理を終了する(S1607)。
以上説明したように、本実施形態に係る図書検索支援システム1によれば、学校図書館等の施設で図書の検索を行う際に、ユーザが自身で入力した検索キーワードに加えて、当該検索の結果をより好ましいものに案内すべく、ユーザが受講している科目の担当教員等が設定した教員指定キーワードをも含めた検索条件式を生成し、それによって検索を行うことができるので、教員が学生等のユーザに注目してもらいたい資料、課題として読んでもらいたい資料へ到達するようにユーザを支援することができる。
また、ユーザが取得した検索結果に含まれる図書について、当該ユーザと類似のユーザが過去に検索を行い、その結果類似ユーザが起こしたアクション、例えば検索結果の詳細表示や貸し出し予約といったアクションに応じたユーザアクションポイントを各図書に応じて累計し、検索結果において、その累計ポイントが高いものから配列表示することにより、類似ユーザがどの資料を実際に検索・参照しているのかを把握でき、検索結果の表示順に意味を持たせることができる。
1 検索支援システム、10 コンピュータ、11 CPU、
12 主記憶装置、13 補助記憶装置、14 入力装置、
15 出力装置、16 通信インタフェース、100 入出力装置、
200 システムサーバ、210 OS、220 データI/O部、
231 ユーザ属性情報抽出部、232 検索条件式抽出・表示部、
233 検索履歴・セッション管理部、234 ユーザアクション解析部、
241(400) ユーザ情報テーブル、242(500) 検索履歴情報テーブル、
243(600) ユーザアクション情報テーブル、
244(700) 教員指定キーワード一覧テーブル、
245(800、900) 書誌・所蔵情報テーブル、
1100 検索条件入力画面、1200 検索条件式選択画面、
1300 検索結果一覧表示画面、1400 教員入力画面

Claims (7)

  1. キーワード検索を支援するための検索支援装置であって、
    ユーザが実行するキーワード検索について、前記ユーザにより選択される所定の条件である選択条件と関連づけてあらかじめ設定された1以上の指定キーワードを記憶している指定キーワード記憶部と、
    前記ユーザが自身で入力したキーワードを取得して、所定の手順で検索条件式を生成する検索条件式生成出力部と、を備え、
    前記検索条件式生成出力部は、
    前記ユーザが入力したキーワードであるユーザキーワードを取得し、
    前記ユーザが前記選択条件に合致する選択をしているか判定し、合致する選択をしていると判定した場合、当該選択条件に関連づけられている前記指定キーワードを前記指定キーワード記憶部から取得し、
    前記ユーザキーワードの内の少なくとも1つが前記指定キーワードに一致するかを判定し、一致すると判定した場合に、前記ユーザキーワードと前記指定キーワードとを所定の条件で結合して少なくとも1の検索条件式を生成して出力する
    ことを特徴とする検索支援装置。
  2. 請求項1に記載の検索支援装置であって、
    前記選択条件として前記ユーザが受講している受講科目とその受講科目の担当教員とが設定されており、
    前記検索条件式生成出力部が、前記ユーザが前記受講科目及び前記担当教員を選択していると判定した場合に、前記ユーザキーワードに、前記指定キーワード記憶部において前記受講科目及び前記担当教員と関連づけて記憶されている前記指定キーワードを所定の条件で結合して前記検索条件式を生成して出力する、
    ことを特徴とする検索支援装置。
  3. 請求項1に記載の検索支援装置であって、
    前記指定キーワード記憶部において、前記選択条件と関連づけて記憶されている前記指定キーワードについてさらに、当該指定キーワードを前記ユーザが利用可能とされる期間に関する情報である利用可能期間情報が関連づけられており、前記利用可能期間情報によって規定される期間外には、前記ユーザが実行する検索において前記指定キーワードが取得できないようにされている、
    ことを特徴とする検索支援装置。
  4. 請求項1に記載の検索支援装置であって、
    検索を実行する前記ユーザについてあらかじめ設定されている属性情報を記憶しているユーザ属性情報記憶部と、
    前記ユーザが実行した検索によって得られた検索結果に含まれる検索結果対象物に対して所定の手順により当該検索結果対象物の有用性を示す情報である有用性情報を算出する有用性情報算出部と、
    検索を実行する前記ユーザについて取得した属性情報と、当該ユーザが検索に使用したキーワードと、当該検索の検索結果対象物及び当該検索結果対象物について算出された前記有用性情報とを関連づけて記憶している有用性情報記憶部とを備え、
    前記有用性情報算出部が、前記ユーザの検索実行時に、前記ユーザ属性情報記憶部から当該ユーザについて記録されている前記属性情報を取得し、当該属性情報、及び当該ユーザが検索に使用した前記キーワード、及び前記検索結果対象物が前記有用性情報記憶部に記憶されているかを判定し、記憶されていると判定した場合に、前記ユーザが前記検索結果対象物に対して実行した処理内容に応じて設定されている加点情報を前記有用性情報として前記有用性情報記憶部に記憶されている該当する前記有用性情報に加算する
    ことを特徴とする検索支援装置。
  5. 請求項4に記載の検索支援装置であって、
    前記検索条件式生成出力部が前記検索結果として前記検索結果対象物を出力する際に、当該検索結果対象物に前記有用性情報記憶部において関連づけられている前記有用性情報を互いに比較して、より大きい当該有用性情報に関連づけられている前記検索結果対象物から順に出力する
    ことを特徴とする検索支援装置。
  6. キーワード検索を支援するための検索支援方法であって、コンピュータが、
    ユーザが実行するキーワード検索について、前記ユーザにより選択される所定の条件である選択条件と関連づけてあらかじめ設定された1以上の指定キーワードを記憶し、
    前記ユーザが入力したキーワードであるユーザキーワードを取得し、
    前記ユーザが前記選択条件に合致する選択をしているか判定し、合致する選択をしていると判定した場合、当該選択条件に関連づけられている前記指定キーワードを取得し、
    前記ユーザキーワードの内の少なくとも1つが前記指定キーワードに一致するかを判定し、一致すると判定した場合に、前記ユーザキーワードと前記指定キーワードとを所定の条件で結合して少なくとも1の検索条件式を生成して出力する
    ことを特徴とする検索支援方法。
  7. キーワード検索を支援するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、
    ユーザが実行するキーワード検索について、前記ユーザにより選択される所定の条件である選択条件と関連づけてあらかじめ設定された1以上の指定キーワードを記憶させ、
    前記ユーザが入力したキーワードであるユーザキーワードを取得させ、
    前記ユーザが前記選択条件に合致する選択をしているか判定し、合致する選択をしていると判定した場合、当該選択条件に関連づけられている前記指定キーワードを取得させ、
    前記ユーザキーワードの内の少なくとも1つが前記指定キーワードに一致するかを判定し、一致すると判定した場合に、前記ユーザキーワードと前記指定キーワードとを所定の条件で結合して少なくとも1の検索条件式を生成して出力させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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