JP6356851B2 - 照明装置の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置の取付構造に関し、より詳細には、取付対象である車両の内装部材への照明装置の取り付けに好適な取付構造に関する。
例えば、車両内で使用される照明装置は、該照明装置を取付構造に固定した後に、該取付構造を車両の内装部材に設けられた孔部等に係合させることにより、取付対象の内装部材に取り付けられる。特許文献1には、照明装置としてのLED光源を取付構造としての筐体に固定し、該筐体の足をインサイドハンドルベゼルの孔部に係合することにより、取付対象のインサイドハンドルベゼルにLED光源及び筐体を取り付けることが開示されている。
特許第3840862号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、筐体とインサイドハンドルベゼルとが一体化していないため、部品点数が増加する。また、LED光源を筐体に取り付ける工程と、LED光源が取り付けられた筐体をインサイドハンドルベゼルに組み込む工程とが必要であり、作業工数も増加する。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、より簡単な構成で照明装置を取付対象に取り付けることが可能となる取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、照明装置を取付対象に取り付けるための取付構造に関するものであり、当該取付構造は、前記取付対象の表面に設けられ且つ前記照明装置が載置される受け部と、前記取付対象から立設した壁部であり且つ前記受け部に載置された前記照明装置を固定する取付部とを有し、前記取付対象と一体的に構成され、前記照明装置の長手方向に直交する該照明装置の一側面と、前記照明装置の短手方向に直交し且つ対向する該照明装置の2つの側面とが、前記壁部と当接しており、前記取付部において、前記2つの側面のうち、一方の側面に対向する一方の壁部の前記長手方向に沿った長さは、前記2つの側面のうち、他方の側面に対向する他方の壁部の前記長手方向に沿った長さよりも長く、前記取付部は、前記受け部に載置される前記照明装置の取付面に対向する上面に当接することで、該照明装置と係合する爪部を有し、前記爪部は、前記一方の壁部又は前記他方の壁部のうち、いずれかの壁部に形成されることを特徴とする(請求項1)。
具体的に、前記爪部は、前記一方の壁部に形成されていることが好ましい(請求項)。また、前記取付対象は、ドアトリムであってもよい(請求項3)。
請求項1に係る発明によれば、取付構造と取付対象とが一体的に構成されているので、該取付構造の受け部に照明装置を載置して該照明装置を取付部で固定すれば、前記取付対象に対する前記照明装置の取付作業が完了する。従って、特許文献1の技術と比較して、部品点数や作業工数の削減を図ることができ、より簡単な構成で前記照明装置を前記取付対象に取り付けることが可能となる。また、前記取付構造と前記取付対象とが一体的に構成されることで、該取付構造の剛性も向上する。さらに、前記取付部において、前記照明装置の長手方向に沿った一方の壁部の長さを、前記長手方向に沿った他方の壁部の長さよりも長くすることにより、前記取付構造の剛性が向上すると共に、前記照明装置を安定に支持することができる。
また、請求項に係る発明によれば、一方の壁部又は他方の壁部のうち、いずれかの壁部に爪部が形成され、該爪部が照明装置に係合するので、孔による係合と比較して、取付構造の剛性が向上し、前記照明装置を安定に支持することができる。
請求項に係る発明によれば、一方の壁部に爪部が形成されるので、取付構造の剛性が一層向上すると共に、照明装置をより安定に支持することができる。
本実施形態に係る照明装置の取付構造が適用されるドアライニングの斜視図である。 図1のドアライニングの背面側の斜視図である。 図2のドアポケットの上面側を拡大した斜視図である。 本実施形態の取付構造に対して照明装置を取り付ける状態を図示した斜視図である。 図4の取付構造に照明装置が取り付けられた状態を図示した斜視図である。 図5の状態を図示した平面図である。 図4の取付構造を図示した平面図である。 図6のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図4の取付構造の製造に用いられる金型を図示した模式的平面図である。 図9の金型を図示した模式的正面図である。
以下、本発明に係る照明装置の取付構造について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係る照明装置10の取付構造12は、例えば、図1及び図2に示すように、車両のドアパネルの車室内側に取り付けられるドアライニング(ドアトリム)14に適用される。但し、本実施形態の取付構造12は、この一実施形態に限定されるものではなく、ドアライニング14以外の車両の内装部材や、該内装部材以外の物体を取付対象として、該取付対象に照明装置10を取り付けることも可能である。以下の説明では、照明装置10を取付構造12を介してドアライニング14に取り付ける場合について説明する。
プラスチック等からなるドアライニング14の中央部分には、ドアアームレスト16が車両の前後方向(矢印A方向)に沿って設けられ、ドアライニング14の下方には、物品を収納するドアポケット18を含むロア部17と、スピーカを収納するスピーカ収納部20とが設けられている。ドアポケット18は、その一部を凹ませることにより、物品を収納可能な凹部22を形成している。
図2に示すドアライニング14の背面側(車室の外側)において、凹部22を画成するドアポケット18の上面24には、照明装置10が取付構造12を介して取り付けられている。この場合、上面24には、照明装置10に対応して照射用孔部26(図1参照)が形成され、照明装置10は、照射用孔部26を介して凹部22に照明光28を照射する。
図2及び図3に示すように、ドアライニング14の背面側において、ロア部17の上端部には、取付孔30を有する複数の取付部32が形成されている。これらの取付部32と、ドアアームレスト16の下端部に形成された複数の爪部34とがそれぞれ係合することにより、ドアアームレスト16に対してロア部17を装着することができる。これらの取付部32と、照明装置10及び取付構造12とは、矢印A方向に沿った位置をずらして配置されているため、ドアアームレスト16に対するロア部17の取り付け及び取り外しの際、照明装置10及び取付構造12の存在が邪魔になることはない。なお、ドアアームレスト16及びドアポケット18以外のドアライニング14の構成は、公知のドアライニングと略同じ構成であるため、その詳細な説明については省略する。
次に、照明装置10及び取付構造12について、図4〜図8を参照しながら、詳しく説明する。
照明装置10は、略矩形状の筐体40を有し、照明光28を出力する光源42を備えた光源部44と、該光源部44に連なり且つ車両内のワイヤハーネス46に接続されるコネクタ部48とから構成される。この場合、矩形状の筐体40は、一端部側の比較的小さな第1ブロック40aと、他端部側の比較的大きな第2ブロック40bとから構成され、第1ブロック40aに光源部44が設けられ、第2ブロック40bにコネクタ部48が設けられる。
なお、本実施形態では、車両前方側の矢印A1方向に第1ブロック40aを向け、車両後方側の矢印A2方向に第2ブロック40bを向けた状態で、取付構造12を介してドアポケット18の上面24に照明装置10を取り付ける。
ここで、光源42は、例えば、公知のLEDや有機ELを用いることができる。また、コネクタ部48は、ワイヤハーネス46と接続される接続端子50を有し、図示しない車両のバッテリからワイヤハーネス46を介して電力が供給されることで光源42を駆動させることができる。
筐体40は、ドアポケット18の上面24に対する取付面としての底面52と、底面52から上方に延出する4つの側面54〜60と、底面52に対向する上面62とを有する。底面52は、略面一に形成されている。側面54、56は、車両の車幅方向としての矢印B方向に略直交する側面である。すなわち、側面54は、車室に向かう矢印B1方向の側面であり、側面56は、車室の外側に向かう矢印B2方向の側面である。側面(一側面)58は、矢印A1方向の側面であり、側面60は、矢印A2方向の側面である。
前述のように、第1ブロック40aと第2ブロック40bとが互いに異なる大きさであると共に、筐体40の底面52が略面一であるため、第2ブロック40bは、第1ブロック40aと比較して、上方に向かう矢印C1方向と、車幅方向である矢印B方向とに膨出している。そのため、側面54は、第1ブロック40aの側面54aと第2ブロック40bの側面54bとから構成され、側面56は、第1ブロック40aの側面56aと第2ブロック40bの側面56bとから構成される。上面62も、第1ブロック40aの上面62aと第2ブロック40bの上面62bとから構成される。
また、光源部44に対応する第1ブロック40aにおいて、側面58から矢印A1方向に棒状の2つの突起63が延出し、側面54aから矢印B1方向に爪状の突起64が延出し、側面56aから矢印B2方向に突起64と同一形状の突起66が延出している。
一方、コネクタ部48に対応する第2ブロック40bにおいて、側面54bにおける第1ブロック40a側の箇所には、棒状の突起68が矢印B1方向に延出すると共に、側面56bにおける第1ブロック40a側の箇所には、突起68と同一形状の突起70が矢印B2方向に延出している。
このように構成される照明装置10に対して、本実施形態に係る取付構造12は、例えば、後述する金型120(図9及び図10参照)を用いた樹脂成形により、ドアポケット18の上面24と一体的に構成される。
前述のように、光源42から照射用孔部26を介してドアポケット18の凹部22に照明光28を照射させる必要があるため、取付構造12は、上面24における照射用孔部26の箇所を囲繞するように設けられている。
具体的に、取付構造12には、照明装置10の底面52が載置される受け部80が形成されている。受け部80は、上面24から矢印C1方向に向かって立設する複数のリブ82から構成される。
図2、図3及び図8に示すように、上面24は、矢印A2方向に向かって下方に傾斜する湾曲形状に構成されている。
そこで、本実施形態では、上面24に対して所望の取付角度で照明装置10を取り付けるために、上面24の形状に応じて各リブ82の高さを調整することで、各リブ82の上端部を互いに略面一としている。これにより、受け部80における照明装置10の載置面が略面一に保たれる。このように、各リブ82の高さを調整して該載置面を略面一にすることで、受け部80に照明装置10が載置可能になると共に、上面24に対する照明装置10の取付角度を所望の角度に調整することが可能となる。
なお、図3及び図8では、水平方向である矢印A方向(長手方向)に沿って各リブ82の上端部が同じ高さに調整され、受け部80の載置面が略水平に保たれている状態を図示している。前述のように、本実施形態は、各リブ82の高さを調整することにより載置面を所望の取付角度に調整可能であるため、例えば、載置面が矢印A方向に対して所定角度だけ傾斜した面となるように、各リブ82の高さ位置を調整することもできる。
また、図7の平面視で示すように、矢印A方向に沿って延在する略矩形状の照射用孔部26の周囲に複数のリブ82が矢印B方向(短手方向)に沿って形成されている。そのため、照射用孔部26を避けるように設けられた矢印A2方向側の各リブ82の長さは比較的長く、照射用孔部26と接するように設けられた矢印A1方向側の各リブ82の長さは比較的短い。
さらに、これらのリブ82の周囲には、筐体40の側面54〜60を支持することで、受け部80に載置された照明装置10を固定する各種の取付部が設けられている。これらの取付部は、上面24から矢印C1方向に立設して、該上面24と一体的に形成されると共に、各リブ82と連結可能に構成されている。
具体的に、側面54a、58を支持する略L字状の壁部(一方の壁部)90と、側面56aを支持する壁状の光源支持部(他方の壁部)92とが、第1ブロック40aに対する取付部としてそれぞれ立設されている。この場合、壁部90の矢印B2方向側と光源支持部92の矢印A1方向側とが連結されている。また、光源支持部92には、爪状の突起66と係合する孔部94が形成されている。さらに、壁部90の一部は、矢印B1方向に凹むことにより、突起64を収容可能な凹部96として形成されている。
そして、壁部90における矢印B1方向側の箇所には、照射用孔部26に接するように設けられた比較的短いリブ82が連結されている。また、光源支持部92にも、照射用孔部26に接するように設けられた比較的短いリブ82と、照射用孔部26を避けるように設けられた比較的長いリブ82とがそれぞれ連結されている。さらに、光源支持部92は、矢印B2方向側に延出する他のリブ98にも支持されている。
一方、壁部90の一部と、該壁部90に連接され且つ側面54bを支持する壁状のコネクタ支持部(一方の壁部)100と、側面56bの一部を支持する壁部(他方の壁部)102とが、第2ブロック40bに対する取付部としてそれぞれ立設されている。
この場合、コネクタ支持部100の上端部には、第2ブロック40bの側面54b及び上面62bに係合する爪部104が設けられている。また、コネクタ支持部100には、照射用孔部26を避けるように設けられた比較的長いリブ82が連結されている。さらに、コネクタ支持部100は、矢印B1方向側に延出する他のリブ105にも支持されている。さらにまた、壁部102には、照射用孔部26を避けるように設けられた比較的長いリブ82が連結されると共に、矢印B2方向側に延出する他のリブ106にも支持されている。
なお、取付構造12において、光源支持部92と壁部102との間の箇所は、コネクタ支持部100及び爪部104に対向し、且つ、第2ブロック40bの側面56bにも対向する開口部107として形成されている。また、照射用孔部26、孔部94及び開口部107の各開口は、取付構造12での剛性の低下を回避するために、互いに離間した位置にそれぞれ設けられている。さらに、光源支持部92とコネクタ支持部100とは、図5〜図7に示すように、斜め方向で向かい合うように配置されている。すなわち、コネクタ支持部100は、照明装置10の一方の側面54を構成する第2ブロック40bの側面54bを支持し、光源支持部92は、照明装置10の他方の側面56を構成する第1ブロック40aの側面56aを支持している。
以上のように構成される取付構造12を用いた、ドアポケット18の上面24への照明装置10の取付手順について説明する。
先ず、平面視で、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100の内方に照明装置10が位置する状態で、矢印C2方向に沿って照明装置10を下降させる。これにより、底面52及び側面54bによって形成される第2ブロック40bの角部が爪部104に当接する。
この状態で照明装置10をさらに下降させると、コネクタ支持部100及び爪部104は、前記角部からの押圧力によって、コネクタ支持部100の基端部(コネクタ支持部100における上面24側の箇所)を支点として、矢印B1方向に一体的に反る。
この状態で照明装置10をさらに下降させると、第1ブロック40aの側面54aが壁部90に接触すると共に、側面58が突起63を介して壁部90に接触する。また、側面56aが光源支持部92に接触する。さらに、第2ブロック40bの側面54bがコネクタ支持部100に接触すると共に、側面56bも壁部102に接触する。この結果、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100の壁面に沿って、照明装置10を矢印C2方向にスライド(下降)させることができる。
そして、筐体40の底面52が各リブ82の上端部に接触すれば、受け部80の載置面に照明装置10が載置されると共に、光源42と照射用孔部26とが対向する。この場合、第2ブロック40bの上面62bの位置は、爪部104の下端部108よりも低い位置となるため、コネクタ支持部100及び爪部104は、第2ブロック40bからの押圧状態から解放され、押圧前の元の状態に戻る。
この結果、爪部104は、第2ブロック40bの側面54b及び上面62bと係合し、コネクタ支持部100及び壁部102と協働して、第2ブロック40b(コネクタ部48)を固定することになる。また、第1ブロック40aにおいても、突起66が光源支持部92の孔部94に係合すると共に、突起64が壁部90の凹部96に収容されるので、光源支持部92は、壁部90と協働して、第1ブロック40a(光源部44)を固定することになる。
ここで、第1ブロック40aにおいては、側面54aと(突起63を介して)側面58とが壁部90に支持され、側面56aが光源支持部92に支持されている。一方、第2ブロック40bにおいては、側面54bが壁部90及びコネクタ支持部100に支持され、側面56bが壁部102に支持され、棒状の2つの突起68が壁部90及び光源支持部92に支持されている。従って、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100は、水平方向である矢印A方向及び矢印B方向への照明装置10の変位を規制するための位置規制部としても機能する。
なお、照明装置10が取付構造12を介して上面24に取り付けられた場合、図7の平面視に示すように、光源42(における照明光28の出射部分)の中心110と、照射用孔部26の矢印A方向に沿った中心軸112とは、距離dだけずれている。すなわち、照射用孔部26は、光源42に対して、車両の外側(矢印B2方向)に距離dだけオフセットされている。これにより、光源42からドアポケット18の凹部22に照明光28が照射された場合、主として、凹部22における車両外側の箇所が照らされることになるので、凹部22外の車室内の空間に照明光28が照射されることを回避することができる。
また、照射用孔部26は、車両の前後方向である矢印A方向に長い矩形状に形成されているので、凹部22中、前記前後方向に照明光28を照射することが可能になると共に、光源42が矢印A方向に位置ずれした場合でも、照明光28を凹部22に確実に照射することができる。
ところで、このようにして取り付けられた照明装置10を上面24及び取付構造12から取り外すには、下記のようにすればよい。
先ず、コネクタ支持部100の基端部を支点として、コネクタ支持部100及び爪部104を矢印B1方向に反らし、爪部104と第2ブロック40bとの係合状態を解除する。また、光源支持部92の基端部を支点として、光源支持部92の上端部を矢印B2方向に反らし、突起66と孔部94との係合状態を解除する。そして、これらの解除状態を維持しつつ、矢印C1方向に照明装置10を引き上げれば、取付構造12から照明装置10を取り外すことができる。
図9及び図10は、金型120を用いて本実施形態の取付構造12を成形する場合を模式的に図示したものである。
金型120は、上型122と下型124とから構成される。
前述のように、本実施形態の取付構造12は、ドアポケット18の上面24と一体的に構成されているので、該取付構造12を成形する際、下型124を矢印C2方向にスライドさせることができない。また、コネクタ支持部100に爪部104が設けられているため、該爪部104の下方の箇所は、アンダーカットとなり、上型122で形成することが困難である。さらに、リブ82、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100は、上面24からそれぞれ立設し、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100の各取付部は、各リブ82を囲繞するように形成されている。従って、取付構造12は、複雑な構造である。
そこで、本実施形態では、図9及び図10に示すように、上型122及び下型124を下記のように構成している。なお、図9は、前述したアンダーカットの部分の高さ位置における上型122及び下型124の平面形状を模式化して図示したものであり、図10は、上型122及び下型124を模式化して図示した正面図である。
先ず、下型124については、上面24に沿って、矢印B方向にスライドさせるような構成としている。
すなわち、取付構造12を成形する際、下型124は、光源支持部92及び壁部102の形成位置よりも矢印B2方向側に配置される。但し、下型124の一部は、図9に示すように、開口部107を通過してコネクタ支持部100の形成位置にまで延出する延出部126として構成されている。この場合、延出部126の高さは、爪部104の下端部108の高さに設定されている。なお、下型124における取付構造12の箇所での高さは、延出部126を除き、概ね、光源支持部92及び壁部102の高さに設定されている。
従って、図9及び図10のように下型124を配置した状態で、加熱溶融した樹脂を流し込んだ後に、上型122を矢印C2方向に下降させれば、図4〜図8に示す形状の取付構造12を成形することができる。なお、成形後は、上型122を矢印C2方向に上昇させると共に、下型124を矢印B2方向にスライドさせればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る照明装置10の取付構造12によれば、照明装置10が、取付構造12を介して、取付対象としてのドアライニング14を構成するドアポケット18の上面24に取り付けられた場合、コネクタ部48がコネクタ支持部100により支持されるので、ワイヤハーネス46からの振動や荷重がコネクタ部48に伝わっても、該コネクタ部48を安定して支持することができる。従って、コネクタ部48を含めた照明装置10を安定に支持することが可能となる。
また、光源部44を光源支持部92で支持すると共に、コネクタ部48をコネクタ支持部100で支持すれば、照明装置10をより安定に支持することが可能となる。しかも、光源支持部92は、光源部44に対応する第1ブロック40aの側面56aを支持すると共に、コネクタ支持部100は、コネクタ部48に対応する第2ブロック40bの側面54bを支持する。すなわち、2つの支持部は、向かい合うように、照明装置10の2つの側面54、56をそれぞれ支持している。この結果、照明装置10を容易に且つ一層安定に支持することができる。
さらに、本実施形態では、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100によって、照明装置10の各側面54、56、58を支持しているため、ドアポケット18の上面24に沿った方向への変位、すなわち、照明装置10の横方向(矢印A方向及び矢印B方向)への変位を規制することができる。この結果、取付構造12に取り付けられた照明装置10の位置規制や一層安定した支持を容易に実現することができる。
しかも、壁部90と光源支持部92とコネクタ支持部100とが、一体的に形成されているので、これらの取付部の剛性が向上して、照明装置10を一層安定に支持することができる。すなわち、壁部90とコネクタ支持部100とを矢印A方向に沿って連結し、且つ、壁部90と光源支持部92とを矢印A方向に沿って連結することで、各取付部の剛性の確保と、照明装置10の確実な位置規制とを共に実現することができる。
また、コネクタ支持部100に設けられた爪部104が第2ブロック40bと係合し、光源支持部92の孔部94と突起66とが係合し、壁部90の凹部96に突起64が収容されることにより、照明装置10を一層安定に支持することができる。すなわち、ワイヤハーネス46からの振動や荷重が伝わりやすい第2ブロック40bに爪部104が係合するので、孔による係合と比較して、剛性が向上し、コネクタ部48を安定に支持することができる。また、ワイヤハーネス46からの振動や荷重が伝わりにくい第1ブロック40aの突起64、66には、孔部94や凹部96が係合するので、光源部44を安定に支持することができる。
しかも、孔部94は、車室の外側の矢印B2方向に設けられているので、ドアパネルにドアライニング14を装着する前にドアポケット18に対して照明装置10を取り付ける際、作業者から視認しやすい箇所に孔部94が位置することになる。これにより、第1ブロック40aの突起66と孔部94とが係合しているか否かを確認しやすくなる。
さらに、本実施形態では、コネクタ支持部100と対向するように開口部107が設けられている。これにより、金型120を用いて取付構造12を成形する際、爪部104の下端部108より下方の一部を下型124で形成し、少なくとも下端部108から上方を上型122で形成することができる。また、下型124から開口部107を介してコネクタ支持部100まで延出する延出部126を設けた場合に、金型120による取付構造12の成形後、矢印B2方向に下型124をスライドさせれば、該下型124の型抜きを容易に行うことができると共に、上型122も矢印C1方向に型抜きすれば、所望の形状の取付構造12を取得することができる。
つまり、本実施形態では、爪部104が設けられたコネクタ支持部100と、光源支持部92及び壁部102とが対向しないように、光源支持部92及び壁部102の形成位置を矢印A方向にずらして開口部107を設けることにより、金型120を構成する上型122及び下型124が複雑且つ無駄な構造になることを回避している。
なお、上記の説明では、コネクタ支持部100と対向するように開口部107を設けているが、光源支持部92と対向するように他の開口部を設け、該他の開口部を介して光源支持部92にまで延出する他の延出部を下型124に設けてもよい。この場合でも、同様の効果が得られる。
さらに、照射用孔部26、孔部94及び開口部107の位置を互いにずらすことにより、開口の形成によって取付構造12内で剛性が低下する箇所が一箇所に集中することを回避することができる。
さらにまた、本実施形態では、取付構造12と、取付対象としてのドアライニング14のドアポケット18の上面24とが一体的に構成されているので、該取付構造12の受け部80に照明装置10を載置し、壁部90、102、光源支持部92、孔部94、凹部96、コネクタ支持部100及び爪部104で、該照明装置10を支持固定すれば、上面24に対する照明装置10の取付作業が完了する。この結果、従来と比較して、部品点数や作業工数の削減を図ることができ、より簡単な構成で照明装置10を上面24に取り付けることが可能となる。また、取付構造12と上面24とが一体的に構成されることで、該取付構造12の剛性も向上する。
すなわち、ドアライニング14とは別部材に照明装置10を固定し、当該別部材をビス等によりドアライニング14に固定する場合と比較して、本実施形態では、ドアポケット18に取付構造12を一体的に形成し、該ドアポケット18の上面24に取付構造12を介して照明装置10を直接取り付けているため、取付作業が簡単且つ容易になると共に、取付構造12の機械的強度も向上する。
また、本実施形態では、受け部80が上面24に対する照明装置10の取付角度を調整可能な取付角度可変部として機能するため、該取付角度を調整することにより、照明装置10から出力される照明光28の照射角度を所望の角度に設定することが可能となる。
さらに、受け部80が照明装置10の載置面を略水平に保つための高さ調整部としても機能するため、上面24の状態に対応して受け部80の高さを調整すれば、取付角度を容易に変化させることができる。この結果、照明装置10から出力される照明光28の照射角度を所望の角度に設定しつつ、載置面を略水平に維持した状態で照明装置10を受け部80に取り付けることが可能となる。
また、受け部80では、上面24から立設する複数のリブ82が高さ調整部として機能し、これらのリブ82は、上面24と一体的に設けられているので、部品点数を抑制しつつ、取付構造12の剛性を高めることができる。
しかも、壁部90、102、光源支持部92及びコネクタ支持部100の各取付部には、少なくとも1つのリブ82が連結されるので、照明装置10から出力される照明光28の照射角度を所望の角度に設定しつつ、これらの取付部の剛性も向上させることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
10…照明装置 12…取付構造
14…ドアライニング 16…ドアアームレスト
18…ドアポケット 22、96…凹部
24…上面 26…照射用孔部
28…照明光 40…筐体
40a…第1ブロック 40b…第2ブロック
42…光源 44…光源部
46…ワイヤハーネス 48…コネクタ部
52…底面 54〜60…側面
62、62a、62b…上面 63〜70…突起
80…受け部 82、98、105、106…リブ
90、102…壁部 92…光源支持部
94…孔部 100…コネクタ支持部
104…爪部 107…開口部
108…下端部 110…中心
112…中心軸 120…金型
122…上型 124…下型
126…延出部

Claims (3)

  1. 照明装置を取付対象に取り付けるための取付構造において、
    前記取付対象の表面に設けられ、前記照明装置が載置される受け部と、
    前記取付対象から立設した壁部であり、且つ、前記受け部に載置された前記照明装置を固定する取付部と、
    を有し、
    該取付構造は、前記取付対象と一体的に構成され、
    前記照明装置の長手方向に直交する該照明装置の一側面と、前記照明装置の短手方向に直交し且つ対向する該照明装置の2つの側面とが、前記壁部と当接しており、
    前記取付部において、前記2つの側面のうち、一方の側面に対向する一方の壁部の前記長手方向に沿った長さは、前記2つの側面のうち、他方の側面に対向する他方の壁部の前記長手方向に沿った長さよりも長く、
    前記取付部は、前記受け部に載置される前記照明装置の取付面に対向する上面に当接することで、該照明装置と係合する爪部を有し、
    前記爪部は、前記一方の壁部又は前記他方の壁部のうち、いずれかの壁部に形成される
    ことを特徴とする照明装置の取付構造。
  2. 請求項記載の取付構造において、
    前記爪部は、前記一方の壁部に形成されている
    ことを特徴とする照明装置の取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の取付構造において、
    前記取付対象は、ドアトリムである
    ことを特徴とする照明装置の取付構造。
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