JP6355845B2 - ランバースペーサ - Google Patents

ランバースペーサ Download PDF

Info

Publication number
JP6355845B2
JP6355845B2 JP2017523480A JP2017523480A JP6355845B2 JP 6355845 B2 JP6355845 B2 JP 6355845B2 JP 2017523480 A JP2017523480 A JP 2017523480A JP 2017523480 A JP2017523480 A JP 2017523480A JP 6355845 B2 JP6355845 B2 JP 6355845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
flow path
vehicle seat
channel wall
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017523480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017533035A (ja
Inventor
トング ユウ
トング ユウ
ハイミン ヤン
ハイミン ヤン
Original Assignee
ジェンサーム オートモーティブ システムズ チャイナリミテッド
ジェンサーム オートモーティブ システムズ チャイナリミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェンサーム オートモーティブ システムズ チャイナリミテッド, ジェンサーム オートモーティブ システムズ チャイナリミテッド filed Critical ジェンサーム オートモーティブ システムズ チャイナリミテッド
Publication of JP2017533035A publication Critical patent/JP2017533035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6355845B2 publication Critical patent/JP6355845B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
    • B60N2/5642Heating or ventilating devices characterised by convection by air with circulation of air through a layer inside the seat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • B60N2/667Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces

Description

本教示は、空気分配・配送システムに、より詳しくは、支持を付与するとともに、使用者に気流を誘導するのを助ける車両座席用スペーサを含む通気及び/又は配送システムに関する。
長年、産業界は、自動車又は他の輸送車両用座席といった製造物用の改良した通気・温度調節システムの設計に関わってきた。車両内部の温度調節は使用者のための重要な機能であり、使用者は車両中の空気調節及び熱の方向及び温度を制御可能である。多くの座席組立体は、使用者に座席の温度を制御可能な性能をも提供する。例えば、外部温度が冷えていれば、使用者は座席が暖められていることを望むかもしれない。外部温度が暖かければ、使用者は、特に使用者の背中及び/又は脚を冷やすために、冷たい座席を望むとしてよい。
空気配送システムは、車両座席に通気及び温度調節をもたらし得る。こうしたシステムは、座席によって空気を誘導するために1つ又は複数の流路を含み得る。そのような通気又は空気配送システムの例は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4を含み、これら全部は参照によって明白に援用される。
米国特許第5924766号明細書 米国特許第7322643号明細書 米国特許第7607739号明細書 米国特許出願公開第2007/0262621号明細書
空気配送システムの直面する課題は、空気流路には、ある程度の柔軟性を維持しながら座席組立体の寿命にわたって使用者の継続的な加重に耐える能力がないということである。従って、変わらず使用者を支持し、流路崩壊に耐え、座席の大領域にわたる温度調節をもたらしながら、流路の柔軟性をより大きくする必要性が存在する。また、空気配送システムによっては多くの個別部品を必要とし、製造及び据付けをより難しくさせ得る。従って、座席内部の組付け及び据付け工程を容易にする必要性も存在する。
本教示は、車両座席に支持を付与し、柔軟性を高め、据付けを容易にし、製造を単純化する、又はそれらの任意の組合せをもたらす装置を提供することによって、上記の必要性に対する1つ又は複数の解決策を提供する。そのような特性は、本書に開示される特徴によって可能である。
本教示は、概ね平面状の本体部といった本体部と、概ね平面状の本体部から延出する1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両方によって画成される1つ又は複数の流路とを備えるスペーサを含み得る。スペーサは、スペーサに柔軟性を付与するために隙間によって分離された2つ以上の並置流路壁区分によって画成される1つ又は複数の可撓領域を含み得る。流路壁区分は本体部から延出する複数のリブ構造を形成するとしてよく、リブ構造の各々は2つ以上の流路壁区分を備える。2つ以上の流路壁区分の間には1つ又は複数の支持を配置してもよい。複数のリブ構造は並置され、スペーサに柔軟性を付与するために隙間によって分離され得る。
本教示は座席組立体を含み得る。座席組立体は、フォームパッド、フォームパッドに空気供給を誘導するためのダクト及びスペーサのいずれか又はそれらの組合せを備える。スペーサは、ダクトの端を受入れるためのダクト接続開口部を有する概ね平面状の本体部といった本体部を含み得る。スペーサは、概ね平面状の本体部から延出する1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者によって画成される1つ又は複数の流路を含み得る。スペーサは1つ又は複数の可撓領域を含み得る。可撓領域は、並置され、スペーサに柔軟性を付与するために隙間によって分離された該流路壁区分の2つ以上によって画成され得る。ダクト接続開口部は1つ又は複数の流路内部に配置できる。フォームパッドは、スペーサの1つ又は複数の流路と連絡している複数の開口部を含み得る。フォームパッドは、1つ又は複数の可撓領域の隙間の間で空気が漏れないように1つ又は複数の一体形流路壁の少なくとも一部分、流路壁区分又は両者を受入れるために1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者によって画成される流路と概ね同じ形状を有する凹設区域をフォームパッドのB側に含むとしてよい。
部分座席組立体の分解正面図を図示している。 図1の部分座席組立体の分解背面図を図示している。 スペーサの斜視図を図示している。 スペーサの斜視図を図示している。 座席組立体の部分切取斜視図を図示している。 図5Aのスペーサのフォームパッド及び流路の拡大部分切取図を図示している。 スペーサの複数のリブ構造の拡大図を図示している。 スペーサのリブ構造の斜視図を図示している。 部分座席組立体の分解図を図示している。
本書に提示する説明及び図解は、本教示、その原理及びその実際的応用を当業者に熟知させるべく意図されている。当業者は、特定の使用の要求条件に最も適するように本教示をそれらの多数の形態において適応及び適用できる。従って、記載した本教示の特定の実施形態は、本教示の網羅的又は限定的なものとして意図していない。従って、本教示の範囲は、本書の記載に関して決定されるのではなく、当該クレームが権利を与える等価物の全範囲とともに、添付のクレームに関して決定されなければならない。特許出願及び公報を含む全部の記事及び引用文献の開示は、全部の目的のために参照によって援用される。他の組合せもまた、以下のクレームから収集される通り可能であり、それらもまたこれにより参照によってこの明細書に援用される。
本教示は、車両座席の使用者への座席組立体による空気移動を可能にするためのスペーサを提供することに基づく。スペーサは空気誘導装置として機能し得る。空気誘導装置は本書に述べる1つ又は複数の特徴を有するスペーサを含み得る。空気誘導装置は座席組立体によって空気を誘導する機能を果たし得る。空気誘導装置は、ブロワ又はエアムーバといった供給源によって供給された空気を、ダクト開口部から1つ又は複数の流路へ誘導するとしてよい。空気誘導装置は、1つ又は複数の流路によって、及び/又は座席の(例えば座席のフォームパッドの)1つ又は複数の開口部によって空気を誘導するとしてよい。スペーサ及び/又は空気誘導装置は、ほとんどあらゆる座席(例えば、自動車、トラック、バス、電車、航空機といった乗物の座席、事務用椅子又はそれらの組合せ)で使用され得る。本教示は、乗用車(例えば自動車、トラック、スポーツ用多目的車など)での使用に最も適格であるとしてよい。一般に、車両の座席組立体は座席フレーム及び1つ又は複数のフォームパッド(すなわち背中及び尻)を含む。座席組立体はまた、供給源(例えばブロワ)からスペーサへの空気供給を搬送又は誘導するためのダクトを含むとしてよく、スペーサはその後フォームパッドを通じて空気を使用者に誘導する。
座席組立体は、車両の乗客といった使用者が着席するのを可能にする座席の任意の要素を含むとしてよい。座席組立体は車両において使用者を支持する機能を果たし得る。座席組立体は使用者の快適さを高めるために仕様変更可能である。仕様変更可能な特徴は、座席高さ、座席チルト、(レッグルームを調整するために前方及び後方(例えば車両の前部への方向及び離れる方向)への移動といった)座席位置、リクライニング角度、(例えば暖房、空気調節、通気又はそれらの組合せをもたらす)温度設定、(ランバーサポートといった)サポート量、折りたたみ機能、座席又はその任意の構成要素を車両等から取外せる機能、又はそれらの組合せを含み得る。これらの仕様変更は、1つ又は複数のレバー、ボタン、モータ、ノブ、バー等、又はそれらの組合せによって作動し得る。座席組立体は、座席に支持及び構造を付与する、座席組立体の他の要素を保護する、又は両方を行う機能を果たす座席フレームを含み得る。座席組立体は、使用者の脚を支持するための座部、使用者の背中を支持するための背もたれ(例えばランバーサポートの付いた)、1つ又は複数のアームレスト、ヘッドレスト等、又はそれらの組合せを含み得る。座席組立体は外装カバー(例えば装飾材料、張り地)を含み得る。カバーは、フォームパッド及び組立体の他の要素を保護する機能、装飾を施す機能、座席組立体と使用者との間に接触面を付与する機能、使用者に更なる快適さをもたらす機能、又はそれらの組合せをもたらす機能を果たし得る。カバーは、例えば織物、布、ポリエステル、ウール、ビニル、皮革といった任意の材料、座席を覆うとともに着席する使用者による摩耗に耐え得る他の材料、又はそれらの任意の組合せのものであってよい。カバーは、通気性である、非通気性である、通気性をもたらす孔を含む、又はそれらの組合せであってよい。例えば、カバーは一般に非通気性であってよいが、使用者に流体を誘導できる複数の開口部又は孔を含んでもよい。
座席組立体は、使用者に快適さ、緩衝及び支持を付与するため、座席フレーム及び他の座席組立体の要素を保護するため、使用者への気流を許すため、又はそれらの組合せのためにフォームパッド又は他の緩衝材を含む。座席組立体は1つ又は複数のフォームパッドを含み得る(例えば使用者の脚を支持するためのフォームパッド及び使用者の背中を支持するための別個のフォームパッド)。各フォームパッドは、使用者に面するA側及び使用者とは反対向きに(例えば座席フレーム方向に)面するB側を含む。フォームパッドは、座席組立体の要素(例えばスペーサの少なくとも一部分)を受入れるための1つ又は複数の切抜き部、輪郭形状、貫通孔、凹設区域、又はそれらの組合せを(例えばB側に)有し得る。(例えばB側における)座席組立体のフォームパッドの一部又は全部は、座席フレームの一部、1つ又は複数の固定用品、1つ又は複数の空気流路の少なくとも一部分、スペーサの少なくとも一部分、又はそれらの任意の組合せを受入れるとしてよい。フォームパッドは、フォームパッドの1つ以上の、又は複数の開口部によって使用者に気流及び/又は通気をもたらし得る。フォームパッドの開口部は(例えばA側からB側まで延在して)パッドの厚さ全体にわたり延在し得る。開口部は、座席組立体内部で1つ又は複数の空気流路(例えばスペーサの1つ又は複数の流路)と連絡していてよい。フォームパッドは、スペーサの1つ又は複数の流路を閉鎖及び/又は密封して、流路壁区分間の隙間の間から、(例えばキャップ又はカバーがまったくない概ね対向する垂直壁によって流路が画成される場合に)流路の開放区域から、又は両方から、空気が漏出するのを低減又は防止するのを支援し得る。フォームパッドは、(例えば流路及びフォームパッドの複数の開口部によって)所要の区域においてのみ空気を誘導するのを支援し得る。
座席組立体は、座席を通じて使用者に暖房、冷房及び/又は通気をもたらすために1つ又は複数のブロワ又は他のエアムーバを含み得る。1つ又は複数のブロワは、軸流ファン、ラジアルファン又は両者の組合せであってよい。好ましくは、ブロワはラジアルファンである。ブロワ又はエアムーバは、座席組立体内部の所要の場所へ(例えば座席の領域にわたって空気を分配するためにスペーサへ)空気を誘導する1つ又は複数のダクトによって座席組立体に空気を供給するとしてよい。ダクトは1つ又は複数のブロワ又はエアムーバを座席組立体のスペーサに接続できる。ブロワ及び/又はエアムーバは、暖気を除去して使用者を冷やす、又は冷気を除去して使用者を暖めるといったように、組立体から空気を除去する(すなわち組立体に吸引をもたらす)としてよい。プル側又はプッシュ側を組立体のダクトに接続してもよい。
スペーサはフォームパッド内部に開放空間を創出する機能を果たし得る。スペーサは流体がフォームパッドの中を移動するための経路を創出する機能を果たし得る。スペーサはフォームパッドの中に部分的及び/又は全体的に延在し得る。座席組立体のスペーサは、フォームパッドの支持、使用者の支持、1つ又は複数の空気流路の支持、又はそれらの組合せをもたらす機能を果たし得る。スペーサは座席組立体への1つ又は複数の流路の据付けを容易にできる。スペーサはブロワ又は空気移動機構から使用者への空気分配を促進する機能を果たし得る。スペーサは、(概ね平面状のものといった)本体部と、1つ又は複数の流路と、1つ又は複数の流路壁区分と、1つ又は複数のリブ構造と、スペーサに柔軟性を付与するために隙間によって分離された2つ以上の並置流路壁区分、リブ構造又は両者によって画成される1つ又は複数の可撓領域と、又はそれらの組合せを含み得る。スペーサは一体品として形成可能である。スペーサは本体部に別個に固定される1つ又は複数の不連続要素を含み得る。スペーサは、ポリホルムアルデヒド(POM)といったポリマー若しくは熱可塑性物質、又はポリアミド(PA)で作られ得る。スペーサは金属又はプラスチックといった単一の材料で作られ得る。スペーサの要素は異なる材料で製作してよい(例えば流路壁を本体部とは異なる材料で製作してよい)。
本体部はスペーサに支持及び構造を付与する機能を果たし得る。本体部は1つ又は複数の流路を支持し得る。本体部は流路の1つ又は複数の境界(例えば2つの対向する流路壁間の本体部の区分)として機能し得る。本体部は、座席組立体が組立てられる時にフォームパッドのための接触面を形成しその役割を果たし得る。本体部は、流路からの空気の漏れを低減又は防止し得る接続部又はシールをフォームパッドとスペーサとの間に形成するのを支援し得る。本体部は、剛直、柔軟又は両方であってよい。本体部は、本体部の少なくとも一部において柔軟であるか、本体部の少なくとも一部において概ね剛直のままであるか、流路崩壊を防ぐために流路壁に支持を付与するか、又はそれらの組合せによって、使用者の体重に耐え、適応し、且つ/又は支持し得る。本体部は1つ又は複数の可撓領域を有してよい。本体部は、スペーサの柔軟性を高めるため、スペーサの材料及び/又は重量を低減するため、座席組立体内部での据付け中にスペーサが屈曲及び/又は移動可能なようにするため、又はそれらの組合せのために、1つ又は複数のスリット又は切抜き部を含んでよい。本体部は概ね平面状の本体部であってよい。本体部の表面は、1つ又は複数の湾曲部、輪郭形状、段差、角を成す区分等、又はそれらの組合せを含んでよい。1つ又は複数の湾曲部、輪郭形状、段差、角を成す区分又はそれらの組合せは、本体部を座席組立体内部に据付け固定するのを支援し得る。例えば、本体部の形状がフォームパッドの少なくとも一部分と相補的であることにより、本体部は据付けた時にフォームパッドから突出しなくなる。本体部は、座席組立体の突出部に適応するため、スペーサの重量を低減するため、本体部の柔軟性を高めるため、又はそれらの組合せのために、1つ又は複数の切抜き部を含んでよい。本体部は、1つ又は複数の外縁端によって画成されるとしてよく、1つ又は複数の流路を支持するため、スペーサの据付けを容易にするため、座席の使用者を支持するため、座席組立体内部に嵌着するため、又はそれらの任意の組合せのために任意の形状であってよい。本体部は多角形形状であってよい。本体部は任意の非幾何学形状であってよい。本体部の形状は流路の形状に概ね一致するとしてよい。例えば、本体部は、概ねH字形の流路を支持するために概ねH字形であってよい。1つ又は複数の流路の少なくとも一部分が本体部の側の縁端を越えて延在し得る。本体部の少なくとも一部が流路の境界を越えて延在し、それにより本体部の縁端が流路の1つ又は複数の側に沿って、流路の2つ以上の側に沿って、流路の3つ以上の側に沿って延在するか、又は流路の少なくとも一部分をほとんど包囲することになる。本体部の形状は流路の形状と異なってもよい。例えば、本体部は概ねU字形の流路を支持するために概ね矩形であってよい。本体部は、スペーサを座席組立体内部に固定するための1つ又は複数の固定突起を含んでよい。固定突起は、座席組立体の他の要素(例えば座席フレーム、フォームパッド)と接触又は係合し得る1つ又は複数のタブ、締結具、指状部又はそれらの組合せを含んでよい。スペーサは、1つ又は複数のクリップ又は機械的締結具(例えば流路の反対側の本体部の側に配置された締結具)といった付加的な締結要素及び/又は固定要素を含んでよく、それによりスペーサは座席組立体内部に固定され得る。
スペーサは、1つ又は複数の流路内部に配置され得るダクト接続開口部を含み得る。ダクト接続開口部は、流体がスペーサ、スペーサの流路又は両者に進入可能なようにする機能を果たし得る。ダクト接続開口部は、流体がダクトからスペーサ、スペーサの流路又は両者に移送されるようにシールを創成する機能を果たし得る。ダクト接続開口部は、(例えば空気を流路の端点方向に上下に送給する)流路の上部域又は下部域に配置され得る。ダクト接続開口部は、空気が複数方向に誘導されるように概ね中央に配置してよい。例えば、H字形流路において、ダクト接続開口部は中央に配置してよく、空気はHの4端点全部に誘導され得る。ダクト接続開口部は、ダクトの端が流路と係合又は接続して流路に気流を供給可能なようにする任意の形状であってよい。ダクト接続開口部は、ダクト(例えばダクトの横断面)の相補的形状を有するか、ダクトの形状を反映するか、又は両方であってよい。ダクト接続開口部はダクトと流路との間にシールを設けてよい。シールは、摩擦ばめ、1つ又は複数のガスケット、ポリマー、接着剤、リップ、リング、締結具、スナップ等、又はそれらの組合せによって形成又は補強できる。
スペーサの1つ又は複数の流路は、1つ又は複数のブロワ又はエアムーバからの流体流れを受入れる機能、流体流れを使用者へ誘導する機能、又は両方の機能を果たし得る。1つ又は複数のエアムーバは、フォームパッド内部で、スペーサ内部で、又はそれらの間で、空気を循環させる機能を果たし得る。1つ又は複数の流路は流体がその中で広がり得る開放空間であってよい。流路は、座席の領域にわたって座席組立体による空気移動を可能にする任意の形状であってよい。例えば、流路は概ね文字H、文字U又は文字Iのように造形できる。1つ又は複数の流路は、1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者によって画成され得る。好ましくは、1つ又は複数の流路は、複数の一体形流路壁、複数の流路壁区分又は両者を含む。一体形流路壁、流路壁区分又は両者は、1つ又は複数の直線部、1つ又は複数の湾曲部、1つ又は複数の造形部又はそれらの組合せを有する流路を形成するよう配列できる。例えば、一体形流路壁及び流路壁区分は、対向する一体形流路壁、(隙間によって分離された)並置流路壁区分又は両者によって形成される複数の概ね直線状の部分を含む概ねH字形の流路を形成するよう配列できる。一体形流路壁及び/又は流路壁区分は概ねU字形の流路を形成でき、それによって1つ又は複数の直線部及び1つ又は複数の角を成す部分又は湾曲部を有する。
一体形流路壁、流路壁区分又は両者は一般に、(例えば本体部から概ね垂直に、又は本体部とある角度関係で)スペーサの本体部から上方に、且つ/又は離れる方向に延出するとしてよい。接続壁は、2つの対向する壁又は壁区分を結合して気流を誘導するために別の表面として機能し得る。接続壁の少なくとも一部分は一般に、本体部に配置されるか、又はそれに付着され得る。接続壁の少なくとも一部分は、(例えば接続壁のその部分が本体部によって直接支持されないように)本体部の縁端を越えて延在し得る。本体部はそれ自体、(例えば接続壁として働き)流路の一部分を画成し得る。一体形流路壁及び/又は流路壁区分は本体部における陥凹又は凹部として形成できる。流路又は流路の一部分は、(例えば、一体形流路壁、一体形流路壁区分又は両者の高さを増大させる必要なく流路の深さを増すか、又は形状を変えるために)本体部における陥凹又は凹部として形成できる。1つ又は複数の流路の端点は一般に、流路を画成しフォームパッドにより空気を使用者に誘導するために閉鎖されるとしてよい。端点は、対向する壁の端点を結合する壁又は壁区分を有し得る1つ又は複数の閉鎖壁又は閉鎖区分若しくは閉鎖リブを含み得る。1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者は、流路全体にわたって概ね不変の高さを維持してよい。1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者は、変化する高さを有してもよい。一体形流路壁、流路壁区分又は両者は、約5mm以上、約10mm以上又は約15mm以上の高さを有してよい。一体形流路壁、流路壁区分又は両者は、約40mm以下、約30mm以下又は約25mm以下の高さを有してよい。最深点での流路の深さは、約5mm以上、約10mm以上又は約15mm以上であってよい。流路の深さは、約40mm以下、約30mm以下又は約25mm以下であってよい。流路の幅は、約5mm以上、約10mm以上又は約15mm以上であってよい。流路の幅は、約50mm以下、約40mm以下又は約30mm以下であってよい。
一体形流路壁、流路壁区分又は両者は、1つ又は複数の面を有し得る(例えば流路に面するか、流路とは反対向きであるか、又は両方の壁の表面)。1つ又は複数の面は概ね平坦であってよい。1つ又は複数の面は1つ又は複数の湾曲部を有し得る。一体形流路壁、流路壁区分又は両者の1つ又は複数の末端は、(スペーサの本体部に、又はその近くに位置する)基部に対して、壁及び/又は壁区分が基部から離れる方向に延びるにつれて(基部が末端より幅広くなるように)、内方に先細りにしてよい。幅の広い基部は、流路に付加的な強度及び安定性を付与するか、使用者の体重がかかった時に壁が崩壊しにくくするか、又は両方をもたらし得る。一体形流路壁、流路壁区分又は両者の面は概ね平行であってよい。一体形流路壁、流路壁区分又は両者の面は互いに向けて角を成してよい。流路の壁(一体形流路壁、流路壁区分又は両者)は抜け勾配を付けて形成できる。一体形流路壁、流路壁区分又は両者の面は所要の流路断面形状を付与するために湾曲してよい。例えば、一体形流路壁及び/又は流路壁区分は、(完全に又はほとんど完全に囲まれるか否かに関わらず)概ね矩形又は概ね円形である流路断面を形成し得る。流路は一般に流路の少なくとも1つの側で開放していてよい。例えば、スペーサの流路は、別の壁又は境界が流路を完全に閉鎖することなく2つの対向する一体形流路壁が概ね平面状の部分から上方へ離れる方向に延出する概ね平面状の本体部を含み得る。流路は3つの壁を有してよく、それらの壁は間に開口部を含み得る。一体形流路壁の各々は自由端及び連結端を含む。一体形流路壁の自由端は上方に延出する端であってよい。上方に延出する端は、流路、基板又は両者のいずれの他の部分とも連結していなくてよい。一体形流路壁の上方に延出する端は、例えば、三角形又は円筒形断面を形成するなどによって、流路の少なくとも一部分を囲むために結合できる。流路はその際、フォームパッドの複数の開口部に気流を供給するために1つ又は複数の開口部を有し得る。流路は、一般に流路を全部の側で閉鎖する流路カバー、キャップ等を有してよい。流路カバー、キャップ等は別個の不連続要素であってよい。流路カバー、キャップ等は、1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者と一体に形成してよい。流路カバー、キャップ等は、使用者に気流を供給するために座席組立体のフォームパッドの1つ又は複数の開口部と連絡している1つ又は複数の開口部を含み得る。
1つ又は複数の流路壁区分はスペーサに柔軟性を付与する機能を果たし得る。1つ又は複数の流路壁区分は着席者の動きによりスペーサを機能させる役割を果たし得る。1つ又は複数の流路壁区分は、1つ又は複数の隣接する流路壁区分に対して圧縮可能、移動可能又は両方であってよい。流路壁区分は、柔軟性が要求されるスペーサに沿った任意の位置に配置可能な隙間によって分離され得る。流路壁区分は、並置され(例えば概ね直線状配列で本体部に配列又は形成され)、1つ又は複数の隙間によって分離され得る。流路壁区分は、該流路壁の2つ以上の区分を分離する隙間を含む流路壁の一部分であってよい。隙間はスペーサに柔軟性を付与するための可撓領域をもたらし得る。隙間は流路が概ね均一に曲がるように(例えば流路の対向する側に)整列させてよい。隙間はスペーサの可撓領域を制御するために選択的に配置してよい。例えば、ランバースペーサにおいて、流路壁区分は一般にスペーサの下半分にあってよい。一体形流路壁は、それほど柔軟性が要求されないスペーサの上部領域(すなわち上半分、上部四分の一)において1つの一体品、1つの連続部品又は両者であってよい。例えば、使用者の体重の多くがかかる座席組立体の座部(使用者の脚を支持する区域)に配置されたスペーサ、流路全体は、隙間によって分離された流路区分が流路全体を画成し得るように柔軟性を要求し得る。流路壁区分は約0.5mm以上、約1mm以上又は約2mm以上の隙間によって分離してよい。流路壁区分は約8mm以下、約6mm以下又は約5mm以下の隙間によって分離してよい。流路の端点では、閉鎖区分又はリブが流路を閉鎖して気流を制御できる。閉鎖区分は概ねU字形の流路壁区分を含み得る。閉鎖区分は概ね湾曲した流路壁区分であってよく、流路壁区分の端は隣接する流路壁区分(例えば対向する流路壁区分)から隙間によって分離される。閉鎖区分は2つ以上の流路壁区分を含み得る(例えば2つの概ね平行な流路壁区分及びその2つの概ね平行な流路壁区分を結合する1つの流路壁区分による3つの流路壁区分)。閉鎖区分は、閉鎖区分の形状を維持するために流路壁区分を接続する接続壁を含み得る。
流路は1つ又は複数の支持によって支持及び補強できる。支持は、2つの対向する壁が広がり離れるか、一緒に動くか、又は両方を防ぐ機能を果たし得る。支持は、2つの対向する一体形流路壁、流路壁区分又は両者の間に一定の距離を維持する機能を果たし得る。支持は、一体形流路壁、流路壁区分又は両者の片持ち接続が損傷するのを防止し得る。支持は一般に、流体流れを妨げることなく流路内部に存在し得る。支持は流路内部で気流に作用又は制御するために使用できる。例えば、流路内部に配置された支持は、空気をフォームパッドの開口部方向に上方へ誘導するのを支援できる。支持は、一体形流路壁、流路壁区分又は両者に付加的な強度、支持及び/又は構造を付与し得る。例えば、使用者が座席に座って使用者の体重によりフォームパッドを圧縮した時に、支持は流路壁が崩壊しないように流路の形状を保持するのを支援できる。1つ又は複数の支持が各々の隣接する流路壁間に延在し得る。複数の支持が各流路壁間に延在し得る。支持は、流路内部に、1つ又は複数の流路壁の間に、又は両方に配置できる(例えば一体形流路壁又は流路壁区分の内面に、又はその付近に)。1つ又は複数の支持は、2つの流路壁と流路壁区分との間に延在しそれらを結合し得る。1つ又は複数の支持は1つ又は複数の流路内部でU字形状を形成し得る。1つ又は複数の支持は流路壁の外面に、又はその付近に配置できる。1つ又は複数の支持は、流路壁のすぐ近くで最大の高さ、幅、厚さ又はそれらの組合せを有し、支持が流路壁から離れる方向に延びるにつれて高さ、幅、厚さ又はそれらの組合せが徐々に減少してよい。支持は、概ね円弧状であるか、概ね直線状であるか、三角形部分を有するか、C字形であるか、U字形であるか、又はそれらの組合せであってよい。1つ又は複数の支持は、流路壁、流路壁区分又は両者から角関係で延出し得る(例えば、壁から延出して支持と壁との間に約90°の角度を形成する)。
対向する流路壁区分は1つ又は複数の支持とともに1つ又は複数のリブ構造を形成し得る。1つ又は複数のリブ構造は各々、2つ以上の流路壁区分及び2つ以上の流路壁区分間に配置された1つ又は複数の支持を含み得る。例えば、支持(又は各支持が1つの流路壁区分と関係する2つの支持)は、2つの対向する流路壁区分間に配置してよく、流路壁区分の内面の任意の点(例えば概ね中心点)で各流路壁区分に接触し得る。1つ又は複数の支持は対向する流路壁区分の縁端に接触(且つ/又は接続)してよい。リブ構造は一体品として形成できる。リブ構造は2つ以上の個別部品(例えば、対向する流路壁区分及び連結支持と関係した流路壁区分及び連結支持)から形成できる。
スペーサは、座部、背もたれ(例えばランバースペーサとして)又は両方の座席組立体内部に設置できる。スペーサは、フォームパッドのB側に配置され座席フレームとフォームパッドとの間に位置してよい。フォームパッドのB側は、スペーサの流路の形状と概ね一致するか、又は同様の形状を有する1つ又は複数の切抜き部又は凹設区域を含み得る。切抜き部又は凹設区域は、一体形流路壁及び/又は流路壁区分の少なくとも一部分を受入れ得る。従って、座席が組立てられた時の流路の境界は、2つ以上の対向する一体形流路壁、複数の流路壁区分、スペーサの本体部の一部、フォームパッド(例えばB側の1つ又は複数の凹設区域又は切抜き部の)、1つ又は複数の閉鎖区分、1つ又は複数の接続壁、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。スペーサの流路の少なくとも一部分が一般に開放されているので、フォームパッドの切抜き部又は凹設区域に挿入された流路壁、流路壁区分又は両者は、流路を閉鎖する機能を果たし得る。フォームパッドは一体形流路壁、流路壁区分又は両者を完全に受入れ、それにより流路の隙間を密封、被覆又は閉鎖して、可撓領域の隙間の間で空気が漏れるのを防止又は低減し得る。フォームパッドは、(例えば流路壁を包囲且つ/又は取り囲む本体部において)スペーサの本体部と接触し、且つ/又はそれに固定でき、可撓領域の隙間の間で空気が漏れるのを更に低減又は防止し得る。
一体形流路壁の少なくとも一部分、流路壁区分又は両者は、(例えば摩擦ばめによって)フォームパッドのB側の凹設区域又は切抜き部内部に保持及び固定できる。スペーサはアタッチメントによってフォームパッドと座席フレームとの間で適位置に保持できる。スペーサは、スペーサをフォームパッド、座席フレーム又は両者に取付ける1つ又は複数の固定用品及び/又はスペーサ本体部の固定突起によって適位置に固定できる。固定突起は、座席組立体の他の要素(例えば座席フレーム、フォームパッド)と接触又は係合し得る1つ又は複数のタブ、締結具、指状部、拡張部、角を成す要素又はそれらの組合せを含み得る。固定用品は、任意の形式の締結具、ピン、摩擦ばめによって保持される部材、クリップ等、又はそれらの組合せを含み得る。スペーサは、接着剤(例えば本体部及び/又は流路壁(一体形流路壁、流路壁区分又は両者)の外面をフォームパッドに結合する接着剤)によって組立体内部に固定できる。スペーサは組立体内部で、1つ又は複数のクリップ、ナット、ボルト、テープ、膠剤若しくは他の接着剤又はそれらの組合せによって座席フレーム、フォームパッド又は両者に固定できる。ブロワ又は他の空気移動機構からの空気を誘導するためのダクトは一般に、座席フレーム内部に、又はその近くに配置でき、ダクト接続開口部でスペーサと接続され得る。フォームパッドのA側からフォームパッドのB側に延在するフォームパッドの複数の開口部は、(例えば一般に切抜き部又は凹設区域の領域に配置された)スペーサの1つ又は複数の流路と連絡していてよく、それにより流路を流れる空気は開口部を通じて流路を出ることになる。
図1及び2は、例えば自動車用といった座席組立体10の分解図を図示している。座席組立体10は、使用者の背中を緩衝し支持するためのフォームパッド20、座席フレーム12(図5Aを参照)、ダクト30及び、座席組立体10に通気及び/又は気流をもたらすべく気流を誘導するためのスペーサ40を含む。空気はダクト30を通じてスペーサ40に誘導される。空気はその後、座席を使用している乗客に通気及び/又は気流をもたらすためにB側26からA側24へ、本体部44によって支持されたスペーサ40の1つ又は複数の流路42を、そしてフォームパッド20の複数の開口部22を流れる。スペーサ40は、スペーサに柔軟性を付与するための本体部44の複数のスリット62及び、スペーサ40を座席組立体10内部に固定する複数の固定突起64を含む。フォームパッド20のB側26は、図2に示す通り、スペーサ40の1つ又は複数の流路42の形状に概ね一致する凹設区域28を含み、凹設区域28は流路壁48の少なくとも一部及び、流路42を画成する複数のリブ構造50を組付け中に受入れる。
図3は、スペーサ40を図示している。スペーサ40は、概ね平面状である本体部44及び、気流を受入れて誘導するための1つ又は複数の流路42を含む。スペーサは概ねH字形である流路42を採用している。スペーサは、ダクト(図1を参照)の端と接続し、且つ/又はそれを受入れるためのダクト接続開口部46を含む。空気はダクトからダクト接続開口部46を通じてスペーサ40の流路42に流れる。流路42の少なくとも一部分は1つ又は複数の流路壁48を含む。流路42の少なくとも一部分は、隙間54によって各々分離された複数の流路壁区分52を含む。流路壁区分52及び1つ又は複数の支持56は、並置され、スペーサ40に柔軟性を付与するために隙間54によって分離された、複数の不連続リブ構造50を形成する。流路の端は閉鎖区分60で終端する。スペーサ40は、座席フレーム及び/又はフォームパッドの要素を受入れるため、スペーサに柔軟性を付与するため、材料節減をもたらすため、又はそれらの組合せのために、1つ又は複数のスリット62を本体部44に含む。本体部44は、スペーサ40を座席組立体10内部に固定するための複数の固定突起64を含む(図1及び2を参照)。本体部44はスペーサ40の流路42を支持する形状を有する。
図4は、概ね平面状の本体部44及び、ダクト(図示せず)から気流を受入れ誘導するために概ねU字形状を有する流路42を含む、スペーサ40を図示している。スペーサ40はダクト接続開口部46を含み、ダクトからの空気は流路42によって誘導される。流路42の一部分は1つ又は複数の流路壁48を含み、1つ又は複数の支持56が流路42内部に配置される。流路42はまた、隙間54によって分離された複数の流路壁区分52及び、複数の不連続リブ構造50を形成する1つ又は複数の支持56を含む。流路42の端は閉鎖区分60で終端する。スペーサ40は、柔軟性を付与し必要な材料を低減するための複数のスリット62及び切抜き部66、及びスペーサを座席組立体内部に固定するための1つ又は複数の固定突起64を含む。
図5Aは、座席フレーム12、フォームパッド20及びスペーサ40を含む座席組立体10の部分切取図を図示している。フォームパッド20は、スペーサ40の流路42と連絡している複数の開口部22を含む。図5Bは、図5Aの囲み部分の拡大部分切取図を図示しており、フォームパッド20及び、フォームパッドの厚さ全体を貫く開口部22を含む。開口部22はスペーサ40の流路42の上方に配置されており、それにより空気が流路42を移動する際に、空気は開口部22から流れ出ることができる。流路42を画成する流路壁48は、組付け時にフォームパッド20の凹設区域28内部に嵌着される。1つ又は複数の支持56もまた流路42内部に配置される。
図6は、隙間54により分離された複数の不連続リブ構造50によって形成される流路42の一部分の拡大図を図示している。各リブ構造50は流路壁区分52及び1つ又は複数の支持56を含む。支持56は概ねU字形の湾曲を形成する一体形支持である。各々のリブ構造50を形成するために2つ以上の支持56を使用できる。流路は閉鎖区分60で終端する。
図7は、リブ構造50を図示している。リブ構造50は、2つの対向する流路壁区分52及び2つの対向する湾曲した支持56を含む一体品である。リブ構造50は、リブ構造の他のいずれの部分よりも大きい寸法を有する基部58を含む。
図8は、使用者の脚を支持するフォームパッド20及びスペーサ40を含む座席組立体10の分解図を図示している。スペーサ40は、本体部44及び、スペーサ40の柔軟性を可能にする可撓領域74を形成するために隙間54によって分離された複数の流路壁区分52を含む。スペーサ40は、流路壁区分52によって画成された流路42に空気を供給するダクトを受入れるためのダクト接続開口部46を含む。スペーサ40は固定用品72によりフォームパッド20のB側26に据付けられる。フォームパッド20は、空気が流路42から使用者(例えば座席に座っている乗客)に流動できるようにパッドのB側26からA側24へ延在する開口部22をフォームパッドに含む。
上記の説明は制限的ではなく例証的であるべく意図されていると理解される。提示した実施例以外の多くの実施形態及び多くの応用は、上記の説明を読めば当業者にとっては明らかであろう。従って、本教示の範囲は、上記の説明に関して決定されるのではなく、当該クレームが権利を与える等価物の全範囲とともに、添付のクレームに関して決定されなければならない。特許出願及び公報を含む全部の記事及び引用文献の開示は、全部の目的のために参照によって援用される。本書に開示された内容のいずれかの態様が以下のクレームにおいて省略されたとしても、当該内容の否認ではないし、また、発明者らが当該内容を開示発明内容の一部であると考えていないともみなしてはならない。
本書で挙げられたいずれの数値も、任意の低値と任意の高値との間に少なくとも2単位の分離が存在すれば、1単位の増分での低値から高値までの全部の値を含む。実例としては、例えば温度、圧力、時間などといったプロセス変量の成分の量又は値が、例えば1乃至90、好ましくは20乃至80、より好ましくは30乃至70であると述べられた場合、15乃至85、22乃至68、43乃至51、30乃至32などといった値もこの明細書において明白に列挙されることが意図される。1未満の値については、1単位は適宜、0.0001、0.001、0.01又は0.1であると考える。これらは特定的に意図されたものの例にすぎず、列挙された最低値と最高値との間の全部の可能な数値の組合せが同様にしてこの出願において明白に示されると考えなければならない。
特段に記載のない限り、全部の範囲は両端点及びその両端点の間の全部の数を含む。範囲に関係した「約」又は「およそ」の使用は、範囲の両端にあてはまる。従って、「約20乃至30」は、少なくとも指定の両端点を含め、「約20乃至約30」を包含するべく意図される。
特許出願及び公報を含む全部の記事及び引用文献の開示は、全部の目的のために参照によって援用される。組合せを述べる用語「本質的に〜から成る」は、識別された要素、成分、構成要素又はステップのほか、その組合せの基本的且つ新規な特徴に具体的に影響を及ぼさない他のそうした要素、成分、構成要素又はステップを含むものとする。本書において要素、成分、構成要素又はステップの組合せを述べる用語「備える」又は「含む」の使用もまた、本質的にその要素、成分、構成要素又はステップから成る実施形態を想定している。
複数の要素、成分、構成要素又はステップは、単一の統合された要素、成分、構成要素又はステップによって提示できる。あるいは、単一の統合された要素、成分、構成要素又はステップは、別個の複数の要素、成分、構成要素又はステップに分割してよい。1つの要素、成分、構成要素又はステップを述べる「a」又は「one」の開示は、付加的な要素、成分、構成要素又はステップを排除するべく意図していない。
10 座席組立体
12 座席フレーム
20 フォームパッド
22 開口部
24 A側
26 B側
28 凹設区域
30 ダクト
40 スペーサ
42 流路
44 本体部
46 ダクト接続開口部
48 流路壁
50 リブ構造
52 流路壁区分
54 隙間
56 支持
58 基部
60 閉鎖区分
62 スリット
64 固定突起
66 切抜き部
72 固定用品
74 可撓領域

Claims (15)

  1. 概ね平面状の本体部と、
    )前記概ね平面状の本体部から延出された1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者によって画成される1つ又は複数の流路と、
    )この車両座席用スペーサに柔軟性を付与するために互いに対して並置されかつ隙間によって分離された2つ以上の前記流路壁区分によって画成される1つ又は複数の可撓領域と
    備えた車両座席用スペーサであって、
    (イ)前記1つ又は複数の流路が、前記1つ又は複数の一体形流路壁、及び、前記本体部から延出する複数のリブ構造によって画成され、
    (ロ)前記リブ構造の各々が、
    (i)前記流路壁区分の2つ以上と、
    (ii)前記2つ以上の流路壁区分間に配置された1つ又は複数の支持とを備え、そして、
    (ハ)前記複数のリブ構造が並置され、かつ、前記車両座席用スペーサに柔軟性を付与するために隙間によって分離されている、車両座席用スペーサ。
  2. 前記1つ又は複数の支持が、前記1つ又は複数の流路内部でU字形状を成している、請求項に記載の車両座席用スペーサ。
  3. 前記複数のリブ構造のうちの1つ又は複数一体品から形成されている、請求項1又は2に記載の車両座席用スペーサ。
  4. 前記1つ又は複数の流路H字形状を成している、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の車両座席用スペーサ。
  5. 前記1つ又は複数の流路U字形状を成している、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車両座席用スペーサ。
  6. 前記本体部が、該本体部に柔軟性を付与するための1つ又は複数のスリットを含む、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の車両座席用スペーサ。
  7. 前記1つ又は複数の支持が、前記1つ又は複数の一体形流路壁の間に配置されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の車両座席用スペーサ。
  8. 前記車両座席用スペーサ一体品から形成されている、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の車両座席用スペーサ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の車両座席用スペーサを備え空気誘導装置。
  10. フォームパッドと、
    )前記フォームパッドに空気供給を誘導するためのダクトと、
    )車両座席用スペーサと
    を備えた座席組立体であって、
    前記車両座席用スペーサ
    )前記ダクトの端を受入れるためのダクト接続開口部を有する概ね平面状の本体部と、
    ii)前記概ね平面状の本体部から延出された1つ又は複数の一体形流路壁、流路壁区分又は両者によって画成される1つ又は複数の流路と、
    iii)前記車両座席用スペーサに柔軟性を付与するために互いに対して並置されかつ隙間によって分離された前記流路壁区分の2つ以上によって画成される1つ又は複数の可撓領域と、を備え、
    前記ダクト接続開口部が前記1つ又は複数の流路内部に配置されており、
    前記フォームパッドが前記車両座席用スペーサの前記1つ又は複数の流路と連絡している複数の開口部を含
    前記1つ又は複数の流路が、前記1つ又は複数の一体形流路壁及び、前記本体部から延出された複数のリブ構造によって画成され、前記リブ構造の各々が、
    前記流路壁区分の2つ以上を備え、そして、
    前記複数のリブ構造が並置され、かつ、前記車両座席用スペーサに柔軟性を付与するために隙間によって分離されている、
    座席組立体。
  11. 前記フォームパッド前記1つ又は複数の可撓領域の隙間の間で空気が漏れないように前記1つ又は複数の一体形流路壁の少なくとも一部分、前記流路壁区分又は両者を受入れるために前記1つ又は複数の一体形流路壁、前記流路壁区分又は前記両者によって画成される前記流路と概ね同じ形状を有する凹設区域を、使用者に面する前記フォームパッドのA側とは反対向きの該フォームパッドのB側に含む、請求項10に記載の座席組立体。
  12. 前記リブ構造の各々前記2つ以上の流路壁区分間に配置された1つ又は複数の支持備えている
    請求項10又は11に記載の座席組立体。
  13. 前記1つ又は複数の支持が前記1つ又は複数の流路内部でU字形状を成している、請求項12に記載の座席組立体。
  14. 前記複数のリブ構造の各々一体品から形成されている、請求項12又は13に記載の座席組立体。
  15. 前記車両座席用スペーサ一体品から形成されている、請求項10乃至14のいずれか一項に記載の座席組立体。
JP2017523480A 2014-10-28 2014-10-28 ランバースペーサ Expired - Fee Related JP6355845B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2014/089632 WO2016065526A1 (en) 2014-10-28 2014-10-28 Lumbar spacer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017533035A JP2017533035A (ja) 2017-11-09
JP6355845B2 true JP6355845B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=55856348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017523480A Expired - Fee Related JP6355845B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 ランバースペーサ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10384575B2 (ja)
JP (1) JP6355845B2 (ja)
KR (1) KR101773421B1 (ja)
CN (1) CN105711455B (ja)
DE (1) DE112014007110T5 (ja)
WO (1) WO2016065526A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6643726B2 (ja) * 2017-03-01 2020-02-12 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
BR112019017315B1 (pt) * 2017-03-01 2023-03-07 Ts Tech Co., Ltd Assento de veículo
WO2018216610A1 (ja) 2017-05-23 2018-11-29 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
CN108189722A (zh) * 2018-02-12 2018-06-22 上海盟栎汽配有限公司 一种座椅通风装置及通风座椅
KR20210111960A (ko) * 2020-03-04 2021-09-14 현대자동차주식회사 자동차의 슬림 시트용 통풍 장치
KR20210156021A (ko) * 2020-06-17 2021-12-24 현대자동차주식회사 차량 시트용 통풍장치

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54148609U (ja) 1978-04-07 1979-10-16
JPS54178609U (ja) * 1978-06-05 1979-12-17
JPH0417063Y2 (ja) * 1984-09-20 1992-04-16
DE3604534A1 (de) * 1986-02-13 1987-08-20 Hartmut Lohmeyer Sitzmoebel mit einem sitz und einer in sich elastisch nachgebenden rueckenlehne
JP3705395B2 (ja) 1997-04-22 2005-10-12 本田技研工業株式会社 自動車用シート構造
JP2000125990A (ja) * 1998-10-23 2000-05-09 Toyota Motor Corp 車両用シート
ES2249740T3 (es) * 2003-04-02 2006-04-01 CATEM GMBH & CO. KG Modulo de ventilador para un asiento de automovil.
US7168758B2 (en) 2003-06-05 2007-01-30 Igb Automotive Ltd. Modular comfort assembly for occupant support
JP2005287538A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 T S Tec Kk 車両用シート
CA2558828C (en) 2004-03-31 2012-01-24 Shinya Ishima Vehicle seat
JP2005287537A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 T S Tec Kk 車両用シート
US7114771B2 (en) * 2004-05-25 2006-10-03 Amerigon, Inc. Climate controlled seat
US20070262621A1 (en) * 2004-10-25 2007-11-15 Hanh Dong Apparatus for providing fluid through a vehicle seat
JP4863362B2 (ja) * 2006-04-27 2012-01-25 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
US7607739B2 (en) * 2006-05-08 2009-10-27 Lear Corporation Air routing system and method for use with a vehicle seat
CN201068119Y (zh) * 2007-06-27 2008-06-04 友联车材制造股份有限公司 汽车通风座椅结构
JP2009090016A (ja) 2007-10-11 2009-04-30 T S Tec Kk シート並びにその座部及びバックレスト
KR200443642Y1 (ko) 2007-10-19 2009-03-06 이재언 차량용 통풍 시트
JP5377895B2 (ja) 2008-06-23 2013-12-25 トヨタ紡織株式会社 通気装置を備える車両用シート
JP5349906B2 (ja) 2008-10-29 2013-11-20 トヨタ紡織株式会社 車両用シートのクッション構造体
JP5591059B2 (ja) * 2010-10-14 2014-09-17 株式会社イノアックコーポレーション ダクト入りシートパッド及びその製造方法
JP5747788B2 (ja) 2011-11-08 2015-07-15 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
KR101356157B1 (ko) * 2011-12-09 2014-01-29 현대자동차주식회사 차량의 시트
JP5988578B2 (ja) * 2011-12-28 2016-09-07 テイ・エス テック株式会社 シート
US9751439B2 (en) 2012-06-29 2017-09-05 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat
CN204236295U (zh) * 2014-10-28 2015-04-01 捷温汽车系统(中国)有限公司 间隔件、空气引导装置以及座椅组件

Also Published As

Publication number Publication date
CN105711455A (zh) 2016-06-29
US20170320416A1 (en) 2017-11-09
KR101773421B1 (ko) 2017-08-31
US10384575B2 (en) 2019-08-20
KR20170045374A (ko) 2017-04-26
JP2017533035A (ja) 2017-11-09
CN105711455B (zh) 2017-12-29
WO2016065526A1 (en) 2016-05-06
DE112014007110T5 (de) 2017-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6355845B2 (ja) ランバースペーサ
KR101314681B1 (ko) 차량 시트용 공기 조절 장치
US7114771B2 (en) Climate controlled seat
US8998311B2 (en) Seat frame for a vehicle seat
US20130097777A1 (en) Fluid delivery systems for climate controlled seats
US8235462B2 (en) Valve layer for a seat
RU2665982C2 (ru) Кресло транспортного средства с системой климат-контроля
US7578552B2 (en) Automotive vehicle seat having a comfort system
US20060087160A1 (en) Apparatus for providing fluid through a vehicle seat
US10856664B2 (en) Seat back and cushion ventilation assembly
US10327556B2 (en) Fluid distribution insert with an integral blower
WO2006124835A1 (en) Ventilated headrest
JP6472464B2 (ja) 車両座席に座っている乗客に空気を供給するための換気装置
JP5033402B2 (ja) 内装具
KR101525766B1 (ko) 차량용 통풍시트 장치
US9469228B2 (en) Seat climate control assembly and seat employing the same
CN112672915A (zh) 用于机动车辆的车辆座椅
CN204236295U (zh) 间隔件、空气引导装置以及座椅组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170627

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170627

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6355845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees