JP6355382B2 - 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、光学フィルムの製造方法に関する。
偽造防止機能や意匠性を付与したフィルムとして、ホログラムが形成された光学フィルムが知られている。このような光学フィルムは、例えば、配向膜上に形成したコレステリック液晶フィルムに加熱したホログラム原版を押し当て、ホログラム(回折格子等)を転写する方法により製造される(例えば特許文献1参照)。
また、コレステリック液晶層に選択反射波長の異なる複数の領域が設けられた偽造防止機能付シートも知られている。このようなシートは、例えば、パターン状にスリットを設けたフォトマスクを介して、コレステリック液晶層に紫外線をパターン状に照射する方法により製造される(例えば特許文献2参照)。
特開2000−347016号公報 特開2006−142699号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、加熱したホログラム原版を液晶フィルムに押し当てる必要があり、加熱下で基板や液晶層自体に圧力がかかるため、基板の変形や液晶層へのダメージが生じたり、設計していた選択反射波長からずれが生じてしまったりするなどの問題がある。
また、特許文献2に記載された方法では、紫外線をパターン状に照射する設備が必要となり、設備投資に過大なコストを要するとともに、シートの製造にも手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、偽造防止機能や意匠性を付与した光学フィルムを、液晶層にダメージを与えることなく簡易に製造することができる光学フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、液晶層を有する光学フィルムの製造方法であって、配向能を付与した配向膜上の一部の領域に溶媒を塗布して、上記一部の領域の配向能を消失させる溶媒塗布工程と、上記配向膜上に液晶材料を含む液晶性組成物を塗布し、加熱により上記液晶材料を配向させた後、配向を固定して上記液晶層を形成する液晶層形成工程と、を含む光学フィルムの製造方法を提供する。
本発明の光学フィルムの製造方法によれば、配向膜の一部の領域の配向能を溶媒塗布により消去することにより、その上に形成される液晶層は、配向能を消去した配向膜上の領域において液晶材料が配向せず、他の領域と配向状態が異なる領域が形成される。その結果、液晶層の配向状態が異なる領域により図柄が形成され、偽造防止機能や意匠性が付与された光学フィルムが得られる。そして、この液晶層の配向状態が異なる領域は、配向膜への溶媒塗布のみによって形成することが可能であるため、所望の図柄が形成された光学フィルムを液晶層にダメージを与えることなく簡易に製造することができる。特に、本発明の製造方法では、液晶層形成後に外力が加わらないため、基板の変形や液晶層へのダメージ等が生じることがない。また、液晶層形成後に再加熱されることがないため、選択反射波長のズレが生じることがない。更に、上述したようなホログラム原版やフォトマスク作製などが必要な従来技術に比べて、低コストで簡易に実施することが可能である。
本発明の製造方法においては、上記液晶材料がコレステリック液晶を含むことが好ましい。これにより、より鮮明な図柄を液晶層に容易に形成することができる。
本発明の製造方法においては、上記配向膜の上記配向能がラビングにより付与されたものであることが好ましい。ラビングにより付与された配向能は、溶媒塗布によって消去しやすいため、配向能がラビングにより付与されたものである場合、溶媒塗布工程をより容易に行うことができる。
本発明の製造方法においては、上記配向膜がポリビニルアルコールを含み、且つ、上記溶媒が水を含むことが好ましい。これにより、配向膜の一部の領域の配向能を溶媒塗布により容易に消去することができ、光学フィルムへの図柄形成をより容易に且つより簡易に行うことができる。
本発明によれば、偽造防止機能や意匠性を付与した光学フィルムを、液晶層にダメージを与えることなく簡易に製造することができる光学フィルムの製造方法を提供することができる。
本発明の光学フィルムの製造方法の一実施形態を説明するための説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(光学フィルムの製造方法)
本発明の光学フィルムの製造方法の一実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る光学フィルムの製造方法を説明するための説明図である。
まず、図1(a)に示すように、基板10上に配向膜20を形成する。図1(b)に示すように、この配向膜20表面を、ラビングロール70を用いてラビング処理し、配向膜20に配向能を付与する。
図1(c)に示すように、スタンプ(溶媒塗布手段)80に溶媒を付着させ、これを配向能を付与した配向膜20上の一部の領域(溶媒塗布部)22に押し当てることで、当該領域22に溶媒を塗布し、一部の領域22の配向能を消失させる(溶媒塗布工程)。
図1(d)に示すように、配向膜20上に液晶材料を含む液晶性組成物を塗布し、加熱により液晶材料を配向させた後、配向を固定して液晶層30を形成する(液晶層形成工程)。このとき、配向膜20の一部の領域22は配向能が消失しているため、当該領域22上に位置する液晶層30の領域において液晶材料は規則的に配向せず、他の領域とは液晶材料の配向状態が異なるため、液晶層30に図柄32が形成される。図柄32は、スタンプ80に形成された図柄に対応する。
図1(e)に示すように、液晶層30上に接着剤40を介して透光性保護フィルム50を貼り付ける。図1(f)に示すように、液晶層30から配向膜20及び基板10を剥離除去し、液晶層30/接着剤40/透光性保護フィルム50からなる光学フィルム100を得る。
上記製造方法によれば、スタンプ80等の溶媒塗布手段により配向膜20に溶媒を塗布するだけで、極めて簡単に液晶層30に図柄32を形成することができる。また、液晶層30を形成した後、加熱したホログラム原版を押し当てる等の図柄形成のための余計な外力を加える必要がないため、液晶層30にダメージを与えることもない。よって、上記製造方法により、偽造防止機能や意匠性を付与した光学フィルムを、液晶層にダメージを与えることなく簡易に製造することができる。以下、上記製造方法に用いる各材料及び各工程について、より詳細に説明する。
基板10は、配向膜20及び液晶層30の支持体として機能するものであり、液晶層30上に透光性保護フィルム50が形成された後、基板10は配向膜20と共に剥離除去される。このような機能を有する支持基板としては、例えばポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリケトンサルファイド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリアリレート、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール、セルロース系プラスチックスや、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ノルボルネン系樹脂などの鎖式または脂環式ポリオレフィン等から形成されたプラスチックフィルムやシート等が挙げられる。
また、基板10としては、プラスチックフィルムやシートの表面にシリコン処理等の表面処理をしたもの、あるいは、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂またはパラフィン系のワックスをコーティングしたもの等も使用することができる。さらに、基板10としては、プラスチックフィルムやシートに対して、エンボス加工等の物理的変形処理、親水化処理、疎水化処理等を行ったものも使用することができる。
基板10の厚みは、通常8〜200μm、好ましくは15〜150μm、さらに好ましくは20〜100μmである。厚みが8μmより薄い場合、光学フィルム製造時のハンドリング性が低下する傾向がある。また、厚みが200μmより厚い場合には、基板10を配向膜20とともに液晶層30から剥離する際の作業性が低下する傾向がある。
配向膜20は、液晶材料を配向させる機能を有する層である。なお、基板10が配向膜20を兼ねていてもよい。配向膜20を構成する材料としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート等が挙げられる。これらの中でも、溶媒塗布工程において一部の領域22の配向能を消失させやすいことから、ポリビニルアルコール、ポリイミドが好ましい。また、配向能を消失させる溶媒として水を使用でき、溶媒塗布工程がより容易となることから、配向膜20の材料にはポリビニルアルコールを用いることが特に好ましい。
配向膜20は、例えば、その構成材料を溶媒に溶解させた溶液を基板10上に塗布し、乾燥させて成膜した後、ラビング処理して配向能を付与することにより形成することができる。
配向膜20を形成する際に用いる溶媒は、使用する材料に応じて適宜選択されるが、例えば、水、エタノール、イソプロピルアルコール等が挙げられる。なお、配向膜20の形成時に用いる溶媒は、基板10を溶解しないものであることが好ましい。そのため、配向膜20の構成材料及び基板10の構成材料は、互いに溶解する溶媒が異なる材料を選択することが好ましい。
乾燥は、使用する溶媒に応じた条件で加熱処理することで行われる。乾燥条件は、使用する溶媒の種類や膜厚等によって適宜調整すればよいが、通常、30〜200℃で20〜60秒である。
配向膜20の配向処理は、公知の方法を用いて行うことができるが、大きく分類すると、ラビング処理によるものとそれ以外の方法によるものとがある。ラビング処理としては、図1(b)に示すようにラビングロール70を用いて行う方法がある。それ以外の配向処理方法としては、紫外光配向装置、軟X線配向装置等を用いて行う方法がある。
溶媒塗布工程において使用する溶媒としては、配向膜20の配向能を消失させることが可能なものであれば特に制限されないが、通常、配向膜20の構成材料を溶解可能な溶媒が用いられる。溶媒塗布工程において使用する溶媒としては、上述した配向膜20を形成する際に用いる溶媒と同様のものを用いてもよく、異なるものを用いてもよく、複数の溶媒を組み合わせて用いてもよい。また、配向膜20の材料として、例えばポリビニルアルコールを用いた場合、溶媒塗布工程において使用する溶媒としては、水を含む溶媒を用いることが好ましい。
溶媒塗布方法は、溶媒を配向膜20に塗布可能な方法であれば特に制限はなく、図1(c)に示すようなスタンプ80を用いる方法のほか、霧吹きでの噴霧、インクジェットプリンターでの印刷、グラビア印刷、凸版印刷等が挙げられる。
溶媒の塗布量は、配向膜20の一部の領域22の配向能を消失させることができる量であればよく、適宜調整される。
配向膜20の一部の領域22に溶媒を塗布した後、当該溶媒を乾燥させる。乾燥条件は、使用する溶媒の種類等によって適宜調整すればよいが、通常、室温で10〜30秒である。
配向膜20の厚みは、通常0.3〜3μm、好ましくは0.6〜2μm、さらに好ましくは0.8〜1.4μmである。厚みが0.3μmより薄い場合、基板10の微細な傷などの欠陥の影響を受けやすくなる傾向があり、3μmより厚い場合、乾燥ムラが発生しやすくなる傾向がある。
液晶層30は、配向膜20上に液晶材料を含む液晶性組成物を塗布し、加熱により液晶材料を配向させた後、配向を固定することで形成することができる。液晶材料としては、コレステリック液晶、ネマティック液晶、スメクティック液晶等が挙げられ、中でもコレステリック液晶が図柄32の視認性の観点から好ましい。以下、液晶層30がコレステリック液晶層である場合について詳述する。
コレステリック液晶層は、高分子液晶、低分子液晶またはこれらの混合物等を主成分とする液晶性組成物を用いて形成することができる。
高分子液晶としては、コレステリック配向が固定化できるものであれば特に制限はなく、主鎖型、側鎖型高分子液晶等のいずれでも使用することができる。具体的には、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステルイミドなどの主鎖型液晶ポリマー、並びに、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリマロネート、ポリシロキサンなどの側鎖型液晶ポリマーなどが挙げられる。これらの中でも、コレステリック配向を形成する上で配向性がよく、合成も比較的容易である液晶性ポリエステルが好ましい。ポリマーの構成単位としては、例えば芳香族または脂肪族ジオール単位、芳香族または脂肪族ジカルボン酸単位、芳香族または脂肪族ヒドロキシカルボン酸単位を好適な例として挙げることができる。
また、低分子液晶としては、例えばアクリロイル基、ビニル基、エポキシ基等の官能基を導入したビフェニル誘導体、フェニルベンゾエート誘導体、スチルベン誘導体などを基本骨格としたものが挙げられる。また、低分子液晶としては、ライオトロピック性を示すもの、サーモトロピック性を示すもののいずれも用いることができるが、サーモトロピック性を示すものが作業性等の観点からより好適である。
コレステリック配向を固定化する方法は公知の方法を用いることができる。例えば高分子液晶を液晶材料として用いる場合には、配向膜20上に高分子液晶を塗布した後、熱処理等によってコレステリック液晶相を発現させ、その状態から急冷してコレステリック配向を固定化する方法を用いることができる。また、低分子液晶を液晶材料として用いる場合には、配向膜20上に低分子液晶を塗布した後、熱処理等によってコレステリック液晶相を発現させ、その状態を維持したまま光、熱または電子線等により架橋させてコレステリック配向を固定化する方法等を適宜採用することができる。
また、コレステリック液晶層の耐熱性等を向上させるために、液晶性組成物に高分子液晶や低分子液晶の他に、例えばビスアジド化合物やグリシジルメタクリレート等の架橋剤を添加することもできる。これらの架橋剤を添加することにより、コレステリック液晶相を発現させた状態で架橋させることができる。さらに、液晶性組成物には、二色性色素、染料、顔料等の各種添加剤を適宜添加することもできる。
液晶層30の構成は、通常、上述したコレステリック液晶層等の1層の液晶層からなるが、必要に応じて複数の液晶層を積層してなる構成であってもよい。
液晶層30の厚みは、通常0.3〜20μm、好ましくは0.5〜10μm、さらに好ましくは0.7〜3μmである。厚みが0.3μm未満であると、特異な光学特性効果を有効に発現できない恐れがあり、20μmを超えると、乾燥ムラが発生しやすくなる傾向がある。なお、液晶層30が複数の液晶層を積層したものである場合は、その全液晶層の厚みの合計が上記範囲に入ることが望ましい。
上述したように、液晶層30には、配向膜20の配向能が消失した一部の領域22上の領域において、液晶材料の配向状態が他の領域とは異なる部分が形成され、それによって図柄32が形成される。
液晶層30上には、接着剤40を介して透光性保護フィルム50が貼り付けられる。接着剤40としては、液晶層30と透光性保護フィルム50とを接着可能なものであり、当該接着剤40を通して液晶層30に形成された図柄32を視認可能な程度に透明なものであれば特に限定されず、従来公知の様々な粘・接着剤を用いることができる。具体的には、ホットメルト型接着剤、光または電子線硬化型の反応性接着剤等を適宜用いることができる。これらの中でも、作業性等の観点から反応性接着剤が好ましい。
ホットメルト型接着剤としては特に制限はないが、作業性等の観点から、ホットメルトの作業温度が250℃以下、好ましくは80〜200℃、さらに好ましくは100〜160℃程度のものが好ましい。ホットメルト型接着剤として具体的には、例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、熱可塑性ゴム系、ポリアクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール系樹脂、石油系樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂等をベース樹脂とするホットメルト接着剤を用いることができる。
反応性接着剤としては、光または電子線重合性を有するプレポリマーおよび/またはモノマーに、必要に応じて他の単官能または多官能性モノマー、各種ポリマー、安定剤、光重合開始剤、増感剤等を配合して用いることができる。
光または電子線重合性を有するプレポリマーとしては、具体的にはポリエステルアクリレート、ポリエステルメタクリレート、ポリウレタンアクリレート、ポリウレタンメタクリレート、エポキシアクリレート、エポキシメタクリレート、ポリオールアクリレート、ポリオールメタクリレート等を例示することができる。また、光または電子線重合性を有するモノマーとしては、単官能アクリレート、単官能メタクリレート、2官能アクリレート、2官能メタクリレート、3官能以上の多官能アクリレート、多官能メタクリレート等が例示できる。また、これらは市販品を用いることもでき、例えばアロニックス(アクリル系特殊モノマー、オリゴマー;東亞合成(株)製)、ライトエステル(共栄社化学(株)製)、ビスコート(大阪有機化学工業(株)製)等も本発明に用いることができる。
また、光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン誘導体類、アセトフェノン誘導体類、ベンゾイン誘導体類、チオキサントン類、ミヒラーケトン、ベンジル誘導体類、トリアジン誘導体類、アシルホスフィンオキシド類、アゾ化合物等を用いることができる。
本発明に用いることができる光または電子線硬化型の反応性接着剤の粘度は、接着剤の加工温度等により適宜選択するものであり一概にはいえないが、通常25℃で10〜2000mPa・s、好ましくは50〜1000mPa・s、さらに好ましくは100〜500mPa・sである。粘度が10mPa・sより低い場合、所望の厚さが得られ難くなる。また、2000mPa・sより高い場合には、作業性が低下する恐れがあり望ましくない。粘度が上記範囲から外れている場合には、適宜、溶剤やモノマー割合を調整し所望の粘度にすることが好ましい。
また、光硬化型の反応性接着剤を用いた場合、その接着剤の硬化方法としては公知の硬化手段、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を使用することができる。また、露光量は、用いる反応性接着剤の種類により異なるため一概にはいえないが、通常50〜2000mJ/cm、好ましくは100〜1000mJ/cmである。
また、電子線硬化型の反応性接着剤を用いた場合、その接着剤の硬化方法としては、電子線の透過力や硬化力により適宜選定されるものであり一概にはいえないが、通常、加速電圧が50〜1000kV、好ましくは100〜500kVの条件で照射して硬化することができる。
接着剤40の厚みは特に限定されないが、通常0.5〜50μm、好ましくは1〜10μmである。また、接着剤40の形成方法としては、例えばロールコート法、ダイコート法、バーコート法、カーテンコート法、エクストルージョンコート法、グラビアロールコート法、スプレーコート法、スピンコート法等の公知の方法を用いることができる。
透光性保護フィルム50としては、当該透光性保護フィルム50を通して液晶層30に形成された図柄32を視認可能な程度に透明なものであれば特に限定されないが、例えば、トリアセチルセルロース、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンサルファイド、アモルファスポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等から形成されるフィルムが挙げられる。これらの中でも、加工性の観点から、トリアセチルセルロースフィルムを用いることが好ましい。
透光性保護フィルム50の厚みは特に限定されないが、通常8〜200μm、好ましくは20〜100μmである。
配向膜20及び基板10を液晶層30から剥離する方法は特に限定されないが、例えば、配向膜20や基板10の角または端部に粘着テープを貼り付けて人為的に剥離する方法、ロール等を用いて機械的に剥離する方法、構造材料全てに対する貧溶媒に浸漬した後に機械的に剥離する方法、貧溶媒中で超音波をあてて剥離する方法、配向膜20または基板10と液晶層30との熱膨張係数の差を利用し、温度変化を与えて剥離する方法等により行うことができる。
液晶層30/接着剤40/透光性保護フィルム50からなる光学フィルム100は、偽造防止用、装飾用等として使用することができる。光学フィルム100は、液晶層30の側に粘着剤などを塗布して、ラベル、タグ、化粧箱、梱包材、包装材などに貼り付けて使用することができる。また、光学フィルム100は、液晶層30の側にホットメルト剤を塗布した上でホットメルト剤の側をラベルなどに接触させ、透光性保護フィルム50の側からホットスタンプをし、接着剤40及び透光性保護フィルム50を剥離して用いることもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(合成例1:コレステリック液晶化合物の合成)
蒸留精製したテトラヒドロフラン180gに、4−(6−アクリロイロキシヘキシルオキシ)安息香酸151.3g(518mmol)と2,6−ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール1.5gとを溶解した後、ジイソプロピルエチルアミン70.1g(543mmol)を加え、溶液を得た。この溶液を、メタンスルホニルクロリド62.1g(543mmol)のテトラヒドロフラン溶液を−10℃に冷却したもの中に攪拌しながら滴下した。滴下終了後、該反応液を0℃まで昇温してさらに攪拌した後、メチルヒドロキノン29.87g(246mmol)のテトラヒドロフラン溶液を反応液中に滴下した。さらに反応液を攪拌し、4−ジメチルアミノピリジン3.0g(25mmol)をトリエチルアミン62.4g(617mmol)に溶解したものを反応液中に滴下した。滴下後、反応液を0℃で1時間攪拌し、次いで室温に昇温してさらに5時間攪拌した。反応終了後、反応液を1000mlの酢酸エチルで希釈し、分液ロートに移した後、1規定塩酸で分液し、さらに有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和硫酸マグネシウム水溶液で洗浄した。有機層に100gの無水硫酸マグネシウムを加えて室温で1時間攪拌することにより脱水・乾燥し、硫酸マグネシウムを濾別後、ロータリーエバポレーターにより濃縮してメチルヒドロキノン−ビス(4−(6−アクリロイロキシヘキシルオキシ)安息香酸)エステルを粗生成物として得た。該粗生成物を酢酸エチル/メタノールにより再結晶することによりメチルヒドロキノン−ビス(4−(6−アクリロイロキシヘキシルオキシ)安息香酸)エステル146.9gを白色結晶として得た(収率85.2%)。得られた化合物のGPCによる純度は98.7%であった。GPCは、溶出溶媒としてテトラヒドロフランを用い、高速GPC用充填カラム(TSKgel G−1000HXL)を装着した東ソー製GPC分析装置CCP&8000(CP−8000、CO−8000、UV−8000)により行った。得られたメチルヒドロキノン−ビス(4−(6−アクリロイロキシヘキシルオキシ)安息香酸)エステルを偏光顕微鏡下、メトラーホットステージで観察すると、室温では結晶相であり、85℃付近でネマティック相に転移し、さらに加熱すると115℃付近で等方相となることが確認された。
(実施例1)
PEN(ポリエチレンナフタレート)フィルム上に、PVA(ポリビニルアルコール)4質量%、純水76.8質量%、IPA(イソプロピルアルコール)19.2質量%からなる溶液を、乾燥後の厚みで1.2μmとなるように塗布し、40℃から130℃まで順次高温となる乾燥炉で36秒間乾燥させて配向膜を形成した。この配向膜に対して、ラビング布を貼り付けたラビングロールを用いてラビング処理を施した。
水とエタノールの混合溶媒(水:エタノール=2:1(質量比))を付着させたスタンプを上記配向膜上に0.2秒間押し当てることで、溶媒を配向膜に塗布した。その後、溶媒を塗布した部分を室温で15秒間乾燥させた。
上記配向膜上に、合成例1で得られたコレステリック液晶化合物12質量%、NMP(N−メチルピロリドン)88質量%からなる溶液を、乾燥後の厚みで1.3μmとなるように塗布し、50℃から110℃まで徐々に温度が上昇する乾燥炉で4分間加熱して乾燥させた。次いで、193℃に加熱した熱処理炉に5分間放置して液晶を配向させ、室温まで急冷して配向を固定し、コレステリック液晶層を形成した。
上記液晶層上に、紫外線硬化型接着剤(東亞合成(株)製、商品名:アロニックスUV−3630)を介してTAC(トリアセチルセルロース)フィルムを貼り付け、高圧水銀灯により光照射を行って接着剤を硬化させた。その後、液晶層から配向膜及びPENフィルムを剥離し、液晶層/接着剤/TACフィルムからなる光学フィルムを得た。
得られた光学フィルムの液晶層にはスタンプの図柄が形成されていることが確認された。光学フィルムに形成された図柄は、鮮明で容易に視認可能なものであった。また、液晶層へのダメージの発生も確認されなかった。
10…基板、20…配向膜、22…一部の領域(溶媒塗布部)、30…液晶層、32…図柄、40…接着剤、50…透光性保護フィルム、70…ラビングロール、80…スタンプ。

Claims (9)

  1. 液晶層を有する光学フィルムの製造方法であって、
    配向能を付与した配向膜上の一部の領域に、前記配向膜の構成材料を溶解可能であり、且つ、水を含む溶媒を塗布して、前記一部の領域の配向能を消失させる溶媒塗布工程と、
    配向能が消失した一部の領域を有する配向膜上に液晶材料を含む液晶性組成物を塗布し、加熱により前記液晶材料を配向させた後、配向を固定して前記液晶層を形成する液晶層形成工程と、
    を含む光学フィルムの製造方法。
  2. 前記液晶材料がコレステリック液晶を含む、請求項1記載の光学フィルムの製造方法。
  3. 前記配向膜の前記配向能がラビングにより付与されたものである、請求項1又は2記載の光学フィルムの製造方法。
  4. 前記配向膜がポリビニルアルコールを含み、且つ、前記溶媒が水、又は、水を含むエタノール、水を含むイソプロピルアルコール若しくはそれらの混合溶媒である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法。
  5. 液晶層を有する光学フィルムであって、
    前記液晶層の一部の領域の液晶材料と他の領域の液晶材料とは同一の材料であり、且つ、前記一部の領域の液晶材料と前記他の領域の液晶材料とは配向状態が異なり、
    前記液晶層は、配向能が消失した一部の領域を有する配向膜上に前記液晶材料を塗布してなる層である、光学フィルム。
  6. 前記一部の領域の液晶材料と前記他の領域の液晶材料との配向状態が異なることで前記液晶層に図柄が形成された、請求項5記載の光学フィルム。
  7. 前記液晶材料がコレステリック液晶を含む、請求項5又は6記載の光学フィルム。
  8. 前記液晶層の一方の面上に透光性保護フィルムを更に有する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の光学フィルム。
  9. 前記液晶層の前記透光性保護フィルムとは反対側の面上に粘着剤又はホットメルト剤を更に有する、請求項8に記載の光学フィルム。
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