JP6355007B1 - シーラントフィルムの製造方法 - Google Patents
シーラントフィルムの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6355007B1 JP6355007B1 JP2017567481A JP2017567481A JP6355007B1 JP 6355007 B1 JP6355007 B1 JP 6355007B1 JP 2017567481 A JP2017567481 A JP 2017567481A JP 2017567481 A JP2017567481 A JP 2017567481A JP 6355007 B1 JP6355007 B1 JP 6355007B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- layer
- resin
- propylene
- sealant film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/09—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
- B29C48/10—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels flexible, e.g. blown foils
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/30—Extrusion nozzles or dies
- B29C48/32—Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C55/00—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
- B29C55/28—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of blown tubular films, e.g. by inflation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/885—External treatment, e.g. by using air rings for cooling tubular films
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
Description
すなわち、本発明は、プロピレン系ブロック共重合体樹脂を含有する樹脂をインフレーション法の押出フィルム製造装置に供給し、1.0〜2.9のブロー比かつ7〜60のドローダウン比で溶融押出することを特徴とするシーラントフィルムの製造方法を提供する。
インフレーション法としては、空冷インフレーション法が好ましく、上向きの空冷インフレーション法が特に好ましく使用できる。フィルムを単層とする場合には押出機一台と単層サーキュラーダイを使用し、多層とする場合には複数台の押出機と多層サーキュラーダイを使用する。これらを用いて円筒状の溶融樹脂を上向きに押し出したのち、必要に応じて円筒状の溶融樹脂を膨張させて引き取ると共に、空冷にて溶融樹脂を冷却固化させた後、適宜裁断して所望のフィルムを得ることができる。
プロピレン系ブロック共重合体樹脂の融点は、耐熱性と耐衝撃性のバランスから155〜165℃であることが好ましく、157〜163℃であることがより好ましい。
プロピレン系ブロック共重合体樹脂のメルトフローレート(MFR)は、成形が容易であり、また好適な耐衝撃性を得やすいことから、0.5〜10g/10分(230℃、21.18N)であることが好ましく、0.8〜8g/10分であることがより好ましく、1〜6g/10分であることがさらに好ましい。
なかでも、ポリエチレン系エラストマー、特に、エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィンとの共重合体は、プロピレン系ブロック共重合体との相溶性が良好で、耐衝撃性が高くなるため好ましく使用できる。
配向度F=(Dmax−1)/(Dmin+2)
Dmax:偏光子を回転させて測定した最大透過率
Dmin:同様に測定した最小透過率
なお、当該数値は997cm−1における吸収を用いて算出する。
プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)(MFR3.2g/10min(230℃、21.18N)、融点162℃)98質量%と高溶融張力のプロピレン単独重合体(1)(MFR1.0g/10min(230℃、21.18N)、融点161℃、溶融張力(230℃)0.23N)2質量%を用いて、層(A)用押出機(口径40mm)、層(B)用押出機(口径50mm)、層(C)用押出機(口径40mm)に供給して200℃で溶融した。その溶融した樹脂を、直径200mm、リップ開度3.2mmのスパイラル型5層ダイを備えた空冷インフレーション法の共押出多層フィルム製造装置に供給して、ブロー比が1.3、ドローダウン比が43となるように共溶融押出を行って、フィルムの層構成が、外層側から層(A)/層(B)/層(C)の層構成で、各層の厚みが、20/60/20%の全厚60μmのシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)(98%と高溶融張力のプロピレン単独重合体(1)2質量%を用いて、層(A),(B),(C),(D),(E)用の各押出機(口径40mm)に供給して200℃で溶融した。その溶融した樹脂を、直径150mm、リップ開度3.2mmのスパイラル型5層ダイを備えた空冷インフレーション法の共押出多層フィルム製造装置に供給して、ブロー比が1.5、ドローダウン比が37となるように共溶融押出を行って、フィルムの層構成が、外層側から層(A)/層(B)/層(C)/層(D)/層(E)の5層構成で、各層の厚みが、20/20/20/20/20%の全厚60μmのシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
共溶融押出時のリップ開度を1.2mm、ブロー比を2.0、ドローダウン比を11とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
共溶融押出時のブロー比を2.3、ドローダウン比を27とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
共溶融押出時のリップ開度を1.2mm、ブロー比を2.5、ドローダウン比を9とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
共溶融押出時のブロー比を2.8、ドローダウン比を20とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)93質量%と高溶融張力のプロピレン単独重合体(1)2質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)(MFR3.5g/10min(190℃、21.18N)、密度0.885g/cm3)5質量%とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)70質量%と高溶融張力のプロピレン単独重合体(1)20質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%とした以外は、実施例1と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(2)(MFR2.5g/10min(230℃、21.18N)、融点163℃)85質量%、高溶融張力のプロピレン単独重合体(1)5質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%、ドローダウン比を39とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(3)(MFR3.0g/10min(230℃、21.18N)、融点162℃)82質量%、高溶融張力のプロピレン単独重合体(2)(MFR3.0g/10min(230℃、21.18N)、融点161℃、溶融張力(230℃)0.13N)8質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%、ドローダウン比を36とした以外は、実施例2と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(3)75質量%、高溶融張力のプロピレン単独重合体(2)15質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%とした以外は、実施例10と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(3)70質量%、高溶融張力のプロピレン単独重合体(2)25質量%、エチレン−αオレフィン共重合体(1)(MFR3.6g/10min(190℃、21.18N)、密度0.931g/cm3)5質量%とした以外は、実施例10と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(4)(MFR5.0g/10min(230℃、21.18N)、融点157℃)82質量%、高溶融張力のプロピレン単独重合体(2)8質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%とした以外は、実施例10と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(4)(MFR5.0g/10min(230℃、21.18N)、融点157℃)77質量%、高溶融張力のプロピレン単独重合体(2)8質量%、エチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)15質量%とした以外は、実施例10と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)100質量%、ブロー比を1.5、ドローダウン比を39とした以外は、実施例1と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(2)90質量%とエチレン−ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%とした以外は、実施例15と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)98質量%と高溶融張力のプロピレン単独共重合体(1)2質量%を用いて、層(A),(B),(C),(D),(E)用の各押出機(口径40mm)に供給して200℃で溶融した。その溶融した樹脂を、直径150mmリップ開度1.2mmのスパイラル型5層ダイを備えた空冷インフレーション法の共押出多層フィルム製造装置に供給して、ブロー比が2.8、ドローダウン比が6となるように共溶融押出を行って、フィルムの層構成が、外層側から層(A)/層(B)/層(C)/層(D)/層(E)の5層構成で、各層の厚みが、20/20/20/20/20%の全厚60μmのシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
共溶融押出時のリップ開度を3.2mm、ブロー比を3.0、ドローダウン比を18とした以外は、比較例1と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
プロピレン−エチレンブロック共重合体(2)90質量%とエチレン−ブテン1ランダム共重合体10質量%を用いて、層(A)用押出機(口径40mm)、層B用押出機(口径50mm)、層C用押出機(口径50mm)に供給して250℃にて溶融した。その溶融した樹脂をフィードブロックを有するTダイ・チルロール包の共押出多層フィルム製造装置(フィードブロック温度及びTダイ温度:250℃)にそれぞれ供給して、ドローダウン比が18となるように共溶融押出を行って、フィルムの層構成が外層側から層(A)/層(B)/層(C)の3層構成で、各層の厚み比率が20/60/20%の全厚60μmのシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
押出機に供給する樹脂を、プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)95質量%と高溶融張力のプロピレン単独重合体(1)5質量%とした以外は、比較例3と同様にしてシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
プロピレン単独共重合体(1)(MFR2.5g/10min(230℃、21.18N), 融点163℃)を用いて、層(A),(B),(C),(D),(E)用の各押出機(口径40mm)に供給して200℃で溶融した。その溶融した樹脂を、直径150mm、リップ開度3.2mmのスパイラル型5層ダイを備えた空冷インフレーション法の共押出多層フィルム製造装置に供給して、ブロー比が1.5、ドローダウン比が35となるように共溶融押出を行って、フィルムの層構成が、外層側から層(A)/層(B)/層(C)/層(D)/層(E)の5層構成で、各層の厚みが、20/20/20/20/20%の全厚60μmのシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
プロピレン−エチレンブロック共重合体(1)90質量%と、エチレン-ブテン1ランダム共重合体(1)10質量%の樹脂混合物を、層(A)用押出機(口径40mm)、層(B)用押出機(口径50mm)、及び層(C)用押出機用(口径40mm)に供給して250℃で溶融した。その溶融した樹脂をフィードブロックを有するTダイ・チルロール法の共押出多層フィルム製造装置(フィードブロック及びTダイ温度:250℃)にそれぞれ供給して共溶融押出を行って、フィルムの層構成が層(A)/層(B)/層(C)の3層構成で、各層の厚み比率が20/60/20%、全厚みが240μmとなるように押出た。40℃の水冷金属冷却ロール上で固化し、次いで、近接ロール延伸法により120℃で縦4倍延伸した後、125℃で熱固定し、全厚み60μmのシーラントフィルムを得た。また、オンラインで層(A)の表面にコロナ処理を施した。
得られたシーラントフィルムを、JIS K7105に基づきヘイズメーター(日本電飾工業株式会社製)を用いて測定した(単位:%)。
日本分光株式会社製透過赤外分光光度計を用いて測定した赤外二色比(D)より、下記の式から算出した。
配向度F=(Dmax−1)/(Dmin+2)
Dmax:偏光子を回転させて測定した最大透過率
Dmin:同様に測定した最小透過率
また、997cm−1における吸収を用いて算出した。
JIS K7128−1(トラウザー法)に従い、23℃、50%Rhの恒温室内にて流れ方向の引き裂き強度を測定した。
0.4N以下 ◎ ; 著しく引き裂き性に優れる
0.4〜1.0N 〇 ; 引き裂き性を有する
1.0N以上 × ; 引き裂き性に劣る
得られたシーラントフィルムから、流れ方向の長さが150mm、幅方向の長さが50mmの試験片を切り出し、幅方向の中央に20mmの間隔で2本の切れ込みを20mm入れ、切れ込みの先端の幅を実測した(W0)。切れ込みの先端部に、予め用意した厚み0.3mm、幅15mm、長さ160mmのポリエステルシートをテープで貼り付けた。貼り付けたポリエステルシートを180°方向に折り返し、その先端部及びそれとは反対に位置する切れ込み部を除いた試験片を引っ張り試験機に取り付け、1000mm/minのスピードで、200mm引き裂き、その終点の幅を実測した(W1)。得られた測定値にもとづき、以下の式から保持率を求め、直進引き裂き性の指標とした。
保持率[%]= W1/W0×100
100±10% ◎ ; 著しく直進引き裂き性に優れる
100±10〜30% 〇 ; 直進引き裂き性を有する
100±30%超 × ; 直進引き裂き性に劣る
厚さ15μmの二軸延伸ポリアミドフィルム上に、ワイヤーバーを用いて、塗布厚みが3.5g/m2となるようにポリエステル系接着剤を塗布した。接着剤を乾燥後、上記にて得られたシーラントフィルムのコロナ処理面を貼り合わせ、40℃で24時間乾燥し、ヒートシール試験用ラミネートフィルムを得た。得られたフィルムを用いて、190℃、0.2MPa、1秒の条件でヒートシールした試験片を作成し、オートクレーブを用いて、121℃、30分の加熱処理を施した。加熱処理後の試験片を15mm幅に裁断し、引張試験機にて、シール強度を測定した。30N/15mm以上のものは、包装用途において良好なシール強度を有するものと評価した。
シーラントフィルムを0℃の環境下で4時間そのままの状態で静置した。その後、テスター産業製BU−302型フィルムインパクトテスターを用いて、振り子の先端に1インチのヘッドを取り付け、衝撃強度を測定した。0.5J以上のものは、包装用途において良好な耐衝撃性を有するものと評価した。
厚さ15μmの二軸延伸ポリアミドフィルム上に、ワイヤーバーを用いて、塗布厚みが3.5g/m2となるようにポリエステル系接着剤を塗布した。接着剤を乾燥後、シーラントフィルムのコロナ処理面を貼り合わせ、40℃で3日間乾燥し、耐レトルト試験用ラミネートフィルムを得た。得られたフィルムを用いて、内寸100mm×160mmとなるよう、190℃、0.2MPa、1秒の条件でヒートシールした3方袋を作成し、水200mlを入れ、同じ条件で密封シールした。次いで、レトルト釜を用いて、121℃、30分の加熱処理を施した。
〇:破袋や微量な水漏れ等の発生が無い
×:破袋、或いは水漏れが発生
Claims (4)
- プロピレン系ブロック共重合体樹脂と、ポリエチレン系エラストマーとを含有するシーラントフィルムの製造方法であって、
前記シーラントフィルムに含まれる樹脂成分中の前記プロピレン系ブロック共重合体樹脂の含有量が70質量%以上であり、前記シーラントフィルム中に含まれる樹脂成分中の前記ポリエチレン系エラストマーの含有量が1〜20質量%であり、
前記プロピレン系ブロック共重合体樹脂と、前記ポリエチレン系エラストマーとを含有する樹脂配合物をインフレーション法の押出フィルム製造装置に供給し、1.0〜2.9のブロー比かつ7〜60のドローダウン比で溶融押出することを特徴とするシーラントフィルムの製造方法。 - 前記押出フィルム製造装置に供給する樹脂配合物が、高溶融張力のポリプロピレン樹脂を含有する請求項1記載の製造方法。
- 前記高溶融張力のポリプロピレン樹脂のメルトフローレート(MFR)が0.1〜18g/10分(230℃、21.18N)である請求項2に記載の製造方法。
- 赤外吸収分光法(IR)により測定されるシーラントフィルムの配向度が0.1〜0.7である請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016200123 | 2016-10-11 | ||
JP2016200123 | 2016-10-11 | ||
PCT/JP2017/035174 WO2018070257A1 (ja) | 2016-10-11 | 2017-09-28 | シーラントフィルムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6355007B1 true JP6355007B1 (ja) | 2018-07-11 |
JPWO2018070257A1 JPWO2018070257A1 (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=61905422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017567481A Active JP6355007B1 (ja) | 2016-10-11 | 2017-09-28 | シーラントフィルムの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6355007B1 (ja) |
WO (1) | WO2018070257A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6888657B2 (ja) * | 2019-09-25 | 2021-06-16 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物鮮度保持包装容器、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 |
JP6888712B1 (ja) * | 2020-04-22 | 2021-06-16 | 住友ベークライト株式会社 | 青果物鮮度保持包装容器、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09174776A (ja) * | 1995-12-21 | 1997-07-08 | Okura Ind Co Ltd | ラミネートフィルム、及びこれを用いたレトルト用パウチ |
JP2003105162A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sunallomer Ltd | レトルト殺菌処理に適したポリプロピレン系樹脂組成物からなるフィルム |
JP2004115704A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリエステル系熱可塑性樹脂組成物およびそのフィルム |
JP2012082857A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 断熱体用外装フィルム及び断熱体 |
-
2017
- 2017-09-28 WO PCT/JP2017/035174 patent/WO2018070257A1/ja active Application Filing
- 2017-09-28 JP JP2017567481A patent/JP6355007B1/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09174776A (ja) * | 1995-12-21 | 1997-07-08 | Okura Ind Co Ltd | ラミネートフィルム、及びこれを用いたレトルト用パウチ |
JP2003105162A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sunallomer Ltd | レトルト殺菌処理に適したポリプロピレン系樹脂組成物からなるフィルム |
JP2004115704A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリエステル系熱可塑性樹脂組成物およびそのフィルム |
JP2012082857A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 断熱体用外装フィルム及び断熱体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2018070257A1 (ja) | 2018-10-18 |
WO2018070257A1 (ja) | 2018-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6341340B2 (ja) | シーラントフィルム及び包装材 | |
JP5560042B2 (ja) | シュリンクフィルムおよび筒状シュリンクラベル | |
WO2003059996A1 (fr) | Films polyesters | |
JP6863085B2 (ja) | シーラントフィルム及び包装材 | |
JP6255910B2 (ja) | 多層フィルム及びこれを用いる包装材 | |
JP6057040B1 (ja) | シーラントフィルム及びラミネートフィルム | |
JP2024009168A (ja) | 袋 | |
JPH09254346A (ja) | 多層ポリエステルシートおよびそれを加工してなる包装容器 | |
JP6355007B1 (ja) | シーラントフィルムの製造方法 | |
JPWO2005105440A1 (ja) | 易引裂き性2軸延伸ポリエステル系フィルム | |
JP2002347192A (ja) | 多層延伸フィルム | |
JP6988082B2 (ja) | シーラントフィルム及び包装材 | |
JP5761472B1 (ja) | バリア性積層体及びこれを用いた包装材 | |
JP6424997B1 (ja) | シーラントフィルム及び包装材 | |
JP6168255B2 (ja) | シーラントフィルム及びラミネートフィルム | |
JP6513919B2 (ja) | シュリンクラベル | |
JP7419802B2 (ja) | 積層フィルム及び包装材 | |
JP7033266B2 (ja) | 積層体及び該積層体で構成される袋並びに積層体の製造方法 | |
JP2006341424A (ja) | 接着性に優れた二軸延伸ポリエステル系フィルム | |
JP7056174B2 (ja) | 積層体及び該積層体で構成される袋 | |
JP6477985B2 (ja) | 積層フィルム、ラミネートフィルム及び包装容器 | |
JP2018167573A (ja) | 積層体及び該積層体で構成される袋 | |
WO2012132632A1 (ja) | シュリンクフィルムおよびシュリンクラベル | |
JP3846974B2 (ja) | 多層構造体 | |
JP6481403B2 (ja) | ミネラルオイルバリア性包装材及びこれを用いた包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171226 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20171226 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20180118 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20180220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180308 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180530 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6355007 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |