JP6354203B2 - 4輪駆動車のトランスファ装置 - Google Patents
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Description
これに対し、例えば、駆動源からの駆動力の回転方向を変えるギア機構と、駆動源からギア機構への駆動力伝達を断接するクラッチ機構を同一ケース内に隣接配置して収納する場合では、このギア機構とクラッチ機構を同じオイルで潤滑することが一般的である。しかも、このようなギア機構とクラッチ機構を同一オイルで潤滑する際、双方の粘度要求を満たすために比較的高粘度の潤滑オイルを用いることが考えられる。
すなわち、ギア機構は常時噛合っているために比較的高い極圧性や耐摩耗性が要求されるので潤滑オイルの粘度要求が高くなっている。一方、クラッチ機構は、解放時には潤滑オイルの極圧性や耐摩耗性が不要になるため潤滑オイルの粘度要求が低くなっている。しかし、このようなギア機構とクラッチ機構の潤滑を同一オイルで行うには、高い粘度の潤滑オイルを用いなければ、ギア機構における粘度要求に応えることができなくなってしまう。そのため、比較的高粘度の潤滑オイルを用いる必要がある。
しかしながら、この場合では、潤滑オイルの粘度要求が低いクラッチ機構でのオイル撹拌フリクションが大きくなり、燃費が悪化するという問題があった。
前記ギア機構は、前記主駆動輪から前記副駆動輪への駆動分岐位置に設けられ、前記駆動源からの駆動力の回転方向を変える。また、このギア機構は、左右輪の作動を許容するデファレンシャルのデフケースに連結したシャフト部材が挿入貫通されるシャフト部、及び、前記シャフト部に取り付けられたギア部を有するリングギアと、前記リングギアに噛み合うと共に、前記主駆動輪と前記副駆動輪の間に配設されたプロペラシャフトに連結されたピニオンギアと、を有している。
前記クラッチ機構は、前記駆動源から前記ギア機構への駆動力伝達を断接する。また、このクラッチ機構は、前記デフケースに連結したシャフト部材に連結された入力側部材と、前記シャフト部に連結されると共に前記入力側部材に対して締結解放される出力側部材と、を有している。
前記トランスファケースは、前記ギア機構と前記クラッチ機構を隣接して収納すると共に、前記ギア機構を収納するギア室と、前記クラッチ機構を収納するクラッチ室と、前記ギア室と前記クラッチ室を分割するオイルシールと、を有している。
また、前記オイルシールは、前記シャフト部と前記トランスファケースとの間に配置されると共に、前記ギア機構を挟む位置に設けられた第1オイルシールと第2オイルシールとを有し、前記第1オイルシール及び前記第2オイルシールが接触する前記シャフト部は、単一部品によって形成されている。
そして、前記ギア室には、第1潤滑オイルを封入する。また、前記クラッチ室には、前記第1潤滑オイルよりも低粘度の第2潤滑オイルを封入する。
これにより、潤滑オイルの粘度要求が比較的低いクラッチ機構は、低粘度の潤滑オイルによって潤滑される。そのため、クラッチ機構によって潤滑オイルを撹拌する際の撹拌抵抗が下がり、撹拌フリクションの低減を図ることができる。そして、撹拌フリクションが低減することで燃費悪化を抑制することができる。
まず、実施例1の4輪駆動車のトランスファ装置における構成を、「4輪駆動車の駆動系構成」、「4輪駆動車の制御系構成」、「駆動モード切り替え構成」、「トランスファ装置の詳細構成」に分けて説明する。
図1は、実施例1のトランスファ装置が適用された前輪駆動ベースの4輪駆動車の駆動系構成を示す。以下、図1に基づき、実施例1の4輪駆動車の駆動系構成を説明する。
すなわち、エンジン1及び変速機2を経過した駆動力は、フロントデファレンシャル3を介して左右前輪ドライブシャフト4,5に伝達され、差動を許容しながら主駆動輪である左右前輪6,7を常時駆動する。
ここでは、前記4輪駆動車の後輪駆動系を、ドグクラッチ8と電制カップリング16を共に解放することで、副駆動輪である左右後輪19,20をエンジン1から切り離した2輪駆動走行(=ディスコネクト2輪駆動モード)と、ドグクラッチ8と電制カップリング16を共に締結することで、副駆動輪である左右後輪19,20をエンジン1に接続した4輪駆動走行(=コネクト4輪駆動モード)と、を選択することが可能な駆動系構成としている。なお、ドグクラッチ8を解放することにより、ドグクラッチ8より下流側の駆動系回転(プロペラシャフト12等の回転)を停止することができ、フリクション損失やオイル撹拌損失などが抑えられ、燃費向上が達成される。
このドグクラッチ8は、一対の噛み合い部材(図1では不図示)を有する噛み合いクラッチであり、例えば、一方の噛み合い部材を固定部材とし他方の噛み合い部材を可動部材とし、固定部材と可動部材との間に締結方向に付勢するバネ(不図示)を設け、可動部材の外周にソレノイドピン(不図示)と嵌合可能なネジ溝(不図示)が形成されたものを用いる。このドグクラッチ8は、ネジ溝に対しソレノイドピンを突出させて嵌合すると、可動部材が回転しながら解放方向にストロークし、ストローク量が所定量を超えることで、噛み合い締結を解放する。一方、ネジ溝に対するソレノイドピンの嵌合を解除すると、バネ付勢力により固定部材に向かって可動部材が締結方向にストロークし、両者の歯部が噛み合って締結する。
この電制カップリング16としては、例えば、入力側クラッチプレートと出力側クラッチプレートを交互に複数配置した多板摩擦クラッチと、対向するカム面を有する固定カムピストン(不図示)及び可動カムピストン(不図示)と、対向するカム面間に介装されたカム部材(不図示)と、を有するものを用いる。電制カップリング16の締結は、電動モータ(不図示)が可動カムピストンを回転させることで生じるピストン間隔を拡大するカム作用により、可動カムピストンが回転角に応じてクラッチ締結方向にストロークし、多板摩擦クラッチの摩擦締結力を増すことで行う。電制カップリング16の解放は、電動モータが可動カムピストンを締結方向とは逆方向に回転させることで生じるピストン間隔を縮小するカム作用により、可動カムピストンが回転角に応じてクラッチ解放方向にストロークし、多板摩擦クラッチの摩擦締結力を減じることで行う。
図2は、実施例1のトランスファ装置が適用された前輪駆動ベースの4輪駆動車の制御系構成を示す。以下、図2に基づき、実施例1の4輪駆動車の制御系構成を説明する。
そして、この4WDコントロールユニット34は、ドグクラッチアクチュエータ48(ソレノイドピン)と電制カップリングアクチュエータ49(電動モータ)に駆動制御指令を出力する。ここで、CAN通信線37以外からの入力情報源として、駆動モード選択スイッチ50、ブレーキ操作の有無を検出するブレーキスイッチ51、リングギア回転数センサ52、ドグクラッチストロークセンサ53、モータ回転角度センサ54等を有する。
つまり、「エコオートモード」の選択時には、スタンバイ2輪駆動モード中、電制カップリング16を完全解放状態にして待機する。これに対し、「スポーツオートモード」の選択時には、スタンバイ2輪駆動モード中、電制カップリング16を締結直前の解放状態にして待機する。なお、この「エコオートモード」と「スポーツオートモード」は、ドライバーによって任意に選択される。
図3は、実施例1の「オートモード」選択時の車速とアクセル開度に応じた駆動モード切り替えマップを示し、図4は、駆動モード(ディスコネクト2輪駆動モード・スタンバイ2輪駆動モード・コネクト4輪駆動モード)の切り替え遷移を示す。以下、図3及び図4に基づき、駆動モード切り替え構成を説明する。
この3つの駆動モードは、アクセル開度ゼロで設定車速VSP0の基点aから車速の上昇に比例してアクセル開度が上昇する領域区分線Aと、領域区分線Aとの交点bから高車速側に引いた一定アクセル開度ACC0の領域区分線Bと、により分けている。
また、「遷移速度」とは、切り替え要求が発生してから遷移完了までの時間である。ここでは、この遷移速度が遅い場合(矢印G、矢印I)には、切り替え要求出力後所定時間が経過してからモード遷移制御を開始する。また、遷移速度が速い場合(矢印F、矢印H、矢印J、矢印K)には、切り替え要求出力後直ちにモード遷移制御を開始する。
図5は、実施例1のトランスファ装置を示す断面図である。以下、図5に基づき、実施例1のトランスファ装置の詳細構成を説明する。
ここで、デフケース3aは、トランスファケース23内に挿入される中空のシャフト部材3bを有しており、このシャフト部材3bにドグクラッチ8の入力側噛み合い部材8aが連結される。なお、シャフト部材3bは、第1ボールベアリングB1を介して、トランスファケース23に回転可能に支持されている。また、シャフト部材3bとトランスファケース23の間には、第1シールベアリングS1、第2シールベアリングS2、第3シールベアリングS3が介装され、後述する第2潤滑オイルOIL2の漏れを防止している。
さらに、シャフト部材3bの内部には右前輪ドライブシャフト5が挿入貫通される。この右前輪ドライブシャフト5は、第2ボールベアリングB2を介してトランスファケース23に回転可能に支持されている。なお、シャフト部材3bを貫通した右前輪ドライブシャフト5の一端には、フロントデファレンシャル3のサイドギア(不図示)が連結される。
ここで、第1,第2円錐ころ軸受CB1,CB2は、フランジ部9cに固定されたギア部9bを挟んで、大径側が互いに対向するように配置されている。そして、この第1,第2円錐ころ軸受CB1,CB2の小径側には、それぞれ第1,第2オイルシールOS1,OS2が設けられ、シャフト部9aとトランスファケース23の間を水密に保持している。
さらに、この出力ピニオン10と前輪側リングギア9には、軸方向がオフセットし、噛合面9eと噛合面10aがねじれた状態で噛み合うハイポイドギア構造を備えている。
実施例1の4輪駆動車が走行すると、フロントデファレンシャル3のデフケース3aが回転し、このデフケース3aのシャフト部材3bに連結されたドグクラッチ8の入力側噛み合い部材8aがデフケース3aと共に回転する。
一方、ドグクラッチ8と電制カップリング16を共に解放したディスコネクト2輪駆動モードのときには、ドグクラッチ8が解放されるため、このドグクラッチ8の出力側噛み合い部材8bは回転しない。つまり、デフケース3aの回転が前輪側リングギア9に伝達されないため、前側駆動系の回転によってギア機構Gが回転することはない。また、電制カップリング16の解放によって、左後輪19の回転がリアデファレンシャル15に伝達されないため、リアデファレンシャル15から上流側の部材(後輪側リングギア14、ドライブピニオン13、プロペラシャフト12、後輪出力軸11)の回転は停止する。つまり、左後輪19の回転によってギア機構Gが回転することはない。
このように、ギア機構Gが回転しないので、ギア室60内の第1潤滑オイルOIL1はかき上げられず、安定状態を維持する。
実施例1の4輪駆動車では、上述のように駆動モードに応じてドグクラッチ8が締結又は解放される。そのため、このドグクラッチ8を潤滑する第2潤滑オイルOIL2には、高い極圧性や耐摩耗性が要求されることはなく、第2潤滑オイルOIL2に対する粘度要求は比較的低くなっている。
また、エンジン1の駆動力が伝達されるフロントデファレンシャル3のデフケース3aは、駆動モードに拘らず常時回転する。すなわち、デフケース3aのシャフト部材3bに連結されたドグクラッチ8の入力側噛み合い部材8aは、駆動モードに拘らず常時回転することとなる。このため、クラッチ室61内の第2潤滑オイルOIL2は、いずれも駆動モードであっても常時撹拌され、撹拌フリクションが発生する。
また、ギア室60内の第1潤滑オイルOIL1は、ディスコネクト2輪駆動モード時には、ギア機構Gが回転しないことで安定状態を維持する。つまり、この第1潤滑オイルOIL1は、コネクト4輪駆動モード又はスタンバイ2輪駆動モードのときには、ギア機構Gの前輪側リングギア9によって撹拌されるが、ディスコネクト2輪駆動モードのときには撹拌されず、撹拌フリクションも発生しない。
そして、オイル粘度要求が高い上、ディスコネクト2輪駆動モードのときには撹拌されないギア室60には、比較的高粘度の第1潤滑オイルOIL1が封入される。また、駆動モードに拘らずドグクラッチ8の入力側噛み合い部材8aによって常時撹拌され、撹拌フリクションが常に発生するクラッチ室61には、比較的低粘度の第2潤滑オイルOIL2が封入される。
さらに、ギア機構Gを潤滑する第1潤滑オイルOIL1は、比較的粘度が高くなっているので、ギア機構Gの潤滑に必要な粘度要求に応えることができ、ギア機構Gを円滑に潤滑することができる。なお、このギア機構Gでは、ディスコネクト2輪駆動モードでは撹拌フリクションが発生しないので、第1潤滑オイルOIL1が比較的高粘度であっても、オイル撹拌フリクションが増加することはなく、燃費が悪化することはない。
なお、このギア機構Gを円滑に潤滑するためには、第1潤滑オイルOIL1を非常に高粘度なハイポイドオイルにすることが必要となる。しかし、ギア室60とクラッチ室61を分割し、別種の潤滑オイルを用いてギア機構Gとドグクラッチ8をそれぞれ潤滑することができるので、第1潤滑オイルOIL1の粘度を高くしても、ドグクラッチ8における撹拌フリクションの増加は発生せず、燃費悪化を抑制することができる。
そのため、このトランスファ装置TRにおける駆動力伝達効率を、例えば摩擦クラッチと比べて向上することができる。
なお、クラッチ機構を噛み合いクラッチであるドグクラッチ8としたことで、入力側噛み合い部材8aの噛合歯がオイル撹拌時の抵抗になってしまう。しかし、ギア室60とクラッチ室61を分割し、別種の潤滑オイルを用いてドグクラッチ8とギア機構Gをそれぞれ潤滑することで、噛み合いクラッチであるドグクラッチ8を用いても、撹拌抵抗の増加を抑制し、燃費悪化を抑えることができる。
実施例1の4輪駆動車のトランスファ装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
前記主駆動輪(左右前輪6,7)から前記副駆動輪(左右後輪19,20)への駆動分岐位置に設けられ、前記駆動源(エンジン1)からの駆動力の回転方向を変えるギア機構Gと、前記駆動源(エンジン1)から前記ギア機構Gへの駆動力伝達を断接するクラッチ機構(ドグクラッチ8)と、前記ギア機構Gと前記クラッチ機構(ドグクラッチ8)を隣接して収納するトランスファケース23と、を備える4輪駆動車のトランスファ装置TRにおいて、
前記トランスファケース23は、前記ギア機構Gを収納するギア室60と、前記クラッチ機構(ドグクラッチ8)を収納するクラッチ室61と、前記ギア室60と前記クラッチ室61を分割するオイルシール(第1,第2オイルシールOS1,OS2)と、を有し、
前記ギア室60に、第1潤滑オイルOIL1を封入し、前記クラッチ室61に、前記第1潤滑オイルOIL1よりも低粘度の第2潤滑オイルOIL2を封入する構成とした。
これにより、同一のトランスファケース23にギア機構Gとクラッチ機構(ドグクラッチ8)を収納する際、撹拌フリクションを低減して燃費悪化を抑制することができる。
これにより、上記(1)の効果に加え、トランスファ装置TRのコンパクト化を図り、たとえば同様のウォームギアを用いた場合と比べて、駆動力伝達効率を向上すると共に、騒音や振動を低減することができる。
これにより、上記(1)又は(2)の効果に加え、このトランスファ装置TRにおける駆動力伝達効率を、例えば摩擦クラッチと比べて向上することができる。
さらに、ドグクラッチ8は、油圧により駆動するシフトフォークを用いて解放/締結がなされる噛み合いクラッチによって構成してもよい。また、電制カップリング16は、油圧により多板クラッチを解放/締結する油圧式摩擦クラッチによって構成してもよい。
2 変速機
3 フロントデファレンシャル
3a デフケース
3b シャフト部材
4 左前輪ドライブシャフト
5 右前輪ドライブシャフト
6 左前輪(主駆動輪)
7 右前輪(主駆動輪)
8 ドグクラッチ(クラッチ機構)
8a 入力側噛み合い部材
8b 出力側噛み合い部材
9 前輪側リングギア(リングギア)
9a シャフト部
9b ギア部
10 出力ピニオン(ピニオンギア)
11 後輪出力軸
12 プロペラシャフト
16 電制カップリング
19 左後輪(副駆動輪)
20 右後輪(副駆動輪)
23 トランスファケース
31 エンジンコントロールモジュール
32 変速機コントロールモジュール
33 ABSアクチュエータコントロールユニット
34 4WDコントロールユニット
60 ギア室
61 クラッチ室
TR トランスファ装置
OS1 第1オイルシール
OS2 第2オイルシール
OIL1 第1潤滑オイル
OIL2 第2潤滑オイル
Claims (3)
- 左右前輪と左右後輪のうち、一方を駆動源に接続される主駆動輪とし、他方を前記駆動源にクラッチを介して接続される副駆動輪とする4輪駆動車に搭載され、
前記主駆動輪から前記副駆動輪への駆動分岐位置に設けられ、前記駆動源からの駆動力の回転方向を変えるギア機構と、前記駆動源から前記ギア機構への駆動力伝達を断接するクラッチ機構と、前記ギア機構と前記クラッチ機構を隣接して収納するトランスファケースと、を備える4輪駆動車のトランスファ装置において、
前記ギア機構は、左右輪の作動を許容するデファレンシャルのデフケースに連結したシャフト部材が挿入貫通されるシャフト部、及び、前記シャフト部に取り付けられたギア部を有するリングギアと、前記リングギアに噛み合うと共に、前記主駆動輪と前記副駆動輪の間に配設されたプロペラシャフトに連結されたピニオンギアと、を有し、
前記クラッチ機構は、前記シャフト部材に連結された入力側部材と、前記シャフト部に連結されると共に前記入力側部材に対して締結解放される出力側部材と、を有し、
前記トランスファケースは、前記ギア機構を収納するギア室と、前記クラッチ機構を収納するクラッチ室と、前記ギア室と前記クラッチ室を分割するオイルシールと、を有し、
前記オイルシールは、前記シャフト部と前記トランスファケースとの間に配置されると共に、前記ギア機構を挟む位置に設けられた第1オイルシールと第2オイルシールとを有し、
前記第1オイルシール及び前記第2オイルシールが接触する前記シャフト部は、単一部品によって形成され、
前記ギア室には、第1潤滑オイルを封入し、前記クラッチ室には、前記第1潤滑オイルよりも低粘度の第2潤滑オイルを封入する
ことを特徴とする4輪駆動車のトランスファ装置。 - 請求項1に記載された4輪駆動車のトランスファ装置において、
前記ギア機構は、前記リングギア及び前記ピニオンギアにハイポイドギア構造を備える
ことを特徴とする4輪駆動車のトランスファ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載された4輪駆動車のトランスファ装置において、
前記クラッチ機構は、前記入力側部材を入力側噛み合い部材とし、前記出力側部材を出力側噛み合い部材とする噛み合いクラッチにより構成する
ことを特徴とする4輪駆動車のトランスファ装置。
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