JP6354174B2 - 非常用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非常用電源であるバッテリを備えた照明装置に関し、特に上記バッテリへの電力の供給についての改善に関する。
従来、この種の照明装置ではバッテリ充電装置内に、交流電源の出力側電圧を監視する電圧監視手段、交流電源に接続されるバッテリに流れる電流を計測する電流検出手段、光源に供給される電源(商用電源と非常用電源の2種類)を切り替えることを抑制するための抑制信号を上記電圧監視手段に出力するバッテリ監視手段が配置されている。
上述の電圧監視手段は、通常動作時において交流電源が正常であるかを常に監視しており、交流電源の異常を検出したときには、交流電源が異常であることを示す非常信号を出力する。そして、この非常信号に基づいて商用電源を非常用電源に切り替える。
この電圧監視手段は、交流電源の出力側電圧の値からバッテリ電圧の値を減算した電圧値を監視対象電圧の値としており、この監視対象電圧の値を基に交流電源の出力側電圧の適否を監視している。
いま、交流電源の出力側電圧に接続されたバッテリが空バッテリ状態の場合には、この空バッテリが急速に充電され、監視対象電圧が急速に低下するので、この電圧監視手段は交流電源が異常であると誤判断してしまう可能性がある。これは、監視対象電圧が交流電源の出力側電圧からバッテリ電圧を減算した電圧値であるため、バッテリに流れる電流が増加してバッテリ電圧が急速に増大すると、この電圧監視手段には恰も交流電源それ自体の出力電圧が減少したように見えるからである。
そこで、従来例では、電流検出手段を使用してバッテリに流れる充電電流を常に検出し、バッテリに流れる充電電流の上昇を感知した場合には、この電流検出手段が検出された電流の変化率に応じてバッテリ監視手段の監視対象電圧の実態を測定し、その測定結果に応じた検知信号を出力する。この検知信号を考慮して、光源へ電力を供給する電源の種別が切り替えられる。(特許文献1)
このような構成にすることにより特許文献1では、バッテリ監視手段に基づいて非常信号の誤出力が抑制されるが、その場合、交流電源が異常であることをアラーム警報の発報などにより操作者に通知すると同時に、励磁コイル等の動作によりリレー接点が作動し、充電電流の大小に対応して光源へ接続される電源が商用電源から非常用電源へ適正に接続変更される。
ところで、バッテリの充電方式には2種類がある。一方は、上記特許文献1で説明したように交流電源の出力側電圧を監視する電圧監視手段を使用した方式であり、他方は、誤判断を回避するために、定電流源回路を用いてバッテリーを充電する定電流源方式である。この構成は、第6図に示すようなものである。
ところが、第6図に示す定電流源方式の照明装置では、バッテリは電流源により充電電流が供給されるため、空または空に近いバッテリの場合には、電流源を構成する抵抗からの発熱量が大きい。
ここで、電流源に印加される電圧をVとし、上記抵抗分をRとすると、消費電力は概略(V*V/R)の計算式で与えられる。この抵抗の消費電力(V*V/R)がある所定値を越えてしまうと、照明装置を構成している素子の破壊に至る可能性がある。
そこで、充電状態にあるバッテリの電圧を常に監視しておき、このバッテリの電圧が予め定められた規定値を下回った状態に達するとこの両端子間の電圧の差分を緩和するように、定電流回路の入力端子により低く設定した適切な電源電圧を選択して印加し、バッテリの残量の減少に対応して定電流回路からの発熱を抑制することが考えられる。
また、従来の照明装置では、光源への電力供給源として商用電源あるいは非常用電源(バッテリ)とを切り替えるためのリレー駆動用電源が、上記商用電源から導出されている。通常、商用電源があるときにはリレーはONしており、商用電源がなくなるとリレーはOFFして非常電源へと切り替わる。
常用時、電流源からの発熱を抑えるためには、電流源への電源供給を止めればよいが、同時に上記切り替え用リレーの駆動用電源が必然的に断たれてしまい、リレーのオン状態を保持できず、非常点灯動作に切り換わってしまう。
特開2001−218388号公報(0048段落、第1及び第2図)
これまで述べてきたように、従来の非常照明装置では、通常の使用状態においてバッテリを充電している期間において、定電流回路の入出力端子間に発生する電位差に基づき、定電流回路に含まれている抵抗分で発熱し、ひいては回路全体の誤動作や故障に繋がる恐れがあるという問題があった。
この発明は上記の課題を解決するものであり、電流源に印加される電圧を複数準備しておき、これらの複数の電圧を選択的に切り替える非常用照明装置を提供するものである。
本発明の非常用照明装置は、
商用電源から入力された電力を光源へ供給する点灯装置を備え、光源に商用電源から電力が供給されない場合に、バッテリから入力された電力を光源へ供給する電力供給回路と、商用電源から入力された電圧を第1の電圧値及び第1の電圧値よりも低い第2の電圧値に変換する電圧変換回路と、電圧変換回路で変換された電圧が印加されてバッテリに電流を供給する電流源と、電圧変換回路から電流源に印加される電圧を、バッテリにかかる電圧が閾値以上の場合に第1の電圧値に切り替え、バッテリにかかる電圧が閾値未満の場合に第2の電圧値に切り替える電圧切替回路とを備えるように構成した。
この発明の非常用照明装置によれば、
上記バッテリの充電状態に応じて、電流源に印加する電圧を切り替えることにより、電流源に高い電圧が印加されて発熱が増加する場合においても、電流源からの発熱量を低減することができる。
この発明の実施の形態1の照明装置100を含む非常灯器具1の構成図である。 実施の形態1の照明装置100の回路図である。 図1に示した非常灯器具1における通常時の電力の経路を示す図である。 図1に示した非常灯器具1における非常時の電力の経路を示す図である。 定電流回路130への印加電圧と定電流回路130の抵抗分に基づく発熱量との関係を示す図である。 この発明の前提となる技術を示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施形態1に係る照明装置100の構成と、この照明装置100を内包する非常灯器具1の回路図について、図1〜図2に基づいて説明する。
具体的詳細な構成を説明するに先立ち、まず、非常灯器具1とそれを構成する主要回路の概要につき述べる。
非常灯器具1は、光源となるランプ400に電力を供給するものであり、この実施形態1の主要な部分を構成しており、かつ外部から交流電圧(商用電源)が入力され、非常時に光源に電力を供給する照明装置100と、操作者がマニュアル操作で交流電圧を断続して照明装置100の正常動作を確認するために使用される点検スイッチ200と、商用電源をON,OFFするために壁に埋め込まれた壁スイッチ300と、商用電源を所望の電力量に変換し光源に電力を供給する通常点灯装置600(点灯装置)とから主に構成されている。
照明装置100は、バッテリ700を介して非常時にランプ400に電力を供給し、ランプ400に対して供給する電源の種類を切り換える機能を有する。例えば、突発的な停電の発生などにより商用電源から電力がランプ400に供給されない事態が発生した際には、光源に供給する電源の種類を商用電源から非常用電源へ自動的に切り替える。この切り替えの詳細については、後述する。
点検スイッチ200は、光源に供給される電源の種類の切り替えが正常に行われるかどうかを操作者がマニュアルで点検するために必要なスイッチである。点検スイッチ200の入力側端子には、外部から商用電源と同じ電源が供給されており、その出力端子側は、後述する通常点灯装置600と後述する直流電力から交流電力に変換するためのインバータ800との間で切り替える。
点検スイッチ200には、図示しない押釦等が配置されており、電源の種類の切り換えが適切に行われるかの動作確認が必要となった際には、操作者がこの押釦を操作する。操作者が、通常電源印加時に点検スイッチ200を操作することにより商用電源が遮断され、商用電源と接続時に通常点灯装置600への電源供給が停止され、バッテリ700からインバータ800を経由してランプ400に電力が供給される。この操作により、商用電源から非常用電源への電源の種類の切り替えが正常に行われるかどうかの確認がなされる。
壁スイッチ300は、商用電源の出力側から電力を接続、非接続とさせるために壁に埋め込まれたスイッチであり、手動操作によりスイッチをON,OFFする。商用電源と、壁スイッチ300と、通常点灯装置600とで閉ループを形成している。
通常点灯装置600は、光源に対して所望の電力を供給するための装置であって、壁スイッチ300の後段に接続され、商用電源を通常点灯装置600で所望の電力量に変換した後、後述するリレー切り替え回路160を介して、ランプ400に電力を供給する。
光源に供給される電源の種類の切り替えの詳細については後述するが、上記閉ループを介して、通常時には、この壁スイッチ300を経由して通常点灯装置600を介してランプ400にまで至り、ランプを点灯させる。通常時には、リレー切り替え回路160において、通常用電源である通常リレー接点に接続され、通常点灯装置600がランプ400に切り替えられる。これに対して、非常時には、リレー切り替え回路160において、非常用電源である非常用リレー接点に接続され、非常用電源であるバッテリ700の電力がランプ400に供給される。
なお、上記の通常時に商用電源から通常点灯装置600を介してランプ400にまで至る構成と、非常時にバッテリ700からインバータ800を介してランプ400にまで至る構成とを総称して、電力供給回路と定義しておく。
ここまでは非常灯器具1全体について述べてきたが、本発明の実施形態1の照明装置100につき、以下に述べる。この照明装置100の構成と内部接続については、図2に示されているが、その具体的な説明に先立ち、照明装置100の基本的な使い方と機能につき、まず述べる。
以降では、ランプ400を光源に用いる照明装置100について説明するが、これが複数のLEDが実装されたLEDモジュール基板や有機ELパネルなどの光源に変更されても、勿論構わない。この場合、照明装置100は光源の種類に合わせた電源の名称となるが、以降、総称して照明装置100と呼ぶことにする。以下の説明においては、特に指定しない限り、光源にランプ400を用いた照明装置100の使用を想定している。
ところで、この照明装置100は後述するように、その動作・機能としては、光源であるランプ400に所要の電力を供給し、通常時か非常時かに応じて、適切な電源の種類に切り替えてランプ400に電力を供給する。したがって、この照明装置100は、電源の種類を選択的に切り替えて電力を供給しており、ランプ400に対する供給電源の切り換え機能を有している。以降、総称して照明装置100と呼ぶ。
この照明装置100は、図2に示されるように、図6に示した従来の非常照明装置900に、後述される電圧切替回路140及び検出回路150が追加されており、検出回路150は、定電流回路130(電流源)の入力端子と出力端子との間に接続されている。詳細には、検出回路150の内部に配置されるトランジスターQ3のコレクタ端子を通して、後述する電圧切替回路140内のトランジスターQ1のベース端子に接続されている。
また、照明装置100に商用電源が供給されなくなると、電圧変換回路120は動作が停止するため、リレー切り替え回路160は励磁コイル160aに電流が流れなくなるので、上述の通常リレー接点から非常用リレー接点に切り換わる。これらのリレー接点の接続変更(切り換え)により光源に供給する電源の種類を商用電源から非常用電源へ自動的に切り替える。
この装置の主たる目的は、突発的な停電の発生など何らかの理由により、商用電源が使用不可能となった後にも光源への電源供給を維持させる必要がある場合に、ランプ400への電源の供給を継続して維持するために、この照明装置100が主として適用される。
以下、照明装置100について、具体的に説明する。
この発明の具体的実施の形態につき記載するに先立ち、その前提となる技術について、図6に基づき説明する。図6に示したものは、この種の本願発明の対象となる技術における非常用照明装置900の基本的回路構成を示しており、主要な回路として電圧変換回路920と定電流回路930とがある。電圧変換回路920は1つの電圧に変換し、定電流回路930は後段に接続されたバッテリへ定電流を供給するものである。この実施の形態では、図6に示す照明装置に図2の電圧切替回路140と検出回路150とが追加されている。
照明装置100は、全波整流回路110と、電圧変換回路120と、定電流回路130と、電圧切替回路140と、検出回路150と、リレー切り替え回路160と、フィードバック回路170と、停電検出回路180とから主に構成されている。個々の構成部品について、以下にそれぞれ説明する。
この照明装置100は、停電の発生などの非常時において、交流電圧(商用電源)の代替手段として光源に電力を供給するものであり、この照明装置100は、外部から入力された交流電圧から所望の電圧を生成するとともに整流する全波整流回路110と、この整流された所望の電圧を電磁変換により降圧して複数種の電圧(例えば第1の電圧、及び第2の電圧)に変換するために1入力/2出力のフライバックトランスT1を用いた電圧変換回路120と、この電圧変換回路120の出力から印加される特定の電圧に基づいて定電流を生成して出力する定電流回路130と、この特定の電圧のうちから適切な充電電圧を選択して定電流回路130に印加する電圧切替回路140と、前述した中間接続点に印加される電位を検出する検出回路150と、ランプ400に供給される電力を商用電源または非常用電源に切り替えるリレー切り替え回路160と、この特定の電圧を電圧変換回路120に帰還するフィードバック回路170と、商用電源からの電力の供給の有無を検出する停電検出回路180とから主に構成されている。
全波整流回路110は、商用電源から供給された交流電圧を電圧変換回路120への供給に適した電圧に変換する回路であり、一般的に、交流電圧を直流に整流するダイオードブリッジDBとを備える。
全波整流回路110の接続関係について、以下説明する。
ダイオードブリッジDBの入力側は、交流電圧と並列に接続され、出力側は、点検スイッチ200の出力端子に接続されている。ここで、入力電圧を整流するために使用される全波整流回路110の種類や、構成、段数は任意で構わない。なお、全波整流回路110の後段にチョーク入力型平滑回路などの平滑回路が追加されている。
全波整流回路110内での信号の流れについて、以下説明する。
全波整流回路110には、商用電源から交流電圧が供給されている。全波整流回路110は、この交流電圧を直流電圧に全波整流した後、整流された直流電圧を後述する電圧変換回路120に供給する。
電圧変換回路120は、全波整流回路110で整流された直流電圧を電磁変換により降圧して第1の電圧(例えば24V)、及び第1の電圧よりも低い第2の電圧(例えば12V)に変換するための1入力/2出力のフライバックトランスT1と、このフライバックトランスT1の2次巻線の高電位側(第1ノード)から供給される第1の電圧を一方向に整流するダイオードD1と、2次巻線の低電位側(第2ノード)から供給される第2の電圧を一方向に整流するダイオードD2と、交流成分バイパス用のバイパスコンデンサC2,C3とを備える。
電圧変換回路120の接続関係について、以下説明する。
1入力/2出力のフライバックトランスT1は、第2図に示すように1次巻線と2次巻線との間に鉄心を挟んで互いに非接触な状態で絶縁された逆極性の1次・2次巻線から構成されており、入力側となる1次巻線は全波整流回路110の出力端子に、出力側となる2次巻線は後述する定電流回路130の入力端子側(第3ノード)に接続されている。
ダイオードD1は、入力側が第1ノードに接続され、出力側がトランジスターQ1のエミッタ端子―コレクタ端子間を介して第3ノードに接続されている。ダイオードD2は、入力側が第2ノードに接続され、出力側がダイオードD3を介して第3ノードと接続されている。
電圧変換回路120内での信号の流れについて、以下説明する。
電圧変換回路120は、1次巻線側から供給された電圧を電磁変換により変換して2次巻線側に供給し、2次巻線側の電圧を後段に接続する定電流回路130に供給する。また、2次巻線側の電圧は、2次巻線において発生する電圧を取り出す位置を変更することにより、2種類、あるいは複数の電圧を取り出して定電流回路130に供給することができる。
2次巻線の高電位側に接続された第1ノードから供給される第1の電圧は、トランジスターQ1のエミッタ―コレクタ端子間を介して第3ノードに印加される。また、バイパスコンデンサC3は、この経路において交流成分のみをバイパスして、直流成分とする。
2次巻線の低電位側に接続された第2ノードから供給される第2の電圧は、ダイオードD2,D3を介して第3ノードに印加される。また、バイパスコンデンサC2は、この経路において交流成分のみをバイパスして、直流成分とする。
ところで、照明装置100内での信号の流れについて、以下説明するに先立ち、非常時に、非常用電源を使用する際にバッテリ700が満たすべき容量スペックに関し、予め述べておく。
非常用照明器具の設置基準には、通常点灯が停止した場合(非常時において)、電源が商用電源から非常用電源に切り替えられた後、光源が確保しなければならない以下のような照度基準が存在する。
すなわち、非常時に、商用電源からバッテリ700からの放電電圧に切り替えた後もこの非常用電源を使用して光源に電力を供給し、一般定格の非常灯器具においては非常用照明装置を点灯させた状態で30分以上は、床面1ルクス以上の照度を確保する必要がある。さらに、長時間定格の非常灯器具においては、非常用電源を使用して1時間以上確保する必要がある。
このため、長時間定格・光束比60%を実現する為に、一般定格・光束比30%の非常灯装置と比較してバッテリ電圧を約2倍に増やしている。
このように、上記のバッテリ700の充電に適切な第1の電圧、または第2の電圧を定電流回路130に印加が可能な電圧変換回路120を予め準備しておく。
定電流回路130は、定電圧回路であるツェナーダイオードDZ1と、充電回路を形成するトランジスターQ2と、抵抗R4,R5,R6とを備える。
定電流回路130の接続関係について、以下説明する。
抵抗R4と相互に逆接続されたツェナーダイオードDZ1とは、第3ノードと接地電位との間に直列に接続されている。
抵抗R5と相互に接続されたトランジスターQ2のエミッタ―ベース端子間とは、ツェナーダイオードDZ1と並列に接続されている。抵抗R6は、トランジスターQ2のエミッタ端子とコレクタ端子との間に並列に接続されている。
抵抗R7は、後述する充電表示用LED500と相互に直列接続され、これらを直列接続したものが抵抗R5と並列に接続されている。
トランジスターQ2のベース端子は、抵抗R4と相互に逆接続されたツェナーダイオードDZ1との中間接続点に接続されている。トランジスターQ2のエミッタ端子は、抵抗R5を通して第3ノードと接続されている。トランジスターQ2のコレクタ端子は、ダイオードD4を通して、定電流回路130の出力側とバッテリ700の正極側とが相互に接続される中間接続点(以降では、第4ノードとも呼ぶ)と接続されている。
また、定電流回路130は、バッテリ700と第4ノードにおいて外部接続されており、非常時にはバッテリ700から充電電圧が放電されて光源に電力が供給される。
さらに、充電表示用LED500を定電流回路130と並列になるように外部に接続しても良い。操作者は、この充電表示用LED500が発光することにより、定電流回路130が動作中であることを明示的に認識することができる。
定電流回路130内での信号の流れについて、以下説明する。
定電流回路130は、電圧変換回路120の第1ノードまたは第2ノードから、第1の電圧または第2の電圧が第3ノードに印加される。この第1の電圧または第2の電圧を印加されて定電流回路130は定電流を生成し、出力側に供給する。そして、後段に接続されたバッテリ700へ定電流を供給する。
定電流回路130では、図3のツェナーダイオードDZ1の電圧VDZ1からトランジスターQ2のベース―エミッタ端子間電圧Vbeを引いた電圧であるVDZ1―Vbeが抵抗R5に印加される。ここで、ツェナーダイオードDZ1は定電圧回路として働き、常に一定の電圧を発生させるため抵抗R5への印加電圧は一定となり、定電流回路130の出力側からバッテリ700に流入する充電電流も一定となる。
定電流回路130の両端子間には、電圧変換回路120から供給される充電電圧からバッテリ700に蓄積された蓄積電荷に応じた電圧値を減算した差分の電圧が入出力端子間に印加される。
バッテリ700内に電荷がある程度充電されている場合には、定電流回路130の入出力両端子間に発生する差分の電圧が小さく、トランジスターQ2に流れる電流が抵抗R6に流れる電流よりも多いため、定電流回路130内の抵抗R6での消費電力も少なくて済む。これに対し、バッテリ700が空または空に近いなど、バッテリ700内に蓄積された電荷量が少ない場合は、トランジスターQ2が、停止または、停止に近い動作となりなり、抵抗R6に流れる電流が増えるため消費電力の値は大きくなる。
従って、バッテリ700内の電圧が低い場合には、充電電圧を第1の電圧(例えば24V)から第2の電圧(例えば12V)と半分の電圧値にして定電流回路130にいずれかの電圧を印加し、定電流回路130内部で消費される電力の値を低減して発熱を抑制させる。
いま仮に、図6に示す従来の回路を適用した場合、バッテリが空または空に近い状態である場合には、抵抗比がそれぞれ例えば、1:3(抵抗R2=20Ω、抵抗R3=66Ω)であるため、次に示す式(出力電圧―VDZ1電圧―バッテリ700内の電圧)/(抵抗R2+抵抗R3)を計算することにより、定電流回路130内の抵抗R5,R6には、それぞれ約270mA程度の電流が流れることになり、抵抗R6における消費電力は4.8W程度になる。
このように、抵抗R6から発生する発熱が大きくなると、抵抗R6自身に熱ダメージが与えられ、ひいては回路全体の誤動作や故障に繋がる。対策としては、抵抗R6の部品のサイズを大きめに変更するか、抵抗R6の接続数を増やす必要があるが、どちらもコストの増加や基板の実装面積の増加を招く。
また、この抵抗R6から発生する発熱に耐えるには、定格電力が10W程度の抵抗が必要となり、このような抵抗を用いて製品化することは現実的な設計ではない。
なお、上記の説明においては、定電流回路130が定電流を生成して後段に接続されたバッテリ700へ定電流を供給すると説明したが、定電流でない電流をバッテリ700へ供給しても構わない。このため、定電流回路130を大きな括りで電流源と定義しておく。
電圧切替回路140は、通常時において、電圧変換回路120から供給される複数種の電圧(第1の電圧と第2の電圧)の間で特定の電圧を選択して、定電流回路130に印加される電圧を切り替える回路であり、この複数種の電圧のうち特定の電圧に切り替えるためのトランジスターQ1,Q3と、このトランジスターQ1,Q3の端子間に接続された抵抗R1,R2,R3とを備える。
電圧切替回路140の接続関係について、以下説明する。
抵抗R1が、トランジスターQ1のベース端子とエミッタ端子との間に接続されている。抵抗R2が、トランジスターQ1のベース端子とトランジスターQ3のコレクタ端子との間に接続されている。抵抗R3が、トランジスターQ1のコレクタ端子とトランジスターQ3のベース端子の間に接続されている。
トランジスターQ1のベース端子は、抵抗R2を通して後述する検出回路150内に配置されるトランジスターQ3のコレクタ端子に接続されている。トランジスターQ1のエミッタ端子は、ダイオードD1を介して第1ノードに接続されている。トランジスターQ1のコレクタ端子は、第3ノードに接続されている。
電圧切替回路140は、電圧変換回路120の出力側に設けられており、電圧変換回路120は、全波整流回路110の出力側に設けられているので、この電圧切替回路140は、商用電源から全波整流回路110、電圧変換回路120、定電流回路130に至る経路により、商用電源と電気的に接続されており、電圧切替回路140の出力電圧は、商用電源から導出されていることになる。すなわち、複数種の電圧を印加するための大規模な回路変更の必要性がなく、複数種の電圧のうち特定の電圧が導出されることにより、既存の回路がそのまま利用できる。
電圧切替回路140内での信号の流れについて、以下説明する。
電圧切替回路140は、電圧変換回路120の第1ノードか第2ノードを選択し、第1の電圧、または第2の電圧を第3ノードに印加する。第1の電圧、または第2の電圧のいずれかが第3ノードに印加されるかは、後述する検出回路150の中間接続点での電位に依存して決定される。
なお、上記の電圧変換回路120と電圧切替回路140とを含めて、定電流回路130に電圧を印加して充電する充電回路と定義しておく。
検出回路150は、トランジスターQ3と、バイパスコンデンサC4と、抵抗R8,R9と、ツェナーダイオードDZ2とを備える。
検出回路150の接続関係について、以下説明する。
ツェナーダイオードDZ2のカソード側は、第4ノードと接続され、アノード側は相互に接続された抵抗R8と接続されている。ツェナーダイオードDZ2のアノード側は、この相互に接続された抵抗R8及び抵抗R9とを通して接地電位に接続されている。
バイパスコンデンサC4は、この抵抗R9と並列に接続されている。
トランジスターQ3のベース端子は、この抵抗R8と抵抗R9とが相互に接続された中間接続点に接続されている。トランジスターQ3のエミッタ端子は、接地電位に接続されている。トランジスターQ3のコレクタ端子は、抵抗R2を通してトランジスターQ1のベース端子に接続されている。
検出回路150内での信号の流れについて、以下説明する。
検出回路150は、第4ノードでの電位を検出しており、第4ノードの電圧と上記ツェナーダイオードDZ2で決定される閾値電圧(例えば10Vに設定)とを比較して電圧切替回路140に充電電圧を切り替えるための制御信号を供給する。
以降、電圧切替回路140は、電圧変換回路120から供給される電圧を第1の電圧、または第2の電圧へ選択的に切り替える。この後、電圧切替回路140は定電流回路130の入力側に所望の電圧を印加し、この定電流回路130を通してバッテリ700に充電する。
検出回路150は、中間接続点での電位がツェナーダイオードDZ2で決まる閾値電圧(例えば10Vに設定)を下回った場合、すなわち、バッテリ700内部に電荷が蓄積されておらず充電されていない空バッテリまたはこれに準ずるバッテリが接続された場合には、トランジスターQ3、Q1の順に連動してトランジスタがOFF動作し、第2ノードからダイオードD2を通して第2の電圧が定電流回路130に印加される。
この検出回路150は、中間接続点での電位が10V以上であるか、10V未満であるかを判定する。
判定の結果、中間接続点での電位が10V以上であった場合には、電圧切替回路140は第1の電圧に切り替える。これに反して、中間接続点での電位が10V未満であった場合には、電圧切替回路140は第2の電圧に切り替える。
検出回路150は、中間接続点での電位(第4ノード)を検出して電圧切替回路140を切り替える。このため、中間接続点での電位が閾値よりも低下すると、この検出結果が検出回路150から電圧切替回路140、電圧変換回路120の順に伝わり、定電流回路130へ印加される電圧が選択的に切り替えられる。
なお、上記において定電流回路130の動作中に第1の電圧から第2の電圧に切り替えても良い。こうすることにより、発熱状態に応じた電圧の設定が可能となり、バッテリ700の充電により定電流回路130から発生する発熱をダイナミック、かつ、リアルタイムに低減することができる。
リレー切り替え回路160は、光源に供給される電源の種類を選択するためのものであり、通常時において商用電源から電力を供給し、非常時において非常用電源(バッテリ)から電力を供給するよう電源の種類を切り替える。リレー切り替え回路160は、例えば電磁力により作動する上述の2種類のリレー接点で実現される。
リレー切り替え回路160は、励磁コイル160aと、励磁コイル160aが励磁されるときに接続される通常リレー接点と励磁コイル160aが励磁されていないときに接続される非常用リレー接点を有するリレー接点160bを備える。また、照明装置100は、商用電源が供給されているときにインバータ800に電力を供給せず、商用電源が供給されていないときにインバータ800に電力を供給するオンオフ切り替え回路160cとを備える。
リレー切り替え回路160の接続関係について、以下説明する。
励磁コイル160aは、照明装置100に商用電源が供給されているとき、電圧変換回路120の第2の出力より電流が供給されて励磁し、リレー接点160bの接点を通常リレー接点側への接続にし、照明装置100に商用電源が供給されないとき、電圧変換回路120は動作を停止するので電流が供給されないために励磁されず、リレー接点160bの接点を非常用リレー接点側への接続にする。
リレー接点160bは、入力端子が通常点灯装置600及びインバータ800の出力側に接続され、出力端子がランプ400と接続されている。また、オンオフ切り替え回路160cは、入力端子がバッテリ700に接続され、出力端子が、インバータ800の入力側に接続されている。
このように、励磁コイル160aは、リレー接点160bを動作させて光源に供給される電源の種類を切り替える。
オンオフ切り替え回路160cは、第2の電圧を参照して光源に供給される電源の種類を選択する。この後、オンオフ切り替え回路160cは、商用電源からの電力供給があるかないかを判別して、商用電源が供給されていないときはバッテリ700からの電力をインバータ800に供給する。
上記のように、リレー切り替え回路160は、第2の電圧の有無に基づいてリレー切り替え回路160内のリレー接点を動作させることにより、電源の種類を商用電源から非常用電源へ自動的に切り替えて、ランプ400に電力を供給する。
フィードバック回路170は、第1ノードから供給される第1の電圧を検出(識別)して、この検出電圧に基づき電圧変換回路120が適正な電圧を出力するようにフィードバックする回路である。
フィードバック回路170は、入力側が第1ノード及び検出回路150の出力側と接続されており、出力側は、フォトカプラなどの絶縁素子を介して、電圧変換回路120のフィードバック端子に入力されるように接続されている。
フィードバック回路170は、第1の電圧及び充電電圧を切り替えるための制御信号を参照しており、検出回路150の出力側から供給された充電電圧を切り替えるための制御信号の電圧が低い場合、電圧変換回路120に差分をフィードバックして電圧変換回路120から第1の電圧を安定して供給させる。
すなわち、目標となる第1及び第2の電圧値を正確に設定するために、フィードバック回路170から出力される信号によりフィードバックをかけて、電圧変換回路120内のフライバックトランスT1を制御している。このフィードバック動作により、電圧変換回路120から供給される第1及び第2の電圧が安定して供給される。
停電検出回路180は、通常時において商用電源を光源へ供給中に、通電状態が停電状態になっていないかを検出し、供給する電力を非常用電源側へ切り替えるかどうかの点灯要否を決定する回路である。
停電検出回路180は、入力側がダイオードブリッジDBの出力端子と接続されており、出力側が電圧変換回路120に入力されるよう接続されている。
停電検出回路180は、交流電力からの入力がある電圧以下になっていないかを検出し、交流電力からの入力がある電圧以下(交流40V〜80V程度の電圧値)になったことを検出すると、電圧変換回路120を停止させる。これに反して、停電検出回路180は、交流電力からの入力がある電圧以上の場合には、電圧変換回路120の動作を可能にさせる。
ここで改めて、図3及び図4を参照しながら、通常時と非常時での電圧切替回路140の切り替え、及び、リレー切り替え回路160の切り替えについて説明する。
図3を参照しながら、通常時の電力の供給について説明する。
図3において、実線(太線)で示す矢印は、リレー切り替え回路160内のリレー接点が切り替えられた後の充電回路における主要な電力の流れを示しており、通常時には、バッテリ700が充電されるとともにランプ400が点灯される。
通常時においては、実線に示すように壁スイッチ300が操作者によってONされており、商用電源を使用してランプ400を点灯する際には、商用電源から電力が、通常点灯装置600を介してランプ400に至るまで供給される。なお、リレー切り替え回路160の接点は、通常リレー接点160a側のリレー接点と接続され、電力の供給路が形成されている。
これと同時に、実線(細い線)に示すように商用電源により電力が、全波整流回路110から電圧変換回路120、定電流回路130を介してバッテリ700にまで供給され、その結果バッテリ700が充電される。
また、電源の種類を切り替えるために、リレー切り替え方式を採用して、そのリレー切り替え回路160を駆動するために起動用の電力が必要とされているが、その起動用電源は第2の電圧である。
次に、図4を参照しながら、非常時の電力の供給について説明する。
図4において、一点鎖線(太線)で示す矢印は、電力が光源にまで供給される流れを示したものである。なお、非常時において、バッテリ700から光源400への電力供給については、従来と同様につき、その具体的な説明は省略している。
非常時においては、点線に示すように、非常用電源を使用してランプ400を点灯する際には、バッテリ700からの電力がインバータ800を介してランプ400に供給される。なお、リレー切り替え回路160のリレー接点160bは非常用リレー接点側に接続され、電力の供給路が形成されている。このように、非常時においては、バッテリ700が放電しランプ400に対する非常用電源として機能する。
次に、図5に基づいて、定電流回路130の抵抗分と発熱量との関係(以下、関係と略記する)を、従来と比較して説明する。
図5は、図2における抵抗R6での消費電力の変化の様子を示す。図5では、縦軸に消費電力[W]、横軸にバッテリ電圧[V]が示されている。なお、充電に基づくバッテリ700の両端に現れる電圧は、前述した中間接続点での電圧を参照することにより検出できる。即ち、バッテリ700の負極は接地端子に接続されているので、中間接続点での電位は、バッテリ700の正極側を参照することにより検出可能である。
図5において、◇は、電圧切替回路140により定電流回路130に第1の電圧(24V)の電源電圧が印加された場合に対応し、消費電力の実測値をプロット状に示していて、■は、電圧切替回路140により定電流回路130に第2の電圧(12V)の電源電圧が印加された場合に対応し、消費電力の実測値をプロット状に示している。
一般的には、バッテリ700の両端に現れる電圧はバッテリ700内に蓄積された電荷に対応している。すなわちバッテリ700内の充電の程度を示している。バッテリ700内の電圧が低下する要因としては、例えばバッテリ700内に蓄積された電荷が自然放電により充電電圧が電圧低下した場合や、バッテリ700自体の不良などが考えられる。
◇(つまり第1の電圧)では、バッテリ700内の電圧が0Vのとき、抵抗R6での消費電力は5Wであり、バッテリ700内の電圧が徐々に増加するにつれて抵抗R6での消費電力が0Wに向けて徐々に減少していく。そして、バッテリ700内の電圧が19Vにまで至ったときに消費電力は0Wとなっている。
同様に、■(つまり第2の電圧)では、バッテリ700内の電圧が0Vのとき、抵抗R6での消費電力は1Wであり、バッテリ700内の電圧が徐々に増加するにつれて抵抗R6での消費電力が0Wに向けて徐々に減少していく。そして、バッテリ700内の電圧が8Vにまで至ったときに消費電力は0Wとなっている。
上記において、定電流回路130の電源電圧が、第2の電圧(12V)時における消費電力と、第1の電圧(24V)時における消費電力とを比較すると、第2の電圧時における消費電力の方が、0V〜19Vのすべてのバッテリ電圧の領域において定電流回路から発生する熱が大幅に低減されていることが理解できる。
このことから、電圧切替回路140は定電流回路130に印加する電圧として、第1の電圧または第2の電圧のうち適切な電圧値を自動的に選択することができ、充電時において定電流回路130から発生する発熱を抑制できることが理解できる。
また、定電流回路130への印加電圧を供給する電圧切替回路140を、商用電源の出力電圧を用いてバッテリの充電を行うように構成すれば、非常用電源を使用時においてもリレー駆動電圧を確保しながら、定電流回路の両端子間に大きな電位差が発生することに起因した定電流回路からの発熱が低減できる。
また、前述したように検出回路150は、中間接続点での電位(第4ノード)をフィードバックして電圧切替回路140を制御する。このため、中間接続点での電位が低下すると検出回路150、電圧切替回路140、電圧変換回路120の順に帰還がかかり、定電流回路130へ印加される電圧が選択的に切り替えられる。
こうすることにより、発熱状態に応じた電圧の設定が可能となり、バッテリ700の充電により定電流回路130から発生する発熱をダイナミック、かつ、リアルタイムに低減することができる。
さらに、前述したようにこの電圧切替回路140は、商用電源から全波整流回路110、電圧変換回路120、定電流回路130に至る経路により、商用電源と電気的に接続されており、電圧切替回路140の出力電圧は、商用電源から導出されている。すなわち、複数種の電圧を印加するための大規模な回路変更の必要性がなく、複数種の電圧のうち特定の電圧が導出されることにより、既存の回路がそのまま利用できる。
このため、従来のように、降圧コンバータ等を使用して電圧を降圧してリレー用電源を確保する必要が無いので、部品点数を大幅に削減してコストの低減を図れる。
このような構成にしたので、商用電源によりバッテリが充電される際に、電流源に印加するための複数種の電圧のうち特定の電圧を選択的に電流源に印加することができ、電流源の抵抗分による過剰な発熱を抑制することができる。
1 非常灯器具、100 照明装置、110 全波整流回路、120 電圧変換回路、130 定電流回路(電流源)、140 電圧切替回路、150 検出回路、160 リレー切り替え回路、200 点検スイッチ、300 壁スイッチ、400 ランプ(光源)、500 充電表示用LED、600 通常点灯装置(点灯装置)、700 バッテリ、800 インバータ。

Claims (2)

  1. 商用電源から入力された電力を光源へ供給する点灯装置を備え、前記光源に前記商用電源から電力が供給されない場合に、バッテリから入力された電力を光源へ供給する電力供給回路と
    前記商用電源から入力された電圧を第1の電圧値及び前記第1の電圧値よりも低い第2の電圧値に変換する電圧変換回路と、
    前記電圧変換回路で変換された電圧が印加されて前記バッテリに電流を供給する電流源と、
    前記電圧変換回路から前記電流源に印加される前記電圧を、前記バッテリにかかる電圧が閾値以上の場合に前記第1の電圧値に切り替え、前記バッテリにかかる電圧が閾値未満の場合に前記第2の電圧値に切り替える電圧切替回路と、を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記電圧切替回路は、前記バッテリの正極側での電位に基づいて前記第1の電圧値と前記第2の電圧値とを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
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