JP6354148B2 - 軸受装置及びスピンドル装置 - Google Patents
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Description
(1) 回転部材に外嵌する内輪と、固定部材に内嵌する外輪と、前記内輪及び前記外輪の軌道面間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を転動自在に保持する保持器と、をそれぞれ有し、同軸に配置された一対のアンギュラ玉軸受と、
一対の前記内輪の間に配置され、前記内輪と共に回転する内輪間座と、
一対の前記外輪の間に配置された外輪間座と、
を備える軸受装置であって、
一対のアンギュラ玉軸受の前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間には、一対の軸受内部空間が形成され、
一対の前記軸受内部空間における前記外輪の内周面には、グリースが封入され、
前記外輪間座の外周面には、グリースが封入されるグリース封入溝が凹設され、
前記外輪間座には、前記グリース封入溝に封入されたグリースを前記一対の軸受内部空間に供給可能な一対の給油孔が設けられ、
前記固定部材には、前記グリース封入溝と連通して、空気を供給する空気孔が設けられ、
前記外輪間座は、軸方向中間部に径方向内側に向かう壁部が凸設され、
前記内輪間座は、軸方向に当接する一対の内輪間座片からなり、
一対の前記内輪間座片は、それぞれ軸方向端部に径方向外側に向かう鍔部が凸設され、
前記鍔部の軸方向内側面と前記壁部の軸方向外側面との間には、径方向に延びる第1隙間が形成され、
前記鍔部の外周面と前記外輪間座の内周面との間には、軸方向に延びる第2隙間が形成され、
前記給油孔は、前記第1隙間に連通し、
前記第1隙間は、前記第2隙間に連通し、
前記第2隙間は、前記軸受内部空間に連通する
ことを特徴とする軸受装置。
(2) 前記第1隙間は、軸方向内側から軸方向外側に向かうにしたがって大径となるテーパ形状である
ことを特徴とする(1)に記載の軸受装置。
(3) 前記第1及び第2隙間の少なくとも一方は、ラビリンス隙間である
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の軸受装置。
(4) 前記給油孔には、多孔質材製で内部に微細流路を有する栓状部材が設けられる
ことを特徴とする(1)〜(3)の何れか1つに記載の軸受装置。
(5) 前記外輪の内周面及び/又は前記グリース封入溝に封入されるグリースは、ゲル状グリースである
ことを特徴とする(1)〜(4)の何れか1つに記載の軸受装置。
(6) 前記外輪の内周面には、前記軌道面よりも軸方向外側においてカウンターボアが形成される
ことを特徴とする(1)〜(5)の何れか1つに記載の軸受装置。
(7) 前記回転部材と前記固定部材とを備えるスピンドル装置であって、
前記回転部材は、軸方向一端側に加工工具が取り付けられる回転軸であり、
前記固定部材は、前記回転軸を(1)〜(6)の何れか1つに記載の軸受装置を介して、回転自在に支持するハウジングである
ことを特徴とするスピンドル装置。
また、軸受の回転数や温度等の諸条件に応じて、固定部材の空気孔から供給される空気の圧力をコントロールすることで、適正なグリース供給が可能となる。
本実施形態の軸受装置1は、例えば、図1に示すようなスピンドル装置40に適用することが可能である。スピンドル装置40は、工作機械用のモータビルトイン式スピンドル装置であり、回転部材としての回転軸41と固定部材としてのハウジングHとを備え、回転軸41が軸受装置1を介してハウジングHに回転自在に支持されている。回転軸41の軸方向一端側(図1中、左側)には、不図示の加工工具が取付けられる。また、ハウジングHは、工具側から順に、軸受外輪押え42、外筒43等によって構成されている。外筒43には、後述する外輪間座30のグリース封入溝33(図2参照。)と連通し、空気を供給可能な空気孔46が設けられている。この空気孔46には、間欠的又は連続的に、強制的に空気を送り込むことが可能である。
次に、第2実施形態に係る軸受装置1について説明する。なお、本実施形態の軸受装置は、上述の実施形態と基本的構成が同一であるため、相違部分について詳述し、同一部分については説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る軸受装置1について説明する。なお、本実施形態の軸受装置は、上述の実施形態と基本的構成が同一であるため、相違部分について詳述し、同一部分については説明を省略する。
次に、第4実施形態に係る軸受装置1について説明する。なお、本実施形態の軸受装置は、第3実施形態と基本的構成が同一であるため、相違部分について詳述し、同一部分については説明を省略する。
次に、第5実施形態に係る軸受装置1について説明する。なお、本実施形態の軸受装置は、第4実施形態と基本的構成が同一であるため、相違部分について詳述し、同一部分については説明を省略する。
10 アンギュラ玉軸受
11 内輪
11a 軌道面
12 外輪
12a 軌道面
12b カウンターボア
12c 平面
13 玉
14 保持器
20 内輪間座
21 内輪間座片
22 鍔部
30 外輪間座
32 壁部
33 グリース封入溝
34 給油孔
41 回転軸(回転部材)
42 軸受外輪押え
43 外筒
44 ロータ
45 ステータ
46 空気孔
50 栓状部材
C1 第1隙間
C2 第2隙間
C3 第3隙間
M モータ
S1 軸受内部空間
H ハウジング(固定部材)
θ テーパ角度
Claims (7)
- 回転部材に外嵌する内輪と、固定部材に内嵌する外輪と、前記内輪及び前記外輪の軌道面間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を転動自在に保持する保持器と、をそれぞれ有し、同軸に配置された一対のアンギュラ玉軸受と、
一対の前記内輪の間に配置され、前記内輪と共に回転する内輪間座と、
一対の前記外輪の間に配置された外輪間座と、
を備える軸受装置であって、
一対のアンギュラ玉軸受の前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間には、一対の軸受内部空間が形成され、
一対の前記軸受内部空間における前記外輪の内周面には、グリースが封入され、
前記外輪間座の外周面には、グリースが封入されるグリース封入溝が凹設され、
前記外輪間座には、前記グリース封入溝に封入されたグリースを前記一対の軸受内部空間に供給可能な一対の給油孔が設けられ、
前記固定部材には、前記グリース封入溝と連通して、空気を供給する空気孔が設けられ、
前記外輪間座は、軸方向中間部に径方向内側に向かう壁部が凸設され、
前記内輪間座は、軸方向に当接する一対の内輪間座片からなり、
一対の前記内輪間座片は、それぞれ軸方向端部に径方向外側に向かう鍔部が凸設され、
前記鍔部の軸方向内側面と前記壁部の軸方向外側面との間には、径方向に延びる第1隙間が形成され、
前記鍔部の外周面と前記外輪間座の内周面との間には、軸方向に延びる第2隙間が形成され、
前記給油孔は、前記第1隙間に連通し、
前記第1隙間は、前記第2隙間に連通し、
前記第2隙間は、前記軸受内部空間に連通する
ことを特徴とする軸受装置。 - 前記第1隙間は、軸方向内側から軸方向外側に向かうにしたがって大径となるテーパ形状である
ことを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。 - 前記第1及び第2隙間の少なくとも一方は、ラビリンス隙間である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の軸受装置。 - 前記給油孔には、多孔質材製で内部に微細流路を有する栓状部材が設けられる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の軸受装置。 - 前記外輪の内周面及び/又は前記グリース封入溝に封入されるグリースは、ゲル状グリースである
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の軸受装置。 - 前記外輪の内周面には、前記軌道面よりも軸方向外側においてカウンターボアが形成される
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の軸受装置。 - 前記回転部材と前記固定部材とを備えるスピンドル装置であって、
前記回転部材は、軸方向一端側に加工工具が取り付けられる回転軸であり、
前記固定部材は、前記回転軸を請求項1〜6の何れか1項に記載の軸受装置を介して、回転自在に支持するハウジングである
ことを特徴とするスピンドル装置。
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JP2013258362A JP6354148B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013258362A JP6354148B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
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JP2015113956A JP2015113956A (ja) | 2015-06-22 |
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ID=53527947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013258362A Active JP6354148B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6354148B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013258362A patent/JP6354148B2/ja active Active
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