JP6221687B2 - 軸受装置及びスピンドル装置 - Google Patents
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Description
(1) 回転輪である内輪と、固定輪である外輪と、前記内輪及び前記外輪の軌道面間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を転動自在に保持する保持器と、をそれぞれ有し、同軸に配置された一対のアンギュラ玉軸受と、
一対の前記内輪の間に配置され、前記内輪と共に回転する内輪間座と、
一対の前記外輪の間に配置された外輪間座と、
を備える軸受装置であって、
前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間には、軸受内部空間が形成され、
前記軸受内部空間における前記外輪の内周面には、グリースが封入され、
前記外輪間座は、軸方向中間部に径方向内側に向かう壁部が凸設され、
前記内輪間座は、軸方向に当接する一対の内輪間座片からなり、
一対の前記内輪間座片は、それぞれ軸方向端部に径方向外側に向かう鍔部が凸設され、
前記外輪間座の内周面と、前記壁部と、前記内輪間座片の外周面と、前記鍔部と、に囲まれてなる間座内部空間片が、前記壁部によって隔てられて一対形成され、
一対の前記間座内部空間片におけるそれぞれの前記外輪間座の内周面には、グリースが封入され、
前記壁部と一対の前記内輪間座片の外周面との間には、一対の前記間座内部空間片を連通する小径ラビリンスが形成され、
前記鍔部と前記外輪間座の内周面との間には、前記間座内部空間片と前記軸受内部空間とを連通する大径ラビリンスが形成され、
前記外輪間座又は前記内輪間座には、前記小径ラビリンスと外部空間とを連通して、空気を供給する空気孔が設けられる
ことを特徴とする軸受装置。
(2) 前記外輪の内周面には、前記軌道面よりも軸方向外側においてカウンターボアが形成される
ことを特徴とする(1)に記載の軸受装置。
(3) 前記大径ラビリンスは、前記間座内部空間片から前記軸受内部空間に向かうにしたがって大径となるテーパ形状である
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の軸受装置。
(4) 前記外輪の内周面及び/又は前記外輪間座の内周面に封入されるグリースは、ゲル状グリースである
ことを特徴とする(1)〜(3)の何れか1つに記載の軸受装置。
(5) 軸方向一端側に加工工具が取り付けられる回転軸と、
前記回転軸を(1)〜(4)の何れか1つに記載の軸受装置を介して、回転自在に支持するハウジングと、
を備えることを特徴とするスピンドル装置。
また、壁部によって隔てられた一対の間座内部空間片において、外輪間座の内周面にはグリースが封入されるので、一方の間座内部空間片に封入されたグリースを一方のアンギュラ玉軸受への補給用とし、他方の間座内部空間片に封入されたグリースを他方のアンギュラ玉軸受への補給用とすることが可能となる。これにより、一対のアンギュラ玉軸受それぞれに適切にグリース基油を補給することが可能となり、一方のアンギュラ玉軸受へのグリース基油の補給が不足することを防止できる。
また、外輪間座又は内輪間座には、小径ラビリンスと軸受装置の外部空間とを連通して空気を供給する空気孔が設けられるので、当該空気孔から間座内部空間片に向かって、間欠的又は連続的に、強制的に空気を送り込むことで、軸受内部空間にグリース基油を送り込むことがより容易になる。さらには軸受の回転数や温度等の諸条件に応じて空気圧をコントロールすることで、適正なグリース供給が可能となる。
10 アンギュラ玉軸受
11 内輪
11a 軌道面
12 外輪
12a 軌道面
12b カウンターボア
12c 平面
13 玉
14 保持器
20 内輪間座
21 内輪間座片
22 鍔部
30 外輪間座
32 壁部
34 空気孔
40 スピンドル装置
41 回転軸
42 軸受外輪押え
43 外筒
44 ロータ
45 ステータ
46 エア供給孔
L1 小径ラビリンス
L2 大径ラビリンス
S1 軸受内部空間
S2 間座内部空間
S2a、S2b 間座内部空間片
G1、G2 グリース
θ テーパ角度
Claims (5)
- 回転輪である内輪と、固定輪である外輪と、前記内輪及び前記外輪の軌道面間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を転動自在に保持する保持器と、をそれぞれ有し、同軸に配置された一対のアンギュラ玉軸受と、
一対の前記内輪の間に配置され、前記内輪と共に回転する内輪間座と、
一対の前記外輪の間に配置された外輪間座と、
を備える軸受装置であって、
前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間には、軸受内部空間が形成され、
前記軸受内部空間における前記外輪の内周面には、グリースが封入され、
前記外輪間座は、軸方向中間部に径方向内側に向かう壁部が凸設され、
前記内輪間座は、軸方向に当接する一対の内輪間座片からなり、
一対の前記内輪間座片は、それぞれ軸方向端部に径方向外側に向かう鍔部が凸設され、
前記外輪間座の内周面と、前記壁部と、前記内輪間座片の外周面と、前記鍔部と、に囲まれてなる間座内部空間片が、前記壁部によって隔てられて一対形成され、
一対の前記間座内部空間片におけるそれぞれの前記外輪間座の内周面には、グリースが封入され、
前記壁部と一対の前記内輪間座片の外周面との間には、一対の前記間座内部空間片を連通する小径ラビリンスが形成され、
前記鍔部と前記外輪間座の内周面との間には、前記間座内部空間片と前記軸受内部空間とを連通する大径ラビリンスが形成され、
前記外輪間座又は前記内輪間座には、前記小径ラビリンスと外部空間とを連通して、空気を供給する空気孔が設けられる
ことを特徴とする軸受装置。 - 前記外輪の内周面には、前記軌道面よりも軸方向外側においてカウンターボアが形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。 - 前記大径ラビリンスは、前記間座内部空間片から前記軸受内部空間に向かうにしたがって大径となるテーパ形状である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の軸受装置。 - 前記外輪の内周面及び/又は前記外輪間座の内周面に封入されるグリースは、ゲル状グリースである
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の軸受装置。 - 軸方向一端側に加工工具が取り付けられる回転軸と、
前記回転軸を請求項1〜4の何れか1項に記載の軸受装置を介して、回転自在に支持するハウジングと、
を備えることを特徴とするスピンドル装置。
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JP2013245113A JP6221687B2 (ja) | 2013-11-27 | 2013-11-27 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013245113A JP6221687B2 (ja) | 2013-11-27 | 2013-11-27 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015102213A JP2015102213A (ja) | 2015-06-04 |
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