JP6353598B1 - 電線傷検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの被覆電線の傷を、小さい傷まで精度よく検出できるようにし、ボビン内の被覆電線の量や挿入するコイルの巻線量によって検出できる傷の大きさが変わることなく、検出した傷の大きさを計測あるいは判別でき、指定された大きさ以上の傷のみを検出することも可能にする。【解決手段】ボビン20に収納された被覆電線の終端とボビン20から引き出された被覆電線Wが巻線機10内で接触する導体との間に、直流電源32及び交流電源33によって抵抗31を介して直流に交流を重畳した電圧を印加する。そして、被覆電線の傷の部分が巻線機10内の導体に接触したとき、ボビン20内に巻かれて収納された被覆電線の容量成分を通して、抵抗31に交流電流が流れ、その両端子間に発生する電圧によって、通電チェック回路34が被覆電線の通電状況をチェックして、その傷を検出する。【選択図】 図1

Description

この発明は、被覆電線を巻線して磁界発生用のコイルを形成するときに用いられる電線傷検出装置に関する。
モータやダイナモ又はトランス等の電磁機器のコアに巻線を施す方法として、巻線機によってそれらのコアに被覆電線を直接巻いてコイルを形成する方法と、被覆電線によって予めコイルを形成し、そのコイルをコイル挿入装置によってコアに挿入する方法とがある。
被覆電線としては一般に、エナメルで被覆した銅線(場合によってはアルミ線)が使用される。その被覆電線は、コイル形成後もその全長に亘って銅線等の外周面がエナメルによる絶縁被膜で完全に被覆されていることが望ましい。
しかし、例えば巻線機によってコイルを形成するためにボビンから引き出された被覆電線は、複数個所でガイド筒又は巻線ノズル等によって走行方向を変えられ、その走行方向が変わる箇所でガイド筒又は巻線ノズル等と強くこすれ合って、絶縁被膜に傷が生じることがある。また、巻線されたコイルをコイル挿入装置によってコアに挿入する際にも、電線の絶縁被膜に傷が生じることがある。
磁界発生用のコイルを形成する被覆電線にこのような傷が生じると、モータ等の駆動時に隣接する電線同士又はコアとの間に短絡が発生して過大な電流が流れ、機能が低下するばかりか、過熱によって発火に至る恐れもある。
そのため、従来から直巻巻線機によるコイル形成中、あるいはコイル挿入装置によってコイルをコアに挿入する際に、コイルを形成する被覆電線の傷を検出しており、例えば特許文献1に記載されているようなコイルの傷検出装置が使用されている。
そのコイルの傷検出装置では、ボビンから引き出されるかコイルを形成した被覆電線の一端を接続する端子と、巻線機又はコイル挿入装置における被覆電線と接触する部分(巻線ノズル等)に導通する端子との間に、電流制限抵抗を介して直流電圧を印加する。
そして、電線の絶縁被膜に傷がある箇所が上記部分を通過したときに電線に流れる短絡電流を、フォトカプラ等によって検出して警報信号を発生する。
特開2015−175625号公報
しかしながら、このような従来のコイルの傷検出装置は、直流電源によって被覆電線とそれに接触する導体との間に直流電圧を印加して、傷のある部分が通過する際に流れる短絡電流を検出するため、被覆電線の傷がかなり大きくないとその電流を検出できなかった。
その理由は、ボビン内には長い被覆電線がコイル状に何重にも巻回されて収納されており、そのボビンB内の被覆電線は図9に等価回路で示すように、抵抗成分Rとインダクタンス(リアクタンス)成分Lを有しているため、引き出された被覆電線の傷(スイッチSWに相当する)を通して、ボビンB内の被覆電線Wの両端a、b間に直流電圧Esが印加されても、インダクタンス成分Lによって電流の急な流れが阻止され、短絡電流i(t)は図10に示すように徐々に増加するためである。
ここで、巻線機による巻線動作中における被覆電線の傷による短絡時間をtとすると、短絡電流i(t)は、i(t)=(Es/R)(1−e−t/τ)となる。τは時定数であり、τ=L/Rである。この短絡電流i(t)が検出の閾値irに達した時に傷ありと検出される。
短絡時間tは、被覆電線の傷の部分が導体を通過することによって直流電圧Esが印加される時間である。しかし、この短絡時間tが短く、短絡電流i(t)が閾値irに達しないうちに直流電圧Esの印加がなされなくなると、その電流すなわち傷ありを検出できないことになる。
特許文献1に記載された例では、直流の印加電圧がかなり大きい48Vでも、傷の長さが10mm以上でないと確実に検出できない。被覆電線の線速度が5m/secの場合、長さ10mmの傷が通過する時間(短絡時間t)は2msecになる。印加電圧を小さくすると、それすら確実に検出できなくなる。したがって、短絡時間が200μsec(傷の長さ1mm)や100μsec(傷の長さ0.5mm)のような傷は検出できない。
また、図9に示したボビンB内の被覆電線Wのインダクタンス成分Lは、被覆電線Wが沢山巻かれて収納されている場合は大きく、巻線の継続に伴ってボビンB内の被覆電線Wが減少するに従って小さくなる。それによって、図10に示した短絡電流i(t)の立上り速度が速くなり、短絡電流i(t)を検出できる短絡時間tが短くなるため、検出できる傷の大きさが小さくなる。
したがって、ボビン内の被覆電線の量によって、検出可能な傷の大きさが変動し、巻線工程において、常に同じ精度で被覆電線の傷を検出することができないという問題もあった。コイル挿入装置に適用する場合も、挿入するコイルの巻線量によってインダクタンス成分が変わるため、同様な問題が生じる。
さらに、従来のコイルの傷検出装置は、コイルを形成する被覆電線における傷を、装置の検出精度に応じて検出するだけであり、傷の大きさを計測あるいは判別することはできず、ボビン内の被覆電線の量や挿入するコイルの巻線量に係わらず、指定された大きさ以上の傷のみを検出するようなことはできなかった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、コイルを形成する被覆電線の傷を、従来の傷検出装置よりも小さい傷まで精度よく検出できるようにし、ボビン内の被覆電線の量や挿入するコイルの巻線量によって検出できる傷の大きさが変わることなく、検出した傷の大きさを計測あるいは判別でき、指定された大きさ以上の傷のみを検出することも可能にすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、ボビンに収納された被覆電線によってコイルを形成する巻線機に適用して、コイルを形成する被覆電線の傷を検出する電線傷検出装置であって、
直流電圧を出力する直流電源と、交流電圧を出力する交流電源と、上記ボビンに収納された被覆電線の終端と該ボビンから引き出された被覆電線が上記巻線機内で接触する導体との間に、電流・電圧変換用の抵抗及び上記直流電源と上記交流電源とを直列に接続して、上記直流電圧に上記交流電圧を重畳した電圧を印加する回路と、上記抵抗に発生する電圧から上記被覆電線の通電状況をチェックする通電チェック回路とを備えたことを特徴とする。
また、被覆電線によって予め巻線されたコイルをコアに挿入するコイル挿入装置に適用して、上記コイルにおける被覆電線の傷を検出する電線傷検出装置であって、
直流電圧を出力する直流電源と、交流電圧を出力する交流電源と、上記予め巻線されたコイルを形成する被覆電線の一端と、その被覆電線が上記コイル挿入装置内で接触する導体との間に、電流・電圧変換用の抵抗及び上記直流電源と上記交流電源とを直列に接続して、上記直流電圧に上記交流電圧を重畳した電圧を印加する回路と、上記抵抗に発生する電圧から通電状況をチェックする通電チェック回路とを備えたことを特徴とする。
上記交流電圧が周波数が50kHzの正弦波交流電圧であるのが望ましい。
上記通電チェック回路は、上記抵抗に発生する電圧を入力して増幅する入力増幅部と、その入力増幅部の出力電圧を整流し、増幅及び波形整形する整流・増幅・波形整形部と、その整流・増幅・波形整形部の検出信号から傷有り信号を生成する回路とを有するとよい。
上記傷有り信号を生成する回路は、上記整流・増幅・波形整形部による検出信号が選択指定された信号幅を超えたときにパルス信号を出力する信号幅チェック部と、そのパルス信号を所望のパルス幅の信号に拡張変換して出力する傷有り信号出力部とから成るとよい。
上記信号幅チェック部は、上記整流・増幅・波形整形部による検出信号を、それぞれ抵抗値が異なる複数の抵抗と各選択スイッチとの複数の直列回路のいずれかを介して共通のコンデンサに印加する時定数を選択可能な積分回路と、上記コンデンサの充電電圧が閾値に達したときに上記パルス信号を出力する回路とから成るとよい。
この発明による電線傷検出装置は、コイルの被覆電線の傷を、従来の傷検出装置よりも小さい傷まで精度よく検出でき、ボビン内の被覆電線の量や挿入するコイルの巻線量によって検出できる傷の大きさが変わることなく、検出した傷の大きさを計測あるいは判別でき、指定された大きさ以上の傷のみを検出することも可能である。
巻線機に適用したこの発明による電線傷検出装置の第1実施形態の概略構成を示す図である。 図1に示した電線傷検出装置の具体的な回路構成例を示すブロック回路図である。 図1の実施形態において、被覆電線に傷が有る部分の銅線が巻線機の導体に接触して短絡電流が流れる閉回路を等価回路で示す図である。 図1及び図2において、入力端子Pとアース端子Eとの間に印加する直流に交流を重畳した電圧の例を示す波形図である。 図4に示した電圧を印加した場合の被覆電線の短絡時間と抵抗31に発生する電圧の例を示す波形図である。 図2に示す整流・増幅・波形整形部による検出信号Paの例を示す波形図である。 図2に示す信号幅チェック部の機能を説明するための波形図である。 コイル挿入装置に適用したこの発明による電線傷検出装置の第2実施形態の概略構成を示す図である。 従来の電線傷検出装置を説明するためのボビン内の被覆電線の等価回路とその通電回路の説明図である。 従来の電線傷検出装置による短絡時に印加される直流電圧と短絡電流の波形例を示す波形図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、巻線機に適用したこの発明による電線傷検出装置の第1実施形態の概略構成を示す図である。この図1において、10は巻線機、20はボビン、30は電線傷検出装置、40は巻線機1を制御するコントローラである。
巻線機10は直巻巻線機であり、本体11と、その本体11から上方に突出して、先端部に巻線ノズル13を設けた電線ガイド筒12を備えている。また、本体11の上部側面にはホルダ14が設けられており、そのホルダ14にステータコア1を巻線ノズル13が挿通可能に保持する。
巻線機10の外部に被覆電線を大量に巻回して収納したボビン20が配置され、そのボビン20から被覆電線Wを引き出して、巻線機10の本体11内に導入し、電線ガイド筒12の下端からその内部を通して巻線ノズル13へ導き、その巻線ノズル13の先端から導出する。
電線ガイド筒12は、図示していない駆動機構によって、矢示Aで示すように軸方向に往復スライドすると共に、矢示Bで示すように所定角度往復回動して、巻線ノズル13をステータコア1の内歯の回りに周回させ、内歯の回りに被覆電線Wを巻き付けてコイル2を形成する。
一般に、複数個のボビン20を配置しておき、1個のボビン内の被覆電線を使用しきると次のボビンに切り替えて、その被覆電線を引き出して使用する。
電線傷検出装置30は、直流電源32及び交流電源33と、入力端子Pとアース端子Eの間に、電流・電圧変換用の抵抗31及び直流電源32と交流電源33を直列に接続して、直流電源32による直流電圧に交流電源33による交流電圧を重畳して印加する回路と、通電チェック回路34とによって構成されている。そして、直流電源32の負端子をアース端子Eに、正端子を抵抗31の一方の端子にそれぞれ接続し、抵抗31の他方の端子を交流電源33を介して入力端子Pに接続している。この実施形態では、抵抗31に並列にノイズ除去用のコンデンサを接続している。
通電チェック回路34は、抵抗31に電流が流れたときに両端子間に発生する電圧から、被覆電線の通電状況をチェックする。それによって、被覆電線の傷による短絡の発生を検出する。その検出した信号を、信号出力端子Sから出力してコントローラ40に入力させる。
コントローラ40は、巻線機10の動作を制御する制御ユニットであり、巻線機10とコネクタ15,41を介して信号ケーブルによって接続されている。コントローラ40はまた、リレースイッチ25のオン/オフも制御する。
ボビン20に収納された被覆電線Wの終端を、リレースイッチ25を介して、電線傷検出装置30の入力端子Pに接続し、電線傷検出装置30のアース端子Eを、巻線機10の本体11と共に接地する。巻線機10内の電線ガイド筒12及び巻線ノズル13や、被覆電線Wをガイドする各部材もすべて、本体11と導通して接地されている。
電線傷検出装置30による被覆電線の傷検出を開始するときには、コントローラ40がリレースイッチ25をオン(ON)にするとともに、巻線機10にステータコア1への巻線動作を開始させる。
電線傷検出装置30では、入力端子Pとアース端子Eの間に抵抗31を介して、直流電源32による直流電圧に交流電源33による交流電圧を重畳して印加する。したがって、ボビン20に収納された被覆電線の終端とボビン20から引き出された被覆電線Wが巻線機10内で接触する導体との間に、電圧発生用の抵抗31を介して直流に交流を重畳した電圧が印加される。
図2は、図1に示した電線傷検出装置30の具体的な回路構成例を示すブロック回路図である。直流電源32は、例えば装置の制御電源からツェナーダイオードで4V程度の一定電圧にクランプするとよい。
交流電源33は、例えば50kHzで波高値又は実効値が9V程度の正弦波交流電圧を発生する発振回路である。
直流電源32の負端子は接地し、正端子を電流・電圧変換用の抵抗31の一端に接続し、その抵抗31の他端を交流電源33を通して入力端子Pに接続している。抵抗31と並列に、ノイズ除去用のコンデンサC1を接続している。
そして、抵抗31に電流が流れたときに、その両端に発生する電圧によって被覆電線の通電をチェックする通電チェック回路34は、入力増幅部341と、整流・増幅・波形整形部342と、信号幅チェック部343と、傷有り信号出力部344とによって構成されている。その詳細はそれらの動作と共に追って説明する。
巻線中に、被覆電線Wの被覆に傷があって、設置された導体に銅線が接触すると、図1に示した被覆電線W及びそれに直列に接続された電線傷検出装置30内の抵抗31及び直流電源32と交流電源33による閉回路が形成される。
その閉回路を等価回路で示すと図3のようになる。ボビン20内に巻かれて収納された被覆電線Wは、抵抗成分Rとインダクタンス成分Lの他に、その直列回路に並列な容量成分(コンデンサに相当する)Cを有している。これはコイル状に巻かれた被覆電線の隣接するループ間に生じる浮遊容量の総和による。この発明はこの容量成分に着目し、そこに交流を流し、その電流を抵抗31によって電圧に変換して検出するようにしたことを特徴とする。
交流はインダクタンスは流れにくいが容量は流れやすく、数10kHzの高い周波数の交流電圧が印加されると、位相は90°進むが殆ど同じ波形の電流が流れる。
その電流i(t)を抵抗31によって電圧V(t)に変換して検出する。それによって、被覆電線Wの線速度が5m/secの場合に通過時間が200μsec程度の傷、すなわち移動方向の長さが1mm程度の小さな傷も、容易に検出することができる。
図3におけるスイッチSWは、被覆電線に傷がある部分の銅線が巻線機の接地された導体に接触して短絡した場合に、スイッチSWがオンになると仮定したものである。
この実施例では、図1〜図3に示した直流電源32が4Vの直流電圧を出力し、交流電源33が周波数が50kHz(周期が20μsec)の正弦波で、波高値が±9Vの交流電圧を出力する。それを重畳させた図4に示す波形の電圧、すなわち4Vを中心として振幅18Vの正弦波交流電圧を、入力端子Pとアース端子Eとの間に印加する。このように、比較的小さい電圧でよい。
巻線機10内で被覆電線Wの傷の部分の銅線が接地された導体と接触すると、図3に示したスイッチSWがオンになった状態になり、印加電圧の交流成分がボビン20内の被覆電線Wをその容量成分Cを通して流れ、短絡電流i(t)が図3に示した閉回路に流れる。
それによって、抵抗31の両端子間に電圧V(t)が発生する。その電圧V(t)は、抵抗31の抵抗値をRとすると、V(t)=i(t)・Rとなる。
例えば、短絡時間tが200μsecであった場合、図5に示すように、その短絡時間200μsecの略全長に亘って50kHzの正弦波交流電圧V(t)が発生する。
この正弦波交流電圧V(t)の波形は、ボビンの電線量が多くて、L成分が大きく、C成分も大きい時の状態である。L成分が大きいために、直流分が通過出来ずに、C成分を通過した交流分のみである。もし電源が直流のみであった場合には、短絡信号の立ち上がり時に、C成分を通る20〜30μsec程度の微分パルスが発生するのみで、200μsecの短絡時間tは測定不可である。
抵抗31の両端子間に発生した正弦波交流電圧V(t)を、図2に示した入力増幅部341に入力させて増幅する。
以下に、図2に示した通電チェック回路34の各部の構成とその機能を説明する。
入力増幅部341は、トランジスタ又はオぺアンプを用いた増幅回路である。その入力増幅部341の出力は、図5に示した正弦波交流電圧V(t)と相似波形の正弦波交流電圧信号である。
その交流電圧信号を整流・増幅・波形整形部342へ入力させる。その整流・増幅・波形整形部342は、入力する交流電圧信号を整流するダイオードD1・D2と、その整流電圧を平滑するコンデンサC2と、その出力電圧を増幅して波形整形するオペアンプOP1とからなる。
図2に示した実施形態では、入力増幅部341は、入力する正弦波交流電圧V(t)を反転増幅した交流電圧信号(−側)と、それをさらに反転した交流電圧信号(+側)とを出力し、それをダイオードD2,D1によって全波整流し、コンデンサC2を充電して平滑する。
整流・増幅・波形整形部342の検出信号Paは、図6に示すような所定の波高値Vaの矩形波電圧信号となり、その信号幅は傷の大きさに応じた短絡時間tに相当する。
なお、入力増幅部の構成によっては、全波整流回路としてダイオードブリッジ回路を用いることもでき、精度は低下するが整流回路として半波整流回路を使用することも可能である。
その検出信号Paを信号幅チェック部343に入力して、選択指定された信号幅を超えた信号幅の検出信号Paが入力したときにのみ一定パルス幅のパルス信号Pbを出力する。そのパルス信号を傷有り信号出力部344によって、所望のパルス幅の信号に拡張変換して傷有り信号として出力する。この信号幅チェック部343と傷有り信号出力部344とによって、整流・増幅・波形整形部342の検出信号Paから傷有り信号を生成する回路を構成している。
この実施形態における信号幅チェック部343は、整流・増幅・波形整形部342の検出信号Paを、それぞれ抵抗値が異なる複数(n個)の抵抗R1〜Rnと各選択スイッチS1〜Snとのn個の直列回路のいずれかを介して共通のコンデンサC3に印加する時定数を選択可能な積分回路と、そのコンデンサC3の充電電圧が閾値に達したときに上記パルス信号Pbを出力する回路を構成するオペアンプOP2とから成る。
この信号幅チェック部343において、選択スイッチS1〜Snのうちのいずれか1個だけが選択的にオンされることによって、抵抗値が異なる抵抗R1〜Rnのいずれか1個が選択されてコンデンサC3に接続されて積分回路を構成する。
その積分回路のコンデンサC3の充電電圧Vcは、図6に示したように入力される検出信号Paの波高値をVaとすると、Vc=Va(1−e−t/τ)となる。tは検出信号Paの印加開始からの時間、τは時定数で、コンデンサC3の容量をC、選択された抵抗の抵抗値をRとすると、τ=C・Rである。
したがって、この信号幅チェック部343に検出信号Paが入力すると、コンデンサC3の充電電圧Vcは図7に例示するように、選択された抵抗の抵抗値に応じた時定数が小さい程速い速度で波高値をVaの電圧まで上昇し、時定数が大きくなる程その上昇速度は遅くなる。
そして、コンデンサC3の充電電圧Vcは設定した閾値Vrに達したときに、オペアンプOP2が一定パルス幅のパルス信号Pbを出力する。
図7の(a)は抵抗R1が選択され、τ=C・R1の場合で、このとき信号幅が100μsec以上の検出信号Paが入力するとパルス信号Pbを出力するように、抵抗R1の抵抗値を設定している。
図7の(b)は抵抗R2が選択され、τ=C・R2の場合で、このとき信号幅が200μsec以上の検出信号Paが入力するとパルス信号Pbを出力するように、抵抗R2の抵抗値を設定している。
抵抗R3〜Rnの抵抗値についても、それぞれ所望の信号幅以上の検出信号Paが入力した場合にオペアンプOP2がパルス信号Pbを出力するように、時定数τを変える値に設定する。
それによって、短絡時間が100μsec以上になる傷を検出したい場合は選択スイッチS1のみをオンにし、短絡時間が200μsec以上になる傷を検出したい場合は選択スイッチS2のみをオンにするというように、検出すべき最小の傷の大きさに応じて、選択スイッチS1〜Snを切替設定することができる。
このようにして、検出信号Paによって検出した傷の大きさを計測あるいは判別でき、指定された大きさ以上の傷のみを検出することも可能にする。
なお、この実施形態では時定数回路を用いて検出信号Paの信号幅(傷の大きさに対応する)を計測する例を説明したが、カウンターを用いて、検出信号Paがハイレベルの間だけクロックパルスをカウントすることによって、信号幅を計測することもできる。その場合、予め設定したカウント値になった場合にだけ傷検知のパルス信号Pbを出力することもできる。
信号幅チェック部343が出力するパルス信号Pbのパルス幅は通常msec以下と短いため、傷有り信号出力部344によって後段の機器(この実施形態ではコントローラ40)で受け取り可能なパルス幅(例えば0.25sec)の信号に拡張変換して、信号出力端子Sから出力する。そのパルス幅の拡張変換は、単安定マルチバイブレータ等のパルス幅変換回路345で行い、その出力信号でオープンコレクタのトランジスタQを制御して、常時はオフ状態にしておき、傷有り信号としてオン信号を出力する。
なお、トランジスタQのコレクタに抵抗を介して電圧を印加しておき、常時はトランジスタQをオフにしてハイレベルの信号を出力し、傷を検出したときにトランジスタQをオンにして、傷有り信号としてローレベルの信号を出力するようにしてもよい。
傷有り信号出力部344から傷有り信号が出力して、それがコントローラ40に入力すると、コントローラ40は、リレースイッチ25をオフにして傷の検出を停止すると共に、巻線機10の巻線動作を停止させる。このとき、コントローラ40は、自身が備えるか別に設けたブザー等の報知器を動作させて音で報知したり、表示器や警報灯によって視覚的に報知することもできる。
そして、巻線中のステータ及び巻線機10内の被覆電線を除去して、巻線機10に新たなステータコア1をセットし、ボビン20から被覆電線の新たな部分を引き出して準備した後、巻線を再開する。
この電線傷検出装置30によれば、ボビン20内の被覆電線の量によって検出できる傷の大きさが変わることなく、検出した傷の大きさを計測あるいは判別でき、指定された大きさ以上の傷のみを検出することも可能である。
この実施形態による電線傷検出装置30の構成及び機能の説明は以上であるが、その変更可能な例について説明する。
直流電源による直流電圧に交流電源による交流電圧を重畳した電圧を入力端子とアース端子との間に印加するようにしたので、交流電源だけによる交流電圧を印加するのに比べて、傷が大きくて短絡時間が長い場合や、ボビン20内の被覆電線が少なくなって、容量成分及びリアクタンス成分がいずれも少なくなった場合などに、より安定した検出が可能になる。
交流電圧は正弦波形のものが望ましいが、三角波や矩形波の交流でも使用できないことはない。周波数は50kHz程度のかなり高い周波数の交流が望ましいが、用途によってはもう少し低いあるいは高い周波数、40kHz〜60kHzの交流でもよい。50kHzの場合は1周期が20μsecであるから、検出電圧を全波整流する場合最大で10μsec(半周期)の誤差が生じ得ることになる。
巻線機10は、モータ又はダイナモのステータコアに直接巻線する直巻巻線機として説明したが、上述した電線傷検出装置30は、モータ又はダイナモのロータコアあるいはトランス等の電磁機器のコアに直接巻線する直巻巻線にも同様に適用できる。また、それらのコアへ挿入するコイルを予め形成する巻線機、あるいはコアレスのコイルを形成する巻線機にも適用できる。さらに、モータやダイナモ等の回転電機に限らず、リニアモータやトランス等の非回転電機のコイル形成においても同様に実施できる。
〔第2実施形態〕
次に、この発明の第2実施形態について説明する。
図8は、コイル挿入装置に適用したこの発明によるコイルの電線傷検出装置の第2実施形態の概略構成を示す図であり、図1の各部と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。通電チェック回路34も、図2によって説明した例と同様である。
この第2実施形態の電線傷検出装置30も、第1実施形態のものと同じ構成及び機能を有するが、コイル挿入装置50によってコアに挿入されるコイル4を形成している被覆電線の一端を、リレースイッチ25を介して、入力端子Pに接続している。
コイル挿入装置50は、本体51内に設けた図示していないホルダにステータコア3が保持され、その内歯に対応してブレード52が環状に配列されている。そのブレード52の外側にウエッジガイド53が配置され、コイル挿入冶具54を構成している。
ブレード52の内側にはストリッパ55が、駆動軸56によって上下動可能に設けられている。57はコントローラ40と接続するためのコネクタである。
そして、予め巻線されたコイル4が、ブレード52の所定の間隙に挿入されて保持され、ストリッパ55が駆動軸56によって押し上げられることによって、そのコイル4をステータコア3のスロットの所定の間隙に挿入する。その際、ウエッジガイド53の間隙を通して、図示していないウエッジ(絶縁材)をステータコア3のスロットの開口部内周に挿入する。
このコイル挿入装置50の本体51及びその内部に設けられたコイル4と接触する導体からなる各部とステータコア3は、いずれも接地されている。
コイル4がストリッパ55によって押し上げられ、ステータコア3のスロットの所定の間隙に挿入される際に傷が発生したり、コイル4を形成している被覆電線に元から傷があると、その銅線が接地された導体のいずれかに接して短絡する。
その時、コイル4の容量成分を通して電線傷検出装置30の抵抗31に交流電流が流れ、それによって抵抗31の端子間に交流電圧が発生するので、それを通電チェック回路34によって前述したように検出して、所望の大きさ以上の傷を検出したときに傷有り信号を出力する。
この実施形態によってもコイルを形成する被覆電線の傷を、比較的小さな電圧で小さい傷まで精度よく検出でき、挿入するコイルの巻線量によって検出できる傷の大きさが変わることなく、検出した傷の大きさを計測あるいは判別でき、指定された大きさ以上の傷のみを検出することも可能である。
この例では、ステータコア3にコイル4を挿入するコイル挿入装置50に電線傷検出装置30を適用した場合を説明したが、ロータコアあるいはトランス等の各種電磁機器のコアにコイルを挿入するコイル挿入装置にも、この実施形態の電線傷検出装置30を同様に適用することができる。
以上、この発明の各種の実施形態について説明してきたが、これらの構成は特許請求の範囲の各請求項に規定した事項を満たす範囲で、各実施形態の構成を適宜変更、追加又は省略したり、組み合わせたりすることが可能である。
1,3:ステータコア 2,4:コイル
10:巻線機 11:巻線機の本体 12:電線ガイド筒 13:巻線ノズル
14:ホルダ 15:巻線機のコネクタ 20:ボビン 25:リレースイッチ
30:電線傷検出装置 31:電流・電圧変換用の抵抗 32:直流電源
33:交流電源 34:通電チェック回路 40:コントローラ 41:コネクタ
50:コイル挿入装置 51:コイル挿入装置の本体 52:ブレード
53:ウエッジガイド 54:コイル挿入冶具 55:ストリッパ 56:駆動軸
57:コイル挿入装置のコネクタ 341:入力増幅部
342:整流・増幅・波形整形部 343:信号幅チェック部
344:傷有り信号出力部 345:パルス幅変換回路
W:被覆電線 P:入力端子 E:アース端子 S:信号出力端子

Claims (6)

  1. ボビンに収納された被覆電線によってコイルを形成する巻線機に適用して、前記コイルを形成する被覆電線の傷を検出する電線傷検出装置であって、
    直流電圧を出力する直流電源と、
    交流電圧を出力する交流電源と、
    前記ボビンに収納された被覆電線の終端と該ボビンから引き出された被覆電線が前記巻線機内で接触する導体との間に、電流・電圧変換用の抵抗及び前記直流電源と前記交流電源とを直列に接続して、前記直流電圧に前記交流電圧を重畳した電圧を印加する回路と、
    前記抵抗に発生する電圧から前記被覆電線の通電状況をチェックする通電チェック回路とを備えたことを特徴とする電線傷検出装置。
  2. 被覆電線によって予め巻線されたコイルをコアに挿入するコイル挿入装置に適用して、前記コイルにおける被覆電線の傷を検出する電線傷検出装置であって、
    直流電圧を出力する直流電源と、
    交流電圧を出力する交流電源と、
    前記予め巻線されたコイルを形成する被覆電線の一端と、該被覆電線が前記コイル挿入装置内で接触する導体との間に、電流・電圧変換用の抵抗と前記直流電源と前記交流電源とを直列に接続して、前記直流電圧に前記交流電圧を重畳した電圧を印加する回路と、
    前記抵抗に発生する電圧から前記被覆電線の通電状況をチェックする通電チェック回路とを備えたことを特徴とする電線傷検出装置。
  3. 前記交流電圧が周波数が50kHzの正弦波交流電圧であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線傷検出装置。
  4. 前記通電チェック回路が、前記抵抗に発生する電圧を入力して増幅する入力増幅部と、該入力増幅部の出力電圧を整流し、増幅及び波形整形する整流・増幅・波形整形部と、該整流・増幅・波形整形部の検出信号から傷有り信号を生成する回路とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電線傷検出装置。
  5. 前記傷有り信号を生成する回路が、前記整流・増幅・波形整形部による検出信号が選択指定された信号幅を超えたときにパルス信号を出力する信号幅チェック部と、前記パルス信号を所望のパルス幅の信号に拡張変換して出力する傷有り信号出力部とから成ることを特徴とする請求項4に記載の電線傷検出装置。
  6. 前記信号幅チェック部が、前記整流・増幅・波形整形部による検出信号を、それぞれ抵抗値が異なる複数の抵抗と各選択スイッチとの複数の直列回路のいずれかを介して共通のコンデンサに印加する時定数を選択可能な積分回路と、前記コンデンサの充電電圧が閾値に達したときに前記パルス信号を出力する回路とから成ることを特徴とする請求項5に記載の電線傷検出装置。
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