JPH026331Y2 - - Google Patents

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JPH026331Y2
JPH026331Y2 JP1982148940U JP14894082U JPH026331Y2 JP H026331 Y2 JPH026331 Y2 JP H026331Y2 JP 1982148940 U JP1982148940 U JP 1982148940U JP 14894082 U JP14894082 U JP 14894082U JP H026331 Y2 JPH026331 Y2 JP H026331Y2
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voltage
transformer
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、低周波励磁方式の電磁流量計の励磁
回路の改良に関する。
一般に電磁流量計は、流体の流れ方向に対して
垂直に磁界を与え、同時に流体流路中の電気的信
号の変化を検出し、これに基づいて流体の流量を
計測するように構成されている。最近の電磁流量
計は、商用電源周波数による交流励磁方式や直流
励磁方式に比して零点の安定性にすぐれている台
形波励磁や方形波励磁などと呼ばれている低周波
励磁方式のものが多く用いられている。従来の低
周波励磁方式による励磁回路においては、第1図
の波形図に示すような低周波の駆動パルスV1
V2に同期してオンオフするブリツジ接続のスイ
ツチS1〜S4で構成された電流切換回路で電磁流量
計発信器の励磁コイルに流れる励磁電流Iの方向
を正逆に切換ている。そして励磁電流を電流検出
抵抗で検出して得た電圧と設定電圧とを比較し
て、電流切換回路のスイツチS1,S2を第1図の波
形図に示すように更に高周波でオンオフ制御する
ことによつて、励磁電流Iの定常値Irを一定に保
つている。したがつて励磁電流Iの波形には第1
図に示すように高周波成分が重畳されている。こ
のため電磁流量計発信器の電極間に生ずる起電力
eにも高周波成分が重畳され、低周波励磁方式で
あるにもかかわらず渦電流によるノイズを生ずる
恐れがある。また電流切換回路と励磁コイル間を
ケーブルで接続した場合には、ケーブルの線間容
量によつて励磁電流Iの高周波成分の一部がバイ
パスされ、電流検出抵抗で励磁コイルに流れる電
流を正確に検出できず、励磁電流Iの定常値Irが
設定値と異なる値を示すようになる。さらに電源
と励磁コイルとの間の絶縁を行う場合には、商用
電源を用い、かつ形状の大きい商用電源周波数用
の電源トランスを用いなければならず、励磁回路
全体が大形になるとともに、電源としてDC 24V
等の直流電源を用いることができなかつた。
本考案は、励磁電流に含まれる高周波成分を充
分に小さくして、高周波成分による影響を除去
し、しかも全体が小形で、交流電源でも直流電源
でも使用できる低周波励磁方式による絶縁形の電
磁流量計の励磁回路を実現することを目的とした
ものである。
本考案は、電源からの電圧を整流回路および平
滑用コンデンサを介してトランスの一次巻線とス
イツチング素子の直列回路に加え、スイツチング
素子のオンオフによつてトランスの二次巻線に生
ずる電流を整流平滑した後電流切換回路を介して
電磁流量計発信器の励磁コイルに励磁電流として
流すとともに、前記トランスの二次巻線とは別の
二次巻線に生ずる二次電流を整流平滑した電圧が
設定電圧と等しくなるように前記スイツチング素
子のオンオフを制御し、かつ前記励磁コイルに供
給される電流を検出し、この電流が一定になるよ
うに前記設定電圧を絶縁手段を介して制御するこ
とによつて上述の目的を達成したものである。
第2図は本考案励磁回路の一実施例を示す接続
図である。第2図において、1は電磁流量計発信
器で、励磁コイルLと流体が流れるパイプPおよ
び電極G1,G2を備えており、流体の流量に比列
した起電力eを発生するものである。2はAC
100VまたはDC 24V等の電源、3は整流回路、
4は平滑用コンデンサ、5はトランスで、一次巻
線n1と二次巻線n2,n3とを有している。6はスイ
ツチング素子であるトランジスタ、7,8は整流
平滑回路、9は電流切換回路、10は誤差増幅
器、11は発振器、12は比較器、13はスイツ
チング素子の駆動回路、14は電流検出抵抗、1
5はPI演算回路、16は設定回路、17は絶縁
手段である。
電源2からの電圧は整流回路3および平滑コン
デンサ4を介してトランス5の一次巻線n1とトラ
ンジスタ6の直列回路に加えられる。そしてトラ
ンジスタ6がオンになると一次電流i1が流れ、オ
フになるとi1によつてトランス5の鉄心に貯えら
れたエネルギが二次巻線n2,n3側に二次電流i2
i3として放出される。二次巻線n2側の二次電流i2
は整流平滑回路7で整流平滑され直流電圧Eoと
なつて電流切換回路9を介して電磁流量計発信器
1の励磁コイルLに印加され、励磁コイルLに励
磁電流Iを流す。電流切換回路9は第3図に示す
ような低周波の駆動パルスV1,V2に同期してオ
ンオフするブリツジ接続のスイツチS1〜S4によつ
て励磁コイルLに流れる励磁電流Iの方向を第3
図に示すように正逆に切換える。また二次巻線n3
側の二次電流i3は整流平滑回路8で整流平滑され
前記電圧Eoに関連した帰還電圧Efとなり誤差増
幅器10の非反転入力端子(+)に与えられる。
誤差増幅器10は反転入力端子(−)に絶縁手段
17を介して加えられる設定回路16からの設定
電圧Erと帰還電圧Efとの偏差を増幅し、その出
力Eaが比較器12で発振器11からの三角波出
力Ebと比較される。その比較結果に基づいて駆
動回路13がトランジスタ6をオンまたはオフに
する。このようにしてトランジスタ6がEf=Er
になるようにオンオフを繰り返し、励磁コイルL
に印加する電圧Eoを一定値に保つている。
ところで、励磁コイルLに流れる励磁電流Iは
印加される電圧が一定であつても、周囲温度等の
影響を受け変動する。そこで、励磁電流Iを電流
検出抵抗14で検出し、その検出結果に基づいて
誤差増幅器10の設定電圧Erを修正する手段を
設けて、励磁電流Iを一定値に保つようにしてあ
る。すなわち、電流検出抵抗14で検出した電圧
Eiとあらかじめ設定した基準電圧Esとの偏差に
PI演算回路15でPI演算(比例+積分演算)を
行いその出力αを設定回路16に加え、基準電圧
Esとの間でEs(1+α)なる演算を行つて設定電
圧Erを算出する。この設定回路16の出力Erは
絶縁手段17を介して誤差増幅器10に与えられ
る。したがつて、設定電圧Erは検出電圧Eiが基
準電圧Esと等しくなるように制御され、励磁電
流Iが一定値に保たれる。
このように構成した本考案においては、トラン
ス5の二次電流を整流平滑して高周波成分を充分
に除去した後励磁コイルLに供給しているので、
電磁流量計発信器1の電極間に生ずる起電力eに
重畳される高周波成分も充分に小さく渦電流によ
るノイズを生ずる恐れがなく、また電流切換回路
9と励磁コイルLをケーブルKで接続しても、ケ
ーブルの線間容量による影響を受けず、励磁電流
Iの定常値Irを安定に制御できる。さらにトラン
ス5の一次巻線n1と直列に接続したトランジスタ
6を高速にオンオフしているので、トランス5が
小形になり、全体構成を小形にでき、しかも電源
2を整流平滑回路3および平滑用コンデンサ4を
介してトランス5とトランジスタ6の直列回路に
加えているので、電源2としてAC 100V等の交
流電源でも、DC 24V等の直流電源でも用いるこ
とができる。
また本考案においては、第4図に示すように駆
動パルスV1,V2を共にオフにすることによつて、
励磁電流Iが零になる休止期間を設けることがで
きる。励磁コイルLに並列に接続されたダイオー
ドD1とコンデンサC1の直列回路およびダイオー
ドD2とコンデンサC2の直列回路は、駆動パルス
V1,V2が共にオフになり、スイツチS1〜S4がオ
フになつたとき、励磁コイルLに蓄えられたエネ
ルギを放出させ、励磁をすみやかに休止させるた
めのものである。そして応答速度は、励磁コイル
Lのインダクタンスと、コンデンサC1,C2のキ
ヤパシタンスで決り、C1,C2を選ぶことにより
速い応答で休止させることができる。
なお上述では、電流切換回路9として4個のス
イツチS1〜S4を用いる場合を例示したが、第5図
に示すようにトランス5の2個の二次巻線n2
n2′を利用すれば、電流切換回路9としては2個
のスイツチS1,S2からなるものを用いることがで
きる。この場合電流検出抵抗14には正逆方向の
電流が流れるが、検出電圧Eiを例えば絶対値回路
18を介してPI演算回路15に加える等すれば
よい。また絶縁手段17としては、設定電圧Er
を電圧・パルス幅変換器でパルス幅信号に変換し
てフオートカプラ等で絶縁伝送した後平滑して再
び直流の設定電圧Erに変換するもの等必要に応
じて種々の構成のものを用いることができる。
以上説明したように本考案においては、励磁電
流に含まれる高周波成分を充分に小さくしている
ので、高周波成分による影響を有効に除去でき、
しかも小形で、交流電源でも直流電源でも使用で
きる絶縁形の電磁流量計の励磁回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の励磁回路の動作説明のための波
形図、第2図は本考案励磁回路の一実施例を示す
接続図、第3図および第4図はその動作説明のた
めの波形図、第5図は本考案励磁回路の他の実施
例を示す接続図である。 1……電磁流量計発信器、L……励磁コイル、
K……ケーブル、2……電源、3……整流回路、
4……平滑用コンデンサ、5……トランス、6…
…スイツチング素子、7,8……整流平滑回路、
9……電流切換回路、S1〜S4……切換スイツチ、
10……誤差増幅器、11……発振器、12……
比較器、13……駆動回路、14……電流検出抵
抗、15……PI演算回路、16……設定回路、
17……絶縁手段、D1,D2……ダイオード、C1
C2……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源からの電圧を整流回路および平滑用コンデ
    ンサを介してトランスの一次巻線とスイツチング
    素子の直列回路に加える手段と、このスイツチン
    グ素子のオンオフによつてトランスの二次巻線に
    生ずる二次電流を整流平滑した後電流切換回路を
    介して電磁流量計の励磁コイルに供給する手段
    と、前記トランスの二次巻線とは別の二次巻線に
    生ずる二次電流を整流平滑した電圧が設定電圧と
    等しくなるように前記スイツチング素子のオンオ
    フを制御する手段と、前記励磁コイルに供給され
    る電流を検出し、この電流が一定になるように前
    記設定電圧を絶縁手段を介して制御する手段とを
    具備してなる電磁流量計の励磁回路。
JP14894082U 1982-09-30 1982-09-30 電磁流量計の励磁回路 Granted JPS5953229U (ja)

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JPS5953229U JPS5953229U (ja) 1984-04-07
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JPS5741711Y2 (ja) * 1976-09-25 1982-09-13

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JPS5953229U (ja) 1984-04-07

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